JP2011105446A - 搬送装置 - Google Patents

搬送装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011105446A
JP2011105446A JP2009261944A JP2009261944A JP2011105446A JP 2011105446 A JP2011105446 A JP 2011105446A JP 2009261944 A JP2009261944 A JP 2009261944A JP 2009261944 A JP2009261944 A JP 2009261944A JP 2011105446 A JP2011105446 A JP 2011105446A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conveying
transport
guide
plate
permanent magnet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009261944A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5629084B2 (ja
Inventor
Takao Miura
孝夫 三浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MIURA KK
Original Assignee
MIURA KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MIURA KK filed Critical MIURA KK
Priority to JP2009261944A priority Critical patent/JP5629084B2/ja
Publication of JP2011105446A publication Critical patent/JP2011105446A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5629084B2 publication Critical patent/JP5629084B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Reciprocating Conveyors (AREA)

Abstract

【課題】塵埃発生の抑制に好適な搬送装置を提供する。
【解決手段】搬送路としての架台1の上面の幅方向両側に平行配置され、上下面に磁極が存在するよう磁化した下部永久磁石6Bと、前記搬送路の下部永久磁石6Bと対向する幅方向両側位置に平行配置され、上下面に磁極が存在し且つ下部永久磁石6Bに対して同極で対面するよう磁化された上部永久磁石6Aを備え、ワークWを積載可能な搬送板2と、搬送路の両側に配置された一対のガイドレール11と一対のガイドレール11に転動状態で接触するよう搬送板2の両側に配置された複数のガイドローラ8とよりなるガイド手段7と、搬送板2を搬送路に沿って搬送方向に移動させる駆動手段4と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、搬送装置に関し、特に、塵埃を嫌うクリーンルーム内で用いるに好適な搬送装置に関するものである。
従来から例えば医薬品や食品製造工場等のクリーンルーム内での使用を目的としたベルトコンベアやローラコンベア等の搬送装置が提案されている(特許文献1〜3参照)。
特許文献1では、間隔を設けて一対の小径ローラを配置すると共に前記各小径ローラの下方にそれぞれ駆動ローラを設け、前記小径ローラ及び駆動ローラの外周面を利用してループ状のベルトを張設し、前記駆動ローラを同期回転させるようにしたものであって、コンベア自体から発生した微細な塵がベルトの搬送面側に付着しないようにして、被搬送物に塵が付着しにくいベルトコンベアとしている。
特許文献2、3では、搬送ローラを支持するコンベヤフレームの側面板の外側に溝形のフレームカバーを設置し、このフレームカバーと側面板により形成される筒状空間を、電気配線やセンサ等の周辺品の設置空間としたり、搬送ローラを駆動する駆動ギヤ類を収容する設置空間として、ローラコンベヤとして、発塵性を抑制し、防水性及び洗浄性を高めるようにしている。
特開平09−142629号公報 特開平11−263421号公報 特開2000−118710号公報
しかしながら、上記従来例では、クリーンルーム内においてモータによりコンベアを駆動するため、モータ等の駆動部から摩耗粉等の塵埃が発生すると共に、ワークとベルトまたはローラとがこすれることにより微粒子の塵埃が発生し、塵埃が発生しない環境の維持に対して、課題があった。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、塵埃発生の抑制に好適な搬送装置を提供することを目的とする。
