JPH1094145A - 電線接続装置 - Google Patents
電線接続装置Info
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- JPH1094145A JPH1094145A JP9202050A JP20205097A JPH1094145A JP H1094145 A JPH1094145 A JP H1094145A JP 9202050 A JP9202050 A JP 9202050A JP 20205097 A JP20205097 A JP 20205097A JP H1094145 A JPH1094145 A JP H1094145A
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- switch
- wiring
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Abstract
(57)【要約】
【課題】誤結線を起こしにくく、配線作業を容易とし、
作業時間を短縮し、且つ施工者の熟練度に応じて接続品
質にばらつきを生じさせない。 【解決手段】電源元からの電線を接続する接続部と、電
源ラインを送り配線する接続部とを少なくとも備える。
スイッチを接続する接続部と、スイッチ操作で動作制御
される負荷を接続する接続部とを選択的に備える。上記
夫々の接続部を電線の芯線を挿入孔に差し込むと端子板
と鎖錠ばねとで芯線を弾性挟持して接続する速結式とす
る。上面に内部結線状態を表示する表示18a〜18c
を設ける。
作業時間を短縮し、且つ施工者の熟練度に応じて接続品
質にばらつきを生じさせない。 【解決手段】電源元からの電線を接続する接続部と、電
源ラインを送り配線する接続部とを少なくとも備える。
スイッチを接続する接続部と、スイッチ操作で動作制御
される負荷を接続する接続部とを選択的に備える。上記
夫々の接続部を電線の芯線を挿入孔に差し込むと端子板
と鎖錠ばねとで芯線を弾性挟持して接続する速結式とす
る。上面に内部結線状態を表示する表示18a〜18c
を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋内配線などを自
在に行うために用いられる電線接続装置に関するもので
ある。
在に行うために用いられる電線接続装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の住宅やマンションなどの屋内配線
において、電源の送り配線、あるいは電源ラインのスイ
ッチやコンセントなどとの接続は、圧着工具を用いたか
しめ接続を行い、その上に絶縁テープをテーピングする
といったいわゆる圧着スリーブ接続方式が多く採用され
ている。
において、電源の送り配線、あるいは電源ラインのスイ
ッチやコンセントなどとの接続は、圧着工具を用いたか
しめ接続を行い、その上に絶縁テープをテーピングする
といったいわゆる圧着スリーブ接続方式が多く採用され
ている。
【0003】また、工場などにおいてスイッチやコンセ
ントの位置に対応させた長さに電線を切断し、そして互
いに接続する電線同士は予め接続したユニットとし、施
工者は夫々の電線を電源元、スイッチ、あるいはコンセ
ントに接続するだけにしたいわゆるユニット配線方式が
ある。
ントの位置に対応させた長さに電線を切断し、そして互
いに接続する電線同士は予め接続したユニットとし、施
工者は夫々の電線を電源元、スイッチ、あるいはコンセ
ントに接続するだけにしたいわゆるユニット配線方式が
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、圧着スリー
ブ接続方式であると、作業工数が多くなり、接続作業に
時間を要し、さらに誤結線の恐れがあり、しかも施工者
の熟練度に応じて接続品質にばらつきを生じ、施工者は
かなりの経験が必要であるという欠点があった。さら
に、後者の場合には、結線作業を軽減でき、電線の長さ
によりある程度接続するスイッチや負荷あるいはコンセ
ントが限定されるために、誤結線が起こりにくいという
利点がある反面、スイッチなどの増設あるいは設置場所
の変更などに容易に対応させることができないという問
題があった。
ブ接続方式であると、作業工数が多くなり、接続作業に
