JP2518377B2 - アイスクリ―マ付冷凍冷蔵庫 - Google Patents

アイスクリ―マ付冷凍冷蔵庫

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JP2518377B2
JP2518377B2 JP1030207A JP3020789A JP2518377B2 JP 2518377 B2 JP2518377 B2 JP 2518377B2 JP 1030207 A JP1030207 A JP 1030207A JP 3020789 A JP3020789 A JP 3020789A JP 2518377 B2 JP2518377 B2 JP 2518377B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、冷凍室内にアイスクリーマ装置を備えた
アイスクリーマ付冷凍冷蔵庫に関するものである。
[従来の技術] 従来のこの種のアイスクリーマ付冷凍冷蔵庫として
は、例えば、実公昭52−18766号公報に掲載の技術を挙
げることができる。
第7図は従来のアイスクリーマ付冷凍冷蔵庫の部分破
断正面図、第8図は同じく部分破断横断面図である。
図において、1は冷蔵庫本体、2は冷蔵庫本体1内の
下部に設けられた冷蔵室、3は冷蔵庫本体1内の上部に
設けられた冷凍室、4は冷凍室3内に設けられたアイス
クリーマ装置であり、攪拌軸5を有するクリーム容器6
と、クリーマモータ7と、クリーマモータ7のモータ軸
7aと攪拌軸5との間に設けられたギア機構8とから構成
されている。9はアイスクリーマ装置4のクリーミング
動作時間を設定するためのタイマ、10はタイマ9がセッ
トされたときに点灯表示されるランプである。
第9図は前記のように構成されたアイスクリーマ付冷
凍冷蔵庫の制御回路図である。
図において、9aおよび9bは前記タイマ9の2つの接
点、11は商用交流電源であり、その両端間にはタイマ9
の一方の接点9aを介してクリーマモータ7とランプ10と
の並列回路が接続されている。12はコントロールスイッ
チ回路13を介して交流電源11の両端間に接続されたコン
プレッサ回路であり、このコンプレッサ回路12とコント
ロールスイッチ回路13との接続点には前記タイマ9の他
方の接点9bが接続されている。
次に、上記のように構成された従来のアイスクリーマ
付冷凍冷蔵庫の動作を説明する。
さて、アイスクリーマ装置4にてアイスクリームを作
るために、タイマ9でクリーミング動作時間をセットす
ると、タイマ9の接点9aおよび9bが閉じられ、一方の接
点9aを介してクリーマモータ7およびランプ10に通電さ
れると共に、他方の接点9bを介してコンプレッサ回路12
に通電される。したがって、このアイスクリーマ装置4
のクリーミング動作時には、コントロールスイッチ回路
13の動作にかかわりなくコンプレッサ回路12が連続運転
され、外気温度の差によるクリーミング時間のばらつき
を極力軽減して、所望硬度のアイスクリームを作ること
ができる。
[発明が解決しようとする課題] ところが、この従来のアイスクリーマ付冷凍冷蔵庫に
おいては、アイスクリーマ装置4のクリーミング動作時
間をタイマ9で設定して、その設定時間によりアイスク
リーマ装置4のクリーマモータ7等の停止制御を行なう
ようになっているため、アイスクリーム材料の分量や種
類、あるいは外気温度等が変化したとき、使用者が経験
的にタイマの設定時間を修正する必要があり、このタイ
マの時間設定操作が非常に面倒であると共に、アイスク
リームの出来上がり硬度にばらつきが生じやすかった。
一方、実開昭64−6887号公報には、アイスクリーム材
料を収容する容器を有し、その容器内に回転可能に軸支
され、減速回転に応じて前記アイスクリーム材料を撹拌
する撹拌素子と、撹拌する電動機の受動に伴う回転に応
じて前記撹拌素子を減速回転させる減速機構とを備える
アイスクリーム製造機において、前記撹拌素子の現実の
回転数を検出し、その検出結果に反比例する周期のパル
スを発生させて前記電動機の速度を制御し、前記パルス
周期が所定のパルス周期以下のとき給電を停止する技術
が開示されている。
しかし、撹拌素子の回転数を検出し、その検出結果に
反比例する周期のパルスを発生させて前記電動機の速度
を制御することは、撹拌素子の回転速度を定速度制御す
るものであるから、現実のアイスクリームの生成過程の
撹拌素子の負荷制御とは無関係の制御を行うものであ
