JP2000284188A - 内視鏡用照明光学系 - Google Patents

内視鏡用照明光学系

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JP2000284188A
JP2000284188A JP11092770A JP9277099A JP2000284188A JP 2000284188 A JP2000284188 A JP 2000284188A JP 11092770 A JP11092770 A JP 11092770A JP 9277099 A JP9277099 A JP 9277099A JP 2000284188 A JP2000284188 A JP 2000284188A
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Haruko Igarashi
治子 五十嵐
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 細径の内視鏡において、光量及び配光特性が
良好で且つ部品加工上無理のない照明光学系を提供す
る。 【解決手段】 内視鏡用照明光学系は、内視鏡本体の先
端部に着脱自在なアダプターを備えている。内視鏡本体
は光源からの光を伝送するライトガイドLGと凸レンズ
1を含んでおり、アダプターはロッド状光学部材2を含
んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡本体の先端
部に着脱自在なアダプターを備えた内視鏡用照明光学系
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、空胴や人間の体腔内に細長の挿入
部を入れて観察等を行う内視鏡が、工業分野、医療分野
において広く用いられている。内視鏡を用いて観察する
場合、観察部位により最適な視野方向、観察範囲が異な
る。しかし、それぞれの観察部位に応じてそれに適する
内視鏡を用意する事は大変である。そこで、内視鏡挿入
部先端に光学アダプターを着脱出来るようにし、そのア
ダプターを取り替えることにより、視野変換を可能にす
るアダプター交換式内視鏡が提案されている。このよう
な内視鏡は、例えば特開平6−222263号及び特開
平5−273474号公報に開示されている。
【0003】一方、内視鏡装置においては、従来よりも
狹い部位を観察したいと言う要求や、特に医療用におい
ては低侵襲化の流れがあり、内視鏡の細径化が望まれて
いる。内視鏡は、図14に示すように観察光学系OSと
照明光学系ISが配置されているが、内視鏡が細径化さ
れれば中に配置されている観察光学系OSと、照明光学
系ISの夫々を従来より小さくする必要が生じる。その
中で、特に元々細い照明光学系の外径を小さくするのは
難しい。
【0004】図14は、従来のアダプター交換式内視鏡
における直視の代表的なタイプであるが、内視鏡本体側
の照明系としてライトガイドLGとカバーガラスCGが
配置され、アダプター側の照明系として物体側から順に
平凹レンズ3とロッド状光学部材2とが配置されてい
る。このタイプは、平凹レンズ3の外径が比較的大き
く、曲率もきつくなければ、加工も容易で安価に作るこ
とができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、平凹レンズ3
の外径がライトガイドLGの外径より十分に大きく出来
ない場合平凹レンズ3の側面で光束がけられ、特に周辺
の配光が悪くなり、光量をロスすると言う問題点があ
る。特に、内視鏡が細径化していくと、挿入部の枠の設
計上平凹レンズ3の外径はライトガイドLGの外径より
余り大きく出来なくなる。そこで、周辺の配光を良くす
るために平凹レンズ3の曲率をきつくしていくと、光量
ロスが大きくなり、レンズの加工が出来なくなるか、加
工出来ても難加工のためレンズの値段が高くなってしま
う。
【0006】図15は従来のアダプター交換式内視鏡に
おける側視観察用の光学系の代表例を示しており、内視
鏡本体の先端に側視アダプターが取付けられるようにな
っている。図15に示す照明光学系は、内視鏡本体の照
