JP2520800Y2 - 結露防止パッキン - Google Patents

結露防止パッキン

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JP2520800Y2 JP40170890U JP40170890U JP2520800Y2 JP 2520800 Y2 JP2520800 Y2 JP 2520800Y2 JP 40170890 U JP40170890 U JP 40170890U JP 40170890 U JP40170890 U JP 40170890U JP 2520800 Y2 JP2520800 Y2 JP 2520800Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、主として、一般家屋
において、窓、テラス等の開口部底部におけるサッシ枠
と木部との間に生じる間隙を密封し、外部からの湿気分
の浸入その他を阻止して、結露等の発生を防止する結露
防止パッキンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば一般家屋における窓、テラ
ス等の開口部底部において、サッシ枠と木部との間に生
じる間隙には、外部からの雨水、水滴その他の湿気分、
水分等が室内に浸入しないように、パッキンが配装され
ている。
【0003】すなわち、図6に示すように、このパッキ
ン101は、例えば躯体壁102に開口形成した窓用あ
るいはテラス用の開口部において、この開口部の外側か
らその周囲にサッシ枠103を嵌め入れて、これの内側
取付部104を釘止めすること等によって固定し、この
サッシ枠103内側で開口部底部に窓板等の木部105
を配置固定するとき、サッシ枠103内側面と木部10
5前端面との間に介装状にして配置されるものである。
このときのパッキン101は、木部105の前端面に両
面接着テープ106等によって接着固定されていて、パ
ッキン101の先端がサッシ枠103の内側取付部10
4内側面に密着することで、サッシ枠103と木部10
5前端との間隙が密封されるものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上述した従来のパッキ
ン101によると、開口部に設置されるサッシ枠103
の内側面に先端を密接させるものとするから、サッシ枠
103における内側取付部104内側面とパッキン10
1先端との間ではしっくりと密接するよう相互に形状が
対応している必要がある。
【0005】しかして、開口部に設置されるサッシ枠1
03自体は、種々な断面形状を有するものとして構成さ
れており、特に、その内側取付部104においては、上
方へ直線状に伸びている断面でほぼI字形の取付部であ
ったり、また、同じく断面でほぼ倒T字形のものであっ
たり、上方へ伸びておらずにカットされた形状のもので
あったり、ほぼ逆L字形のものであったりし、その内側
取付部104の断面形状は一定形状に定まってはいない
ものである。
【0006】したがって、この内側取付部104内側面
に密着されるパッキンの形状は、これらの異なる内側取
付部104の断面形状に夫々対応するように、各別に構
成されており、それらの間では転用できないものであっ
た。そのため、断面形状の相違によって各種のパッキン
101を各別に準備し、用意することは、極めて面倒で
あり、その部材管理も煩わしいものであった。特に、予
め用意されたものが、施工現場におけるサッシ枠103
の内側取付部104と僅かに相違するだけでもこれに対
応しないときは、装着使用できず、あるいは無理に装着
させても隙間を生じるものであった。その結果、密封性
を確保できずに外部からの水分の浸入させてしまい、例
えば室内に結露を生じさせるばかりでなく、非常に体裁
が悪く、見苦しくなるものであった。
【0007】そこで、この考案は、叙上のような従来存
した諸事情に鑑み案出されたもので、躯体壁の開口部に
設置される各種のサッシ枠において、このサッシ枠の内
側取付部の断面形状が種々に異なる場合でも、そのいず
れのものにも対応して密着状態で木部との間に介装で
き、しかも、これらの対応は、施工現場におけるパッキ
ン自体に対する一部の切断除去によって実現できる簡易
性を備え、取扱いも容易である結露防止パッキンを提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、この考案にあっては、躯体壁に開口形成された開
口部に嵌め入れられるサッシ枠の内側取付部と、開口部
の底部に配装固定される木部前端との間に介装されるパ
ッキンであって、木部前端面に取り付けられる取付片
と、この取付片上部に、木部前端に切欠形成された切欠
段部内に嵌め入れられる側面ほぼL字形の嵌め込み片
と、嵌め込み片の立脚部の上部に揺動自在に連続形成さ
れ、下端が木部における切欠段部側縁の角部上に密着さ
れる軟弾性のシール片と、このシール片先端から、取付
片がわに向かって、内側取付部における水平部分上面に
当接されるよう、一体状に連続形成されたサッシ水平当
接片と、前記取付片上端から、これの上方に向かって、
内側取付部における垂直部分内側面に当接されるよう、
一体状に連続形成されたサッシ垂直当接片とを備え、こ
れらのサッシ水平当接片及びサッシ垂直当接片両者を、
取付片の前方側に向かって下方に傾斜している側面ほぼ
角J字形状にサッシ垂直当接片の上端に突設形成された
係合突部と、係合突部を覆うように係合する側面ほぼL
字形状にサッシ水平当接片前端に形成した係合覆い部と
により、強制的に開閉自在に係合させ、また、サッシ垂
直当接片には、サッシ垂直当接片自体を切断除去する第
一切断線を、係合突部には、係合突部自体をその半ばで
切断除去する第二切断線を、係合覆い部には、係合覆い
部自体を切断除去する第三切断線を夫々配設形成したこ
とを特徴とする。
【0009】また、切断線夫々は、サッシ垂直当接片側
面に、係合突部内側面に、係合覆い部内側面に断面ほぼ
V字形の溝部を夫々有して構成することができる。
【0010】
【作用】この考案に係る結露防止パッキンにあっては、
躯体壁に開口形成した開口部に、サッシ枠と共に木部を
配装固定するに際し、木部前端面に装着固定されて、サ
ッシ枠の内側取付部と木部前端部との間に介装され、内
側取付部に密着する。このとき、嵌め込み片は木部の切
欠段部内に嵌め入れられ、シール片は木部における切欠
段部側縁の角部上に密着する。
【0011】また、サッシ水平当接片は、サッシ枠にお
ける内側取付部が側面ほぼ倒T字形、側面ほぼ逆L字形
であるときの水平サッシ部分上面に当接し、これを覆
い、シール片と共に内部への水分の浸入を阻止する。
【0012】サッシ垂直当接片は、サッシ枠における内
側取付部の下部位置で木部との間に介在され、両者相互
間の間隙を密閉する。
【0013】サッシ垂直当接片における第一切断線は、
この位置の切断によってサッシ垂直当接片自体を切断除
去し、内側取付部が側面ほぼ倒T字形、側面ほぼ逆L字
形であるときに対応する。
【0014】係合突部における第二切断線は、この位置
の切断によって係合突部自体をその半ばで切断除去し、
内側取付部が高めあるいは低めの側面ほぼI字形である
ときに対応する。
【0015】係合覆い部における第三切断線は、この位
置の切断によって係合覆い部自体を切断除去し、内側取
付部が側面ほぼ倒T字形、高めの側面ほぼI字形である
ときに対応する。
【0016】
【実施例】図1乃至図5において、構築された躯体壁1
に開口形成された窓用あるいはテラス用等の開口部底部
に、飾り板等としての木部2が配装固定されており、こ
の木部2の前端前方に、開口部外部から嵌め入れられる
サッシ枠3が装着されている。そして、このサッシ枠3
の内側取付部4内側面と木部2前端面との間に、この考
案パッキンが介装されるもので、その介装に際し、内側
取付部4の断面形状によって、そのままあるいは一部が
適当に切断除去されることで使用される。
【0017】また、木部2前端部の上部には、切欠段部
5が形成されていて、この切欠段部5内にこの考案パッ
キンの要部が収納されて位置決めが図られると同時に、
切欠段部5によって、浸入された水分が一時的にでも収
容され、室内側への浸入を有効に阻止するように配慮さ
れている。
【0018】しかして、図において示される符号11
は、木部2前端面に取り付けられる側面ほぼI字形の取
付片であり、この取付片11上部には、切欠段部5内に
嵌め入れられる側面ほぼL字形の嵌め込み片12が一体
状に連結されている。
【0019】取付片11は、例えば両面接着テープ6等
によって木部2前端面に固着され、このときの嵌め込み
片12底面は切欠段部5上面に密着状に、また、立脚部
外側面は切欠段部5側面にほぼ当接状にして載置セット
される。
【0020】嵌め込み片12の立脚部には、これの上部
から、軟弾性のシール片13が揺動自在にして連続形成
されており、このシール片13自体は、図示のように、
嵌め込み片12の立脚部に対し上端が取付片11がわに
向かっている傾斜状に形成されている。そして、このシ
ール片13の下端部分は、嵌め込み片12上部において
反取付片側で、下方へ伸びているよう突出傾斜され、下
端に行くに従い次第に薄くなっていて、木部2における
切欠段部5側縁の角部上にしっくりと密着されるように
してある。
【0021】また、この嵌め込み片12とシール片13
との連続部分であるその外側面には、抉り凹部14を形
成してあって、前記の木部2における切欠段部5側縁の
角部に生じるバリその他を収納し、これが外部から見え
ないように隠蔽するものとしてある。
【0022】更に、このシール片13先端から、取付片
11がわに向かって、内側取付部4における水平部分上
面に当接されるサッシ水平当接片15を一体状に連続形
成してあり、このサッシ水平当接片15は、シール片1
3と異なり、軟弾性ではない。
【0023】一方、前記取付片11上端から、これの上
方に向かって、内側取付部4における垂直部分内側面に
当接されるサッシ垂直当接片16を一体状に連続形成し
てある。
【0024】そして、これらのサッシ水平当接片15及
びサッシ垂直当接片16両者は、前者15の前端と後者
16の上端とが開閉自在に係合連結されており、その係
合連結構造は、図示のように、サッシ垂直当接片16の
上端に、開口部の前方側に向かって下方に傾斜している
側面ほぼ角J字形状の係合突部17を突設形成する一
方、サッシ水平当接片15前端に、係合突部17を覆う
ように係合する側面ほぼL字形状の係合覆い部18を形
成し、前記シール片13の軟弾性を利用して係合覆い部
18を係合突部17に強制的に係合させるようになって
いる。
【0025】また、この係合連結構造を形成する係合突
部17及び係合覆い部18両者夫々は、共に、後述する
ように、サッシ枠3における内側取付部4形状に対応し
て切断除去されるようになっている。そのため、側面か
ら見て、係合突部17は、その上端が山形の逆V字形を
呈し、また、係合覆い部18は、係合突部17上端を覆
う逆V字形の溝部を上部底面及び垂設部内側面に夫々に
有し、これらのV字形の溝部が後述する夫々の切断線
A,B,Cを形成するようにしてある。
【0026】すなわち、各切断線A,B,Cは、図2乃
至図5に示すように、内側取付部4の形状、例えば側面
ほぼ倒T字形、側面ほぼ逆L字形、高めの側面ほぼI字
形、低めの側面ほぼI字形の夫々の断面形状に対応する
ように、サッシ垂直当接片16、係合突部17、係合覆
い部18夫々を適宜に切断除去するよう配設形成され
る。
【0027】サッシ垂直当接片16を切断除去する第一
切断線Aは、サッシ垂直当接片16の基部である、取付
片11においての嵌め込み片12との連設部位のやや上
方位置に、サッシ垂直当接片16外側面に断面でほぼV
字形に溝部を形成することで設けられる。この第一切断
線A位置に対応する溝部によって強制的に折曲すること
で、サッシ垂直当接片16を切断でき、係合突部17と
共に除去できるようにしてある。
【0028】係合突部17を切断除去する第二切断線B
は、係合突部17の折曲部である内側面にある断面でほ
ぼV字形の溝部位置に設けられ、係合突部17の上端角
部に至るようになっている。この第二切断線B位置に対
応する溝部によって強制的に折曲することで、係合突部
17自体をそのほぼ半ばで切断でき、これの先端がわ部
分を除去できるようにしてある。
【0029】係合覆い部18を切断除去する第三切断線
Cは、係合覆い部18自体の先端が輪内側面における係
合突部17上端角部との係合位置である断面でほぼV字
形の溝部位置に設けられる。この第三切断線C位置に対
応する溝部によって強制的に折曲することで、係合覆い
部18自体を切断除去できるようにしてある。
【0030】次に、これらの各切断線A,B,C位置に
よる各部の切断除去形態を、サッシ枠3における内側取
付部4形状に対応して説明する。なお、この設置時にお
いて、躯体壁1に開口形成した窓あるいはテラス用の開
口部に、これの外がわからサッシ枠3が嵌め入れられ
後、この考案パッキンが両面接着テープ6を介して前端
面に装着された木部2を開口部に配装固定するとき、こ
の考案パッキン自体がサッシ枠3の内側取付部4にぴっ
たりと密着するのはいずれの場合も同様であるので、こ
の点の説明は省略される。また、このとき、嵌め込み片
12は木部2の切欠段部5内に嵌め入れられた状態であ
り、同時に、シール片13は木部2における切欠段部5
側縁の角部上にしっくりと密着された状態となってい
る。
【0031】すなわち、図2に示すように、側面ほぼ倒
T字形のサッシ枠3における内側取付部4に装着する場
合には、第一切断線A位置の切断によってサッシ垂直当
接片16を、また、第三切断線C位置の切断によって係
合覆い部18を夫々除去しておく。次いで、木部2と共
に配装するとき、取付片11は内側取付部4の下部に、
また、サッシ水平当接片15は内側取付部4上面にしっ
くりと夫々当接する。
【0032】図3に示すように、側面ほぼ逆L字形のサ
ッシ枠3における内側取付部4に装着する場合には、第
一切断線A位置の切断によってサッシ垂直当接片16を
除去しておく。次いで、木部2と共に配装するとき、取
付片11は内側取付部4の下部に、また、サッシ水平当
接片15は内側取付部4上面に、係合覆い部18は内側
取付部4の角部外側面に夫々しっくりと当接する。
【0033】図4に示すように、開口部底部位置に比し
やや上方に伸びている高めの側面ほぼI字形のサッシ枠
3における内側取付部4に装着する場合には、第二切断
線B位置の切断によって係合突部17の先端がわ部分
を、また、第三切断線C位置の切断によって係合覆い部
18を夫々除去しておく。次いで、木部2と共に配装す
るとき、取付片11は内側取付部4の下部に、サッシ垂
直当接片16は内側取付部4のほぼ中央部にしっくりと
夫々当接し、また、サッシ水平当接片15先端は内側取
付部4のほぼ中央部側面にほぼ突き当て状に当接する。
【0034】図5に示すように、開口部底部位置にほぼ
等しい低めの側面ほぼI字形のサッシ枠3における内側
取付部4に装着する場合には、第二切断線B位置の切断
によって係合突部17の先端がわ部分を除去しておく。
次いで、木部2と共に配装するとき、取付片11は内側
取付部4の下部に、サッシ垂直当接片16は内側取付部
4の上部にしっくりと夫々当接し、また、係合覆い部1
8は内側取付部4上端を覆うようにこれに当接する。
【0035】
【考案の効果】この考案は以上のように構成されてお
り、これがため、窓、テラス等の開口部底部におけるサ
ッシ枠の内側取付部の断面形状が種々に異なる場合で
も、そのいずれのものにも対応して密着状態で木部との
間に介装でき、内側取付部と木部との間に生じる間隙を
密封し、外部からの湿気分の浸入その他を阻止して、結
露等の発生を防止するのである。
【0036】しかも、嵌め込み片の立脚部の上部に揺動
自在に連続形成されたシール片は、軟弾性であるから、
これの下端が木部における切欠段部側縁の角部上に密着
されるときは、しっくりとした当接状態となり、ここに
おいての水分の浸入を確実に阻止する。
【0037】そればかりでなく、軟弾性のシール片は、
木部の切欠段部内に嵌め入れられた嵌め込み片に対し、
シール片前端から連続形成してあるサッシ水平当接片を
揺動自在にしており、サッシ水平当接片自体の係合突
部、係合覆い部を介してのサッシ垂直当接片との係合、
解放を容易にする。更には、サッシ枠における内側取付
部の水平部分上面への当接、低めの垂直部分上端の覆い
等の作業を迅速化し、施工を容易にする。
【0038】また、サッシ垂直当接片における第一切断
線は、この位置の切断によってサッシ垂直当接片自体を
切断除去できるものであり、内側取付部が側面ほぼ倒T
字形、側面ほぼ逆L字形であるときに、内側取付部の水
平部分にサッシ水平当接片を円滑に当接させる。
【0039】係合突部における第二切断線は、この位置
の切断によって係合突部自体をその半ばで切断除去でき
るものであり、内側取付部が高めあるいは低めの側面ほ
ぼI字形であるときに、係合突部における前方への余分
な突出部分を切除し、サッシ垂直当接片側面及びサッシ
水平当接片先端の内側取付部側面に対する当接を円滑に
する。
【0040】係合覆い部における第三切断線は、この位
置の切断によって係合覆い部自体を切断除去できるもの
であり、内側取付部が側面ほぼ倒T字形、高めの側面ほ
ぼI字形であるときに、内側取付部前方への余分な突出
部分を切除し、サッシ垂直当接片側面の内側取付部の垂
直部分側面に対する当接及びサッシ水平当接片の内側取
付部の水平部分上面に対する当接を夫々円滑にする。
【0041】更に、各切断線における断面ほぼV字形の
溝部は、これらの切断線位置を明らかにするばかりでな
く、その切断作業を容易にし、場合によっては溝部自体
を利用しての折曲作業を行なわせ、現場における作業性
の向上を図る。
【0042】しかも、これらの対応は、施工現場におけ
るパッキン自体に対する一部の切断除去によって実現で
きるものであり、その切断作業は極めて簡易性であり、
取扱いも容易である等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】側断面図である。
【図2】サッシ枠における側面ほぼ倒T字形の内側取付
部に装着する場合の側断面図である。
【図3】サッシ枠における側面ほぼ逆L字形の内側取付
部に装着する場合の側断面図である。
【図4】サッシ枠における高めの側面ほぼI字形の内側
取付部に装着する場合の側断面図である。
【図5】サッシ枠における低めの側面ほぼI字形の内側
取付部に装着する場合の側断面図である。
【図6】従来例の側断面図である。
【符号の説明】
1 躯体壁 2 木部 3 サッシ枠 4 内側取付
部 5 切欠段部 6 両面接着
テープ 11 取付片 12 嵌め込
み片 13 シール片 14 抉り凹
部 15 サッシ水平当接片 16 サッシ
垂直当接片 17 係合突部 18 係合覆
い部 A 第一切断線 B 第二切断
線 C 第三切断線 101 パッキ
ン 102 躯体壁 103 サッ
シ枠 104 内側取付部 105 木部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 躯体壁に開口形成された開口部に嵌め入
    れられるサッシ枠の内側取付部と、開口部の底部に配装
    固定される木部前端との間に介装されるパッキンであっ
    て、木部前端面に取り付けられる取付片と、この取付片
    上部に、木部前端に切欠形成された切欠段部内に嵌め入
    れられる側面ほぼL字形の嵌め込み片と、嵌め込み片の
    立脚部の上部に揺動自在に連続形成され、下端が木部に
    おける切欠段部側縁の角部上に密着される軟弾性のシー
    ル片と、このシール片先端から、取付片がわに向かっ
    て、内側取付部における水平部分上面に当接されるよ
    う、一体状に連続形成されたサッシ水平当接片と、前記
    取付片上端から、これの上方に向かって、内側取付部に
    おける垂直部分内側面に当接されるよう、一体状に連続
    形成されたサッシ垂直当接片とを備え、これらのサッシ
    水平当接片及びサッシ垂直当接片両者を、取付片の前方
    側に向かって下方に傾斜している側面ほぼ角J字形状に
    サッシ垂直当接片の上端に突設形成された係合突部と、
    係合突部を覆うように係合する側面ほぼL字形状にサッ
    シ水平当接片前端に形成した係合覆い部とにより、強制
    的に開閉自在に係合させ、また、サッシ垂直当接片に
    は、サッシ垂直当接片自体を切断除去する第一切断線
    を、係合突部には、係合突部自体をその半ばで切断除去
    する第二切断線を、係合覆い部には、係合覆い部自体を
    切断除去する第三切断線を夫々配設形成したことを特徴
    とする結露防止パッキン。
  2. 【請求項2】 切断線夫々は、サッシ垂直当接片側面
    に、係合突部内側面に、係合覆い部内側面に断面ほぼV
    字形の溝部を夫々有している請求項1記載の結露防止パ
    ッキン。
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