JP3174131B2 - 自動製氷装置 - Google Patents

自動製氷装置

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JP3174131B2
JP3174131B2 JP09920192A JP9920192A JP3174131B2 JP 3174131 B2 JP3174131 B2 JP 3174131B2 JP 09920192 A JP09920192 A JP 09920192A JP 9920192 A JP9920192 A JP 9920192A JP 3174131 B2 JP3174131 B2 JP 3174131B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷蔵庫等に備えて透明
な氷を自動的に作るようにした自動製氷装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より家庭用の冷蔵庫等においては、
給水装置から供給された水を製氷皿に貯留して製氷し、
製氷後に駆動装置により製氷皿を回動反転して離氷する
自動製氷装置が普及している。
【0003】しかし、氷はその結晶格子中に気体成分を
取り込まない性質があり、水が氷結すると水中に溶解し
ている気体成分は氷の結晶格子外へ吐き出されてしま
う。従って、このような自動製氷装置では、氷が生成さ
れる際に水中に溶解していた気体成分が凍結面で気泡と
なり、気泡が浮力で上昇する前に氷の中に取り込まれ
る。従って、中央部が白濁して不透明な味も良くない氷
になり、ウイスキーの水割りやジュースなどの飲料用を
はじめとして官能的に適した氷にならないという問題点
があった。
【0004】そのため透明な氷が所望されており、透明
氷を生成する装置として、例えば特開平2−12217
8号公報に示される形態のものが提案されている。以下
図31を参照しながら、従来例(特開平2−12217
8号公報)の自動製氷装置について説明する。
【0005】1は製氷皿、2は製氷皿の内部に設置され
た仕切板、3は製氷皿1を揺動可能に支持するシャフ
ト、4はシャフトの一端に結合され正逆転を繰り返して
製氷皿1を揺動するモータである。
【0006】この従来の自動製氷装置について動作を図
32を用いて説明する。製氷皿1に水を入れて冷凍室に
設置しモータ4を駆動させると、製氷皿1は揺動する。
製氷皿1の水の凍結が始まると、氷が生成される際に水
中に溶解していた気体成分が凍結面で気泡となり氷の中
に取り込まれそうになるが、製氷皿1の水が揺動される
ので、その気泡が撹拌されて拡散し、氷の透明度は向上
する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
このような自動製氷装置においては、最適な揺動角度が
不明確なため揺動の効果が充分得られず、気泡を充分撹
拌して拡散できないので、完全な透明氷ができないとい
う問題点があった。
【0008】また、製氷中は常時揺動を行うものであ
り、揺動している水は凍りにくい性質があるので、製氷
時間が長くなるという問題点があった。
【0009】また、製氷中は常時揺動を行うため揺動用
モータの通電時間が非常に長くなり、モータの耐久性が
もたないという問題点があった。
【0010】また、揺動しながら氷結が進むため、氷の
形状が揺動の支持軸から離れた方向に尖ったように変形
し、見た目が悪く離氷時に割れ易いという問題点があっ
た。
【0011】また、揺動中の最高角度に達した時に、冷
凍室扉或いは製氷室扉を勢いよく閉じると、製氷皿の水
が更に跳ね上がり、製氷皿から水がこぼれたり、或いは
こぼれた水が可動部で氷結して動作不良を生じるという
問題点があった。
【0012】本発明は上記従来の問題点を解消するもの
であり、透明度が高く味の良い氷を生成する自動製氷装
置を提供することを第1の目的としている。
【0013】また、製氷時間の短い自動製氷装置を提供
することを第2の目的としている。また、モータの通電
時間を短くしてモータの耐久性を確保した自動製氷装置
を提供することを第3の目的としている。
【0014】また、形状が良く割れにくい氷を作る自動
製氷装置を提供することを第4の目的としている。
【0015】また、揺動時に水こぼれのしにくい自動製
氷装置を提供することを第5の目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】第1の目的を達成するた
めに本発明の自動製氷装置は、製氷皿と、前記製氷皿の
一端に連結固定した支持軸と、前記支持軸を軸として前
記製氷皿を回動させる駆動装置と、製氷中に前記駆動装
置を作動して前記製氷皿を前記支持軸を中心に水平位置
から時計方向・反時計方向に15度以上30度以内の揺
動を行う製氷制御手段とから構成している。
【0017】第2の目的を達成するために本発明の自動
製氷装置は、前記製氷皿と、前記支持軸と、前記駆動装
置と、給水装置から製氷皿への給水完了直後より製氷皿
に貯留した水が0℃に冷却されるまでの間前記駆動装置
を停止させる第1期間と、前記第1期間に続いて水が完
全に氷結して0℃以下に低下するまでの間前記駆動装置
を作動して前記製氷皿を前記支持軸を中心に水平位置か
ら時計方向・反時計方向に揺動を行う第2期間と、前記
第2期間に続いて氷温が0℃以下の所定温度以下になる
までの間前記駆動装置を停止させる第3期間のこれら第
1、第2、第3期間を通じて製氷制御を行う製氷制御手
段とから構成している。
【0018】また、第2の目的を達成するために本発明
の自動製氷装置は、前記製氷皿と、前記支持軸と、前記
駆動装置と、給水装置から製氷皿への給水完了直後より
製氷皿に貯留した水が0℃に冷却されるまでの間前記駆
動装置を停止させる第1期間と、前記第1期間に続いて
水が完全に氷結して0℃以下に低下するまでの間前記駆
動装置を作動して前記製氷皿を前記支持軸を中心に水平
位置から時計方向・反時計方向に所定のインターバルで
断続的に揺動を行い、かつ揺動のインターバルを徐々に
短くした第2期間と、前記第2期間に続いて氷温が0℃
以下の所定温度以下になるまでの間前記駆動装置を停止
させる第3期間のこれら第1、第2、第3期間を通じて
製氷制御を行う製氷制御手段とから構成している。
【0019】また、第2の目的を達成するために本発明
の自動製氷装置は、前記製氷皿と、前記支持軸と、前記
駆動装置と、給水装置から製氷皿への給水完了直後より
製氷皿に貯留した水が0℃に冷却されるまでの間前記駆
動装置を停止させる第1期間と、前記第1期間に続いて
水が完全に氷結して0℃以下に低下するまでの間前記駆
動装置を断続的に作動して前記製氷皿を前記支持軸を中
心に水平位置から時計方向・反時計方向に揺動を行い、
かつ揺動の速度を徐々に早くした第2期間と、前記第2
期間に続いて氷温が0℃以下の所定温度以下になるまで
の間前記駆動装置を停止させる第3期間のこれら第1、
第2、第3期間を通じて製氷制御を行う製氷制御手段と
から構成している。
【0020】第3の目的を達成するために本発明の自動
製氷装置は、前記製氷皿と、前記支持軸と、前記駆動装
置と、製氷中に前記駆動装置を作動して前記製氷皿を前
記支持軸を中心に水平位置から時計方向に所定角度回動
して水平位置に戻る時計方向揺動と、前記駆動装置を作
動して前記製氷皿を前記支持軸を中心に水平位置から反
時計方向に所定角度回動して水平位置に戻る反時計方向
揺動とを休止時間をおいて交互に行う製氷制御手段とか
ら構成している。
【0021】
【0022】また、第3の目的を達成するために本発明
の自動製氷装置は、前記製氷皿と、前記支持軸と、前記
駆動装置と、製氷中に前記駆動装置を作動して前記製氷
皿を前記支持軸を中心に水平位置から時計方向・反時計
方向に揺動を行い、製氷中に冷却器の除霜を開始した時
には前記製氷皿の揺動を停止して水平位置に戻り除霜終
了まで静止する製氷制御手段とから構成している。
【0023】また、第3の目的を達成するために本発明
の自動製氷装置は、前記製氷皿と、前記支持軸と、前記
駆動装置と、製氷中に前記駆動装置を作動して前記製氷
皿を前記支持軸を中心に水平位置から時計方向・反時計
方向に揺動を行い、製氷中に冷却器の除霜を開始した時
には前記製氷皿の揺動を停止して水平位置に戻り除霜が
終了して冷凍室温度が所定温度以下に達するまで静止す
る製氷制御手段とから構成している。
【0024】第4の目的を達成するために本発明の自動
製氷装置は、前記製氷皿と、前記支持軸と、前記駆動装
置と、製氷中に前記駆動装置を作動して前記製氷皿を前
記支持軸を中心に水平位置から時計方向・反時計方向に
所定角度揺動を行う第1の揺動期間と、前記第1の揺動
期間に続いて前記駆動装置を作動して前記製氷皿を前記
支持軸を中心に水平位置から時計方向・反時計方向に第
1の揺動期間での揺動角度よりも小さい角度で揺動を行
う第2の揺動期間と、前記第1、第2の揺動期間を通じ
て製氷制御を行う製氷制御手段とから構成している。
【0025】第5の目的を達成するために本発明の自動
製氷装置は、前記製氷皿と、前記支持軸と、前記駆動装
置と、製氷中に前記駆動装置を作動して前記製氷皿を前
記支持軸を中心に水平位置から時計方向・反時計方向に
一定のインターバルで断続的に揺動を行い、揺動中に製
氷室扉を開けた時には揺動を停止して水平位置に戻り次
の揺動までは静止する製氷制御手段とから構成してい
る。
【0026】
【作用】この構成によって、最適な角度で揺動を行うた
め揺動の効果が確実に得られる。即ち、氷が生成される
際に水中に溶解していた気体成分が凍結面で気泡となり
氷の中に取り込まれそうになるが、製氷皿の水が15度
以上30度以内の効果的なな角度で揺動されるので、そ
の気泡が充分撹拌されて拡散し、完全な透明氷ができ
る。
【0027】また、製氷皿への給水が完了して水が0℃
に冷却されて氷結が始まるまでは、水中に溶解している
気体成分が氷の結晶格子外へ吐き出されることもないの
で揺動を停止して氷結を促進し、氷結が始まってから完
了するまでの間のみ揺動を行い、氷結完了後は揺動を停
止するので、製氷時間を短くできる。
【0028】また、製氷皿への給水が完了して水が0℃
に冷却されて氷結が始まるまでは、水中に溶解している
気体成分が氷の結晶格子外へ吐き出されることもないの
で揺動を停止して氷結を促進し、氷結が始まってから完
了するまでの間のみ所定のインターバルで断続的に揺動
を行い、氷結し始めは吐き出される気体の量が少ないの
で揺動のインターバルを長くし氷結が進むと吐き出され
る気体の量が多くなるので揺動のインターバルを短くす
るように、揺動のインターバルを徐々に短くするので、
製氷時間を更に短くできる。
【0029】また、製氷皿への給水が完了して水が0℃
に冷却されて氷結が始まるまでは、水中に溶解している
気体成分が氷の結晶格子外へ吐き出されることもないの
で揺動を停止して氷結を促進し、氷結が始まってから完
了するまでの間のみ断続的に揺動を行い、氷結し始めは
吐き出される気体の量が少ないので揺動の速度を遅くし
