JP2521997B2

JP2521997B2 - リレ―ユニット

Info

Publication number: JP2521997B2
Application number: JP62325040A
Authority: JP
Inventors: 修山田; 敏行増田; 雅之金谷
Original assignee: Matsushita Electric Works Ltd
Current assignee: Panasonic Electric Works Co Ltd
Priority date: 1987-12-22
Filing date: 1987-12-22
Publication date: 1996-08-07
Anticipated expiration: 2011-08-07
Also published as: JPH01166695A

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、照明器具、埋込みボックス等に取付けら
れる多重伝送用リレーユニットに関する。

（従来の技術）従来、ユニットケース内に、電源用端子、送り配線用
端子、プリント板、リレー及び負荷接続用端子、多重伝
送信号線用端子を収容したリレーユニットが知られてお
り、照明器具に取付けられている。このリレーユニット
を照明器具に取付ける場合、取付けねじを用いて直接固
定するようになっている。

（発明が解決しようとする問題点）ところで、従来のリレーユニットは、照明器具等に取
付ける際、取付けねじを用いるため、取付作業が面倒
で、施工性が悪く、配線変更や器具交換作業を簡単に行
なえず、作業能率が悪いという問題がある。

この発明は、上記のような実情に着目して案出された
もので、その目的とするとこは、ワンタッチで着脱で
き、配線変更や器具交換を容易ならしめるリレーユニッ
トを提供するにある。

（問題点を解決するための手段）上記問題点を解決するために、この発明では次の技術
的手段を講じた。

すなわち、この発明は、ユニットケース内に、電源用
端子、送り配線用端子、負荷接続用端子及び信号線用端
子を備えると共に電源用端子と負荷接続用端子を接続す
る配線のうちの１本の配線途中にプリント板を接続した
リレーを接続し、プリント板に信号線用端子板を接続
し、さらにユニットケースには端子に対応して電源用及
び送り用配線の差込み孔が形成されたリレーユニット
で、前記ユニットケースに差込み筒状部を形成して該筒
状部内に前記負荷接続用端子を配設し、筒状部端面に電
線差込み孔を設けたことを特徴としている。

（作用）この発明によれば、照明器具、埋込ボックス等に、前
記差込み筒状部と同形状寸法の開口を設けておき、その
開口から負荷接続線を引き出してリレーユニットの負荷
接続用端子に結線した後、開口にリレーユニットの差込
み筒状部を差し込むことで、照明器具、埋込ボックス等
にワンタッチで取付けることができる。そして、照明器
具等にリレーユニットを取付けた後、電源線、電源送り
線、多重伝送信号線をそれぞれの端子に接続する。そし
て、器具取替え、配線変更の場合には、リレーユニット
の筒状部を、照明器具等の開口から抜き出し、負荷接続
線をその端子から抜き出すことにより、容易に取替え等
が行ないうる。

（実施例）以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図及び第２図において、１はリレーユニットケー
スで、合成樹脂により形成された略箱形のボデイ２とケ
ース３とからなり、ボデイ２及びケース３の一端面に、
端部に閉塞板4,5を備えた半円筒体6,7が突設され、両半
円筒体6,7が合体されて筒状部８を形成している。ま
た、ボデイ２及びケース３には、組立ねじ挿通孔９が設
けられると共に半円筒体6,7の衝合面に固定金具嵌着凹
所10及び切欠部11が設けられて固定金具12が嵌着せられ
ており、両閉塞板4,5にまたがって負荷接続線挿通孔13
が形成されている。さらに、筒状部８の対向側面14に
は、電源線挿通孔15及び送り線挿通孔16が、ボデイ２と
カバー３にまたがって形成され、各配線挿通孔13,15,16
にはそれぞれ負荷接続線17、電源線18及び電源送り線19
が挿入されるようになっている。

20は電源用端子でカバー３内に設けた係止爪（図示省
略）によりカバー３内に電源挿入口20Aが前記電源線挿
通孔15に対向近接するように装着されている。21は電源
送り用端子で、カバー３内に設けた係止爪（図示省略）
により、電線挿入口21Aが前記電源送り線挿通孔16に対
向近接するように装着されている。22は負荷接続端子
で、その電線挿入口22Aが前記配線挿通孔13に対向近接
するようにカバー３の半円筒体７内に取付けられてい
る。

カバー３の１側面（第１図では上面）3Aには多重伝送
信号線接続端子板23が、カバー３内に貫通状に端子ねじ
24により取付けられている。

25はリレー、26はプリント板で両者は配線27により接
続され、プリント板26には前記端子板23の接続スリット
28が設けられ、このスリット28が端子板23に挿入される
位置に合致するように、プリント板26及びリレー25がカ
バー３内に装着されている。また、リレー25は、電源用
端子20と負荷接続端子22を接続する１対のリード線29の
うちの１本の途中に接続されている。なお、30は電源用
端子と下り配線用端子21を接続する１対のリード線、31
はボデイ２とカバー３の組立ねじ、32,33,3435,36は、
各端子20,21,22とリレー25及びプリント板26ののぞき窓
である。

