JP2521078Y2 - イメージスコープ - Google Patents

イメージスコープ

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JP2521078Y2
JP2521078Y2 JP1989090120U JP9012089U JP2521078Y2 JP 2521078 Y2 JP2521078 Y2 JP 2521078Y2 JP 1989090120 U JP1989090120 U JP 1989090120U JP 9012089 U JP9012089 U JP 9012089U JP 2521078 Y2 JP2521078 Y2 JP 2521078Y2
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rod lens
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image scope
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健一 中楯
幸次 田中
定雄 千吉良
和夫 真田
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Fujikura Ltd
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Fujikura Ltd
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【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、内視鏡等に用いられるイメージスコープに
関するものである。
「従来技術と考案の解決しようとする課題」 イメージスコープにおいては、画像を伝送するイメー
ジファイバの先端に結像用ロッドレンズを配置しておく
必要がある。
旧来のイメージスコープでは、イメージファイバの先
端部分がケーシングに固定され、このケーシングに螺着
された金属製レンズセル内に結像用ロッドレンズが固定
されていた。
このためこのイメージスコープは、先端部が太いう
え、可撓性に乏しい問題があった。
この問題に対処するために第23図に示す構造のイメー
ジスコープが提供されている。
このイメージスコープは、薄肉のチューブ1内にイメ
ージファイバ2とライトガイドファイバ3とが収容され
たもので、イメージファイバ2の前方には結像用ロッド
レンズ4が配置されている。このイメージスコープで
は、チューブ1の先端部分に充填された接着用樹脂5に
よって結像用ロッドレンズ4が固定されている。
ところがイメージスコープにおいては、結像用ロッド
レンズ4とチューブ1の両者に強固に接着する接着用樹
脂が無いうえ、用いられる結像用ロッドレンズ4が極め
て小さく接着面積が小さいため、結像用ロッドレンズ4
を十分強固に固定できず、結像用ロッドレンズ4の脱落
が懸念されていた。
「考案の目的」 本考案は前記事情に鑑みてなされたもので、結像用ロ
ッドレンズが脱落する懸念が無く、内視鏡などにより安
心して利用できるイメージスコープを提供することを目
的とする。
「課題を解決するための手段」 請求項1のイメージスコープでは、結像用ロッドレン
ズの側面に遮光性のコーティング層を設け、このコーテ
ィング層に先端側より後端側が外方に突出するアンダー
カット部を形成することによって前記課題の解決を図っ
た。
また請求項2のイメージスコープにおいては、結像用
ロッドレンズの側面に遮光性のコーティング層を設け、
このコーティング層に柔軟性を有するひげ状のアンカー
部を形成することによって前記課題の解決を図った。
「作用」 これらイメージスコープでは、結像用ロッドレンズの
側面に形成されたコーティング層のアンダーカット部あ
るいはアンカー部が接着用樹脂と機械的に係合するの
で、接着用樹脂と結像用ロッドレンズとの間に剥離が生
じたとしても、レンズの脱落を防止できる。
「実施例」 以下、図面を参照して本考案のイメージスコープを詳
しく説明する。なお前記従来例と同一構成要素には同一
符号を付して説明を省略する。
(実施例1) 第1図ないし第3図は本考案のイメージスコープの一
実施例を示すもので、図中符号8は結像用ロッドレンズ
である。この結像用ロッドレンズの側面9は、荒らされ
ている。この結像用ロッドレンズ8の側面9にはコーテ
ィング層10が積層されている。このコーティング層10
は、結像用ロッドレンズ8に対して良好な接着性を有し
かつ光透過率が小さい樹脂や金属などによって形成され
