JPH0597242A - 磁気浮上式搬送方式 - Google Patents

磁気浮上式搬送方式

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JPH0597242A
JPH0597242A JP26002391A JP26002391A JPH0597242A JP H0597242 A JPH0597242 A JP H0597242A JP 26002391 A JP26002391 A JP 26002391A JP 26002391 A JP26002391 A JP 26002391A JP H0597242 A JPH0597242 A JP H0597242A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnet
work
guide body
substrate
pair
Prior art date
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Pending
Application number
JP26002391A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichi Shibata
圭一 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP26002391A priority Critical patent/JPH0597242A/ja
Publication of JPH0597242A publication Critical patent/JPH0597242A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、構成の簡略化を計ることができる
ようにした磁気浮上式搬送方式を提供することを目的と
する。 【構成】帯状をなした少なくとも一対の第1の磁石12
を基板13の搬送方向に沿って対向間隔が次第に狭くな
るよう傾斜して設け、上記基板13の幅方向両端部に薄
膜からなる帯状の少なくとも一対の第2の磁石14を上
記第1の磁石12に対面可能な間隔でほぼ平行に設け、
上記第1の磁石12と第2の磁石14との間に磁気反発
力を生じさせて上記基板13を搬送することを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はワ−クを磁気力によっ
て非接触状態で搬送するための磁気浮上式搬送方式に関
する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、液晶表示装置のガラス基板な
どのように塵埃を嫌うワ−クを搬送する場合、搬送に伴
う塵埃の発生を防止するため、上記ワ−クを磁気力を利
用して非接触状態で搬送するということが行われてい
る。
【0003】図4は従来の磁気浮上式搬送装置を示す。
同図中1は幅方向両端部に側壁2が立設されたガイド体
である。このガイド体1の上面には帯状の一対の第1の
永久磁石3が紙面に直交する長手方向に沿って平行に設
けられている。
【0004】上記ガイド体1に沿って搬送されるワ−ク
としての液晶表示装置の基板4は移動台5の上面に設け
られた支持部6に係合載置されている。この移動台5の
下面には上記第1の永久磁石3と対向する一対の帯状の
第2の永久磁石7が平行に設けられている。上記第1の
永久磁石3と第2の永久磁石7との間には磁気反発力が
発生し、それによって上記移動台5はガイド体1上で非
接触状態で浮上させられる。浮上した移動台5には、適
宜の手段によって推進力が与えられることで、上記ガイ
ド体1に沿って走行する。
【0005】上記移動台5の幅方向両端面にはそれぞれ
磁性体8が設けられている。これら磁性体8と対応する
上記ガイド体1の側壁2上端にはそれぞれ電磁石9が設
けられている。これら電磁石9に流す電流を制御するこ
とで、基板4を搬送する移動台5がガイド体1の幅に片
寄りするのが防止される。
【0006】ところで、このような構成の搬送装置にお
いては、基板4を搬送するのに、移動台5を用い、基板
4とともに移動台5を浮上させなければならない。その
ため、移動台5によって全体の構成が大型化するという
ことがあった。また、移動台5がガイド体1に対して片
寄りするのを防止するため、上記ガイド体1に電磁石9
を設け、この電磁石9に流す電流値を制御しなければな
らない。そのため、電磁石9を制御する制御回路が必要
となるから、構成が複雑化し、コスト高を招くというこ
とがあった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の搬
送装置においては、ワ−クを搬送するのに移動台を用
い、この移動台のガイド体に対する位置づれを電磁石に
よって制御していたので、装置が大型化したり、構成が
複雑化するなどのことがあった。
【0008】この発明は上記事情にもとづきなされたも
ので、その目的とするところは、移動台を用いずにワ−
クを非接触状態で搬送できるようにするとともに、ガイ
ド体に対してワ−クの位置がづれるのを電磁石を用いず
に防止できるようにした磁気浮上式搬送方式を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明は、帯状をなした少なくとも一対の第1の磁
石をワ−クの搬送方向に沿って対向間隔が次第に狭くな
るよう傾斜して設け、上記ワ−クの幅方向両端部に薄膜
からなる帯状の少なくとも一対の第2の磁石を上記第1
の磁石に対面可能な間隔でほぼ平行に設け、上記第1の
磁石と第2の磁石との間に磁気反発力を生じさせて上記
ワ−クを搬送することを特徴とする。
【0010】
【作用】上記構成によれば、ワ−クに薄膜からなる第2
の磁石が直接形成されることで、このワ−クを移動台を
用いずに非接触状態で支持することができ、またガイド
体に設けられる一対の第1の磁石の対向間隔がワ−クの
搬送方向に向かって次第に狭く設定されていることで、
ワ−クの搬送方向と交差する方向への位置づれを防止す
ることができる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を参照して
説明する。
【0012】図1と図2はこの発明の第1の実施例を示
し、図中11はガイド体である。このガイド体11は長
尺な板状をなし、その上面には一対で一組をなす複数組
の第1の磁石12が長手方向に沿って所定間隔で設けら
れている。この第1の磁石12は帯板状の永久磁石から
形成されていて、各組の一対の第1の磁石12は矢印X
で示す後述するワ−クの搬送方向にゆくにしたがって対
