JPH0648132U - キーボードスイッチ - Google Patents

キーボードスイッチ

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JPH0648132U
JPH0648132U JP089505U JP8950592U JPH0648132U JP H0648132 U JPH0648132 U JP H0648132U JP 089505 U JP089505 U JP 089505U JP 8950592 U JP8950592 U JP 8950592U JP H0648132 U JPH0648132 U JP H0648132U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スイッチオン点とボトム点のずれを小さくし
操作性を向上させる。 【構成】 キーステム35の摺動でコイルばね82を押
圧することによって、メンブレンスイッチの接点92、
98間のスイッチング動作をさせるキーボードスイッチ
において、コイルばね82は、先端部がメンブレンスイ
ッチに臨設した第1コイルばね84と、この第1コイル
ばね84の末端側に一体に連設された第2コイルばね8
6とを具備し、第1コイルばね84の先端部がメンブレ
ンスイッチに接触するまでは第2コイルばね86を圧縮
係合し、接触後は第2コイルばね86の圧縮係合を解除
するばね係合機構81を設けて、第1コイルばねの先端
部がメンブレンスイッチに接触したら所定の初圧がメン
ブレンスイッチに加わるようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、POS(point of sale)端末、ECR(電子式キャ ッシュレジスタ)等の入力部に用いられるキーボードスイッチの改良に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、この種のキーボードスイッチは、図4に示すように、ハウジング10 に形成されたキーステム案内孔12にキーステム14を摺動可能に嵌合し、キー トップ16の押圧でキーステム14を下方へ摺動することによって、キーステム 14に組み込まれたコイルばね18の先端部を可動接点として、プリント基板2 0の上面に設けられた固定接点22、22間を接続するように構成されていた。 24はキーステム14にキートップ16を取付けるための取付板である。
【0003】 しかし、図4に示したキーボードスイッチは、キーステム案内孔12の内周と キーステム14の外周の間隙から塵埃や水が侵入し易いという問題があるため、 本出願人は、既に図5に示すようなキーボードスイッチを提案した(実願平3− 74274号ご参照)。 すなわち、キートップ16の裏面側を覆うプロテクトチップ26をキーステム 14に取付け、プロテクトチップ26の下面に形成された環状溝27と、ハウジ ング10のキーステム案内孔12の外周縁部に形成された環状溝29との間に、 圧縮状態で弾性筒体28を装着することによって、キーステム案内孔12の内周 とキーステム14の外周の間隙から塵埃や水が侵入しないようにした。
【0004】 弾性筒体28は、合成ゴムなどの弾性材料で一体に形成された、外向きの小さ な鍔28aを有する大径円筒部28bと、テーパ円筒部28cと、小径円筒部2 8dとからなっている。プロテクトチップ26は、ビスのような取付具によって キーステム14に取付けられた円板26aと、この円板26aの外周縁に一体に 形成された短い筒体26bと、この筒体26bの開放端部に一体に形成された外 向き鍔26cおよび内向き鍔26dとからなり、円板26aには筒体26bの内 周に沿って弾性筒体28の一側端部を気密に係合する環状溝27が形成されてい る。外向き鍔26cはキートップ16の下端内周に嵌合してキートップ16に固 着している。内向き鍔26dは弾性筒体28の鍔28aに係合して抜け止めとな っている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、図5に示した提案例を、スイッチ部をメンブレンスイッチで形 成したキーボードスイッチに利用した場合、つぎのような問題点があった。 弾性筒体28がキートップ16を復帰させる機能をもち、コイルばね18がメン ブレンスイッチを加圧する機能をもつことになるので、作動力特性においてスイ ッチオンの点とボトム点のずれが大きくなり、操作性能が低下するという問題点 があった。
【0006】 すなわち、ストローク値と押圧力の関係を示す作動力特性Kaは図6に示すよ うになり、ストローク値が0からSp(ピーク点Pに対応)を経てSb(ボトム 点Bに対応)に至るまでは弾性筒体28の弾性変形のみによる特性となり、Sb 以降はコイルばね18の弾性変形による特性が加わった特性となるので、スイッ チオンの点Qとボトム点Bのずれが大きくなる。また、押圧力がピーク点Pに達 すると弾性筒体28が座屈を起こして急激にボトム点Bまで下がり、キートップ 16にクリック感が伝わる。そして、さらにキートップ16を押圧して、コイル ばね18が押圧力Poをメンブレンスイッチに加える点Qaに至ってオンとなる 。点線Maはコイルばね18だけについての作動力特性を表わす。
【0007】 このため、専門のオペレータがキー操作する場合のように、個々のキーの押圧 時間が短く押圧する距離(ストローク値)が浅い(短い)場合に、キートップ1 6を押圧したのにスイッチオンしない場合が生じることがあるという問題点があ った。 本考案は、上述の問題点に鑑みてなされたもので、作動力特性におけるスイッ チオン点とボトム点のずれを小さくして操作性能を向上させることのできるキー ボードスイッチを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、ハウジングに形成されたキーステム案内孔にキーステムを摺動可能 に嵌合し、このキーステムの摺動でコイルばねを押圧することによって、メンブ レンスイッチのスイッチング動作をさせるようにしたキーボードスイッチにおい て、前記コイルばねは、先端部が前記メンブレンスイッチに臨設した第1コイル ばねと、この第1コイルばねの末端側に一体に連設された第2コイルばねとを具 備し、前記第1コイルばねの先端部が前記メンブレンスイッチに接触するまでは 前記第2コイルばねを圧縮係合し、接触後は前記第2コイルばねの圧縮係合を解 除するばね係合機構を設けてなることを特徴とするものである。
【0009】
【作用】
メンブレンスイッチ加圧用のコイルばねを一体に連設した第1、第2コイルば ねで形成し、ばね係合機構によって、第1コイルばねの先端部がメンブレンスイ ッチに接触するまでは、第2コイルばねを所定の圧力(初圧)で圧縮係合し、第 1コイルばねの先端部がメンブレンスイッチに接触した後は、この圧縮係合を解 除して所定の初圧がメンブレンスイッチに加わる。このため、作動力特性におけ るスイッチオン点とボトム点のずれを小さくすることができる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1から図3までを用いて説明する。これらの図に おいて図4から図6までと同一部分は同一符号とする。 図1において、10は合成樹脂で成型加工されたハウジングで、このハウジング 10には、上部に突設した上部案内筒(例えば案内円筒)30と下部に突設した 下部案内筒32と貫通孔とによって、キーステム案内孔12が形成されている。 前記ハウジング10の上面の前記上部案内筒30の外周縁部には、環状溝34が 形成されている。
【0011】 35は合成樹脂で成型加工されたキーステムで、このキーステム35は、前記 キーステム案内孔12に摺動可能に嵌合するほぼ円筒状の摺動体36と、この摺 動体36の上部外周縁に一体に突設された幅広鍔状のプロテクトチップ55とか らなっている。前記摺動体36の中間部には閉塞板部38が一体に形成され、こ の閉塞板部38の上側には、角柱空間の上部に円柱空間を連設した形状の段差を 有する係合凹部40が形成され、下側には側壁に係合孔42、42を有する係合 凹部44が形成されている。
【0012】 46は合成樹脂で成型加工されたキートップで、このキートップ46の下面の 中央部には、前記摺動体36の係合凹部40に圧入して係止する係止突起48が 一体に突設されている。前記キートップ46の下面には、位置決め用の係合凹部 50、50および52、52が形成されている。前記キートップ46の外周の相 対向する一対の一部には、内側に突出した係止突部54、54が一体に形成され ている。
【0013】 前記プロテクトチップ55の上部には、前記キートップ46の係合凹部50、 50および52、52のそれぞれと係合して回転を阻止する位置決め用の係合凸 部56、56および57、57が一体に形成されている。前記プロテクトチップ 55の下部外周には環状溝58が形成されている。
【0014】 前記プロテクトチップ55の外周縁の相対向する一対の一部には、下方に突設し た突出片59、59が一体に形成され、この突出片59、59の先端部の外側に は、前記キートップ50の係止突部58、58に係合する係合段部60、60が 形成されている。この係止突部54、54と係合段部60、60の係合時におけ る係合長さAは、キートップ46を摺動体36から抜き去るときの抜去力に関係 し、この長さAを所定長さにするために、突出片59、59の先端部の肉厚Bが 決められる。
【0015】 すなわち、成型時の反りなどでキートップ46と摺動体36の係合長さAが所 定値より大きくなり抜去力が大きくなり過ぎて抜け難かったり、所定値より小さ くなり抜去力が小さくなり過ぎて抜け易かったりするのを防止するために、A+ B(すなわち突出片59の本体部分の厚さ)を一定とすると、Aを一定に保つた めにBを所定長さにし、もってキートップ46の抜去力を一定にすることができ る。
【0016】 62は合成ゴムなどの弾性材料で形成された弾性筒体で、この弾性筒体62は 、前記弾性筒体28と同様に、圧縮状態で前記プロテクトチップ55と前記ハウ ジング10のキーステム案内孔12の外周縁との間に装着され、前記キーステム 案内孔12と前記摺動体36の間隙を気密に覆うためのものである。すなわち、 前記弾性筒体62は、大径円筒部64と、相対的に肉薄のテーパ円筒部66と、 小径円筒部68とを一体に形成してなり、この大径円筒部64の端部が前記プロ テクトチップ55の環状溝58に気密状態で当接し、小径円筒部68の端部が前 記ハウジング10の環状溝34に気密状態で当接するように構成されている。
【0017】 70は合成樹脂で成型加工されたストッパーで、このストッパー70は、前記 摺動体36の係合凹部44内に遊嵌する筒体部(例えば円筒体部)72と、この 筒体部72の下部に一体に形成された抜け止体部74とからなり、前記筒体部7 2には、ほぼ切り起こした形状の係止片76、76が一体に形成され、この係止 片76、76の先端部には、前記摺動体36の係合凹部44の側壁に形成された 係合孔42、42の下縁に係合する係合段部78、78が形成されている。
【0018】 前記筒体部72の下部内縁には、ばね押え突部80、80が形成されている。 このばね押え突部80、80と前記係合凹部44とはばね係合機構81を形成し ている。前記抜け止体部74は、前記ハウジング10の下部案内筒32の側壁に 突き当たることによって、キーステム案内孔12内で回転するのを止める回転止 めを兼用している。
【0019】 82はメンブレンスイッチ加圧用のコイルばねで、このコイルばね82は、第 1コイルばねとしての小径コイルばね84と、第2コイルばねとしての大径コイ ルばね86とを一体に連設して形成されている。前記大径コイルばね86は、前 記ばね係合機構81によって、前記小径コイルばね84の先端部がメンブレンス イッチに接触するまでは所定の圧力で圧縮係合され、前記小径コイルばね84の 先端部がメンブレンスイッチに接触した後は、この圧縮係合が解除される。
【0020】 すなわち、前記大径コイルばね86は、係合凹部44の端面である閉塞板部3 8の下面と、ストッパー70の筒体部72のばね押え突部80、80との間に、 所定の圧力で圧縮された状態で(すなわち初圧が加えられた状態で)係合されて いる。前記小径コイルばね84は、前記ストッパー70の筒体部72の下部から 、前記ばね押え突部80、80と非接触で、初圧が加えられていない状態で下方 へ突出し、その先端部がメンブレンスイッチに臨設している。
【0021】 90はプリント基板で、このプリント基板90の上面には、プリント配線(図 示省略)やこのプリント配線に接続された固定接点92が設けられている。前記 プリント基板90の上には、スペーサ94を介してFPC(フレキシブルプリン ト基板)96が設けられ、このFPC96の下面には前記固定接点92と接離す る可動接点98が設けられている。前記FPC96の上には前記ハウジング10 が設けられている。このとき、前記コイルばね82の小径コイルばね84は、前 記可動接点98および固定接点92の上部に位置するように配置されている。
【0022】 まず、前記実施例の組立について説明する。 ハウジング10の上部案内筒30の外周縁部に形成された環状溝34に、弾性筒 体62の小径円筒部68の端部を係合する。ついでキーステム35の摺動体36 をキーステム案内孔12に上側から嵌合挿入し、摺動体36と一体に形成された プロテクトチップ55の環状溝58に弾性筒体62の大径円筒部64の端部を係 合し、摺動体36の先端部に下側からストッパー70を係止する。この係止は、 摺動体36の係合孔42、42の下縁にストッパー70の係止片76、76の係 合段部78、78を係合することによって行なわれる。
【0023】 このとき、同時に、ストッパー70の筒体部72内には、大径コイルばね86 が圧縮状態で装着されて初圧が付与されている。すなわち、大径コイルばね86 の一端側は摺動体36の係合凹部44内に係合し、他端側はストッパー70のば ね押え突部80、80に係合している。
【0024】 ついで、キーステム35のプロテクトチップ55の係合凸部56、56と57 、57にキートップ46の係合凹部50、50と52、52を係合して位置合わ せしつつ、摺動体36の係合凹部40にキートップ46の係止突起48を圧入し て係合する。このとき、キートップ46が図2に矢印で示すように移動し、その 係止突部54、54がプロテクトチップ55の突出片59、59の係合段部60 、60に係合し、キートップ46がキーステム35に係止する。
【0025】 つぎに、前記実施例のスイッチング動作について説明する。 キートップ46を押圧してキーステム35の摺動体36を下方へ摺動すると、こ れに伴ってコイルばね82も下方へ移動し、小径コイルばね84の先端部がFP C96を介して可動接点98を固定接点92に接触させ、スイッチオンとなる。
【0026】 このとき、キートップ46の移動量であるストローク値とキートップ46への 押圧力の関係を示す作動力特性Kbは図3に示すようになる。ストローク値が0 からSp(ピーク点Pに対応)を経てSb(ボトム点Bに対応)に至るまでは、 弾性筒体62の弾性変形のみによる特性であって従来例と同様であるが、Sb以 降の特性が従来例のKaと異なる。
【0027】 すなわち、ストローク値がSb(ボトム点Bに対応)に至って、小径コイルば ね84の先端部がFPC96に接触すると、大径コイルばね86の係合が解除さ れ大径コイルばね86に予め付与されていた初圧PfがFPC96に加わる。こ の初圧Pfを図6のPoと同一にすれば、スイッチオン点Qbをボトム点Bに一 致させることができる。なお、初圧PfはPoと同一である必要はない。図3か ら明らかなように、少なくとも初圧Pfがゼロであった従来例よりもスイッチオ ン点Qbをボトム点Bに近づけることができる。
【0028】 一方、押圧力がピーク点Pに達したときに弾性筒体62が座屈を起こして急激 にボトム点Bまで下がり、キートップ16にクリック感が伝わる。すなわち、弾 性筒体62は、摺動体36と一体に形成されたプロテクトチップ55を介して押 圧力を受けて弾性変形し、スイッチオン時に押圧力が座屈荷重に達してテーパ円 筒部66が座屈を起こし、キートップ46にクリック感が伝わる。キートップ4 6への押圧を解除すると、弾性筒体62のテーパ円筒部66の弾性およびコイル ばね82の弾性によって初期状態に復帰する。図3において、点線Mbはコイル ばね82だけについての作動力特性を表わす。
【0029】 前記実施例では、第1コイルばねを小径のコイルばねで形成し、第2コイルば ねを大径コイルばねで形成してばね係合機構の構造が簡単になるようにしたが、 本考案はこれに限るものでなく、実施例とは逆に、第1コイルばねを大径コイル ばねで形成し、第2コイルばねを小径コイルばねで形成してもよいし、または第 1、第2コイルばねを同一径のコイルばねで形成するようにしてもよい。
【0030】 前記実施例では、キーステムを一体に形成された摺動体とプロテクトチップで 形成したため、ストッパーがキーステムと別体となるキーボードスイッチに本考 案を利用したので、ばね係合機構は、第2コイルばねの一端側を係合するために キーステムに形成された係合凹部と、第2コイルばねの他端側を係合するために ストッパーに形成されたばね押え突起とで形成するようにしたが、本考案はこれ に限るものでなく、第1コイルばねの先端部がメンブレンスイッチに接触するま では第2コイルばねを圧縮係合し、接触後は第2コイルばねの圧縮係合を解除す るものであればよい。
【0031】 例えば、摺動体とプロテクトチップが別体に形成されたり、プロテクトチップ が省略されたキーボードスイッチに本考案を利用する場合には、摺動体に上下に 貫通する係合孔を形成し、この係合孔の下端部に形成したばね押え突起と、この 係合孔の上部に圧入係止するキートップの係合凸部の先端部とでばね係合機構を 形成するようにしてもよい。
【0032】 前記実施例では、メンブレンスイッチをプリント基板の上にスペーサおよびF PCを積層固着したタイプとしたキーボードスイッチについて本考案を利用する ようにしたが、本考案はこれに限るものでなく、補強板の上に、上面に固定接点 を固着した下側FPC、スペーサ、下面に可動接点を固着した上側FPCを順次 積層固着したメンブレンスイッチのキーボードスイッチについても利用すること ができる。
【0033】 前記実施例では、キートップ復帰用に弾性筒体を用いたキーボードスイッチに ついて説明したが、本考案はこれに限るものでなく、例えば、メンブレンスイッ チ加圧用のコイルばねとは別にキートップ復帰用のコイルばねを用いたキーボー ドスイッチについても利用することができる。
【0034】
【考案の効果】
本考案によるキーボードスイッチは、上記のように、メンブレンスイッチ加圧 用のコイルばねを一体に連設した第1、第2コイルばねで形成し、ばね係合機構 によって、第1コイルばねの先端部がメンブレンスイッチに接触するまでは、第 2コイルばねを所定の圧力で圧縮係合し、第1コイルばねの先端部がメンブレン スイッチに接触した後は、この圧縮係合を解除して所定の初圧がメンブレンスイ ッチに加わり、作動力特性におけるスイッチオン点とボトム点のずれを小さくす るように構成した。
【0035】 このため、キーを押圧する距離(ストローク値)が浅い場合でも確実にスイッ チオンさせることができ、専門のオペレータによるブラインドタッチの操作時で も確実にスイッチオンさせることができ、操作性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるキーボードスイッチの一実施例を
示すもので、(a)は要部の正断面図、(b)は要部の
側断面図である。
【図2】図1の一部の要部を示す拡大斜視図である。
【図3】実施例における作動特性図である。
【図4】従来例のキーボードスイッチの要部を示す正断
面図である。
【図5】本出願人が既に提案したキーボードスイッチの
要部を示す正断面図である。
【図6】図5のキーボードスイッチのスイッチ部をメン
ブレンスイッチとしたをキーボードスイッチの作動特性
図である。
【符号の説明】
10…ハウジング、 12…キーステム案内孔、 3
4、58…環状溝、35…キーステム、 36…摺動
体、 44…係合凹部、46…キートップ、 54…係
止突部、 55…プロテクトチップ、59…突出片、
60…係合段部、 62…弾性筒体、64…大径円筒
部、 66…テーパ円筒部、 68…小径円筒部、70
…ストッパー、 72…筒体部72、 74…抜け止体
部、76…係止片、 78…係合段部、 80…ばね押
え突部、81…ばね係合機構、 82…コイルばね、8
4…小径コイルばね(第1コイルばねの一例)、86…
大径コイルばね(第2コイルばねの一例)、90…プリ
ント基板、 92…固定接点、 94…スペーサ、96
…FPC、 98…可動接点、 B…ボトム点、Pf…
初圧、 Qa、Qb…スイッチオン点。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 神島 修 東京都品川区戸越6丁目5番5号 エスエ ムケイ株式会社内 (72)考案者 坂井 要介 東京都品川区戸越6丁目5番5号 エスエ ムケイ株式会社内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジングに形成されたキーステム案内孔
    にキーステムを摺動可能に嵌合し、このキーステムの摺
    動でコイルばねを押圧することによって、メンブレンス
    イッチのスイッチング動作をさせるようにしたキーボー
    ドスイッチにおいて、前記コイルばねは、先端部が前記
    メンブレンスイッチに臨設した第1コイルばねと、この
    第1コイルばねの末端側に一体に連設された第2コイル
    ばねとを具備し、前記第1コイルばねの先端部が前記メ
    ンブレンスイッチに接触するまでは前記第2コイルばね
    を圧縮係合し、接触後は前記第2コイルばねの圧縮係合
    を解除するばね係合機構を設けてなることを特徴とする
    キーボードスイッチ。
  2. 【請求項2】キーステムの先端部に抜け止め用のストッ
    パーを固着し、第1コイルばねは小径コイルばねとして
    なり、第2コイルばねは大径コイルばねとしてなり、ば
    ね係合機構は、前記大径コイルばねの一側端部を係合す
    るために前記キーステムに形成された係合凹部と、前記
    大径コイルばねの他側端部を係合するために前記ストッ
    パーに形成されたばね押え突部としてなる請求項1記載
    のキーボードスイッチ。
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