前記固定金具12は、第１図に示されているように、帯
板金を略くの字形に屈曲し、両端部に引掛部12A,12Bを
形成したもので、照明器具37のユニット嵌着部に形成し
た筒状部８と同形状、寸法の開口38に差込んだとき、こ
の固定金具12のばね力によって、リレーユニット１を安
定的に固定するようになっている。なお、固定金具12の
形状は本実施例に限定されるものではない。

この発明の実施例によれば、第２図に示されているよ
うに、まず、照明器具37の開口38から負荷接続線17を引
き出してリレーユニット１の筒状部８に形成された挿通
孔13から負荷接続用端子22の電源挿入口22に差込み結線
した後、前記開口38に前記筒状部８を差込めば、ワンタ
ッチで取付けることができる。そして、照明器具37にリ
レーユニット１を取付けた後、電源線18、電源送り線19
及び多重伝送信号線をそれぞれの端子に接続すればよ
い。

なお、器具取替え等に際しては、リレーユニット１を
照明器具37の開口38等から抜き出して負荷接続線17をそ
の端子22から抜き出せばよく、極めて容易に取替えるこ
とができ、また、配線変更を行なうことができる。そし
て、埋込ボックスにリレーユニット１を取付けたり、取
外したりする場合も、上記の照明器具37と同様に行なえ
ばよい。

第３図は、照明器具37等に設けられた開口38以外の任
意の位置に、リレーユニット１を取付けることのできる
Ｌ形の取付金具40を示しており、照明器具37等の取付面
に設けられたねじ孔39に対応して取付金具40にねじ挿通
孔41を設けて、固定ねじ42により取付けるようにすると
共に、リレーユニット１の筒状部８を差込み装着する孔
43を設けている。この取付金具40を使用してリレーユニ
ット１を取付ける場合においては、器具のあらゆる場合
に取付けができ、取付施工後の配線変更等も容易に行な
うことができる。上記実施例において、筒状部８は円筒
状であるが四角あるいは多角形とすることができ、さら
に楕円形としてもよい。

第４図は、この発明にかかるリレーユニット１を、屋
内の照明器具37に装着した場合の多重伝送システム配線
系統図を示し、44は分電盤、45は伝送ユニット、46は中
継ユニット、47はフル２線式リモコン信号線、48はセレ
クタスイッチ、49はゾーンスイッチ、50は受信器、51は
発信器、52はワイヤレス信号線、53は天井面、54は電源
である。

また、第５図は照明器具部配線詳細図で、55は吊天井
面、56は安定器、57は端子台、58は螢光管であり、他は
第４図と同様であるから符号は同じものを付した。

第６図は配線系統図の１例を示すもので、器具等は第
４〜５図と同様であるから同一符号を付し説明は省略す
る。

（発明の効果）この発明にかかるリレーユニットは、上述のように、
ユニットケースに筒状部を突設して、この筒状部を照明
器具等の開口に差込むようにしたので、照明器具あるい
は埋込ボックス等にワンタッチで取付けることができ、
施工性が一段と向上すると共に配線変更も容易であり、
また、リレーユニットの取外しもワンタッチで行ないう
るため、器具の交換も極めて容易で、作業能率の向上を
図ることができる。また、取付金具を使用しうるので、
照明器具への取付位置は施工性の最も良好な場所を選択
できる。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の実施例を示すもので、第１図は全体分
解斜視図、第２図は斜視図、第３図は取付金具の一例を
示す斜視図、第４図はこの発明を採用した多重伝送シス
テ配線図、第５図は同照明器具配線詳細図、第６図は同
配線系統図である。１……ユニットケース、８……差込み筒状部、13……電
源差込み孔、15……電源線差込み孔、16……電源送り線
差込み孔、17……負荷接続線、18……電源線、19……電
源送り線、20……電源用端子、21……電源送り線端子、
22……負荷接続用端子、23……信号線用端子板、25……
リレー、26……プリント板、29……リード線。

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】差込み筒状部が形成されたユニットケース
内に、電源用端子、電源送り線用端子、プリント板リレ
ーを装着すると共に差込み筒状部内にその端面に設けた
無線差込み孔に対向して負荷接続用端子を装着し、前期
電源用端子と負荷接続用端子を接続する配線のうちの１
本の配線途中に前記リレーを接続し、前記ケースの筒状
部側の面を除く側面に信号線用端子板を設けてこの信号
線用端子板をプリント板に接続し、ユニットケースには
電源線及び電源送り線の差込み孔が形成されていること
を特徴とするリレーユニット。
【請求項２】前記ユニットケースは、ボデイとカバーと
により構成されている特許請求の範囲第１項に記載のリ
レーユニット。
【請求項３】前記筒状部はユニットケース固定金具を備
えている特許請求の範囲第１項に記載のリレーユニッ
ト。
【請求項４】前記ユニットケースは方形箱状で、筒状部
は円筒状である特許請求の範囲第１項に記載のリレーユ
ニット。