JP2519972Y2 - テープレコーダの再生操作機構 - Google Patents
テープレコーダの再生操作機構Info
- Publication number
- JP2519972Y2 JP2519972Y2 JP1989095280U JP9528089U JP2519972Y2 JP 2519972 Y2 JP2519972 Y2 JP 2519972Y2 JP 1989095280 U JP1989095280 U JP 1989095280U JP 9528089 U JP9528089 U JP 9528089U JP 2519972 Y2 JP2519972 Y2 JP 2519972Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mounting plate
- head mounting
- reproducing operation
- operation member
- substrate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案はヘッド取付板の一部、または、これを押圧す
る再生操作部材の押圧部の少なくとも一方を傾斜面にし
て、押圧力の分力でヘッド取付板を基板面に押し付ける
ようにしたテープレコーダの再生操作機構に関する。
る再生操作部材の押圧部の少なくとも一方を傾斜面にし
て、押圧力の分力でヘッド取付板を基板面に押し付ける
ようにしたテープレコーダの再生操作機構に関する。
（従来の技術） 再生操作部材でヘッド取付板の一部を押圧し、このヘ
ッド取付板を基板面に沿って停止位置から再生動作位置
まで移動させるようにしたテープレコーダの再生操作機
構にあっては、ヘッド取付板を基板面に押し付けておか
ないと磁気ヘッドの高さ位置が変動し、音響効果を損う
おそれがある。
ッド取付板を基板面に沿って停止位置から再生動作位置
まで移動させるようにしたテープレコーダの再生操作機
構にあっては、ヘッド取付板を基板面に押し付けておか
ないと磁気ヘッドの高さ位置が変動し、音響効果を損う
おそれがある。
そこで、ヘッド取付板が再生動作位置まで移動したと
き、基板面に固定された押さえ部にヘッド取付板を係合
させることで該ヘッド取付板を基板面に押し付けるよう
にすることが、従来行なわれていた。しかしながら、ヘ
ッド取付板上の磁気ヘッドは、ヘッド取付板が再生動作
位置に到達する前にテープに接するようになるから、ヘ
ッド取付板が再生動作位置まで到達したところで基板面
に押し付ける構成では、磁気ヘッドは、高さ位置が安定
しないうちにテープに接することになる不具合がある。
従って、磁気ヘッドがテープに接しないうちにヘッド取
付板を基板面に押し付けるようにすることが望ましい。
き、基板面に固定された押さえ部にヘッド取付板を係合
させることで該ヘッド取付板を基板面に押し付けるよう
にすることが、従来行なわれていた。しかしながら、ヘ
ッド取付板上の磁気ヘッドは、ヘッド取付板が再生動作
位置に到達する前にテープに接するようになるから、ヘ
ッド取付板が再生動作位置まで到達したところで基板面
に押し付ける構成では、磁気ヘッドは、高さ位置が安定
しないうちにテープに接することになる不具合がある。
従って、磁気ヘッドがテープに接しないうちにヘッド取
付板を基板面に押し付けるようにすることが望ましい。
そこで、基板面に板ばねの一端を固定して、その板ば
ねの他端部でヘッド取付板を常時基板面に押し付けてお
くことも従来行なわれていた。
ねの他端部でヘッド取付板を常時基板面に押し付けてお
くことも従来行なわれていた。
（考案が解決しようとする課題） ヘッド取付板を常時基板面に押し付けておくように構
成されていると、ヘッド取付板を再生動作位置から停止
位置まで復帰させる際の負荷が大きくなる。そこで、ヘ
ッド取付板を復帰させるための復帰ばねのばね力を強く
する必要がある。
成されていると、ヘッド取付板を再生動作位置から停止
位置まで復帰させる際の負荷が大きくなる。そこで、ヘ
ッド取付板を復帰させるための復帰ばねのばね力を強く
する必要がある。
ところが、復帰ばねのばね力を強くすると、ヘッド取
付板を停止位置から再生動作位置へ移動させる際の負荷
が大きくなり、再生操作時に強い操作力を要することに
なる。
付板を停止位置から再生動作位置へ移動させる際の負荷
が大きくなり、再生操作時に強い操作力を要することに
なる。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、ヘッド取
付板を基板面に押し付けながら、停止位置から再生動作
位置まで移動させることができ、しかも、再生操作時の
操作力を軽減し得るテープレコーダの再生操作機構を提
供することを目的としている。
付板を基板面に押し付けながら、停止位置から再生動作
位置まで移動させることができ、しかも、再生操作時の
操作力を軽減し得るテープレコーダの再生操作機構を提
供することを目的としている。
（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するため本考案は、基板面に沿って往
復動自在なヘッド取付板の一部を再生操作により移動す
る再生操作部材で押圧し、このヘッド取付板を復帰ばね
の弾性力に抗して停止位置から再生動作位置へ移動させ
るようにしたテープレコーダの再生操作機構において、
前記ヘッド取付板の一部、または、これを押圧する前記
再生操作部材の押圧部の少なくとも一方を傾斜面とし、
この傾斜面に生ずる前記ヘッド取付板と前記再生操作部
材との圧接力の分力を、前記ヘッド取付板を前記基板面
に押し付ける方向に作用させるようにしたこととを特徴
とするものである。
復動自在なヘッド取付板の一部を再生操作により移動す
る再生操作部材で押圧し、このヘッド取付板を復帰ばね
の弾性力に抗して停止位置から再生動作位置へ移動させ
るようにしたテープレコーダの再生操作機構において、
前記ヘッド取付板の一部、または、これを押圧する前記
再生操作部材の押圧部の少なくとも一方を傾斜面とし、
この傾斜面に生ずる前記ヘッド取付板と前記再生操作部
材との圧接力の分力を、前記ヘッド取付板を前記基板面
に押し付ける方向に作用させるようにしたこととを特徴
とするものである。
（作用） 再生操作により再生操作部材が移動してヘッド取付板
の一部を押圧するが、このときヘッド取付板の一部、ま
たは、これを押圧する再生操作部材の押圧部の少なくと
も一方が傾斜面であって、この傾斜面に生ずるヘッド取
付板と再生操作部材との圧接力の分力でヘッド取付板が
基板面に押し付けられる。従って、ヘッド取付板は基板
面に押し付けられた状態で停止位置から再生動作位置ま
で移動する。また、ヘッド取付板が復帰する際は、基板
面への押しつけ力は作用しない。
の一部を押圧するが、このときヘッド取付板の一部、ま
たは、これを押圧する再生操作部材の押圧部の少なくと
も一方が傾斜面であって、この傾斜面に生ずるヘッド取
付板と再生操作部材との圧接力の分力でヘッド取付板が
基板面に押し付けられる。従って、ヘッド取付板は基板
面に押し付けられた状態で停止位置から再生動作位置ま
で移動する。また、ヘッド取付板が復帰する際は、基板
面への押しつけ力は作用しない。
（実施例） 以下、本考案の一実施例を図面に基づき説明する。第
１図は本考案に係るテープレコーダの再生操作機構のヘ
ッド取付板と再生操作部材との関係を示す斜視図、第２
図は同機構の基板とヘッド取付板と再生操作部材との関
係を示す断面図であり、両図中１は基板で、これは、金
属基板1aの上面に合成樹脂基板1bを配置してなる。合成
樹脂基板1bの上面にはヘッド取付板２が矢印A,B方向に
往復動自在に装着されている。ヘッド取付板２の上面に
は図示しないテープと接離する磁気ヘッド３が取り付け
られている。ヘッド取付板２は復帰ばね４により復動方
向（矢印Ｂ方向）に付勢されている。復帰ばね４は、そ
のコイル部4aがヘッド取付板２の第１ばね掛片５に掛け
止めされ且つ一端直状部4bがヘッド取付板２のばね受け
６に、他端直状部4cが合成樹脂基板1bのばね受け７にそ
れぞれ受け止められている。合成樹脂基板1bのばね受け
７は、ヘッド取付板２の長孔８を介してヘッド取付板２
の上方に表出している。金属基板1aと合成樹脂基板1bと
の間には、再生操作部材９がヘッド取付板２と同一方向
に往復動自在に設けられている。この再生操作部材９は
ヘッド取付板２を再生動作位置に押圧移動させるもの
で、細長い金属板よりなる本体10を有し、この本体10の
長さ方向略中間部一側縁部には垂直に向けて押圧部11が
折曲形成されている。この押圧部11は、その先端面11a
が上端側から下端側に向かうに従い漸次幅が狭くなる如
く傾斜する傾斜面とされている。この傾斜面のヘッド取
付板２上面に対する傾斜角θはほぼ80°に設定されてい
る。再生操作部材９の押圧部11は、ヘッド取付板２のス
リット状の係合孔12内に係合されている。そして、再生
操作部材９を矢印Ａ方向に押圧すると、押圧部11がヘッ
ド取付板２の係合孔12の一端12aに圧接する。
１図は本考案に係るテープレコーダの再生操作機構のヘ
