JP2521236B2 - 海底に杭を打設する杭打装置 - Google Patents

海底に杭を打設する杭打装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は海底の決められた位置に
正確に杭を打設する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在使用されている杭打装置は、杭打作
業船に搭載したクレーンに、ハンマーと杭とを一緒に装
着し、杭打作業船を移動させながら杭を打設位置に移動
させ、打設位置の微調整はクレーンの旋回とクレーンブ
ームを起伏させながら打設位置への芯出しをしている。
この装置は、波浪で杭打作業船が動揺して、打設位置へ
の芯出しに正確性を欠く。杭打作業船が動揺すると、長
いクレーンブームが揺動し、ワイヤーを介してこれに吊
り下げられた杭がゆらゆらと揺れ動くからである。とく
に、海底に打設する杭は、約80メートルもあるものが
少なくなく、長い杭が揺れ動いて正確に芯出しすること
が極めて難しい。さらにまた芯出し作業に長時間を要す
る欠点もある。
【0003】本発明者はこの欠点を解決するために、図
1に示す装置を開発した(実開平4−30185号公
報)。この装置は、クレーン1の回転台2に伸縮ブーム
を連結している。伸縮ブーム3の先端には杭の掴み装置
を設けている。伸縮ブーム3は、先端の掴み装置で杭4
の途中を保持し、杭4をクレーン1の回転台2に連結す
ることができる。この装置は、杭4の途中をクレーン1
に連結するので、杭打作業船5が波で動揺しても杭4が
ゆらゆらと揺れ動くのを少なくできる。本発明者等は実
際にこの装置を製作して、杭4を海底に打設した。しか
しながら、この装置はそれほど能率よく、また正確に芯
出しし杭4を打設できなかった。それは、杭4の芯出し
する微調整をクレーン1と伸縮ブーム3とですることが
理由である。この装置は、伸縮ブーム3を伸縮させて杭
4のY方向の微調整はできるが、X方向の微調整をする
ためにはクレーン1を回転させる必要があって、簡単か
つ正確に芯出しすることが難しい。
【0004】この欠点を解消する装置として、図2と図
3に示す杭打装置が開発されている(特公平5−316
11号公報、及び実開平4−12541号公報)。これ
等の図に示す装置は、杭打作業船5の船首に横方向にレ
ール支持台6を配設し、これを前後に移動できるように
している。このレール支持台6に沿って左右に移動でき
るようにホルダー支持台7を設け、ホルダー支持台7に
パイプホルダー8を設けている。この装置は、レール支
持台6を前後に移動させて杭4をY方向に移動させ、ホ
ルダー支持台7をレール支持台6に沿って移動させて杭
4をX方向に移動させる。このため、杭4をXY方向に
移動して芯出しの微調整ができる。
【0005】さらに杭をXY両方向に微調整して芯出し
できる装置が実開平4−12541号公報に記載され
る。この公報に記載される装置は、図4に示すように、
杭打作業船5の横に平行に走行レール9を固定し、この
走行レール9に走行台車10を移動できるように配設し
ている。走行台車10には前後出入アーム11を連結し
ている。前後出入アーム11の先端に杭4を保持するパ
イプホルダー8を連結している。走行台車10と前後出
入アーム11はシリンダに連結されて移動される。走行
台車10は杭4をX方向に移動させ、前後出入アーム1
1は杭4をY方向に移動させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図2と図3に示す杭打
装置は、太くて重いレール支持台6を前後に移動できる
ように杭打作業船5に配設するので、この部分の構造を
頑丈にする必要がある。レール支持台6を前後に移動さ
せるために、杭打作業船5に縦2列にレールを固定し、
このレールに走行できるように、レール支持台6を載せ
る構造が要求される。この構造は、レール支持台6を杭
打作業船5から長く突出させることが難しい。重いレー
ル支持台6に重いホルダー支持台7を載せているので、
レールを杭打作業船5から突出させてその上にレール支
持台6を走行させることが難しいからである。このた
め、杭4を微調整できるY方向の範囲が制限される欠点
がある。
【0007】さらにまた、この図の杭4打装置は、杭4
の位置決手段を杭打作業船5の船首に配設するので、た
とえば岸壁等に著しく接近して杭4を打設する作業が難
しいことがある。それは、杭打作業船5の船首を岸壁に
著しく接近させることが難しいからである。
【0008】さらに図4に示す杭4打装置も、図2と図
3に示す装置と同じように、先端で杭4を保持する前後
出入アーム11を、杭打作業船5から長く突出させるこ
とが難しい。それは、前後出入アーム11を走行台車1
0に連結しているので、これを杭打作業船5から長く突
出させると、バランスが悪くなって走行台車10が走行
レール9から外れるからである。さらにこの図の杭4打
装置も、位置決手段を船首に配設するので、岸壁等に著
しく接近して杭4を打設するのが難しい欠点がある。
【0009】本発明は、従来の杭打装置が有するこれ等
の欠点を解決することを目的に開発されたもので、本発
明の重要な目的は、杭を微調整できる範囲を広くできる
と共に、簡単な構造で安価に製造できる位置決手段を備
える海底に杭を打設する杭打装置を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の海底に杭を打設
する杭打装置は、前述の目的を達成するために下記の構
成を備える。杭打装置は、下記の全ての構成を有する。 (a) 杭打装置は、杭打作業船5と、この杭打作業船
5に水平面内で回転自在に配設されて杭4を吊りさげ海
中に打設する杭打部材を備えるクレーン1と、このクレ
ーン1に吊り下げられた杭4の途中を保持して位置決め
する位置決手段13とを備える。 (b) クレーン1は舷首又は舷尾に配設され、位置決
手段13は杭打作業船5の舷側に配設されている。
【0011】(c) 位置決手段13は、杭打作業船5
に水平面内で回転自在に配設されている回転台2と、こ
の回転台2に水平方向に延長して固定されている伸縮シ
リンダ14と、この伸縮シリンダ14に一端が連結さ
れ、他端が杭打作業船5に連結されて伸縮シリンダ14
を介して回転台2を水平面内で回転させるX方向駆動部
材15と、伸縮シリンダ14を伸縮させるY方向駆動シ
リンダ16と、伸縮シリンダ14の下方にY方向に延長
されて杭打作業船5に水平に固定されている伸縮シリン
ダ14の下面を移動自在に支持する支持ブーム17と、
伸縮シリンダ14の先端部に連結されて杭4を垂直に保
持するパイプホルダー8とを備える。
【0012】(d) クレーン1に吊り下げられて位置
決手段13のパイプホルダー8で途中が保持された杭4
が、位置決手段13のX方向駆動部材15とY方向駆動
シリンダ16とでXY方向に移動されて位置決めされ、
クレーン1の杭打部材で海底に打設されるように構成さ
れている。
【0013】
【作用】本発明の海底に杭を打設する杭打装置は、下記
の工程で杭を海底に打設する。 クレーン1で吊り下げた杭4の途中を位置決手段1
3のパイプホルダー8で保持する。 杭打作業船5を杭4の打設位置の近傍に移動させ
る。 位置決手段13のX方向駆動シリンダを伸縮して、
パイプホルダー8で保持された杭4のX位置を調整す
る。このとき、伸縮シリンダ14は支持ブーム17に支
持されてその上を移動する。 Y方向駆動シリンダ16を伸縮させて、パイプホル
ダー8で支持された杭4のY方向を調整する。 XY両方向の位置が調整された後、クレーン1を回
転し、あるいはブームを傾動させて、杭4を垂直に吊り
下げる。 クレーン1の杭打部材を駆動して、杭4を海底に打
設する。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想