明光学系としてライトガイドLGとカバーガラスCGが
配置され、アダプターの照明系として物体側から順に平
凹レンズ3とライトガイドLGが配置されている。本照
明光学系でも、内視鏡が細径化していくと前述の直視照
明光学系の時と同様に平凹レンズ3の加工や照明性能に
係わる問題が発生すると考えられる。
【0007】一方、平凹レンズ以外のレンズを用いた照
明光学系ISとして、アダプター交換式でない一体型の
内視鏡を想定したものでは、図16に示す特開平4−3
26318号公報に記載の照明光学系がある。また、配
光が良く光量ロスが少ない照明光学系の例として、特開
平7−311349号公報に記載の光学系があり、図1
7に示すように物体側から順に平凹レンズ3と凸レンズ
1を配置したものがある。しかしながら、これらの光学
系は通常の一体型の内視鏡を想定したものであり、アダ
プター交換式の内視鏡への適用の仕方は全く述べられて
いない。
【0008】本発明は、上記の如き従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、
細径の内視鏡において、光量及び配光特性が良好で且つ
部品加工上無理のない照明光学系を提供しようとするも
のである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による内視鏡用照明光学系は、内視鏡本体の
先端部に着脱自在なアダプターを備えた内視鏡用照明光
学系において、内視鏡本体は光源からの光を伝送するラ
イトガイドと該ライトガイドの出射端に配置された凸レ
ンズを含んでおり、前記アダプターはロッド状光学部材
を含んでいることを特徴としている。
【0010】また、本発明による内視鏡用照明光学系
は、内視鏡本体の先端部に着脱自在なアダプターを備え
た内視鏡用照明光学系において、前記内視鏡本体には光
源からの光を伝送するライトガイドと該ライトガイドの
出射端の物体側に配置された凸レンズとが含まれてお
り、前記アダプターには物体側から順に配置された凹レ
ンズとロッド状光学部材とが含まれていることを特徴と
している。
【0011】また、本発明による内視鏡用照明光学系
は、凹レンズの焦点距離をf、ロッド状光学部材の外径
をφとしたとき、7≧|f/φ|≧0.7なる条件を満
足することを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
した実施例に基づき説明する。実施例1 図1は本発明の第1実施例の要部構成図である。図中、
従来例と実質上同一の部材には同一符号が付されてい
る。この実施例は直視観察用の照明光学系であって、内
視鏡本体内には光源からの光を伝送するライトガイドL
Gと平凸レンズ1が配置され、内視鏡本体先端部に着脱
自在なアダプターには両端面が平行なロッド状光学部材
2が配置されている。ライトガイドLGの出射端面には
平凸レンズ1の凸面が密着するように配置されているの
で、出射端面の網目の像は虚像となり、物体面上で十分
ぼけるため網目による照明むらは実質上気にならない程
度となる。平凸レンズ1は、図2に示すように球レンズ
素材から切り出して加工するので、加工性は良く微小曲
率を持った凹レンズよりは安価に製作し得る。ロッド状
光学部材2は、配光の広がった光を殆ど損失なしに物体
面上に伝送することが出来る。
【0013】このように、本実施例によれば、ライトガ
イド出射端面の網目に起因する照明むらが気にならなく
なるので、ロッド状光学部材2の長さは自由に決めるこ
とが可能となり、従ってアダプターの長さを取り扱い易
い必要最小限のものにすることが出来る。また、ロッド
状光学部材2は、クラッド硝材がなくコア硝材のみで作
られ且つ周面が鏡面仕上げされているので、細径の場合
でも光量・配光を有効に確保することが出来る。また、
ロッド状光学部材2は、アダプターに組み込まれる場
合、側面にCE剤を回し込んで枠に接着固定されるが、
コア材の屈折率よりもCE剤の屈折率の方が小さいの
で、側面に当たった光は反射することが出来る。また、
ライトガイドLGからの強い光が集まる平凸レンズ1の
前側焦点位置は、平凸レンズ1の平面から物体側へ0.