本発明は、搬送路としての架台の上面の幅方向両側に平行配置され、上下面に磁極が存在するよう磁化した下部永久磁石と、前記搬送路の下部永久磁石と対向する幅方向両側位置に平行配置され、上下面に磁極が存在し且つ下部永久磁石に対して同極で対面するよう磁化された上部永久磁石を備え、ワークを積載可能な搬送板と、搬送路の両側に配置された一対のガイドレールと一対のガイドレールに転動状態で接触するよう搬送板の両側に配置された複数のガイドローラとよりなるガイド手段と、搬送板を搬送路に沿って搬送方向に移動させる駆動手段と、を備える。
したがって、本発明では、上下永久磁石は互いに反発し、上部永久磁石を鉛直方向上方に磁気浮上させて、ワークを積載する搬送板を浮動支持する。また、搬送に伴う搬送板の移動時および移動位置においても、上部永久磁石を鉛直方向上方に磁気浮上させて、ワークを積載する搬送板を浮動支持する。即ち、ワークの搬送方向への移動は、磁気浮上手段により浮上された状態で行われるため、少ない動力で移動ができ、省エネルギとすることができる。
本発明の一実施形態を示す搬送装置の概略正面図。 同じく搬送装置の概略平面図。 同じく搬送装置の概略側面図。 同じく搬送装置の要部の拡大図。 同じく搬送装置の要部の拡大図。
以下、本発明の搬送装置を実施形態に基づいて説明する。
図1〜図3に示す本発明を適用した実施形態の搬送装置は、ワークWの搬送方向に沿って配置された枠体よりなる架台1の上部(搬送路を構成する)に配置されて、ワークWを積載する搬送板2を搬送方向に移動可能に支持すると共に搬送方向に案内する支持案内部3と、支持案内部3の下方において架台1に配置されて、ワークWを搬送方向に移動させる駆動手段4と、を備える。前記架台1は、各脚部に高さ調整が可能なアジャスタ5が取付けられ、床面に各脚部の先端が確実に着座するようにしている。これにより、架台1の上面を水平状態に調整することができる。
前記支持案内部3は、架台1上で搬送板2を磁気浮上させて支持する磁気浮上手段6と、前記磁気浮上手段6により浮上された搬送板2を搬送方向に案内するガイド手段7と、を備える。
前記磁気浮上手段6は、図4,5に詳細に示すように、前記搬送板2の搬送方向に対する両側領域の下方に配置された上部永久磁石6Aと、上部永久磁石6Aに対向させて架台1上面の搬送方向に対する両側領域に配置され且つ架台1の長手方向に全領域に渡って配置された下部永久磁石6Bと、を備える。前記上部永久磁石6Aは上下方向(鉛直方向)に磁化されて上下面に磁極が存在するよう構成され、下部永久磁石6Bも上下方向(鉛直方向)に磁化されて上下面に磁極が存在するよう構成されている。前記上部永久磁石6Aと下部永久磁石6Bとは対向する面同士が同極となるよう磁化されている。
このため、上下永久磁石6A、6Bは互いに反発し、上部永久磁石6Aを鉛直方向上方に磁気浮上させて、ワークWを積載する搬送板2を浮動支持する。また、下部永久磁石6Bは架台1の長手方向に全領域に渡って配置されているため、搬送に伴う搬送板2の移動時および移動位置においても、上部永久磁石6Aを鉛直方向上方に磁気浮上させて、ワークWを積載する搬送板2を浮動支持する。ワークWの搬送方向への移動は、磁気浮上手段6により浮上された状態で行われるため、少ない動力で移動ができ、省エネルギとなっている。
前記磁気浮上手段6により浮上された搬送板2を搬送方向に案内するガイド手段7は、前記搬送板2の搬送方向に対する両側面において、搬送方向と直交し且つ水平方向の軸回りに回転可能であり、搬送方向に等間隔に配列した複数(図示例では10個)の第1ガイドローラ8Aと、同じく搬送方向と直交し且つ鉛直方向の軸回りに回転可能であり、搬送方向に等間隔に配列した複数(図示例では5個)の第2ガイドローラ8Bと、を備える。
これらのガイドローラ8A、8Bの各軸は、前記搬送板2の搬送方向に対する両側面に縦辺が固定され他方の横辺が縦辺の下方から横方向外側に向かって延びるL字状のアングル9を介して固定される。即ち、第1ガイドローラ8Aの軸がL字状のアングル9の縦辺に固定され、第2ガイドローラ8Bの軸がL字状のアングル9の横方向外側に向かって延びる横辺に固定されている。なお、前記磁気浮上手段6における搬送板2に設置される上部永久磁石6Aは、L字状のアングル9の横方向外側に向かって延びる横辺の下面に配置されている。
また、搬送板2の上面の両側部分には、樹脂製よりなる規制バー10が取付けられている。この規制バー10は、搬送板2上に積載するワークWの搬送方向に対する横方向への位置ずれを規制し、ワークWがガイドレール11等と擦れることを防止するようにしている。
また、搬送板2を搬送方向に案内するガイド手段7は、図4,5に詳細に示すように、前記搬送板2の両側に設けた第1,2ガイドローラ8A、8Bが転動状態で接触するL字状の一対のガイドレール11を、前記枠体に支持させて前記搬送板2の長手方向両側に配置して備える。当該一対のガイドレール11は、第2ガイドローラ8Bが転動接触する縦辺と、縦辺の上方から搬送板2に向かって横方向内側に向かって延び、第1ガイドローラ8Aが下面から接触する横辺と、から構成されている。