氷結が進むと吐き出される気体の量が多くなるので揺動
の速度を早くするように、揺動の速度を徐々に早くする
ので、製氷時間を短くできる。
【0030】また、時計方向・反時計方向に続けて揺動
せずに、時計方向のみの揺動と、反時計方向のみの揺動
とを休止時間をおいて交互に行うので、モータの通電時
間が半減し、モータの耐久性を向上できる。
【0031】また、圧縮機が停止している間は、製氷室
温度が上昇するので製氷は進まない。この間は水中に溶
解していた気体成分が気泡になることもなく、気泡が氷
の中に取り込まれることもないので、揺動を停止する。
従って、圧縮機のOFF時間分だけモータの通電時間が
短くなり、モータの耐久性を向上できる。
【0032】また、除霜中は製氷室温度が上昇するので
製氷は進まない。この間は水中に溶解していた気体成分
が気泡になることもなく、気泡が氷の中に取り込まれる
こともないので、揺動を停止する。従って、除霜時間分
だけモータの通電時間が短くなり、モータの耐久性を向
上できる。
【0033】また、第1の揺動期間の揺動角度よりも第
2の揺動期間の揺動角度を小さくすることにより、製氷
完了前の揺動角度が小さくなる。従って、製氷完了前に
氷の形状が整えられるので、氷の形状が揺動の支持軸か
ら離れた方向に尖ったように変形して見た目が悪くなっ
たり、離氷時に割れることもなくなる。
【0034】また、揺動中に製氷室扉を開けた時には揺
動を停止して水平位置に戻り次の揺動までは静止する。
従って、揺動中の最高角度に達した時に冷凍室扉或いは
製氷室扉を勢いよく閉じても、製氷皿の水が更に跳ね上
がって水がこぼれたり、或いはこぼれた水が可動部で氷
結して動作不良を生じることはない。
【0035】
【実施例】以下本発明の第1実施例について、図1から
図7に従い説明する。
【0036】1は冷蔵庫本体で外箱2、内箱3及び前記
外箱2、内箱3間に充填された断熱材4により構成され
ている。5は前記冷蔵庫本体1の内部を上下に区画する
区画壁であり、上部に冷凍室6、下部に冷蔵室7を区画
形成している。8は前記冷凍室6の背面に備えた冷凍サ
イクルの冷却器であり、9は前記冷却器で冷却した冷気
を前記冷凍室6及び冷蔵室7内に強制通風するための送
風機である。120は冷蔵庫本体1の底面に設置した冷
凍サイクルの圧縮機である。
【0037】次に10は前記冷凍室6内に備えた自動製
氷機であり、モータ及び減速ギア(図示せず)などを内
蔵した駆動装置11、中央部に支持軸12を連結固定し
た製氷皿13、前記駆動装置11に前記製氷皿13を軸
支させるためのフレーム14等により構成される。
【0038】尚、15は前記製氷皿13を歪変形させて
離氷を行わせるために前記駆動装置11の外郭の一部に
設けたストッパーであり、16は前記ストッパーに当接
するように前記製氷皿13上に取り付けた当て板であ
る。
【0039】17は前記自動製氷機10の下方に備えた
貯氷箱である。18は製氷用の水を貯水するための給水
タンクであり、前記冷蔵室7内の一画に着脱自在に備え
られる。19は前記給水タンク18の給水口であり、弁
20によって開閉される。21は前記給水タンク18の
給水口19の下方に設けた水受け皿であり、前記給水口
19を下向けにして前記給水タンク18をセットする
と、前記弁20が押し上げられて前記給水口19が開口
されるよう構成されている。
【0040】22は前記水受け皿21内に受けた水を揚
水するための給水ポンプであり、23は前記給水ポンプ
22に連結して、その出口を前記自動製氷機10の製氷
皿13に臨ませるように配設した給水管である。
【0041】次に、図3に示す電気回路について説明す
る。24は電源コンセントであり、第1リレー25の常
開接点26を介して給水ポンプ22が接続され、一連の
製氷制御を行う制御装置(製氷制御手段)27内の電源
トランス28の1次側が接続されている。前記電源トラ
ンス28の2次側には電源回路29が接続されている。
前記制御装置27には、入力として製氷皿の水平位置検
出スイッチ30、反転位置検出スイッチ31を有してい
る。
【0042】前記水平位置検出スイッチ30の一端は直
流電源Vccに接続されており、他端は抵抗R1を介し
て接地されると共にマイクロコンピュータ32の入力端
子aに接続されている。また、前記反転位置検出スイッ
チ31の一端は直流電源Vccに接続されており、他端
は抵抗R2を介して接地されると共に前記マイクロコン
ピュータ32の入力端子bに接続されている。
【0043】前記マイクロコンピュータ32の出力端子
c及びdはモータ駆動回路33を介して駆動装置11内
のモータ34に接続されている。また、出力端子eはバ
ッファ35を介して常開接点26を有する第1リレー2
5に接続されている。
【0044】上記のように構成した自動製氷装置につい
て、図4のフローチャート及び図5のタイミングチャー
トを用いて説明する。
【0045】まず、給水工程では使用者によって水を満
たされた給水タンク18が所定の位置にセットされる
と、弁20が押し上げられて給水口19が開口して水受
け皿21に水が満たされる。そして、ステップ36にお
いてマイクロコンピュータ32の出力端子eに一定時間
Hを出力して給水ポンプ22が一定時間作動し、給水管
23を介して製氷皿13内に所定量給水される。
【0046】次に、製氷工程では、ステップ37で製氷
完了までの時間(時間C)を設定する積算時間をスター
トする。ステップ38において、マイクロコンピュータ
32の出力端子c、dにそれぞれH、Lを一定時間Aだ
け出力し、モータ駆動回路33を介して駆動装置11内
のモータ34を一定時間Aだけ正転する。製氷皿13は
時計方向に揺動し、水平位置から所定角度(例えば20
度)回転した位置に達する。引き続き、ステップ39に
おいて、マイクロコンピュータ32の出力端子c、dに
それぞれL,Hを一定時間2Aだけ出力し、モータ34
を一定時間2Aだけ逆転する。製氷皿13は反時計方向
に揺動し、水平位置から所定角度(例えば20度)回転
した位置に達する。
【0047】そして、ステップ40において再びモータ
34を正転する。ステップ41で製氷皿13が水平位置
に戻って水平位置検出スイッチ30がONすると、ステ
ップ42でモータを停止する。ステップ43で休止時間
Bだけ経過した後、ステップ44で製氷完了時間(時間
C)に達したか否かを判断する。ステップ44で製氷完
了時間(時間C)に達していない場合は、再びステップ
38に戻る。このステップ38からステップ42までの
一連の動作により、図6に示すように製氷皿13は支持
軸12を中心とした揺動を行う。
【0048】この製氷工程では、送風機9によって冷却
器8で冷却された冷気が製氷皿13の下部の通風路を通
って製氷皿13の底部から冷却するために、製氷作用は
製氷皿13の底面から上面に向けて一方向に進行してい
き、水面側が最後に氷結する。そして、製氷中に図6に
示す揺動を加えることにより、凍結面52で気泡53が
氷の中へ取り込まれる前に集約させて浮力で上昇させ大
気中に逃がすことができる。
【0049】ここで、図7に示すように揺動の角度は1
5度以上ないと効果が得られない。15度以下の揺動で
は、凍結面の気泡を集約させて浮力で上昇させるだけの
力が得られないので、透明度の高い氷は得られない。1
5度以上の揺動なら、凍結面の気泡を集約させて浮力で
上昇させるだけの力が得られるので、透明度の高い氷は
得られる。しかし、30度以上の揺動になると、氷の変
形が著しくなる。また、揺動時に水こぼれしないために
は製氷皿の背を高くする必要があり、離氷性がしにくく
なる。従って、最適な揺動角度は15度以上30度以内
である。
【0050】予め定めてある製氷時間(時間C)に到達
すると、製氷皿14内の水は完全に製氷完了し、ステッ
プ44において製氷工程を終了する。
【0051】次に離氷工程に移る。ステップ45におい
て、マイクロコンピュータ32の出力端子c、dにそれ
ぞれH、Lを出力し、モータ駆動回路33を介して駆動
装置11内のモータ34を正転する。駆動装置11の回
転作用によって製氷皿13が支持軸12を中心として回
動反転し、ストッパー15に当て板16が当接すること
によって製氷皿13が歪み変形を生じて製氷皿13内の
氷が離氷される。離氷された氷は貯氷箱17内に落下し
て貯氷される。
【0052】ステップ46において製氷皿13が反転位
置に達して反転位置検出スイッチ31がONすると、ス
テップ47において、マイクロコンピュータ32の出力
端子c、dにそれぞれL,Hを出力し、モータ34を逆
転する。そして、離氷作用の終了した製氷皿13は再び
元の状態に復帰する。ステップ48で製氷皿14が水平
位置に戻って水平位置検出スイッチ30がONすると、
ステップ49でモータを停止する。
【0053】そして、ステップ50で貯氷箱17内に貯
留された氷が満杯か否かを判断し、満杯でない場合はス
テップ36に戻り、満杯の場合はそのまま待機する。
【0054】以上のように本実施例によれば、製氷中に
15度以上30度以内の最適な角度で揺動を行うため、
水中に溶解している気体成分が凍結面で気泡となって
も、充分な揺動力により氷の中に取り込まれる前に集約
して浮力で上昇して大気中に逃がすことにより、白濁の
ない透明な氷を作ることができるものである。
【0055】以下本発明の第2実施例について、図8か
ら図10に従い説明する。尚、自動製氷装置の外観構造
と冷蔵庫への取付構造は第1実施例と同じであり、図面
とその詳細な説明を省略する。
【0056】まず、図8に示す電気回路について説明す
る。24は電源コンセントであり、第1リレー25の常
開接点26を介して給水ポンプ22が接続され、一連の
製氷制御を行う制御装置(製氷制御手段)27内の電源
トランス28の1次側が接続されている。前記電源トラ
ンス28の2次側には電源回路29が接続されている。
前記制御装置27には、入力として製氷皿の水平位置検
出スイッチ30、反転位置検出スイッチ31、前記製氷
皿13に設けた温度センサ51を有している。
【0057】前記水平位置検出スイッチ30の一端は直
流電源Vccに接続されており、他端は抵抗R1を介し
て接地されると共にマイクロコンピュータ32の入力端
子aに接続されている。また、前記反転位置検出スイッ
チ31の一端は直流電源Vccに接続されており、他端
は抵抗R2を介して接地されると共に前記マイクロコン
ピュータ32の入力端子bに接続されている。
【0058】前記温度センサ51はNTCサーミスタで
あり、検出対象物の温度上昇に伴い電気抵抗が減少し、
又温度下降にともない電気抵抗が増大する負温度特性を
有している。前記温度センサ51の一端は直流電源Vc
cに接続されており、他端は抵抗R3を介して接地され
ると共に前記マイクロコンピュータ44の入力端子fに
接続されている。
【0059】抵抗R4と抵抗R5の結合点は、前記マイ
クロコンピュータ32の入力端子gに接続されており、
前記抵抗R4の他端は直流電源Vccに接続され、前記
抵抗R5の他端は接地されている。抵抗R6と抵抗R7