24mm程度寄った位置であるので、ロッド状光学部材2
の中に存在することになり、従って内視鏡先端部の表面
が熱くなるようなことはない。
【0014】一般に、アダプター交換式の内視鏡では、
アダプターを内視鏡先端部にねじで止めるので、アダプ
ター取付け時にアダプターの光学系と内視鏡本体内の光
学系の光軸とを観察系及び照明系同志一致させる必要が
生じる。しかし、アダプターを内視鏡本体に円滑に取り
付けるためには設計上枠の大きさに余裕を持たせないと
いけないので、多少の取付けガタは発生せざるを得ず、
従って、内視鏡側の光軸とアダプター側の光軸がずれる
可能性がある。
【0015】そこで、本実施例の照明系において、内視
鏡本体とアダプターの光軸がずれた時に発生する問題点
について検討することにする。内視鏡本体とアダプター
の光軸(即ち、平凸レンズ1とロッド状光学部材2の光
軸)が一致している時に、平凸レンズ1からの出射光の
内ロッド状光学部材2の出射端面2aにおいて角度αを
なす方向に進む光線の通り方を図示すると図3(a)に
示すようになる。これに対し、図3(b)は、内視鏡本
体の光軸(平凸レンズの光軸)がロッド状光学部材2の
光軸に対し−y方向へずれた時、図3(a)に示したの
と同じ平凸レンズ1からの出射光がロッド状光学部材2
の出射端面2aでどのような角度方向に進むかを示して
いる。この図から明らかなように、内視鏡本体の光軸と
アダプターの光軸即ち平凸レンズ1の光軸とロッド状光
学部材2の光軸が一致している場合角度αの方向に進む
筈の光は、平凸レンズ1の光軸とロッド状光学部材2の
光軸が−y方向にずれると図3(b)に示すように少な
くなり、点線で示すように−αの角度方向に向う光が発
生する。従って、様々な角度方向に向う光を同時に考慮
すると、結果的に配光むらの発生につながり、光量が極
端に少ない部分は陰として感じられる。
【0016】この配光むらや陰をなくすためには、内視
鏡本体とアダプターの偏心を抑えるか、ロッド状光学部
材2の長さを長くして光を均一化することが考えられる
が、内視鏡本体とアダプターの偏心の程度を抑えるのに
は、部品加工上、限界がある。そこで、或る程度の偏心
は発生するものと仮定し、配光むらの発生を抑えるため
に下記の条件を満足するように構成するのが望ましい。 15×D≧L≧D/tan (W/2) (1) 但し、Dは平凸レンズ1の外径、Lはロッド状光学部材
の長さ、Wは観察光学系の半画角である。
【0017】上記条件式(1)は、配光むらに寄与する
ような例えば図3(b)において破線で示す光のうち大
方の光が少なくとも一回は反射可能なロッド状光学部材
2の長さを得るためのものである。ロッド状光学部材2
の長さLの下限値は、平凸レンズ1の外周から出たW/
2の角度の光が少なくとも一回はロッド状光学部材2の
内部で反射するように設定されるようにされている。W
/2の角度の光を基準に考えているのは、W/2より大
きい角度の光については更に反射回数が増えるので光が
均一化されて行く方向であるし、W/2より小さい角度
の光については元々の光量が多いため偏心によるけられ
の影響が少ないので、配光むらは気にならないと考えら
れる。また、ロッド状光学部材2の長さLの上限値につ
いては、観察系のレンズ外径を大きくしないようにする
ためのものである。ロッド状光学部材2の長さが決まれ
ばそれに伴い観察系の長さが決まるが、観察系の長さが
長くなると内視鏡先端(物体側)に行くに従い観察系の
光線の高さが上がり、けられないようにするにはレンズ
外径を大きくする必要が生じる。しかし、観察系のレン
ズ外径を大きくすると、照明系のレンズ外径が小さくな
り、加工上及び光量上問題となる。
【0018】以下に、本実施例の光学系における条件式
(1)に対応するパラメータ及びレンズデータを示す。 <条件式(1)に対応するパラメータ> L=1.07、 D=0.6、 W=62.6゜、 条件式(1)の上限=9、 条件式(1)の下限=0.99 <レンズデータ> r1 =∞ d1 =1.07 n1 =1.80518 ν1 =25.4 r2 =∞ d2 =0.05 r3 =∞ d3 =0.6 n3 =1.883 ν3 =40.76 r4 =−0.491 d4 =0 r5 =∞(ライトガイドの出射端面)
【0019】実施例2 図4は本発明の第2実施例の要部構成図である。図中、
第1実施例と実質上同一の部材及び部分には同一符号が
付されている。この実施例は、平凸レンズ1がアダプタ
ー側に設けられている点で第1実施例とは異なる。即
ち、内視鏡本体側には光源からの光を伝送するライトガ
イドLGが配置され、アダプター内には物体側から順に
ロッド状光学部材2と平凸レンズ1が配置されていて、
内視鏡本体にアダプターを取付けた時平凸レンズ1とラ
イトガイドLGの出射端面との間隔が0.05mmとなる
ように設計されている。ロッド状光学部材2としては、
コアとクラッドから成る単ファイバー若しくはクラッド
無しで外周を鏡面仕上げしたコアのみの単ファイバーが
用いられる。
【0020】第2実施例は上記のように構成されている
から、第1実施例の場合と同様に平凸レンズ1で広げら
れたライトガイドLGからの出射光はロッド状光学部材
2の周面で反射されて伝送されるので、アダプター枠で
けられることなく物体上に達する。また、ロッド状光学
部材2が平凸レンズ1の前側に配置されているので、平
凸レンズ1による集光位置がロッド状光学部材2の中に
なり、そのため内視鏡先端部の表面が熱くなるようなこ
とはない。その他第1実施例で述べたのと同様の効果を
得ることが出来ることは云うまでもない。
【0021】次に、本実施例の構成において望ましい条
件について説明する。一般に、アダプター交換式の内視
鏡においては、アダプターの長さが短ければ短い程硬質
部長を短くすることが出来るが、アダプターの外径が小
さくなると取り扱いが難しくなるので、最低限必要なア
ダプター枠の長さが決まる。そして、アダプターを取り
付ける際アダプターと内視鏡本体の照明系同志がぶつか
らないようにするには、ライトガイドLGの出射端面と
平凸レンズ1との間は設計上若干離す必要がある。そこ
で、本実施例の構成では、fbを平凸レンズ1の後側焦
点位置としたとき、ライトガイドLGと平凸レンズ1と
の間隔dは以下の条件を満足することが望ましい。 0≦d≦0.5×fb (2)
【0022】この場合、ライトガイドLGの出射端面か
ら平凸レンズ1の凸面がfbの長さ以上離れると、物体
面上に図5に示したような網目状の照明むらが発生する
可能性がある。そこで、ライトガイド出射端面と平凸レ
ンズ1との間隔dをfbの半分以下にすれば、網目パタ
ーンが物体面上でぼけ観察に支障を来さなくなる。ま
た、図6は第2実施例の変形例を示しており、ロッド状
光学部材を凸レンズにしたものである。更に、上記条件
式(2)を満たすことが難しければ、内視鏡本体側の照
明光学系において、ライトガイドLGの前にロッド状光
学部材を挿入してライトガイドLGと平凸レンズ1の間
隔を大きくし、ライトガイド端面の実像結像位置を内視
鏡の内側にもって来ることも考えられる。 <条件式(2)に対応するパラメータ> 平凸レンズ1の後側焦点距離fb=0.556、 d=0.05 条件式(2)の上限=0.28、 条件式(2)の下限=0
【0023】実施例3 図7は本発明の第3実施例の要部構成図である。図中、
第1実施例と実質上同一の部材及び部分には同一符号が
付されている。この実施例は、アダプター側においてロ
ッド状光学部材2の物体側に平凹レンズ3が設置されて
いる点で、第1実施例とは異なる。この実施例では、ア
ダプターの先端に平凹レンズ3が配置されているので、
平凹レンズ3の拡散作用により、ロッド状光学部材2の
長さに関係なく照明むらを軽減することが出来る。この
場合、平凹レンズ3はあくまでも照明むらを消すための
もので、配光を決定するものではなく、fを平凹レンズ
3の焦点距離、φをロッド状光学部材2の外径としたと
き、 7≧|f/φ|≧0.7 (3) なる条件を満足するのが望ましい。
【0024】この条件は、平凹レンズ3のパワーに関す
るもので、f/φの値が上記条件式(3)の下限を超え
て小さくなると、照明むらを消す効果は高いが平凹レン
ズ3の側面における照明光線のけられが大きくなり、ま
た上限を超えて大きくなると、平凹レンズ3の側面にお
ける照明光線のけられは少ないが平凹レンズ3のパワー
が弱すぎて照明むらを消す効果が期待出来なくなる。な
お、この実施例は観察光学系の画角125゜に対応した
配光となっている。ロッド状光学部材2の材質及び構成
は既述の実施例と同様であり、また、ライトガイドLG
からの強い光が集まる平凸レンズ1の前側焦点位置も、
平凸レンズ1の平面から物体側へ0.22mm程度離れた
位置であるので、ロッド状光学部材2の中に存在し、内
視鏡先端部の外表面が熱くなるようなことはない。
【0025】以下、本実施例の光学系における条件式
(3)に対応するパラメータ及びレンズデータを示す。 <条件式(3)に対応するパラメータ> f=−2.265、 φ=0.75、 |f/φ|=3.02 <レンズデータ> r1 =∞ d1 =0.25 n1 =1.883 ν1 =40.76 r2 =2 d2 =0.03 r3 =∞ d3 =0.74 n3 =1.80518 ν3 =25.4 r4 =∞ d4 =0.1 r5 =∞ d5 =0.6 n5 =1.883 ν5 =40.76 r6 =−0.475 d6 =0 r7 =∞(ライトガイドの出射端面)
【0026】実施例4 図8は本発明の第4実施例の要部構成図である。この実
施例は、第3実施例における平凹レンズ3の代わりに、
ロッド状光学部材2側の面を光拡散面にした平行平板4
が採用されている点で、第3実施例とは異なる。この場
合、光拡散面は第3実施例における平凹レンズ3の研磨
工程前にレンズを抜き取ることにより砂目として形成す
ることが出来るので、実際には、平凹レンズ3を製作す
るための研磨工程の前の精研削若しくは荒研削と呼ばれ
る工程でレンズを抜き取ることにより得ることが出来
る。また、この砂目はロッド状光学部材2の物体側の面
に形成して、ロッド状光学部材2の物体側に単なる平行
平板を配置するようにしても良い。また、砂目は、耐性
等を考慮して外部に露出していない面に施すのが望まし
い。
【0027】実施例5 図9は本発明の第5実施例の要部構成図である。図中、
既述の実施例と実質上同一の部材には同一符号が付され
ている。この実施例は、アダプターが側視観察用として
構成されている点で、既述の何れの実施例とも異なる。
即ち、内視鏡本体側の照明光学系は、光源からの光を伝
送するライトガイドLGとその出射端に配置された平凸
レンズ1から成り、アダプター側の照明光学系は、物体
側から順に配置された平凹レンズ3とL字形に折り曲げ
られたライトガイドLGとから成る。
【0028】平凸レンズ1は、実施例3(図7)及び実
施例4(図8)で用いたものと同じものが用いられてお
り、観察光学系の画角125゜に対応した配光となって
いる。アダプター側のライトガイドLGは、NA(開口
数)=0.66で広角の光が伝送され難いため、先端に
平凹レンズ3を配置して配光を広げている。しかし、平
凹レンズ3のパワーについては、内視鏡本体側のライト
ガイドLGのみの従来の光学系の場合に配置されるであ
ろう平凹レンズよりもパワーを弱くすることができ、加
工し易いレンズとなっている。平凹レンズ3を含むアダ
プター先端部分のレンズデータは以下の通りである。 r1 =∞ d1 =0.4 n1 =1.883 ν1 =40.76 r2 =1.06 d2 =0.55 r3 =∞(ライトガイドLGの出射端面、NA=0.66)
【0029】また、平凸レンズ1で得られる広配光の部
分を有効に利用するためには、アダプター側のライトガ
イドLGのNAは平凸レンズ1で得られるNAに近いフ
ァイバーで構成すれば良く、本実施例ではNA=0.8
7程度にするのが望ましい。高NAのライトガイドを使
用する場合には、図10の変形例で示すように、アダプ
ター先端には平凹レンズ3の代わりに平行平板4を配置
することが可能である。なお、平凸レンズ1は、アダプ
ター中の内視鏡本体に近い側に設けられても良い。
【0030】実施例6 図11は本発明の第6実施例の要部構成図である。図
中、既述の実施例と実質上同一の部材には同一符号が付
されている。この実施例では、内視鏡本体側の照明光学
系は光源からの光を伝送するライトガイドLGのみから
成り、アダプター側の照明光学系は物体側から順に配置
された像側面が砂目にされている平行平板4とロッド状
光学部材2から成っていて、平行平板4に形成された粗
い砂目により配光を広げるように構成されている。ここ
で用いられる砂目は、第4実施例(図8)で用いられて
いる砂目よりも更に粗い砂目であって、砂目単独での広
い配光効果を奏するようにしたものである。
【0031】この場合、砂目は、レンズの製作工程にお
いて荒研削の段階でレンズを抜き取るか或いはレンズ表
面を荒らすことにより得られるが、荒研削で抜き取った
レンズ表面は、拡散効果は優れているが光線の透過率が
低い。そこで、例えばフッカ水素水を用いた化学的な処
理を施すことにより表面を滑らかにし、光線の透過率を
上げることが可能である。また、このような処理を施し
ても、本実施例によればアダプターの外面に砂目の面を
持って来ないので安全である。更に、化学的な処理を施
さなくても、砂目の面を接着剤でロッド状光学部材2に
貼り付けるようにすれば安全である。この場合、接着剤
の屈折率としては、砂目を有する硝子の屈折率より低く
して拡散効果が失われないようにする必要がある。
【0032】実施例7 図12は本発明の第7実施例の要部構成図である。図
中、既述の実施例と実質上同一の部材には同一符号が付
されている。この実施例は、砂目付きの平行平板4の代
わりにフライアイレンズ5が用いられている点で、第6
実施例とは異なる。フライアイレンズ5は、微小な球レ
ンズを例えば平行平板の面上に多数配置したもので、通
常のレンズと同様に広配光が得られる。具体的には、硝
子板上に接着剤で球レンズを並べて接着することにより
得られるが、接着剤または球レンズの屈折率を変えるこ
とで、配光を変化させることが出来る。
【0033】実施例8 図13は本発明の第8実施例の要部構成図である。図
中、既述の実施例と実質上同一の部材には同一符号が付
されている。この実施例は、アダプター交換式ではなく
一体型の内視鏡用照明光学系である点で、既述の何れの
実施例とも異なる。即ち、本実施例では、光源からの光
を伝送するライトガイドLGの出射端から物体側に順
に、凸面をライトガイドLG側に向けた平凸レンズ1と
平行平板から成るロッド状光学部材2が配置されてい
る。このように、一体型の内視鏡用照明光学系において
も、先端にロッド状光学部材2を配置し、強い光線の集
まる平凸レンズ1の前側焦点位置をロッド状光学部材2
の中に持って行くことで、内視鏡先端部の表面が熱くな
らないようにする点で極めて有効である。なお、この実
施例は、第1実施例(図1)の光学系においてロッド状
光学部材2と平凸レンズ1との間隔を0とした構成にな
っているので、レンズデータは省略した。
【0034】上記レンズデータにおいて、r1 ,r2
・・・・はレンズ等の光学部材の各面の曲率半径、dはレン
ズ等の光学部材の離間距離、n1 ,n2 ,・・・・はレンズ
等の光学部材の屈折率、ν1 ,ν2 ,・・・・はレンズ等の
光学部材のアツベ数である。なお、ロッド状光学部材
は、クラッド付きであっても良いし、クラッド無しの場
合には周面の空気や接着剤にクラッドの役割を持たせた
ものでも良いし、周面を鏡面仕上げしたものでも良い
し、ライトガイドで構成されても良い。
【0035】以上説明したように、本発明の内視鏡用照
明光学系は、特許請求の範囲に記載した特徴のほかに、
下記の特徴を有している。 (1)ロッド状光学部材の長さをL、凸レンズの外径を
D、観察光学系の半画角をWとしたとき、下記条件を満
足することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用照明
光学系。 15×D≧L≧D/tan (W/2)
【0036】(2)内視鏡本体の先端部に着脱自在なア
ダプターを備えた内視鏡用照明光学系において、前記内
視鏡本体には光源からの光を伝送するライトガイドが配
置されており、前記アダプターには物体側から順に配置
されたロッド状光学部材と凸レンズとが含まれているこ
とを特徴とする内視鏡用照明光学系。
【0037】(3)前記アダプターが取り付けられた状
態において、dを前記ライトガイドと前記凸レンズとの
間隔、fbを前記凸レンズの後側焦点位置としたとき、
下記条件を満足することを特徴とする上記(2)に記載
の内視鏡用照明光学系。 0≦d≦0.5fb
【0038】(4)内視鏡本体の先端部に接着自在なア
ダプターを備えた内視鏡用照明光学系において、前記内
視鏡本体には光源からの光を伝送するライトガイドと該
ライトガイドの出射端の物体側に配置された凸レンズと
が含まれており、前記アダプターには物体側から順に配
置された像側の面を砂目にした平行平板とロッド状光学
部材とが含まれていることを特徴とする内視鏡用照明光
学系。
【0039】(5)内視鏡本体の先端部に着脱自在なア
ダプターを備えた内視鏡用照明光学系において、前記内
視鏡本体には光源からの光を伝送するライトガイドと該
ライトガイドの出射端の物体側に配置された凸レンズと
が含まれており、前記アダプターには物体側から順に配
置された凹レンズとライトガイドとが含まれていること
を特徴とする内視鏡用照明光学系。
【0040】(6)内視鏡本体の先端部に着脱自在なア
ダプターを備えた内視鏡用照明光学系において、前記内
視鏡本体には光源からの光を伝送するライトガイドと該
ライトガイドの出射端の物体側に配置された凸レンズと
が含まれており、前記アダプターには物体側から順に配
