JP2521926Y2 - 液体定量注出栓 - Google Patents

液体定量注出栓

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JP2521926Y2 JP1990050340U JP5034090U JP2521926Y2 JP 2521926 Y2 JP2521926 Y2 JP 2521926Y2 JP 1990050340 U JP1990050340 U JP 1990050340U JP 5034090 U JP5034090 U JP 5034090U JP 2521926 Y2 JP2521926 Y2 JP 2521926Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は例えばシャンプー、リンス、液体洗剤、入浴
剤、洗口剤等の液体を一定量計量して所定の場所に注出
可能な液体定量注出栓に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の液体定量注出栓は実開昭63−82755号
公報に開示されているように、第5図および第6図に示
すようなものがある。すなわち、液体定量注出栓は第1
シリンダ10、第2シリンダ20および作動部材30を有し、
第1シリンダ10はその上端部12を容器体2の口頸部3に
係止させて容器体2内へ第1胴部14を垂設するととも
に、この第1胴部14の下端から液体吸上げ用小筒16を垂
設し、この液体吸上げ用小筒16には吸込み弁18が設けら
れている。
第2シリンダ20は第1シリンダ10に対して着脱可能に
装着される第2胴部22が形成され、この第2胴部22の底
壁中央部には挿通孔24が穿設されているとともに、第2
胴部22上端には外向きフランジ26が形成されている。
作動部材30はプランジャ部32が第2シリンダ20内へ液
密に設けられ、このプランジャ部32の下端からは挿通孔
24に液密に挿通して注出ノズル34を垂下し、この注出ノ
ズル34の下端を第1シリンダ10の液体吸上げ用小筒16に
着脱可能に装着し、注出ノズル34の上部には液体流通孔
36が穿設されている。
次に、上記液体定量注出栓の操作について説明する。
まず、第5図に示す状態から第1シリンダ10および作
動部材30に対して第2シリンダ20を押し下げると、注出
ノズル34と第2胴部22との間の空間が拡大してその空間
内は負圧化し、このため容器体2内の液体は吸込み弁18
を通り、注出ノズル34、液体流通孔36を経てその空間内
に吸込まれ、液体の計量が終了する。次いで、第2シリ
ンダ20が押し下げられた状態から作動部材30または外向
きフランジ26を持って作動部材30とともに第2シリンダ
20を第1シリンダ10から外し、さらに作動部材30を第2
シリンダ20に対して押込むと、上記空間は狭小化されて
加圧されるため、空間内の液体は液体流通孔36および注
出ノズル34を通過して所定の場所に注出される。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来技術において第6図に示すよ
うに計量終了時、第1シリンダ10の液体吸上げ用小筒16
内の液体は、作動部材30とともに第2シリンダ20を第1
シリンダ10に装着した時の注出ノズル34の下端のレベル
に停止している。したがって、液体吸上げ用小筒16内の
液面レベルは注出ノズル34の下端と同一面であるため、
作動部材30とともに第2シリンダ20を第1シリンダ10に
装着した後の計量操作で、液体とともに第1シリンダ10
内の空気を吸込んでしまうことがあって、その吸込空気
量も計量操作の度に一定とは限らないため、計量精度が
著しく低下してしまう問題点があった。
この問題点を解決するために、注出ノズル34の下端を
液体吸上げ用小筒16内まで延ばし、注出ノズル34を液体
吸上げ用小筒16に圧入して計量操作時に第1シリンダ10
内の空気を吸込まないようにすることが考えられるが、
この手段では第2シリンダ20とともに作動部材30の第1
シリンダ10への着脱操作が困難になってしまう問題点が
新たに発生する上、第2シリンダ20の取外し後の液体吸
上げ用小筒16内の液面レベルが注出ノズル34の下端に合
せて単に低下するだけで、空気の吸込み易さに何等変り
はない。
そこで、本考案は上記事情を考慮してなされたもの
で、その目的とするところは、第2シリンダとともに作
動部材の第1シリンダへの着脱操作が容易であって、計
量操作時に周囲の空気を吸込むことなく、計量精度を高
めた液体定量注出栓を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本考案にあっては、底