の結合点は、前記マイクロコンピュータ32の入力端子
hに接続されており、前記抵抗R6の他端は直流電源V
ccに接続され、前記抵抗R7の他端は接地されてい
る。抵抗R8と抵抗R9の結合点は、前記マイクロコン
ピュータ32の入力端子iに接続されており、前記抵抗
R8の他端は直流電源Vccに接続され、前記抵抗R9
の他端は接地されている。
【0060】前記抵抗R4とR5は製氷開始温度(例え
ば0℃)に相当する第1基準電圧を作り、前記抵抗R6
とR7は製氷完了温度(例えば−5℃)に相当する第2
基準電圧を作り、前記抵抗R8とR9は離氷可能温度
(例えば−15℃)に相当する第3基準電圧を作ってい
る。
【0061】前記マイクロコンピュータ32の出力端子
c及びdはモータ駆動回路33を介して駆動装置11内
のモータ34に接続されている。また、出力端子eはバ
ッファ35を介して常開接点26を有する第1リレー2
5に接続されている。
【0062】上記のように構成した自動製氷装置につい
て、図9のフローチャート及び図10のタイミングチャ
ートを用いて説明する。
【0063】尚、給水工程は第1実施例と同じであり、
その詳細な説明を省略する。製氷工程は、まず第1期間
から始まり、ステップ54で温度センサ51の検出温度
に基ずく電圧信号と製氷開始温度(たとえば0℃)に相
当する第1基準電圧とを比較し、製氷皿13内の水が0
℃に達したか否かを判断する。温度センサ51の検出温
度が製氷開始温度よりも低ければ、ステップ55に進
む。
【0064】ステップ55から第2期間が始まり、マイ
クロコンピュータ32の出力端子c、dにそれぞれH、
Lを一定時間Aだけ出力し、モータ駆動回路33を介し
て駆動装置11内のモータ34を一定時間Aだけ正転す
る。製氷皿13は時計方向に揺動し、水平位置から所定
角度(例えば20度)回転した位置に達する。引き続
き、ステップ56において、マイクロコンピュータ32
の出力端子c、dにそれぞれL,Hを一定時間2Aだけ
出力し、モータ34を一定時間2Aだけ逆転する。製氷
皿13は反時計方向に揺動し、水平位置から所定角度
(例えば20度)回転した位置に達する。
【0065】そして、ステップ57において再びモータ
34を正転する。ステップ58で製氷皿13が水平位置
に戻って水平位置検出スイッチ30がONすると、ステ
ップ59でモータを停止する。そして、ステップ60で
休止時間Bだけ経過した後、ステップ61で、温度セン
サ51の検出温度に基ずく電圧信号と製氷完了温度(例
えば−5℃)に相当する第2基準電圧とを比較し、製氷
皿13内の水が完全に凍結して0℃以下になったか否か
を判断する。温度センサ51の検出温度が製氷完了温度
よりも高ければ、再びステップ55に戻る。このステッ
プ55からステップ59までの一連の動作により、図6
に示すように製氷皿13は支持軸12を中心とした揺動
を行う。
【0066】この製氷工程では、送風機9によって冷却
器8で冷却された冷気が製氷皿13の下部の通風路を通
って製氷皿13の底部から冷却するために、製氷作用は
製氷皿13の底面から上面に向けて一方向に進行してい
き、水面側が最後に氷結する。
【0067】そして、製氷中に図6に示す揺動を加える
ことにより、凍結面52で気泡53が氷の中へ取り込ま
れる前に集約させて浮力で上昇させ大気中に逃がすこと
ができる。
【0068】ステップ61で、温度センサ51の検出温
度に基ずく電圧信号と製氷完了温度(例えば−5℃)に
相当する第2基準電圧とを比較し、製氷皿13内の水が
完全に凍結して0℃以下になったか否かを判断する。温
度センサ51の検出温度が製氷完了温度よりも低けれ
ば、ステップ62に進む。
【0069】ステップ62から第3期間が始まり、製氷
皿13内の氷が離氷しても割れない程度の充分低い温度
(例えば−15℃)まで冷却を続ける。そして、温度セ
ンサ51の検出温度に基ずく電圧信号と離氷可能温度
(例えば−15℃)に相当する第3基準電圧とを比較
し、製氷皿13内の水が完全に凍結して離氷しても割れ
ない程度の充分低い温度なったか否かを判断する。温度
センサ51の検出温度が離氷可能温度よりも低ければ、
製氷工程を終了する。
【0070】次に離氷工程に移る。尚、離氷工程は第1
実施例と同じであり、その詳細な説明を省略する。
【0071】以上のように本実施例によれば、水中に溶
解している気体成分が凍結面で気泡となっても、揺動に
より氷の中に取り込まれる前に集約して浮力で上昇して
大気中に逃がすことにより、白濁のない透明な氷を作る
ことができる。
【0072】また、製氷皿への給水が完了して水が0℃
に冷却されて氷結が始まるまでは、水中に溶解している
気体成分が氷の結晶格子外へ吐き出されることもないの
で揺動を停止して氷結を促進し、氷結が始まってから完
了するまでの間のみ揺動を行い、氷結完了後は揺動を停
止するので、製氷時間を短くできるものである。
【0073】以下本発明の第3実施例について、図11
のフローチャート及び図12のタイミングチャートを用
いて説明する。尚、自動製氷装置の外観構造と冷蔵庫へ
の取付構造は第1実施例と、回路図は第2実施例と同じ
であり、図面とその詳細な説明を省略する。
【0074】また、給水工程は第1実施例と同じであ
り、その詳細な説明を省略する。製氷工程は、まず第1
期間から始まり、ステップ63で温度センサ51の検出
温度に基ずく電圧信号と製氷開始温度(たとえば0℃)
に相当する第1基準電圧とを比較し、製氷皿13内の水
が0℃に達したか否かを判断する。温度センサ51の検
出温度が製氷開始温度よりも低ければ、ステップ64に
進む。
【0075】ステップ64から第2期間が始まり、第2
期間の第1モードの時間(時間C)を設定する積算時間
をスタートする。そして、ステップ65において、マイ
クロコンピュータ32の出力端子c、dにそれぞれH、
Lを一定時間Aだけ出力し、モータ駆動回路33を介し
て駆動装置11内のモータ34を一定時間Aだけ正転す
る。製氷皿13は時計方向に揺動し、水平位置から所定
角度(例えば20度)回転した位置に達する。引き続
き、ステップ66において、マイクロコンピュータ32
の出力端子c、dにそれぞれL,Hを一定時間2Aだけ
出力し、モータ34を一定時間2Aだけ逆転する。製氷
皿13は反時計方向に揺動し、水平位置から所定角度
(例えば20度)回転した位置に達する。
【0076】そして、ステップ67において再びモータ
34を正転する。ステップ68で製氷皿14が水平位置
に戻って水平位置検出スイッチ30がONすると、ステ
ップ69でモータを停止する。そして、ステップ70で
休止時間Bだけ経過した後、ステップ71で第1モード
の完了時間(時間C)に達していない場合は、再びステ
ップ65に戻る。このステップ65からステップ69ま
での一連の動作により、図6に示すように製氷皿13は
所定のインターバル(休止時間B)で断続的に揺動を行
う。
【0077】次に、予め定めてある第1モードの時間
(時間C)に到達すると、ステップ72に進んで第2期
間の第2モードをスタートする。
【0078】ステップ72において、マイクロコンピュ
ータ32の出力端子c、dにそれぞれH、Lを一定時間
Aだけ出力し、モータ駆動回路33を介して駆動装置1
1内のモータ34を一定時間Aだけ正転する。製氷皿1
3は時計方向に揺動し、水平位置から所定角度(例えば
20度)回転した位置に達する。引き続き、ステップ6
0において、マイクロコンピュータ32の出力端子c、
dにそれぞれL,Hを一定時間2Aだけ出力し、モータ
34を一定時間2Aだけ逆転する。製氷皿13は反時計
方向に揺動し、水平位置から所定角度(例えば20度)
回転した位置に達する。
【0079】そして、ステップ74において再びモータ
34を正転する。ステップ75で製氷皿13が水平位置
に戻って水平位置検出スイッチ30がONすると、ステ
ップ76でモータを停止する。そして、ステップ77で
第1モードでの休止時間Bよりも短い休止時間Dだけ経
過した後、ステップ78で、温度センサ51の検出温度
に基ずく電圧信号と製氷完了温度(例えば−5℃)に相
当する第2基準電圧とを比較し、製氷皿13内の水が完
全に凍結して0℃以下になったか否かを判断する。温度
センサ51の検出温度が製氷完了温度よりも高ければ、
再びステップ72に戻る。このステップ72からステッ
プ76までの一連の動作により、図6に示すように製氷
皿13は所定のインターバル(第1モードでの休止時間
Bよりも短い休止時間D)で断続的に揺動を行う。
【0080】この製氷工程では、送風機9によって冷却
器8で冷却された冷気が製氷皿13の下部の通風路を通
って製氷皿13の底部から冷却するために、製氷作用は
製氷皿13の底面から上面に向けて一方向に進行してい
き、水面側が最後に氷結する。そして、製氷中に図6に
示す揺動を加えることにより、凍結面52で気泡53が
氷の中へ取り込まれる前に集約させて浮力で上昇させ大
気中に逃がすことができる。
【0081】ここで、氷結し始めは吐き出される気体の
量が少ないので揺動のインターバルを長くして揺動の頻
度を低くし、氷結が進むと吐き出される気体の量が多く
なるので揺動のインターバルを短くして揺動の頻度を高
くする。
【0082】ステップ78で、温度センサ51の検出温
度に基ずく電圧信号と製氷完了温度(例えば−5℃)に
相当する第2基準電圧とを比較し、製氷皿13内の水が
完全に凍結して0℃以下になったか否かを判断する。温
度センサ51の検出温度が製氷完了温度よりも低ければ
第2期間を終了し、ステップ79に進む。
【0083】ステップ79から第3期間が始まり、製氷
皿13内の氷が離氷しても割れない程度の充分低い温度
(例えば−15℃)まで冷却を続ける。そして、温度セ
ンサ51の検出温度に基ずく電圧信号と離氷可能温度
(例えば−15℃)に相当する第3基準電圧とを比較
し、製氷皿13内の水が完全に凍結して離氷しても割れ
ない程度の充分低い温度なったか否かを判断する。温度
センサ51の検出温度が離氷可能温度よりも低ければ、
製氷工程を終了する。
【0084】次に離氷工程に移るが、離氷工程は第1実
施例と同じであり、その詳細な説明を省略する。
【0085】また、本実施例では第2期間を2つのモー
ドに分けて、揺動インターバルを後のモードの方を短く
したが、第2期間を3つ以上のモードに分けて、揺動イ
ンターバルを後のモードほど短くしても良い。また、1
回の揺動毎に徐々に揺動インターバルを短くしても良
い。
【0086】以上のように本実施例によれば、水中に溶
解している気体成分が凍結面で気泡となっても、揺動に
より氷の中に取り込まれる前に集約して浮力で上昇して
大気中に逃がすことにより、白濁のない透明な氷を作る
ことができる。
【0087】また、製氷皿への給水が完了して水が0℃
に冷却されて氷結が始まるまでは、水中に溶解している
気体成分が氷の結晶格子外へ吐き出されることもないの
で揺動を停止して氷結を促進し、氷結が始まってから完
了するまでの間のみ揺動を行い、氷結完了後は揺動を停
止するので、製氷時間を短くできる。
【0088】更に、氷結し始めは吐き出される気体の量
が少ないので揺動のインターバルを長くし氷結が進むと
吐き出される気体の量が多くなるので揺動のインターバ
ルを短くするように、揺動のインターバルを徐々に短く
するので、製氷時間を更に短くできるものである。
【0089】次に、本発明の第4実施例について、図1
3のフローチャート及び図14のタイミングチャートを
用いて説明する。尚、自動製氷装置の外観構造と冷蔵庫
への取付構造は第1実施例と、回路図は第2実施例と同
じであり、図面とその詳細な説明を省略する。
【0090】また、給水工程は第1実施例と同じであ
り、その詳細な説明を省略する。製氷工程は、まず第1
期間から始まり、ステップ80で温度センサ51の検出
温度に基ずく電圧信号と製氷開始温度(たとえば0℃)
に相当する第1基準電圧とを比較し、製氷皿13内の水
が0℃に達したか否かを判断する。温度センサ51の検
出温度が製氷開始温度よりも低ければ、ステップ81に
進む。
【0091】ステップ81から第2期間が始まり、第2
期間の第1モードの時間(時間C)を設定する積算時間
をスタートする。そして、ステップ82において、マイ
クロコンピュータ32の出力端子c、dにそれぞれH、
Lを一定時間Aだけ出力し、モータ速度コントロールが
可能なモータ駆動回路33を介して駆動装置11内のモ
ータ34を速度aで一定時間Aだけ正転する。製氷皿1
3は時計方向に揺動し、水平位置から所定角度(例えば
20度)回転した位置に達する。引き続き、ステップ8
3において、マイクロコンピュータ32の出力端子c、
dにそれぞれL,Hを一定時間2Aだけ出力し、モータ
34を速度aで一定時間2Aだけ逆転する。製氷皿13
は反時計方向に揺動し、水平位置から所定角度(例えば
20度)回転した位置に達する。
【0092】そして、ステップ84において再びモータ
34を正転する。ステップ85で製氷皿13が水平位置
に戻って水平位置検出スイッチ30がONすると、ステ
ップ86でモータ34を停止する。そして、ステップ8
7で休止時間Bだけ経過した後、ステップ88で第1モ
ードの完了時間(時間C)に達していない場合は、再び
ステップ82に戻る。このステップ82からステップ6
までの一連の動作により、図6に示すように製氷皿13
は所定のインターバル(休止時間B)で断続的に揺動を
行う。
【0093】次に、予め定めてある第1モードの時間
(時間C)に到達すると、ステップ89に進んで第2期
間の第2モードをスタートする。
【0094】ステップ89において、マイクロコンピュ
ータ32の出力端子c、dにそれぞれH、Lを一定時間
Aだけ出力し、モータ駆動回路33を介して駆動装置1
1内のモータ34を第1モードの速度より早い速度dで
一定時間Dだけ正転する。製氷皿13は時計方向に揺動
し、水平位置から所定角度(例えば20度)回転した位
置に達する。引き続き、ステップ90において、マイク
ロコンピュータ32の出力端子c、dにそれぞれL,H
を一定時間2Aだけ出力し、モータ34を速度dで一定
時間2Dだけ逆転する。製氷皿13は反時計方向に揺動
し、水平位置から所定角度(例えば20度)回転した位
置に達する。
【0095】そして、ステップ91において再びモータ
34を正転する。ステップ92で製氷皿13が水平位置
に戻って水平位置検出スイッチ30がONすると、ステ
ップ93でモータを停止する。そして、ステップ94で
休止時間Eだけ経過した後、ステップ95で、温度セン
サ51の検出温度に基ずく電圧信号と製氷完了温度(例
えば−5℃)に相当する第2基準電圧とを比較し、製氷
皿13内の水が完全に凍結して0℃以下になったか否か
を判断する。温度センサ51の検出温度が製氷完了温度
よりも高ければ、再びステップ89に戻る。このステッ
プ89からステップ93までの一連の動作により、図6
に示すように製氷皿13は所定のインターバル(休止時
間E)で断続的に揺動を行う。
【0096】この製氷工程では、送風機9によって冷却
器8で冷却された冷気が製氷皿13の下部の通風路を通
って製氷皿13の底部から冷却するために、製氷作用は
製氷皿13の底面から上面に向けて一方向に進行してい
き、水面側が最後に氷結する。
【0097】そして、製氷中に図6に示す揺動を加える
ことにより、凍結面52で気泡53が氷の中へ取り込ま
れる前に集約させて浮力で上昇させ大気中に逃がすこと
ができる。
【0098】ここで、氷結し始めは吐き出される気体の
量が少ないので揺動の速度を遅くして揺動の頻度を低く
し、氷結が進むと吐き出される気体の量が多くなるので
揺動の速度を早く揺動の頻度を高くする。
【0099】ステップ95で、温度センサ51の検出温
度に基ずく電圧信号と製氷完了温度(例えば−5℃)に
相当する第2基準電圧とを比較し、製氷皿13内の水が
完全に凍結して0℃以下になったか否かを判断する。温
度センサ51の検出温度が製氷完了温度よりも低ければ
第2期間を終了し、ステップ96に進む。
【0100】ステップ96から第3期間が始まり、製氷
皿13内の氷が離氷しても割れない程度の充分低い温度
(例えば−15℃)まで冷却を続ける。そして、温度セ
ンサ51の検出温度に基ずく電圧信号と離氷可能温度
(例えば−15℃)に相当する第3基準電圧とを比較
し、製氷皿13内の水が完全に凍結して離氷しても割れ
ない程度の充分低い温度なったか否かを判断する。温度
センサ51の検出温度が離氷可能温度よりも低ければ、
製氷工程を終了する。
【0101】次に離氷工程に移るが、離氷工程は第1実
施例と同じであり、その詳細な説明を省略する。
【0102】また、本実施例では第2期間を2つのモー
ドに分けて、モータ速度即ち揺動速度を後のモードの方
を早くしたが、第2期間を3つ以上のモードに分けて、
揺動速度を後のモードほど早くしても良い。また、1回
の揺動毎に徐々に揺動速度を早くしても良い。
【0103】以上のように本実施例によれば、水中に溶
解している気体成分が凍結面で気泡となっても、揺動に
より氷の中に取り込まれる前に集約して浮力で上昇して
大気中に逃がすことにより、白濁のない透明な氷を作る
ことができる。
【0104】また、製氷皿への給水が完了して水が0℃
に冷却されて氷結が始まるまでは、水中に溶解している
気体成分が氷の結晶格子外へ吐き出されることもないの
で揺動を停止して氷結を促進し、氷結が始まってから完
了するまでの間のみ揺動を行い、氷結完了後は揺動を停
止するので、製氷時間を短くできる。
【0105】更に、氷結し始めは吐き出される気体の量
が少ないので揺動速度を遅くし、氷結が進むと吐き出さ
れる気体の量が多くなるので揺動速度を早くするよう
に、揺動速度を徐々に早くするので、製氷時間を更に短
くできるものである。
【0106】以下本発明の第5実施例について、図15
のフローチャート及び図16のタイミングチャートを用
いて説明する。尚、自動製氷装置の外観構造と冷蔵庫へ
の取付構造は第1実施例と、回路図は第2実施例と同じ
であり、図面とその詳細な説明を省略する。
【0107】また、給水工程は第1実施例と同じであ
り、その詳細な説明を省略する。製氷工程は、まずステ
ップ97において、マイクロコンピュータ32の出力端
子c、dにそれぞれH、Lを一定時間Aだけ出力し、モ
ータ駆動回路33を介して駆動装置11内のモータ34
を一定時間Aだけ正転する。製氷皿13は時計方向に揺
動し、水平位置から所定角度(例えば20度)回転した
位置に達する。引き続き、ステップ98において、マイ
クロコンピュータ32の出力端子c、dにそれぞれL,
Hを出力し、モータ34を逆転する。ステップ99で製
氷皿13が水平位置に戻って水平位置検出スイッチ30
がONすると、ステップ100でモータ34を停止す
る。そして、ステップ101で休止時間Bだけ経過した
後、ステップ102に進む。
【0108】ステップ102において、マイクロコンピ
ュータ32の出力端子c、dにそれぞれL、Hを一定時
間Aだけ出力し、モータ駆動回路33を介して駆動装置
11内のモータ34を一定時間Aだけ逆転する。製氷皿
13は反時計方向に揺動し、水平位置から所定角度(例
えば20度)回転した位置に達する。引き続き、ステッ
プ66において、マイクロコンピュータ32の出力端子
c、dにそれぞれH,Lを出力し、モータ34を正転す
る。ステップ104で製氷皿13が水平位置に戻って水
平位置検出スイッチ30がONすると、ステップ105
でモータを停止する。そして、ステップ106で休止時
間Bだけ経過した後、ステップ107に進む。
【0109】ステップ107で、温度センサ51の検出
温度に基ずく電圧信号と離氷可能温度温度(例えば−1
5℃)に相当する第3基準電圧とを比較し、製氷皿13
内の水が完全に凍結して離氷しても割れない程度の温度
以下になったか否かを判断する。温度センサ51の検出
温度が離氷可能温度よりも高ければ、再びステップ97
に戻る。このステップ97からステップ105までの一
連の動作により、製氷皿13は時計方向のみの揺動と、
反時計方向のみの揺動とを所定のインターバル(休止時
間B)をおいて交互に行う。
【0110】この製氷工程では、送風機9によって冷却
器8で冷却された冷気が製氷皿13の下部の通風路を通
って製氷皿13の底部から冷却するために、製氷作用は
製氷皿13の底面から上面に向けて一方向に進行してい
き、水面側が最後に氷結する。
【0111】そして、製氷中に時計方向揺動と、反時計
方向揺動とを所定のインターバルで加えることにより、
凍結面56で気泡57が氷の中へ取り込まれる前に集約
させて浮力で上昇させ大気中に逃がす。
【0112】ステップ107で、温度センサ51の検出
温度に基ずく電圧信号と離氷可能温度(例えば−15
℃)に相当する第3基準電圧とを比較し、製氷皿13内
の水が完全に凍結して離氷しても割れない程度の充分低
い温度なったか否かを判断する。温度センサ51の検出
温度が離氷可能温度よりも低ければ、製氷工程を終了す
る。
【0113】次に離氷工程に移るが、離氷工程は第1実
施例と同じであり、その詳細な説明を省略する。
【0114】以上のように本実施例によれば、水中に溶
解している気体成分が凍結面で気泡となっても、揺動に
より氷の中に取り込まれる前に集約して浮力で上昇して
大気中に逃がすことにより、白濁のない透明な氷を作る
ことができる。
【0115】また、時計方向・反時計方向に続けて揺動
せずに、時計方向のみの揺動と、反時計方向のみの揺動
とを休止時間をおいて交互に行うので、モータ34の通
電時間が半減し、モータの寿命及び信頼性を向上するこ
とができるものである。
【0116】以下本発明の第6実施例について、図1
,図18のフローチャート及び図19のタイミングチ
ャートを用いて説明する。尚、自動製氷装置の外観構造
と冷蔵庫への取付構造は第1実施例と、回路図は第2実
施例と同じであり、図面とその詳細な説明を省略する。
【0117】また、給水工程は第1実施例と同じであ
り、その詳細な説明を省略する。製氷工程は、まずステ
ップ108において、冷凍サイクルの圧縮機120がO
NかOFFかを判断し、ONの場合はステップ109に
進み、OFFの場合はステップ119に進む。
