JP2692566B2 - 物品搬送装置の方向整列装置 - Google Patents

物品搬送装置の方向整列装置

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JP2692566B2
JP2692566B2 JP5345030A JP34503093A JP2692566B2 JP 2692566 B2 JP2692566 B2 JP 2692566B2 JP 5345030 A JP5345030 A JP 5345030A JP 34503093 A JP34503093 A JP 34503093A JP 2692566 B2 JP2692566 B2 JP 2692566B2
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宏行 野村
一之 上原
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Shibuya Corp
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Kao Corp
Shibuya Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物品に設けた移動磁石
と、フレームに設けた固定磁石とを備えた物品搬送装置
に関し、より詳しくは、上記物品の方向を同一方向に整
列することができる物品搬送装置の方向整列装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、物品を載置して搬送するコンベヤ
と、上記物品に設けた移動磁石と、フレームに設けられ
て上記移動磁石を吸引する固定磁石とを備えた物品搬送
装置は、従来既に公知である(実開平5−30022号
公報)。この種の物品搬送装置においては、例えば上記
移動磁石を長方形状とし、固定磁石をコンベヤの搬送方
向に沿って長く配置すれば、上記移動磁石の長手方向を
搬送方向に向けた状態で固定磁石で吸引することによ
り、この状態で安定して物品を搬送することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記移
動磁石の長手方向を搬送方向と直交する方向に向けた場
合には、該移動磁石を固定磁石で吸引させても、移動磁
石を搬送方向と直交する方向に正確に向けさせることは
できない。このため、例えば上記物品が立方体若しくは
長方体である場合には、上記搬送手段の両側に上記物品
の方向を矯正するための一対の平行なガイドを配設し、
該一対のガイドにより物品の対向する側面を摺動可能に
挟持して物品の向きを一定に揃えるようにしていた。し
かしながらこの場合、物品とガイドとが摺接して物品に
傷を付けたり、或いは物品がガイド間に詰まる恐れがあ
った。本発明はそのような事情に鑑み、固定磁石によっ
て移動磁石の向きを、したがって物品の向きを所定の方
向に揃えることができるようにした物品搬送装置の方向
整列装置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、上述
した物品搬送装置において、上記物品に設けた移動磁石
を、所定の間隔をあけて配置した一対の移動磁石から構
成するとともに、これら一対の移動磁石におけるコンベ
ヤの載置面を向けた側の磁極をともに同極に構成し、ま
た、上記固定磁石を、上記一対の移動磁石が隔てた間隔
とほぼ同一の間隔で上記コンベヤの搬送方向に平行に配
置した一対の固定磁石から構成するとともに、これら一
対の固定磁石におけるコンベヤの載置面を向けた側の磁
極を、上記一対の移動磁石におけるコンベヤの載置面を
向けた側の磁極と異なる磁極に構成して、上記一対の固
定磁石で上記コンベヤの搬送方向と直交する方向に向け
られた上記一対の移動磁石のそれぞれを吸引させるよう
にし、かつ上記一対の固定磁石の長手方向の一部に、両
者の間隔を拡げて物品の向きを一定に揃えさせる幅広部
を設けたものである。
【0005】
【作用】上述した構成によれば、上記一対の移動磁石を
コンベヤの搬送方向と直交する方向に向けた状態で、各
移動磁石のそれぞれを一対の固定磁石で吸引した状態で
搬送することができる。このとき、上記一対の固定磁石
は、一対の移動磁石が搬送方向と直交する方向から僅か
に傾いた状態でも吸引することができるので、この場合
