JP2518734Y2 - 物品の搬送装置 - Google Patents

物品の搬送装置

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JP2518734Y2
JP2518734Y2 JP4956291U JP4956291U JP2518734Y2 JP 2518734 Y2 JP2518734 Y2 JP 2518734Y2 JP 4956291 U JP4956291 U JP 4956291U JP 4956291 U JP4956291 U JP 4956291U JP 2518734 Y2 JP2518734 Y2 JP 2518734Y2
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magnet
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magnets
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利幸 大森
繁視 畑中
伸之 上塩入
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Kao Corp
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Kao Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は物品の搬送装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、物品の姿勢を搬送中に、一定方向
に整列ないしは方向変換させる搬送装置として、実開昭
55-105526 号公報に記載のものがある。この従来技術
は、搬送ベルトの下方位置に、該ベルトの進行方向に向
かって磁極の幅が小さくなるように、多数の磁石を磁極
が交互に逆になるように配置させて、物品の姿勢を整列
ないしは方向変換して搬送するものである。
【0003】上記従来技術によれば、物品を方向変換ガ
イド等に機械的に接触させて該物品の姿勢を整列ないし
は方向変換するものでないから、騒音がなく、ガイド詰
まり等のトラブルもない。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
は、搬送ベルト下方に配置した磁石により、磁性体から
なる物品を吸引することのみにより、該物品の姿勢を整
列ないしは方向変換するものであり、整列ないしは方向
変換のための時間と搬送距離が大となる。
【0005】本考案は、磁力を利用して物品の姿勢を整
列ないしは方向変換するに際し、整列ないしは方向変換
のための時間と搬送距離を小とすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本考案
は、一定の移動経路に沿って移動する搬送手段に物品を
載置して搬送する物品の搬送装置において、搬送手段に
よる物品移動経路に沿う上方又は下方位置に第1の磁石
を配置するとともに、物品側に第2の磁石を設け、第1
と第2の磁石のうちの一方の磁石はN極とS極とを並置
する状態で第1と第2の磁石のうちの他方の磁石に対面
可能とされ、第1と第2の磁石のうちの他方の磁石はN
極又はS極を第1と第2の磁石のうちの一方の磁石に対
面可能とされるようにしたものである。
【0007】請求項2に記載の本考案は、請求項1に記
載の本考案において更に、前記搬送手段による物品移動
経路に沿う上方又は下方位置で、第1の磁石より上流側
に、物品に設けてある第2の磁石を吸着し、第1と第2
の磁石のうちの他方の磁石が第1と第2の磁石のうちの
一方の磁石のN極及びS極の両極上を相対的に通過する
こととなるように、該物品の移動軌跡を矯正する物品案
内用磁石を配置するようにしたものである。
【0008】請求項3に記載の本考案は、請求項1又は
2に記載の本考案において更に、前記搬送手段による物
品移動経路に沿う上方又は下方位置で、第1の磁石より
下流側に、物品に設けてある第2の磁石を吸着し、第1
の磁石を通過した後の該物品の姿勢を保持する物品保持
用磁石を配置するようにしたものである。
【0009】
【作用】請求項1に記載の本考案によれば、下記の作
用効果がある。
【0010】第2の磁石を備えた物品が搬送手段によ
り第1の磁石の上方又は下方を移動するとき、第1と第
2の磁石のうちの他方の磁石がそれらの一方の磁石に対
する位置に備えるN極又はS極は、第1と第2の磁石の
うちの一方の磁石が備えるN極とS極の両極上を相対的
に通過することとなる。このため、上記他方の磁石の上
記N極又はS極は、上記一方の磁石の上記N極及びS極
との間で、吸引と反発を同時に生じせしめる。即ち、物
品は、第1と第2の磁石の間に生ずる吸引力と反発力に
より積極的に回転せしめられ、整列ないしは方向変換の
ための時間と搬送距離を小とすることができる。
【0011】請求項2に記載の本考案によれば、下記
の作用効果がある。
【0012】搬送手段による物品移動経路に沿う位置
で、第1の磁石より上流側に物品案内用磁石を配置した
から、第2の磁石を備えた物品が搬送手段により第1の
磁石の上方又は下方を移動するとき、第1と第2の磁石
のうちの他方の磁石がそれらの一方の磁石に対面する位
置に備えるN極又はS極が、第1と第2の磁石のうちの
一方の磁石が備えるN極とS極の両極上を相対的に通過
することを確実化でき、整列ないしは方向変換の信頼性
を向上できる。
【0013】請求項3に記載の本考案によれば、下記
の作用効果がある。
【0014】搬送手段による物品移動経路に沿う位置
で、第1の磁石より下流側に物品保持用磁石を配置した
から、整列ないしは方向変換された物品の姿勢を確実に
保持できる。
【0015】
【実施例】図1は本考案の第1実施例を示す模式図、図
2は本考案の第2実施例を示す模式図、図3は本考案の
第3実施例を示す模式図、図4は本考案の第4実施例を
示す模式図である。
【0016】(第1実施例)(図1参照) 搬送装置10は一定の移動経路に沿って移動する搬送ベ
ルト11に物品12を載置して搬送するものである。1
3は搬送ベルト駆動モータである。
【0017】搬送装置10は、搬送ベルト11による物
品移動経路に沿う下方位置に第1の磁石21を配置する
とともに、物品12に第2の磁石22を設けている。
【0018】尚、第2の磁石22は物品12自体に直接
的に内蔵されても良く、あるいは物品12のための搬送
用ケースの如くに間接的に付帯させるものであっても良
い。
【0019】第1の磁石21は、搬送ベルト11の移動
方向に直交する方向に 2個の平板状磁石21A、21B
を連接することにて構成され、N極とS極とを並置する
状態で、第2の磁石22に対面可能とされている。第2
の磁石22は、物品12の下面に設けられる 1個の平板
状磁石にて構成され、S極を第1の磁石21に対面可能
に配置されている。
【0020】更に搬送ベルト11による物品移動経路に
沿う下方位置で、第1の磁石21より上流側に、 2個の
平板状の物品案内用磁石23が離隔配置されている。物
品案内用磁石23は、N極を第2の磁石22に対面可能
とされ、物品12に設けてある第2の磁石22を吸着
し、第2の磁石22が第1の磁石21のN極及びS極の
両極上を相対的に通過することとなるように、物品12
の移動軌跡を矯正する。
【0021】また、搬送ベルト11による物品移動経路
に沿う下方位置で、第1の磁石21より下流側に、 2個
の平板状の物品保持用磁石24が離隔配置されている。
物品保持用磁石24は、N極を第2の磁石22に対面可
能とされ、物品12に設けてある第2の磁石22を吸着
し、第1の磁石21を通過した後の物品12の姿勢を保
持する。
【0022】尚、上述の各磁石21、22、23、24
は、永久磁石、ゴム磁石、電磁石等のいずれの磁石であ
って良い。
【0023】また、第2の磁石22は、N極を第1の磁
石21に対面可能とし、磁石23、24は、S極を第2
の磁石22に対面可能とするものであっても良い。
【0024】次に、上記第1実施例の作用について説明
する。
【0025】第2の磁石22を備えた物品12が搬送
ベルト11により第1の磁石21の上方を移動すると
き、第2の磁石22が第1の磁石21に対面する位置に
備えるS極は、第1の磁石21が備えるN極とS極の両
極上を相対的に通過することとなる。このため、第2の
磁石22の上記S極は、第1の磁石21の上記N極及び
S極との間で、吸引と反発を同時に生じせしめる。即
ち、物品12は、第1と第2の磁石21、22間に生ず
る吸引力と反発力により積極的に回転せしめられ、整列
ないしは方向変換のための時間と搬送距離を小とするこ
とができる。
【0026】搬送ベルト11による物品移動経路に沿
う位置で、第1の磁石21より上流側に物品案内用磁石