り、アイスクリームの生成初期に停止状態に陥り、アイ
スクリームの全体が一体に氷結し、非常に硬度が高くな
ってしまう可能性があった。
そこで、この第一発明はクリーミング動作時間を設定
するという面倒な操作を必要とせず、アイスクリーム材
料の分量や種類、あるいは外気温度等が変化した場合で
も、アイスクリームの生成状態の検出に基づき、常にば
らつきのない所定硬度のアイスクリームを作ることがで
きるアイスクリーマ付冷凍冷蔵庫を提供することを課題
とするものである。
さらに、この第二発明は粘度の高いアイスクリーム材
料を使用した場合等において、アイスクリーマ装置のク
リーマモータの起動時に、アイスクリームの生成状態の
誤検出が行なわれるおそれを確実に防止することができ
るアイスクリーマ付冷凍冷蔵庫を提供することを課題と
するものである。
[課題を解決するための手段] この第一発明にかかるアイスクリーマ付冷凍冷蔵庫
は、クリーマモータを起動させてアイスクリーマ装置の
クリーミング動作を開始させる起動スイッチと、前記ク
リーマモータの起動後の運転時間をカウントするカウン
ト手段と、前記クリーマモータの回転状態を検出する検
出手段と、前記アイスクリーマ装置のクリーミング動作
が完了してクリーマモータが所定の回転状態に達したと
き、前記検出手段からの回転検出信号に基づきクリーマ
モータを停止させる第1の制御手段と、前記カウント手
段により所定の運転時間がカウントされた時点におい
て、クリーマモータが所定の回転状態に達していないと
き、前記検出手段の回転検出信号に関係なくクリーマモ
ータを停止させる第2の制御手段とを具備するものであ
る。
また、この第二発明にかかるアイスクリーマ付冷凍冷
蔵庫は、上記のような構成の第一発明のアイスクリーマ
付冷凍冷蔵庫に、さらに、起動スイッチによるクリーマ
モータの起動時から、カウント手段により所定の起動時
間がカウントされてクリーマモータの回転が安定状態に
なるまでの間、検出手段の回転検出信号に基づく第1の
制御手段の作用を無効化する第3の制御手段を設けたも
のである。
[作用] この第一発明においては、アイスクリーマ装置のクリ
ーミング動作が完了してクリーマモータが所定の回転状
態に達したときには、クリーマモータの回転状態が検出
されて、その回転検出手段に基づきクリーマモータが停
止される。また、所定の運転時間が経過した時点におい
て、クリーマモータが所定の回転状態に達していないと
きには、回転検出信号に関係なくクリーマモータが停止
される。したがって、アイスクリーム材料の分量や種
類、あるいは外気温度等が変化した場合でも、アイスク
リームの生成状態が自動的に検出されて、常にばらつき
のない所定硬度のアイスクリームを作ることができる。
また、この第二発明においては、上記第一発明にクリ
ーマモータの起動時における停止制御を無効化するため
の手段を設けたことにより、上記第一発明の作用に加え
て、粘度の高いアイスクリーム材料を使用した際等に、
クリーマモータの起動時に不安定な回転状態が検出され
たとしても、その回転状態の検出に基づきクリーマモー
タが誤って停止されることはなく、クリーマモータの回
転が続行される。したがって、クリーマモータの起動時
に、アイスクリームの生成状態の誤検出が行なわれるお
それを確実に防止することができる。
[実施例] 以下、この第一発明及び第二発明の各実施例を第1図
から第6図を用いて説明する。
まず、第一発明の実施例について説明する。
第1図はこの第一発明の第一実施例によるアイスクリ
ーマ付冷凍冷蔵庫の制御回路、第2図は第一発明の第一
実施例のアイスクリーマ付冷凍冷蔵庫の部分断面図、第
3図から第5図は第一発明の第一実施例のアイスクリー
マ付冷凍冷蔵庫の各動作を示すフローチャートである。
なお、図中、第7図から第9図の従来例と同一符号およ
び同一記号は、前述した従来例の構成部分と同一または
相当する部分を示すものであるため、ここでは重複する
説明を省略する。
第2図において、3は冷蔵庫本体1内の上部に設けら
れた冷凍室、4は冷凍室3内に設けられたアイスクリー
マ装置、5aはアイスクリーマ装置4の攪拌羽根であり、
クリーマモータ7の回転にともないギア機構8および攪
拌軸5を介して回転され、アイスクリーマ装置4内のア
イスクリーム材料を攪拌してアイスクリームを作るよう
になっている。14は冷却器、15は冷却器14で冷却された
冷気を庫内に送り込むためのファンモータ、16は冷凍室
3の扉表面に設けられた表示パネル、17は冷蔵庫本体1
の背面に設けられた制御基板である。
次に、上記構成のアイスクリーマ付冷凍冷蔵庫を制御
するための制御回路について説明する。
第1図において、18は冷蔵庫全体およびアイスクリー
マ装置4の動作を制御するために制御基板17に実装され
たマイクロコンピュータよりなる制御部、19は制御部18
に内蔵されたタイマであり、前記クリーマモータ7の起
動後の運転時間をカウントするためのカウント手段を構
成している。20は前記表示パネル16上に設けられた起動
スイッチであり、クリーマモータ7を起動させてアイス
クリーマ装置4のクリーミング動作を開始させるための
起動信号を制御部18に入力する。21は表示パネル16上に
設けられたLED等の表示素子であり、制御部18からの出
力信号に基づきアイスクリーマ装置4のクリーミング動
作を点灯表示する。
22はクリーマモータ7用のリレー23を駆動するための
駆動回路、23aはクリーマモータ7に対する商用交流電
源11の供給回路に接続されたリレー接点であり、前記制
御部18からの出力信号によりリレー23が励磁されたとき
に閉じて、クリーマモータ7を駆動させる。24はクリー
マモータ7に設けられた回転数検出素子、25は回転数検
出素子24からの検出信号を受け制御部18に回転数検出信
号を出力する回転数検出回路であり、この回転数検出素
子24と回転数検出回路25とでクリーマモータ7の回転状
態を検出する検出手段を構成している。26は制御部18か
らの出力信号によりアイスクリーマ装置4のクリーミン
グ動作の終了を報知するブザーである。
そして、この実施例の制御部18は、アイスクリーマ装
置4のクリーミング動作が完了してクリーマモータ7が
所定の回転数まで低下したとき、回転数検出素子24から
の回転数検出信号に基づきクリーマモータ7を停止させ
る第1の制御手段と、前記タイマ19により所定の運転時
間がカウントされた時点において、クリーマモータ7が
所定の回転数に達していないとき、回転数検出素子24の
回転数検出信号に関係なくクリーマモータ7を停止させ
る第2の制御手段を備えている。
次に、上記のように構成されたこの第一実施例のアイ
スクリーマ付冷凍冷蔵庫の動作を、第3図から第5図の
フローチャートに従って説明する。
まず、第3図は制御部18が起動スイッチ20を読込む際
の動作を示すフローチャートである。
ステップS1で制御部18は起動スイッチ20がオしている
かどうかを判別する。起動スイッチ20がオンのときに
は、ステップS2でアイスクリーマフラグ(以下、「ICE
F」と記す)を判別し、ICEF=1の場合には、ステップS
3でICEFを“0"にし、ステップS4で表示素子21をオフさ
せる。また、ICEF=0の場合には、ステップS5でICEFを
“1"にし、ステップS6で表示素子21をオンさせる。
つまり、ICEFとはアイスクリーマモード中にセットさ
れるフラグであり、このフラグが“1"であるならば、ア
イスクリーマ装置4のクリーミング動作中ということに
なる。そして、前記ステップS2において、このフラグを
判別しているのは、クリーミング動作中に起動スイッチ
20が押された場合に、アイスクリーマモードを途中で中
止するためである。
次に、第4図はリレー23の出力ルーチンであり、ステ
ップS7で制御部18は、ICEFを判別し、ICEFが“1"の場合
には、ステップS8でリレー23をオンさせ、ICEFが“0"の
場合には、ステップS9でリレー23をオフさせる。したが
って、起動スイッチ20の操作に基づきアイスクリーマモ
ードがセットされて、ICEFが“1"となった場合には、リ
レー23が励磁されてクリーマモータ7が起動され、アイ
スクリーマ装置4のクリーミング動作が開始される。
第5図はアイスクリーマ装置4のクリーミング動作中
に、アイスクリームの生成状態を検出するルーチンであ
り、制御部18はステップS10でICEFを判別する。ICEF=
1の場合には、ステップS11で回転数検出素子24及び回
転数検出回路25によりクリーマモータ7の回転数を検出
して、その回転数が“0"かどうかを判別し、回転数が
“0"のときには、ステップS12でリレー23をオフさせ、
ステップS13でICEFを“0"にし、ステップS14で表示素子
21をオフさせ、ステップS15でブザー26をオンさせる。
つまり、アイスクリーマ装置4のクリーミング動作にと
もない、アイスクリーム材料が所定の硬度まで固まっ
て、クリーマモータ7の回転が停止(回転数=0)して
いるかどうかを判別し、所定硬度のアイスクリームが出
来上がっている場合には、クリーマモータ7を停止させ
ると共にブザー26を報知動作させる。なお、上記ステッ
プS11ではクリーマモータ7の回転が停止(回転数=
0)しているかどうかを判別したが、この回転数を所定
回転数まで低下したかどうかを判別するようにしてもよ
い。
また、前記ステップS11の判別において、回転数が
“0"でないときには、ステップS16でタイマ19により所
定の運転時間がカウントされたかどうかを判別し、所定
の運転時間が経過している場合には、前述したステップ
S12からステップS15のルーチンに入って、クリーマモー
タ7を停止させると共にブザー26を報知動作させる。こ
のため、アイスクリーム材料が少量の場合等において、
アイスクリームが所定の硬度まで固まっていても、クリ
ーマモータ7の回転が所定の回転数まで低下しないとい
う現象が生じたとしても、アイスクリーマ装置4が所定
の運転時間を越えて長時間にわたり運転されることはな
い。
このように、上記実施例のアイスクリーマ付冷凍冷蔵
庫は、クリーマモータ7を有するアイスクリーマ装置4
と、前記クリーマモータ7を駆動させてアイスクリーマ
装置4のクリーミング動作を開始させる起動スイッチ20
と、前記クリーマモータ7の起動後の運転時間をカウン
トするカウント手段としてのタイマ19と、前記クリーマ
モータ7の回転数等の回転状態を検出する検出手段とし
ての回転検出素子24及び回転検出回路25と、前記アイス
クリーマ装置4のクリーミング動作が完了してクリーマ
モータ7が所定の回転数に達したとき、前記検出素子24
及び回転数検出回路25からの回転検出信号に基づきクリ
ーマモータ7を停止させる第1の制御手段としての制御
部18と、前記タイマ19により所定の運転時間がカウント
された時点において、クリーマモータ7が所定の回転状
態に達していないとき、前記検出素子24の回転検出信号
に関係なくクリーマモータ7を停止させる第2の制御手
段としての制御部18とから構成したものである。
したがって、アイスクリーマ装置4のクリーミング動
作が完了してクリーマモータ7が所定の回転数まで低下
した場合には、このクリーマモータ7の回転数検出に基
づきクリーマモータ7が停止されると共に、所定の運転
時間の経過時点に、クリーマモータ7が所定の回転数ま
で低下しない場合においても、回転数の検出に関係なく
クリーマモータ7が停止される。このため、アイスクリ
ーム材料の分量や種類、あるいは外気温度等が変化して
も、アイスクリームの生成状態が自動的に検出されて、
常にばらつきのない所定硬度のアイスクリームを作るこ
とができる。また、クリーマモータ7は大きな負荷がか
かった状態で長時間運転されることもなく、負荷がかか
っていない状態でも運転時間が極端に長くなることもな
く、適当に調整できるので経済的である。
つぎに、第二発明の第一実施例について説明する。
第1図から第5図は上記第一発明の第一実施例と共通
なので、ここでは重複する説明は省略する。
この実施例においては、上記のような構成の第一発明
の第一実施例のアイスクリーマ付冷凍冷蔵庫の制御部18
に、さらに、起動スイッチ20によるクリーマモータ7の
起動時から、タイマ19により所定の起動時間がカウント
されてクリーマモータ7の回転が安定状態になるまでの
間、回転数検出素子24の回転数検出信号に基づく第1の
制御手段の作用を無効化する第3の制御手段を備えてい
る。
この構成の実施例のアイスクリーマ付冷凍冷蔵庫の動
作を、第6図のフローチャートに従って説明する。な
お、図中、ステップS10からステップS16の動作は上記第
5図のフローチャートと同一なので、その説明は省略す
る。
第6図においては、ステップS11の判別で回転数が
“0"になった場合にも、ステップS17でクリーマモータ
7が起動時点から所定時間経過にしているかどうかを判
別し、所定時間が経過している場合にのみ、ステップS1
2からステップS15のルーチンに入って、クリーマモータ
7の停止動作等を行なう。つまり、前記起動スイッチ20
の操作によりクリーマモータ7が起動されて、タイマ19
により所定の起動時間がカウントされるまでの間は、ク
リーマモータ7の回転が不安定であるため、特に粘度の
高いアイスクリーム材料を使用した場合等において、ク
リーマモータ7の起動時に回転数検出素子24から低回転
