JP2521697Y2 - スタータ - Google Patents

スタータ

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JP2521697Y2
JP2521697Y2 JP7915291U JP7915291U JP2521697Y2 JP 2521697 Y2 JP2521697 Y2 JP 2521697Y2 JP 7915291 U JP7915291 U JP 7915291U JP 7915291 U JP7915291 U JP 7915291U JP 2521697 Y2 JP2521697 Y2 JP 2521697Y2
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JP
Japan
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bushing
terminal
housing
cylindrical portion
nut
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JP7915291U
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JPH0531129U (ja
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雪史 村林
芳範 山口
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Denso Corp
Toyota Motor Corp
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Denso Corp
Toyota Motor Corp
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    • Y02E60/12

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  • Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、バッテリケーブルの回
り止め機構を備えたスタータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両に搭載されるスタータで
は、バッテリからのケーブルをスタータハウジングに固
設された接続端子(30端子)に取り付ける際に、ナッ
トの締め付け時にケーブル先端のターミナルが共回りす
るのを防止するブッシングが設けられている。このブッ
シングは、接続端子の外周に立ち上がる円筒状を成し、
接続端子に螺着されるナットの締め付けによってスター
タハウジングに固定される。そして、スタータハウジン
グに対するブッシングの回り止めを行うために、実開昭
63−75958号公報では、図8に示すように、ブッ
シング100の底面に突起101を設けるとともに、ス
タータハウジング102には嵌合孔103を形成し、両
者(101、103)の嵌合によってブッシングの回転
を規制している。また、図9に示すようにマグネットス
イッチのエンドカバー200に設けた切欠き部201
に、ブッシング202の外周に形成した凸壁203を嵌
合させることでブッシング202の回転を規制する技術
も本出願人により提案されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、ブッシング
の外径に制約があることから、ブッシングの中心から突
起101または凸壁203までの距離を大きく取ること
ができず、ブッシングに大きなトルクが作用した場合に
は、ブッシングの周壁や突起101または切欠き部20
1等の折損、あるいは変形を招くという課題を有してい
た。本考案は、上記事情に基づいて成されたもので、そ
の目的は、ブッシングに作用する大きなトルクに対して
十分な強度を確保することのできる端子構造を有するス
タータを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記目的を達
成するために、ハウジング内部の接点と電気的に接続さ
れて、螺子部が前記ハウジング外部に突出した状態で前
記ハウジングに固設された接続端子と、前記螺子部の外
周に立ち上がる円筒部を有し、この円筒部の周壁に適宜
切欠き部が形成されて、前記螺子部に螺着される第1ナ
ットの締め付けによって前記ハウジングに固定されるブ
ッシングと、外周縁に前記切欠き部と嵌合する係止爪を
有し、その係止爪が前記切欠き部と嵌合した状態で前記
第1ナットの上部より前記螺子部の外周に嵌め合わさ
れ、その上部より前記螺子部に螺着される第2ナットの
締め付けによって前記接続端子に固定されるバッテリケ
ーブルのターミナルとを備え、前記ブッシングは、前記
円筒部の外径より外側にて前記ハウジングに対する回り
止めを行う回り止め手段が前記円筒部と一体に設けられ
たことを技術的手段とする。
【0005】
【作用】上記構成より成る本考案のスタータは、バッテ
リケーブルのターミナル外周縁に係止爪が設けられ、こ
の係止爪がブッシングの円筒部に設けられた切欠き部に
嵌合した状態で、接続端子の螺子部に第2ナットを締め
付けてターミナルの取付けが行われる。この時、ブッシ
ングは、円筒部と一体に設けられた回り止め手段によ
り、円筒部の外径より外側にてハウジングに対する回り
止めが行われる。
【0006】
【実施例】次に、本考案のスタータの一実施例を図1な
いし図4を基に説明する。図1は、バッテリケーブルの
ターミナルが接続された30端子周辺の断面図である。
マグネットスイッチのカバー1(本考案のハウジング)
には、バッテリケーブル2(図4参照)が接続される3
0端子3(本考案の接続端子)と、バッテリケーブル2
の回り止めを行う樹脂製のブッシング4が取り付けられ
ている。
【0007】30端子3は、ブッシュ5を介してカバー
1の外部に突出する先端側が螺子部3aを成し、頭部側
(図1下側)がカバー1の内部で接点6と電気的に接続
されている。ブッシング4は、Oリング7およびブッシ
ュ5を介して30端子3の外周に嵌め込まれており、螺
子部3aの外周に立ち上がる円筒部4aと、この円筒部
4aの外周より径方向に延設された腕部4b、および腕
部4bの先端下面側に突出する突起部4cから成る。
【0008】また、円筒部4aを形成する周壁には、複
数か所(本実施例では4か所)に切欠き部4d(図2参
照・図1のA視図)が設けられている。この切欠き部4
dは、図3(図2のB視図)に示すように、入口側が広
く、根元部4eが狭くなるように形成されている。
【0009】腕部4bの先端に設けられた突起部4c
は、その突起部4cに対応する位置でカバー1表面に設
けられた凹部1aと嵌合しており、ブッシング4に回転
トルクが作用した際に、カバー1に対してブッシング4
が回転するのを防止するもので、本考案の回り止め手段
を成す。このブッシング4は、円筒部4aの内側で螺子
部3aに螺着される第1ナット8の締め付けによりカバ
ー1に固定される。
【0010】バッテリケーブル2は、その先端に、30
端子3の螺子部3aの外周に嵌め合わされるターミナル
9が取り付けられており、そのターミナル9には、図4
に示すように、外周縁で下向きに屈曲された1片または
複数(本実施例では2片)の係止爪9aが設けられてい
る。このバッテリケーブル2は第1ナット8の上部から
ターミナル9を螺子部3aに嵌め合わせ、ターミナル9
の係止爪9aがブッシング4の円筒部4aに形成された
切欠き部4dに嵌合する(図2参照)ことで周方向の位
置決めが行われる。そして、位置決めされたターミナル
9は、その上部から螺子部3aに螺着された第2ナット
10を締め付けることにより30端子3に固定される。
【0011】次に、本実施例の作用を説明する。ブッシ
ング4は、腕部4bの先端に設けれた突起部4cが、カ
バー1表面に設けられた凹部1aに嵌合することで周方
向の位置決めが行われ、螺子部3aに螺着された第1ナ
ット8を締め付けることによりカバー1に固定される。
ブッシング4が固定された後、第1ナット8の上部より
バッテリケーブル2のターミナル9が螺子部3aの外周
に嵌め合わされる。そして、ターミナル9の外周縁に設
けた2片の係止爪9aをブッシング4の円筒部4aに形
成した切欠き部4dに嵌合させた状態でターミナル9の
上部より第2ナット10を締め付けることで、ターミナ
ル9が30端子3に固定される。この時、ターミナル9
は、係止爪9aと切欠き部4dとの嵌合によって周方向
の位置決めが行われることから第2ナット10の締め付
け時に、第2ナット10と共に回転するのが防止され
る。
【0012】また、この第2ナット10の締め付け時に
は、ターミナル9を介してブッシング4に回転トルクが
作用する。この回転トルクに対して、ブッシング4は、
突起部4cと凹部1aとの嵌合により、カバー1に対す
る回転が防止されている。そして、ブッシング4に働く
回転トルクの作用点は、円筒部4aの外径より外側に位
置する突起部4cであることから、ブッシング4の中心
からトルクの作用点までの距離Lを従来の場合より大き
く取ることができる。
【0013】従って、本実施例では、回転トルクの作用
点が円筒部4aの内周側、あるいは円筒部4aの外周壁
に存在する従来例と比較して、ブッシング4に対する回
転トルクの作用力を小さくすることができる。その結
果、大きなトルクに対しても十分な強度を確保すること
が可能となる。また、前述したように、ブッシング4に
設けた切欠き部4dの入口側を広く、根元部4eを狭く
する(例えばテーパ状)ことで、係止爪9aからの力を
根元部4eで受ける様にして、根元部4eの曲げモーメ
ントを低減することにより、さらに大きなトルクに対し
ても十分な強度を確保することが可能となる。
【0014】なお、腕部4bに設けた突起部4cとカバ
ー1に形成した凹部1aとの関係を逆にしても、つま
り、腕部4bに凹部1aを形成し、カバー1に突起部4
cを設けた場合でも、同様の効果を得ることは可能であ
る。また、腕部4bは2か所以上設けても良い。
【0015】次に、本考案の第2実施例を説明する。図
5はブッシング4の平面図である。本実施例は、円筒部
4aの外周から延設された腕部4bの先端に凹部11が
形成され、30端子3に隣設されているスタータ端子1
2(50端子またはIg端子)の外周に設けられた突起
13に前記凹部11を係止させることで、ブッシング4
の回り止めを行うものである。
【0016】次に、本考案の第3実施例を説明する。図
6はブッシング4の平面図である。本実施例は、上記の
第2実施例を応用したもので、円筒部4aの外周から延
設された腕部4bが、スタータ端子12の中心軸まで届
く長さに設けられている。そして、腕部4bの先端に形
成された凹部11の中にスタータ端子12を挟み込んで
係止させることにより、ブッシング4の回り止めを行
う。
【0017】次に、本考案の第4実施例を説明する。図
7はブッシング4の平面図である。本実施例では、スタ
ータ端子12の代わりにピン14を設置し、このピン1
4に腕部4bの凹部11を係止させることで、ブッシン
グ4の回り止めを行うものである。
【0018】
【考案の効果】本考案では、ブッシングの円筒部外径よ
り外側で、ブッシングの回り止めを行う構造であること
から、ブッシングに対する回転トルクの作用力を従来よ
り小さくすることができる。その結果、大きなトルクに
対しても十分な強度を確保することが可能となり、円筒
部やブッシングとハウジングとの嵌合部などの折損、ま
たは変形を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】バッテリケーブルのターミナルが接続された3
0端子周辺の断面図である。
【図2】30端子周辺を示す図1のA視図である。
【図3】図2のB視図である。
【図4】バッテリケーブルのターミナルの斜視図であ
る。
【図5】本考案の第2実施例を示すもので、ブッシング
の平面図である。
【図6】本考案の第3実施例を示すもので、ブッシング
の平面図である。
【図7】本考案の第4実施例を示すもので、ブッシング
の平面図である。
【図8】従来技術によるブッシングの回り止め構造を示
す断面図である。
【図9】本考案に関連するブッシングの回り止め構造を
示す断面図である。
【符号の説明】
1 カバー(ハウジング) 3 30端子(接続端子) 3a 螺子部 4 ブッシング 4a 円筒部 4c 突起部(回り止め手段) 4d 切欠き部 6 接点 8 第1ナット 9 ターミナル 9a 係止爪 10 第2ナット

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】a)ハウジング内部の接点と電気的に接続
    されて、螺子部が前記ハウジング外部に突出した状態で
    前記ハウジングに固設された接続端子と、 b)前記螺子部の外周に立ち上がる円筒部を有し、この
    円筒部の周壁に適宜切欠き部が形成されて、前記螺子部
    に螺着される第1ナットの締め付けによって前記ハウジ
    ングに固定されるブッシングと、 c)外周縁に前記切欠き部と嵌合する係止爪を有し、そ
    の係止爪が前記切欠き部と嵌合した状態で前記第1ナッ
    トの上部より前記螺子部の外周に嵌め合わされ、その上
    部より前記螺子部に螺着される第2ナットの締め付けに
    よって前記接続端子に固定されるバッテリケーブルのタ
    ーミナルとを備え、 前記ブッシングは、前記円筒部の外径より外側にて前記
    ハウジングに対する回り止めを行う回り止め手段が前記
    円筒部と一体に設けられたことを特徴とするスタータ。
JP7915291U 1991-09-30 1991-09-30 スタータ Expired - Lifetime JP2521697Y2 (ja)

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JPH0531129U JPH0531129U (ja) 1993-04-23
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JP5538659B2 (ja) * 2012-10-26 2014-07-02 三菱電機株式会社 電気機器の出力端子
JP2019133850A (ja) * 2018-01-31 2019-08-08 トヨタ自動車株式会社 アース端子の組み付け構造
JP7273019B2 (ja) * 2020-11-30 2023-05-12 矢崎総業株式会社 端子、及び、端子の固定構造

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JPH0531129U (ja) 1993-04-23

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