JP2521831Y2 - 筆用線引き具 - Google Patents

筆用線引き具

Info

Publication number
JP2521831Y2
JP2521831Y2 JP1991068005U JP6800591U JP2521831Y2 JP 2521831 Y2 JP2521831 Y2 JP 2521831Y2 JP 1991068005 U JP1991068005 U JP 1991068005U JP 6800591 U JP6800591 U JP 6800591U JP 2521831 Y2 JP2521831 Y2 JP 2521831Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
holder
brush
elastic plates
support portion
tip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1991068005U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04128895U (ja
Inventor
広夫 名波
Original Assignee
株式会社ナナミ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ナナミ filed Critical 株式会社ナナミ
Priority to JP1991068005U priority Critical patent/JP2521831Y2/ja
Publication of JPH04128895U publication Critical patent/JPH04128895U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2521831Y2 publication Critical patent/JP2521831Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Brushes (AREA)
  • Drawing Aids And Blackboards (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、筆で直線とか曲線を引
く場合に使用する筆用線引き具に関し、線引きの途中で
も筆に墨や絵の具を容易に含ませることができるもので
ある。
【0002】
【従来の技術】間隔を保って対設した2本のガラス棒の
下端を、定規の前後2本のガイド溝に係合し、ガラス棒
の間に設けた断面樋状の筆支え部に筆を添えて線引きを
施す筆用線引き具が実開昭63−125589号公報に
より公知である。
【0003】この筆用線引き具は、上記のような特殊な
定規が必要である。また断面樋状の支え部に筆の柄を上
下動しないように圧接して線引きをする必要がある。即
ち、線引き中に誤って筆が上下にずれるときは、紙への
穂先の当たり具合が異なるため、線の太さが違ってしま
うからである。更に墨等を含ませるために筆を一旦支え
部から離脱するときは、改めて同じ位置に筆を添えるこ
とが困難であり、そのため使い馴れていない者が使用す
るときは、その都度、線の太さが相違するという問題点
があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案の課題は、上記
のような従来の筆用線引き具の問題点を解消し、初めて
使う者にあっても綺麗な線引きができ、また熟練者は、
手加減して線の太さを変えることができる筆用線引き具
を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の筆用線引き具
は、下端に定規のガイド溝に沿って摺動する球面を形成
した支持部と、後側板の両側より左右両弾性板を突出さ
せた断面コ字形のホルダーとよりなり、前記支持部の前
側面の左右に縦方向の突縁を設け、この突縁間に前記ホ
ルダーの後側板を係合させ、該後側板に固定したナット
に支持部を回転自在に貫通した横軸のネジを螺合させ、
この横軸に外装した圧縮ばねを、横軸の突端に設けた摘
みと支持部とに係止させ、前記ホルダーの左右両弾性板
の内面にはそれぞれ彎曲溝を縦設し、その先端には斜め
外向きのガイド縁を対設したことを特徴とするものであ
る。
【0006】
【作用】ホルダーの左右両弾性板の両先端に形成したガ
イド縁に筆の柄を圧接させると、左右両弾性板は互いに
外方へ開き、筆は図1に示すように左右両弾性板の彎曲
溝内に確実に挟持される。
【0007】ホルダーに筆を保持させた後、横軸のネジ
が緩む方向に摘みを回転すると、圧縮ばねが伸長して図
1に鎖線で示すように摘みが支持部から離隔し、ホルダ
ーは支持部に圧接したままである。この状態において、
横軸を中心としてホルダーを回動すると、ホルダーは支
持部の突縁上に斜めの状態で支持され、図3に示すよう
に筆を傾斜させ、穂先を支持部から離隔させるから、こ
の穂先へ墨等を容易に含ませることができるのである。
【0008】穂先へ墨等を含ませた後、ホルダーを逆方
向に回動して突縁内に係合させ、先に緩めた摘みを締ま
る方向に回動すると、ホルダーは支持部に締め付けられ
て一体化するから、安定した線引きができる。
【0009】上記のように、筆をホルダーに取付けたま
ま墨等を穂先に含ませることができるので、線引きの途
中であっても、穂先に墨等を含ませ、既に描いた線にこ
れと同じ太さで線引きを続行することができる。
【0010】支持部の下端を定規のガイド溝に沿わせて
線引きを行う場合、支持部を線引きの方向に直交する方
向、詰まり支持部を前後方向に傾斜させることにより、
紙面への穂先の当たり具合を加減することができる。
【0011】
【実施例】以下本考案の一実施例を図1〜図3に基づい
て詳述する。図中Aはプラスチック製の支持部であり、
下端に定規1のガイド溝2内を摺動する球面3を形成
し、前側面の左右両端に突縁4,4を形成している。
【0012】Bは筆5の柄を挟持するホルダーであり、
金属板を曲げて後側板6と左右両弾性板7,7とにより
断面コ字形に形成し、この二股状の弾性板7,7の内面
に彎曲溝8,8を対設し、この彎曲溝の先端に斜め外向
きのガイド縁8a,8aを対設している。
【0013】上記ホルダーBの後側板6には、プラスチ
ック製の固定板9をビス10で取付け、この固定板9に
より、後側板6の透孔11に重ねたナット12を挟着し
ている。また上記支持部Aには前後方向に貫通孔13を
設け、この貫通孔13に後側から摘み14を有する横軸
15を貫通させ、その先端に設けたネジを前記ナット1
2に螺合させて、支持部Aの前側面にホルダーBの後側
板6を連結している。
【0014】尚、符号16は前記ビス10の頭部に対
し、支持部Aの前側面に形成した溝である。また符号1
7は前記横軸15に外装した圧縮ばねであり、その前端
を貫通孔13の段部18に、後端を摘み14に圧接して
いる。更に符号19,19は支持部Aの前側面に貫通孔
13を挟んで形成した上下一対の凸部、20,20は該
凸部19,19に対応させてホルダーBの後側板6に形
成した上下一対の凹部、21は紙面である。
【0015】本考案の実施例は上記のような構成である
から、筆5の柄を左右のガイド縁8a,8aに圧接する
と、左右の弾性板7,7は外方に広がり、筆5の柄は彎
曲溝8,8内に嵌入し、弾性板の復帰力により該溝内に
確実に挟持される。また挟持された筆5の柄を外側に引
っ張ると、左右の弾性板7,7は外方に広がり、柄はホ
ルダーから容易に離脱されるのである。
【0016】上記の様にして筆5をホルダーBに保持さ
せた後、摘み14を回動させて横軸15を緩めると、図
1に鎖線で示すように圧縮ばね17の弾力により、支持
部AとホルダーBとは密着しているが、摘み14は支持
部Aから離隔する。この状態において、ホルダーBを横
軸15を中心に左又は右に回動すると、凹部20は凸部
19から外れ、ホルダーBの後側板6は支持部Aの両側
に形成された突縁4,4に支持される。従ってこのホル
ダーBの弯曲溝8に挟持された筆5の穂先は、図3に鎖
線で示すように、支持部Aから左右方向に離隔し、穂先
に墨等を付け易くなるのである。
【0017】図3に鎖線で示す状態において、ホルダー
Bを逆方向に回動すると、ホルダーBの後側板6は突縁
4,4内に嵌合し、凹部20は凸部19に合致して図3
の実線で示す状態となる。
【0018】
【効 果】本考案における筆用線引き具は、ホルダーを
後側板と左右両弾性板によりコ字形に形成し、両弾性板
の内面に彎曲溝を縦設し、その先端に斜め外方に傾斜し
たガイド縁を形成したから、筆の柄をガイド縁に圧接し
て左右の弾性板を外方へ広げることにより、柄を彎曲溝
内に容易に挟持させることがでる。また彎曲溝内に挟持
させた柄を外方へ引っ張って弾性板を外方へ広げること
により、彎曲溝内から容易に離脱させることができる。
【0019】ホルダーは、横軸に外装した圧縮ばねによ
り支持部に密接し、更に支持部における左右の突縁内に
係合しているため、線引き中にホルダーが回動すること
がない。従って初めての使用者も安心して線引きするこ
とができると共に、綺麗な線を描くことができる。
【0020】支持部に対し、ホルダーを傾斜させるとき
は、筆の穂先に墨や絵の具を容易に含ませることができ
る。そのため線引きの途中でも筆をホルダーに保持させ
たまま、穂先に墨等を含ませ、既に描いた線と同じ太さ
の線を継続して描くことができる。
【0021】熟練者が本考案の筆用線引き具を用いて線
引きをする場合、支持部の下端を定規のガイド溝に沿わ
せ、穂先が紙面に接触する程度に応じてホルダーに保持
された筆を支持部と共に前後方向に僅かに傾斜すれば、
線の太さを自由に変えて描くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例を示す縦断側面図
【図2】 図1におけるX−X線の拡大断面図
【図3】 同上実施例の一部縦断正面図
【符号の説明】
A 支持部 B ホルダー 1 定規 2 ガイド溝 3 球面 4 突縁 5 筆 6 後側板 7 弾性板 8 弯曲溝 9 固定板 10 ビス 11 透孔 12 ナット 13 貫通孔 14 摘み 15 横軸 16 溝 17 圧縮ばね 18 段部 19 凸部 20 凹部 21 紙面 22 軸

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下端に定規のガイド溝に沿って摺動する
    球面を形成した支持部と、後側板の両側より左右両弾性
    板を突出させた断面コ字形のホルダーとよりなり、前記
    支持部の前側面の左右に縦方向の突縁を設け、この突縁
    間に前記ホルダーの後側板を係合させ、該後側板に固定
    したナットに支持部を回転自在に貫通した横軸のネジを
    螺合させ、この横軸に外装した圧縮ばねを、横軸の突端
    に設けた摘みと支持部とに係止させ、前記ホルダーの左
    右両弾性板の内面にはそれぞれ彎曲溝を縦設し、その先
    端には斜め外向きのガイド縁を対設したことを特徴とす
    る筆用線引き具。
JP1991068005U 1991-05-20 1991-05-20 筆用線引き具 Expired - Fee Related JP2521831Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991068005U JP2521831Y2 (ja) 1991-05-20 1991-05-20 筆用線引き具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991068005U JP2521831Y2 (ja) 1991-05-20 1991-05-20 筆用線引き具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04128895U JPH04128895U (ja) 1992-11-25
JP2521831Y2 true JP2521831Y2 (ja) 1997-01-08

Family

ID=31930342

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991068005U Expired - Fee Related JP2521831Y2 (ja) 1991-05-20 1991-05-20 筆用線引き具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2521831Y2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59149566A (ja) * 1984-01-23 1984-08-27 Sharp Corp 個人口座の入出金管理装置
JPS6217404A (ja) * 1986-03-13 1987-01-26 Konan Denki Kk ロ−タリアクチユエ−タ
JPS628568A (ja) * 1985-07-04 1987-01-16 Tdk Corp 縦形半導体装置及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04128895U (ja) 1992-11-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2521831Y2 (ja) 筆用線引き具
JPS6129346Y2 (ja)
JP2611636B2 (ja) 用箋挟
JP2964079B1 (ja) 内のり測定具
JPS5920872Y2 (ja) 左右両用カツタ−ナイフ
JP2514370Y2 (ja) 把手の取付け構造
JPH035036Y2 (ja)
TWM319241U (en) Improved structure for exhibition card
JP2704604B2 (ja) 新聞ホルダー
KR200157019Y1 (ko) 분리형 카오디오 착탈장치의 슬라이딩버튼
JPS6117824Y2 (ja)
JPS6223361Y2 (ja)
JP2781971B1 (ja) 樋支持具
JPH0231109Y2 (ja)
JPH078162Y2 (ja) 替刃式鋸
JPS6318329Y2 (ja)
JPH0445573Y2 (ja)
KR910001544Y1 (ko) 자동차용 핸들의 보조 손잡이
JPH0225645Y2 (ja)
JPS6311271Y2 (ja)
JPH06169825A (ja) スライド機構
JPS637017Y2 (ja)
JPH0551Y2 (ja)
KR860002138Y1 (ko) 차량의 실내용 백밀러
JPH081885Y2 (ja) 印刷装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees