JP2539343Y2 - ミシンのためのすべり板取付け構造 - Google Patents

ミシンのためのすべり板取付け構造

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JP2539343Y2
JP2539343Y2 JP1990052724U JP5272490U JP2539343Y2 JP 2539343 Y2 JP2539343 Y2 JP 2539343Y2 JP 1990052724 U JP1990052724 U JP 1990052724U JP 5272490 U JP5272490 U JP 5272490U JP 2539343 Y2 JP2539343 Y2 JP 2539343Y2
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sliding plate
slide plate
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耕太郎 宮崎
康男 榊原
克彦 佐藤
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ミシンのベッドに、針板及びすべり板を取
り付けるための側方に開放した開口部を形成し、その開
口部の側方開放端部を結んで補強梁を設けたミシンのた
めのすべり板取付け構造に関するものである。
[従来の技術] 従来、ベッドフレーム11は、その斜視図である第5図
(a)に示すように、その開口部15に梁が設けられてい
ないので、すべり板取付部は針板取付部と合わせてU字
形に切り欠かれており、その開口部15には突条11aが設
けられている。すべり板12はその切り欠き部の端面より
突条11a上をスライドさせてはめ込むようになってい
た。また、すべり板12の裏面にはバネ部材16が固定して
設けられているので、すべり板12をベッドフレーム11に
装着した際の第5図(a)のC−C線における断面図で
ある第5図(b)に示すように、すべり板12がベッドフ
レーム11に装着されたときには、バネ部材16が突条11a
をすべり板12との間で挟み込むので、すべり板12はベッ
ドフレーム11に対して摺動可能に保持されるのである。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、ミシンのベッドフレーム11はテーブル
に対し、4つの角で支えられるようになっているため、
上述のように大きくU字形に切り欠かれたベッドフレー
ム11では構造的に弱く、従って振動も大きくなるという
問題点がある。そこで、この問題点を解決するために、
第4図に示すようにベッドフレーム1に梁1aを渡して構
造的に補強をすることとした。ところが、このベッドフ
レーム1に第5図に示した従来のすべり板12を装着しよ
うとすると、すべり板12の裏面に固定されているバネ部
材16が梁1aに当接するので、従来のすべり板12はこのベ
ッドフレーム1には使用できないという新たな問題点が
生じた。
本考案は、上述した問題点を解決するためになされた
ものであり、梁の渡してあるベッドフレームであって
も、すべり板が従来のようにスライド機能を損なうこと
無く、しかもすべり板をベッドフレームに対して充分に
保持し、更にベッドフレームから着脱可能なミシンのた
めのすべり板取付け構造を提供することを目的としてい
る。
[課題を解決するための手段] この目的を達成するために本考案のミシンのためのす
べり板取付け構造は、ミシンのベッド(1)に、針板
(4)及びすべり板(2)を取り付けるための側方に開
放した開口部(5)を形成し、その開口部(5)の側方
開放端部を結んで補強梁(1a)を設けたミシンのための
すべり板取付け構造であって、前記すべり板(2)の裏
面に前記補強梁(1a)と略平行に固定されるとともに、
両端部をすべり板(2)の裏面から離れるように折り曲
げて第1折曲部(3b、3d)を形成し、更に、その折り曲
げられた第1折曲部(3b、3e)の一方(3b)をすべり板
(2)の裏面と隙間を形成するように前記裏面側に向か
って再度折り曲げて第2折曲部(3d)を形成したバネ部
材(3)を備え、前記ベッド(1)の開口部(5)に前
記すべり板(2)を支持可能な突条(1b、1b)を設け、
開口部(5)の上方からすべり板(2)の裏面を下にし
て装着した時、前記突条(1b、1b)に前記バネ部材
(3)の前記第2折曲部(3d)及び他方の折曲部(3e)
が弾圧するとともに、前記すべり板(2)が前記突条
(1b、1b)に沿って摺動可能に構成している。
また、前記すべり板(2)を前記開口部(5)の上方
からすべり板(2)の裏面を下にして装着した時に前記
バネ部材(3)の前記突条(1b、1b)に当接する部分に
突起部(3c、3c)が設けられているとよい。
更に、前記突条(1b、1b)に対して前記突起部(3c、
3c)が当接する部分には、該突起部(1b、1b)が嵌合す
る溝部(1c)が設けられていることが望ましい。
[作用] 上記の構成を有する本考案によれば、ミシンのベッド
(1)に、針板(4)及びすべり板(2)を取り付ける
ための側方に開放した開口部(5)を形成し、その開口
部(5)の側方開放端部を結んで補強梁(1a)を設けた
ミシンに使用されるすべり板(2)の裏面には、前記補
強梁(1a)と略平行に固定されるとともに、両端部をす
べり板(2)の裏面から離れるように折り曲げて第1折
曲部(3b、3d)を形成し、更に、その折り曲げられた第
1折曲部(3b、3e)の一方(3b)をすべり板(2)の裏
面と隙間を形成するように前記裏面側に向かって再度折
り曲げて第2折曲部(3d)を形成したバネ部材(3)を
備えており、更に前記ベッド(1)の開口部(5)には
前記すべり板(2)を支持可能な突条(1b、1b)が設け
られているので、開口部(5)の上方からすべり板
(2)の裏面を下にして装着した時、前記突条(1b、1
b)に前記バネ部材(3)の前記第2折曲部(3d)及び
他方の折曲部(3e)が弾圧して前記すべり板(2)はベ
ッド(1)に保持されるとともに、前記すべり板(2)
は突条(1b、1b)に沿って摺動可能である。
また、前記開口部(5)の上方からすべり板(2)の
裏面を下にして装着した時に前記バネ部材(3)の前記
突条(1b、1b)に当接する部分に突起部(3c、3c)が設
けられていると突条(1b、1b)に突起部(3c、3c)が当
接して摩擦抵抗が減少してすべり板(2)が摺動しやす
くなる。
更に、突条(1b、1b)に対して突起部(3c、3c)が当
接する部分には、突起部(3c、3c)が嵌合する溝部(1
c)が設けられているとすべり板(2)がはずれにくく
なるとともに更に摺動しやすくなる。
[実施例] 以下、本考案を具体化した一実施例を図面を参照して
説明する。
最初に、第1図(a),(b)、第2図及び第3図を
参照してすべり板2の構成を説明する。第1図(a)は
ベッドフレーム1を裏側から見た図であり、第1図
(b)は第1図(a)のA−A線における断面図であ
る。第2図はすべり板2を裏面から見た斜視図である。
第3図はすべり板2に取り付けられたすべり板裏バネ3
の構成を示す説明図である。
このすべり板2の装着されるミシンのベッドフレーム
1には、針板4及びすべり板2を取り付けるための側方
に開放した開口部5を形成し、その開口部5の側方開放
端部を結んで補強梁1aが設けられている。更に、ベッド
フレーム1の開口部5にはすべり板2を支持可能な突条
1bが設けられている。また、すべり板2のはめ込みに際
して有利なように突条1bには面取りが施され、すべり板
2の着脱をサポートするとともに、適切な保持力が得ら
れる。すべり板2には、バネ部材たるすべり板裏バネ3
が固定して取り付けられている。
このすべり板裏バネ3は第1図(b)、第2図及び第
3図に示すように、前記開口部5に装着したときに補強
梁1aと略平行に固定されるとともに、その両端部をすべ
り板2の裏面から離れるように折り曲げた第1折曲部3
b、3eと、更にその折り曲げられた一方(3b)の端をす
べり板2の裏面と隙間を形成するようにすべり板2の裏
面側に向かって再度折り曲げた第2折曲部3dとで構成さ
れ、取付穴3aにネジ等を使用してすべり板2に固定され
ている。
更に、前記すべり板裏バネ3には、前記開口部5の上
方からすべり板2の裏面を下にして装着した時にすべり
板裏バネ3の前記突条1bに当接する部分(第1折曲部3e
及び第2折曲部3dの外側)に突起部3cが設けられてお
り、すべり板裏バネ3と当接する突条1bとの間の摩擦抵
抗を軽減してすべり板2を摺動し易くなっている。
また、この突条1bには突起部3cに嵌合してすべり板2
の保持と摺動とを容易にするための溝部1cが設けてあ
る。
次に第1図(a),(b)を参照してすべり板2の作
用を説明する。
すべり板2をベッドフレーム1に装着するときには、
第1折曲部3eを最初にベッドフレーム1に当接して押し
ながら、第2折曲部3dをはめ込むものである。装着され
たすべり板2は、すべり板裏バネ3の突起部3cがベッド
フレーム1の突条1bに設けられている溝部1cに嵌合して
しっかり保持されるとともに、すべり板2が矢印Bの方
向に摺動し易くなっている。すべり板2は、第1図
(a)の位置からすべり板裏バネ3の補強梁1a側の側面
が補強梁1aに当接する位置まで摺動可能である。
また、すべり板2をベッドフレーム1からはずす場合
には、すべり板裏バネ3が補強梁1aに当接するまですべ
り板2を摺動させた後に上方に引き上げることによりは
ずすのだが、すべり板2がベッドフレーム1に保持され
ているのはすべり板裏バネ3によるもののみであるの
で、容易にはずすことができる。
本考案は以上詳述した実施例に限定されることなく、
その主旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加える
ことができる。
例えば、すべり板裏バネ3には突起部3cがなくともよ
い。
また、突状1bの溝部1cはなくともよい。
[考案の効果] 以上詳述したことから明らかなように、本考案によれ
ば、梁の渡してあるベッドフレームであっても、従来の
ようにスライド機能を損なうこと無く、しかもベッドフ
レームに対して十分な保持力を有し、且つ容易にベッド
フレームから着脱可能なすべり板を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図から第4図までは本考案を具体化した実施例を示
すもので、第1図(a)はベッドフレームを裏面から見
た図、第1図(b)は、第1(a)のA−A線断面図、
第2図はすべり板の裏面の斜視図、第3図はすべり板裏
バネを示す図、第4図はベッドフレームの斜視図、第5
図(a)は従来のベッドフレームに使用されるすべり板
の斜視図、第5図(b)は従来のすべり板を装着したと
きのC−C線の部分の断面図である。 図中、1はベッドフレーム、1aは梁、1bは突条、1cは溝
部、2はすべり板、3はすべり板裏バネ、3b,3eは第1
折曲部、3dは第2折曲部、3cは突起部、4は針板、5は
開口部である。
フロントページの続き (56)参考文献 実開 平1−175780(JP,U) 実公 昭38−27857(JP,Y1) 実公 昭25−10258(JP,Y1) 実公 昭38−27858(JP,Y1) 実公 昭61−861(JP,Y2) 実公 昭59−21749(JP,Y2)

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ミシンのベッド(1)に、針板(4)及び
    すべり板(2)を取り付けるための側方に開放した開口
    部(5)を形成し、その開口部(5)の側方開放端部を
    結んで補強梁(1a)を設けたミシンのためのすべり板取
    付け構造であって、 前記すべり板(2)の裏面に前記補強梁(1a)と略平行
    に固定されるとともに、両端部をすべり板(2)の裏面
    から離れるように折り曲げて第1折曲部(3b、3e)を形
    成し、更に、その折り曲げられた第1折曲部(3b、3e)
    の一方(3b)をすべり板(2)の裏面と隙間を形成する
    ように前記裏面側に向かって再度折り曲げて第2折曲部
    (3d)を形成したバネ部材(3)を備え、 前記ベッド(1)の開口部(5)に前記すべり板(2)
    を支持可能な突条(1b、1b)を設け、開口部(5)の上
    方からすべり板(2)の裏面を下にして装着した時、前
    記突条(1b、1b)に前記バネ部材(3)の前記第2折曲
    部(3d)及び他方の折曲部(3e)が弾圧するとともに、
    前記すべり板(2)が前記突条(1b、1b)に沿って摺動
    可能に構成したことを特徴とするミシンのためのすべり
    板取付け構造。
  2. 【請求項2】前記すべり板(2)を前記開口部(5)の
    上方からすべり板(2)の裏面を下にして装着した時に
    前記バネ部材(3)の前記突条(1b、1b)に当接する部
    分に突起部(3c、3c)が設けられていることを特徴とす
    る請求項1に記載のミシンのためのすべり板取付け構
    造。
  3. 【請求項3】前記突条(1b、1b)に対して前記突起部
    (3c、3c)が当接する部分には、該突起部(1b、1b)が
    嵌合する溝部(1)が設けられていることを特徴とする
    請求項2に記載のミシンのためのすべり板取付け構造。
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