部から吸込み弁を有する液体吸上げ用小筒を垂設した第
1胴部を有し、上端部を容器体の口頸部に係止させた第
1シリンダと、この第1シリンダ内へ着脱可能に装着し
た第2胴部下端の底壁中央部に挿通孔を穿設するととも
に、第2胴部上端に外向きフランジを設けた第2シリン
ダと、この第2シリンダ内へプランジャ部を液密に設け
るとともに、このプランジャ部の下端から上記挿通孔に
液密に挿通して注出ノズルを垂下し、この注出ノズル上
部に液体流通孔を穿設した作動部材とを有し、この作動
部材に対して上記第2シリンダを上下動可能に構成した
液体定量注出栓であって、上記第1シリンダの底部と液
体吸上げ用小筒のいずれか一方に上記注出ノズル下端を
着脱可能に嵌合させる案内筒を突設したことを特徴とす
る。
〔作用〕
上記の構成を有する本考案においては、計量終了時の
第1シリンダ内の液面は案内筒上端のレベルにあり、作
動部材とともに第2シリンダを第1シリンダに装着する
際に、液体の入った注出ノズル下端は案内筒に緩やかで
あっても水密に嵌合することとなる。次いで、計量操作
時は注出ノズル下端は案内筒に水密に嵌合しているた
め、液体とともに第1シリンダ内の空気を吸込むことな
く、常に一定量の液体が吸込まれる。このようにして、
注出操作時は規定量の液体が注出される。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図〜第3図に基づいて
説明する。なお、従来の構成と同一または対応する部分
には第5図および第6図と同一の符号を用いて説明す
る。
第1図に示すように、本実施例の液体定量注出栓1は
シャンプー、リンス、液体洗剤、入浴剤または洗口剤等
の液体を収容した容器体2に取付けられるものであっ
て、吸上げ部材である第1シリンダ10と、第2シリンダ
20および作動部材30とから大略構成され、これら第2シ
リンダ20と作動部材30とを一体化して注出部材を構成し
ている。
第1シリンダ10は円筒状を成し、その上端部12に折返
しフランジ13が形成され、折返しフランジ13を容器体2
の口頸部3に螺合係止させて容器体2内へ第1胴部14を
垂設し、さらにこの第1胴部14の下端からテーパ面を有
する底部15を介して液体吸上げ用小筒16を垂設してい
る。この液体吸上げ用小筒16には上方に突出形成され、
且つ作動部材30の注出ノズル34下端を嵌合させる案内筒
17と吸込み弁18が設けられているとともに、下部に吸上
げパイプ19が接続されている。そして、案内筒17の上端
にはテーパ面を形成して注出ノズル34下端が入り易くな
るようにしている。
また、底部15には通気孔15aを穿設させ、この通気孔1
5aは第1シリンダ10を介して容器体2内へ液体を充填さ
せたり、第2シリンダ20が第1シリンダ10内を上下動す
る際、第1シリンダ10内の空気が高圧化或いは負圧化し
ないようにしている。
第2シリンダ20は第1シリンダ10に対して着脱可能に
装着される第2胴部22が形成され、この第2胴部22の底
壁23の中央部には挿通孔24が穿設されているとともに、
第2胴部22上端には外向きフランジ26が形成されてい
る。この外向きフランジ26の直下にはねじ部27を刻設
し、液体定量注出栓1の不使用時にねじ部27を第1シリ
ンダ10のねじ部11に螺合して一体化させている。
作動部材30はプランジャ部32が第2シリンダ20内へ液
密に設けられ、このプランジャ部32の下端からは挿通孔
24に液密に挿通して注出ノズル34を垂下している。この
注出ノズル34は案内筒17よりも大径であり、その下端は
第1シリンダ10の案内筒17に着脱可能に嵌合し、また注
出ノズル34の上部には液体流通孔36が周方向に複数穿設
されている。
次に、この液体定量注出栓1によって容器体2内の液
体を規定量ずつ注出する操作手順を説明する。
まず、計量操作時には第1図に示す状態から第1シリ
ンダ10および作動部材30に対して第2シリンダ20を押し
下げる。すると、第2図に示すように注出ノズル34と第
2胴部22との間の空間が拡大してその空間25内は負圧化
し、このため容器体1内の液体は吸込み弁18、案内筒17
を通り、注出ノズル34、液体流通孔36を経てその空間25
内に吸込まれ、液体の計量が終了する。この計量終了
時、第1シリンダ10内の液面レベルは第3図に示すよう
に案内筒17の上端まで達している。
次いで、注出操作は第2シリンダ20が押し下げられた
状態から作動部材30または外向きフランジ26を持って作
動部材30とともに第2シリンダ20を第1シリンダ10から
取外し、さらに作動部材30を第2シリンダ20に対して押
