JP2521939Y2 - コンパクト容器 - Google Patents
コンパクト容器Info
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- JP2521939Y2 JP2521939Y2 JP40448590U JP40448590U JP2521939Y2 JP 2521939 Y2 JP2521939 Y2 JP 2521939Y2 JP 40448590 U JP40448590 U JP 40448590U JP 40448590 U JP40448590 U JP 40448590U JP 2521939 Y2 JP2521939 Y2 JP 2521939Y2
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- Japan
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- piece
- container
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- cylindrical
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、閉状態時における化粧
料の密封保持を安定して達成すべく構成したコンパクト
容器に関するものである。
料の密封保持を安定して達成すべく構成したコンパクト
容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】収納した化粧料中に含有されている高価
な芳香成分の揮発、および化粧料の吸湿による品質劣化
等を極力防止すべく、高い気密性の要求されるコンパク
ト容器がある。
な芳香成分の揮発、および化粧料の吸湿による品質劣化
等を極力防止すべく、高い気密性の要求されるコンパク
ト容器がある。
【0003】この高い気密性の要求されるコンパクト容
器の一例として、実公平1−22566号公報に示され
た技術は、容体と蓋体とを蝶番結合して構成されるコン
パクト容器の容体に、短筒壁外周面上端に外鍔状の鍔板
部を周設した有底短筒形状をした弾性材料製の内面クッ
ション材を介して化粧料を収納したドラムを取付け、蓋
体の下面に、閉状態で、この容体に組付けられた内面ク
ッション材の鍔板部に先端を密接させるシール条を周設
してコンパクト容器を構成している。
器の一例として、実公平1−22566号公報に示され
た技術は、容体と蓋体とを蝶番結合して構成されるコン
パクト容器の容体に、短筒壁外周面上端に外鍔状の鍔板
部を周設した有底短筒形状をした弾性材料製の内面クッ
ション材を介して化粧料を収納したドラムを取付け、蓋
体の下面に、閉状態で、この容体に組付けられた内面ク
ッション材の鍔板部に先端を密接させるシール条を周設
してコンパクト容器を構成している。
【0004】この上記した従来技術は、コンパクト容器
の閉状態時に、内面クッション材の鍔板部上面全周にわ
たってシール条を食い込ませて密接触させることによ
り、ドラムに収納されている化粧料の密閉収納を確保し
ている。
の閉状態時に、内面クッション材の鍔板部上面全周にわ
たってシール条を食い込ませて密接触させることによ
り、ドラムに収納されている化粧料の密閉収納を確保し
ている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記した従来技術は、
コンパクト容器の閉姿勢時における化粧料の密閉保持が
極めて強力に達成維持できるのであるが、この密閉保持
は、シール条が内面クッション材の鍔板部に対して適正
に押圧した場合に発揮されるのであって、このシール条
の鍔板部に対する押圧が必ずしも適正に達成できるとは
限らず、このため化粧料の密閉保持が必ずしも確実に達
成できるとは限らないと云う問題がある。
コンパクト容器の閉姿勢時における化粧料の密閉保持が
極めて強力に達成維持できるのであるが、この密閉保持
は、シール条が内面クッション材の鍔板部に対して適正
に押圧した場合に発揮されるのであって、このシール条
の鍔板部に対する押圧が必ずしも適正に達成できるとは
限らず、このため化粧料の密閉保持が必ずしも確実に達
成できるとは限らないと云う問題がある。
【0006】すなわち、容体と蓋体とは、その後端部で
蝶番結合されているので、容体に対する蓋体の移動動作
形態は、容体に対して直上方から接近するのではなく、
斜め上方から接近する形態となり、このためシール条は
蝶番結合に近い部分が先に鍔板部に接触し、かつこの先
に鍔板部に接触したシール条部分は、容体の蓋体に対す
る回動が進に従って、後退方向への押圧力を鍔板部に作
用させならが、鍔板部に食い込むことになる。
蝶番結合されているので、容体に対する蓋体の移動動作
形態は、容体に対して直上方から接近するのではなく、
斜め上方から接近する形態となり、このためシール条は
蝶番結合に近い部分が先に鍔板部に接触し、かつこの先
に鍔板部に接触したシール条部分は、容体の蓋体に対す
る回動が進に従って、後退方向への押圧力を鍔板部に作
用させならが、鍔板部に食い込むことになる。
【0007】このため、シール条から弾性材料製の鍔板
部に作用する力は、適正な密閉状態を得るための単純な
押圧力だけではなく、この押圧力の作用方向に対して直
角に作用する引っ張り力が作用し、この引っ張り力の作
用により、鍔板部表面に皺を生じさせたり、鍔板部表面
に傷を付けたりして、密閉機能を低下させると云う問題
があった。
部に作用する力は、適正な密閉状態を得るための単純な
押圧力だけではなく、この押圧力の作用方向に対して直
角に作用する引っ張り力が作用し、この引っ張り力の作
用により、鍔板部表面に皺を生じさせたり、鍔板部表面
に傷を付けたりして、密閉機能を低下させると云う問題
があった。
【0008】そこで、本考案は、上記した従来技術にお
ける問題点を解消すべく考案されたもので、容体と蓋体
とを蝶番結合したコンパクト容器において、容体に組付
けられた化粧料収納容器であるドラム体を、蓋体に取付
けられたシール用の弾性材料製のシール体により適正に
シールすることを技術的課題とし、もってドラム体の密
閉シールを適正にかつ安定して達成維持することを目的
とする。
ける問題点を解消すべく考案されたもので、容体と蓋体
とを蝶番結合したコンパクト容器において、容体に組付
けられた化粧料収納容器であるドラム体を、蓋体に取付
けられたシール用の弾性材料製のシール体により適正に
シールすることを技術的課題とし、もってドラム体の密
閉シールを適正にかつ安定して達成維持することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
る本考案の手段は、有底短筒体の底板の上面周端部に、
内周面に取付け周溝を形成する短筒形状の取付け片を設
けた容体を有すること、有頂短筒体の天板の下面周端部
に、内周面に保持周溝を形成する短筒形状の保持片を設
け、容体に蝶番機構で結合される蓋体を有すること、短
筒形状をした本体筒片の上端部に係合片を設けると共
に、この本体筒片の外周面下端部に容体の取付け周溝に
抜け出し不能に遊合する外鍔状の遊合片を周設して構成
され、容体の取付け片内に組付けられる組付け体を有す
ること、有底短筒体の筒壁上端部に組付け体の係合片と
係合する係合筒片を設け、組付け体内に嵌め込み組付け
される化粧料収納用のドラム体を有すること、平板状の
本体板の下面周端縁から、閉姿勢でドラム体開口部に密
に嵌装するテーパ筒壁構造のテーパ筒片を連設し、この
テーパ筒片の先端縁から短筒形状の組付き筒片を連設し
て構成され、、この組付き筒片の保持片の保持周溝内へ
の嵌合により蓋体の保持片内に組付け固定される弾性材
料製のシール体を有すること、にある。取付け片を単品
として成形し、この取付け片を容体本体に対して着脱自
在に取付けて容体を構成するのが有利である。
る本考案の手段は、有底短筒体の底板の上面周端部に、
内周面に取付け周溝を形成する短筒形状の取付け片を設
けた容体を有すること、有頂短筒体の天板の下面周端部
に、内周面に保持周溝を形成する短筒形状の保持片を設
け、容体に蝶番機構で結合される蓋体を有すること、短
筒形状をした本体筒片の上端部に係合片を設けると共
に、この本体筒片の外周面下端部に容体の取付け周溝に
抜け出し不能に遊合する外鍔状の遊合片を周設して構成
され、容体の取付け片内に組付けられる組付け体を有す
ること、有底短筒体の筒壁上端部に組付け体の係合片と
係合する係合筒片を設け、組付け体内に嵌め込み組付け
される化粧料収納用のドラム体を有すること、平板状の
本体板の下面周端縁から、閉姿勢でドラム体開口部に密
に嵌装するテーパ筒壁構造のテーパ筒片を連設し、この
テーパ筒片の先端縁から短筒形状の組付き筒片を連設し
て構成され、、この組付き筒片の保持片の保持周溝内へ
の嵌合により蓋体の保持片内に組付け固定される弾性材
料製のシール体を有すること、にある。取付け片を単品
として成形し、この取付け片を容体本体に対して着脱自
在に取付けて容体を構成するのが有利である。
【0010】
【作用】化粧料を収納したドラム体は、容体に抜け出し
不能ではあるが或る程度の変位が自在な遊合状態で組付
いた組付け体を介して容体に取付けられるので、容体に
取付けられたドラム体は、容体に対して或る程度の変位
が自在な状態で取付けられている。
不能ではあるが或る程度の変位が自在な遊合状態で組付
いた組付け体を介して容体に取付けられるので、容体に
取付けられたドラム体は、容体に対して或る程度の変位
が自在な状態で取付けられている。
【0011】開状態の蓋体を閉方向に回動させてゆく
と、蓋体に組付けられたシール体が、容体に取付けられ
たドラム体の開口部に密に嵌装するが、このシール体の
ドラム体に対する密な嵌装は、蝶番機構側のシール体部
分から順に達成される。
と、蓋体に組付けられたシール体が、容体に取付けられ
たドラム体の開口部に密に嵌装するが、このシール体の
ドラム体に対する密な嵌装は、蝶番機構側のシール体部
分から順に達成される。
【0012】この蝶番機構側のシール体部分がドラム体
に圧接し始めた状態で、シール体からドラム体に作用す
る押圧力の作用により、容体に対して或る程度の変位が
自在に取付けられているドラム体は、容体内でわずかに
変位し、このシール体からの押圧力がドラム体後側部分
にだけ作用している状態から前方に逃れる。
に圧接し始めた状態で、シール体からドラム体に作用す
る押圧力の作用により、容体に対して或る程度の変位が
自在に取付けられているドラム体は、容体内でわずかに
変位し、このシール体からの押圧力がドラム体後側部分
にだけ作用している状態から前方に逃れる。
【0013】この状態で蓋体の閉方向への回動が進む
と、このドラム体の前方へのわずかな逃れ変位により、
シール体とその密弾接部分を、ドラム体の開口縁部全周
に対してほぼ同時に密弾接させる。
と、このドラム体の前方へのわずかな逃れ変位により、
シール体とその密弾接部分を、ドラム体の開口縁部全周
に対してほぼ同時に密弾接させる。
【0014】この状態で、蓋体は、閉方向への回動限位
置直前にあり、さらに蓋体を閉方向回動限位置まで回動
させると、シール体は、ドラム体をわずかに後退方向に
変位させながら、すなわちドラム体を元の位置に戻し
て、ドラム体の開口部に密嵌装し、ドラム体を密閉する
と共にこの密閉状態を維持する。
置直前にあり、さらに蓋体を閉方向回動限位置まで回動
させると、シール体は、ドラム体をわずかに後退方向に
変位させながら、すなわちドラム体を元の位置に戻し
て、ドラム体の開口部に密嵌装し、ドラム体を密閉する
と共にこの密閉状態を維持する。
【0015】このように、組付け体を介して容体に変位
自在に組付けられたドラム体は、コンパクト容器の閉動
作時に、シール体の一部の弾接により、この弾接を避け
る方向に変位し、この変位により、ドラム体の開口縁全
周にシール体が同時に弾接して、シール体によるドラム
体の密閉が達成される。このため、シール体がドラム体
を密閉している状態において、シール体とドラム体との
間には押圧力以外の力が作用することがなく、もってシ
ール体を密閉保持に適正を状態にさせておくことができ
ると共に、シール体によるドラム体の密閉達成を適正な
姿勢で達成させることができる。
自在に組付けられたドラム体は、コンパクト容器の閉動
作時に、シール体の一部の弾接により、この弾接を避け
る方向に変位し、この変位により、ドラム体の開口縁全
周にシール体が同時に弾接して、シール体によるドラム
体の密閉が達成される。このため、シール体がドラム体
を密閉している状態において、シール体とドラム体との
間には押圧力以外の力が作用することがなく、もってシ
ール体を密閉保持に適正を状態にさせておくことができ
ると共に、シール体によるドラム体の密閉達成を適正な
姿勢で達成させることができる。
【0016】取付け片を容体本体とは別体物の単品とし
て成形しておき、この取付け片を容体本体に組付ける際
に、容体に対する組付け体の遊合取付けを達成すること
により、組付け体の容体に対する組付けが容易となる。
て成形しておき、この取付け片を容体本体に組付ける際
に、容体に対する組付け体の遊合取付けを達成すること
により、組付け体の容体に対する組付けが容易となる。
【0017】
【実施例】以下、本考案の実施例を、図面を参照しなが
ら説明する。容体1は、短筒形状体の平坦な底板2の上
面周端部に、短筒形状の取付け片3を起立状を一体設
し、この取付け片3の内周面上端部に内鍔を周設するこ
とにより、取付け片3の内周面に取付け周溝4を形成し
ている。なお、底板2の一部には、組付けられたドラム
体14を細棒片を利用して取り出すための取り出し用孔5
が開設されている。
ら説明する。容体1は、短筒形状体の平坦な底板2の上
面周端部に、短筒形状の取付け片3を起立状を一体設
し、この取付け片3の内周面上端部に内鍔を周設するこ
とにより、取付け片3の内周面に取付け周溝4を形成し
ている。なお、底板2の一部には、組付けられたドラム
体14を細棒片を利用して取り出すための取り出し用孔5
が開設されている。
【0018】蓋体6は、短筒形状体の平坦な天板7の下
面周端部に、短筒形状の保持片8を垂下状に一体設し、
この保持片8の内周面下端部に内鍔を周設することによ
り、保持片8の内周面に保持周溝9を形成している。
面周端部に、短筒形状の保持片8を垂下状に一体設し、
この保持片8の内周面下端部に内鍔を周設することによ
り、保持片8の内周面に保持周溝9を形成している。
【0019】この容体1と蓋体6とは、相互の筒壁の後
端部間を蝶番機構20により蝶番結合すると共に、相互の
筒壁の前端部間に閉姿勢を保持する係止機構21を形成し
ている。
端部間を蝶番機構20により蝶番結合すると共に、相互の
筒壁の前端部間に閉姿勢を保持する係止機構21を形成し
ている。
【0020】容体1の組付け片3内に遊合組付けされる
組付け体10の短筒形状をした本体筒片11は、その外径を
取付け片3の取付け周溝4を形成する内鍔部内径よりも
わずかに小さい値としており、この本体筒11の上端部に
設けられた係合片12は、やや肉薄の筒片体の内周面に係
止用の突条を周設した構造となっており、また本体筒片
11の外周面下端部に外鍔状に周設された遊合片13は、取
付け周溝4の溝幅よりも小さい厚みで、かつ外径を取付
け周溝4底面の径よりもわずかに小さい値としている。
組付け体10の短筒形状をした本体筒片11は、その外径を
取付け片3の取付け周溝4を形成する内鍔部内径よりも
わずかに小さい値としており、この本体筒11の上端部に
設けられた係合片12は、やや肉薄の筒片体の内周面に係
止用の突条を周設した構造となっており、また本体筒片
11の外周面下端部に外鍔状に周設された遊合片13は、取
付け周溝4の溝幅よりも小さい厚みで、かつ外径を取付
け周溝4底面の径よりもわずかに小さい値としている。
【0021】ドラム体14は、金属薄板製の短筒形状をし
ていて、その周壁の上端部は外方に湾曲して折り返され
ていると共に、組付け体10の係合片12の係止条に対向す
る箇所に係止溝を形成して、この係合片12と係合する係
合筒片15を形成している。この係合片12と係合筒片15と
の係合は、係合片12が係合筒片15内に、係止条を係止溝
に係止させた状態で係合することにより達成されるが、
この際、係合筒片15の外側筒片の下端面は、係合片12の
下端に段面を形成している本体筒片11の上端面に当接
し、もって組付け体10に対するドラム体14の組付き限を
正確に規制している。
ていて、その周壁の上端部は外方に湾曲して折り返され
ていると共に、組付け体10の係合片12の係止条に対向す
る箇所に係止溝を形成して、この係合片12と係合する係
合筒片15を形成している。この係合片12と係合筒片15と
の係合は、係合片12が係合筒片15内に、係止条を係止溝
に係止させた状態で係合することにより達成されるが、
この際、係合筒片15の外側筒片の下端面は、係合片12の
下端に段面を形成している本体筒片11の上端面に当接
し、もって組付け体10に対するドラム体14の組付き限を
正確に規制している。
【0022】シール体16の本体板17の周端縁から連設さ
れたテーパ筒片18は、この本体板17から直接下方に拡径
した形態で連設されており、ドラム体14の係合筒片15の
外径に対して、その上端の内径を小さい値に、そしてそ
の下端の内径を大きい値に設定し、もって係合筒片15の
テーパ筒片18内への密嵌入が達成され易いようにしてい
る。
れたテーパ筒片18は、この本体板17から直接下方に拡径
した形態で連設されており、ドラム体14の係合筒片15の
外径に対して、その上端の内径を小さい値に、そしてそ
の下端の内径を大きい値に設定し、もって係合筒片15の
テーパ筒片18内への密嵌入が達成され易いようにしてい
る。
【0023】このテーパ筒片18の上端から起立姿勢で連
設された組付き筒片19は、その高さが保持片8が形成す
る保持周溝9の溝幅と同じ値に設定されており、もって
この保持周溝9への嵌入により、シール体16の蓋体6に
対する組付きを強固に維持するようにしている。
設された組付き筒片19は、その高さが保持片8が形成す
る保持周溝9の溝幅と同じ値に設定されており、もって
この保持周溝9への嵌入により、シール体16の蓋体6に
対する組付きを強固に維持するようにしている。
【0024】この組付き筒片19は、傾斜した壁構造を有
するテーパ筒片18の下端から起立状に連設されているの
で、組付き筒片19とテーパ筒片18との間には間隙が形成
されており、ドラム体14のテーパ筒片18内への嵌入の際
におけるテーパ筒片18の弾性変形が無理なく行われるよ
うにしている。
するテーパ筒片18の下端から起立状に連設されているの
で、組付き筒片19とテーパ筒片18との間には間隙が形成
されており、ドラム体14のテーパ筒片18内への嵌入の際
におけるテーパ筒片18の弾性変形が無理なく行われるよ
うにしている。
【0025】なお、テーパ筒片18は、下方に拡径したテ
ーパ構造に限定されることはなく、下方に縮径したテー
パ構造であっても良い。この場合は、本体板17周端縁か
ら短筒体を垂下設し、この短筒体の下端から上方に拡径
したテーパ筒片18を起立状に連設し、このテーパ筒片18
の上端から短筒形状の組付き筒片19を垂下状に連設した
構成となる。
ーパ構造に限定されることはなく、下方に縮径したテー
パ構造であっても良い。この場合は、本体板17周端縁か
ら短筒体を垂下設し、この短筒体の下端から上方に拡径
したテーパ筒片18を起立状に連設し、このテーパ筒片18
の上端から短筒形状の組付き筒片19を垂下状に連設した
構成となる。
【0026】また、図示実施例では、鏡板を蓋体6に設
けていないが、鏡板を蓋体6に設ける場合には、平板状
の鏡板をシール体16の本体板17下面に、このシール体16
の弾力を利用して抱え込む形態で組付けるのが良い。
けていないが、鏡板を蓋体6に設ける場合には、平板状
の鏡板をシール体16の本体板17下面に、このシール体16
の弾力を利用して抱え込む形態で組付けるのが良い。
【0027】
【考案の効果】本考案は、上記した構成となっているの
で、以下に示す効果を奏する。ドラム体を容体に対して
ずれ変位自在に組付けたので、ドラム体のシールを達成
するシール体の一部だけが弾接した場合には、この弾接
力によりシール体がドラム体の開口縁全周に同時に弾接
する位置までずれ変位するので、ドラム体に対するシー
ル体の弾性は、引っ張り力等の不正な力の無い押圧力だ
けの密弾接となり、もってシール体によるドラム体の密
閉を適正に達成できると共に、シール体のドラム体に対
する弾接面に、引っ掻き傷とかひび割れ等の密閉作用を
劣化させるものを発生させることがない。
で、以下に示す効果を奏する。ドラム体を容体に対して
ずれ変位自在に組付けたので、ドラム体のシールを達成
するシール体の一部だけが弾接した場合には、この弾接
力によりシール体がドラム体の開口縁全周に同時に弾接
する位置までずれ変位するので、ドラム体に対するシー
ル体の弾性は、引っ張り力等の不正な力の無い押圧力だ
けの密弾接となり、もってシール体によるドラム体の密
閉を適正に達成できると共に、シール体のドラム体に対
する弾接面に、引っ掻き傷とかひび割れ等の密閉作用を
劣化させるものを発生させることがない。
【0028】シール体によるドラム体の密閉は、ドラム
体の開口縁に対してシール体のテーパ筒片が、そのテー
パ周面全周をドラム体開口縁全周に同時に弾接させて達
成されるので、極めて適正な状態で達成されることにな
り、もってシール体によるドラム体の密閉を完全で強固
なものとすることができる。
体の開口縁に対してシール体のテーパ筒片が、そのテー
パ周面全周をドラム体開口縁全周に同時に弾接させて達
成されるので、極めて適正な状態で達成されることにな
り、もってシール体によるドラム体の密閉を完全で強固
なものとすることができる。
【0029】ドラム体密閉を達成維持する弾性材料製の
シール体に、無理な力が作用しないので、シール体のド
ラム体に対する密閉機能を長期間にわたって安定した状
態で維持することができ、もってドラム体の密閉を長期
間にわたって確実にかつ安定して維持することができ
る。
シール体に、無理な力が作用しないので、シール体のド
ラム体に対する密閉機能を長期間にわたって安定した状
態で維持することができ、もってドラム体の密閉を長期
間にわたって確実にかつ安定して維持することができ
る。
【0030】
【図1】本考案によるコンパクト容器の一実施例を示す
閉姿勢時の全体縦断面図。
閉姿勢時の全体縦断面図。
【図2】図1に示した本考案の実施例の開姿勢時の全体
縦断面図。
縦断面図。
【図3】図1に示した本考案の実施例の要部拡大縦断面
図。
図。
【0031】
1;容体、 2;底板、 3;取付け片、 4;取付け
周溝、 5;取り出し用孔、 6;蓋体、 7;天板、 8;保
持片 9;保持周溝、 10;組付け体、 11;本体筒片、
12;係合片 13;遊合片、 14;ドラム体、 15;係合筒片、
16;シール体 17;本体板、 18;テーパ筒片、 19;組付き筒
片 20;蝶番機構、 21;係止機構。
周溝、 5;取り出し用孔、 6;蓋体、 7;天板、 8;保
持片 9;保持周溝、 10;組付け体、 11;本体筒片、
12;係合片 13;遊合片、 14;ドラム体、 15;係合筒片、
16;シール体 17;本体板、 18;テーパ筒片、 19;組付き筒
片 20;蝶番機構、 21;係止機構。
Claims (2)
- 【請求項1】 有底短筒体の底板(2) の上面周端部に、
内周面に取付け周溝(4) を形成する短筒形状の取付け片
(3) を設けた容体(1) と、有頂短筒体の天板(7) の下面
周端部に、内周面に保持周溝(9) を形成する短筒形状の
保持片(8) を設け、前記容体(1) に蝶番機構(20)で結合
される蓋体(6) と、短筒形状をした本体筒片(11)の上端
部に係合片(12)を設けると共に、前記本体筒片(11)の外
周面下端部に前記取付け周溝(4) に抜け出し不能に遊合
する外鍔状の遊合片(13)を周設し、前記取付け片(3) 内
に組付けられる組付け体(10)と、有底短筒体の筒壁上端
部に前記係合片(12)と係合する係合筒片(15)を設け、前
記組付け体(10)内に嵌め込み組付けされる化粧料収納用
のドラム体(14)と、平板状の本体板(17)の下面周端縁か
ら、閉姿勢で前記ドラム体(14)開口部に密に嵌装するテ
ーパ筒壁構造のテーパ筒片(18)を垂下設し、該テーパ筒
片(18)の先端縁から短筒形状の組付き筒片(19)を起立設
して構成され、、該組付き筒片(19)の前記保持周溝(9)
内への嵌合により前記保持片(8) 内に組付け固定される
弾性材料製のシール体(16)と、から成るコンパクト容
器。 - 【請求項2】 単品として成形した取付け片(3) を容体
(1) 本体に取付けて容体(1) を構成した請求項1に記載
のコンパクト容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40448590U JP2521939Y2 (ja) | 1990-12-25 | 1990-12-25 | コンパクト容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40448590U JP2521939Y2 (ja) | 1990-12-25 | 1990-12-25 | コンパクト容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0493017U JPH0493017U (ja) | 1992-08-13 |
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