JP2519969Y2 - 加圧搬送機による建設泥土の脱水装置 - Google Patents
加圧搬送機による建設泥土の脱水装置Info
- Publication number
- JP2519969Y2 JP2519969Y2 JP1989088842U JP8884289U JP2519969Y2 JP 2519969 Y2 JP2519969 Y2 JP 2519969Y2 JP 1989088842 U JP1989088842 U JP 1989088842U JP 8884289 U JP8884289 U JP 8884289U JP 2519969 Y2 JP2519969 Y2 JP 2519969Y2
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- mud
- pressure
- water
- pressurized
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、土木建設工事現場等で発生する建設泥土中
の水分を除去する装置に関する。
の水分を除去する装置に関する。
(従来の技術) 土木建設工事現場等で発生する水分を含有した泥土
は、専用のトラック等に積載して所定部分まで運搬して
行き処理されることが多い。このような場合、泥土中の
水分を除去することは特に行なわれることがなかったの
で、積載作業中に周囲に泥水が飛散して作業がやりにく
かったり、運搬中のトラックから泥水が落下して他の自
動車・通行人・建造物等を汚損することが少なくなかっ
た。
は、専用のトラック等に積載して所定部分まで運搬して
行き処理されることが多い。このような場合、泥土中の
水分を除去することは特に行なわれることがなかったの
で、積載作業中に周囲に泥水が飛散して作業がやりにく
かったり、運搬中のトラックから泥水が落下して他の自
動車・通行人・建造物等を汚損することが少なくなかっ
た。
また泥土の運搬処理費用は泥土の体積で算出するよう
になっているので、泥土中に水分があるとその分だけ泥
土の体積が増加することになり、結果的に運搬処理費用
を増大させる原因にもなっていた。
になっているので、泥土中に水分があるとその分だけ泥
土の体積が増加することになり、結果的に運搬処理費用
を増大させる原因にもなっていた。
(考案が解決しようとする課題) 本考案が解決しようとする課題は、従来の加圧搬送機
に改良を加え、泥土中の水分を除去することを可能にす
ることにより泥土の処理作業性を向上させることができ
て、泥土運搬中の泥水の落下の恐れをなくし、泥土運搬
処理費用を低減することもできる加圧搬送機による建設
泥土の脱水装置を提供することにある。
に改良を加え、泥土中の水分を除去することを可能にす
ることにより泥土の処理作業性を向上させることができ
て、泥土運搬中の泥水の落下の恐れをなくし、泥土運搬
処理費用を低減することもできる加圧搬送機による建設
泥土の脱水装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) かかる課題を解決した本考案の要旨は、 1)泥土を送るホースの途中を加圧搬送機内に導入し、
同加圧搬送機内で加圧機構によりホースを外部から加圧
してホース内の泥土を圧送する加圧搬送機内の外部から
加圧されるホース部分である加圧部ホースを内ホースと
外ホースとから成る2重構造とし、同内ホースの材質を
透水性のあるものとし、同外ホースの材質を非透水性と
し、同外ホースの所定部分に排水口を設けたことを特徴
とする加圧搬送機による建設泥土の脱水装置 2)泥土を圧送する加圧搬送機をスクイズポンプとした
ことを特徴とする請求項1記載の加圧搬送機による建設
泥土の脱水装置 3)加圧部ホースの内ホースと外ホースとの間に多数の
貫通孔を有するゴムホースを設け、3重構造としたこと
を特徴とする請求項1又は2記載の加圧搬送機による建
設泥土の脱水装置にある。
同加圧搬送機内で加圧機構によりホースを外部から加圧
してホース内の泥土を圧送する加圧搬送機内の外部から
加圧されるホース部分である加圧部ホースを内ホースと
外ホースとから成る2重構造とし、同内ホースの材質を
透水性のあるものとし、同外ホースの材質を非透水性と
し、同外ホースの所定部分に排水口を設けたことを特徴
とする加圧搬送機による建設泥土の脱水装置 2)泥土を圧送する加圧搬送機をスクイズポンプとした
ことを特徴とする請求項1記載の加圧搬送機による建設
泥土の脱水装置 3)加圧部ホースの内ホースと外ホースとの間に多数の
貫通孔を有するゴムホースを設け、3重構造としたこと
を特徴とする請求項1又は2記載の加圧搬送機による建
設泥土の脱水装置にある。
(作用) 本考案では、泥土を圧送する加圧搬送機内の加圧機構
で加圧される加圧部ホースを内ホースと外ホースとから
成る2重構造とし、同内ホースの材質を透水性のあるも
のとし、同外ホースの材質を非透水性とし、同外ホース
の所定部分に排水口を設けている。そして同内ホース内
を搬送する泥土中の水分を加圧により同内ホースと同外
ホースとの間の空隙へ絞り出し、同外ホースの同排出口
から外部へ排水するようになっている。水分を含有した
泥土は本考案の脱水装置を通過することにより水分を除
去されることになるので、同脱水装置から排出された泥
土の水分含有量は大幅に減少する。従って、泥土中の水
分に起因する従来の種々の弊害を解消することができる
ようになる。
で加圧される加圧部ホースを内ホースと外ホースとから
成る2重構造とし、同内ホースの材質を透水性のあるも
のとし、同外ホースの材質を非透水性とし、同外ホース
の所定部分に排水口を設けている。そして同内ホース内
を搬送する泥土中の水分を加圧により同内ホースと同外
ホースとの間の空隙へ絞り出し、同外ホースの同排出口
から外部へ排水するようになっている。水分を含有した
泥土は本考案の脱水装置を通過することにより水分を除
去されることになるので、同脱水装置から排出された泥
土の水分含有量は大幅に減少する。従って、泥土中の水
分に起因する従来の種々の弊害を解消することができる
ようになる。
本考案では、泥土を圧送する加圧搬送機としてスクイ
ズポンプを使用したものもある。
ズポンプを使用したものもある。
また本考案では、加圧部ホースの内ホースと外ホース
との間に多数の貫通孔を有するゴムホースを設けて、同
加圧部ホースを3重構造としたものもある。
との間に多数の貫通孔を有するゴムホースを設けて、同
加圧部ホースを3重構造としたものもある。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は実施例1を示す説明図、第2図は第1図のA
−Aにおける一部切欠断面図、第3図は同一部切欠断面
図である。
−Aにおける一部切欠断面図、第3図は同一部切欠断面
図である。
第4図は実施例2の一部切欠断面図である。
実施例1の脱水装置(1)では、加圧搬送機としてス
クイズポンプ(2)を用い、加圧機構のスクイザー
(8)で加圧される加圧部ホース(3)を内ホース
(4)と外ホース(5)とから成る2重構造とし、内ホ
ース(4)の材質を透水性のあるものとし、外ホース
(5)の材質を非透水性とし、外ホースの所定部分に排
水口(6)を設け、排水を効率良く行うために排水ポン
プ(7)を設けている。
クイズポンプ(2)を用い、加圧機構のスクイザー
(8)で加圧される加圧部ホース(3)を内ホース
(4)と外ホース(5)とから成る2重構造とし、内ホ
ース(4)の材質を透水性のあるものとし、外ホース
(5)の材質を非透水性とし、外ホースの所定部分に排
水口(6)を設け、排水を効率良く行うために排水ポン
プ(7)を設けている。
スクイズポンプ(2)のスクイザー(8)により加圧
される加圧部ホース(3)では内ホース(4)内の容積
が徐々に小さくなるように加圧されていくので、内ホー
ス(4)内の泥土(9)は加圧部ホース(3)の部分で
絞るような力を加えられることになる。従って加圧部ホ
ース(3)の内ホース(4)内を搬送する泥土中の水分
はスクイザー(8)の加圧により内ホース(4)と外ホ
ース(5)との間の空隙(10)へ絞り出され、外ホース
(5)の排水口(6)から外部へ排水することができ
る。
される加圧部ホース(3)では内ホース(4)内の容積
が徐々に小さくなるように加圧されていくので、内ホー
ス(4)内の泥土(9)は加圧部ホース(3)の部分で
絞るような力を加えられることになる。従って加圧部ホ
ース(3)の内ホース(4)内を搬送する泥土中の水分
はスクイザー(8)の加圧により内ホース(4)と外ホ
ース(5)との間の空隙(10)へ絞り出され、外ホース
(5)の排水口(6)から外部へ排水することができ
る。
水分を含有した泥土(9)は実施例1の脱水装置
(1)を通過することにより水分を除去されることにな
るので、脱水装置(1)から排出された泥土(11)の水
分含有量は大幅に減少する。従って泥土(11)の積載作
業中に周囲に泥水が飛散して作業性を悪くするようなこ
ともなく、泥土を運搬中のトラック(12)から泥土が落
下して他の自動車・通行人・建造物等を汚損することも
なくなる。また泥土(11)の体積は除去した水分(13)
の量だけ減少しているので泥土運搬処理費用を低減する
ことができる。
(1)を通過することにより水分を除去されることにな
るので、脱水装置(1)から排出された泥土(11)の水
分含有量は大幅に減少する。従って泥土(11)の積載作
業中に周囲に泥水が飛散して作業性を悪くするようなこ
ともなく、泥土を運搬中のトラック(12)から泥土が落
下して他の自動車・通行人・建造物等を汚損することも
なくなる。また泥土(11)の体積は除去した水分(13)
の量だけ減少しているので泥土運搬処理費用を低減する
ことができる。
実施例1の脱水装置(1)により泥土(9)から回収
した水分(13)は所定の場所に廃棄するが、土木建設工
事現場等で再利用することもできる。
した水分(13)は所定の場所に廃棄するが、土木建設工
事現場等で再利用することもできる。
実施例1の加圧部ホース(3)の内ホース(4)をア
ラミド繊維製としたところ透水性及び耐久性について良
好な結果が得られた。
ラミド繊維製としたところ透水性及び耐久性について良
好な結果が得られた。
実施例2においては、加圧部ホース(14)の内ホース
(15)と外ホース(16)との間に多数の貫通孔(17)を
有するゴムホース(18)を設け、加圧部ホース(14)を
3重構造としている。実施例2でも内ホース(15)はア
ラミド繊維製としている。他の部分の構造及び作用につ
いては実施例1と同様である。
(15)と外ホース(16)との間に多数の貫通孔(17)を
有するゴムホース(18)を設け、加圧部ホース(14)を
3重構造としている。実施例2でも内ホース(15)はア
ラミド繊維製としている。他の部分の構造及び作用につ
いては実施例1と同様である。
(考案の効果) 本考案により、泥土中の水分を適度に除去することが
可能で泥土の処理作業性を向上させることができて、泥
土運搬中の泥水落下の恐れをなくし、泥土運搬処理費用
を低減することもできる加圧搬送機による建設泥土の脱
水装置を提供することができる。
可能で泥土の処理作業性を向上させることができて、泥
土運搬中の泥水落下の恐れをなくし、泥土運搬処理費用
を低減することもできる加圧搬送機による建設泥土の脱
水装置を提供することができる。
第1図は実施例1を示す説明図、第2図は第1図のA−
Aにおける一部切欠断面図、第3図は同一部切欠断面図
である。 第4図は実施例2を示す一部切欠断面図である。 (1):脱水装置、(2):スクイズポンプ (3):加圧部ホース、(4):内ホース (5):外ホース、(6):排水口 (7):排水ポンプ、(8):スクイザー (9):泥土、(10):空隙 (11):泥土、(12):トラック (13):水分、(14):加圧部ホース (15):内ホース、(16):外ホース (17):貫通孔、(18):ゴムホース
Aにおける一部切欠断面図、第3図は同一部切欠断面図
である。 第4図は実施例2を示す一部切欠断面図である。 (1):脱水装置、(2):スクイズポンプ (3):加圧部ホース、(4):内ホース (5):外ホース、(6):排水口 (7):排水ポンプ、(8):スクイザー (9):泥土、(10):空隙 (11):泥土、(12):トラック (13):水分、(14):加圧部ホース (15):内ホース、(16):外ホース (17):貫通孔、(18):ゴムホース
Claims (3)
- 【請求項1】泥土を送るホースの途中を加圧搬送機内に
導入し、同加圧搬送機内で加圧機構によりホースを外部
から加圧してホース内の泥土を圧送する加圧搬送機内の
外部から加圧されるホース部分である加圧部ホースを内
ホースと外ホースとから成る2重構造とし、同内ホース
の材質を透水性のあるものとし、同外ホースの材質を非
透水性とし、同外ホースの所定部分に排水口を設けたこ
とを特徴とする加圧搬送機による建設泥土の脱水装置。 - 【請求項2】泥土を圧送する加圧搬送機をスクイズポン
プとしたことを特徴とする請求項1記載の加圧搬送機に
よる建設泥土の脱水装置。 - 【請求項3】加圧部ホースの内ホースと外ホースとの間
に多数の貫通孔を有するゴムホースを設け、3重構造と
したことを特徴とする請求項1又は2記載の加圧搬送機
による建設泥土の脱水装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989088842U JP2519969Y2 (ja) | 1989-07-27 | 1989-07-27 | 加圧搬送機による建設泥土の脱水装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989088842U JP2519969Y2 (ja) | 1989-07-27 | 1989-07-27 | 加圧搬送機による建設泥土の脱水装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0328400U JPH0328400U (ja) | 1991-03-20 |
JP2519969Y2 true JP2519969Y2 (ja) | 1996-12-11 |
Family
ID=31638435
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989088842U Expired - Lifetime JP2519969Y2 (ja) | 1989-07-27 | 1989-07-27 | 加圧搬送機による建設泥土の脱水装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2519969Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004188257A (ja) * | 2002-12-09 | 2004-07-08 | Nisshoku Corp | シルト・水分除去装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4964067A (ja) * | 1972-10-23 | 1974-06-21 | ||
JPS5395373A (en) * | 1977-01-31 | 1978-08-21 | Yuasa Battery Co Ltd | Separating apparatus |
DE3485871T2 (de) * | 1983-03-10 | 1993-01-21 | Cpc Eng Corp | Verfahren zur erhoehung der durchflussgeschwindigkeit von querstromfiltrationsanlagen. |
-
1989
- 1989-07-27 JP JP1989088842U patent/JP2519969Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0328400U (ja) | 1991-03-20 |
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