23を配置したから、第2の磁石22を備えた物品12
が搬送ベルト11により第1の磁石21の上方を移動す
るとき、第2の磁石22が第1の磁石21に対面する位
置に備えるS極が、第1の磁石21が備えるN極とS極
の両極上を相対的に通過することを確実化でき、整列な
いしは方向変換の信頼性を向上できる。
【0027】搬送ベルト11による物品移動経路に沿
う位置で、第1の磁石21より下流側に物品保持用磁石
24を配置したから、整列ないしは方向変換された物品
12の姿勢を確実に保持できる。
【0028】(第2実施例)(図2参照) 搬送装置30が搬送装置10と異なる点は、第1の磁石
21を構成する各磁石21A、21Bの長手方向を90度
転回したことと、磁石21、23、24を互いに連接し
たことのみにある。
【0029】(第3実施例)(図3参照) 搬送装置40が搬送装置30と異なる点は、第1の磁石
21を構成する磁石21Bをリング状としたことのみに
ある。
【0030】尚、本考案の実施において、上述の各磁石
21、22、23、24の平面形状は、正方形、長方
形、円形のいずれでも良く、またそれらの中心部に中空
孔部を備えるものであっても良い。
【0031】(第4実施例)(図4参照) 搬送装置50が搬送装置10と異なる点は、第1の磁石
21を、搬送ベルト11による物品移動経路に沿う上方
位置に配置し、第2の磁石22を、物品12の上面に設
けたことのみにある。尚、第1の磁石21は、搬送ベル
ト11の上方に設けたシート51上に支持される。
【0032】尚、本考案の実施においては、搬送ベルト
11に沿って設けられる第1の磁石21が、N極又はS
極を第2の磁石22に対面可能とされ、物品12に設け
られる第2の磁石22が、N極とS極とを並置する状態
で第1の磁石21に対面可能とされるものであっても良
い。
【0033】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、磁力を利
用して物品の姿勢を整列ないしは方向変換するに際し、
整列ないしは方向変換のための時間と搬送距離を小とす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の第1実施例を示す模式図であ
る。
【図2】図2は本考案の第2実施例を示す模式図であ
る。
【図3】図3は本考案の第3実施例を示す模式図であ
る。
【図4】図4は本考案の第4実施例を示す模式図であ
る。
【符号の説明】
10、30、40、50 搬送装置 11 搬送ベルト(搬送手段) 12 物品 21 第1の磁石 22 第2の磁石 23 物品案内用磁石 24 物品保持用磁石

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定の移動経路に沿って移動する搬送手
    段に物品を載置して搬送する物品の搬送装置において、
    搬送手段による物品移動経路に沿う上方又は下方位置に
    第1の磁石を配置するとともに、物品側に第2の磁石を
    設け、第1と第2の磁石のうちの一方の磁石はN極とS
    極とを並置する状態で第1と第2の磁石のうちの他方の
    磁石に対面可能とされ、第1と第2の磁石のうちの他方
    の磁石はN極又はS極を第1と第2の磁石のうちの一方
    の磁石に対面可能とされることを特徴とする物品の搬送
    装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送手段による物品移動経路に沿う
    上方又は下方位置で、第1の磁石より上流側に、物品に
    設けてある第2の磁石を吸着し、第1と第2の磁石のう
    ちの他方の磁石が第1と第2の磁石のうちの一方の磁石
    のN極及びS極の両極上を相対的に通過することとなる
    ように、該物品の移動軌跡を矯正する物品案内用磁石を
    配置する請求項1記載の物品の搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送手段による物品移動経路に沿う
    上方又は下方位置で、第1の磁石より下流側に、物品に
    設けてある第2の磁石を吸着し、第1の磁石を通過した
    後の該物品の姿勢を保持する物品保持用磁石を配置する
    請求項1又は2記載の物品の搬送装置。
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