JPH0329853Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0329853Y2 JPH0329853Y2 JP1883885U JP1883885U JPH0329853Y2 JP H0329853 Y2 JPH0329853 Y2 JP H0329853Y2 JP 1883885 U JP1883885 U JP 1883885U JP 1883885 U JP1883885 U JP 1883885U JP H0329853 Y2 JPH0329853 Y2 JP H0329853Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stem
- pressing member
- coil spring
- spring
- receiving surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000002441 reversible effect Effects 0.000 description 3
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 2
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 2
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 1
- 230000032683 aging Effects 0.000 description 1
- 230000002542 deteriorative effect Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、キーボードスイツチ等に用いられる
押釦スイツチに関し、特にステムに収納したコイ
ルばねの付勢方向を偏向させて操作音の低減とバ
ウンス波形の安定化を図ることができる押釦スイ
ツチに関する。
押釦スイツチに関し、特にステムに収納したコイ
ルばねの付勢方向を偏向させて操作音の低減とバ
ウンス波形の安定化を図ることができる押釦スイ
ツチに関する。
この種の押釦スイツチの従来例を第3図に従つ
て説明する。
て説明する。
図面において、ケース本体1にステム2を突出
自在に設け、ステム2の内壁面にガイド溝2aと
ストツパ2bを形成する。ステム2の下方より押
圧部材3を嵌合し、この押圧部材3の上端に突起
部3aを設け、この突起部3aを上記したガイド
溝2aに案内しながら、上下方向に移動する。ス
テム2と押圧部材3の間には、コイルばね4を収
納し、このコイルばね受面5と、押圧部材3のば
ね受面6を形成する。更に、押圧部材3の下部に
反転可能な板ばね7を設け、この板ばね7を可動
接点とし、この板ばね7の対向位置に固定接点8
を設ける。
自在に設け、ステム2の内壁面にガイド溝2aと
ストツパ2bを形成する。ステム2の下方より押
圧部材3を嵌合し、この押圧部材3の上端に突起
部3aを設け、この突起部3aを上記したガイド
溝2aに案内しながら、上下方向に移動する。ス
テム2と押圧部材3の間には、コイルばね4を収
納し、このコイルばね受面5と、押圧部材3のば
ね受面6を形成する。更に、押圧部材3の下部に
反転可能な板ばね7を設け、この板ばね7を可動
接点とし、この板ばね7の対向位置に固定接点8
を設ける。
いま、ステム2を下方に押圧すると、コイルば
ね4が圧縮されて、弾発力が増加し、この弾発力
で板ばね7を押圧して反転し、固定接点8に接触
してスイツチオンとなる。このときの、押圧部材
3乃至板ばね7の運動特性は、ヒステリシスのあ
るタクテイルカーブになる。
ね4が圧縮されて、弾発力が増加し、この弾発力
で板ばね7を押圧して反転し、固定接点8に接触
してスイツチオンとなる。このときの、押圧部材
3乃至板ばね7の運動特性は、ヒステリシスのあ
るタクテイルカーブになる。
しかし、上記した従来の押釦スイツチは、ステ
ム2を押圧操作した場合、コイルばね4、押圧部
材3及び板ばね7は、それぞれ上下方向の運動の
みで摺動抵抗による固有振動の吸収が全くないた
め、操作音が大きく、また音色も高くなる欠点が
ある。
ム2を押圧操作した場合、コイルばね4、押圧部
材3及び板ばね7は、それぞれ上下方向の運動の
みで摺動抵抗による固有振動の吸収が全くないた
め、操作音が大きく、また音色も高くなる欠点が
ある。
また、電気的にも押圧部材3の振動が板ばね7
に伝わり、第4図に示すように多数のバウンス波
形が不安定に現われ、このバウンスは、接点の電
気的特性を劣化させ、動作を不安定にさせる等の
問題がある。
に伝わり、第4図に示すように多数のバウンス波
形が不安定に現われ、このバウンスは、接点の電
気的特性を劣化させ、動作を不安定にさせる等の
問題がある。
上記の不都合を解消するために、緩衝部材等を
内蔵することも考えられるが、経年変化による性
能の劣化が起こるおそれもあるし、また部品点数
の追加による複雑化やコスト高を招くことにもな
る。
内蔵することも考えられるが、経年変化による性
能の劣化が起こるおそれもあるし、また部品点数
の追加による複雑化やコスト高を招くことにもな
る。
本考案は、上記の従来における操作音対策やバ
ウンス対策に鑑み、ステムと押圧部材との摺動抵
抗を発生させて固有振動を吸収させることによつ
て、操作音を小さくすると共に、バウンス波形を
一定にし、しかも部品点数を増加することなく、
製造のコスト高を招来することのない押釦スイツ
チを提供することを目的とする。
ウンス対策に鑑み、ステムと押圧部材との摺動抵
抗を発生させて固有振動を吸収させることによつ
て、操作音を小さくすると共に、バウンス波形を
一定にし、しかも部品点数を増加することなく、
製造のコスト高を招来することのない押釦スイツ
チを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本考案の構成は、
ケース本体に突出自在に設けたステムに、コイル
ばねを介して押圧部材を設け、この押圧部材の下
部に可動接点となる板ばねを設け、ケース内底面
には固定接点部を配置し、ステムの押圧により接
点部が動作される構成の押釦スイツチにおいて、
上記コイルばねの端部を当接させるステムと押圧
部材のばね受面のどちらか一方に、コイルばねの
端部を傾斜状に受ける傾斜部を設けている。
ケース本体に突出自在に設けたステムに、コイル
ばねを介して押圧部材を設け、この押圧部材の下
部に可動接点となる板ばねを設け、ケース内底面
には固定接点部を配置し、ステムの押圧により接
点部が動作される構成の押釦スイツチにおいて、
上記コイルばねの端部を当接させるステムと押圧
部材のばね受面のどちらか一方に、コイルばねの
端部を傾斜状に受ける傾斜部を設けている。
ステム或は押圧部材のばね受面の一部に肉盛部
を設け傾斜状に形成しているので、ばね受面のう
ち肉盛部と肉盛部ではない面に当接しているコイ
ルばねの圧縮力の差によつて、ステムと押圧部材
を強制的に摺動させる。この摺動抵抗により固有
振動を吸収し、押圧操作による振動を防止し、バ
ウンス波形を一定にすることができる。
を設け傾斜状に形成しているので、ばね受面のう
ち肉盛部と肉盛部ではない面に当接しているコイ
ルばねの圧縮力の差によつて、ステムと押圧部材
を強制的に摺動させる。この摺動抵抗により固有
振動を吸収し、押圧操作による振動を防止し、バ
ウンス波形を一定にすることができる。
第1図は、本考案における押釦スイツチの一実
施例を示す断面図である。
施例を示す断面図である。
同図において、ケース本体11に筒形状のステ
ム12を突出自在に設け、このステム12の上端
には、図示しないキートツプを取付ける。
ム12を突出自在に設け、このステム12の上端
には、図示しないキートツプを取付ける。
このステム12の下方より筒状の押圧部材13
を嵌合し、ステム12に形成したガイド溝12a
に、押圧部材13に形成した突起部13aを上下
動自在に案内させる。また、ステム12の下方内
周にストツパ12bを設け、このストツパ12b
に押圧部材13の突起部13aが係合する。
を嵌合し、ステム12に形成したガイド溝12a
に、押圧部材13に形成した突起部13aを上下
動自在に案内させる。また、ステム12の下方内
周にストツパ12bを設け、このストツパ12b
に押圧部材13の突起部13aが係合する。
更に、コイルばね14をステム12と押圧部材
13との空間に内蔵し、コイルばね14の一端を
ステム12のばね受面15に当接し、他端を押圧
部材13のばね受面16に当接する。このばね受
面16に、肉盛部19を形成する。本例における
この肉盛部19は、第1図の鎖線で示したばね受
面aに対して勾配を有する傾斜面19aを設けて
いる。
13との空間に内蔵し、コイルばね14の一端を
ステム12のばね受面15に当接し、他端を押圧
部材13のばね受面16に当接する。このばね受
面16に、肉盛部19を形成する。本例における
この肉盛部19は、第1図の鎖線で示したばね受
面aに対して勾配を有する傾斜面19aを設けて
いる。
又、押圧部材13の下部に反転可能な板ばね1
7を設け、この板ばね17は、押圧部材13の下
端に形成した突部13bによつて押圧されると、
反転して対向した固定接点18に接触して導通す
る。
7を設け、この板ばね17は、押圧部材13の下
端に形成した突部13bによつて押圧されると、
反転して対向した固定接点18に接触して導通す
る。
次に上記実施例の作用を説明する。
コイルばね14は、押圧部材13に形成した肉
盛部19の傾斜面19aに接触しているので、傾
斜面19aの勾配最下点と最上点において圧縮差
が生じ、コイルばね14の正規の付勢方向イに対
して、押圧部材13の摺動方向ロは傾斜する。
盛部19の傾斜面19aに接触しているので、傾
斜面19aの勾配最下点と最上点において圧縮差
が生じ、コイルばね14の正規の付勢方向イに対
して、押圧部材13の摺動方向ロは傾斜する。
この状態において、ステム12を押圧操作する
と、ステム12と押圧部材13を強制的に摺動さ
せることにより摺動抵抗を発生して固有振動を吸
収し、コイルばね14が圧縮され、その弾発力が
板ばね17を押圧して反転し、固定接点18に接
触して導通する。
と、ステム12と押圧部材13を強制的に摺動さ
せることにより摺動抵抗を発生して固有振動を吸
収し、コイルばね14が圧縮され、その弾発力が
板ばね17を押圧して反転し、固定接点18に接
触して導通する。
上記の板ばね17は、可動接点の機能を有する
が、これ以外に板ばね17の下部に可動接点と固
定接点を配置した作動体を設け、板ばね17の反
転力によつてこの作動体を作動させることもでき
る。又、上記のようにステム12を押圧してスイ
ツチオンとなつた後に、ステム12の押圧を解除
すると、板ばね17とコイルばね14の弾発力に
よつてステム12と押圧部材13は上昇して旧位
に復帰する。
が、これ以外に板ばね17の下部に可動接点と固
定接点を配置した作動体を設け、板ばね17の反
転力によつてこの作動体を作動させることもでき
る。又、上記のようにステム12を押圧してスイ
ツチオンとなつた後に、ステム12の押圧を解除
すると、板ばね17とコイルばね14の弾発力に
よつてステム12と押圧部材13は上昇して旧位
に復帰する。
なお、上記の肉盛部19は、傾斜面19aを形
成した例であるが、コイルばね14に接触する一
部分に突起を設けて、コイルばね14に圧縮差を
生じるようにしても良い。また、上記実施例で
は、押圧部材13のばね受面16に傾斜部を設け
た例を示したが、これに限られることなく、ステ
ム12のばね受面15に傾斜部を設けてもよい。
何れにしても押圧部材のばね受面かステムのばね
受面の何れか一方に設けるものとする。
成した例であるが、コイルばね14に接触する一
部分に突起を設けて、コイルばね14に圧縮差を
生じるようにしても良い。また、上記実施例で
は、押圧部材13のばね受面16に傾斜部を設け
た例を示したが、これに限られることなく、ステ
ム12のばね受面15に傾斜部を設けてもよい。
何れにしても押圧部材のばね受面かステムのばね
受面の何れか一方に設けるものとする。
以上のことから明らかなように、本考案による
と、コイルばねのばね受面に肉盛部を設けて傾斜
状に形成し、押圧部材を傾斜状態で摺動させるこ
とにより、摺動抵抗を発生させ、固有振動を吸収
するので、ステムを押圧操作する際の操作音を著
るしく抵減することができ、操作性の向上を図る
ことができると共に、押圧部材の振動を防止でき
るので、板ばねを反転させたとき、バウンス現象
を効果的に抑制し、電気的特性の劣化を防止でき
る。
と、コイルばねのばね受面に肉盛部を設けて傾斜
状に形成し、押圧部材を傾斜状態で摺動させるこ
とにより、摺動抵抗を発生させ、固有振動を吸収
するので、ステムを押圧操作する際の操作音を著
るしく抵減することができ、操作性の向上を図る
ことができると共に、押圧部材の振動を防止でき
るので、板ばねを反転させたとき、バウンス現象
を効果的に抑制し、電気的特性の劣化を防止でき
る。
また、ステム或は押圧部材のばね受面に肉盛部
を一体に形成するだけで所期の目的を達成できる
ので、部品点数の増加もなく、組立時の手間やコ
スト高を招来することもない。
を一体に形成するだけで所期の目的を達成できる
ので、部品点数の増加もなく、組立時の手間やコ
スト高を招来することもない。
第1図は本考案における押釦スイツチの一実施
例を示す断面図、第2図は同上のバウンス波形特
性図であり、第3図は従来の押釦スイツチの例を
示す断面図、第4図は従来のバウンス波形特性図
である。 11……スイツチ本体、12……ステム、13
……押圧部材、14……コイルばね、15,16
……ばね受面、17……板ばね。
例を示す断面図、第2図は同上のバウンス波形特
性図であり、第3図は従来の押釦スイツチの例を
示す断面図、第4図は従来のバウンス波形特性図
である。 11……スイツチ本体、12……ステム、13
……押圧部材、14……コイルばね、15,16
……ばね受面、17……板ばね。
Claims (1)
- ケース本体に突出自在に設けたステムにコイル
ばねを介して押圧部材を設け、この押圧部材の下
部に可動接点となる板ばねを設け、ケース内底面
には固定接点部を配置し、ステムの押圧により接
点部が動作される構成の押釦スイツチにおいて、
上記コイルばねの端部を当接させるステムと押圧
部材のばね受面のどちらか一方に、コイルばねの
端部を傾斜状に受ける傾斜部を設けたことを特徴
とする押釦スイツチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1883885U JPH0329853Y2 (ja) | 1985-02-13 | 1985-02-13 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1883885U JPH0329853Y2 (ja) | 1985-02-13 | 1985-02-13 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61135421U JPS61135421U (ja) | 1986-08-23 |
JPH0329853Y2 true JPH0329853Y2 (ja) | 1991-06-25 |
Family
ID=30507847
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1883885U Expired JPH0329853Y2 (ja) | 1985-02-13 | 1985-02-13 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0329853Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4551915B2 (ja) * | 2007-07-03 | 2010-09-29 | ホシデン株式会社 | 複合操作型入力装置 |
KR20200122368A (ko) * | 2018-02-22 | 2020-10-27 | 썬전 뉴 쿠스 일렉트로닉 테크놀로지 컴퍼니 리미티드 | 버튼유닛, 버튼 어레이, 키보드 및 이 버튼유닛을 이용하는 입력장치 |
-
1985
- 1985-02-13 JP JP1883885U patent/JPH0329853Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61135421U (ja) | 1986-08-23 |
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