JPH0938697A - ベルトプレス型汚泥脱水機 - Google Patents

ベルトプレス型汚泥脱水機

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Publication number
JPH0938697A
JPH0938697A JP7208553A JP20855395A JPH0938697A JP H0938697 A JPH0938697 A JP H0938697A JP 7208553 A JP7208553 A JP 7208553A JP 20855395 A JP20855395 A JP 20855395A JP H0938697 A JPH0938697 A JP H0938697A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sludge
filter
filter belts
belt
dewatering
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7208553A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiko Nagasu
美彦 長洲
Noriyuki Sano
紀幸 佐野
Tadashi Yogosawa
忠 与五沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobayashi Engineering Works Ltd
Original Assignee
Kobayashi Engineering Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kobayashi Engineering Works Ltd filed Critical Kobayashi Engineering Works Ltd
Priority to JP7208553A priority Critical patent/JPH0938697A/ja
Publication of JPH0938697A publication Critical patent/JPH0938697A/ja
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  • Filtration Of Liquid (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 脱水機の単位機械重量当たり、単位設置面積
当たりの汚泥処理生産性を向上すること。 【構成】 ベルトプレス型汚泥脱水機10において、一
対のそれぞれ周回するフィルタベルト13A、13Bを
有し、両フィルタベルト13A、13Bはそれらの周回
経路上の一部に汚泥供給部14A、14Bを設けられる
とともに、汚泥供給部14A、14Bの出側には両フィ
ルタベルト13A、13Bが互いに会合する脱水部29
を設けられ、脱水部29の出側には両フィルタベルト1
3A、13Bが互いに離れるケーキ排出部41を設けら
れてなるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、し尿(有機性汚
泥)、下水、製砂工程の水、排煙脱硫排水、金属含有汚
泥、産業廃棄物汚泥、浚渫スラリ、建設汚泥等を脱水し
てケーキを得るベルトプレス型汚泥脱水機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のベルトプレス型汚泥脱水機は、実
公昭63-25039号公報に記載の如く、一対のそれぞれ周回
するフィルタベルトとプレスベルトとを有する。汚泥
は、フィルタベルト上に供給された後、フィルタベルト
上でプレスベルトとの間に挟み込まれて圧搾脱水され
る。そして、脱水されたケーキは、両ベルトが互いに離
れるケーキ排出部でフィルタベルトから剥離されて排出
される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
には下記、の問題点がある。 脱水機は、機内にフィルタベルト周回経路とプレスベ
ルト周回経路の2つのベルト周回経路が設けられ、各経
路にベルト駆動部、ベルトテンション装置を設ける等の
大型設備にならざるを得ないにもかかわらず、汚泥が供
給されるフィルタベルトは一本だけである。そして、脱
水機の汚泥処理容量は、一本のフィルタベルトへの汚泥
供給量のみにより定まるものであるから、脱水機の単位
機械重量当たり、単位設置面積当たりの汚泥処理生産性
の向上に限界がある。
【0004】上記より、脱水機の汚泥処理容量を大
型化しようとする場合には、総機械重量、総設置面積が
より大型となり、固定型の場合には基礎コンクリート打
ち込みの必要を生じ、或いは車載式等の移動型を構成す
ることに困難がある。
【0005】本発明は、脱水機の単位機械重量当たり、
単位設置面積当たりの汚泥処理生産性を向上することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、汚泥を脱水してケーキを得るベルトプレス型汚泥脱
水機において、一対のそれぞれ周回するフィルタベルト
を有し、両フィルタベルトはそれらの周回経路上の一部
に汚泥供給部を設けられるとともに、汚泥供給部の出側
には両フィルタベルトが互いに会合する脱水部を設けら
れ、脱水部の出側には両フィルタベルトが互いに離れる
ケーキ排出部を設けられてなり、汚泥供給部では各フィ
ルタベルトのそれぞれに半固形状汚泥マットが供給さ
れ、脱水部では両フィルタベルト間にダブルマット状に
挟まれた汚泥に圧搾力を加えて脱水し、ケーキ排出部で
は脱水されたケーキが両フィルタベルトから剥離されて
排出されるように構成されたものである。
【0007】請求項1に記載の本発明によれば下記、
の作用効果がある。 脱水機は、機内に2つのフィルタベルト周回経路を有
し、両フィルタベルトとも汚泥を供給される。従って、
両フィルタベルトが会合する脱水部では、一方のフィル
タベルト上に供給された汚泥マットと他方のフィルタベ
ルト上に供給された汚泥マットとがダブルマット状に重
なった状態で脱水処理される。よって、脱水機の汚泥処
理容量は、2本のフィルタベルトのそれぞれに供給され
た汚泥量の合算分に対応するものとなり、脱水機の単位
機械重量当たり、単位設置面積当たりの汚泥処理生産性
を向上できるものとなる。
【0008】上記より、脱水機の総機械重量、総設
置面積の大型化を抑制しながら、汚泥処理容量を大型化
できる。従って、固定型の場合には基礎コンクリート打
ち込みの必要を減じ、或いは車載式等の移動型を構成す
ることが容易となる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明のベルトプレス型汚
泥脱水機を示す模式図である。ベルトプレス型汚泥脱水
機10は、架台11の左右に略線対称的に設けた左右の
ローラ群12A、12Bのそれぞれに、一対のそれぞれ
周回する左右のフィルタベルト13A、13Bを有して
いる。脱水機10は、左右のフィルタベルト13A、1
3Bを駆動する駆動部(不図示)、テンション装置(不
図示)を有している。
【0010】脱水機10は、両フィルタベルト13A、
13Bの周回経路上の一部に左右の汚泥供給部14A、
14Bを設けている。汚泥供給部14A、14Bは、そ
れぞれ、凝集槽15、汚泥供給脱水槽16を備えてい
る。泥水供給管17から供給される泥水と凝集剤供給管
18から供給される凝集剤は、反応機19で混和されて
泥状物となり凝集槽15に供給される。泥状物は、凝集
槽15に設けてあるせき板21をオーバーフローして、
汚泥供給脱水槽16のベルト幅方向に均等分配される。
汚泥供給脱水槽16は、その側壁に上澄液排出口22を
備えて良い。汚泥供給脱水槽16に供給された泥状物
は、脱水槽16の底面を構成するフィルタベルト13
A、13Bの裏面側に設けられているサクションボック
ス23、サクションロール24、振動ロール25により
脱水され、フィルタベルト13A、13B上にて半固形
状の汚泥マットとなる。振動ロール25はフィルタ中の
水を抜く。脱水槽16で脱水されたろ液はセーボール2
6に集められる。
【0011】両フィルタベルト13A、13B上の汚泥
マットは、汚泥供給部14A、14Bの出側で、両フィ
ルタベルト13A、13Bの間隙をくさび状に狭められ
た予備脱水部27において、フィルタベルト13A、1
3Bの裏面側に設けられているサクションロール28に
よりさらに脱水される。予備脱水部27で脱水されたろ
液は、前述のセーボール26に集められる。
【0012】予備脱水部27を経た両フィルタベルト1
3A、13B上の汚泥マットは、両フィルタベルト13
A、13Bが互いに会合する脱水部29で、両フィルタ
ベルト13A、13B間にダブルマット状に挟まれて圧
搾力を加えられ圧搾脱水される。脱水部29は、両フィ
ルタベルト13A、13Bが巻き掛けられるドラムロー
ル31(巻き掛け角120 度以上)、両フィルタベルト1
3A、13Bが挟圧される各一対のニップロール32、
33を有する。ドラムロール31では、両フィルタベル
ト13A、13Bのテンションによって発生するロール
面圧により圧搾脱水し、フィルタベルト13Bの裏面側
に絞り出されたろ液はスクレーパ34を介してセーボー
ル35に集められる。ニップロール32では、両ロール
32、32のニップ圧により圧搾脱水し、フィルタベル
ト13Aの裏面側に絞り出されたろ液はスクレーパ36
を介してセーボール37に集められる。ニップロール3
3では、両ロール33、33のニップ圧により圧搾脱水
する。38はニップロール33に付着した汚泥を除去す
るドクター、39はセーボールである。
【0013】脱水部29の出側には、両フィルタベルト
13A、13Bが互いに離れるケーキ排出部41が設け
られている。ケーキ排出部41では、脱水部29で脱水
されたケーキが両フィルタベルト13A、13Bから剥
離されて排出される。フィルタベルト13Aの表面上の
ケーキは、スクレーパ42Aにより剥離されてベルトコ
ンベア43にて機外に搬出され、フィルタベルト13B
の表面上のケーキは、スクレーパ42Bにより剥離され
てベルトコンベア43にて機外に排出される。
【0014】フィルタベルト13A、13Bは、ケーキ
排出部41を経た後、左右の洗浄装置44A、44Bを
経て汚泥供給部14A、14Bへと戻り、上記工程を繰
り返す。洗浄装置44A、44Bは、フィルタベルト1
3A、13Bの表裏面を洗浄するシャワー45、46、
フィルタベルト13A、13Bの表面を洗浄するサクシ
ョンチューブ47を有し、洗浄水はセーボール48に回
収される。
【0015】尚、脱水機10は、例えばトンネル掘削の
ためのシールド装置のカッタ冷却水の排水(泥水)の脱
水処理に用いられる。この泥水は、脱水されて容積を減
じられたケーキとなり、ケーキ搬出のダンプカー使用台
数を減ずるものとなる。また、セーボール26等に集め
られたろ液は、その場でカッタ冷却水、フィルタ洗浄水
等として再利用される。
【0016】以下、脱水機10の作用効果について説明
する。 脱水機10は、機内に2つのフィルタベルト13A、
13B周回経路を有し、両フィルタベルト13A、13
Bとも汚泥を供給される。従って、両フィルタベルト1
3A、13Bが会合する脱水部29では、一方のフィル
タベルト13A上に供給された汚泥マットと他方のフィ
ルタベルト13B上に供給された汚泥マットとがダブル
マット状に重なった状態で脱水処理される。よって、脱
水機10の汚泥処理容量は、2本のフィルタベルト13
A、13Bのそれぞれに供給された汚泥量の合算分に対
応するものとなり、脱水機10の単位機械重量当たり、
単位設置面積当たりの汚泥処理生産性を向上できるもの
となる。
【0017】上記より、脱水機10の総機械重量、
総設置面積の大型化を抑制しながら、汚泥処理容量を大
型化できる。従って、固定型の場合には基礎コンクリー
ト打ち込みの必要を減じ、或いは車載式等の移動型を構
成することが容易となる。
【0018】
【実施例】脱水機10を用いた本発明例により、汚泥を
脱水した(45%脱水量)。本発明例では、処理速度10m3
/Hに要する動力は2.2kw であり、本発明による汚泥処
理生産性の向上効果が認めらえた。
【0019】また、本発明例では、300m3 /日の処理能
力の脱水機10の総重量を4 トン以内に納めることがで
き、4 トン車にて車載できるものとした。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、脱水機の
単位機械重量当たり、単位設置面積当たりの汚泥処理生
産性を向上するができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明のベルトプレス型汚泥脱水機を示
す模式図である。
【符号の説明】
10 脱水機 13A、13B フィルタベルト 14A、14B 汚泥供給部 29 脱水部 41 ケーキ排出部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 汚泥を脱水してケーキを得るベルトプレ
    ス型汚泥脱水機において、 一対のそれぞれ周回するフィルタベルトを有し、両フィ
    ルタベルトはそれらの周回経路上の一部に汚泥供給部を
    設けられるとともに、汚泥供給部の出側には両フィルタ
    ベルトが互いに会合する脱水部を設けられ、脱水部の出
    側には両フィルタベルトが互いに離れるケーキ排出部を
    設けられてなり、 汚泥供給部では各フィルタベルトのそれぞれに半固形状
    汚泥マットが供給され、脱水部では両フィルタベルト間
    にダブルマット状に挟まれた汚泥に圧搾力を加えて脱水
    し、ケーキ排出部では脱水されたケーキが両フィルタベ
    ルトから剥離されて排出されるように構成されたことを
    特徴とするベルトプレス型汚泥脱水機。
JP7208553A 1995-07-25 1995-07-25 ベルトプレス型汚泥脱水機 Pending JPH0938697A (ja)

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JP7208553A JPH0938697A (ja) 1995-07-25 1995-07-25 ベルトプレス型汚泥脱水機

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ID=16558097

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008229611A (ja) * 2007-02-22 2008-10-02 Ohbayashi Corp 掘削土砂の脱水装置
JP2009131819A (ja) * 2007-12-02 2009-06-18 Ohbayashi Corp 脱水装置
CN114988663A (zh) * 2022-05-26 2022-09-02 杭州真一环保科技有限公司 一种基于多级热利用的污泥低温干化系统

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20000404