数が検出されるおそれがある。このため、クリーマモー
タ7の起動時において、その回転が安定状態になるまで
の所定時間内においては、回転数検出素子24の低回転数
検出に基づくクリーマモータ7の停止制御が無効化さ
れ、クリーマモータ7の回転が続行される。
このように、この実施例のアイスクリーマ付冷凍冷蔵
庫は、上記第一発明の第一実施例の構成に加えて、さら
に、起動スイッチ20によるクリーマモータ7の起動時か
ら、前記タイマ19により所定の起動時間がカウントされ
てクリーマモータ7の回転が安定状態になるまでの間、
前記検出素子24の回転検出信号に基づく第1の制御手段
の作用を無効化する第3の制御手段としての制御部18を
設けたものである。
したがって、この実施例においても、上記第一発明の
第一実施例と同様に、アイスクリーマ装置4のクリーミ
ング動作が完了してクリーマモータ7が所定の回転数ま
で低下した場合には、このクリーマモータ7の回転数検
出に基づきクリーマモータ7が停止されると共に、所定
の運転時間の経過時点に、クリーマモータ7が所定の回
転数まで低下しない場合においても、回転数の検出に関
係なくクリーマモータ7が停止される。このため、アイ
スクリーム材料の分量や種類、あるいは外気温度等が変
化しても、アイスクリームの生成状態が自動的に検出さ
れて、常にばらつきのない所定硬度のアイスクリームを
作ることができる。また、クリーマモータ7の運転時間
も負荷のいかんに拘らず適宜調整されるので経済的であ
る。
さらに、前記のようなクリーマモータ7の起動時にお
ける停止制御を無効化するための手段を設けたことによ
り、粒度の高いアイスクリーム材料を使用した場合等に
おいて、クリーマモータ7の起動時に不安定な回転状態
にともない低回転数が検出されたとしても、その回転数
の検出に基づきクリーマモータ7が誤って停止されるこ
とはなく、クリーマモータ7の回転が続行される。この
ため、クリーマモータ7の起動時に、アイスクリームの
生成状態の誤検出が行われるおそれを確実に防止するこ
とができるので、アイスクリーム材料の分量や種類、あ
るいは外気温度等の変化に対しても幅広く対応ができ、
使用範囲が拡大する。また、装置自体の信頼性も向上す
る。
ところで、上記の各実施例においては、クリーマモー
タ7の回転状態を検出するための検出手段として回転数
検出素子24を設け、この検出素子24によりクリーマモー
タ7の回転数を検出するように構成されているが、この
構成に限定されるものではなく、例えば、検出手段とし
てクリーマモータ7の回転素子を検出するための負荷検
出器を設けても良い。
また、上記各実施例においては、クリーマモータ7の
回転が所定の回転数まで低下し、または停止した時点を
アイスクリームの出来上りとみなして、クリーマモータ
7の停止やブザー26による報知を行なうようになってい
るが、実質的には、この回転数検出時点では、アイスク
リーム材料が完全に固まっておらず、ソフトクリームに
近い状態にある。このため、回転数検出時点から一定時
間経過するまでをソフトクリーム状態として、表示素子
21を点滅させると共にブザー26で報知し、前記の一定時
間経過後に表示素子21を消灯させるように構成すれば、
ソフトクリームと通常のアイスクリームの2種類の使い
方が可能になる。
[発明の効果] 以上のように、この第一発明のアイスクリーマ付冷凍
冷蔵庫は、クリーマモータを有するアイスクリーマ装置
と、前記クリーマモータを起動させてアイスクリーマ装
置のクリーミング動作を開始させる起動スイッチと、前
記クリーマモータの起動後の運転時間をカウントするカ
ウント手段と、前記クリーマモータの回転状態を検出す
る検出手段と、前記アイスクリーマ装置のクリーミング
動作が完了してクリーマモータが所定の回転状態に達し
たとき、前記検出手段からの回転検出信号に基づきクリ
ーマモータを停止させる第1の制御手段と、前記カウン
ト手段により所定の運転時間がカウントされた時点にお
いて、クリーマモータが所定の回転状態に達していない
とき、前記検出手段の回転検出信号に関係なくクリーマ
モータを停止させる第2の制御手段とから構成したもの
であるから、クリーミング動作時間を設定するという面
倒な操作を必要とせず、アイスクリーム材料の分量や種
類、あるいは外気温度等が変化した場合でも、アイスク
リームの生成状態の検出に基づき、常にばらつきのない
所定硬度のアイスクリームを作ることができるので、結
果的に、品質の安定したアイスクリームを作ることがで
きる。また、クリーマモータの運転時間も負荷のいかん
に拘らず適宜調整されるので経済的である。
この第二発明のアイスクリーマ付冷凍冷蔵庫は、上記
第一発明の構成に加えて、さらに、起動スイッチによる
クリーマモータの起動時から、前記カウント手段により
所定の起動時間がカウントされてクリーマモータの回転
が安定状態になるまでの間、前記検出手段の回転検出信
号に基づく第1の制御手段の作用を無効化する第3の制
御手段を設けたものであるから、上記第一発明と同様の
効果を奏し、加えて、粘度の高いアイスクリーム材料を
使用した際等において、アイスクリーマ装置のクリーマ
モータの起動時に、アイスクリームの生成状態の誤検出
が行われるおそれを確実に防止することができるので、
アイスクリーム材料等、あるいは外気温度等の変化に対
しても幅広く対応ができ、使用範囲が拡大し、装置自体
の信頼性も向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は第一発明及び第二発明の第一実施例によるアイ
スクリーマ付冷凍冷蔵庫の制御回路図、第2図は第一発
明及び第二発明の第一実施例のアイスクリーマ付冷凍冷
蔵庫の部分断面図、第3図及び第4図は一発明及び第二
発明の第一実施例によるアイスクリーマ付冷凍冷蔵庫の
動作を示すフローチャート、第5図は第一発明の第一実
施例のアイスクリーマ付冷凍冷蔵庫の動作を示すフロー
チャート、第6図は第二発明の第一実施例のアイスクリ
ーマ付冷凍冷蔵庫の動作を示すフローチャート、第7図
は従来のアイスクリーマ付冷凍冷蔵庫部分破断横断面
図、第8図は同じく部分破断横断面図、第9図は従来の
アイスクリーマ付冷凍冷蔵庫の制御回路図である。 図において、 4:アイスクリーマ装置 7:クリーマモータ 18:制御部(第1から第3の制御手段) 19:タイマ(カウント手段) 20:起動スイッチ 24:回転数検出素子(検出手段) である。 なお、図中、同一符号及び同一記号は同一または相当部
分を示すものである。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷凍冷蔵庫内に配設されたクリーマモータ
    を有するアイスクリーマ装置と、 前記クリーマモータを起動させてアイスクリーマ装置の
    クリーミング動作を開始させる起動スイッチと、 前記クリーマモータの起動後の運転時間をカウントする
    カウント手段と、 前記クリーマモータの回転状態を検出する検出手段と、 前記アイスクリーマ装置のクリーミング動作が完了して
    クリーマモータが所定の回転状態に達したとき、前記検
    出手段からの回転検出信号に基づきクリーマモータを停
    止させる第1の制御手段と、 前記カウント手段により所定の運転時間がカウントされ
    た時点において、クリーマモータが所定の回転状態に達
    していないとき、前記検出手段の回転検出信号に関係な
    くクリーマモータを停止させる第2の制御手段と を具備することを特徴とするアイスクリーマ付冷凍冷蔵
    庫。
  2. 【請求項2】冷凍冷蔵庫内に配設されたクリーマモータ
    を有するアイスクリーマ装置と、 前記クリーマモータを起動させてアイスクリーマ装置の
    クリーミング動作を開始させる起動スイッチと、 前記クリーマモータの起動後の運転時間をカウントする
    カウント手段と、 前記クリーマモータの回転状態を検出する検出手段と、 前記アイスクリーマ装置のクリーミング動作が完了して
    クリーマモータが所定の回転状態に達したとき、前記検
    出手段からの回転検出信号に基づきクリーマモータを停
    止させる第1の制御手段と、 前記カウント手段により所定の運転時間がカウントされ
    た時点において、クリーマモータが所定の回転状態に達
    していないとき、前記検出手段の回転検出信号に関係な
    くクリーマモータを停止させる第2の制御手段と、 前記起動スイッチによるクリーマモータの起動時から、
    前記カウント手段により所定の起動時間がカウントされ
    てクリーマモータの回転が安定状態になるまでの間、前
    記検出手段の回転検出信号に基づく第1の制御手段の作
    用を無効化する第3の制御手段と を具備することを特徴とするアイスクリーマ付冷凍冷蔵
    庫。
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