【0118】圧縮機120がONの場合、ステップ10
9において、マイクロコンピュータ32の出力端子c、
dにそれぞれH、Lを一定時間Aだけ出力し、モータ駆
動回路33を介して駆動装置11内のモータ34を一定
時間Aだけ正転する。製氷皿13は時計方向に揺動し、
水平位置から所定角度(例えば20度)回転した位置に
達する。引き続き、ステップ112において、マイクロ
コンピュータ32の出力端子c、dにそれぞれL,Hを
一定時間2Aだけ出力し、モータ34を一定時間2Aだ
け逆転する。製氷皿13は反時計方向に揺動し、水平位
置から所定角度(例えば20度)回転した位置に達す
る。
【0119】そして、ステップ114において再びモー
タ34を正転する。ステップ115で製氷皿13が水平
位置に戻って水平位置検出スイッチ30がONすると、
ステップ117でモータを停止する。そして、ステップ
118で休止時間Bだけ経過した後、ステップ119に
進む。ステップ119で、温度センサ51の検出温度に
基ずく電圧信号と離氷可能温度温度(例えば−15℃)
に相当する第3基準電圧とを比較し、製氷皿13内の水
が完全に凍結して離氷しても割れない程度の温度以下に
なったか否かを判断する。温度センサ51の検出温度が
離氷可能温度よりも高ければ、再びステップ109に戻
る。このステップ109からステップ117までの一連
の動作により、図6に示すように製氷皿13は所定のイ
ンターバル(休止時間B)で断続的に揺動を行う。
【0120】この製氷工程では、送風機9によって冷却
器8で冷却された冷気が製氷皿13の下部の通風路を通
って製氷皿13の底部から冷却するために、製氷作用は
製氷皿13の底面から上面に向けて一方向に進行してい
き、水面側が最後に氷結する。
【0121】そして、製氷中に図6に示す揺動を加える
ことにより、凍結面52で気泡53が氷の中へ取り込ま
れる前に集約させて浮力で上昇させ大気中に逃がすこと
ができる。
【0122】ステップ119で、温度センサ51の検出
温度に基ずく電圧信号と離氷可能温度(例えば−15
℃)に相当する第3基準電圧とを比較し、製氷皿13内
の水が完全に凍結して離氷しても割れない程度の充分低
い温度なったか否かを判断する。温度センサ51の検出
温度が離氷可能温度よりも低ければ、製氷工程を終了す
る。
【0123】ここで、製氷工程中の揺動停止時に圧縮機
120がOFFした時はステップ120からステップ1
19に進み、ステップ109からステップ117の揺動
期間をとばす。つまり、圧縮機120がOFFの間は揺
動を行わない。
【0124】また、製氷工程中の揺動中、即ちステップ
109からステップ117の間に圧縮機120がOFF
した場合、ステップ110、ステップ113、ステップ
115からサブルーチン中のステップ120に進む。
【0125】例えば、図19のC点に示すようにステッ
プ112のモータ34の逆転中に圧縮機120がOFF
した場合、ステップ113からサブルーチンのステップ
120に進む。モータ34は逆転中であるので、ステッ
プ120からステップ125に進み、ステップ125に
おいて再びモータ34を正転する。ステップ122で製
氷皿13が水平位置に戻って水平位置検出スイッチ30
がONすると、ステップ123でモータ34を停止す
る。そして、圧縮機120がOFFの間製氷皿13は水
平位置で静止を続ける。圧縮機120がONすると、ス
テップ124からサブルーチンを抜け、製氷工程中のス
テップ113に戻り、前述した動作を継続する。
【0126】次に離氷工程に移るが、離氷工程は第1実
施例と同じであり、その詳細な説明を省略する。
【0127】以上のように本実施例によれば、水中に溶
解している気体成分が凍結面で気泡となっても、揺動に
より氷の中に取り込まれる前に集約して浮力で上昇して
大気中に逃がすことにより、白濁のない透明な氷を作る
ことができる。
【0128】また、圧縮機が停止している間は、製氷室
温度が上昇するので製氷は進まない。この間は水中に溶
解していた気体成分が気泡になることもなく、気泡が氷
の中に取り込まれることもないので、揺動を停止する。
従って、圧縮機のOFF時間分だけモータの通電時間が
短くなり、モータの耐久性を向上できる。
【0129】そして、揺動中に圧縮機が停止したとき
は、モータが正転中はモータを逆転して製氷皿を水平位
置に戻して静止し、モータが逆転中はモータを正転して
製氷皿を、水平位置に戻して静止する。従って、製氷皿
が傾いた状態で静止することがないので、異形の氷がで
きることもないものである。
【0130】以下本発明の第7実施例について、図
0,図21のフローチャート及び図22のタイミングチ
ャートを用いて説明する。尚、自動製氷装置の外観構造
と冷蔵庫への取付構造は第1実施例と、回路図は第2実
施例と同じであり、図面とその詳細な説明を省略する。
【0131】また、給水工程は第1実施例と同じであ
り、その詳細な説明を省略する。製氷工程は、まずステ
ップ127において、冷凍サイクルの冷却器8が除霜中
か否か、つまり前記冷却器に配設した除霜用ヒータ(図
示せず)がONかOFFかを判断し、OFFの場合はス
テップ128に進み、ONの場合はステップ137に進
む。
【0132】除霜用ヒータがOFFの場合、ステップ1
28において、マイクロコンピュータ32の出力端子
c、dにそれぞれH、Lを一定時間Aだけ出力し、モー
タ駆動回路33を介して駆動装置11内のモータ34を
一定時間Aだけ正転する。製氷皿13は時計方向に揺動
し、水平位置から所定角度(例えば20度)回転した位
置に達する。引き続き、ステップ130において、マイ
クロコンピュータ32の出力端子c、dにそれぞれL,
Hを一定時間2Aだけ出力し、モータ34を一定時間2
Aだけ逆転する。製氷皿13は反時計方向に揺動し、水
平位置から所定角度(例えば20度)回転した位置に達
する。
【0133】そして、ステップ132において再びモー
タ34を正転する。ステップ134で製氷皿13が水平
位置に戻って水平位置検出スイッチ30がONすると、
ステップ135でモータ34を停止する。そして、ステ
ップ136で休止時間Bだけ経過した後、ステップ13
5に進む。ステップ135で、温度センサ51の検出温
度に基ずく電圧信号と離氷可能温度温度(例えば−15
℃)に相当する第3基準電圧とを比較し、製氷皿13内
の水が完全に凍結して離氷しても割れない程度の温度以
下になったか否かを判断する。温度センサ51の検出温
度が離氷可能温度よりも高ければ、再びステップ137
に戻る。このステップ128からステップ135までの
一連の動作により、図6に示すように製氷皿13は所定
のインターバル(休止時間B)で断続的に揺動を行う。
【0134】この製氷工程では、送風機9によって冷却
器8で冷却された冷気が製氷皿13の下部の通風路を通
って製氷皿13の底部から冷却するために、製氷作用は
製氷皿13の底面から上面に向けて一方向に進行してい
き、水面側が最後に氷結する。
【0135】そして、製氷中に図6に示す揺動を加える
ことにより、凍結面52で気泡53が氷の中へ取り込ま
れる前に集約させて浮力で上昇させ大気中に逃がすこと
ができる。
【0136】ステップ134で、温度センサ51の検出
温度に基ずく電圧信号と離氷可能温度(例えば−15
℃)に相当する第3基準電圧とを比較し、製氷皿13内
の水が完全に凍結して離氷しても割れない程度の充分低
い温度なったか否かを判断する。温度センサ51の検出
温度が離氷可能温度よりも低ければ、製氷工程を終了す
る。
【0137】ここで、製氷工程中の揺動停止時に除霜が
開始した時、即ち除霜用ヒータがONした時はステップ
127からステップ137に進み、ステップ128から
ステップ135の揺動期間をとばす。つまり、除霜用ヒ
ータがONの間は揺動を行わない。
【0138】また、製氷工程中の揺動中、即ちステップ
128からステップ135の間に除霜用ヒータがONし
た場合、ステップ129、ステップ131、ステップ1
33からサブルーチン中のステップ138に進む。
【0139】例えば、図22のC点に示すようにステッ
プ130のモータ34の逆転中に圧縮機120がOFF
した場合、ステップ131からサブルーチンのステップ
138に進む。モータ34は逆転中であるので、ステッ
プ138からステップ143に進み、ステップ143に
おいて再びモータ34を正転する。ステップ144で製
氷皿13が水平位置に戻って水平位置検出スイッチ30
がONすると、ステップ141でモータ34を停止す
る。そして、冷凍サイクルの冷却器8が除霜中即ち除霜
用ヒータがONの間、製氷皿13は揺動を停止して水平
位置で静止を続ける。除霜が終了して除霜用ヒータがO
FFすると、ステップ142からサブルーチンを抜け、
製氷工程中のステップ132に戻り、前述した動作を継
続する。
【0140】次に離氷工程に移るが、離氷工程は第1実
施例と同じであり、その詳細な説明を省略する。
【0141】以上のように本実施例によれば、水中に溶
解している気体成分が凍結面で気泡となっても、揺動に
より氷の中に取り込まれる前に集約して浮力で上昇して
大気中に逃がすことにより、白濁のない透明な氷を作る
ことができる。
【0142】また、除霜中は製氷室温度が上昇するので
製氷は進まない。この間は水中に溶解していた気体成分
が気泡になることもなく、気泡が氷の中に取り込まれる
こともないので、揺動を停止する。従って、除霜時間分
だけモータの通電時間が短くなり、モータの耐久性を向
上できる。
【0143】そして、揺動中に除霜を開始した時は、モ
ータが正転中はモータを逆転して製氷皿を水平位置に戻
して静止し、モータが逆転中はモータを正転して製氷皿
を、水平位置に戻して静止する。従って、製氷皿が傾い
た状態で静止することがないので、異形の氷ができるこ
ともないものである。
【0144】以下本発明の第8実施例について、図
3,図24のフローチャート及び図25のタイミングチ
ャートを用いて説明する。尚、自動製氷装置の外観構造
と冷蔵庫への取付構造は第1実施例と、回路図は第2実
施例と同じであり、図面とその詳細な説明を省略する。
【0145】また、給水工程は第1実施例と同じであ
り、その詳細な説明を省略する。製氷工程は、まずステ
ップ145において、冷凍サイクルの冷却器8が除霜中
か否か、つまり前記冷却器に配設した除霜用ヒータ(図
示せず)がONかOFFかを判断し、OFFの場合はス
テップ146に進み、ONの場合はステップ155に進
む。
【0146】除霜用ヒータがOFFの場合、ステップ1
46において、マイクロコンピュータ32の出力端子
c、dにそれぞれH、Lを一定時間Aだけ出力し、モー
タ駆動回路33を介して駆動装置11内のモータ34を
一定時間Aだけ正転する。製氷皿13は時計方向に揺動
し、水平位置から所定角度(例えば20度)回転した位
置に達する。引き続き、ステップ148において、マイ
クロコンピュータ32の出力端子c、dにそれぞれL,
Hを一定時間2Aだけ出力し、モータ34を一定時間2
Aだけ逆転する。製氷皿13は反時計方向に揺動し、水
平位置から所定角度(例えば20度)回転した位置に達
する。
【0147】そして、ステップ150において再びモー
タ34を正転する。ステップ152で製氷皿13が水平
位置に戻って水平位置検出スイッチ30がONすると、
ステップ153でモータ34を停止する。そして、ステ
ップ154で休止時間Bだけ経過した後、ステップ15
5に進む。ステップ155で、温度センサ51の検出温
度に基ずく電圧信号と離氷可能温度温度(例えば−15
℃)に相当する第3基準電圧とを比較し、製氷皿13内
の水が完全に凍結して離氷しても割れない程度の温度以
下になったか否かを判断する。温度センサ51の検出温
度が離氷可能温度よりも高ければ、再びステップ146
に戻る。このステップ146からステップ153までの
一連の動作により、図6に示すように製氷皿13は所定
のインターバル(休止時間B)で断続的に揺動を行う。
【0148】この製氷工程では、送風機9によって冷却
器8で冷却された冷気が製氷皿13の下部の通風路を通
って製氷皿13の底部から冷却するために、製氷作用は
製氷皿13の底面から上面に向けて一方向に進行してい
き、水面側が最後に氷結する。
【0149】そして、製氷中に図6に示す揺動を加える
ことにより、凍結面56で気泡57が氷の中へ取り込ま
れる前に集約させて浮力で上昇させ大気中に逃がすこと
ができる。
【0150】ステップ155で、温度センサ51の検出
温度に基ずく電圧信号と離氷可能温度(例えば−15
℃)に相当する第3基準電圧とを比較し、製氷皿13内
の水が完全に凍結して離氷しても割れない程度の充分低
い温度なったか否かを判断する。温度センサ51の検出
温度が離氷可能温度よりも低ければ、製氷工程を終了す
る。
【0151】ここで、製氷工程中の揺動停止時に除霜が
開始した時、即ち除霜用ヒータがONした時はステップ
145からステップ155に進み、ステップ146から
ステップ153の揺動期間をとばす。つまり、除霜用ヒ
ータがONの間は揺動を行わない。
【0152】また、製氷工程中の揺動中、即ちステップ
146からステップ153の間に除霜用ヒータがONし
た場合、ステップ147、ステップ149、ステップ1
51からサブルーチン中のステップ156に進む。
【0153】例えば、図25のC点に示すようにステッ
プ148のモータ34の逆転中に圧縮機120がOFF
した場合、ステップ149からサブルーチン中のステッ
プ156に進む。モータ34は逆転中であるので、ステ
ップ156からステップ161に進み、ステップ161
において再びモータ34を正転する。ステップ162で
製氷皿13が水平位置に戻って水平位置検出スイッチ3
0がONすると、ステップ159でモータ34を停止す
る。そして、冷却器8の除霜が終了して除霜用ヒータが
OFFし、圧縮機がONして冷凍室温度が所定温度以下
に達するまで、製氷皿13は揺動を停止して水平位置で
静止を続ける。除霜が終了して除霜用ヒータがOFF
し、圧縮機がONして冷凍室温度が所定温度(例えば−
5℃)以下に達すると、ステップ160からサブルーチ
ンを抜け、製氷工程中のステップ149に戻り、前述し
た動作を継続する。
【0154】次に離氷工程に移るが、離氷工程は第1実
施例と同じであり、その詳細な説明を省略する。
【0155】以上のように本実施例によれば、水中に溶
解している気体成分が凍結面で気泡となっても、揺動に
より氷の中に取り込まれる前に集約して浮力で上昇して
大気中に逃がすことにより、白濁のない透明な氷を作る
ことができる。
【0156】また、除霜中及び除霜終了後一定時間は製
氷室温度が上昇するので製氷は進まない。この間は水中
に溶解していた気体成分が気泡になることもなく、気泡
が氷の中に取り込まれることもないので、揺動を停止す
る。従って、除霜時間分だけモータの通電時間が短くな
り、モータの耐久性を向上できる。
【0157】そして、揺動中に除霜を開始した時は、モ
ータが正転中はモータを逆転して製氷皿を水平位置に戻
して静止し、モータが逆転中はモータを正転して製氷皿
を、水平位置に戻して静止する。従って、製氷皿が傾い
た状態で静止することがないので、異形の氷ができるこ
ともないものである。
【0158】以下本発明の第9実施例について、図26
のフローチャート及び図27のタイミングチャートを用
いて説明する。尚、自動製氷装置の外観構造と冷蔵庫へ
の取付構造は第1実施例と、回路図は第2実施例と同じ
であり、図面とその詳細な説明を省略する。
【0159】また、給水工程は第1実施例と同じであ
り、その詳細な説明を省略する。製氷工程は、まず第1
期間から始まり、ステップ163で温度センサ51の検
出温度に基ずく電圧信号と製氷開始温度(たとえば0
℃)に相当する第1基準電圧とを比較し、製氷皿13内
の水が0℃に達したか否かを判断する。温度センサ51
の検出温度が製氷開始温度よりも低ければ、ステップ1
64に進む。
【0160】ステップ164から第2期間が始まると共
に、第2期間の第1揺動期間が始まり、第1揺動期間の
時間(時間C)を設定する積算時間をスタートする。こ
こで、時間Cは製氷皿13内の水の半分以上が氷結し上
面のみ水で残る状態に至るのに必要な時間である。
【0161】そして、ステップ165において、マイク
ロコンピュータ32の出力端子c、dにそれぞれH、L
を一定時間Aだけ出力し、モータ駆動回路33を介して
駆動装置11内のモータ34を一定時間Aだけ正転す
る。製氷皿13は時計方向に揺動し、水平位置から所定
角度(例えば20度)回転した位置に達する。引き続
き、ステップ166において、マイクロコンピュータ3
2の出力端子c、dにそれぞれL,Hを一定時間2Aだ
け出力し、モータ34を一定時間2Aだけ逆転する。製
氷皿13は反時計方向に揺動し、水平位置から所定角度
(例えば20度)回転した位置に達する。
【0162】そして、ステップ167において再びモー
タ34を正転する。ステップ41で製氷皿13が水平位
置に戻って水平位置検出スイッチ30がONすると、ス
テップ169でモータ34を停止する。そして、ステッ
プ170で休止時間Bだけ経過した後、ステップ171
で第1揺動期間の完了時間(時間C)に達していない場
合は、再びステップ165に戻る。このステップ165
からステップ169までの一連の動作により、図6に示
すように製氷皿13は所定のインターバル(休止時間
B)で断続的に揺動を行う。
【0163】ステップ171において、予め定めてある
第1揺動期間の時間(時間C)に到達すると、ステップ
172に進んで第2揺動期間をスタートする。
【0164】ステップ172において、マイクロコンピ
ュータ32の出力端子c、dにそれぞれH、Lを第1揺
動期間の一定時間Aよりも短い一定時間Bだけ出力し、
モータ駆動回路33を介して駆動装置11内のモータ3
4を一定時間Bだけ正転する。製氷皿13は時計方向に
揺動し、水平位置から所定角度(例えば10度)回転し
た位置に達する。引き続き、ステップ173において、
マイクロコンピュータ32の出力端子c、dにそれぞれ
L,Hを一定時間2Bだけ出力し、モータ34を一定時
間2Bだけ逆転する。製氷皿13は反時計方向に揺動
し、水平位置から所定角度(例えば10度)回転した位
置に達する。
【0165】そして、ステップ174において再びモー
タ34を正転する。ステップ175で製氷皿13が水平
位置に戻って水平位置検出スイッチ30がONすると、
ステップ176でモータ34を停止する。そして、ステ
ップ177で休止時間Bだけ経過した後、ステップ17
8で、温度センサ51の検出温度に基ずく電圧信号と製
氷完了温度(例えば−5℃)に相当する第2基準電圧と
を比較し、製氷皿13内の水が完全に凍結して0℃以下
になったか否かを判断する。温度センサ51の検出温度
が製氷完了温度よりも高ければ、再びステップ172に
戻る。このステップ172からステップ176までの一
連の動作により、図6に示すように製氷皿13は第1揺
動期間での揺動角度よりも小さい角度で断続的に揺動を
行う。
【0166】この製氷工程では、送風機9によって冷却
器8で冷却された冷気が製氷皿13の下部の通風路を通
って製氷皿13の底部から冷却するために、製氷作用は
製氷皿13の底面から上面に向けて一方向に進行してい
き、水面側が最後に氷結する。
【0167】そして、製氷中に図6に示す揺動を加える
ことにより、凍結面56で気泡57が氷の中へ取り込ま
れる前に集約させて浮力で上昇させ大気中に逃がすこと
ができる。
【0168】ステップ178で、温度センサ51の検出
温度に基ずく電圧信号と製氷完了温度(例えば−5℃)
に相当する第2基準電圧とを比較し、製氷皿13内の水
が完全に凍結して0℃以下になったか否かを判断する。
温度センサ51の検出温度が製氷完了温度よりも低けれ
ば、第2揺動期間及び第2期間を終了し、ステップ17
9に進む。
【0169】ステップ179から第3期間が始まり、製
氷皿13内の氷が離氷しても割れない程度の充分低い温
度(例えば−15℃)まで冷却を続ける。そして、温度
センサ51の検出温度に基ずく電圧信号と離氷可能温度
(例えば−15℃)に相当する第3基準電圧とを比較
し、製氷皿13内の水が完全に凍結して離氷しても割れ
ない程度の充分低い温度なったか否かを判断する。温度
センサ51の検出温度が離氷可能温度よりも低ければ、
製氷工程を終了する。
【0170】次に離氷工程に移るが、離氷工程は第1実
施例と同じであり、その詳細な説明を省略する。
【0171】以上のように本実施例によれば、水中に溶
解している気体成分が凍結面で気泡となっても、揺動に
より氷の中に取り込まれる前に集約して浮力で上昇して
大気中に逃がすことにより、白濁のない透明な氷を作る
ことができる。
【0172】また、第1の揺動期間の揺動角度よりも第
2の揺動期間の揺動角度を小さくすることにより、製氷
完了前の揺動角度が小さくなる。従って、製氷完了前に
氷の形状が整えられるため、氷の形状が揺動の支持軸か
ら離れた方向に尖ったように変形して見た目が悪くなっ
たり、離氷時に割れることもなくなるものである。
【0173】以下本発明の第10実施例について、図
8,図29のフローチャート及び図30のタイミングチ
ャートを用いて説明する。尚、自動製氷装置の外観構造
と冷蔵庫への取付構造は第1実施例と、回路図は第2実
施例と同じであり、図面とその詳細な説明を省略する。
【0174】また、給水工程は第1実施例と同じであ
り、その詳細な説明を省略する。製氷工程は、まずステ
ップ180において、製氷室の扉が開放しているか閉じ
ているかを判断し、開放の場合はステップ190に進
み、閉じている場合はステップ181に進む。
【0175】製氷室の扉が閉じている場合、ステップ1
81において、マイクロコンピュータ32の出力端子
c、dにそれぞれH、Lを一定時間Aだけ出力し、モー
タ駆動回路33を介して駆動装置11内のモータ34を
一定時間Aだけ正転する。製氷皿13は時計方向に揺動
し、水平位置から所定角度(例えば20度)回転した位
置に達する。引き続き、ステップ183において、マイ
クロコンピュータ32の出力端子c、dにそれぞれL,
Hを一定時間2Aだけ出力し、モータ34を一定時間2
Aだけ逆転する。製氷皿13は反時計方向に揺動し、水
平位置から所定角度(例えば20度)回転した位置に達
する。
【0176】そして、ステップ185において再びモー
タ34を正転する。ステップ187で製氷皿13が水平
位置に戻って水平位置検出スイッチ30がONすると、
ステップ188でモータ34を停止する。そして、ステ
ップ189で休止時間Bだけ経過した後、ステップ19
0に進む。ステップ190で温度センサ51の検出温度
に基ずく電圧信号と製氷完了温度(例えば−5℃)に相
当する第2基準電圧とを比較し、製氷皿13内の水が完
全に凍結して0℃以下になったか否かを判断する。温度
センサ51の検出温度が製氷完了温度よりも高ければ、
再びステップ181に戻る。このステップ181からス
テップ188までの一連の動作により、図6に示すよう
に製氷皿13は所定のインターバル(休止時間B)で断
続的に揺動を行う。
【0177】この製氷工程では、送風機9によって冷却
器8で冷却された冷気が製氷皿13の下部の通風路を通
って製氷皿13の底部から冷却するために、製氷作用は
製氷皿13の底面から上面に向けて一方向に進行してい
き、水面側が最後に氷結する。
【0178】そして、製氷中に図6に示す揺動を加える
ことにより、凍結面56で気泡57が氷の中へ取り込ま
れる前に集約させて浮力で上昇させ大気中に逃がすこと
ができる。
【0179】ステップ190で、温度センサ51の検出
温度に基ずく電圧信号と離氷可能温度(例えば−15
℃)に相当する第3基準電圧とを比較し、製氷皿13内
の水が完全に凍結して離氷しても割れない程度の充分低
い温度なったか否かを判断する。温度センサ51の検出
温度が離氷可能温度よりも低ければ、製氷工程を終了す
る。
【0180】ここで、製氷工程中の揺動停止時に製氷室
扉を開けた時はステップ180からステップ190に進
み、ステップ181からステップ188の揺動期間をと
ばす。つまり、製氷室扉が開放している間は揺動を行わ
ない。
【0181】また、製氷工程中の揺動中、即ちステップ
181からステップ188の間に製氷室扉を開けた場
合、ステップ182、ステップ184、ステップ186
からサブルーチン中のステップ191に進む。
【0182】例えば、図30のC点に示すようにステッ
プ183のモータ34の逆転中に製氷室扉を開けた場
合、ステップ183からサブルーチン中のステップ19
1に進む。モータ34は逆転中であるので、ステップ1
91からステップ196に進み、ステップ196におい
て再びモータ34を正転する。ステップ197で製氷皿
13が水平位置に戻って水平位置検出スイッチ30がO
Nすると、ステップ194でモータ34を停止する。そ
して、製氷室扉が開放中及び次の揺動までの間製氷皿1
3は水平位置で静止を続ける。製氷室扉を閉じると、ス
テップ195からサブルーチンを抜け、製氷工程中のス
テップ184に戻り、前述した動作を継続する。
【0183】次に離氷工程に移るが、離氷工程は第1実
施例と同じであり、その詳細な説明を省略する。
【0184】以上のように本実施例によれば、水中に溶
解している気体成分が凍結面で気泡となっても、揺動に
より氷の中に取り込まれる前に集約して浮力で上昇して
大気中に逃がすことにより、白濁のない透明な氷を作る
ことができる。
【0185】また、揺動中に製氷室扉を開けた時には揺
動を停止して水平位置に戻り次の揺動までは静止する。
従って、揺動中に製氷室扉を開けても、製氷皿はすぐに
水平位置に戻るので、製氷室扉を勢い良く閉めても揺動
中の最高角度に達するタイミングと一致することはな
い。故に、製氷室扉を勢いよく閉じた時に、製氷皿が揺
動の最高角度に達して、水が更に跳ね上がって水がこぼ
れたり、或いはこぼれた水が可動部で氷結して動作不良
を生じることはない。
【0186】
【発明の効果】以上のように本発明は、製氷皿と、前記
製氷皿の一端に連結固定した支持軸と、前記支持軸を軸
として前記製氷皿を回動させる駆動装置と、製氷中に前
記駆動装置を作動して前記製氷皿を前記支持軸を中心に
水平位置から時計方向・反時計方向に15度以上30度
以内の揺動を行う製氷制御手段とを設けることにより、
水中に溶解している気体成分が凍結面で気泡となって
も、充分な揺動力により氷の中に取り込まれる前に集約
して浮力で上昇して大気中に逃がすことにより、白濁の
ない透明な氷を作ることができるものであり、その実用
効果は大成るものがある。
【0187】また、前記製氷皿と、前記支持軸と、前記
駆動装置と、給水装置から製氷皿への給水完了直後より
製氷皿に貯留した水が0℃に冷却されるまでの間前記駆
動装置を停止させる第1期間と、前記第1期間に続いて
水が完全に氷結して0℃以下に低下するまでの間前記駆
動装置を作動して前記製氷皿を前記支持軸を中心に水平
位置から時計方向・反時計方向に揺動を行う第2期間
と、前記第2期間に続いて氷温が0℃以下の所定温度以
下になるまでの間前記駆動装置を停止させる第3期間の
これら第1、第2、第3期間を通じて製氷制御を行う製
氷制御手段とを設けることにより、製氷皿への給水が完
了して水が0℃に冷却されて氷結が始まるまでは、水中
に溶解している気体成分が氷の結晶格子外へ吐き出され
ることもないので揺動を停止して氷結を促進し、氷結が
始まってから完了するまでの間のみ揺動を行い、氷結完
了後は揺動を停止するので、製氷時間を短くできるもの
であり、その実用効果は大成るものがある。
【0188】また、前記製氷皿と、前記支持軸と、前記
駆動装置と、給水装置から製氷皿への給水完了直後より
製氷皿に貯留した水が0℃に冷却されるまでの間前記駆
動装置を停止させる第1期間と、前記第1期間に続いて
水が完全に氷結して0℃以下に低下するまでの間前記駆
動装置を作動して前記製氷皿を前記支持軸を中心に水平
位置から時計方向・反時計方向に所定のインターバルで
断続的に揺動を行い、かつ揺動のインターバルを徐々に
短くした第2期間と、前記第2期間に続いて氷温が0℃
以下の所定温度以下になるまでの間前記駆動装置を停止
させる第3期間のこれら第1、第2、第3期間を通じて
製氷制御を行う製氷制御手段とを設けることにより、製
氷皿への給水が完了して水が0℃に冷却されて氷結が始
まるまでは、水中に溶解している気体成分が氷の結晶格
子外へ吐き出されることもないので揺動を停止して氷結
を促進し、氷結が始まってから完了するまでの間のみ揺
動を行い、氷結完了後は揺動を停止するので、製氷時間
を短くできる。更に、氷結し始めは吐き出される気体の
量が少ないので揺動のインターバルを長くし氷結が進む
と吐き出される気体の量が多くなるので揺動のインター
バルを短くするように、揺動のインターバルを徐々に短
くするので、製氷時間を更に短くできるものであり、そ
の実用効果は大成るものがある。
【0189】また、前記製氷皿と、前記支持軸と、前記
駆動装置と、給水装置から製氷皿への給水完了直後より
製氷皿に貯留した水が0℃に冷却されるまでの間前記駆
動装置を停止させる第1期間と、前記第1期間に続いて
水が完全に氷結して0℃以下に低下するまでの間前記駆
動装置を断続的に作動して前記製氷皿を前記支持軸を中
心に水平位置から時計方向・反時計方向に揺動を行い、
かつ揺動の速度を徐々に早くした第2期間と、前記第2
期間に続いて氷温が0℃以下の所定温度以下になるまで
の間前記駆動装置を停止させる第3期間のこれら第1、
第2、第3期間を通じて製氷制御を行う製氷制御手段と
を設けることにより、製氷皿への給水が完了して水が0
℃に冷却されて氷結が始まるまでは、水中に溶解してい
る気体成分が氷の結晶格子外へ吐き出されることもない
ので揺動を停止して氷結を促進し、氷結が始まってから
完了するまでの間のみ揺動を行い、氷結完了後は揺動を
停止するので、製氷時間を短くできる。更に、氷結し始
めは吐き出される気体の量が少ないので揺動速度を遅く
し、氷結が進むと吐き出される気体の量が多くなるので
揺動速度を早くするように、揺動速度を徐々に早くする
ので、製氷時間を更に短くできるものであり、その実用
効果は大成るものがある。
【0190】また、前記製氷皿と、前記支持軸と、前記
駆動装置と、製氷中に前記駆動装置を作動して前記製氷
皿を前記支持軸を中心に水平位置から時計方向に所定角
度回動して水平位置に戻る時計方向揺動と、前記駆動装
置を作動して前記製氷皿を前記支持軸を中心に水平位置
から反時計方向に所定角度回動して水平位置に戻る反時
計方向揺動とを休止時間をおいて交互に行う製氷制御手
段とを設けることにより、時計方向・反時計方向に続け
て揺動せずに、時計方向のみの揺動と、反時計方向のみ
の揺動とを休止時間をおいて交互に行うので、モータの
通電時間が半減し、モータの寿命及び信頼性を向上する
ことができるものであり、その実用効果は大成るものが
ある。
【0191】
【0192】また、前記製氷皿と、前記支持軸と、前記
駆動装置と、製氷中に前記駆動装置を作動して前記製氷
皿を前記支持軸を中心に水平位置から時計方向・反時計
方向に揺動を行い、製氷中に冷却器の除霜を開始した時
には前記製氷皿の揺動を停止して水平位置に戻り除霜終
了まで静止する製氷制御手段とを設けることにより、除
霜中は製氷室温度が上昇するので製氷は進まず揺動の効
果が得られないので、揺動を停止する。従って、除霜時
間分だけモータの通電時間が短くなり、モータの耐久性
を向上できる。そして、揺動中に除霜を開始した時は、
モータが正転中はモータを逆転して製氷皿を水平位置に
戻して静止し、モータが逆転中はモータを正転して製氷
皿を、水平位置に戻して静止する。従って、製氷皿が傾
いた状態で静止することがないので、異形の氷ができる
こともないものでありその実用効果は大成るものがあ
る。
【0193】また、前記製氷皿と、前記支持軸と、前記
駆動装置と、製氷中に前記駆動装置を作動して前記製氷
皿を前記支持軸を中心に水平位置から時計方向・反時計
方向に揺動を行い、製氷中に冷却器の除霜を開始した時
には前記製氷皿の揺動を停止して水平位置に戻り除霜が
終了して冷凍室温度が所定温度以下に達するまで静止す
る製氷制御手段とを設けることにより、除霜が終了して
も冷凍室温度が所定温度以下に達するまでは、製氷室温
度が上昇するので製氷は進まず揺動の効果が得られない
ので、揺動を停止する。従って、除霜時間と冷凍室温度
が所定温度以下に達するまでの時間分だけモータの通電
時間が短くなり、モータの耐久性を向上できる。そし
て、揺動中に除霜を開始した時は、モータが正転中はモ
ータを逆転して製氷皿を水平位置に戻して静止し、モー
タが逆転中はモータを正転して製氷皿を、水平位置に戻
して静止する。従って、製氷皿が傾いた状態で静止する
ことがないので、異形の氷ができることもないものであ
りその実用効果は大成るものがある。
【0194】また、前記製氷皿と、前記支持軸と、前記
駆動装置と、製氷中に前記駆動装置を作動して前記製氷
皿を前記支持軸を中心に水平位置から時計方向・反時計
方向に所定角度回動して揺動を行う第1の揺動期間と、
前記第1の揺動期間に続いて前記駆動装置を作動して前
記製氷皿を前記支持軸を中心に水平位置から時計方向・
反時計方向に第1の揺動期間での揺動角度よりも小さい
角度で回動して揺動を行う第2の揺動期間と、前記第
1、第2の揺動期間を通じて製氷制御を行う製氷制御手
段とを設けることにより、製氷完了前の揺動角度が小さ
くなり、製氷完了前に氷の形状が整えられるので、氷の
形状が揺動の支持軸から離れた方向に尖ったように変形
して見た目が悪くなったり、離氷時に割れることがなく
なるものであり、その実用効果は大成るものがある。
【0195】また、前記製氷皿と、前記支持軸と、前記
駆動装置と、製氷中に前記駆動装置を作動して前記製氷
皿を前記支持軸を中心に水平位置から時計方向・反時計
方向に一定のインターバルで断続的に揺動を行い、揺動
中に製氷室扉を開けた時には揺動を停止して水平位置に
戻り次の揺動までは静止する製氷制御手段とを設けるこ
とにより、揺動中に製氷室扉を開けた時には揺動を停止
して水平位置に戻り次の揺動までは静止する。従って、
揺動中に製氷室扉を開けても、製氷皿はすぐに水平位置
に戻るので、製氷室扉を勢い良く閉めても揺動中の最高
角度に達するタイミングと一致することはない。故に、
製氷室扉を勢いよく閉じた時に、製氷皿が揺動の最高角
度に達して、水が更に跳ね上がって水がこぼれたり、或
いはこぼれた水が可動部で氷結して動作不良を生じるこ
とはないものであり、その実用効果は大成るものがあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の自動製氷装置を備えた冷
蔵庫の断面図
【図2】本発明の第1実施例の自動製氷装置の要部拡大
斜視図
【図3】同装置の電気回路図
【図4】同装置の動作フローチャート
【図5】同装置の動作タイミングチャート
【図6】(a)は製氷皿の静止状態を示す断面図 (b)は図中右側へ回動した状態を示す断面図 (c)は図中左側へ回動し元の状態に戻った時の断面図 (d)は更に左側へ回動した状態を示す断面図 (e)は図中右側へ回動し元の状態に戻った時の断面図
【図7】同装置における揺動角度と氷の透明度の相関図
【図8】本発明の第2実施例の自動製氷装置の電気回路
【図9】同装置の動作フローチャート
【図10】同装置の動作タイミングチャート
【図11】本発明の第3実施例の自動製氷装置の動作フ
ローチャート
【図12】同装置の動作タイミングチャート
【図13】本発明の第4実施例の自動製氷装置の動作フ
ローチャート
【図14】同装置の動作タイミングチャート
【図15】本発明の第5実施例の自動製氷装置の動作フ
ローチャート
【図16】同装置の動作タイミングチャート
【図17】本発明の第6実施例の自動製氷装置の動作フ
ローチャート
【図18】同フローチャートのサブルーチン
【図19】同装置の動作タイミングチャート
【図20】本発明の第7実施例の自動製氷装置の動作フ
ローチャート
【図21】同フローチャートのサブルーチン
【図22】同装置の動作タイミングチャート
【図23】本発明の第8実施例の自動製氷装置の動作フ
ローチャート
【図24】同フローチャートのサブルーチン
【図25】同装置の動作タイミングチャート
【図26】本発明の第9実施例の自動製氷装置の動作フ
ローチャート
【図27】同装置の動作タイミングチャート
【図28】本発明の第10実施例の自動製氷装置の動作
フローチャート
【図29】同フローチャートのサブルーチン
【図30】同装置の動作タイミングチャート
【図31】従来例の自動製氷装置の斜視図
【図32】従来例の動作を示す側面図
【符号の説明】
11 駆動装置 12 支持軸 13 製氷皿 27 製氷制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25C 1/10 F25C 1/18

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給水装置から供給された水を貯留して製
    氷する製氷皿と、前記製氷皿の一端に連結固定した支持
    軸と、前記支持軸を軸として前記製氷皿を回動させる駆
    動装置と、製氷中に前記駆動装置を作動して前記製氷皿
    を前記支持軸を中心に水平位置から時計方向・反時計方
    向に15度以上30度以内の揺動を行い、かつ製氷完了
    後には前記駆動装置を作動して前記製氷皿を回動反転さ
    せて離氷を行う製氷制御手段とから構成した自動製氷装
    置。
  2. 【請求項2】 給水装置から製氷皿への給水完了直後よ
    り製氷皿に貯留した水が0℃に冷却されるまでの間前記
    駆動装置を停止させる第1期間と、前記第1期間に続い
    て水が完全に氷結して0℃以下に低下するまでの間前記
    駆動装置を作動して前記製氷皿を前記支持軸を中心に水
    平位置から時計方向・反時計方向に揺動を行う第2期間
    と、前記第2期間に続いて氷温が0℃以下の所定温度以
    下になるまでの間前記駆動装置を停止させる第3期間の
    これら第1、第2、第3期間を通じて製氷制御を行い、
    製氷完了後に前記駆動装置を作動して前記製氷皿を回動
    反転させて離氷を行う製氷制御手段とから構成した請求
    項1記載の自動製氷装置。
  3. 【請求項3】 給水装置から供給された水を貯留して製
    氷する製氷皿と、前記製氷皿の一端に連結固定した支持
    軸と、前記支持軸を軸として前記製氷皿を回動させる駆
    動装置と、給水装置から製氷皿への給水完了直後より製
    氷皿に貯留した水が0℃に冷却されるまでの間前記駆動
    装置を停止させる第1期間と、前記第1期間に続いて水
    が完全に氷結して0℃以下に低下するまでの間前記駆動
    装置を作動して前記製氷皿を前記支持軸を中心に水平位
    置から時計方向・反時計方向に所定のインターバルで断
    続的に揺動を行い、かつ揺動のインターバルを徐々に短
    くした第2期間と、前記第2期間に続いて氷温が0℃以
    下の所定温度以下になるまでの間前記駆動装置を停止さ
    せる第3期間のこれら第1、第2、第3期間を通じて製
    氷制御を行い、製氷完了後に前記駆動装置を作動して前
    記製氷皿を回動反転させて離氷を行う製氷制御手段とか
    ら構成した自動製氷装置。
  4. 【請求項4】 給水装置から供給された水を貯留して製
    氷する製氷皿と、前記製氷皿の一端に連結固定した支持
    軸と、前記支持軸を軸として前記製氷皿を回動させる駆
    動装置と、給水装置から製氷皿への給水完了直後より製
    氷皿に貯留した水が0℃に冷却されるまでの間前記駆動
    装置を停止させる第1期間と、前記第1期間に続いて水
    が完全に氷結して0℃以下に低下するまでの間前記駆動
    装置を断続的に作動して前記製氷皿を前記支持軸を中心
    に水平位置から時計方向・反時計方向に揺動を行い、か
    つ揺動の速度を徐々に早くした第2期間と、前記第2期
    間に続いて氷温が0℃以下の所定温度以下になるまでの
    間前記駆動装置を停止させる第3期間のこれら第1、第
    2、第3期間を通じて製氷制御を行い、製氷完了後に前
    記駆動装置を作動して前記製氷皿を回動反転させて離氷
    を行う製氷制御手段とから構成した自動製氷装置。
  5. 【請求項5】 給水装置から供給された水を貯留して製
    氷する製氷皿と、前記製氷皿の一端に連結固定した支持
    軸と、前記支持軸を軸として前記製氷皿を回動させる駆
    動装置と、製氷中に前記駆動装置を作動して前記製氷皿
    を前記支持軸を中心に水平位置から時計方向に所定角度
    回動して水平位置に戻る時計方向揺動と、前記駆動装置
    を作動して前記製氷皿を前記支持軸を中心に水平位置か
    ら反時計方向に所定角度回動して水平位置に戻る反時計
    方向揺動とを休止時間をおいて交互に行い、製氷完了後
    に前記製氷皿を回動反転させて離氷を行う製氷制御手段
    とから構成した自動製氷装置。
  6. 【請求項6】 給水装置から供給された水を貯留して製
    氷する製氷皿と、前記製氷皿の一端に連結固定した支持
    軸と、前記支持軸を軸として前記製氷皿を回動させる駆
    動装置と、製氷中に前記駆動装置を作動して前記製氷皿
    を前記支持軸を中心に水平位置から時計方向・反時計方
    向に揺動を行い、製氷中に冷却器の除霜を開始した時に
    は前記製氷皿の揺動を停止して水平位置に戻り除霜終了
    まで静止し、製氷完了後に前記製氷皿を回動反転させて
    離氷を行う製氷制御手段とから構成した自動製氷装置。
  7. 【請求項7】 給水装置から供給された水を貯留して製
    氷する製氷皿と、前記製氷皿の一端に連結固定した支持
    軸と、前記支持軸を軸として前記製氷皿を回動させる駆
    動装置と、製氷中に前記駆動装置を作動して前記製氷皿
    を前記支持軸を中心に水平位置から時計方向・反時計方
    向に揺動を行い、製氷中に冷却器の除霜を開始した時に
    は前記製氷皿の揺動を停止して水平位置に戻り除霜が終
    了して冷凍室温度が所定温度以下に達するまで静止し、
    製氷完了後に前記製氷皿を回動反転させて離氷を行う製
    氷制御手段とから構成した自動製氷装置。
  8. 【請求項8】 給水装置から供給された水を貯留して製
    氷する製氷皿と、前記製氷皿の一端に連結固定した支持
    軸と、前記支持軸を軸として前記製氷皿を回動させる駆
    動装置と、製氷中に前記駆動装置を作動して前記製氷皿
    を前記支持軸を中心に水平位置から時計方向・反時計方
    向に所定角度で揺動を行う第1の揺動期間と、前記第1
    の揺動期間に続いて前記駆動装置を作動して前記製氷皿
    を前記支持軸を中心に水平位置から時計方向・反時計方
    向に第1の揺動期間での揺動角度よりも小さい角度で揺
    動を行う第2の揺動期間と、前記第1、第2の揺動期間
    を通じて製氷制御を行い、製氷完了後に前記製氷皿を回
    動反転させて離氷を行う製氷制御手段とから構成した自
    動製氷装置。
  9. 【請求項9】 給水装置から供給された水を貯留して製
    氷する製氷皿と、前記製氷皿の一端に連結固定した支持
    軸と、前記支持軸を軸として前記製氷皿を回動させる駆
    動装置と、製氷中に前記駆動装置を作動して前記製氷皿
    を前記支持軸を中心に水平位置から時計方向・反時計方
    向に一定のインターバルで断続的に揺動を行い、揺動中
    に製氷室扉を開けた時には揺動を停止して水平位置に戻
    り次の揺動までは静止し、かつ揺動停止時に前記製氷室
    扉を開けた時は、前記製氷室扉が開放している間は揺動
    せず、製氷完了後に前記製氷皿を回動反転させて離氷を
    行う製氷制御手段とから構成した自動製氷装置。
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