JP2519754Y2 - 自動車のフロントグリル取付構造 - Google Patents
自動車のフロントグリル取付構造Info
- Publication number
- JP2519754Y2 JP2519754Y2 JP10959190U JP10959190U JP2519754Y2 JP 2519754 Y2 JP2519754 Y2 JP 2519754Y2 JP 10959190 U JP10959190 U JP 10959190U JP 10959190 U JP10959190 U JP 10959190U JP 2519754 Y2 JP2519754 Y2 JP 2519754Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grill
- front grill
- net
- mounting structure
- mounting
- Prior art date
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本考案は自動車のフロントグリル取付構造に関する。
b.従来の技術 自動車のフロント部は、第７図のように、ボディ100
前面にフロントグリル101を螺着し、このボディ100とフ
ロントグリル101との間に合成樹脂材等の軟質材で成形
したグリルネット102を配設している。フロントグリル1
01の取付けは、ボディ100の前面開口窓103両側縁に設け
られたネジ穴104に、グリルネット102のネジ穴105とフ
ロントグリル101のネジ穴106を合わせ、ネジ107と樹脂
ナット108,109でボディ100のフロント部に螺着してい
た。
前面にフロントグリル101を螺着し、このボディ100とフ
ロントグリル101との間に合成樹脂材等の軟質材で成形
したグリルネット102を配設している。フロントグリル1
01の取付けは、ボディ100の前面開口窓103両側縁に設け
られたネジ穴104に、グリルネット102のネジ穴105とフ
ロントグリル101のネジ穴106を合わせ、ネジ107と樹脂
ナット108,109でボディ100のフロント部に螺着してい
た。
c.考案が解決しようとする課題 しかしながら、グリルネット102はフロントグリル101
とボディ100との間に挟まれ取付けられていないので、
フロントグリル101の表面にネジ107の頭部が露出し、外
観上好ましくなかった。このため、取付部分を黒色に着
色して目立たないように対策を施しているが他の部分と
別に塗装するためコストが高いものとなっていた。ま
た、グリルネット102は樹脂ナット108で予めボディ100
に取付けてから、フロントグリル101の取付が行われて
いた。さらに、グリルネット102が樹脂ナット108で固定
されていることからグリルネット102の取外しができず
整備上問題であった。
とボディ100との間に挟まれ取付けられていないので、
フロントグリル101の表面にネジ107の頭部が露出し、外
観上好ましくなかった。このため、取付部分を黒色に着
色して目立たないように対策を施しているが他の部分と
別に塗装するためコストが高いものとなっていた。ま
た、グリルネット102は樹脂ナット108で予めボディ100
に取付けてから、フロントグリル101の取付が行われて
いた。さらに、グリルネット102が樹脂ナット108で固定
されていることからグリルネット102の取外しができず
整備上問題であった。
本考案は上記課題を解決し、フロントグリル取付部の
外観の向上を図り、作業能率の向上を図り得る自動車の
フロントグリル取付構造を提供することを目的とする。
外観の向上を図り、作業能率の向上を図り得る自動車の
フロントグリル取付構造を提供することを目的とする。
d.課題を解決するための手段 本考案は上記課題を解決するため、ボディの前面にフ
ロントグリルを螺着し、このボディとフロントグリルと
の間に、軟質材で成形したグリルネットを配設した自動
車のフロントグリル取付構造において、上記グリルネッ
トの左右両側端を上記フロントグリルの取付ネジ部の前
面を通して該フロントグリル裏面側に挿入したことにあ
る。
ロントグリルを螺着し、このボディとフロントグリルと
の間に、軟質材で成形したグリルネットを配設した自動
車のフロントグリル取付構造において、上記グリルネッ
トの左右両側端を上記フロントグリルの取付ネジ部の前
面を通して該フロントグリル裏面側に挿入したことにあ
る。
e.作用 ボディの前面に軟質材で成形したグリルネットを介し
てフロントグリルを配置し、フロントグリルの左右両端
をボディに螺着する。次に、グリルネットの左右両側端
をフロントグリルの取付ネジ部の前面を通して再びフロ
ントグリルの裏面側に挿入する。こうして、フロントグ
リルの取付ネジ部をグリルネットで覆い外観の向上を図
る。
てフロントグリルを配置し、フロントグリルの左右両端
をボディに螺着する。次に、グリルネットの左右両側端
をフロントグリルの取付ネジ部の前面を通して再びフロ
ントグリルの裏面側に挿入する。こうして、フロントグ
リルの取付ネジ部をグリルネットで覆い外観の向上を図
る。
f.実施例 以下、本考案の一実施例を図面を参照しながら詳細に
説明する。
説明する。
第１図および第２図において、１は自動車のボディ
で、フロント部２にはラジエータ等の冷却風を導入する
ための開口窓３が形成されている。この開口窓３の左右
両側縁には、取付穴４を形成したステー５が設けられて
いる。７は上記開口窓３の前面に取付穴４に螺着して取
付けられたフロントグリルであり、これは前面開口窓８
の左右両側部に取付穴９を形成したステー10が垂直方向
に上下二段に分けて設けられている。このステー10は開
口窓８の両側縁と一定の間隙11を開けて設けられてい
る。このフロントグリル７の上縁および下縁には内側に
向けてステー12が突設しており、このステー12に係合穴
13を穿設している。14はボディ１とフロントグリル７と
の間に配設されるグリルネットであり、これは軟質性の
樹脂材で格子状に成形されている。このグリルネット14
の左右両側にはフロントグリル７の両側縁に係合する舌
片151，152を突設し、かつ上下縁に上記フロントグリル
７の係合穴13に係合する突片16が設けられている。グリ
ルネット14はフロントグリル７の係合穴13に突片16を係
合させた状態で、フロントグリル７と共にボディ１にネ
ジ17および樹脂ナット18を介してネジ留めされている。
グリルネット14の両側舌片151，152は第３図および第４
図のようにはフロントグリル７のステー10の前面を通し
て間隙11からフロントグリル７の側縁裏面に挿入して係
止してある。このグリルネット14にはボディ１のステー
６に対応する位置に取付穴19が形成され、この取付穴19
に対応する取付穴20を有するステー21がフロントグリル
７に設けられている。グリルネット14上縁はステー21の
手前にしてフロントグリル７と共にボディにネジ22を介
して固定されている。
で、フロント部２にはラジエータ等の冷却風を導入する
ための開口窓３が形成されている。この開口窓３の左右
両側縁には、取付穴４を形成したステー５が設けられて
いる。７は上記開口窓３の前面に取付穴４に螺着して取
付けられたフロントグリルであり、これは前面開口窓８
の左右両側部に取付穴９を形成したステー10が垂直方向
に上下二段に分けて設けられている。このステー10は開
口窓８の両側縁と一定の間隙11を開けて設けられてい
る。このフロントグリル７の上縁および下縁には内側に
向けてステー12が突設しており、このステー12に係合穴
13を穿設している。14はボディ１とフロントグリル７と
の間に配設されるグリルネットであり、これは軟質性の
樹脂材で格子状に成形されている。このグリルネット14
の左右両側にはフロントグリル７の両側縁に係合する舌
片151，152を突設し、かつ上下縁に上記フロントグリル
７の係合穴13に係合する突片16が設けられている。グリ
ルネット14はフロントグリル７の係合穴13に突片16を係
合させた状態で、フロントグリル７と共にボディ１にネ
ジ17および樹脂ナット18を介してネジ留めされている。
グリルネット14の両側舌片151，152は第３図および第４
図のようにはフロントグリル７のステー10の前面を通し
て間隙11からフロントグリル７の側縁裏面に挿入して係
止してある。このグリルネット14にはボディ１のステー
６に対応する位置に取付穴19が形成され、この取付穴19
に対応する取付穴20を有するステー21がフロントグリル
７に設けられている。グリルネット14上縁はステー21の
手前にしてフロントグリル７と共にボディにネジ22を介
して固定されている。
上記構成によると、まず、グリルネット14をフロント
グリル７に組付ける。グリルネット14は突片16をフロン
トグリル７の上下の係合穴13に係合してフロントグリル
７に組付ける。次に、フロントグリル７をボディ１前面
に配置してネジ17を樹脂ナット18に螺合する。このと
き、グリルネット14の両側部は手前に起しておきネジ留
めする。そして、ネジ17留めした後、グリルネット14の
舌片151，152を間隙11を通してフロントグリル７の裏面
側に挿入する。
グリル７に組付ける。グリルネット14は突片16をフロン
トグリル７の上下の係合穴13に係合してフロントグリル
７に組付ける。次に、フロントグリル７をボディ１前面
に配置してネジ17を樹脂ナット18に螺合する。このと
き、グリルネット14の両側部は手前に起しておきネジ留
めする。そして、ネジ17留めした後、グリルネット14の
舌片151，152を間隙11を通してフロントグリル７の裏面
側に挿入する。
そして、グリルネット14の上縁をフロントグリル７の
ステー21の手前にしてネジ22を介してグリルネット14、
フロントグリル７をボディ１にネジ留めする。
ステー21の手前にしてネジ22を介してグリルネット14、
フロントグリル７をボディ１にネジ留めする。
第５図は本考案の他の実施例で第１図と同一部分には
同符号を付してその説明を省略して示す。
同符号を付してその説明を省略して示す。
この場合、フロントグリル７とグリルネット14を一体
に組付けるため、補強板22を用いたもので、フロントグ
リル７には裏面から表面に出ないようにネジ孔23を刻設
し、グリルネット14には取付穴24を穿設している。フロ
ントグリル７とグリルネット14は補強板22を介してネジ
25をフロントグリル７のネジ孔23に螺合して一体に組付
けられている。
に組付けるため、補強板22を用いたもので、フロントグ
リル７には裏面から表面に出ないようにネジ孔23を刻設
し、グリルネット14には取付穴24を穿設している。フロ
ントグリル７とグリルネット14は補強板22を介してネジ
25をフロントグリル７のネジ孔23に螺合して一体に組付
けられている。
g.考案の効果 以上述べたように本考案による自動車のフロントグリ
ル取付構造によれば、グリルネットの左右両側端をフロ
ントグリルの取付ネジ部の前面を通してフロントグリル
裏面側に挿入したので、フロントグリルの取付ネジ部を
グリルネットによって隠すことができることから外観の
向上が図れ、かつ取付ネジ部を隠すための塗装を省略す
ることができる。また、グリルネットをフロントグリル
に取付けた状態でフロントグリルをボディに固定できる
ので、組付け作業の作業性の向上を図ることができる。
ル取付構造によれば、グリルネットの左右両側端をフロ
ントグリルの取付ネジ部の前面を通してフロントグリル
裏面側に挿入したので、フロントグリルの取付ネジ部を
グリルネットによって隠すことができることから外観の
向上が図れ、かつ取付ネジ部を隠すための塗装を省略す
ることができる。また、グリルネットをフロントグリル
に取付けた状態でフロントグリルをボディに固定できる
ので、組付け作業の作業性の向上を図ることができる。
第１図は本考案による自動車のフロントグリル取付構造
の一実施例を示す斜視図、第２図は第１図におけるフロ
ントグリルを組付けた状態のＡ−Ａ線縦断面図、第３図
は第１図におけるフロントグリルを取付けた状態のＢ−
Ｂ線横断面図、第４図はフロントグリルの組付け順序を
示す横断面図、第５図は本考案の他の実施例を示す斜視
図、第６図は第５図のフロントグリルとグリルネットを
組付けた状態のＡ−Ａ線縦断面図、第７図は従来のフロ
ントグリル取付構造を示す斜視図、第８図は第７図にお
けるフロントグリルを組付けた状態のＡ−Ａ線縦断面図
である。 １…ボディ、２…フロント部、3,8…開口窓、5,6,10…
ステー、７…フロントグリル、11…間隙、14…グリルネ
ット、151，152…舌片、16…突片、17…ネジ。
の一実施例を示す斜視図、第２図は第１図におけるフロ
ントグリルを組付けた状態のＡ−Ａ線縦断面図、第３図
は第１図におけるフロントグリルを取付けた状態のＢ−
Ｂ線横断面図、第４図はフロントグリルの組付け順序を
示す横断面図、第５図は本考案の他の実施例を示す斜視
図、第６図は第５図のフロントグリルとグリルネットを
組付けた状態のＡ−Ａ線縦断面図、第７図は従来のフロ
ントグリル取付構造を示す斜視図、第８図は第７図にお
けるフロントグリルを組付けた状態のＡ−Ａ線縦断面図
である。 １…ボディ、２…フロント部、3,8…開口窓、5,6,10…
ステー、７…フロントグリル、11…間隙、14…グリルネ
ット、151，152…舌片、16…突片、17…ネジ。
Claims (1)
- 【請求項１】ボディの前面にフロントグリルを螺着し、
このボディとフロントグリルとの間に、軟質材で成形し
たグリルネットを配設した自動車のフロントグリル取付
構造において、上記グリルネットの左右両側端を上記フ
ロントグリルの取付ネジ部の前面を通して該フロントグ
リル裏面側に挿入したことを特徴とする自動車のフロン
トグリル取付構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10959190U JP2519754Y2 (ja) | 1990-10-19 | 1990-10-19 | 自動車のフロントグリル取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10959190U JP2519754Y2 (ja) | 1990-10-19 | 1990-10-19 | 自動車のフロントグリル取付構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0467560U JPH0467560U (ja) | 1992-06-16 |
| JP2519754Y2 true JP2519754Y2 (ja) | 1996-12-11 |
Family
ID=31856817
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10959190U Expired - Fee Related JP2519754Y2 (ja) | 1990-10-19 | 1990-10-19 | 自動車のフロントグリル取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2519754Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5268677B2 (ja) * | 2009-01-26 | 2013-08-21 | 本田技研工業株式会社 | 車体構造 |
-
1990
- 1990-10-19 JP JP10959190U patent/JP2519754Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0467560U (ja) | 1992-06-16 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |