JP2001221543A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JP2001221543A
JP2001221543A JP2000028682A JP2000028682A JP2001221543A JP 2001221543 A JP2001221543 A JP 2001221543A JP 2000028682 A JP2000028682 A JP 2000028682A JP 2000028682 A JP2000028682 A JP 2000028682A JP 2001221543 A JP2001221543 A JP 2001221543A
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ice
ice tray
tray
refrigerator
cold air
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JP2000028682A
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Ichiro Onishi
一郎 大西
Masatoshi Masaku
昌利 正久
Haruyuki Ishio
治之 石王
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P60/00Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
    • Y02P60/80Food processing, e.g. use of renewable energies or variable speed drives in handling, conveying or stacking
    • Y02P60/85Food storage or conservation, e.g. cooling or drying

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  • Production, Working, Storing, Or Distribution Of Ice (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 透明な氷の生成に関し、簡単な構成で白濁の
少ない透明性のある氷を製造できる冷蔵庫を提供する。 【解決手段】 製氷室2に配置された製氷皿14と、製
氷皿14を回転させる出力軸17を有し出力軸17によ
って製氷皿14を所定角度回転させて氷を前記製氷皿1
4から放出させる駆動装置15と、駆動装置15の駆動
源であるステッピングモ−タ16の回転を制御する制御
装置26とを備え、製氷室2内の温度を−7℃以上−3
℃以下に維持し、製氷皿14に供給された水が氷になる
まで製氷皿14へ駆動装置15によって揺動を与え、氷
を製氷皿14から分離させる際は製氷皿14の捻りの角
度を10°以上30゜以下の範囲内で行い、製氷皿14
の捻りの時間を10秒以上かけて行う構成にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製氷室内で氷を製
造する冷蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、家庭用冷蔵庫においては、特開平
6−331245号公報に開示されているように、製氷
皿の開口面に蓋をし、製氷時には製氷皿へ振動を付与
し、氷と水との境界面に集合した気泡の脱出を助長する
ことで、白濁が少ない透明性のある氷を製造している。
【0003】以下、従来の冷蔵庫について、図面を用い
て説明する。
【0004】図9は、従来の冷蔵庫における自動製氷装
置を示す縦断面図であり、図10は従来の冷蔵庫におけ
る自動製氷装置を示す平面図である。
【0005】従来の冷蔵庫51は温度を−18℃〜−2
0℃の雰囲気に保たれた製氷室52を有し、製氷室52
には自動製氷装置53が設置されている。
【0006】自動製氷装置53は製氷皿54に給水し、
製氷が完了すると、駆動装置55により製氷皿54の開
口部を覆っていた蓋56を開きながら製氷皿54を反転
させて、製氷皿54に対し約2秒間で45゜程度の捻り
を与えて製氷皿54から氷を分離させ、氷を製氷皿54
から放出させるものである。
【0007】一般に、水を−18℃〜−20℃の雰囲気
で凍結させると、凍結の速度が速く水中の気泡を留めた
まま凍結するので白濁した氷ができる。
【0008】そのため、従来の冷蔵庫51では、製氷皿
54を覆う蓋56には製氷皿54の開口部と対面するよ
うにヒータ57を配置し、製氷皿54の側面を側面カバ
ー58により覆い、製氷皿54の底面のみを冷気に曝
し、ヒータ57への通電制御によって製氷皿54上面の
水を最後に凍らせることで、製氷皿54内の水を底面か
ら上面に向かって凍るようし、その際、振動付与機構5
9により製氷皿54に6Hz、2mmの微振動を加え、
氷生成時に吐き出される気泡を製氷皿54の上面へ脱出
させ、氷内に残存する気泡量を減じ、白濁の少ない透明
性のある氷を製造するものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構成では、製氷皿54の開口部を覆う蓋56と製氷皿5
4の側面を覆う側面カバ−58により製氷皿54の周辺
が大型になるため、製氷室52の有効容積が減少し、容
積効率の高い冷蔵庫の実現の妨げとなっている。
【0010】また、開口部を覆う蓋56は、氷放出時の
妨げにならないように製氷皿54の反転にともない製氷
皿54の開口部から解離する構成となるため、機構上、
部材の関節部、部材の摺動部が増加し構造が複雑となり
価格が高くなる要因でもあった。
【0011】さらには、部材の間接部、部材の摺動部で
ロックが発生しやすく、駆動装置55内のモータ(図示
せず)が異常発熱し損傷する可能性が高い。
【0012】また、ヒータ57へ通電するため、消費電
力増加の要因にもなっている。
【0013】また、製氷皿54に対し45゜の捻りを約
2秒間という短時間で行うため、氷が割れやすく、製氷
皿54と氷からの摩擦音やきしみ音も発生し、使用者に
不快感を与えやすい。
【0014】したがって、本発明の目的は、製氷皿を覆
う蓋や側面カバー、及び、ヒータ通電を用いずに、簡単