を具体化するための杭打装置を例示するものであって、
本発明は杭打装置を下記のものに特定しない。
【0015】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番
号を、「特許請求の範囲の欄」、「作用の欄」、および
「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付
記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、
実施例の部材に特定するものでは決してない。
【0016】図5の平面図に示す海底に杭を打設する杭
打装置は、杭打作業船5と、この杭打作業船5に水平面
内で回転自在に配設されて杭4を吊りさげて海中に打設
する杭打部材(図示せず)を備えるクレーン1と、この
クレーン1に吊り下げられた杭4の途中を保持して位置
決めする位置決手段13とを備える。
【0017】杭打作業船5は平面状に広い甲板があり、
甲板の船首部にクレーン1を配設している。クレーン1
はワイヤーを介して杭4の上に杭打部材を吊り下げ、杭
4を芯出しした後に杭打部材で杭4の頭部を叩いて海底
に打設する。クレーン1は長い杭4を海底に打設できる
ように、たとえば全長約100mのクレーン1ブームの
ものが使用される。クレーン1に吊り下げられる杭打部
材は、従来から使用されている油圧ハンマーが最適であ
る。ただ、ディーゼルハンマーも使用できるのは言うま
でもない。図に示す杭打装置は、クレーン1を杭打作業
船5の舷首に配設しているが、舷尾に配設することもで
きる。位置決手段13は、杭打作業船5の船首や船尾で
はなく、舷側に配設される。岸壁等に接近して杭4を打
設するときに、杭打作業船5を岸壁に接近させるためで
ある。杭打作業船5に限らず、ほとんどの船舶は例外な
く舷側を港に接岸できるよう設計される。したがって、
舷側に配設した位置決手段13は、岸壁等に著しく接近
させることができる。
【0018】位置決手段13は、杭打作業船5に水平面
内で回転自在に配設されている回転台2と、この回転台
2に水平方向に延長して杭打作業船5の舷側から突出し
て固定されている伸縮シリンダ14と、回転台2を回転
させて杭4をX方向に移動させるX方向駆動部材15
と、伸縮シリンダ14に内蔵されて伸縮シリンダ14を
伸縮させるY方向駆動シリンダ16と、伸縮シリンダ1
4の下方にY方向に延長されて杭打作業船5に水平に固
定されている伸縮シリンダ14の下面を移動自在に支持
する支持ブーム17と、伸縮シリンダ14の先端部に連
結されて杭4を垂直に保持するパイプホルダー8とを備
える。
【0019】回転台2は、図8の側面図に示すように、
垂直回転軸18を介して、杭打作業船5の甲板に固定さ
れた基台19に、水平面内で回転できるように連結され
ている。回転台2には2本の伸縮シリンダ14を固定す
るために、X方向に延長してフレーム20を固定してい
る。
【0020】伸縮シリンダ14は互いに平行に配設され
た2本のシリンダで、回転台2のフレームの両端に直交
するように連結して固定されている。伸縮シリンダ14
は、固定シリンダ14Aと可動シリンダ14Bとからな
る。固定シリンダ14Aと可動シリンダ14Bとは角筒
状で、筒状の固定シリンダ14Aに可動シリンダ14B
を挿入して全長を調整するようになっている。角筒状の
シリンダは、支持ブーム17の上を広い面積で摺動でき
る特長がある。固定シリンダ14Aと可動シリンダ14
Bとは円筒状とすることもできる。固定シリンダ14A
の後端は回転台2のフレームに固定されている。2本の
固定シリンダ14Aの先端はロッドで連結されている。
【0021】固定シリンダ14Aの内部にY方向駆動シ
リンダ16を配設している。Y方向駆動シリンダ16は
油圧シリンダで、後端を固定シリンダ14Aに、先端の
ロッドを可動シリンダ14Bの後端に連結している。2
本の伸縮シリンダ14には、互いに連動して駆動される
Y方向駆動シリンダ16を内蔵している。
【0022】支持ブーム17は、杭打作業船5の甲板に
水平に固定されて、伸縮シリンダ14の下面を摺動自在
に支持している。伸縮シリンダ14がX方向駆動部材1
5で回動されるとき、伸縮シリンダ14の固定シリンダ
14Aは支持ブーム17の上面を摺動する。図示しない
が、固定シリンダ14Aの下面に、支持ブーム17の上
を走行する車輪(図示せず)を設けることもできる。こ
の場合、支持ブーム17上面の幅を広くして、回動する
固定シリンダ14Aの車輪が脱輪しないようにする。車
輪を介して伸縮シリンダ14を支持する構造は、X方向
駆動部材15でもって伸縮シリンダ14を軽く回動でき
る特長がある。
【0023】X方向駆動部材15は2本のX方向駆動シ
リンダで構成される。X方向駆動シリンダは油圧シリン
ダである。2本のX方向駆動シリンダは、支持ブーム1
7の両端に後端を連結し、先端を伸縮シリンダ14の両
側に連結している。2本のX方向駆動シリンダは、連動
して駆動され、一方を伸長されるとき、他方を収縮させ
て伸縮シリンダ14を水平面内で回動させる。このよう
に、X方向駆動部材15にX方向駆動シリンダを使用
し、これを伸縮シリンダ14の両側に連結して伸縮シリ
ンダ14を回動させる機構は、伸縮シリンダ14をスム
ーズに回動できる特長がある。ただ、X方向駆動シリン
ダは必ずしも伸縮シリンダ14の両側に配設する必要は
ない。伸縮シリンダ14の片側にX方向駆動シリンダを
連結して、伸縮シリンダ14を水平面で回動させること
もできる。
【0024】パイプホルダー8は、伸縮シリンダ14の
先端に、垂直ないしはほぼ垂直に杭4を保持する。パイ
プホルダー8は、杭4をXY方向には移動しないが、軸
方向に移動できる状態で保持する。杭4は、杭打作業船
5のクレーン1に吊り下げられている。吊り下げられた
杭4は、落下することがない。したがって、パイプホル
ダー8は、杭4を落下しないように保持する必要はな
い。パイプホルダー8は、XY方向に移動しないように
杭4の途中を保持する。この状態で、杭4をXY方向に
移動させて正確な位置に芯出する。芯出しした状態で、
クレーン1で吊り下げた杭打部材で杭4の上端を叩いて
海底に打設する。軸方向に移動できるよう杭4を保持す
るパイプホルダー8は、杭4をほぼ隙間なく挿入できる
円筒、杭4を周囲から軽く押圧して摺動できるように挟
着する機構等、現在すでに使用され、あるいはこれから
開発される全ての機構とすることができる。
【0025】
【発明の効果】本発明の海底に杭を打設する杭打装置は
下記の優れた特長を備える。 杭を位置決する微調整範囲を広くして、簡単かつ正
確に、しかも能率よく短時間で杭を正確に位置決めでき
る特長がある。それは、伸縮シリンダを杭打作業船から
長く突出できると共に、杭打作業船を岸壁等に著しく接
近できるからである。後端を回転自在な回転台に連結
し、途中を支持ブームで支持する伸縮シリンダは、安定
して杭打作業船から長く突出して杭を保持できる。した
がって、杭打作業船と杭との調整範囲が広く、杭打作業
船の移動範囲を少なくして、杭を正確に位置決できる。
さらに、位置決手段を杭打作業船の舷側に配設するの
で、杭打作業船を岸壁等に著しく接近して、杭を微調整
して位置決めできる。
【0026】 構造が簡単で安価に製造できる。それ
は、本発明の海底に杭を打設する杭打装置が、伸縮シリ
ンダを水平面内で回転できるように杭打作業船に連結す
ると共に、これを支持ブームで水平に支持し、伸縮シリ
ンダを伸縮させてY方向の位置を調整し、伸縮シリンダ
を回動させてX方向の位置を調整できる構造としている
からである。水平面内で回転自在に杭打作業船に配設さ
れる伸縮シリンダは、後端を回転台に連結し、下面を支
持ブームで支持する極めて簡単な構造で杭打作業船に装
着できる。従来の杭打装置のように、重いレール支持台
等を平行移動できるように杭打作業船に装着する必要が
ない。また、このレール支持台に移動できるようにホル
ダー支持台を設ける必要もない。伸縮シリンダを伸縮さ
せ、これを回動して杭を保持するXY方向を微調整でき
るからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の海底に杭を打設する杭打装置の一例を示
す側面図
【図2】従来の海底に杭を打設する杭打装置の他の一例
を示す側面図
【図3】図2に示す海底に杭を打設する杭打装置の一例
を示す側面図
【図4】さらに従来の海底に杭を打設する杭打装置の他
の具体例を示す側面図
【図5】本発明の実施例にかかる杭打装置の平面図
【図6】図5に示す杭打装置の要部を示す平面図
【図7】図5に示す杭打装置の要部を示す平面図
【図8】図5に示す杭打装置の要部を示す側面図
【符号の説明】
1…クレーン 2…回転台 3…伸縮ブーム 4…杭 5…杭打作業船 6…レール支持台 7…ホルダー支持台 8…パイプホルダー 9…走行レール 10…走行台車 11…前後出入アーム 13…位置決手段 14…伸縮シリンダ 14A…固定シリンダ
14B…可動シリンダ 15…X方向駆動部材 16…Y方向駆動シリンダ 17…支持ブーム 18…垂直回転軸 19…基台 20…フレーム

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の全ての構成を有する海底に杭を打
    設する杭打装置。 (a) 杭打装置は、杭打作業船(5)と、この杭打作業
    船(5)に水平面内で回転自在に配設されて杭(4)を吊りさ
    げて海中に打設する杭打部材を備えるクレーン(1)と、
    このクレーン(1)に吊り下げられた杭(4)の途中を保持し
    て位置決めする位置決手段(13)とを備える。 (b) クレーン(1)は舷首又は舷尾に配設され、位置
    決手段(13)は杭打作業船(5)の舷側に配設されている。 (c) 位置決手段(13)は、杭打作業船(5)に水平面内
    で回転自在に配設されている回転台(2)と、この回転台
    (2)に水平方向に延長して杭打作業船(5)の舷側から突出
    して固定されている伸縮シリンダ(14)と、回転台(2)を
    回転させて杭(4)をX方向に移動させるX方向駆動部材
    (15)と、伸縮シリンダ(14)を伸縮させるY方向駆動シリ
    ンダ(16)と、伸縮シリンダ(14)の下方にY方向に延長さ
    れて杭打作業船(5)に水平に固定されている伸縮シリン
    ダ(14)の下面を移動自在に支持する支持ブーム(17)と、
    伸縮シリンダ(14)の先端部に連結されて杭(4)を垂直に
    保持するクランプ部材とを備える。 (d) クレーン(1)に吊り下げられて位置決手段(13)
    のクランプ部材で途中が保持された杭(4)が、位置決手
    段(13)のX方向駆動シリンダとY方向駆動シリンダ(16)
    とでXY方向に移動されて位置決めされ、クレーン(1)
    の杭打部材で海底に打設されるように構成されている。
  2. 【請求項2】 伸縮シリンダ(14)が互いに平行に配設さ
    れた2本のシリンダで、この伸縮シリンダ(14)に連結さ
    れているX方向駆動シリンダも2本のシリンダで、X方
    向駆動シリンダが2本の伸縮シリンダ(14)の両側に配設
    されている請求項1記載の海底に杭を打設する杭打装
    置。
  3. 【請求項3】 X方向駆動部材(15)が、前記の伸縮シリ
    ンダ(14)に一端を連結し、他端を杭打作業船(5)に連結
    して、伸縮シリンダ(14)を介して回転台(2)を水平面内
    で回転させるX方向駆動シリンダである請求項1記載の
    海底に杭を打設する杭打装置。
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