時間を要し、さらに誤結線の恐れがあり、しかも施工者
の熟練度に応じて接続品質にばらつきを生じ、施工者は
かなりの経験が必要であるという欠点があった。さら
に、後者の場合には、結線作業を軽減でき、電線の長さ
によりある程度接続するスイッチや負荷あるいはコンセ
ントが限定されるために、誤結線が起こりにくいという
利点がある反面、スイッチなどの増設あるいは設置場所
の変更などに容易に対応させることができないという問
題があった。
【0005】本発明は上述の点に鑑みて為されたもので
あり、その第1の目的とするところは、誤結線を起こし
にくく、配線作業が容易で、作業時間を短縮でき、且つ
施工者の熟練度に応じて接続品質にばらつきを生じない
電線接続装置を提供することにあり、第2の目的とする
ところはスイッチなどの増設あるいは設置場所の変更に
容易に対応できる電線接続装置を提供することにある。
あり、その第1の目的とするところは、誤結線を起こし
にくく、配線作業が容易で、作業時間を短縮でき、且つ
施工者の熟練度に応じて接続品質にばらつきを生じない
電線接続装置を提供することにあり、第2の目的とする
ところはスイッチなどの増設あるいは設置場所の変更に
容易に対応できる電線接続装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、上
記第1の目的を達成するために、少なくとも電源元から
の電線を接続する接続部と、電源ラインを送り配線する
接続部とを備えると共に、スイッチを接続する接続部
と、スイッチ操作で動作制御される負荷を接続する接続
部とを選択的に備え、上記夫々の接続部を電線の芯線を
挿入孔に差し込むと端子板部と鎖錠ばねとで芯線を弾性
挟持して接続する速結式とし、上面に内部結線状態を表
示する表示を設けてある。
記第1の目的を達成するために、少なくとも電源元から
の電線を接続する接続部と、電源ラインを送り配線する
接続部とを備えると共に、スイッチを接続する接続部
と、スイッチ操作で動作制御される負荷を接続する接続
部とを選択的に備え、上記夫々の接続部を電線の芯線を
挿入孔に差し込むと端子板部と鎖錠ばねとで芯線を弾性
挟持して接続する速結式とし、上面に内部結線状態を表
示する表示を設けてある。
【0007】請求項2の発明では、上記第2の目的を達
成するために、電源元からの電線を接続する接続部と、
電源ラインの送り配線用の複数の接続部と、スイッチを
接続する複数の接続部と、及び上記夫々のスイッチ操作
で夫々動作制御される複数の負荷を接続する複数の接続
部とを夫々備える基本ユニットと、電源元からの電線を
接続する接続部と、電源ラインの送り配線用の接続部
と、スイッチを接続する接続部と、及び上記スイッチ操
作で動作制御される負荷を接続する接続部とを備えるス
イッチ回路ユニットと、電源元からの電線を接続する接
続部と、電源ラインの送り配線用の接続部とを備える送
り配線ユニットとで構成され、夫々のユニットの接続部
を電線の芯線を挿入孔に差し込むと端子板部と鎖錠ばね
とで芯線を弾性挟持して接続する速結式とし、上面に内
部結線状態を表示する表示を設けてある。
成するために、電源元からの電線を接続する接続部と、
電源ラインの送り配線用の複数の接続部と、スイッチを
接続する複数の接続部と、及び上記夫々のスイッチ操作
で夫々動作制御される複数の負荷を接続する複数の接続
部とを夫々備える基本ユニットと、電源元からの電線を
接続する接続部と、電源ラインの送り配線用の接続部
と、スイッチを接続する接続部と、及び上記スイッチ操
作で動作制御される負荷を接続する接続部とを備えるス
イッチ回路ユニットと、電源元からの電線を接続する接
続部と、電源ラインの送り配線用の接続部とを備える送
り配線ユニットとで構成され、夫々のユニットの接続部
を電線の芯線を挿入孔に差し込むと端子板部と鎖錠ばね
とで芯線を弾性挟持して接続する速結式とし、上面に内
部結線状態を表示する表示を設けてある。
【0008】
【作用】請求項1の発明では、上述のように上面に内部
結線状態を表示する表示を設けることにより、施工者が
接続する電線を間違えることを少なくして、誤結線を起
こしにくし、夫々の接続部を電線の芯線を挿入孔に差し
込むと端子板部と鎖錠ばねとで芯線を弾性挟持して接続
する速結式とすることにより、電線の被覆を剥がして芯
線部を挿入孔に差し込むだけで電線の接続が行えるよう
にして、配線作業が容易で、作業時間を短縮できるよう
にし、電線の接続状態が速結式の接続部自体で決まるこ
とにより、施工者の熟練度に応じて接続品質にばらつき
を生じないようにしたものである。
結線状態を表示する表示を設けることにより、施工者が
接続する電線を間違えることを少なくして、誤結線を起
こしにくし、夫々の接続部を電線の芯線を挿入孔に差し
込むと端子板部と鎖錠ばねとで芯線を弾性挟持して接続
する速結式とすることにより、電線の被覆を剥がして芯
線部を挿入孔に差し込むだけで電線の接続が行えるよう
にして、配線作業が容易で、作業時間を短縮できるよう
にし、電線の接続状態が速結式の接続部自体で決まるこ
とにより、施工者の熟練度に応じて接続品質にばらつき
を生じないようにしたものである。
【0009】また、請求項2の発明では、基本ユニット
の他に、スイッチ回路ユニット及び送り配線ユニットを
設けることにより、各ユニットを組み合わせて自在に配
線を行えるようにして、スイッチ、負荷あるいはコンセ
ントなどの増設あるいは設置場所の変更に容易に対応で
きるようにしたものである。
の他に、スイッチ回路ユニット及び送り配線ユニットを
設けることにより、各ユニットを組み合わせて自在に配
線を行えるようにして、スイッチ、負荷あるいはコンセ
ントなどの増設あるいは設置場所の変更に容易に対応で
きるようにしたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】図1乃至図5に本発明の一実施例
を示す。本実施例の電線接続装置は、図1(a)に示す
基本ユニット1と、同図(b)に示す送り配線ユニット
2と、同図(c)に示すスイッチ回路ユニット3との3
種ユニットからなる。基本ユニット1は、図2(b)に
示すように、熱硬化性樹脂からなるボディ10aと、透
明性の高い熱可塑性樹脂からなるカバー10bとで構成
された箱状のケース10を備え、ケース10の両側面に
夫々複数個の接続部11を設けてある。これら接続部1
1には電線の芯線を挿入する3個あるいは2個の挿入孔
12を夫々形成し、夫々の挿入孔12に対応するケース
10の内部には導電板13と鎖錠ばね14とを収めてあ
る。なお、上記ボディ10aは熱硬化性樹脂で形成する
と共に、カバー10bは透明性の高い熱可塑性樹脂で形
成してある。
を示す。本実施例の電線接続装置は、図1(a)に示す
基本ユニット1と、同図(b)に示す送り配線ユニット
2と、同図(c)に示すスイッチ回路ユニット3との3
種ユニットからなる。基本ユニット1は、図2(b)に
示すように、熱硬化性樹脂からなるボディ10aと、透
明性の高い熱可塑性樹脂からなるカバー10bとで構成
された箱状のケース10を備え、ケース10の両側面に
夫々複数個の接続部11を設けてある。これら接続部1
1には電線の芯線を挿入する3個あるいは2個の挿入孔
12を夫々形成し、夫々の挿入孔12に対応するケース
10の内部には導電板13と鎖錠ばね14とを収めてあ
る。なお、上記ボディ10aは熱硬化性樹脂で形成する
と共に、カバー10bは透明性の高い熱可塑性樹脂で形
成してある。
【0011】上記接続部11自体、及び夫々の挿入孔1
2は、両側面に対称に形成してある。ここで、本実施例
の場合には例えば図2(a)の左下の接続部11を電源
元のラインを接続するものとしてあり、同図(a)の左
上、右上下の接続部11を送り配線用の接続部11とし
てある。ここで、左上下及び右上下の接続部11の夫々
の対称位置にある挿入孔12間には、夫々3個の長板状
の導電板13を配置し、さらに左右の同極になる導電板
13同士を送り導電板15で連結してある。
2は、両側面に対称に形成してある。ここで、本実施例
の場合には例えば図2(a)の左下の接続部11を電源
元のラインを接続するものとしてあり、同図(a)の左
上、右上下の接続部11を送り配線用の接続部11とし
てある。ここで、左上下及び右上下の接続部11の夫々
の対称位置にある挿入孔12間には、夫々3個の長板状
の導電板13を配置し、さらに左右の同極になる導電板
13同士を送り導電板15で連結してある。
【0012】上記導電板13の挿入孔12に対向する部
分は、内部に鎖錠ばね14を収める横向きに開口する略
コ字状の端子板部13aを形成し、この端子板部13a
と鎖錠ばね14とでいわゆる速結式で電線を接続できる
ようにしてある。鎖錠ばね14は、図2(b)に示すよ