な構成で白濁の少ない透明性のある氷を製造することが
できる冷蔵庫を提供するものである。
【0015】さらに、氷を製造する際に発生していた、
氷の割れや、製氷皿と氷からの摩擦音ときしみ音の発生
を解消することのできる冷蔵庫を提供するものである。
【0016】また、駆動装置の駆動源であるモータがロ
ックしても、異常発熱を防止することができる冷蔵庫を
提供するものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の冷蔵庫は、製氷室に配置された製氷皿と、
前記製氷皿を回転させる出力軸を有し前記出力軸によっ
て前記製氷皿を所定角度回転させて氷を前記製氷皿から
放出させる駆動装置と、前記駆動装置の駆動源であるモ
−タの回転を制御する制御装置とを備え、前記製氷室内
の温度を−7℃以上−3℃以下に維持し、前記製氷皿に
給水された水が氷になるまで前記製氷皿へ前記駆動装置
によって揺動を与え、氷を製氷皿から分離させる際は製
氷皿の捻りの角度を10゜以上30゜以下の範囲内で行
い、製氷皿の捻りの時間を10秒以上かけて行う構成に
する。
【0018】上記の構成によって、製氷皿内の氷は−5
℃程度の温度でゆっくりと冷却される。
【0019】−5℃程度で冷却された水は静止したまま
では過冷却水の状態を維持して氷にならないので、前記
駆動装置によって製氷皿に揺動を与えて氷の核の発生を
促し、さらには、氷から吐き出された気泡も前記駆動装
置による揺動によって製氷皿の開口面へ向かって脱出さ
せる。
【0020】したがって、製氷皿内の水は氷生成時に吐
き出された気泡を上方へ逃がしつつ底面から上面へゆっ
くりと凍結していくので、ヒータ等を用いずに白濁の少
ない透明性のある氷を製造することができる。
【0021】そして、製氷皿から氷を分離する際は、製
氷皿の捻りは従来冷蔵庫の製氷皿捻り動作に比較して小
さい角度で且つ長い時間をかけて行われるので、氷と製
氷皿から発生していた摩擦音やきしみ音が解消され、氷
の割れも防止できる。
【0022】また、駆動源であるステッピングモ−タ
と、前記ステッピングモ−タを回転させるためのパルス
を発生させるパルス出力手段を有する制御装置と、前記
製氷皿が所定角度回転した位置で動作する位置検知手段
とを備え、前記パルス出力手段により前記ステッピング
モ−タへ所定のパルスを出力し前記所定のパルス出力が
完了したときに前記位置検知手段が動作していない場合
は所定の時間が経過するまで前記ステッピングモ−タへ
のパルス出力を開始しない構成にする。
【0023】上記の構成によって、モータの回転にもか
かわらず製氷皿が回転できなくなっても、所定のパルス
出力が完了した時点で位置検知手段が動作しないことか
ら制御装置は異常と判断し次のパルス入力を控えるの
で、ステッピングモータの異常発熱を防止できる。
【0024】
【発明の実施の形態】請求項1の発明は、冷蔵庫の製氷
室に配置された製氷皿と、前記製氷皿を回転させる出力
軸を有し前記出力軸によって前記製氷皿を所定角度回転
させて氷を前記製氷皿から放出させる駆動装置と、前記
駆動装置の駆動源であるモ−タの回転を制御する制御装
置とを備え、前記製氷室内の温度を−7℃以上−3℃以
下に維持し、前記製氷皿に供給された水が氷になるまで
前記駆動装置によって前記製氷皿へ揺動を与えるように
したので、製氷皿内の水は−5℃程度の雰囲気でゆっく
りと冷却され、一旦、過冷却水となった後、駆動装置に
よる製氷皿の揺動で過冷却水が揺れ、氷の核が発生し、
氷の生成が始まる。
【0025】氷の生成が始まると、含有されていた気泡
が吐き出され、その気泡は水の粘性に妨げられながらも
製氷皿上方へ進もうとする。このとき駆動装置による製
氷皿の揺動は継続しており、この揺動による水の揺れ
で、気泡の上昇運動が助けられたくさんの気泡が製氷皿
上面へ脱出する。
【0026】製氷皿内の水の水面は揺れによって凍結が
おくれるので、製氷皿内の水は気泡を上面側へ脱出させ
ながら底面から上面に向かってゆっくり凍結し、氷にと
じ込められる気泡の量は激減し、白濁が少なく透明性の
ある氷を製造することができる。
【0027】これによって、製氷皿の開口部を覆い、水
面をヒータで加温する必要もなくなるので、ヒータが不
要で小型となり、製氷室の有効容積が拡大し、さらには
節電にもなる。
【0028】また、請求項2の発明は、前記製氷室に冷
風を流入させるための冷風導入手段を設け、前記冷風導
入手段により前記製氷皿の底面側にのみ冷風を送る構成
にした。これによって製氷皿内の水を底面側から製氷皿
の開口部側へ向けて徐々に凍結させていくことができる
ので、凍結時に吐き出される空気を製氷皿の開口部へ確
実に逃がすことができ、氷に閉じ込められる気泡の量を
さらに減少させ、より透明性のある氷を製造することが
できる。
【0029】また、請求項3の発明は、前記冷風導入手
段を、前記製氷皿の底面側にのみ冷風を送る第1冷風導
入手段と、前記製氷皿の底面側と前記製氷皿の開口部側
の両方へ冷風を送る第2冷風導入手段とで構成し、前記
第1冷風導入手段と前記第2冷風導入手段を任意に切り
換えることができるようにした。これによって、透明性
のある氷を必要とする場合は第1冷風導入手段を選択
し、単に速く氷を製造したい場合には第2冷風導入手段
を選択することができ、使用者は使用状態に応じた氷を
選択することができる。
【0030】また、請求項4の発明は、前記製氷室に冷
風を流入させるための冷風導入手段とを備え、前記冷風
導入手段を前記製氷皿の底面側にのみ冷風を送る第1冷
風導入手段と、前記製氷皿の底面側と前記製氷皿の開口
部側の両方へ冷風を送る第2冷風導入手段と、前記製氷
皿の底面側より高い温度の冷風を前記製氷皿の開口部側
へ送る第3冷風導入手段とで構成し、前記第1冷風導入
手段と前記第2冷風導入手段と前記第3冷風導入手段を
任意に切り換えることができるようにした。これによっ
て、前記製氷皿の開口部側へは前記第3冷風導入手段に
よって前記製氷皿の底面側より温度の高い冷風も流入さ
せることができるようにしたので、製氷皿内の水の水面
温度が底面側より高くなり、製氷皿の底面側より凍結が
始まり、製氷皿の開口部側へ向けて徐々に凍結させてい
くことができるので、凍結時に吐き出される空気を製氷
皿の開口部へ確実に逃がすことができ、氷に閉じ込めら
れる気泡の量をさらに減少させ、より透明性のある氷を
製造することができる。
【0031】また、請求項5の発明は、前記製氷皿内の