向間隔が次第に狭くなるよう、ガイド体11の幅方向内
方にむかって角度θで傾斜して設けられている。
【0013】上記ワ−クはたとえば液晶表示装置に用い
られるガラス製の基板13からなる。この基板13の幅
方向両端部の上面にはそれぞれ薄膜によって帯状に形成
された第2の磁石14が設けられている。つまり、第2
の磁石14は、上記基板13に磁性材料を塗布やスパッ
タリングなどの手段によって帯状に設けたのち、これら
磁性材料を磁化することで形成されている。基板13を
ガイド体11の上方に配置した状態において、上記第1
の磁石12と第2の磁石14との間には磁気反発力が生
じ、その反発力によって基板13は上記ガイド体11上
に非接触状態で浮上支持されるようになている。
【0014】このような構成において、第1の磁石12
と第2の磁石14との間に生じた反発力によってガイド
体11上に浮上支持された基板13に矢印X方向の推進
力を与えると、この基板13はその推進力によってガイ
ド体11上をX方向に沿って移動する。一対の帯状の第
1の永久磁12は基板13の搬送方向に対して角度θ、
つまりガイド体11の幅方向内方に向かって傾斜して設
けられ、第2の磁石14は移動方向Xと平行に設けられ
ている。そのため、第1の磁石12と第2の磁石14と
の間には、基板13を浮上させる反発力だけでなく、基
板13をガイド体11の幅方向中心へ寄せようとする反
発力が生じるから、その反発力により、基板13は、ガ
イド体11上で移動方向Xと交差する方向にづれるのが
防止されながら移動する。
【0015】すなわち、上記構成の搬送装置によれば、
基板13に薄膜からなる第2の磁石14を直接設けるよ
うにしたから、上記基板13を従来のように保持台を用
いずに、ガイド体11上に非接触状態で浮上支持するこ
とができる。また、上記第1の磁石12を基板13の搬
送方向に沿って対向間隔が次第に狭くなるよう傾斜させ
たから、従来のように電磁石を用いて基板13がガイド
体11の幅方向にずれるのを防止せずにすむ。
【0016】図3はこの発明の第2の実施例を示し、こ
の実施例は基板13の幅方向両端部の上下両面および端
面の三方向に沿って薄膜からなる第2の磁石14aを設
けるようにした。このような構成であっても、上記一実
施例と同様の作用効果が得られる。
【0017】なお、ワ−クとしては液晶表示装置の基板
に限定されず、他のものであってもよく、要は塵埃を嫌
う被搬送物で、磁気を通す材質のものであれば、適用す
ることができる。また、ガイド体に設けられる第1の磁
石は永久磁石に代わり、複数の分割体であってもよく、
さらに電磁石であってもよい。
【0018】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明は、ガイド体
に設けられる一対の帯状の第1の磁石を、ワ−クの搬送
方向に沿って対向間隔が次第に狭くなるよう傾斜させて
設けるとともに、ワ−クの幅方向両端部には薄膜からな
る第2の磁石を直接、設けるようにした。
【0019】そのため、上記ワ−クをガイド体上に直
接、非接触状態で浮上支持することができるから、移動
台を用いなければならなかった従来に比べて装置の小型
化を計ることができる。また、第1の磁石が傾斜して設
けられていることで、ワ−クが搬送方向と交差する方向
にずれるのを、従来のように電磁石を用いて制御せずに
すむから、構成の簡略化を計ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の構成を示す平面図。
【図2】同じく第1図のA−A線に沿う拡大断面図。
【図3】この発明の他の実施例を示すワ−クの断面図。
【図4】従来の磁気浮上式搬送装置の断面図。
【符号の説明】
11…ガイド体、12…第1の磁石、13…基板(ワ−
ク)、14…第2の磁石。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状をなした少なくとも一対の第1の磁
    石をワ−クの搬送方向に沿って対向間隔が次第に狭くな
    るよう傾斜して設け、上記ワ−クの幅方向両端部に薄膜
    からなる帯状の少なくとも一対の第2の磁石を上記第1
    の磁石に対面可能な間隔でほぼ平行に設け、上記第1の
    磁石と第2の磁石との間に磁気反発力を生じさせて上記
    ワ−クを搬送することを特徴とする磁気浮上式搬送方
    式。
JP26002391A 1991-10-08 1991-10-08 磁気浮上式搬送方式 Pending JPH0597242A (ja)

Priority Applications (1)

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JP26002391A JPH0597242A (ja) 1991-10-08 1991-10-08 磁気浮上式搬送方式

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JP26002391A JPH0597242A (ja) 1991-10-08 1991-10-08 磁気浮上式搬送方式

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JPH0597242A true JPH0597242A (ja) 1993-04-20

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ID=17342234

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JP26002391A Pending JPH0597242A (ja) 1991-10-08 1991-10-08 磁気浮上式搬送方式

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007084338A (ja) * 2005-08-25 2007-04-05 Toyama Univ 磁気浮上装置並びに磁気浮上方法
US7770714B2 (en) 2007-08-27 2010-08-10 Canon Anelva Corporation Transfer apparatus
JP2011105446A (ja) * 2009-11-17 2011-06-02 Miura:Kk 搬送装置
WO2015133110A1 (ja) * 2014-03-03 2015-09-11 株式会社アスラビット 手提げ用具

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