込むと、上記空間25は狭小化されて加圧されるため、空
間25内の液体は液体流通孔36および注出ノズル34を通過
して所定の場所に注出される。但しこの時、注出ノズル
34内にはその先端まで液体が残存することになる。
さらに、計量操作を再び行うために作動部材30ととも
に第2シリンダ20を第1シリンダ10に装着した際に、液
体の残存した注出ノズル34下端は上端まで液面レベルが
達した案内筒17に緩やかであっても水密に嵌合すること
となり、第2シリンダ20を第1シリンダ10および作動部
材30に対して押し下げた時、液体とともに第1シリンダ
10内の空気を吸込むことがない。したがって、規定量の
液体を注出することができる。また、第1シリンダ10の
底部15にテーパ面を形成し、且つ案内筒17の上端にテー
パ面を形成したので、注出ノズル34下端が案内筒17に一
段と嵌合し易くなる。
第4図は本考案に係る液体定量注出栓の他の実施例を
示し、前記実施例と同一または対応する部分には同一の
符号を用いて説明する。本実施例では第1シリンダ10の
底部15に案内筒17を一体的に突設し、計量終了時に第1
シリンダ10内の液面レベルを案内筒17の上端まで達する
ようにしている。この場合、案内筒17は前記実施例と比
べて大径になるので、これに対応して注出ノズル34下端
も大径に形成する必要がある。このように、本実施例で
も前記実施例と同様の効果が得られる。その他の構成お
よび作用は前記実施例と同一であるのでその説明を省略
する。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、第1シリンダ
の底部と液体吸上げ用小筒のいずれか一方に作動部材の
注出ノズル下端を着脱可能に嵌合させる案内筒を突設し
たので、作動部材とともに第2シリンダを第1シリンダ
に装着する際に、注出ノズル下端は案内筒に緩やかであ
っても水密に嵌合することとなり、その結果、着脱操作
が容易になって取扱性を著しく高め、計量操作時に液体
とともに周囲の空気を吸込むことなく、常に一定の計量
を行うことができ、計量精度が大幅に向上するという効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る液体定量注出栓の一実施例におい
て計量開始時の状態を示す縦断面図、 第2図は計量操作時の状態を示す縦断面図、 第3図は計量終了時の状態を示す縦断面図、 第4図は本考案に係る液体定量注出栓の他の実施例にお
いて計量終了時の状態を示す縦断面図、 第5図は従来の液体定量注出栓の一例において計量開始
時の状態を示す縦断面図、 第6図は従来例において計量終了時の状態を示す縦断面
図である。 1…液体定量注出栓、2…容器体、3…口頸部、10…第
1シリンダ、14…第1胴部、15…底部、16…液体吸上げ
用小筒、17…案内筒、18…吸込み弁、20…第2シリン
ダ、22…第2胴部、24…挿通孔、26…外向きフランジ、
30…作動部材、32…プランジャ部、34…注出ノズル、36
…液体流通孔。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】底部から吸い込み弁を有する液体吸上げ用
    小筒を垂設した第1胴部を有し、上端部を容器体のを口
    頸部に係止させた第1シリンダと、 この第1シリンダ内へ着脱可能に挿着した第2胴部下端
    の底壁中央部に挿通孔を穿設するとともに、第2胴部上
    端に外向きフランジを設けた第2シリンダと、 この第2シリンダ内へプランジャ部を液密に設けるとと
    もに、このプランジャ部の下端から上記挿通孔に液密に
    挿通して注出ノズルを垂下し、この注出ノズル上部に液
    体流通孔を穿設した作動部材とを有し、この作動部材に
    対して上記第2シリンダを上下動可能に構成した液体定
    量注出栓であって、 上記第1シリンダの底部と液体吸上げ用小筒のいずれか
    一方に上記注出ノズル下端の内面に着脱可能に液密状態
    で嵌合させる案内筒を突設した液体定量注出栓。
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JPS61178728A (ja) * 1985-02-04 1986-08-11 Fuji Photo Film Co Ltd 磁気記録媒体
JPS6288424A (ja) * 1985-10-14 1987-04-22 Omron Tateisi Electronics Co 負荷開閉装置

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