水が0℃以下になるまで前記製氷室内の温度を−10℃
以下に維持し、前記製氷皿内の水が0℃以下になってか
ら前記製氷室内の温度を−7℃以上−3℃以下に維持す
るようにした。これによって−10℃以下の雰囲気で製
氷皿内の水が急激に冷却されるので、過冷却水を経て氷
の核が発生するまでの時間が短縮される。
【0032】氷の核発生後は−5℃程度で冷却されるの
で、氷の生成はゆっくり進行し、その間、駆動装置によ
る製氷皿の揺動は継続されており、氷生成時に吐き出さ
れた気泡は揺動による水の揺れで製氷皿上面へ脱出す
る。
【0033】製氷皿内の水の水面は揺れによって凍結が
おくれるので、製氷皿内の水は気泡を上面側へ脱出させ
ながら底面から上面に向かってゆっくり凍結し、氷にと
じ込められる気泡の量は激減し、白濁が少なく透明性の
ある氷を製造することができる。
【0034】これによって、ヒータ等を用いずに、白濁
が少ない透明性のある氷を製造することができ、さらに
は氷の核の発生を早めた分だけ氷の生成時間を短縮する
こともできる。
【0035】また、請求項6の発明は冷蔵庫の製氷室に
配置された製氷皿と、前記製氷皿を回転させる出力軸を
有し前記出力軸によって前記製氷皿を所定角度回転させ
て氷を前記製氷皿から放出させる駆動装置と、前記駆動
装置の駆動源であるモ−タの回転を制御する制御装置と
を備え、前記制御装置は前記駆動装置に対し前記製氷皿
が捻られる方向への回転を1回以上実施させ前記製氷皿
へ1回以上の捻りを与える構成としたものであり、従来
の冷蔵庫では製氷皿の捻りは1回きりであったため、製
氷皿から完全に氷が分離されないことがあったが、製氷
皿に与える捻りの回数を複数回にすることにより、製氷
皿からの氷の分離が確実になる。
【0036】また、請求項7の発明は前記製氷皿の捻り
の角度を10゜以上30゜以下に設定したものであり、
これによって従来の冷蔵庫のように製氷皿を45°も捻
らないので、製氷皿へ過分な応力を与えることがなく、
製氷皿のきしみ音を低減できる。
【0037】また、請求項8の発明は前記製氷皿の捻り
の時間を10秒以上に設定したものであり、製氷皿の捻
る速度が遅くなり、製氷皿と氷との間で生じていた摩擦
音やきしみ音を解消することができる。
【0038】さらには、捻りによって氷に作用する応力
を緩和しながら、製氷皿と氷の分離が進行するので、氷
の割れがなくなる。
【0039】また、請求構9の発明は前記製氷皿が捻ら
れる方向とは反対の方向に前記製氷皿を回転させて前記
製氷皿から氷を放出させる構成にした。これによって製
氷皿から氷を分離させるための捻り動作と、製氷皿から
氷を放出させる氷放出動作を別々に行うことができ、製
氷皿から氷を分離させる捻り動作のみを遅い速度で実施
し、氷放出動作を速い速度で実施すれば、次の製氷への
移行時間を短縮することもできる。
【0040】また、請求項10の発明は冷蔵庫の製氷室
に配置された製氷皿と、駆動源であるステッピングモ−
タと前記製氷皿を回転させる出力軸とを有し前記出力軸
によって前記製氷皿を所定角度回転させて氷を前記製氷
皿から放出させる駆動装置と、前記ステッピングモ−タ
を回転させるためのパルスを発生させるパルス出力手段
を有する制御装置と、前記製氷皿が所定角度回転した位
置で動作する位置検知手段とを備え、前記制御装置は前
記パルス出力手段により前記ステッピングモ−タへ所定
のパルスを出力し前記所定のパルス出力が完了したとき
に前記位置検知手段が動作していない場合は所定の時間
が経過するまで前記ステッピングモ−タへのパルス出力
を開始しないようにしたものであり、これによって万
一、使用者が誤って製氷皿の下方に食品等を放置し、モ
ータの回転にもかかわらず製氷皿が回転できなくなって
も、所定のパルス出力が完了した時点で位置検知手段が
動作しないことから制御装置は異常と判断し次のパルス
出力を控え、製氷皿や駆動装置へ過分な負荷がかかるの
を回避し、ステッピングモータの異常発熱を防止する。
【0041】
【実施例】以下、本発明の冷蔵庫の実施例について、図
面を用いて説明する図1は本発明による冷蔵庫の実施例
の部分縦断面図であり、図2は同実施例における製氷皿
周辺の平面図である。
【0042】また、図7は同実施例における制御装置の
ブロック図であり、図8は同実施例における製氷動作を
示すフローチャートである。
【0043】図1において、1は冷蔵庫で、2は冷蔵庫
1に設けられた製氷室であり、製氷室2は扉3と上断熱
壁4と下断熱壁5と後部断熱壁6とで囲まれている。
【0044】7は製氷室2の奥側に配置された隔壁であ
り、製氷室2へ冷風を導入するための開口部8が設けら
れている。
【0045】開口部8は後述の製氷皿の底面側へ冷風を
送るための下開口部8aと、製氷皿14の上部へ冷風を
送るための上開口部8b、8cから成る。
【0046】9は後部断熱壁6と隔壁7とによって形成
された冷気通路であり、下方に冷却器10が配置され、
冷却器10の上方にはファン11が配置されている。
【0047】冷却器10で発生した冷気は、ファン11
によって冷気通路9内を強制循環される。
【0048】12は開口部8の上開口部8b、8cに設
置され製氷室2内に流入する冷気量を制御するダンパー
装置で有り、上開口部8b側にはダンパー装置12a
が、上開口部8c側にはダンパー装置12bが装着され
ており、製氷室2内に設置された製氷室温度センサー1
3からの情報に基づき上開口部8b、8cの有効開口面
積を変化させる。
【0049】なお、ダンパー装置12a、12bにより
上開口部8b、8cを常時閉めたままにすれば、冷風は
下開口部8aのみから流入し、製氷皿の底面側に導かれ
る。これを第1冷風導入手段という。
【0050】また、ダンパー装置12aにより上開口部
8bを常時閉じ、ダンパー装置12bにより上開口部8
c常時開けたままにすれば、冷風は下開口部8aと上開
口部8bの両方から流入し、製氷皿の底面側と上部へ導
かれる。これを第2冷風導入手段という。
【0051】また、ダンパー装置12aにより上開口部
8bを常時開け、ダンパー装置12bにより上開口部8
cを常時閉めたままにすれば、下開口部8aから製氷皿
の底面側へ冷風が導かれ、上開口部8bからは温度の高
い別の貯蔵室からの冷風が製氷皿の上部へ導かれる。こ
れを第3冷風導入手段という。
【0052】14は製氷室内に配置された製氷皿であ
り、上方に広がった形状の複数の氷室14aに区分さ