うに、中央部が略C字状に形成され、挿入孔12に対向
する端部を斜め内側に折曲して係止片14aとし、挿入
孔12の反対側の端部を略U字状に曲成して弾性片14
bとしてある。この鎖錠ばね14は、図2(b)に示す
ように、導電板13の端子板部13aの垂下片に切り起
こして形成した固定片13b,13c間に嵌めて導電板
13に取り付けられる。
分は、内部に鎖錠ばね14を収める横向きに開口する略
コ字状の端子板部13aを形成し、この端子板部13a
と鎖錠ばね14とでいわゆる速結式で電線を接続できる
ようにしてある。鎖錠ばね14は、図2(b)に示すよ
うに、中央部が略C字状に形成され、挿入孔12に対向
する端部を斜め内側に折曲して係止片14aとし、挿入
孔12の反対側の端部を略U字状に曲成して弾性片14
bとしてある。この鎖錠ばね14は、図2(b)に示す
ように、導電板13の端子板部13aの垂下片に切り起
こして形成した固定片13b,13c間に嵌めて導電板
13に取り付けられる。
【0013】上記接続部11への電線の取付方法につい
て説明すると、電線の芯線を挿入孔12内に差し込む
と、芯線が鎖錠ばね14と導電板13(端子板部13a
の上片)との間に挿入され、この際に鎖錠ばね14の弾
性片14bが芯線を導電板13に弾接させて芯線と導電
板13との接続が行われ、鎖錠ばね14の係止片14a
が芯線に係止されることにより、芯線の抜けが防止され
る。このように、電線の接続を速結式で行えるようにす
ると、確実な接続が行え、且つ接続時間を短縮できる利
点が得られる上に、施工者の熟練度合いで接続品質がば
らつくということもなく、安定した接続品質が得られ
る。
て説明すると、電線の芯線を挿入孔12内に差し込む
と、芯線が鎖錠ばね14と導電板13(端子板部13a
の上片)との間に挿入され、この際に鎖錠ばね14の弾
性片14bが芯線を導電板13に弾接させて芯線と導電
板13との接続が行われ、鎖錠ばね14の係止片14a
が芯線に係止されることにより、芯線の抜けが防止され
る。このように、電線の接続を速結式で行えるようにす
ると、確実な接続が行え、且つ接続時間を短縮できる利
点が得られる上に、施工者の熟練度合いで接続品質がば
らつくということもなく、安定した接続品質が得られ
る。
【0014】図2(a)中の上側の左から2番目の2個
の挿入孔12を有する接続部11は負荷(負荷を接続す
るためのコンセント)を接続するもので、3番目の接続
部11がスイッチ、4番目が負荷、5番目がスイッチ、
6番目が負荷、7番目(右から2番目)の3個の挿入孔
12を有する接続部11がスイッチを夫々接続するもの
である。なお、図2(a)中の下側の左から2番目から
7番目の接続部11も、負荷及びスイッチが交互に接続
されるものである。
の挿入孔12を有する接続部11は負荷(負荷を接続す
るためのコンセント)を接続するもので、3番目の接続
部11がスイッチ、4番目が負荷、5番目がスイッチ、
6番目が負荷、7番目(右から2番目)の3個の挿入孔
12を有する接続部11がスイッチを夫々接続するもの
である。なお、図2(a)中の下側の左から2番目から
7番目の接続部11も、負荷及びスイッチが交互に接続
されるものである。
【0015】ここで、上下夫々の2番目と3番目、及び
4番目と5番目の接続部11に接続される負荷とスイッ
チとは夫々組をなすものである。この点を上側の2番目
と3番目の接続部11について説明すると、電源ライン
となる一対の送り導電板15の一方と2番目の接続部1
1の左側の挿入孔12との間に導電板13を配置し、電
源ラインとなる一対の送り導電板15の他方と3番目の
接続部11の右側の挿入孔12との間に導電板13を配
置し、夫々の導電板13と夫々対応する送り導電板15
とをかしめ接続してある。そして、夫々の接続部11の
隣合う残りの挿入孔12に対応して短い導電板13を配
置し、夫々の導電板13間を短い送り導電板15で接続
してある。なお、夫々の導電板13の挿入孔12に対応
する部分には、夫々端子板部13aを形成してあり、端
子板部13aに鎖錠ばね14を取り付けてある。
4番目と5番目の接続部11に接続される負荷とスイッ
チとは夫々組をなすものである。この点を上側の2番目
と3番目の接続部11について説明すると、電源ライン
となる一対の送り導電板15の一方と2番目の接続部1