前記一対のガイドレール11は、上方に配置した複数(図示例では夫々のガイドレール11に3個)のエアシリンダ12のピストンロッドに固定され、エアシリンダ12により予め設定した押し圧力でガイドレール11を下方に押圧付勢している。各エアシリンダ12は、架台1を構成する枠体の長手方向(搬送方向と平行な)の両側面から上方に起立させた取付ブラケット13に夫々固定配置されている。
上記した支持案内部3の構成では、搬送板2は搬送方向のどの位置においても磁気浮上手段6により磁気浮上した状態で支持され、また、ガイドレール11と第1,2ガイドローラ8A,8Bとの転動接触により、搬送板2は搬送方向に円滑に案内して移動させることができる。しかも、その際に、ワークWおよび搬送板2と架台1およびガイドレール11等との間での摺動移動がないため、搬送に伴う塵埃の発生がない。また、ガイドレール11に対するガイドローラ8A,8Bの転動移動においても、エアシリンダ12により予め設定した押し圧力で接触するのみであるため、この接触部位においても、搬送に伴う塵埃の発生が抑制されている。
また、磁気浮上手段6により磁気浮上した搬送板2にワークWを積載すると、搬送板2はワークWの重力により下方に押し下げる付勢力を受け、磁気浮上手段6の上下永久磁石6A,6B同士の反発力と釣り合う位置まで搬送板2が僅かに下降する。この搬送板2の下降は、ガイド手段7の第1,2ガイドローラ8A,8Bの下降を伴う。
エアシリンダ12は、ガイドレール11を予め設定した押し圧力で下方に付勢しているため、ガイドレール11は第1,2ガイドローラ8A,8Bの下降に追従して下降し、第1,2ガイドローラ8A,8Bとの接触状態を維持する。このため、搬送板2に積載するワークWの重量が変化しても、ガイドレール11と第1,2ガイドローラ8A,8Bとの転動接触状態が維持され、ガイド手段7は搬送板2の搬送方向へのガイド機能を損なうことはない。
ワークWを搬送方向に移動させる駆動手段4は、図1,2に示すように、支持案内部3の下方において架台1に配置された一対の水圧ラムシリンダ15A,15Bを備える。前記一対の水圧ラムシリンダ15A,15Bは、固定のシリンダ本体内に2段の中空ラムが入れ子式に挿入され、中空ラム内に最伸長する小径ラムが挿入された構成となっている。このため、シリンダ本体に水圧が供給された際には、2段の中空ラムとその内部の小径ラムとが順次伸長され、最伸長時にはシリンダ本体の長さの4倍弱程度の長さに全長が伸長される。
各中空ラムの先端および小径ラムの先端には支持ローラ16が配置され、架台1に長手方向に配置された案内レール17上にこれら支持ローラ16を転動させるよう構成している。これにより、各ラムの伸長時におけるラム先端を支持して、伸長時における水圧ラムシリンダ15のラジアル方向の荷重を打ち消すようにしている。また、水圧ラムシリンダ15であり、その摺動部は使用する水により湿潤されるため、塵埃の発生や付着を抑制することができる。
一対の水圧ラムシリンダ15A,15Bは架台1の長手方向に平行となるよう配置されている。そして、一方の水圧ラムシリンダ15Aは、そのシリンダ本体が架台1の長手方向一方の端部において、長手方向他方の端部に向かって伸長するよう架台1に固定して配置している。また、他方の水圧ラムシリンダ15Bは、そのシリンダ本体が架台1の長手方向他方の端部において、長手方向一方の端部に向かって伸長するよう架台1に固定して配置している。
そして、各水圧ラムシリンダ15A,15Bの小径ラムの先端には、上方に延びるプレート18が固定され、プレート18の上端は、搬送板2の搬送方向前端または後端の枠体に内側から当接して係合するよう構成している。即ち、架台1の長手方向一方の端部に配置された水圧ラムシリンダ15Aの小径ラムの先端に設けたプレート18は、搬送板2の前記一方の端部から離れた側の枠体に内側から当接して係合する。また、架台1の長手方向他方の端部に配置された水圧ラムシリンダ15Bの小径ラムの先端に設けたプレート18は、搬送板2の前記他方の端部から離れた側の枠体に内側から当接して係合する。
このため、一方の水圧ラムシリンダ15Aが最収縮状態から伸長される際には、搬送板2が架台1の一方から他方側に押出されるものであるが、一方の水圧ラムシリンダ15Aの伸長に応じて、他方の水圧ラムシリンダ15Bが最伸長状態から収縮される。同様に、他方の水圧ラムシリンダ15Bが最収縮状態から伸長される際には、搬送板2が架台1の他方から一方側に押出されるものであるが、他方の水圧ラムシリンダ15Bの伸長に応じて、一方の水圧ラムシリンダ15Aが最伸長状態から収縮される。
各水圧ラムシリンダ15A,15Bのシリンダ底部には夫々水圧ポンプ20A,20Bが接続され、各水圧ポンプ20A,20Bとシリンダ底部とを接続する配管は途中より分岐してタンク23へ還流するドレーン配管が夫々配置されている。各ドレーン配管の途中には、開閉弁21A,21Bと可変絞り22とが直列に配置されている。従って、一方の水圧ラムシリンダ15Aが伸長される際には、当該シリンダに連結したポンプ20Aが駆動されると共にそのドレーン配管が開閉弁21Aにより遮断され、他方のシリンダ15Bに連結したポンプ20Bは停止状態とすると共にそのドレーン配管は開閉弁21Bが開放される。
このため、一方の水圧ラムシリンダ15Aが伸長され、搬送板2が他方に移動し、それに連れて他方の水圧ラムシリンダ15Bが収縮され、他方の水圧ラムシリンダ15B内の液水はドレーン配管の可変絞り22による制動を受けつつタンク23に還流される。同様に、他方の水圧ラムシリンダ15Bが伸長され、搬送板2が一方に移動し、それに連れて一方の水圧ラムシリンダ15Aが収縮され、一方の水圧ラムシリンダ15A内の液水はドレーン配管の可変絞り22による制動を受けつつタンク23に還流される。
なお、架台1の両端には、水圧ラムシリンダ15A,15Bの最伸長時の小径ラム先端の位置を検出する近接スイッチ25が配置されており、この近接スイッチ25により搬送板2が搬送方向終端位置に到達したことを検出するようにしている。
以上の構成の搬送装置の動作について以下に説明する。
図1に示す状態においては、搬送板2が架台1の一方側に位置し、一方の水圧ラムシリンダ(第1水圧ラムシリンダ15Aとする)からは加圧水が排出されて最収縮状態であると共に他方の水圧ラムシリンダ(第2水圧ラムシリンダ15Bとする)には加圧水が供給されて最伸長状態となっている。即ち、第1水圧ラムシリンダ15Aに連なる水圧ポンプ(第1水圧ポンプ20A)は停止され、それに連なる開閉弁(第1開閉弁21A)は開放状態となっている。また、第2水圧ラムシリンダ15Bに連なる水圧ポンプ(第2水圧ポンプ20B)は停止状態であり、それに連なる開閉弁(第2開閉弁21B)は遮断状態となっている。
磁気浮上手段6により磁気浮上された搬送板2上にはワークWが積載されており、搬送板2はワークWの重力により下方に押し下げる付勢力を受け、磁気浮上手段6の上下永久磁石6A,6B同士の反発力と釣り合う位置まで搬送板2が僅かに下降し、ガイド手段7の第1,2ガイドローラ8A,8Bも僅かに下降している。しかし、ガイドレール11は、エアシリンダ12で下方付勢されているため、第1,2ガイドローラ8A,8Bとの接触状態が維持され、ガイド手段7の機能が維持されている。
この状態において、第2水圧ポンプ20Bに連なる第2開閉弁21Bを開放し、次いで、第1水圧ポンプ20Aを駆動すると共に第1開閉弁21Aを遮断すると、第1水圧ポンプ20Aよりの加圧水が第1水圧ラムシリンダ15Aに供給され、第1水圧ラムシリンダ15Aが伸長を開始する。同時に第2水圧ラムシリンダ15B内の液水が第2開閉弁21Bおよび可変絞り22を介して排出され、搬送板2が他方に向かって移動する。その移動速度は、第2開閉弁21Bに直列に配置した可変絞り22の絞り度合いにより調節することができる。
搬送板2の移動によっても、磁気浮上手段6による磁気浮上は継続され、ガイド手段7の第1,2ガイドローラ8A,8Bとガイドレール11との接触状態が維持され、ガイド手段7の機能が維持されている。
この移動が継続されて第1水圧ラムシリンダ15Aが最伸長状態(第2水圧ラムシリンダ15Bは最収縮状態)となると、その先端側の小径ラム先端を近接スイッチ25により検出して第1水圧ポンプ20Aが停止され、搬送板2は停止され、ワークWが架台1の他方の端部に搬送される。
ワークWが搬送板2から搬出されると、磁気浮上手段6により磁気浮上されている搬送板2はワークWの重力が解かれるため、磁気浮上手段6の上下永久磁石同士の反発力とガイドレール11に加わる押し下げ力とが釣り合う位置まで搬送板2が僅かに上昇する。しかし、ガイドレール11は、エアシリンダ12で下方付勢されているため、第1,2ガイドローラ8A,8Bとの接触状態が維持され、ガイド手段7の機能が維持されている。
このため、第1水圧ポンプ20Aに連なる第1開閉弁21Aを開放し、次いで、第2水圧ポンプ20Bを駆動すると共に第2開閉弁21Bを遮断すると、第2水圧ポンプ20Bよりの加圧水が第2水圧ラムシリンダ15Bに供給され、第2水圧ラムシリンダ15Bが伸長を開始する。同時に第1水圧ラムシリンダ15A内の液水が第1開閉弁21Aおよび可変絞り22を介して排出され、搬送板2が他方から一方に向かって移動する。その移動速度は、第1開閉弁21Aに直列に配置した可変絞り22の絞り度合いにより調節することができる。搬送板2の移動によっても、磁気浮上手段6による磁気浮上は継続され、ガイド手段7の第1,2ガイドローラ8A,8Bとガイドレール11との接触状態が維持され、ガイド手段7の機能が維持されている。
この移動が継続されて第2水圧ラムシリンダ15Bが最伸長状態(第1水圧ラムシリンダ15Aは最収縮状態)となると、その先端側の小径ラム先端を近接スイッチ25により検出して第2水圧ポンプ20Bが停止され、搬送板2は停止され、架台1の一方の端部に搬送される。
なお、上記実施形態では、駆動手段として、水圧ラムシリンダを用いるものについて説明したが、例えば、搬送路に沿って複数の搬送用コイルを配列し、この搬送用コイルを順次励磁して搬送方向に搬送板を駆動するリニアアクチュエータを用いるものであってもよく、また、その他の駆動方法、例えば、チェーンやワイヤー駆動方式を用いるものであってもよい。
また、上記実施形態における駆動手段4の水圧源として、各水圧ラムシリンダ15A,15B毎に専用のポンプ20A,20Bおよび開閉弁21A,21Bを使用するようにしているが、1個のポンプから、若しくは、外部から導入した加圧水を、ワークWの搬送方向に応じて切換弁によりいずれか選択した水圧ラムシリンダ15A,15Bへ加圧水を供給するようにしてもよい。
本実施形態においては、以下に記載する効果を奏することができる。
(ア)搬送路としての架台1の上面の幅方向両側に平行配置され、上下面に磁極が存在するよう磁化した下部永久磁石6Bと、前記搬送路の下部永久磁石6Bと対向する幅方向両側位置に平行配置され、上下面に磁極が存在し且つ下部永久磁石6Bに対して同極で対面するよう磁化された上部永久磁石6Aを備え、ワークWを積載可能な搬送板2と、搬送路の両側に配置された一対のガイドレール11と一対のガイドレール11に転動状態で接触するよう搬送板2の両側に配置された複数のガイドローラ8とよりなるガイド手段7と、搬送板2を搬送路に沿って搬送方向に移動させる駆動手段4と、を備える。
このため、上下永久磁石6A,6Bは互いに反発し、上部永久磁石6Aを鉛直方向上方に磁気浮上させて、ワークWを積載する搬送板2を浮動支持する。また、搬送に伴う搬送板2の移動時および移動位置においても、上部永久磁石6Aを鉛直方向上方に磁気浮上させて、ワークWを積載する搬送板2を浮動支持する。即ち、ワークWの搬送方向への移動は、磁気浮上手段6により浮上された状態で行われるため、少い動力で移動ができ、省エネルギとすることができる。
また、磁気浮上手段6により磁気浮上した搬送板2にワークWを積載すると、搬送板2はワークWの重力により下方に押し下げる付勢力を受け、磁気浮上手段6の上下永久磁石6A,6B同士の反発力と釣り合う位置まで搬送板2が僅かに下降する。しかしながら、ガイドレール11とガイドローラ8との転動接触により、搬送板2は搬送方向に円滑に案内して移動させることができる。しかも、その際に、ワークWおよび搬送板2と架台1およびガイドレール11等との間での摺動移動がないため、搬送に伴う塵埃の発生がない。
(イ)一対のガイドレール11は、搬送路に向かって対面する縦壁と搬送路面に対面する横壁とを備え、 前記ガイドローラ8は、ガイドレール11の縦壁に転動接触する複数の第1ガイドローラ8Aと、ガイドレール11の横壁に搬送路面側から接触する複数の第2ガイドローラ8Bと、から構成され、前記一対のガイドレール11は上下方向に移動可能に配置されると共に予め設定した押圧力により搬送路面側に付勢されている。
このため、磁気浮上手段6により磁気浮上した搬送板2にワークWを積載すると、搬送板2はワークWの重力により下方に押し下げる付勢力を受け、磁気浮上手段6の上下永久磁石6A,6B同士の反発力と釣り合う位置まで搬送板2が僅かに下降する。ガイドレール11も搬送板2の下降に伴って付勢力により下降するため、ガイドレール11と第1,2ガイドローラ8A,8Bとの転動接触が維持され、搬送板2は搬送方向に円滑に案内して移動させることができる。しかも、その際に、ワークWおよび搬送板2と架台1およびガイドレール11等との間での摺動移動がないため、搬送に伴う塵埃の発生がない。
(ウ)駆動手段4は、搬送路の一端に配置された水圧ラムシリンダ15Aと、搬送路の他端に配置された水圧ラムシリンダ15Bと、により構成され、各ラムシリンダ15A,15Bのラム先端は搬送板2の上下動を許容するように係合し、一方のラムシリンダ15Aの伸長時に他方のラムシリンダ15Bを収縮させて搬送板2を搬送方向に移動させるため、水圧ラムシリンダ15A,15Bの摺動部は使用する水により湿潤され、塵埃の発生や付着を抑制することができる。このため、防爆エリアでも使用することができる。
(エ)水圧シリンダは多段階に伸長する入れ子式のラムを備えるため、長い搬送路においても、搬送板2を搬送方向に往復移動させることができる。
(オ)水圧シリンダのラム先端は、支持ローラ16によりラジアル方向荷重が支持されて伸縮方向に案内されるため、水圧ラムシリンダ15A,15Bの伸縮に伴う摩擦力を低減でき、軽快に伸縮させることができる。
W ワーク
1 架台
2 搬送板
3 支持案内部
4 駆動手段
5 アジャスタ
6 磁気浮上手段
6A 上部永久磁石
6B 下部永久磁石
7 ガイド手段
8A 第1ガイドローラ
8B 第2ガイドローラ
11 ガイドレール
12 エアシリンダ
15A,15B 水圧ラムシリンダ
16 支持ローラ
17 案内レール
18 プレート