ッド取付板と再生操作部材との関係を示す斜視図、第２
図は同機構の基板とヘッド取付板と再生操作部材との関
係を示す断面図であり、両図中１は基板で、これは、金
属基板1aの上面に合成樹脂基板1bを配置してなる。合成
樹脂基板1bの上面にはヘッド取付板２が矢印A,B方向に
往復動自在に装着されている。ヘッド取付板２の上面に
は図示しないテープと接離する磁気ヘッド３が取り付け
られている。ヘッド取付板２は復帰ばね４により復動方
向（矢印Ｂ方向）に付勢されている。復帰ばね４は、そ
のコイル部4aがヘッド取付板２の第１ばね掛片５に掛け
止めされ且つ一端直状部4bがヘッド取付板２のばね受け
６に、他端直状部4cが合成樹脂基板1bのばね受け７にそ
れぞれ受け止められている。合成樹脂基板1bのばね受け
７は、ヘッド取付板２の長孔８を介してヘッド取付板２
の上方に表出している。金属基板1aと合成樹脂基板1bと
の間には、再生操作部材９がヘッド取付板２と同一方向
に往復動自在に設けられている。この再生操作部材９は
ヘッド取付板２を再生動作位置に押圧移動させるもの
で、細長い金属板よりなる本体10を有し、この本体10の
長さ方向略中間部一側縁部には垂直に向けて押圧部11が
折曲形成されている。この押圧部11は、その先端面11a
が上端側から下端側に向かうに従い漸次幅が狭くなる如
く傾斜する傾斜面とされている。この傾斜面のヘッド取
付板２上面に対する傾斜角θはほぼ80°に設定されてい
る。再生操作部材９の押圧部11は、ヘッド取付板２のス
リット状の係合孔12内に係合されている。そして、再生
操作部材９を矢印Ａ方向に押圧すると、押圧部11がヘッ
ド取付板２の係合孔12の一端12aに圧接する。
なお、第２図中13は、再生操作部材９の下面に設けた
ストッパ片で、金属基板1aの前面壁14にストッパ片13が
当接することにより、再生操作部材９の復動方向限界位
置が規制される。また、15は合成樹脂基板1b上面に設け
たガラスで、ヘッド取付板２の係合溝16が係合してい
る。
ストッパ片で、金属基板1aの前面壁14にストッパ片13が
当接することにより、再生操作部材９の復動方向限界位
置が規制される。また、15は合成樹脂基板1b上面に設け
たガラスで、ヘッド取付板２の係合溝16が係合してい
る。
しかして、再生操作部材９を矢印Ａ方向に押圧する
と、その押圧部11がヘッド取付板２の係合孔12の一端12
aに圧接することにより、ヘッド取付板２が復帰ばね４
の付勢力に抗して矢印Ａ方向に押圧されて再生動作位置
へ移動され、磁気ヘッド３がテープに接触して再生動作
が行なわれる。この場合、押圧部11の先端面11aが傾斜
面となっていて、これがヘッド取付板２の係合孔12の一
端12aに圧接することにより、第３図の如くその圧接力S
1の下方分力S2が生じ、この分力S2が、ヘッド取付板２
を合成樹脂基板1bに押し付ける方向に作用するものであ
る。
と、その押圧部11がヘッド取付板２の係合孔12の一端12
aに圧接することにより、ヘッド取付板２が復帰ばね４
の付勢力に抗して矢印Ａ方向に押圧されて再生動作位置
へ移動され、磁気ヘッド３がテープに接触して再生動作
が行なわれる。この場合、押圧部11の先端面11aが傾斜
面となっていて、これがヘッド取付板２の係合孔12の一
端12aに圧接することにより、第３図の如くその圧接力S
1の下方分力S2が生じ、この分力S2が、ヘッド取付板２
を合成樹脂基板1bに押し付ける方向に作用するものであ
る。
ヘッド取付板２が再生動作位置から停止位置へ復帰移
動する際、前記分力は生じないので、ヘッド取付板２の
基板面に対する押し付け力は作用しない。
動する際、前記分力は生じないので、ヘッド取付板２の
基板面に対する押し付け力は作用しない。
なお、上記実施例においては、再生操作部材９の押圧
部11の先端面11aを傾斜面としたが、これに限られるこ
となく、係合孔12の一端12a側を傾斜面とし、その傾斜
面を再生操作部材９で押圧するようにしてもよいし、再
生操作部材９とヘッド取付板２の双方に傾斜面を形成し
てもよい。
部11の先端面11aを傾斜面としたが、これに限られるこ
となく、係合孔12の一端12a側を傾斜面とし、その傾斜
面を再生操作部材９で押圧するようにしてもよいし、再
生操作部材９とヘッド取付板２の双方に傾斜面を形成し
てもよい。
（考案の効果） 以上の如く本考案のテープレコーダの再生操作機構
は、ヘッド取付板の一部、または、これを押圧する再生
操作部材の押圧部の少なくとも一方を傾斜面とし、この
傾斜面に生ずる前記ヘッド取付板と前記再生操作部材と
の圧接力の分力を、前記ヘッド取付板を基板面に押し付
ける方向に作用させるようにしたから、ヘッド取付板を
基板面に押し付けながら、停止位置から再生操作位置ま
で移動させることができ、磁気ヘッドがテープに接する
前にヘッド取付板を基板面に押し付けて磁気ヘッドの高
さ位置を安定させることができる。しかも、再生操作時
の操作力を軽減し得るものである。
は、ヘッド取付板の一部、または、これを押圧する再生
操作部材の押圧部の少なくとも一方を傾斜面とし、この
傾斜面に生ずる前記ヘッド取付板と前記再生操作部材と
の圧接力の分力を、前記ヘッド取付板を基板面に押し付
ける方向に作用させるようにしたから、ヘッド取付板を
基板面に押し付けながら、停止位置から再生操作位置ま
で移動させることができ、磁気ヘッドがテープに接する
前にヘッド取付板を基板面に押し付けて磁気ヘッドの高
さ位置を安定させることができる。しかも、再生操作時
の操作力を軽減し得るものである。
図面は本考案の一実施例を示し、第１図は本考案に係る
テープレコーダの再生操作機構のヘッド取付板と再生操
作部材との関係を示す斜視図、第２図は同機構の基板と
ヘッド取付板と再生操作部材との関係を示す断面図、第
３図は第２図の一部拡大図である。 １……基板、２……ヘッド取付板、４……復帰ばね、９
……再生操作部材、11……押圧部、11a……先端面（傾
斜面）。
テープレコーダの再生操作機構のヘッド取付板と再生操
作部材との関係を示す斜視図、第２図は同機構の基板と
ヘッド取付板と再生操作部材との関係を示す断面図、第
３図は第２図の一部拡大図である。 １……基板、２……ヘッド取付板、４……復帰ばね、９
……再生操作部材、11……押圧部、11a……先端面（傾
斜面）。
Claims (1)
- 【請求項１】基板（１）面に沿って往復動自在に設けら
れたヘッド取付板（２）を、このヘッド取付板と同一方
向に往復動自在な再生操作部材（９）にて直接押圧して
停止位置から再生位置へ移動させるようにしたテープレ
コーダの再生操作機構において、 前記ヘッド取付板の前記再生操作部材により押圧される
被押圧部（12a）またはこれを押圧する前記再生操作部
材の押圧部（11a）の少なくとも一方を傾斜面とし、前
記押圧部の前記被押圧部に対する押圧力の上記傾斜面に
よる分力にて、前記ヘッド取付板を前記基板面に押し付
けるようにしたことを特徴とするテープレコーダの再生
操作機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989095280U JP2519972Y2 (ja) | 1989-08-11 | 1989-08-11 | テープレコーダの再生操作機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989095280U JP2519972Y2 (ja) | 1989-08-11 | 1989-08-11 | テープレコーダの再生操作機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0337626U JPH0337626U (ja) | 1991-04-11 |
| JP2519972Y2 true JP2519972Y2 (ja) | 1996-12-11 |
Family
ID=31644554
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989095280U Expired - Lifetime JP2519972Y2 (ja) | 1989-08-11 | 1989-08-11 | テープレコーダの再生操作機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2519972Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS628849A (ja) * | 1985-07-08 | 1987-01-16 | Jidosha Denki Kogyo Co Ltd | 自動車電装品用スクイズポンプのサイドポ−トおよびその製造方法 |
-
1989
- 1989-08-11 JP JP1989095280U patent/JP2519972Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0337626U (ja) | 1991-04-11 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |