JPH0441541Y2 - - Google Patents

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JPH0441541Y2
JPH0441541Y2 JP16307387U JP16307387U JPH0441541Y2 JP H0441541 Y2 JPH0441541 Y2 JP H0441541Y2 JP 16307387 U JP16307387 U JP 16307387U JP 16307387 U JP16307387 U JP 16307387U JP H0441541 Y2 JPH0441541 Y2 JP H0441541Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、パーソナルコンピユータやワードプ
ロセツサ等の各種入力装置に用いられる押釦スイ
ツチに係り、特に押圧ばねの作用突起の改良に関
するものである。
第5図〜第11図は従来例の説明図で、第5図
は押釦スイツチの縦断面図、第6図は下ケースを
取除いて上ケースを目視した押釦スイトチの底面
図、第7図はスイツチ素子の分解斜視図、第8図
は作動体の平面図、第9図イ,ロは押圧片の側面
図、及び平面図、第10図は押圧ばねの斜視図、
第11図は押圧ばねの作用突起と可動接触子押圧
部との接触状態を示す断面図である。
図面において1は下ケース、2は上ケースで、
これ等下ケース1、上ケース2は図示せぬスナツ
プ係合により一体化されている。上ケース2の上
面中央位置には挿通孔2aが形成されており、該
挿通孔2aには操作部材の一部をなすステム3が
挿通されている。このステム3と下ケース1の内
底面間にはスプリング5が介設され、またステム
3の上部には操作部材としてのキートツプ4が嵌
合固定されている。下ケース1と上ケース2とに
よつて形成されたケース内の一側部にはスイツチ
素子6が配置されており、第6図に示すように、
該スイツチ素子6は突条2bによつてステム3側
に移動しないように上ケース2に支持されてい
る。このスイツチ素子6の構成については後述す
るが、スイツチ素子6の上部には押圧ばね11が
掛止されている。この押圧ばね11は、屈曲部1
1aと伸長部11bと円形の作用突起11cとを
有しており、伸長部11bはステム3の下方まで
伸長されてその先端が二又状になつており、この
二又部分がステム3の往復動域に侵入するように
なつている。一方、ステム3を介してスイツチ素
子6の対向側には板ばね12が配設されている。
この板ばね12は、上ケース2の側壁内面に沿つ
て伸びる直立部12aとステム3の下部に向かつ
て延びる伸長部12bとを有し、この伸長部12
bの下部はステム3の下部に当接されており、こ
の当接部分がステム3の往復動途中においてその
往復動域に進退するクリツク用突起12cとなつ
ている。また、直立部12aは上ケース2の側壁
と基部押え板13とによつて挟持され、該基部押
え板13は突条2cによつてステム3側に移動し
ないように上ケース2に支持されている。
第7図に示すように、前記スイツチ素子6は、
合成樹脂製の作動体7と、金属製の可動接触子8
と、合成樹脂製のスペーサ9と金属製の固定接触
子10とから構成されている。この作動体7は押
圧片7aを有しており、該押圧片7aの脚部20
の先端には、該基部20よりも肉厚の可動接触子
押圧部21を設けており、該押圧部21の一面に
はリブ22が形成されている。前記可動接触子8
は、黄銅からなるフレーム8aとこれに支持され
たリン青銅等の弾性板からなる金属製薄板8bと
で構成されており、該金属製薄板8bの片面には
図示せぬ金メツキが施されている。また、スペー
サ9には円形の開口9aが形成され、黄銅からな
る固定接触子10には該開口9aを介して金属製
薄板8bに臨む金材料からなる固定接点10aが
形成されている。前記可動接触子8、スペーサ9
および固定接触子10の周縁部には係合孔8c,
9b,10bがそれぞれ同軸上に形成されてお
り、これ等係合孔8c,9b,10bを作動体7
の裏面に形成した係合突起(図示せず)に嵌入し
て該係合突起の先端がかしめることにより、スイ
ツチ素子6の各構成要素、すなわち、作動体7、
可動接触子8、スペーサ9および固定接触子10
は積層状態で一体化される。なお、8dは可動接
触子8の一部を構成する可動側端子、10cは固
定接触子10の一部を構成する固定側端子であ
る。
次に、このように構成されえた押釦スイツチの
動作について説明する。
第5図に示すキートツプ4の非押圧状態では、
ステム3はスプリング5の復帰方向の付勢力と、
押圧ばね11および板ばね12の復帰方向に付勢
力とを受けて上方に位置している。この場合、押
圧ばね11の作用突起11cは、作動体7の押圧
片7aの押圧部21を押圧しておらず、金属製薄
板8bが固定接点10aから離反しているため、
スイツチOFFの状態となつている。
この状態からキートツプ4を押圧すると、ステ
ム3はスプリング5に抗して下降し、該ステム3
の往復途中においてクリツク用突起12cがステ
ム3の往復動域から退避するため、クリツク感触
を得られる。また、かかるステム3の往動によつ
て押圧ばね11もステム3の往復動域から退避す
るため、押圧片7aの押圧部21は作用突起11
cに押圧されてリブ22を介して、金属薄板8b
が固定接点10aに接触するように変位し、スイ
ツチONの状態となる。
そして、キートツプ4に対する上記押圧力を解
除すると、ステム3は第5図の上昇位置に復帰
し、このステム3の復動によつて作用突起11c
による押圧片7aの押圧部21への押圧力も解除
されるため、金属製薄板8bが固定接点10aか
ら離反して再びスイツチOFFの状態となる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、このように構成されたスイツチ素子
6にあつては、作動体7を成形した際、押圧片7
aの、押圧ばね11の作用突起11cと接触する
可動接触子押圧部21にヒケ23が生じる。一
方、押圧ばね11の作用突起11cは真円であ
り、第11図に示す如く該ヒケ23と作用突起1
1cとは1点で接触するため、接触位置はばらつ
きはあり、このばらつきがスイツチのON及び
OFFタイミングのばらつきにつながる。
また、前記ヒケ23の度合いもばらつきがある
ため、真円の作用突起11cの一点で可動接触子
押圧部21と接触させるのはスイツチのON及び
OFFタイミングに悪影響を与える。
本考案は上記のような従来の欠点を解消しよう
とするものであり、本考案の目的はスイツチの
ON及びOFFタイミングのばらつきの少ない押釦
スイツチを提供しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記のような目的を達成するために、
ケースに対して押圧可能に配設されたステムと、
該ステムの移動によつて作動する押圧ばねと、前
記ケース内に配設されたスイツチ素子とを備え、
前記ステムを押圧することにより、押圧ばねの作
用突起がスイツチ素子の押圧片の先端の可動接触
子押圧部を押圧し、スイツチ素子の可動接触子と
固定接触子とをONし、押圧力を除けば元の未押
圧の状態に復帰する押釦スイツチにおいて、前記
押圧ばねに楕円形の作用突起を形成している。
〔作用〕
上記のように、押圧ばねに直線部を有する楕円
形状の作用突起を設けたことによつて、該作用突
起が当接する可動接触子押圧部の接触面にヒケが
生じても、該作用突起がヒケ部に2点で接触する
ため、スイツチのON及びOFFタイミングのばら
つきを従来に比して小さくおさえることが出来
る。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を添付の図面に基づき説
明する。
第1図〜第4図は本考案の実施例の説明図で、
第1図は押釦スイツチの縦断面図、第2図は下ケ
ースを取除いて上ケースを目視した押釦スイツチ
の底面図、第3図は押圧ばねの斜視図、第4図は
押圧ばねの作用突起と可動接触子押圧部との接触
状態を示す断面図である。
なお、第5図〜第11図に示した従来例と同一
部分には同一符号を付して重複する説明は省略す
る。
本考案と従来例との相違点は、押圧ばね11に
楕円状の作用突起11c′を設けた点であり、その
他の点は従来例と同じなのでここでは説明を省略
する。
本考案の押釦スイツチは、キートツプ4を押圧
すると、ステム3がスプリング5を圧縮しつつ下
動し、可動接触子押圧用の押圧ばね11の伸長部
11bがスイツチ素子6側に撓み、押圧ばね11
の楕円形状の作用突起11c′が可動接触子押圧部
21の接触面を押す。これによつて、裏面のリブ
22が可動接触子8を押し、可動接触子8と固定
接触子10とが接触し、スイツチがONとなる。
また、キートツプ4の押圧を解除するとステム3
は第1図に示す上昇位置に復帰する。
このステム3の復動によつて作用突起11c′に
よる押圧部21への押圧力も解除されるため、可
動接触子8が固定接触子10から離反して再びス
イツチOFFの状態となる。
上記した実施例にあつては、押圧ばね11の作
用突起11c′は楕円形であり、直線部24を設け
ているので、可動接触子押圧部21の接触面が真
平でなくヒケ23が発生していても、第4図に示
す如く、前記直線部24が該ヒケ部23と2点で
接触するため、スイツチのONおよびOFFタイミ
ングのばらつきを従来にくらべて小さくおさえる
ことが出来る。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、押圧ば
ねの作用突起を楕円形状にして直線部を形成した
ので、可動接触子押圧部の接触面にヒケが発生し
ても、作用突起はヒケと2点で接触する。
従つてスイツチのON及びOFFタイミングのば
らつきを従来にくらべて小さくおされることが出
来る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案の実施例の説明で、第
1図は押釦スイツチの縦断面図、第2図は下ケー
スを取除いて上ケースを目視した押釦スイツチの
底面図、第3図は押圧ばねの斜視図、第4図は押
圧ばねの作用突起と可動接触子押圧部との接触状
態を示す断面図、第5図〜第11図は従来例の説
明図で、第5図は押釦スイツチの縦断面図、第6
図は下ケースを取り除いて上ケースを目視した押
釦スイツチの底面図、第7図はスイツチ素子の分
解斜視図、第8図は作動体の平面図、第9図イ,
ロは押圧片の側面図及び平面図、第10図は押圧
ばねの斜視図、第11図は押圧ばねの作用突起と
可動接触子押圧部との接触状態を示す断面図であ
る。 1,2……ケース、3……ステム、6……スイ
ツチ素子、7……作動体、7a、……押圧片、8
……可動接触子、9……スペーサ、10……固定
接触子、11……押圧ばね、11c……作用突
起、21……可動接触子押圧部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケースに対して押圧可能に配設されたステム
    と、該ステムの移動によつて作動する押圧ばね
    と、前記ケース内に配設されたスイツチ素子とを
    備え、前記ステムを押圧することにより、押圧ば
    ねの作用突起がスイツチ素子の押圧片の先端の可
    動接触子押圧部を押圧し、スイツチ素子の可動接
    触子と固定接触子とをONし、押圧力を除けば元
    の未押圧の状態に復帰する押釦スイツチにおい
    て、前記押圧ばねに楕円形の作用突起を形成した
    ことを特徴とする押釦スイツチ。
JP16307387U 1987-10-27 1987-10-27 Expired JPH0441541Y2 (ja)

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