た層である。またこのコーティング層10をなす樹脂に
は、硬質なものが好適に用いられる。前記結像用ロッド
レンズ8の側面9が荒らされているので、このコーティ
ング層10はより強固にロッドレンズ8と接着している。
このコーティング層10には、アンダーカット部11が形
成されている。このアンダーカット部11は、後端側が先
端側より外方に伸びるように形成されたものである。こ
の例のイメージスコープのアンダーカット部11は、結像
用ロッドレンズ8の後端側の部分のコーティング層10を
前端側よりも大径に形成することにより形成されてい
る。
このイメージスコープを製造する際には、まずコーテ
ィング層10の形成された結像用ロッドレンズ8をイメー
ジファイバ2の先端に接着する。ついでこのイメージフ
ァイバ2とライトガイドファイバ3をチューブ1に挿入
した後、チューブ1の先端部に接着用樹脂5を充填す
る。
このイメージスコープでは、結像用ロッドレンズ8の
コーティング層10に形成されたアンダーカット部11が、
チューブ1の先端部分に充填された接着用樹脂5に機械
的に結合しているので、万が一接着用樹脂5とコーティ
ング層10との間で剥離が生じても結像用ロッドレンズ8
の脱落が防止される。
しかもまたこのイメージスコープでは結像用ロッドレ
ンズ8にアンダーカット部11を有するコーティング層10
が設けられているので接着用樹脂5と接する面積が広く
なる。この結果このイメージスコープでは、接着用樹脂
5による結像用ロッドレンズ8の接着強度が従来より強
固なものとなる。
さらにこのイメージスコープではコーティング層10が
遮光性を有しているので、結像用ロッドレンズ8の側面
9から光(ノイズ光)が侵入するのを防止でき、画像の
劣化を防ぐことができる。
加えてこのイメージスコープでは、結像用ロッドレン
ズ8の側面9が荒らされているので、コーティング層10
を光吸収率の高い物質で形成することにより側面9で反
射してノイズとなる光を除去でき、画像品質の向上を図
ることができる。
また、結像用ロッドレンズ8に直接アンダーカット部
を形成することは、加工上困難であり、かつ結像用ロッ
ドレンズの光学特性を低下させることになるが、この例
ではコーティング層10にアンダーカット部11を形成して
いるので、そのような不都合は生じない。
(実施例2) 第4図ないし第6図は本考案のイメージスコープの第
2実施例を示すものである。
このイメージスコープでは結像用ロッドレンズ8のコ
ーティング層10が、弾力性を有する強じんな樹脂によっ
て形成されており、その外面には柔軟で外方に伸びるひ
げ状のアンカー部21…が多数形成されている。
このイメージスコープでは、チューブ1内に2本のラ
イトガイドファイバ3,3が挿入されている。そして、前
記コーティング層10のアンカー部21…は、これらライト
ガイドファイバ3,3の先端部分に絡まされている。
このイメージスコープにおいても、前記実施例1のも
のと同様の作用効果を得ることができる。
(他の実施例) 第7図ないし第22図に示すものは、本考案のイメージ
スコープの他の実施例を構成する結像用ロッドレンズ8
を示すものである。
第7図および第8図に示す結像用ロッドレンズ8は、
半球状のアンダーカット部11…がコーティング層10に突
設されたものである。
第9図および第10図に示す結像用ロッドレンズ8は、
レンズ8の周方向に沿って設けられた2本の凸条により
アンダーカット部11,11が形成されたものである。
第11図および第12図に示す結像用ロッドレンズ8は、
コーティング層10がレンズ8の前側から後側に向かって
漸次階段状に外方に突出するように形成されたもので、
各段の部分がそれぞれアンダーカット部11…となってい
る。
第13図および第14図に示す結像用ロッドレンズ8は、
コーティング層10をレンズ8の後端側に向かって漸次外
方に膨出させることによりコーティング層10全体をアン
ダーカット部11としたものである。
第15図および第16図に示す結像用ロッドレンズ8は、
コーティング層10が硬質な樹脂で形成され、このコーテ
ィング層10に針状のアンダーカット部11…が突設された
ものである。
第17図・第18図および第19図・第20図に示す結像用ロ
ッドレンズ8,4は、いずれも金属、樹脂あるいはガラス
などからなる微少片13…を混合した樹脂でコーティング
層10を形成することにより、アンダーカット部11…を形
成したのもである。
第21図および第22図に示す結像用ロッドレンズ8は、
コーティング層10が柔軟な樹脂で形成されており、この
コーティング層10の後端側に柔軟なひげ状のアンカー部
21…が形成されたものである。
これらの結像用ロッドレンズ8を用いたイメージスコ
ープに有っても、前記実施例1のものと同様の作用効果
を得ることができる。
「考案の効果」 以上説明したように本考案のイメージスコープは、ア
ンダーカット部あるいはアンカー部を有するコーティン
グ層が設けられた結像用ロッドレンズからなるものなの
で、コーティング層に形成されたアンダーカット部ある
いはアンカー部が、チューブの先端部分に充填された接
着用樹脂と機械的に係合する。
従って本考案のイメージスコープでは、万が一接着用
樹脂とコーティング層との間で剥離が生じても結像用ロ
ッドレンズの脱落が防止される。よって本考案のイメー
ジスコープは、結像用ロッドレンズが脱落する懸念が無
く、より安心して内視鏡等に利用できるものとなる。
加えて本考案のイメージスコープでは、結像用ロッド
レンズに設けられたアンダーカット部あるいはアンカー
部を有するコーティング層によって、接着面積が広くな
るので、接着用樹脂による結像用ロッドレンズの接着状
態が従来より強固になる。
さらに本考案のイメージスコープでは、コーティング
層が遮光性を有するものなので、レンズ側面からノイズ
光が侵入するのを防止でき、画像の品質の向上を図るこ
とができる。
また本考案のイメージスコープでは、コーティング層
によってアンダーカット部を形成したので、結像用ロッ
ドレンズ自体をアンダーカット部を有する形状に加工す
る場合に比較して製造が容易であり、しかも該ロッドレ
ンズの光学特性を低下させることもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のイメージスコープの第1実施例を示す
断面図、第2図は同実施例を構成する結像用ロッドレン
ズを示す平面図、第3図は同断面図、 第4図は本考案のイメージスコープの第2実施例を示す
断面図、第5図は同実施例を構成する結像用ロッドレン
ズを示す平面図、第6図は同断面図、 第7図は第3実施例のイメージスコープを構成する結像
用ロッドレンズを示す平面図、第8図は同断面図、 第9図は第4実施例のイメージスコープを構成する結像
用ロッドレンズを示す平面図、第10図は同断面図、 第11図は第5実施例のイメージスコープを構成する結像
用ロッドレンズを示す平面図、第12図は同断面図、 第13図は第6実施例のイメージスコープを構成する結像
用ロッドレンズを示す平面図、第14図は同断面図、 第15図は第7実施例のイメージスコープを構成する結像
用ロッドレンズを示す平面図、第16図は同断面図、 第17図は第8実施例のイメージスコープを構成する結像
用ロッドレンズを示す平面図、第18図は同断面図、 第19図は第9実施例のイメージスコープを構成する結像
用ロッドレンズを示す平面図、第20図は同断面図、 第21図は第10実施例のイメージスコープを構成する結像
用ロッドレンズを示す断面図、第22図は同平面図、 第23図は従来のイメージスコープを示す平面図である。 1…チューブ、2…イメージファイバ、8…結像用ロッ
ドレンズ、10…コーティング層、11…アンダーカット
部、21…アンカー部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 真田 和夫 千葉県佐倉市六崎1440番地 藤倉電線株 式会社佐倉工場内 (56)参考文献 特開 昭59−111733(JP,A) 特開 昭57−72118(JP,A)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】チューブ内にイメージファイバが収容さ
    れ、該イメージファイバの前方に結像用ロッドレンズが
    配置され、該結像用ロッドレンズが接着用樹脂によって
    チューブ先端内部に接着固定されたイメージスコープに
    おいて、 前記結像用ロッドレンズの側面に遮光性を有するコーテ
    ィング層が設けられ、このコーティング層に先端側より
    後端側が外方に突出するアンダーカット部が形成された
    ことを特徴とするイメージスコープ。
  2. 【請求項2】チューブ内にイメージファイバが収容さ
    れ、該イメージファイバの前方に結像用ロッドレンズが
    配置され、該結像用ロッドレンズが接着用樹脂によって
    チューブ先端内部に接着固定されたイメージスコープに
    おいて、 前記結像用ロッドレンズの側面に遮光性のコーティング
    層が設けられ、このコーティング層に柔軟性を有するひ
    げ状のアンカー部が形成されたことを特徴とするイメー
    ジスコープ。
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