JP4247840B2 - 汚泥脱水ユニット、及びそれを用いた汚泥吸引脱水装置 - Google Patents
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Description
前記透水スクリーンの上方に汚泥導入口が設けられているとともに、該透水スクリーンの開口部片方端側に該透水スクリーンと同一の開口形状で延出する外延部が形成され、且つ該外延部の下方に汚泥排出用の排出部が設けられ、前記一対の押圧板のうち、少なくともいずれかを移動させることにより前記透水スクリーンに導入された汚泥を、両押圧板の間で挟圧、圧搾することにより汚泥中の水分を前記スリットから排水するとともに、汚泥の脱水処理後、前記押圧板のうち、前記外延部側に位置する一方の押圧板を前記透水スクリーンの内部から、該外延部内側を通ってその側方へ退避させて、他方側の押圧板によって脱水処理された汚泥を前記外延部に向かって押し出しながら、該外延部の下方に設けた排出部から落下させて排出するようにしたことを特徴とする。
本発明では各種補機類に該当する汚泥吸込手段10は、一次分離器10Aと、一次分離器10Aと接続された二次分離器10Bと、図示しないルーツ式真空ブロワ、排気塔、消音装置などを備えている。汚泥吸込手段10は、一次分離器10Aの入口側に接続された図示しないパイプが、汚泥バッファータンク12の排気口12Aと接続され、一次分離器10A、二次分離器10Bを介してルーツ式真空ブロワの吸引力により汚泥バッファータンク12内を減圧し、汚泥バッファータンク12内を汚泥が吸引可能な低圧状態にする。
図2に示されるように、バッファータンク12は、内部に配設された透水性の仕切板11によって粗分離室13と凝集槽15とに仕切られ、粗分離室15には、跳ね上げ式の蓋部14Bがタンク12の上端部を中心として、二点鎖線に示すように開閉可能に取り付けられている。この蓋部12Bには、蓋部12Bの下部を貫通する汚泥吸引パイプ16がタンク12内の上方へ向けて配設されており、この汚泥吸引パイプ16の入口側にはバルブ16Aが設けられ、このバルブ16Aに接続される図示しない吸引ホースから、減圧下の汚泥バッファータンク14内へ汚泥を導入することができるようになっている。
図4は、対向プランジャー形スクリーン脱水機14の横断面図、図5は対向プランジャー形スクリーン脱水機14の主要部分の横断面図、図6は対向プランジャー形スクリーン脱水機14の主要構成要素である透水スクリーンを示した図である。
図4に示されるように、対向プランジャー形スクリーン脱水機(以下、「スクリーン脱水機」と略す。)14は、ケーシング24と、透水スクリーン26と、処理水タンク28と、汚泥移送コンベア30等とから構成されている。図4及び図5(A)にも示されるように、ケーシング24の内部には、透水スクリーン26がアングル材などの各種取付部材を介して設置されているとともに、下部には透水スクリーン26から排出される水を受ける処理水タンク28がケーシング24の下方へ延設されている。ケーシング24の上部の汚泥導入パイプ接続口24Aには、透水スクリーン26の内部へ、汚泥の固形成分と液体成分との混合物を導入する汚泥導入管29が接続され、この汚泥導入管29は、図1で示される給泥ポンプ21の吐出口と接続されている。汚泥導入パイプ接続口24Aには、導入されてくる汚泥が、透水スクリーン26からオーバーフローするのを防止する逆止弁24Bが設けられている。図5(A)及び図6に示されるように、汚泥導入管29は、透水スクリーン26の入口側に設けられた汚泥導入口26Aと接続され、透水スクリーン26内に汚泥を導入することができるようになっている。
また、透水スクリーン26の内部には、左右一対の押圧板40A,40Bが対向して配置されている。この押圧板40A,40Bは、透水スクリーン26の内壁に内接しながら移動可能なように円盤状に形成されているとともに、ケーシング24の両端側に取り付けられた左右一対のシリンダ42A,42Bのロッド43A,43Bと接続され、シリンダ42A,42Bの作用によって透水スクリーン26内を摺動自在となっている。シリンダ42A,42Bは、例えば油圧シリンダを用いた場合には、油圧をコントロールすることによって押圧板40A,40Bによる圧搾力を調節することが可能であるため、汚泥の種類に応じて含水率をきめ細かく調整したり、圧搾力を高めて汚泥の含水率を極限まで少なくできるなど、様々な利点がある。
同図に示されるように、押圧板40Aには、透水スクリーン26の内壁との摩擦による磨耗を防止するために、その周縁部にゴム製のシール材44が全周に亘って取り付けられている。また、押圧板40Aの押圧面は、フッ素樹脂、或いは高分子材料等で表面処理されており、圧搾された汚泥が押圧板40Aから離れやすいように配慮されている。なお、図7では押圧板40Bについて図示していないが、押圧板40Aと同様な構成となっている。
まず、前述した汚泥バッファータンク12内で凝集し、固液分離された汚泥の混合物を図1に示される給泥ポンプ21で吸引し、汚泥導入管29を介してスクリーン脱水機14内の透水スクリーン26へ汚泥導入口26Aから導入する。この汚泥の導入時は、透水スクリーン26内の押圧板40A,40Bは、図4に示される位置に退避している。そして、透水スクリーン26内が所定量の汚泥の混合物で満たされたときに、図8に示されるように、シリンダ42Aを駆動して一方側の押圧板40Aを図中左方向に移動させ、汚泥45を他方の押圧板40Bとで挟圧する。そうすると、透水スクリーン26内の汚泥45は、押圧板40A,40Bによって圧搾され、汚泥45に含まれている水が、ウエッジワイヤ32間に形成されているスリット36を通過して矢印Xの方向へ滴下し、下方に配設されている処理水タンク28に一旦貯められる。脱水処理によって処理水タンク28に貯められた水は、例えば浮遊粒子状物質濃度が200(mg/l)以下となるため、清水として、洗浄作業などに使用することができる。
なお、図8では透水スクリーン26のやや右寄りの部分で汚泥の圧搾作業を行っているが、これに限らず、圧搾押圧板40Bを固定し、押圧板40Aのみを移動させて透水スクリーン26の左側付近で、汚泥を圧搾するようにしてもよい。
さらに本実施形態では、透水スクリーン26を構成するウエッジワイヤとして断面略三角形状のワイヤを使用しているが、これに限らず、四角形断面、円形断面のワイヤを使用することも可能である。
従って、地上に設置される処理装置としてだけではなく、移動可能な車載処理装置として構成することが可能となり、その結果、機動的に汚泥吸引、脱水減容化処理作業を行うことができ、圧搾水のリサイクル利用による環境負荷の低減、並びに道路側溝等の汚泥の回収処理、清掃費用等に係る社会資本維持管理費用としても、少ない予算で最大限の効果を生み出すことができる。
10A 一次分離器
10B 二次分離器
11 仕切板
11A バースクリーン
12 汚泥バッファータンク
12A 排気口
12B 蓋部
12C 凝集剤投入口
13 粗分離室
13A 汚泥排出口
13B 捕捉スクリーン
14 対向プランジャー形スクリーン脱水機(汚泥脱水ユニット)
15 凝集槽
15A 汚泥排出口
16 汚泥吸引パイプ
16A バルブ
17 固形物
18 緩衝板
20 ミキサー
20A 攪拌羽根
21 給泥ポンプ
22 マンホール蓋
24 ケーシング
24A 汚泥導入パイプ接続口
24B 逆止弁
24C 下部ケーシング
26 透水スクリーン
26A 汚泥導入口
26B 上部
28 処理水タンク
29 汚泥導入管
30 汚泥移送コンベア
30A スクリュウシャフト
30B 羽根
32 ウエッジワイヤ
34 リブ
36 スリット
38 外延部
38A 排出部
40A 40B 押圧板
42A 42B シリンダ
43A 43B ロッド
44 シール材
45 汚泥
46 車両
Claims (2)
- 複数の棒状ワイヤ同士又は鋼板並びに棒状ワイヤ同士を組み合わせて、該棒状ワイヤ間を所定間隔を隔てて配列することにより、該棒状ワイヤ間にはスリットが形成されているとともに、全体として円形の開口を有し、横方向に配置されてなる円筒状の透水スクリーンと、前記透水スクリーンの内部に対向して配置され、該透水スクリーンの内壁に内接しながら前記棒状ワイヤの軸方向に沿って平行に移動可能に設けられた一対の押圧板と、前記透水スクリーンの開口部両端側に設置され、前記一対の押圧板を前記透水スクリーン内で進退させるシリンダ機構と、を具備してなる汚泥脱水ユニットであって、
前記透水スクリーンの上方に汚泥導入口が設けられているとともに、該透水スクリーンの開口部片方端側に該透水スクリーンと同一の開口形状で延出する外延部が形成され、且つ該外延部の下方に汚泥排出用の排出部が設けられ、前記一対の押圧板のうち、少なくともいずれかを移動させることにより前記透水スクリーンに導入された汚泥を、両押圧板の間で挟圧、圧搾することにより汚泥中の水分を前記スリットから排水するとともに、汚泥の脱水処理後、前記押圧板のうち、前記外延部側に位置する一方の押圧板を前記透水スクリーンの内部から、該外延部内側を通ってその側方へ退避させて、他方側の押圧板によって脱水処理された汚泥を前記外延部に向かって押し出しながら、該外延部の下方に設けた排出部から落下させて排出するようにしたことを特徴とする汚泥脱水ユニット。 - 前記透水スクリーンは、その全体がケーシングによってカバーされており、該透水スクリーンの下方に該ケーシングから連続する処理水タンク、並びに前記排出部を延設することによって、該透水スクリーン、処理水タンク、排出部を密閉したスクリーン脱水機とし、汚泥を前記一対の押圧板によって圧搾することにより、該スクリーンのスリットを通過して下方へ滴下する水分を該処理水タンクによって受けるとともに、脱水処理された汚泥を該排出部から排出するようにして、汚泥の脱水処理を該スクリーン脱水機内の閉空間にて行うことを特徴とする請求項1に記載の汚泥脱水ユニット。
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