Claims (5)

  1. 搬送路の幅方向両側に平行配置され、上下面に磁極が存在するよう磁化した下部永久磁石と、
    前記搬送路の下部永久磁石と対向する幅方向両側位置に平行配置され、上下面に磁極が存在し且つ下部永久磁石に対して同極で対面するよう磁化された上部永久磁石を備え、ワークを積載可能な搬送板と、
    搬送路の両側に配置された一対のガイドレールと一対のガイドレールに転動状態で接触するよう搬送板の両側に配置された複数のガイドローラとよりなるガイド手段と、
    搬送板を搬送路に沿って搬送方向に移動させる駆動手段と、を備えることを特徴とする搬送装置。
  2. 前記一対のガイドレールは、搬送路に向かって対面する縦壁と搬送路面に対面する横壁とを備え、
    前記ガイドローラは、ガイドレールの縦壁に転動接触する複数の第1ガイドローラと、ガイドレールの横壁に搬送路面側から接触する複数の第2ガイドローラと、から構成され、
    前記一対のガイドレールは上下方向に移動可能に配置されると共に予め設定した押圧力により搬送路面側に付勢されていることを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記駆動手段は、搬送路の一端に配置された水圧ラムシリンダと、搬送路の他端に配置された水圧ラムシリンダと、により構成され、
    各ラムシリンダのラム先端は搬送板の上下動を許容するように係合し、一方のラムシリンダの伸長時に他方のラムシリンダを収縮させて搬送板を搬送方向に移動させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の搬送装置。
  4. 前記水圧シリンダは多段階に伸長する入れ子式のラムを備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一つに記載の搬送装置。
  5. 前記水圧シリンダのラム先端は、支持ローラによりラジアル方向荷重が支持されて伸縮方向に案内されることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の搬送装置。
JP2009261944A 2009-11-17 2009-11-17 搬送装置 Active JP5629084B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009261944A JP5629084B2 (ja) 2009-11-17 2009-11-17 搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009261944A JP5629084B2 (ja) 2009-11-17 2009-11-17 搬送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011105446A true JP2011105446A (ja) 2011-06-02
JP5629084B2 JP5629084B2 (ja) 2014-11-19

Family

ID=44229406

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009261944A Active JP5629084B2 (ja) 2009-11-17 2009-11-17 搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5629084B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101417502B1 (ko) 2012-12-21 2014-07-08 주식회사 포스코 자성을 이용한 이송장치
CN105600317A (zh) * 2016-02-01 2016-05-25 长沙奥斯凯汽车零部件有限公司 一种具有跨界传送功能的移动平台
CN106734681A (zh) * 2016-12-11 2017-05-31 安徽海拓志永智能装备股份有限公司 一种冲压自动化中间伺服穿梭装置
JP2017170582A (ja) * 2016-03-25 2017-09-28 Kyb株式会社 移送装置

Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5860555A (ja) * 1981-10-06 1983-04-11 Mitsubishi Electric Corp ウエハ搬送装置
JPS5896740A (ja) * 1981-12-03 1983-06-08 Fujitsu Ltd テ−ブル移動機構ユニツト
JPS60213610A (ja) * 1984-04-09 1985-10-25 ヴィ エス エル テクノロギー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 往復コンベア
JPS61150601A (ja) * 1984-12-22 1986-07-09 Daifuku Co Ltd 荷搬送設備
JPH01168038A (ja) * 1987-12-24 1989-07-03 Toshiba Corp 磁気浮上式案内装置
JPH03264425A (ja) * 1990-03-12 1991-11-25 Sumitomo Electric Ind Ltd 磁気浮上搬送装置のガイドローラ取付構造
JPH04185209A (ja) * 1990-11-20 1992-07-02 Sony Corp 磁気浮上搬送システム及び同システム用搬送車
JPH0597242A (ja) * 1991-10-08 1993-04-20 Toshiba Corp 磁気浮上式搬送方式
JPH06211349A (ja) * 1993-01-14 1994-08-02 Toshiba Corp 磁気浮上式搬送装置
JPH07115120A (ja) * 1993-10-18 1995-05-02 Hitachi Ltd 基板搬送装置およびその方法
JPH0724823U (ja) * 1993-10-23 1995-05-12 新明工業株式会社 コンベアの搬送ワーク用ストッパ
JPH07157046A (ja) * 1993-12-07 1995-06-20 Sony Corp 搬送装置
JP2001032678A (ja) * 1999-07-27 2001-02-06 Penta Ocean Constr Co Ltd 既設トンネル接続施工用のシールド掘進機
JP2007022132A (ja) * 2005-07-12 2007-02-01 Osawa Kogyo Kk 搬送装置

Patent Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5860555A (ja) * 1981-10-06 1983-04-11 Mitsubishi Electric Corp ウエハ搬送装置
JPS5896740A (ja) * 1981-12-03 1983-06-08 Fujitsu Ltd テ−ブル移動機構ユニツト
JPS60213610A (ja) * 1984-04-09 1985-10-25 ヴィ エス エル テクノロギー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 往復コンベア
JPS61150601A (ja) * 1984-12-22 1986-07-09 Daifuku Co Ltd 荷搬送設備
JPH01168038A (ja) * 1987-12-24 1989-07-03 Toshiba Corp 磁気浮上式案内装置
JPH03264425A (ja) * 1990-03-12 1991-11-25 Sumitomo Electric Ind Ltd 磁気浮上搬送装置のガイドローラ取付構造
JPH04185209A (ja) * 1990-11-20 1992-07-02 Sony Corp 磁気浮上搬送システム及び同システム用搬送車
JPH0597242A (ja) * 1991-10-08 1993-04-20 Toshiba Corp 磁気浮上式搬送方式
JPH06211349A (ja) * 1993-01-14 1994-08-02 Toshiba Corp 磁気浮上式搬送装置
JPH07115120A (ja) * 1993-10-18 1995-05-02 Hitachi Ltd 基板搬送装置およびその方法
JPH0724823U (ja) * 1993-10-23 1995-05-12 新明工業株式会社 コンベアの搬送ワーク用ストッパ
JPH07157046A (ja) * 1993-12-07 1995-06-20 Sony Corp 搬送装置
JP2001032678A (ja) * 1999-07-27 2001-02-06 Penta Ocean Constr Co Ltd 既設トンネル接続施工用のシールド掘進機
JP2007022132A (ja) * 2005-07-12 2007-02-01 Osawa Kogyo Kk 搬送装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101417502B1 (ko) 2012-12-21 2014-07-08 주식회사 포스코 자성을 이용한 이송장치
CN105600317A (zh) * 2016-02-01 2016-05-25 长沙奥斯凯汽车零部件有限公司 一种具有跨界传送功能的移动平台
CN105600317B (zh) * 2016-02-01 2017-12-12 长沙奥斯凯汽车零部件有限公司 一种具有跨界传送功能的移动平台
JP2017170582A (ja) * 2016-03-25 2017-09-28 Kyb株式会社 移送装置
WO2017163751A1 (ja) * 2016-03-25 2017-09-28 Kyb株式会社 移送装置
CN106734681A (zh) * 2016-12-11 2017-05-31 安徽海拓志永智能装备股份有限公司 一种冲压自动化中间伺服穿梭装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5629084B2 (ja) 2014-11-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5629084B2 (ja) 搬送装置
US8430229B2 (en) Lifting device for a conveyor system a conveyor system and a method
KR101335643B1 (ko) 무동력 트레이를 갖는 자기부상 반송장치
CN1333731A (zh) 整体式装载口一输送机输送装置
JP6319046B2 (ja) 搬送装置
US20140360844A1 (en) Accumulation conveyor with piezoelectric activation
CN104003132A (zh) 一种可水平垂直输送零件的输送机构
CN109095075A (zh) 一种基于气缸推动的载具回流机构
JP2010189094A (ja) 搬送物品の一時保管装置
CN102717223A (zh) 一种可调式滚轮架
CN106586446A (zh) 一种物料输送装置
WO2009090743A1 (ja) 基板搬送装置
CN102537520A (zh) 线缆辅助支撑机构及线缆台
JP5990914B2 (ja) 搬送装置
CN210973024U (zh) 一种物料输送设备
KR20080002809U (ko) 평판유리 직립반송장치
JP2017100867A (ja) 金属板分離装置および金属板分離方法
CN209192820U (zh) 一种货架层间输送线及货架
CN206050285U (zh) 搬运装置
KR101194022B1 (ko) 벨트 컨베이어 시스템의 제어방법
JP2011157193A (ja) リフト装置
JP2009269099A (ja) 成形品取出装置
JP2009051608A (ja) 搬送装置
CN218318989U (zh) 一种防护装置及可移动平台
JP2004115194A (ja) 荷の搬送方向転向装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120823

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131224

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140708

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140808

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140924

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141003

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5629084

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250