置された平行平板とライトガイドとが含まれていること
を特徴とする内視鏡用照明光学系。
【0041】(7)内視鏡本体の先端部に着脱自在なア
ダプターを備えた内視鏡用照明光学系において、前記内
視鏡本体には光源からの光を伝送するライトガイドが配
置されており、前記アダプターには物体側から順に配置
された像側の面を砂目とした平行平板とロッド状光学部
材とが含まれていることを特徴とする内視鏡用照明光学
系。
【0042】(8)内視鏡本体の先端部に着脱自在なア
ダプターを備えた内視鏡用照明光学系において、前記内
視鏡本体には光源からの光を伝送するライトガイドが配
置され、前記アダプターには物体側から順に配置された
フライアイレンズとロッド状光学部材とが含まれている
ことを特徴とする内視鏡用照明光学系。
【0043】(9)光源からの光を伝送するライトガイ
ドの出射端の物体側に、該出射端から順に凸レンズと、
両端面が平行なロッド状光学部材とを配置して成る内視
鏡用照明光学系。
【0044】(10)ロッド状光学部材は、クラッド付き
であるか又はクラッド無しで外周面が鏡面仕上げされて
いるか又はライトガイドである請求項1乃至3の何れか
又は上記(1)乃至(4)の何れか又は上記(7)乃至
(9)の何れかに記載の内視鏡用照明光学系。
【0045】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、光量及び配
光特性が良好で、光学部品の加工容易は細径内視鏡に適
する照明光学系を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の要部構成図である。
【図2】第1実施例に用いられている平凸レンズの製作
方法を示す図である。
【図3】第1実施例に用いられているロッド状光学部材
の内部を進む光線の様子を示す図で、(a)は該光学部
材の出射端面において角度αをなす方向に進む光線の通
り方を示し、(b)は該光学部材の光軸と平凸レンズの
光軸とがすれた場合における(a)と同様な光線の通り
方を示す図である。
【図4】本発明の第2実施例の要部構成図である。
【図5】物体面上に発生する網目状の照明むらの様子を
示す図である。
【図6】第2実施例の変形例の要部構成図である。
【図7】本発明の第3実施例の要部構成図である。
【図8】本発明の第4実施例の要部構成図である。
【図9】本発明の第5実施例の要部構成図である。
【図10】第5実施例の変形例の要部構成図である。
【図11】本発明の第6実施例の要部構成図である。
【図12】本発明の第7実施例の要部構成図である。
【図13】本発明の第8実施例の要部構成図である。
【図14】従来の直視アダプター変換式内視鏡の一例の
要部断面図である。
【図15】従来の側視アダプター交換式内視鏡の一例の
要部断面図である。
【図16】従来の一体型内視鏡用照明光学系の一例を示
す要部断面図である。
【図17】従来の一体型内視鏡用照明光学系の他の例を
示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 凸レンズ 2 ロッド状光学部材 2a 出射端面 3 平凹レンズ 4 平行平板 5 フライアイレンズ LG ライトガイド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡本体の先端部に着脱自在なアダプ
    ターを備えた内視鏡用照明光学系において、内視鏡本体
    は光源からの光を伝送するライトガイドと該ライトガイ
    ドの出射端に配置された凸レンズを含んでおり、前記ア
    ダプターはロッド状光学部材を含んでいることを特徴と
    する内視鏡用照明光学系。
  2. 【請求項2】 内視鏡本体の先端部に着脱自在なアダプ
    ターを備えた内視鏡用照明光学系において、前記内視鏡
    本体には光源からの光を伝送するライトガイドと該ライ
    トガイドの出射端の物体側に配置された凸レンズとが含
    まれており、前記アダプターには物体側から順に配置さ
    れた凹レンズとロッド状光学部材とが含まれていること
    を特徴とする内視鏡用照明光学系。
  3. 【請求項3】 凹レンズの焦点距離をf、ロッド状光学
    部材の外径をφとしたとき、下記条件を満足することを
    特徴とする請求項2に記載の内視鏡用照明光学系。 7≧|f/φ|≧0.7
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