には物品が僅かに回転した状態で搬送されるようにな
る。しかしながら、上記一対の移動磁石が一対の固定磁
石に吸引された状態で上記幅広部に搬送されてくると、
この部分では一対の固定磁石の間隔が広くなっているの
で、各移動磁石はそれぞれの固定磁石で外側に引っ張ら
れるようになり、それによって全ての物品の各一対の移
動磁石は搬送方向と実質的に直交する方向となるように
回転整列され、したがって幅広部を通過した物品は、全
て一定方向に揃えられるようになる。
【0006】
【実施例】以下図示実施例について本発明を説明する
と、図1において、コンベヤ1は所定距離だけ離して回
転自在に軸支した一対の回転軸2と、両回転軸2に水平
に掛渡した非磁性体製の無端状平ベルト3とを備えてお
り、この平ベルト3における上方水平部の下部に平板状
の非磁性体製の支持フレーム4を設け、該支持フレーム
4で平ベルト3の下面を支持した状態で、平ベルト3上
に物品5を載置して該物品を搬送できるようにしてい
る。本実施例の物品5は直方体をしており、そのため、
物品5の底部は正方形をしており、かつ物品5の側部に
は相互に平行な2対の平坦面を備えている。なお、物品
5は、転倒し易い容器を収容して搬送するホルダであっ
てもよい。上記物品5の底部には、図2に示すように、
所定の間隔をあけて一対の移動磁石11a、11bを取
付けている。これら一対の移動磁石11a、11bは、
同一寸法の正方形をした平板状磁石から構成している。
これら一対の移動磁石11a、11bは、物品5の底部
の中心を通り、かつ物品5の側部における相互に平行な
一組の平坦面と平行な仮想の直線上に設けてあり、しか
も物品5の底部の中心から外方側に同一距離だけ位置を
ずらして設けている。それと同時に、上記一対の移動磁
石11a、11bは、それらの側部における相互に平行
な2辺が物品5の側部における相互に平行な2つの平坦
面と平行となるように物品5の底部に設けている。ま
た、これら一対の移動磁石11a、11bは、コンベヤ
1の載置面と対向する下面側をともにN極となるように
構成している。換言すると、一対の移動磁石11a、1
1bは、物品5の底部に完全に埋没している上面側をと
もにS極となるように構成している。また支持フレーム
4の下面に2列の固定磁石12a、12bを取付けて
る。これら固定磁石12a、12bにおける上面側とな
るコンベヤ1の載置面を向けた側の磁極は、ともにS極
となるようにしている。換言すると、これら固定磁石1
2a、12bにおける下面側となる磁極は、ともにN極
となるように構成している。これにより、一対の移動磁
石11a、11bが搬送方向と直交する方向となった状
態で、一方の移動磁石11aを一方の固定磁石12a
で、他方の移動磁石11bを他方の固定磁石12bでそ
れぞれ吸引しながら、コンベヤ1によって搬送できるよ
うにしている。上記一対の固定磁石12a、12bは、
次に述べる幅広部13を除いて、コンベヤ1の長手方向
に平行に配設してあり、かつ両者の間隔W1は、上記移
動磁石11a、11bの間隔W2よりも僅かに狭く設定
してある。これに対して、上記幅広部13では、その中
央部の間隔W3が上記移動磁石11a、11bの間隔W
2の間隔よりも広く、また両端部の間隔が上記間隔W1
となるように徐々に変化させてあり、それによって幅広
部13の中央部で、一対の移動磁石11a、11bが搬
送方向と実質的に直交する方向となるように、回転整列
させることができるようにしている。以上の構成におい
て、物品5の一対の移動磁石11a、11bは搬送方向
と直交する方向に向けられて、一方の移動磁石11aが
一方の固定磁石12aに、他方の移動磁石11bが他方
の固定磁石12bにそれぞれ吸引されて、コンベヤ1に
よって搬送されてくる。このとき、一対の固定磁石12
a、12bの間隔W1は、上記移動磁石11a、11b
の間隔W2よりも僅かに狭く設定してあるので、移動磁
石11a、11bがコンベヤ1の中央よりも僅かに一側
にずれても、或いは移動磁石11a、11bが搬送方向
と直交する方向から僅かに回転しても、上記固定磁石1
2a、12bは確実に各移動磁石11a、11bを吸引
することができ、したがってその状態で安定して物品5
を搬送することができる。しかしながら一対の固定磁石
12a、12bの上述した間隔W1は、確実に移動磁石
11a、11bを吸引して搬送できる反面、移動磁石1
1a、11bが搬送方向と直交する方向から僅かに回転
した状態を許容するようになる。しかるに、移動磁石1
1a、11bが搬送方向と直交する方向から僅かに回転
した状態で物品5が幅広部13に搬入されてくると、上
記幅広部13の中央部の間隔W3は上記移動磁石11
a、11bの間隔W2の間隔よりも広くなっているの
で、物品5が幅広部13の入口部から中央部に移動する
間に、一方の移動磁石11aと一方の固定磁石12aと
の吸引力と、他方の移動磁石11bと他方の固定磁石1
2bとの吸引力との間に差が生じるようになる。より具
体的には、移動磁石と固定磁石との吸引力は、平面的に
見た場合には移動磁石と固定磁石との重なり面積(図2
の斜線部の面積)として捕えることができるので、一方
の移動磁石11aと一方の固定磁石12aとの重なり面
積と、他方の移動磁石11bと他方の固定磁石12bと
の重なり面積との間に差が生じると、両重なり面積が等
しくなるように、すなわち吸引力が等しくなるように物
品5がコンベヤ1に対して移動する。この際、物品5
は、移動磁石11a、11bが搬送方向に対して斜めと
なった状態のまま両移動磁石11a、11bの方向と平
行に移動する可能性があるが、幅広部13はその中央部
を越えると間隔が徐々に狭くなるので、各移動磁石11
a、11bの重なり面積は、移動磁石11a、11bが
搬送方向に対して斜めとなった状態のままでは、幅広部
13の中央部を越えた際にその等しさを維持することが
できなくなり、したがって両移動磁石11a、11bは
少なくとも幅広部13の中央部を越える際に、両移動磁
石11a、11bが搬送方向に対して実質的に直交した
方向に向いて、各移動磁石11a、11bの重なり面積
が等しくなるようにする。その結果、全ての物品5は、
幅広部13を通過することによって一定の方向に揃えら
れ、その後、その状態のまま元の相対的に狭い間隔W1
の固定磁石12a、12bによって、安定した状態で搬
送されるようになる。
【0007】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ガイドを
使用することなしに物品の向きを一定方向に揃えること
ができるので、物品とガイドとが摺接して物品に傷を付
けたり、或いは物品がガイド間に詰まる虞がないという
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す正面図。
【図2】図1の固定磁石の配置状態を示す拡大平面図。
【符号の説明】
1…コンベヤ 4…フレーム
5…物品 11a、11b…移動磁石 12a、12b…固定磁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平6−45936(JP,U) 実開 昭51−59070(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品を載置して搬送するコンベヤと、上
    記物品に設けた移動磁石と、フレームに設けられて上記
    移動磁石を吸引する固定磁石とを備えた物品搬送装置に
    おいて、上記物品に設けた移動磁石を、所定の間隔をあけて配置
    した一対の移動磁石から構成するとともに、これら一対
    の移動磁石におけるコンベヤの載置面を向けた側の磁極
    をともに同極に構成し、 また、上記固定磁石を、上記一対の移動磁石が隔てた間
    隔とほぼ同一の間隔で上記コンベヤの搬送方向に平行に
    配置した一対の固定磁石から構成するとともに、これら
    一対の固定磁石におけるコンベヤの載置面を向けた側の
    磁極を、上記一対の移動磁石におけるコンベヤの載置面
    を向けた側の磁極と異なる磁極に構成して、 上記 一対の固定磁石で上記コンベヤの搬送方向と直交す
    る方向に向けられた上記一対の移動磁石のそれぞれを吸
    引させるようにし、 かつ上記一対の固定磁石の長手方向の一部に、両者の間
    隔を拡げて物品の向きを一定に揃えさせる幅広部を設け
    たことを特徴とする物品搬送装置の方向整列装置。
JP5345030A 1993-12-20 1993-12-20 物品搬送装置の方向整列装置 Expired - Fee Related JP2692566B2 (ja)

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