JPH0526046Y2 - - Google Patents

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JPH0526046Y2
JPH0526046Y2 JP1984077821U JP7782184U JPH0526046Y2 JP H0526046 Y2 JPH0526046 Y2 JP H0526046Y2 JP 1984077821 U JP1984077821 U JP 1984077821U JP 7782184 U JP7782184 U JP 7782184U JP H0526046 Y2 JPH0526046 Y2 JP H0526046Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は容器に関し、特に化粧料、軟膏等のク
リーム状の物質を充填する容器に関する。
[従来の技術の問題点] 従来、この種の容器としては、容器の口部に螺
合する蓋を設け、この蓋の取外しにより口部を開
閉する容器が周知であるが、蓋の取外しが面倒で
あつた。
[本考案の課題] 本考案は、上記の問題点を解決しようとするも
のであり、一動作により蓋体の開放を容易且つ確
実に行うことができ、容器の変形もなく、しかも
安価に製造可能な容器を提供するものである。
[本考案の解決手段] 本考案は、クリーム状の物質を充填する収納凹
部22を有する容器本体10と、前記収納凹部2
2を密栓する中栓24と、蓋体12とを有し、前
記容器本体10と前記蓋体12とを開閉自在にそ
の後部で蝶番結合し、両者10,12を閉蓋状態
にて互いに係合し得る係止手段32,60をその
前部に設けてなる容器であつて、容器本体10
は、略円筒形をなし、前記収納凹部22の前部に
充実部70を形成して、前記収納凹部22の横断
面形状を一部切欠れた略円形になし、両者10,
12の蝶番結合部分に蓋体12を開蓋状態に付勢
するバネ手段を設け、前記容器本体10の前記充
実部70の上部に、上方向および前方向に連続し
て開口した切欠凹部26を設け、前記切欠凹部2
6に容器本体10の前後方向に摺動自在な押圧部
材40を配し、この押圧部材40は押圧片42と
この押圧片42の両端より後方向に延設された突
片44,44とよりなり、突片44には凹部5
2,52を押圧部材40の摺動方向に設け、切欠
凹部26の両側面には凹部52,52と係合する
突起34,34を設け、凹部52の摺動方向の長
さは突起34の摺動方向の長さより大に形成し、
前記突起34に前向き斜面36,36を形成し、
前記蓋体12の下面56側における前記押圧部材
40に対応する位置に垂下部54を配し、この垂
下部54に前向き斜面58を形成し、前記押圧部
材40の上面46に配した後向き斜面50とを有
し、前記両斜面50,58同士の相対的な摺動に
より、前記係止手段32、60の係合離脱を行な
うものである。
[作用] 本考案は、押圧部材を内方に押圧することによ
り、斜面に沿つて蓋体を上方に押し上げ、容器本
体と蓋体との係合を解除して、蓋体をバネ手段に
よつて上方に回動させる。
また、容器本体は円筒状であるため、蓋体をバ
ネ手段によつて上方に回動させ、開状態になつた
場合に、バランスを崩すことも考えられるが、容
器本体の前部に設けられた充実部が重りとなつ
て、開蓋状態であつてもバランスを崩すことがな
い。また、充実部を設けることにより押圧部を取
付ける切欠凹部を容易に設けることができる。
[実施例] 次に本考案の一実施例を添付図面に基づいて説
明する。
本考案の容器は、容器本体10と、その上に配
した蓋体12とを開閉自在に蝶番結合してなる。
すなわち、容器本体10の周縁部13背面側には
切欠14が設けられ、蓋体12における前記切欠
14と対応する位置に垂下片16が突設され、こ
れら切欠14と垂下片16とが嵌合されるととも
に、容器本体10の背面と蓋体12の垂下片16
との間に蓋押上げ用のバネ18を介してヒンジピ
ン20により貫通されている。
容器本体10は円形状に形成され、その中央に
クリーム状の物質を充填する収納凹部22が設け
られている。前記収納凹部22は、横断面が一部
切欠れたほぼ円形をなし、前方が平面状の壁面を
なしている。すなわち、容器本体10の前部は、
充実部70となつており、この部分だけ容器本体
10の他の箇所より重く、重り代わりとなつてい
る(第2図参照)。この収納凹部22にはこれと
対応した形状の皿型の中栓24が嵌合され、密封
性を高めている。
前記容器本体10の周縁部13における前記蝶
番用切欠14と対向する位置には、上方向および
外方向に開口した切欠凹部26が設けられてい
る。この切欠凹部26は奥面28と、これと直交
し且つ相対向する側面30,30とよりなり、前
記奥面28の上方には、係止突条32が形成さ
れ、後述のとおり、この係止突条32が蓋体12
の対応する係合突部60と係合し得るよう構成さ
れ、前記切欠凹部26の両側面30,30には、
相対向して水平方向に突起34,34が突設され
ており、その先端は角落しされて前向きの斜面3
6,36が形成されている。
40は箱形に形成された押圧部材であつて、前
記容器本体10の周面の形状に相応する彎曲した
長方形状の押圧片42と、その両端より延設した
突片44,44と、これら押圧片42および突片
44,44の上下に配した上面46および下面4
8とからなるものである。
50は内向きの斜面であり、前記押圧部材40
の上面46における前記押圧片42と反対側、す
なわち上面46の後部に形成され、後述する蓋体
12の垂下部54に設けられた外向きの斜面58
と当接し得るよう形成されている。52,52
は、前記押圧部材40の突片44,44に穿設さ
れた矩形の貫通孔であり、前記切欠凹部26の突
起34が嵌合される。
押圧部材40は前記切欠凹部26内に配され、
押圧部材40の後端と切欠凹部26の奥面28と
の間に空間が形成される。このとき、前記押圧部
材40の貫通口52とこれに嵌合する前記切欠凹
部26の突起34との寸法関係については、前記
押圧部材40の摺動方向の長さにおいて、貫通孔
52が突起34よりも大に形成され、前記容器本
体10の上下方向の長さにおいては、貫通口52
と突起34とがほぼ同一に形成され、押圧部材4
0は容器本体10に対して内外方向に摺動可能で
あり、上下方向には動きが規制されている。
54は蓋体下面56の前方側に設けた垂下部で
あり、この垂下部は、前記切欠凹部26に対応す
る位置に配されている。この垂下部54の外面に
は外向きの斜面58が形成され、また、垂下部5
4の内面には係合突部60が設けられている。
62は前記蓋体12の下面56に設けた鏡、6
4はクレンジングクリームやコールドクリーム等
の内容物である。
第2図に示す本容器の閉蓋状態において、垂下
部54は押圧部材40と切欠凹部26の奥面28
との間の空間内に位置し、係止突条32が蓋体1
2の係合突部60と係合している。さらに押圧部
材40の上面46に設けられた内向きの斜面50
は、蓋体12の垂下部54に設けられた外向きの
斜面58と当接している。
本容器において蓋体12を開放する場合には、
第3図に示すように、押圧部材40を矢印方向に
押圧して、内方へ前進させる。これにより、押圧
部材40ん内向きの斜面50が蓋体12の外向き
の斜面58を押圧し、蓋体12を上方に変位さ
せ、容器本体10の係止突条32と蓋体12の係
合突部60との係合を解除する。このとき、バネ
18の付勢力により、蓋体12を上方へ押上げ
る。この場合に、容器本体10は円筒状であるた
め、蓋体12をバネ18によつて上方に回動さ
せ、開蓋状態になつた場合に、バランスを崩すこ
とも考えられるが(特に、内容物が少ない場合)、
容器本体10の前部に設けられた充実部70が重
りとなつて、開蓋状態であつてもバランスを崩す
ことがない。
本容器において蓋体12を閉じる場合には、第
3図に示す開放状態から蓋体12を下方に押圧す
ることにより、蓋体12の外向きの斜面58が押
圧部材40の内向きの斜面50に圧接して、押圧
部材40を外方へ移行させ、蓋体12の係合突部
60と、容器本体10の係止突条32とが係合さ
れ、第2図に示すように閉蓋状態にすることがで
きる。
本実施例においては、押圧部材40は内部が中
空の箱形に形成されているが、内部を中実に形成
し、貫通孔52に代えて凹部を形成してもよい。
また、斜面50,58は、上記形状に限定されな
い。さらに、本実施例では、押圧部材40の上面
46と蓋体12の垂下部54にそれぞれ斜面を設
けているがどちらか一方に設けてもよい。
[考案の効果] 以上の記載から明らかなように、本考案は、次
の効果を有する。
1 容器本体に配した押圧部材の一動作の押圧に
よつて、蓋体を容易且つ確実に開放することが
できる。
2 蓋体を取外す必要がなく、紛失する虞れがな
い。
3 容器の構造が簡単であり、安価に製造でき
る。
4 中栓によつて収納凹部を密栓しているため、
クリーム状物質が携帯時等に流出しない。
5 容器本体と蓋体の蝶番結合部分に、蓋体を開
蓋状態に付勢するバネ手段を設けているため、
開蓋時に自動的に蓋体が上方まで回動する。
6 切欠凹部の突起には前向き斜面が設けられて
いるため、押圧部材の凹部を突起に挿入し易い
という効果もある。
7 容器本体は円筒状であるため、蓋体をバネ手
段によつて上方に回動させ、開蓋状態になつた
場合に、バランスを崩すことも考えられるが、
容器本体の前部に設けられた充実部が重りとな
つて、開蓋状態であつてもバランスを崩すこと
がない。また、充実部を設けることにより押圧
部を取付ける切欠凹部を容易に設けることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものである。第
1図は分解斜視図、第2図は本容器の閉蓋状態を
示す断面図、第3図は本容器の開放操作時の要部
を示す拡大断面図である。 符号の説明、10……容器本体、12……蓋
体、13……周縁部、14……切欠、16……垂
下部、18……バネ、20……ヒンジピン、22
……収納凹部、24……中栓、26……切欠凹
部、28……奥面、30……側面、32……係止
突条、34……突起、36……前向きの斜面、4
0……押圧部材、42……押圧片、44……突
片、46……上面、48……下面、50……内向
きの斜面、52……貫通孔、54……垂下部、5
6……下面、58……外向きの斜面、60……係
合突部、62……鏡、64……内容物、70……
充実部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 クリーム状の物質を充填する収納凹部22を有
    する容器本体10と、前記収納凹部22を密栓す
    る中栓24と、蓋体12とを有し、前記容器本体
    10と前記蓋体12とを開閉自在にその後部で蝶
    番結合し、両者10,12を閉蓋状態にて互いに
    係合し得る係止手段32,60をその前部に設け
    てなる容器であつて、 容器本体10は、略円筒形をなし、 前記収納凹部22の前部に充実部70を形成し
    て、前記収納凹部22の横断面形状を一部切欠か
    れた略円形になし、 両者10,12の蝶番結合部分に蓋体12を開
    蓋状態に付勢するバネ手段を設け、 前記容器本体10の前記充実部70の上部に、
    上方向および前方向に連続して開口した切欠凹部
    26を設け、 前記切欠凹部26に容器本体10の前後方向に
    摺動自在な押圧部材40を配し、 この押圧部材40は押圧片42とこの押圧片4
    2の両端より後方向に延設された突片44,44
    とよりなり、 突片44には凹部52,52を押圧部材40の
    摺動方向に設け、 切欠凹部26の両側面には凹部52,52と係
    合する突起34,34を設け、 凹部52の摺動方向の長さは突起34の摺動方
    向の長さより大に形成し、 前記突起34に前向き斜面36,36を形成
    し、 前記蓋体12の下面56側における前記押圧部
    材40に対応する位置に垂下部54を配し、この
    垂下部54に前向き斜面58を形成し、 前記押圧部材40の上面46に配した後向き斜
    面50とを有し、 前記両斜面50,58同士の相対的な摺動によ
    り、前記係止手段32、60の係合離脱を行なう ことを特徴とするクリーム状物質の容器。
JP7782184U 1984-05-25 1984-05-25 クリ−ム状物質の容器 Granted JPS60190642U (ja)

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JPS60190642U JPS60190642U (ja) 1985-12-17
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5944906B2 (ja) * 1980-08-07 1984-11-01 株式会社 村上商店 自転ロ−ラ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5944906U (ja) * 1982-09-13 1984-03-24 吉田工業株式会社 自動開放式コンパクト容器

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5944906B2 (ja) * 1980-08-07 1984-11-01 株式会社 村上商店 自転ロ−ラ

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JPS60190642U (ja) 1985-12-17

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