JP3197176B2 - ロッド状光学部品付きファイバ - Google Patents

ロッド状光学部品付きファイバ

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JP3197176B2 JP30253494A JP30253494A JP3197176B2 JP 3197176 B2 JP3197176 B2 JP 3197176B2 JP 30253494 A JP30253494 A JP 30253494A JP 30253494 A JP30253494 A JP 30253494A JP 3197176 B2 JP3197176 B2 JP 3197176B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セルフォックレンズな
どのロッド状光学部品イメージファイバなどのファイ
とを接合したロッド状光学部品付きファイバに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】ファイバスコープは、人体内や細孔など
に挿入して内部を観察する目的に使用されることが多
く、この場合には可能な限り細い挿入部が求められる。
セルフォックレンズなどの屈折率分布型レンズは、その
細径性をいかしてファイバスコープなどの対物レンズと
してよく用いられている。図は、従来のファイバスコ
ープの先端部をファイバの軸に対して、平行に切断した
場合の切断面を示すものである。ロッド状光学部品1
は、その後端面がファイバ3の先端面に直接接合された
後、樹脂4a(先端接着剤)を用いてチューブ5内にラ
イトガイドファイバ6と一体に組み込まれている。
【0003】このため、ここで用いられるロッド状光学
部品1としては、ファイバ3の外径を上回らない程度の
外径寸法が要求される。このようなロッド状光学部品1
としては、例えば、外径が1mmより小さいロッドレン
ズなどが知られている。また、セルフォックレンズなど
のロッドレンズに絞りをつけるには、レンズ径程度のリ
ングを作製し、それをロッドレンズの一方の端面に接着
するなどの方法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図に示す
ように、従来型のファイバスコープにあっては、その対
物レンズとして用いられるロッド状光学部品は、その周
面に機械的な引っかかりを持たない円筒形であるため、
接着が剥がれた場合などには、イメージファイバの先端
部から脱落してしまう可能性があった。また、イメージ
ファイバなどの対物レンズとしてよく用いられる細径の
ロッド状光学部品にあっては、その外径が小さすぎるた
め、これに絞りを取り付ける際には絞り用のリングもま
た小さいものが要求される。このため、光学部品が細径
になればなるほどリングの作製が困難であり、このよう
な部品には絞りを付けることができなかった。
【0005】本発明は、これらの事情に鑑みてなされた
ものであって、例えばファイバスコープの先端部に装着
されるロッド状光学部品の脱落を防止し、結像画像の画
質を向上させることができるロッド状光学部品付きファ
イバを提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに、本発明のロッド状光学部品付きファイバでは、ロ
ッド状光学部品の周面に溝を形成し、ロッド状光学部品
とファイバとを、黒色樹脂層がロッド状光学部品の溝を
埋め、かつ黒色樹脂層がロッド状光学部品とファイバと
にまたがるように被覆されることにより、接合するよう
にした。
【0007】
【作用】かかる構成により、本発明のロッド状光学部品
付きファイバでは、黒色樹脂層がロッド状光学部品の溝
を埋めるように入り込んで固まり、かつファイバまでを
被覆しているため、ファイバからロッド状光学部品が脱
落することを確実に防ぐことができる。また、ロッド状
光学部品の溝に埋め込まれた黒色樹脂層が絞りの役割を
果たし、不要光を除去して結像画像の画質を向上させる
ことができる。さらに、黒色樹脂層がロッド状光学部品
の周面における光の反射を抑えることができ、迷光を除
くことができる。
【0008】
【実施例】次に、本発明のロッド状光学部品付きファイ
の実施例について、図面を参照しながら詳しく説明す
る。以下に示す実施例では、ロッド状光学部品としてロ
ッドレンズの例を挙げているが、複屈折板などの他の光
学部品でもよい。なお、全図において、図の左側がイメ
ージファイバの先端側、つまり対物側とする。
【0009】図1(a)および(b)は、ロッド状光学
部品付きファイバの第一の実施態様を示すものであり、
ロッドレンズ1の周面を一周する溝2がロッドレンズ1
の端面以外の部分に形成されたものである。
【0010】図1(a)に示すものは、ロッドレンズ1
の中央部付近に形成された溝2の形状が角状のロッドレ
ンズ1である。このロッドレンズ1は、その対物側と反
対側の端面がファイバ3の対物側の端面に接するように
ファイバ3に接合され、かつこれらロッドレンズ1とフ
ァイバ3とにまたがって、円筒状の黒色樹脂層4が形成
され、ロッドレンズ1とファイバ3とが一体化されてい
る。黒色樹脂層4は、その先端部分がロッドレンズ1の
対物側の端面と面一となっている。図1(b)に示した
例は、溝2が幅の広いU字形の形状をしたロッドレンズ
1であり、このロッドレンズ1も先の例と同様に、黒色
樹脂層4に覆われ、ロッドレンズ1とファイバ3とが一
体化されている。
【0011】図1(c)、(d)および(e)、ロッ
ド状光学部品付きファイバの第二の実施態様を示すもの
である。この実施態様は、溝2がロッドレンズ1の一方
の端部周面に形成されたものであり、結果的にはロッド
レンズ1の一方の端面の角が落とされた形状となってい
る。なお、この実施態様に基づく実施例にあっても、上
記の第一の実施態様に示した例と同様に、円筒状の黒色
樹脂層4がロッドレンズ1とファイバ3とにまたがって
形成されて、ロッドレンズ1とファイバ3とが一体化さ
れている。
【0012】図1(c)に示すは、その一方の端面の
角を斜めに除去したような溝2をロッドレンズ1の端部
周面上に形成したものである。図1(d)に示した
は、ロッドレンズ1の端面の角を曲面状に除去したよう
な溝2をロッドレンズ1の端部周面上に形成したもので
ある。図1(e)に示したものは、図1(c)に示した
ロッドレンズ1の溝2の幅を広くしたもので、ロッドレ
ンズ1のファイバ側端面からもう一方の端面に向かって
細くなるようなテーパー状の形状をしたロッドレンズ1
である。
【0013】図1(f)は、ロッド状光学部品付きファ
イバの第三の実施態様を示すものであり、ロッドレンズ
1の周面に設けた溝2が細かく、しかも無数に形成され
ている場合の例である。また、上記実施例(a)〜
(e)のいずれかに記載のロッドレンズ1の周面上に、
このような細かい溝2が無数に形成されていてもよい。
このロッドレンズ1も先の例と同様に、黒色樹脂層4に
覆われ、ロッドレンズ1とファイバ3とが一体化されて
いる。
【0014】以上のように、溝2の位置や大きさや数に
ついては、特に限定するものではない。溝2の形状も、
特に限定するものではなく、例えば、V字形のもの、U
字形のもの、角状をしたものなどが挙げられる。また、
溝2が形成された部分におけるロッド状光学部品1の軸
に対して垂直な断面の形状が、多角形状のものでも、軸
中心から偏心しているものでもよい。
【0015】上記実施例に示したいずれにあっても、ロ
ッドレンズ1の周面の溝2に対応する形状の凸部を有す
る黒色樹脂層4が、ロッドレンズ1を機械的に支えるこ
とができ、この黒色樹脂層4を壊さない限り、ロッドレ
ンズ1がイメージファイバから滑り落ちてしまうことが
ない。
【0016】上記第一および第二の実施態様では、溝2
のところでロッドレンズ1の口径より小さい径となる部
分をそれ自体に備えているため、これが絞りとなって画
質を向上させることができる。このため、イメージファ
イバなどに用いられるような細径のロッドレンズ1にも
絞りを付けることができる。
【0017】また、第三の実施態様に示したように、溝
2が細かく、その溝2がロッドレンズ1の周面上に無数
に設けられた場合には、ロッドレンズ1の周面で反射す
るような迷光を除去することができ、画質を向上させる
ことができる。この点においては、上記いずれに示した
ロッドレンズ1においても、それを黒色樹脂層4を用い
てイメージファイバに固着したことにより、ロッドレン
ズ1の周面が黒色で覆われ、この周面において迷光の反
射を抑えることができる。この結果、結像画像におよぼ
す迷光の影響が除かれて画質を向上させることができ
る。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のロッド状
光学部品付きファイバは、ロッド状光学部品の周面に溝
を設け、このロッド状光学部品とファイバとを、黒色樹
脂層によりその溝を埋め、かつロッド状光学部品からフ
ァイバまでを被覆するようにして接合したものであるの
、ロッド状光学部品をファイバに固着させる際には、
溝を埋めるように黒色樹脂層が入り込んで固化するの
で、ロッド状光学部品を取り巻いて固定している黒色樹
脂層を壊さない限り、ロッド状光学部品がイメージファ
イバなどから脱落してしまう心配がない。さらに、溝が
絞りとなって、入射する余計な光をさえぎることができ
る。これにより、結像画像の画質を向上させることがで
きる。また、ロッド状光学部品の周面が黒色樹脂層で覆
われるため、迷光が除去されて画質を向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロッド状光学部品付きファイバの実施
例を示すロッド状光学部品の軸に対し平行な断面図であ
る。
【図2】従来のイメージファイバの先端部をファイバの
軸に対し平行に切断した断面図である。
【符号の説明】
1・・・ロッド状光学部品、2・・・溝、3・・・ファ
イバ、4・・・黒色樹脂層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/04 - 6/08 G02B 6/26 - 6/43 G02B 23/24 - 6/26 G02B 7/02 - 7/105 G02B 7/12 - 7/16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロッド状光学部品をファイバの先端部に接
    合してなるロッド状光学部品付きファイバであって、 ロッド状光学部品は、その周面に溝が形成され、 ロッド状光学部品とファイバとは、黒色樹脂層がロッド
    状光学部品の溝を埋め、かつ黒色樹脂層がロッド状光学
    部品とファイバとにまたがるように被覆されることによ
    り、接合されたことを特徴とするロッド状光学部品付き
    ファイバ。
JP30253494A 1994-12-06 1994-12-06 ロッド状光学部品付きファイバ Expired - Lifetime JP3197176B2 (ja)

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