1の左側の挿入孔12との間に導電板13を配置し、電
源ラインとなる一対の送り導電板15の他方と3番目の
接続部11の右側の挿入孔12との間に導電板13を配
置し、夫々の導電板13と夫々対応する送り導電板15
とをかしめ接続してある。そして、夫々の接続部11の
隣合う残りの挿入孔12に対応して短い導電板13を配
置し、夫々の導電板13間を短い送り導電板15で接続
してある。なお、夫々の導電板13の挿入孔12に対応
する部分には、夫々端子板部13aを形成してあり、端
子板部13aに鎖錠ばね14を取り付けてある。
【0016】このように導電板13及び送り導電板15
を連結配置しておくと、電源間にスイッチと負荷とが直
列に接続されることになり、これによりスイッチのオ
ン,オフにより負荷を動作あるいは不動作とすることが
できる。ところで、7番目のスイッチに関してはその導
電板13及び送り導電板15の連結配置方法を異ならせ
てあり、これにより両側面の接続部11に接続されるス
イッチでいわゆる3路スイッチを構成してある。なお、
3路スイッチ(図1(a)に示す内部結線状態を示す表
示18a参照)は周知の接続を行えばよいので、この場
合の導電板13及び送り導電板15の配置連結方法の説
明は省略する。
を連結配置しておくと、電源間にスイッチと負荷とが直
列に接続されることになり、これによりスイッチのオ
ン,オフにより負荷を動作あるいは不動作とすることが
できる。ところで、7番目のスイッチに関してはその導
電板13及び送り導電板15の連結配置方法を異ならせ
てあり、これにより両側面の接続部11に接続されるス
イッチでいわゆる3路スイッチを構成してある。なお、
3路スイッチ(図1(a)に示す内部結線状態を示す表
示18a参照)は周知の接続を行えばよいので、この場
合の導電板13及び送り導電板15の配置連結方法の説
明は省略する。
【0017】ところで、上記電源の接続部11、送り配
線用の接続部11あるいは負荷やスイッチの接続部11
の配置方法は一例を示したものであり、配置方法などは
異ならせてもよい。つまりは、基本ユニット1として
は、電源の接続部11、送り配線用の接続部11、ある
いは負荷やスイッチの接続部11を夫々備えているもの
であればよいのである。
線用の接続部11あるいは負荷やスイッチの接続部11
の配置方法は一例を示したものであり、配置方法などは
異ならせてもよい。つまりは、基本ユニット1として
は、電源の接続部11、送り配線用の接続部11、ある
いは負荷やスイッチの接続部11を夫々備えているもの
であればよいのである。
【0018】上記基本ユニット1のボディ10aの両側
部の4箇所からはボディ10aを天井などの造営面に取
り付けるための取付片16を形成してある。そして、こ
のボディ10aの下面にはDINレールなどに取り付け
るための取付溝17を形成してある。このようにしてお
けば、取付ねじを用いた取付やDINレールを用いた取
付が可能となり、電線接続装置の設置箇所を自由に選択
できる。
部の4箇所からはボディ10aを天井などの造営面に取
り付けるための取付片16を形成してある。そして、こ
のボディ10aの下面にはDINレールなどに取り付け
るための取付溝17を形成してある。このようにしてお
けば、取付ねじを用いた取付やDINレールを用いた取
付が可能となり、電線接続装置の設置箇所を自由に選択
できる。
【0019】さらに、上記構成だけであると、誤結線を
防止することが難しい。そこで、本実施例では上述した
内部結線状態を表示する表示18aを、図1(a)に示
すように、上面に印刷、刻印あるいはラベルの貼着によ
り設けてある。さらに、接続部11あるいは各組をなす
接続部11同士が構成する回路の働きを示す表示18b
(電源、送り、スイッチ回路、2ヶ所操作回路など)、
及び夫々の接続部11に接続される電線の接続方法、電
線元の部材などを示す表示18c(図1(a)中のW、
アースマーク、負荷、スイッチ、0、1、3)も行って
いる。このようにすると、熟練していない施工者によっ
ても誤結線する恐れを少なくできる。
防止することが難しい。そこで、本実施例では上述した
内部結線状態を表示する表示18aを、図1(a)に示
すように、上面に印刷、刻印あるいはラベルの貼着によ
り設けてある。さらに、接続部11あるいは各組をなす
接続部11同士が構成する回路の働きを示す表示18b
(電源、送り、スイッチ回路、2ヶ所操作回路など)、
及び夫々の接続部11に接続される電線の接続方法、電
線元の部材などを示す表示18c(図1(a)中のW、
アースマーク、負荷、スイッチ、0、1、3)も行って
いる。このようにすると、熟練していない施工者によっ
ても誤結線する恐れを少なくできる。
【0020】ところで、上記基本ユニット1だけを用い
て屋内配線を行うことも可能ではあるが、使用箇所のス
イッチや負荷の数が少ない場合、あるいは電線ラインを
延長あるいは分岐を行うだけを行う場合などには、基本
ユニット1を用いることは不経済である。そこで、本実
施例では、電線接続装置として、図1(c),(b)に
示すスイッチ回路ユニット3及び送り配線ユニット2を
備えている。これらユニット3,2は、図1(c),
(b)に示す上面に示された表示18aから明らかなよ
うに内部結線が異なる。つまり、スイッチ回路ユニット
3の場合には、電源元接続用の接続部11、送り配線用
の接続部11、及びスイッチと負荷とを夫々接続する接
続部を設けた構成になっている。また、送り配線ユニッ
ト2には電源元接続用の接続部11と3個の送り配線用
の接続部11とを設けてある。
て屋内配線を行うことも可能ではあるが、使用箇所のス
イッチや負荷の数が少ない場合、あるいは電線ラインを
延長あるいは分岐を行うだけを行う場合などには、基本
ユニット1を用いることは不経済である。そこで、本実
施例では、電線接続装置として、図1(c),(b)に
示すスイッチ回路ユニット3及び送り配線ユニット2を
備えている。これらユニット3,2は、図1(c),
(b)に示す上面に示された表示18aから明らかなよ
うに内部結線が異なる。つまり、スイッチ回路ユニット
3の場合には、電源元接続用の接続部11、送り配線用
の接続部11、及びスイッチと負荷とを夫々接続する接
続部を設けた構成になっている。また、送り配線ユニッ
ト2には電源元接続用の接続部11と3個の送り配線用
の接続部11とを設けてある。
【0021】これら各ユニット3,2の内部構造は、図
4及び図3に示すようになっている。なお、これらスイ
ッチ回路ユニット3及び送り配線ユニット2の構成は、
基本的には、上述の基本ユニット1と何等変わりのない
ものであるので、説明は省略する。上記基本ユニット1
を用いた屋内配線方法の一例を図5に示す。分電盤から
の電線4を基本ユニット1に接続し、基本ユニット1の
送り配線用の接続部11を用いてコンセント5を電線6
を用いて基本ユニット1に接続してある。そして、1つ
の負荷7として天井に設けられた照明器具を備え、部屋
の入口のドア30の近傍に設けたスイッチ9により照明
器具をオン,オフする場合に用いてある。さらに、もう
1つの負荷7として壁に設けられたベッド照明を備え、
このベッド照明を部屋の入口のドア30の近傍に設けら
れ上記天井の照明器具の操作用のスイッチ9と連設され
たスイッチ9と、ベッド31の近傍の壁面に設けられた
スイッチ9とでオン,オフするようにしてある。つま
り、これらスイッチで3路スイッチが構成されている。
4及び図3に示すようになっている。なお、これらスイ
ッチ回路ユニット3及び送り配線ユニット2の構成は、
基本的には、上述の基本ユニット1と何等変わりのない
ものであるので、説明は省略する。上記基本ユニット1
を用いた屋内配線方法の一例を図5に示す。分電盤から
の電線4を基本ユニット1に接続し、基本ユニット1の
送り配線用の接続部11を用いてコンセント5を電線6
を用いて基本ユニット1に接続してある。そして、1つ
の負荷7として天井に設けられた照明器具を備え、部屋
の入口のドア30の近傍に設けたスイッチ9により照明
器具をオン,オフする場合に用いてある。さらに、もう
1つの負荷7として壁に設けられたベッド照明を備え、
このベッド照明を部屋の入口のドア30の近傍に設けら
れ上記天井の照明器具の操作用のスイッチ9と連設され
たスイッチ9と、ベッド31の近傍の壁面に設けられた
スイッチ9とでオン,オフするようにしてある。つま
り、これらスイッチで3路スイッチが構成されている。
【0022】なお、この使用例では基本ユニット1だけ
も用いてあったが、部屋の形状や大きさ、あるいは複数
の部屋の間の配線を行う場合などには、上記スイッチ回
路ユニット3や送り配線ユニット2を用いればよい。ま
た、屋内のスイッチや負荷あるいはコンセントの増設あ
るいは設定箇所の変更などの場合に上記スイッチ回路ユ
ニット3や送り配線ユニット2を用いれば、容易に対応
させることができる。
も用いてあったが、部屋の形状や大きさ、あるいは複数
の部屋の間の配線を行う場合などには、上記スイッチ回
路ユニット3や送り配線ユニット2を用いればよい。ま
た、屋内のスイッチや負荷あるいはコンセントの増設あ
るいは設定箇所の変更などの場合に上記スイッチ回路ユ
ニット3や送り配線ユニット2を用いれば、容易に対応
させることができる。
【0023】
【発明の効果】請求項1の発明は上述のように、少なく
とも電源元からの電線を接続する接続部と、電源ライン
を送り配線する接続部とを備えると共に、スイッチを接
続する接続部と、スイッチ操作で動作制御される負荷を
接続する接続部とを選択的に備え、上記夫々の接続部を
電線の芯線を挿入孔に差し込むと端子板部と鎖錠ばねと
で芯線を弾性挟持して接続する速結式とし、上面に内部
結線状態を表示する表示を設けたものであり、上面に内
部結線状態を表示する表示を設けてあるので、施工者が
接続する電線を間違えることを少なくでき、誤結線を起
こしにくし、夫々の接続部を電線の芯線を挿入孔に差し
込むと端子板部と鎖錠ばねとで芯線を弾性挟持して接続
する速結式としてあるので、電線の被覆を剥がして芯線
部を挿入孔に差し込むだけで電線の接続が行え、配線作
業が容易で、作業時間を短縮でき、しかも電線の接続状
態が速結式の接続部自体で決まるので、施工者の熟練度
に応じて接続品質にばらつきを生じない。
とも電源元からの電線を接続する接続部と、電源ライン
を送り配線する接続部とを備えると共に、スイッチを接
続する接続部と、スイッチ操作で動作制御される負荷を
接続する接続部とを選択的に備え、上記夫々の接続部を
電線の芯線を挿入孔に差し込むと端子板部と鎖錠ばねと
で芯線を弾性挟持して接続する速結式とし、上面に内部
結線状態を表示する表示を設けたものであり、上面に内
部結線状態を表示する表示を設けてあるので、施工者が
接続する電線を間違えることを少なくでき、誤結線を起
こしにくし、夫々の接続部を電線の芯線を挿入孔に差し
込むと端子板部と鎖錠ばねとで芯線を弾性挟持して接続
する速結式としてあるので、電線の被覆を剥がして芯線
部を挿入孔に差し込むだけで電線の接続が行え、配線作
業が容易で、作業時間を短縮でき、しかも電線の接続状
態が速結式の接続部自体で決まるので、施工者の熟練度
に応じて接続品質にばらつきを生じない。
【0024】また、請求項2の発明は上述のように、電
源元からの電線を接続する接続部と、電源ラインの送り
配線用の複数の接続部と、スイッチを接続する複数の接
続部と、及び上記夫々のスイッチ操作で夫々動作制御さ
れる複数の負荷を接続する複数の接続部とを夫々備える
基本ユニットと、電源元からの電線を接続する接続部
と、電源ラインの送り配線用の接続部と、スイッチを接
続する接続部と、及び上記スイッチ操作で動作制御され
る負荷を接続する接続部とを備えるスイッチ回路ユニッ
トと、電源元からの電線を接続する接続部と、電源ライ
ンの送り配線用の接続部とを備える送り配線ユニットと
で構成され、夫々のユニットの接続部を電線の芯線を挿
入孔に差し込むと端子板部と鎖錠ばねとで芯線を弾性挟
持して接続する速結式とし、上面に内部結線状態を表示
する表示を設けたものであり、基本ユニットの他に、ス
イッチ回路ユニット及び送り配線ユニットを設けている
ので、各ユニットを組み合わせて自在に配線を行え、ス
イッチ、負荷あるいはコンセントなどの増設あるいは設
置場所の変更に容易に対応できる。
源元からの電線を接続する接続部と、電源ラインの送り
配線用の複数の接続部と、スイッチを接続する複数の接
続部と、及び上記夫々のスイッチ操作で夫々動作制御さ
れる複数の負荷を接続する複数の接続部とを夫々備える
基本ユニットと、電源元からの電線を接続する接続部
と、電源ラインの送り配線用の接続部と、スイッチを接
続する接続部と、及び上記スイッチ操作で動作制御され
る負荷を接続する接続部とを備えるスイッチ回路ユニッ
トと、電源元からの電線を接続する接続部と、電源ライ
ンの送り配線用の接続部とを備える送り配線ユニットと
で構成され、夫々のユニットの接続部を電線の芯線を挿
入孔に差し込むと端子板部と鎖錠ばねとで芯線を弾性挟
持して接続する速結式とし、上面に内部結線状態を表示
する表示を設けたものであり、基本ユニットの他に、ス
イッチ回路ユニット及び送り配線ユニットを設けている
ので、各ユニットを組み合わせて自在に配線を行え、ス
イッチ、負荷あるいはコンセントなどの増設あるいは設
置場所の変更に容易に対応できる。
【図1】(a)〜(c)は本発明の一実施例の電線接続
装置として用いられる各種のユニットを示す平面図であ
る。
装置として用いられる各種のユニットを示す平面図であ
る。
【図2】(a)〜(c)は基本ユニットのカバーを外し
た状態における平面図、カバー取付時の側面断面図、及
び一部を破断した正面図である。
た状態における平面図、カバー取付時の側面断面図、及
び一部を破断した正面図である。
【図3】(a)〜(d)は送り配線ユニットのカバーを
外した状態における平面図、カバー取付時の平面図、側
面断面図、及び一部を破断した正面図である。
外した状態における平面図、カバー取付時の平面図、側
面断面図、及び一部を破断した正面図である。
【図4】(a)〜(c)はスイッチ回路ユニットのカバ
ーを外した状態における平面図、カバー取付時の平面
図、及び一部を破断した正面図である。
ーを外した状態における平面図、カバー取付時の平面
図、及び一部を破断した正面図である。
【図5】同上の基本ユニットを用いた場合の屋内配線方
法の説明図である。
法の説明図である。
【符号の説明】 1 基本ユニット 2 送り配線ユニット 3 スイッチ回路ユニット 11 接続部 12 挿入孔 13 導電板 13a 端子板部 14 鎖錠ばね 18a〜18c 表示
Claims (2)
- 【請求項1】 少なくとも電源元からの電線を接続する
接続部と、電源ラインを送り配線する接続部とを備える
と共に、スイッチを接続する接続部と、スイッチ操作で
動作制御される負荷を接続する接続部とを選択的に備
え、上記夫々の接続部を電線の芯線を挿入孔に差し込む
と端子板部と鎖錠ばねとで芯線を弾性挟持して接続する
速結式とし、上面に内部結線状態を表示する表示を設け
て成ることを特徴とする電線接続装置。 - 【請求項2】 電源元からの電線を接続する接続部と、
電源ラインの送り配線用の複数の接続部と、スイッチを
接続する複数の接続部と、及び上記夫々のスイッチ操作
で夫々動作制御される複数の負荷を接続する複数の接続
部とを夫々備える基本ユニットと、電源元からの電線を
接続する接続部と、電源ラインの送り配線用の接続部
と、スイッチを接続する接続部と、及び上記スイッチ操
作で動作制御される負荷を接続する接続部とを備えるス
イッチ回路ユニットと、電源元からの電線を接続する接
続部と、電源ラインの送り配線用の接続部とを備える送
り配線ユニットとで構成され、夫々のユニットの接続部
を電線の芯線を挿入孔に差し込むと端子板部と鎖錠ばね
とで芯線を弾性挟持して接続する速結式とし、上面に内
部結線状態を表示する表示を設けて成ることを特徴とす
る電線接続装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9202050A JPH1094145A (ja) | 1997-07-28 | 1997-07-28 | 電線接続装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9202050A JPH1094145A (ja) | 1997-07-28 | 1997-07-28 | 電線接続装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1094145A true JPH1094145A (ja) | 1998-04-10 |
Family
ID=16451115
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9202050A Pending JPH1094145A (ja) | 1997-07-28 | 1997-07-28 | 電線接続装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1094145A (ja) |
-
1997
- 1997-07-28 JP JP9202050A patent/JPH1094145A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19991026 |