れ、各氷室14aは供給された水を分配するための共通
溝14bで結ばれている。
【0053】15は製氷皿を回転駆動するための駆動装
置であり、駆動源であるステッピングモ−タ16と、製
氷皿14の回転軸端部を保持して製氷皿14へ回転を伝
達する出力軸17を有しており、出力軸17は駆動装置
15のほぼ中央から突出している。
【0054】18は製氷皿14を支持する支持枠であ
り、製氷皿14は回転軸の一端を駆動装置15の出力軸
17に保持され、他端を支持枠18に保持されている。
【0055】18aは支持枠18と一体に成形された阻
止部であり、支持枠18の製氷皿14を支持している側
から製氷皿14に向かって突出しており、本実施例では
図5に示すように製氷皿14が水平位置から反時計方向
に回転したとき、製氷皿14のコーナー下面と当接し、
製氷皿14がさらに回転すると製氷皿14は捻られるこ
とになる。(これを捻り動作という。) 捻り動作によって製氷皿14から氷が分離されるが、そ
の捻り角度が10゜から30゜の範囲内で全ての氷が製
氷皿14から分離されており、30゜を越えて捻ること
は動力の無駄であり、製氷皿14のきしみ音発生要因に
もなる。
【0056】したがって、本実施例では捻り角度を10
゜以上30゜以下の範囲内に設定している。
【0057】19は温度に応じて抵抗が変化する製氷セ
ンサーであり、製氷皿1の外側底面とセンサーホルダー
20とによって挟まれ、製氷皿14の外側底面に密着し
て表面の温度を検知している。
【0058】製氷皿14に水が供給されたときは、製氷
皿14の底面の表面温度は上昇するので製氷センサー1
9の抵抗は低くなり、氷が生成され製氷皿14の底面表
面温度が降下すると製氷センサー19の抵抗は高くな
る。
【0059】本実施例では、製氷センサー19の抵抗が
7kΩになったとき、製氷皿内の氷の温度が−3℃〜−
5℃の範囲内に到達し製氷が完了したと判断する。
【0060】21は製氷皿12の下方に位置し製氷皿1
4から放出された氷を蓄える貯氷箱である。
【0061】22は貯氷箱21内の氷量を検知する検氷
レバーであり、一端を駆動装置15に保持され、駆動装
置15によって回動し、貯氷箱21内へ進入する。
【0062】このとき、貯氷箱21内に氷が十分ある場
合は、検氷レバー22が氷に当たり貯氷箱21の所定位
置を越えて進入することができない。
【0063】一方、貯氷箱21内の氷が不足している場
合は、検氷レバー22が氷に当たることなく貯氷箱21
の所定位置を越えて進入する。
【0064】本実施例では、検氷レバー22が貯氷箱の
所定位置を越えて進入したときに、駆動装置15内に内
蔵された検知スイッチ15a(図示せず)がONするよ
うにしており、すなわち、貯氷箱21内の氷が不足して
いるときに検知スイッチ15aがONすることになる。
【0065】23は製氷皿14へ供給する水を一時蓄え
ておくためのタンクであり、製氷室2とは別の貯蔵室に
設置されている。
【0066】24はタンク23内の水を製氷皿14へ供
給する給水ポンプであり、給水ポンプ24から吐出され
た水は給水パイプ25を通って、製氷皿14へ導入され
る。
【0067】図7において、26はステッピングモ−タ
16の回転を制御する制御装置であり、コントローラ2
7と駆動回路28を有し、コントローラ27には、駆動
回路28へパルスを出力するためのパルス出力手段29
と、パルス出力手段29からのパルス出力数を計数する
パルスカウント手段30と、ステッピングモ−タ16が
所定角度回転するために必要なパルス出力数を記憶して
おく基準パルス出力数記憶手段31と、パルスカウント
手段30で計数されたパルス数を基準パルス出力数記憶
手段31に記憶されたパルス数と比較するパルス出力数
比較手段32とが内蔵されている。
【0068】以上のように構成された冷蔵庫について、
その動作を説明する。
【0069】図8は、製氷室2内での製氷動作を示すフ
ローチャートであり、冷蔵庫1へ電源が投入されると、
ステップS1へ進み製氷室2の冷却が開始される。
【0070】ステップS2では製氷室2内の温度が−1
0℃以下になっているか否かを確認し、−10℃以下に
なっていればステップS3へ進み、−10℃以下になっ
ていなければステップS1へ戻り、製氷室2内の冷却を
継続する。
【0071】ステップS3では製氷皿14へ給水を行
う。本実施例では給水ポンプ24を5秒間駆動すること
によって、製氷皿14内へ100mlの水が供給され
る。
【0072】ステップS4では製氷センサー19によっ
て製氷皿14の温度が0℃以下になったか否かを確認
し、0℃以下になっていればステップS5へ進み、0℃
以下になっていなければステップ19へ進み製氷室2の
冷却を継続する。
【0073】ステップS5では製氷室2内が−7℃以上
−3℃以下の温度になるように温度制御運転を行う。
【0074】ステップS6では製氷室2内の温度が−7
℃以上−3℃以下になっているか否かを確認し、−7℃
以上−3℃以下になっていればステップS7へ進み、−
7℃以上−3℃以下になっていなければステップS5に
戻って製氷室2の温度制御運転を継続する。
【0075】ステップS7では、図3、図4に示すよう
に製氷皿14の水平位置を原点として回転軸回りに時計
方向、反時計方向にそれぞれ5°回転するような搖動運
動を開始する。本実施例では、0.1Hz、角度振幅1
0°の揺動運動である。
【0076】ステップS8では製氷皿14の温度が−3
℃以下になっているか否かを確認し、−3℃以下になっ
ていれば製氷皿14内の水が全て凍結したと判断しステ
ップS9に進み、−3℃以下になっていなければ製氷皿
14内の水が未だ凍結していないと判断しステップS2
0へ進み製氷室2の温度制御運転を継続する。
【0077】ステップS9では製氷皿14の搖動運動を
停止し、ステップS10へ進む。
【0078】ステップS10では製氷皿14の捻り動作
を開始する。製氷皿14の捻り動作は、製氷皿14の端
部を支持枠18に配置された阻止部18aに当たる方向
(図5において反時計方向)へ回転させ、製氷皿14の
端部が阻止部18aに当たってからも10゜〜30゜だ
け回転させることで達成される。
【0079】このとき、製氷皿14が捻られた際に発生
する氷室14aの形状歪によって、氷室14a内の氷が
圧縮され、氷は氷室14aの側壁にそって浮き上がり、
製氷皿14との密着状態を解消され製氷皿14から分離
される。
【0080】製氷皿14の捻り動作は、駆動装置15内
の減速ギアによって毎秒0.5゜の回転速度で行われ、
製氷皿14は従来冷蔵庫の製氷皿捻りの速度である毎秒
20゜に比較して遅い速度で捻られるので、氷へ瞬時に
応力が集中することがなくなり、氷の割れが解消され、
製氷皿14と氷との摩擦音やきしみ音が発生することも
ない。
【0081】本実施例では、製氷皿14を水平位置から
30゜回転する範囲内で捻られるので、氷が製氷皿14
から落下することがなく何度でも捻ることが可能であ
り、捻り動作は複数回実施することによって製氷皿14
からの氷の分離が確実になるので、本実施例では2回実
施している。
【0082】ステップS11では、製氷皿14を水平位
置へ戻し、製氷皿14の捻り動作を停止する。
【0083】ステップS12では製氷皿14を反転させ
るために、コントローラ27からステッピングモータ1
6の駆動回路28へ必要なパルスを出力する。なお、本
実施例では駆動回路へ3200パルス出力することでス
テッピングモータ16は製氷皿14を160°回動させ
ることができ、このとき氷はすでに製氷皿14との分離
を完了しているので製氷皿14の下方に設けた貯氷箱2
1へ簡単に放出される。(これを氷放出動作という。) なお、本実施例では氷放出動作時には製氷皿14への捻
りを与えていないが、もちろん捻りを与えても良い。こ
れによって、製氷皿14からの氷放出はより確実なもの
となる。
【0084】パルス出力手段29から出力されたパルス
数はパルスカウント手段30で計数され、パルスカウン
ト手段30で計数されるパルス数は、パルス出力数比較
手段32へ入力される。パルス出力数比較手段32は、
基準パルス出力数記憶手段31にあらかじめ設定された
設定パルス数と、パルスカウント手段30からの入力パ
ルス数を比較し、入力パルス数が設定パルス数に到達す
ると、パルス出力手段29へ信号をおくる。
【0085】本実施例では、パルス出力手段29はパル
ス出力数比較手段32からパルス出力数が3200に到
達したことを知らせる信号を受けて、パルス出力を停止
し、ステッピングモ−タ16の駆動を停止する。
【0086】ステップS13ではコントローラ27から
ステッピングモータ16の駆動回路28へのパルス出力
が完了したか否かを確認し、出力が完了しておればステ
ップS14へ進み、出力が完了していなければ確認を継
続する。
【0087】ステップS14では検知スイッチ15aが
オンか否かを確認する。本実施例はステッピングモータ
16の駆動回路28へのパルス出力が完了した時点で、
製氷皿14が160°の反転位置へ到達し、製氷皿14
が160°反転した位置で検知スイッチ15aがオンす
るものである。
【0088】したがって、検知スイッチ15aがオンし
ていれば正常に動作したと判断し、ステップS15へ進
む。
【0089】一方、ステッピングモータ16の駆動回路
28へのパルス出力が完了しているにもかかわらず、検
知スイッチ15aがオンしていなければ製氷皿14が正
常位置で停止していないことであり異常と判断し、ステ
ップS21へ進み待機する。
【0090】一定時間待機することにより、例えば使用
者が誤って製氷皿の下方に食品等を放置し、ステッピン
グモータ16の回転にもかかわらず製氷皿14が回転で
きなくなっていても、所定のパルス出力が完了した時点
で検知スイッチ15aが動作しないことから制御装置2
6は異常と判断し、次のパルス出力を控え製氷皿14や
駆動装置15へ過分な負荷がかかるのを防止する。
【0091】ステップS15では製氷皿14を水平位置
へ復帰させるため、コントローラ27からステッピング
モータ16の駆動回路28へ必要なパルスを出力する。
【0092】パルス出力手段29から出力されたパルス
数はパルスカウント手段30で計数され、パルスカウン
ト手段30で計数されるパルス数は、パルス出力数比較
手段32へ入力される。パルス出力数比較手段32は、
基準パルス出力数記憶手段31にあらかじめ設定された
設定パルス数と、パルスカウント手段30からの入力パ
ルス数を比較し、入力パルス数が設定パルス数に到達す
ると、パルス出力手段29へ信号をおくる。
【0093】本実施例では、パルス出力手段29はパル
ス出力数比較手段32からパルス出力数が3200に到
達したことを知らせる信号を受けて、パルス出力を停止
し、ステッピングモ−タ16の駆動を停止する。
【0094】ステップS16ではコントローラ27から
ステッピングモータ16の駆動回路28へのパルス出力
が完了したか否かを確認し、出力が完了しておればステ
ップ17へ進み、出力が完了していなければ確認を継続
する。
【0095】ステップS17では検知スイッチ15aが
オンか否かを確認する。本実施例はステッピングモータ
16の駆動回路28へのパルス出力が完了した時点で、
製氷皿14が水平位置へ到達し、検知スイッチ15aが
オンするものである。
【0096】したがって、検知スイッチ15aがオンし
ていれば正常に動作したと判断し、ステップS18へ進
む。
【0097】そして、ステッピングモータ16の駆動回
路28へのパルス出力が完了しているにもかかわらず、
検知スイッチ15aがオンしていなければ製氷皿14が
正常位置で停止していないことであり異常と判断し、ス
テップ21へ進み待機する。
【0098】一定時間待機することによって、例えば使
用者が誤って製氷皿の下方に食品等を放置し、ステッピ
ングモータ16の回転にもかかわらず製氷皿14が回転
できなくなっていても、所定のパルス出力が完了した時
点で検知スイッチ15aが動作しないことから制御装置
26は異常と判断し、次のパルス出力を控えるので製氷
皿14や駆動装置15へ過分な負荷がかかるのを防止す
る。
【0099】ステップS18では貯氷箱21内の氷の貯
氷量が不足しているか否かを確認する。
【0100】貯氷量の確認は検氷レバー22を貯氷箱2
1内へ進入させ、貯氷量が不足していれば検氷レバー2
2が貯氷箱21内の所定位置まで到達し、貯氷量が充分
ならば、検氷レバー22は貯氷箱21内の氷に当たり、
貯氷箱21内の所定位置に到達できない。
【0101】したがって、検氷レバー22が貯氷箱21
内の所定位置に到達するか否かで、貯氷量が不足してい
るか否かを判定することができ、本実施例では検氷レバ
ー22が貯氷箱21内の所定位置に到達すると駆動装置
15内に内蔵された検知スイッチ15aがオンして、貯
氷量が不足していることを制御装置26へ知らせる。
【0102】ここで、貯氷量が不足していればステップ
S1へ戻り製氷動作を継続し、不足していなければステ
ップS25へ進み製氷室2の温度制御運転を継続する。
【0103】ステップS21では一定時間待機してステ
ップS22へ進む。本実施例では待機時間を1時間とし
ている。
【0104】ステップS22では一定時間経過したか否
かを確認し、一定時間経過していればステップS23へ
進み、一定時間経過していなければステップS26へ進
んで製氷室2の温度制御運転を継続する。
【0105】ステップS23では製氷皿14を水平位置
へ復帰させる動作を行い、ステップS24へ進む。
【0106】ステップS24では検知スイッチ15aが
オンか否かを確認する。本実施例はコントローラ27か
らステッピングモータ16の駆動回路28へ、製氷皿1
4が水平位置へ復帰するのに充分なパルス出力を行い、
製氷皿14が水平位置へ到達した時点で、検知スイッチ
15aがオンするものである。
【0107】したがって、検知スイッチ15aがオンす
れば正常に動作したと判断し、ステップS12へ戻り、
オンしていなければステップS27へ進み、製氷室2の
温度制御運転を継続しつつ、ステップS21へ戻り一定
時間の待機に入る。
【0108】一定時間の待機を行うことにより、例えば
使用者が誤って製氷皿の下方に食品等を放置し、ステッ
ピングモータ16の回転にもかかわらず製氷皿14が回
転できなくなっていても、所定のパルス出力が完了した
時点で検知スイッチ15aが動作しないことから制御装
置26は異常と判断し、次のパルス出力を控えるのでス
テッピングモータ16へ過分な負荷がかかるの回避し、
異常発熱を防止する。
【0109】以上のように、製氷室2に配置された製氷
皿14と、製氷皿14を回転させる出力軸17を有し出
力軸17によって製氷皿14を所定角度回転させて氷を
前記製氷皿14から放出させる駆動装置15と、駆動装
置15の駆動源であるステッピングモ−タ16の回転を
制御する制御装置26とを備え、製氷室2内の温度を−
7℃以上−3℃以下に維持し、製氷皿14に供給された
水が氷になるまで製氷皿14へ駆動装置15によって揺
動を与え、氷を製氷皿14から分離させる際は製氷皿1
4の捻りの角度を10°以上30゜以下の範囲内で行
い、製氷皿14の捻りの時間を10秒以上かけて行う構
成にした。
【0110】上記の構成によって、製氷皿14内の氷は
−5℃程度の温度でゆっくりと冷却される。
【0111】−5℃程度で冷却された水は静止したまま
では過冷却水の状態を維持して氷にならないので、駆動
装置15によって製氷皿14に揺動を与えて氷の核発生
を促し、さらには、氷から吐き出された気泡も駆動装置
15による揺動によって製氷皿の開口面へ向かって脱出
させる。
【0112】したがって、製氷皿14内の水は氷生成時
に吐き出された気泡を上方へ逃がしつつ底面から上面へ
ゆっくりと凍結していくので、ヒータ等を用いずに白濁
の少ない透明性のある氷を製造することができる。
【0113】そして、製氷皿14から氷を分離する際
は、製氷皿14の捻りは従来冷蔵庫の製氷皿の捻りに比
較して小さい角度で且つ長い時間をかけて行われるの
で、氷と製氷皿15から発生していた摩擦音やきしみ音
が解消され、氷の割れも防止できる。
【0114】また、透明性の高い氷の生成には製氷皿1
4内の水を底面から上部へ徐々に凍結させることが有効
であることは既に述べてきたが、製氷皿14内の水の底
面側より水面側の温度を高くすることで実現できる。具
体的には、第3冷風導入手段、すなわち上開口部8bを
常時開け、上開口部8cを常時閉じることで製氷皿14
内の水の水面側に、温度の高い別の貯蔵室からの冷風を
導入すればよい。
【0115】また、本実施例では透明性のある氷を製造
することについて説明してきたが、第2冷風導入手段、
すなわち上開口部8bを常時閉じたままの、且つ上開口
部8cを常時開けたままの状態にすることで、製氷皿1
4内の水を底面と上部の両面から冷却できるので、製氷
の速度が速くすることもでき、使用者の好みに応じて使
い分けることができる。
【0116】この際、上開口部8b、8cを常時開けた
状態、または常時閉じた状態、または上開口部8bを閉
じ上開口部8cを開いた状態、または上開口部8bを開
き上開口部8cを閉じた状態にする方法は、あらかじめ
それぞれの選択ボタンを冷蔵庫に設けておき、選択ボタ
ンが押されたときにダンパー装置12a、12bが作動
し、上開口部8b、8cを常時開放または常時閉塞また
は一方が常時開、他方が常時閉になるようにするのも一
つの方法である。
【0117】
【発明の効果】以上、説明したように本発明は、冷蔵庫
の製氷室に配置された製氷皿と、前記製氷皿を回転させ
る出力軸を有し前記出力軸によって前記製氷皿を所定角
度回転させて氷を前記製氷皿から放出させる駆動装置
と、前記駆動装置の駆動源であるモ−タの回転を制御す
る制御装置とを備え、前記製氷室内の温度を−7℃以上
−3℃以下に維持し、前記製氷皿に供給された水が氷に
なるまで前記駆動装置によって前記製氷皿へ揺動を与え
るようにしたので、製氷皿内の水は−5℃程度の雰囲気
でゆっくりと冷却され、一旦、過冷却水となった後、駆
動装置による製氷皿の揺動で過冷却水が揺れ、氷の核が
発生し、氷の生成が始まる。
【0118】氷の生成が始まると、含有されていた気泡
が吐き出され、その気泡は水の粘性に妨げられながらも
製氷皿上方へ進もうとする。このとき駆動装置による製
氷皿の揺動は継続しており、この揺動による水の揺れ
で、気泡の上昇運動が助けられたくさんの気泡が製氷皿
上面へ脱出する。
【0119】製氷皿内の水の水面は揺れによって凍結が
おくれるので、製氷皿内の水は気泡を上面側へ脱出させ
ながら底面から上面に向かってゆっくり凍結し、氷にと
じ込められる気泡の量は激減し、白濁が少なく透明性の
ある氷を製造することができる。
【0120】これによって、製氷皿の開口部を覆い、水
面をヒータで加温する必要もなくなるので、ヒータ不要
の簡素で小型なものとなり、製氷室の有効容積が拡大
し、節電も出来る。
【0121】また、前記製氷室に冷風を流入させるため
の冷風導入手段を設け、前記冷風導入手段により前記製
氷皿の底面側にのみ冷風を送る構成することにより、製
氷皿内の水を底面側から製氷皿の開口部側へ向けて徐々
に凍結させていくことができるので、凍結時に吐き出さ
れる空気を製氷皿の開口部へ確実に逃がすことができ、
氷に閉じ込められる気泡の量をさらに減少させ、より透
明性のある氷を製造することができる。
【0122】また、前記冷風導入手段を、前記製氷皿の
底面側にのみ冷風を送る第1冷風導入手段と、前記製氷
皿の底面側と前記製氷皿の開口部側の両方へ冷風を送る
第2冷風導入手段とで構成し、前記第1冷風導入手段と
前記第2冷風導入手段を任意に切り換えることができる
ようにしたことにより、透明性のある氷を必要とする場
合は第1冷風導入手段を選択し、単に速く氷を製造した
い場合には第2冷風導入手段を選択することができ、使
用者は使用状態に応じた氷を選択することができる。
【0123】また、前記製氷室に冷風を流入させるため
の冷風導入手段とを備え、前記冷風導入手段を前記製氷
皿の底面側にのみ冷風を送る第1冷風導入手段と、前記
製氷皿の底面側と前記製氷皿の開口部側の両方へ冷風を
送る第2冷風導入手段と、前記製氷皿の底部側より高い
温度の冷風を前記製氷皿の開口部側へ送る第3冷風導入
手段とで構成し、前記第1冷風導入手段と前記第2冷風
導入手段と前記第3冷風導入手段を任意に切り換えるこ
とができるようにした。これによって、前記製氷皿の開
口部側へは前記第3冷風導入手段によって前記製氷皿の
底面側より温度の高い冷風も流入させることができるよ
うにしたので、製氷皿内の水の水面温度が底面側より高
くなり、製氷皿の底面側より凍結が始まり、製氷皿の開
口部側へ向けて徐々に凍結させていくことができるの
で、凍結時に吐き出される空気を製氷皿の開口部へ確実
に逃がすことができ、氷に閉じ込められる気泡の量をさ
らに減少させ、より透明性のある氷を製造することがで
きる。
【0124】また、前記製氷皿内の水が0℃以下になる
まで前記製氷室内の温度を−10℃以下に維持し、前記
製氷皿内の水が0℃以下になってから前記製氷室内の温
度を−7℃以上−3℃以下に維持するようにしたので、
−10℃以下の雰囲気で製氷皿内の水が急激に冷却され
るので、過冷却水を経て氷の核が発生するまでの時間が
短縮され、氷の核発生後は−5℃程度で冷却されるの
で、氷の生成はゆっくり進行し、その間、駆動装置によ
る製氷皿の揺動は継続されるので、氷生成時に吐き出さ
れた気泡は揺動による水の揺れで製氷皿上面へ脱出す
る。
【0125】製氷皿内の水の水面は揺れによって凍結が
おくれるので、製氷皿内の水は気泡を上面側へ脱出させ
ながら底面から上面に向かってゆっくり凍結し、氷にと
じ込められる気泡の量は激減し、白濁が少なく透明性の
ある氷を製造することができる。
【0126】これによって、ヒータ等を用いずに、白濁
が少ない透明性のある氷を製造することができ、さらに
は氷の核の発生を早めた分だけ氷の生成時間を短縮する
ことができる。
【0127】また、冷蔵庫の製氷室に配置された製氷皿
と、前記製氷皿を回転させる出力軸を有し前記出力軸に
よって前記製氷皿を所定角度回転させて氷を前記製氷皿
から放出させる駆動装置と、前記駆動装置の駆動源であ
るモ−タの回転を制御する制御装置とを備え、前記制御
装置は前記駆動装置に対し前記製氷皿が捻られる方向へ
の回転を1回以上実施させ前記製氷皿へ1回以上の捻り
を与える構成としたものであり、従来の冷蔵庫では製氷
皿の捻りは1回きりであったため、製氷皿から完全に氷
が分離されないことがあったが、製氷皿に与える捻りの
回数を複数回にすることにより、製氷皿からの氷の分離
が確実になる。
【0128】また、製氷皿の捻りの角度を10゜以上3
0゜以下に設定したことによって、従来の冷蔵庫のよう
に製氷皿を45°も捻らないので、製氷皿へ過分な応力
を与えることがなく、製氷皿のきしみ音を低減できる。
【0129】また、前記製氷皿の捻りの時間を10秒以
上に設定したので、製氷皿の捻る速度が遅くなり、製氷
皿と氷との間で生じていた摩擦音やきしみ音を解消する
ことができる。
【0130】さらには、捻りによって氷に作用する応力
を緩和しながら、製氷皿と氷の分離が進行するので、氷
の割れがなくなる。
【0131】また、前記製氷皿が捻られる方向とは反対
の方向に前記製氷皿を回転させて前記製氷皿から氷を放
出させる構成にしたことによって、製氷皿から氷を分離
させるための捻り動作と、製氷皿から氷を放出させる氷
放出動作を別々に行うことができ、製氷皿から氷を分離
させる捻り動作のみを遅い速度で実施し、氷放出動作を
速い速度で実施すれば、次の製氷への移行時間を短縮す
ることもできる。
【0132】また、冷蔵庫の製氷室に配置された製氷皿
と、駆動源であるステッピングモ−タと前記製氷皿を回
転させる出力軸とを有し前記出力軸によって前記製氷皿
を所定角度回転させて氷を前記製氷皿から放出させる駆
動装置と、前記ステッピングモ−タを回転させるための
パルスを発生させるパルス出力手段を有する制御装置
と、前記製氷皿が所定角度回転した位置で動作する位置
検知手段とを備え、前記制御装置は前記パルス出力手段
により前記ステッピングモ−タへ所定のパルスを出力し
前記所定のパルス出力が完了したときに前記位置検知手
段が動作していない場合は所定の時間が経過するまで前
記ステッピングモ−タへのパルス出力を開始しないよう
にしたので、万一、使用者が誤って製氷皿の下方に食品
等を放置し、モータの回転にもかかわらず製氷皿が回転
できなくなっていても、所定のパルス出力が完了した時
点で位置検知手段が動作しないことから制御装置は異常
と判断し、次のパルス出力を控えるので製氷皿や駆動装
置へ過分な負荷がかかるのを回避し、ステッピングモー
タの異常発熱を防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による冷蔵庫の実施例の部分縦断面図
【図2】同実施例における製氷皿周辺の平面図
【図3】同実施例において反時計方向へ揺動する製氷皿
を示す正面図
【図4】同実施例において時計方向へ揺動する製氷皿を
示す正面図
【図5】同実施例における捻り動作時の製氷皿を示す正
面図
【図6】同実施例における氷放出動作時の製氷皿を示す
正面図
【図7】同実施例における製氷装置のブロック図
【図8】同実施例における製氷運転を示すフローチャー
【図9】従来の冷蔵庫における自動製氷装置を示す縦断
面図
【図10】従来の冷蔵庫における自動製氷装置を示す平
面図
【符号の説明】
1 冷蔵庫 2 製氷室 14 製氷皿 15 駆動装置 16 ステッピングモ−タ 17 出力軸 26 制御装置 29 パルス出力手段
フロントページの続き (72)発明者 石王 治之 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 Fターム(参考) 3L110 AA07 AB00 AC01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷蔵庫の製氷室に配置された製氷皿と、
    前記製氷皿を回転させる出力軸を有し前記出力軸によっ
    て前記製氷皿を所定角度回転させて氷を前記製氷皿から
    放出させる駆動装置と、前記駆動装置の駆動源であるモ
    −タの回転を制御する制御装置とを備え、前記製氷室内
    の温度を−7℃以上−3℃以下に維持し、前記製氷皿に
    供給された水が氷になるまで前記駆動装置によって前記
    製氷皿へ揺動を与えることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 前記製氷室には冷風を流入させるための
    冷風導入手段が設けられ、前記冷風導入手段により前記
    製氷皿の底面側にのみ冷風を送ることを特徴とする請求
    項1記載の冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 冷蔵庫の製氷室に配置された製氷皿と、
    前記製氷皿を回転させる出力軸を有し前記出力軸によっ
    て前記製氷皿を所定角度回転させて氷を前記製氷皿から
    放出させる駆動装置と、前記駆動装置の駆動源であるモ
    −タの回転を制御する制御装置と、前記製氷室に冷風を
    流入させるための冷風導入手段とを備え、前記冷風導入
    手段は前記製氷皿の底面側にのみ冷風を送る第1冷風導
    入手段と、前記製氷皿の底面側と前記製氷皿の開口部側
    の両方へ冷風を送る第2冷風導入手段とから成り、前記
    第1冷風導入手段と前記第2冷風導入手段を任意に切り
    換えることができるようにしたことを特徴とする冷蔵
    庫。
  4. 【請求項4】 冷蔵庫の製氷室に配置された製氷皿と、
    前記製氷皿を回転させる出力軸を有し前記出力軸によっ
    て前記製氷皿を所定角度回転させて氷を前記製氷皿から
    放出させる駆動装置と、前記駆動装置の駆動源であるモ
    −タの回転を制御する制御装置と、前記製氷室に冷風を
    流入させるための冷風導入手段とを備え、前記冷風導入
    手段は前記製氷皿の底面側にのみ冷風を送る第1冷風導
    入手段と、前記製氷皿の底面側と前記製氷皿の開口部側
    の両方へ冷風を送る第2冷風導入手段と、前記製氷皿の
    底部側より高い温度の冷風を前記製氷皿の開口部側へ送
    る第3冷風導入手段とから成り、前記第1冷風導入手段
    と前記第2冷風導入手段と前記第3冷風導入手段を任意
    に切り換えることができるようにしたことを特徴とする
    冷蔵庫。
  5. 【請求項5】 冷蔵庫の製氷室に配置された製氷皿と、
    前記製氷皿を回転させる出力軸を有し前記出力軸によっ
    て前記製氷皿を所定角度回転させて氷を前記製氷皿から
    放出させる駆動装置と、前記駆動装置の駆動源であるモ
    −タの回転を制御する制御装置とを備え、前記製氷皿内
    の水が0℃以下になるまで前記製氷室内の温度を−10
    ℃以下に維持し、前記製氷皿内の水が0℃以下になって
    から前記製氷室内の温度を−7℃以上−3℃以下に維持
    し、前記製氷皿に供給された水が氷になるまで前記駆動
    装置によって前記製氷皿へ揺動を与えることを特徴とす
    る冷蔵庫。
  6. 【請求項6】 冷蔵庫の製氷室に配置された製氷皿と、
    前記製氷皿を回転させる出力軸を有し前記出力軸によっ
    て前記製氷皿を所定角度回転させて氷を前記製氷皿から
    放出させる駆動装置と、前記駆動装置の駆動源であるモ
    −タの回転を制御する制御装置とを備え、前記制御装置
    は前記駆動装置に対し前記製氷皿が捻られる方向への回
    転を1回以上実施させ前記製氷皿へ1回以上の捻りを与
    えることを特徴とする冷蔵庫。
  7. 【請求項7】 冷蔵庫の製氷室に配置された製氷皿と、
    前記製氷皿を回転させる出力軸を有し前記出力軸によっ
    て前記製氷皿に捻りを与えて前記製氷皿から氷を分離さ
    せる駆動装置と、前記駆動装置の駆動源であるモ−タの
    回転を制御する制御装置とを備え、前記製氷皿の捻りの
    角度を10゜以上30゜以下に設定したことを特徴とす
    る冷蔵庫。
  8. 【請求項8】 冷蔵庫の製氷室に配置された製氷皿と、
    前記製氷皿を回転させる出力軸を有し前記出力軸によっ
    て前記製氷皿に捻りを与えて前記製氷皿から氷を分離さ
    せる駆動装置と、前記駆動装置の駆動源であるモ−タの
    回転を制御する制御装置とを備え、前記製氷皿の捻りの
    時間を10秒以上に設定したことを特徴とする冷蔵庫。
  9. 【請求項9】 冷蔵庫の製氷室に配置された製氷皿と、
    前記製氷皿を回転させる出力軸を有し前記出力軸によっ
    て前記製氷皿に捻りを与えて前記製氷皿から氷を分離さ
    せる駆動装置と、前記駆動装置の駆動源であるモ−タの
    回転を制御する制御装置とを備え、前記製氷皿が捻られ
    る方向とは反対の方向に前記製氷皿を回転させて前記製
    氷皿から氷を放出させることを特徴とする冷蔵庫。
  10. 【請求項10】 冷蔵庫の製氷室に配置された製氷皿
    と、駆動源であるステッピングモ−タと前記製氷皿を回
    転させる出力軸とを有し前記出力軸によって前記製氷皿
    を所定角度回転させて氷を前記製氷皿から放出させる駆
    動装置と、前記ステッピングモ−タを回転させるための
    パルスを発生させるパルス出力手段を有する制御装置
    と、前記製氷皿が所定角度回転した位置で動作する位置
    検知手段とを備え、前記制御装置は前記パルス出力手段
    により前記ステッピングモ−タへ所定のパルスを出力し
    前記所定のパルス出力が完了したときに前記位置検知手
    段が動作していない場合は所定の時間が経過するまで前
    記ステッピングモ−タへのパルス出力を開始しないこと
    を特徴とする冷蔵庫。
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