JP2518373B2 - バイポ―ラトランジスタ - Google Patents

バイポ―ラトランジスタ

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JP2518373B2
JP2518373B2 JP1011204A JP1120489A JP2518373B2 JP 2518373 B2 JP2518373 B2 JP 2518373B2 JP 1011204 A JP1011204 A JP 1011204A JP 1120489 A JP1120489 A JP 1120489A JP 2518373 B2 JP2518373 B2 JP 2518373B2
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gate electrode
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幹二 向井
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はバイポーラトランジスタに関し、特にアーリ
電圧の高いバイポーラトランジスタに関する。
〔従来の技術〕
従来のバイポーラトランジスタについて、PNPトラン
ジスタを例にとって説明する。
第3図は従来の横型バイポーラトランジスタの一例の
断面図である。
N型シリコン基板1にP型コレクタ領域4、P型エミ
ッタ領域5、N型ベースコンタクト領域3が形成され、
コレクタ領域4を囲んでN型拡散層12が形成されてい
る。
一般に、横型トランジスタは、コレクタ領域に比べ
て、基板の不純物濃度が低いため、コレクタ・エミッタ
間の電圧が高くなると、ベース領域に生じる空乏層が大
きく拡がり、実効ベース幅が狭くなってコレクタ電流が
著しく増加する。すなわち、コレクタ電流のコレクタ・
エミッタ間電圧依存性が大きくなり、いわゆるアーリ電
圧が低下する。
従来技術では、コレクタ領域4を囲んで不純物濃度の
高いN型拡散層12を形成することにより、コレクタ・エ
ミッタ間の電圧が高くなってもN型拡散層12の不純物濃
度が高いために空乏層の拡がりは抑えられていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来のバイポーラトランジスタは、コレクタ
領域4を囲むN型拡散層12を形成するために、N型ベー
スコンタクト領域3を形成する工程以外に、余分にN型
不純物の拡散工程が必要になり、製造工程が複雑になる
という欠点がある。また、N型拡散層12の不純物濃度が
高いためにコレクタ・ベース間の耐電圧が低下するとい
う欠点もある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明では、半導体基板に設けられた一導電型コレク
タ領域と逆導電型ベース領域と一導電型エミッタ領域を
有するバイポーラトランジスタにおいて、前記エミッタ
領域の隣りに間隔をおいて設けられ前記コレクタ領域と
は異る一導電型拡散層と、前記一導電型拡散層と前記エ
ミッタ領域との間の領域上に絶縁膜を介して設けられた
ゲート電極とを有し、前記一導電型拡散層がベース電極
に接続され、前記ゲート電極がコレクタ電極に配線を介
して接続され、前記ゲート電極下の前記半導体基板と前
記絶縁膜との界面に反転層が形成されるようになってい
る。
〔実施例〕
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図(a),(b)は本発明の第1の実施例の平面
図及びA−A′線断面図である。
第1の実施例では、横型のPNPトランジスタの例につ
いて説明する。
N型シリコン基板1にP型コレクタ領域4、P型エミ
ッタ領域5、N+型ベースコンタクト領域3、P型拡散層
6を設け、酸化膜2の開口部を介して上記各領域と抵抗
接触するコレクタ電極7、エミッタ電極9、ベース電極
8を設ける。P型拡散層6はベース電極8に接続する。
抵抗接触している。さらにエミッタ領域5とP型拡散層
6の間の領域を酸化膜2を介して覆ってゲート電極10を
設ける。ゲート電極10は配線11によってコレクタ電極7
に接続する。
次に、本実施例の動作について説明する。
通常の能動領域で動作中のときは、コレクタ電極7に
接続されているゲート電極10はエミッタ電極9に対して
負電位になっているため、ゲート電極10直下の酸化膜2
とシリコン基板1との界面に反転層が生じる。この反転
層を通ってベース電流の一部がP型拡散層6からエミッ
タ領域5へと流れる。コレクタ・エミッタ間電圧が上昇
するとゲート電極10の電位は下降するため、上記反転層
の導電率が上がり、P型拡散層6からエミッタ領域5へ
流れる電流が増加する。すなわち、エミッタ領域5から
コレクタ領域4へ到達する電流がコレクタの電位によっ
て制御されることになる。従って、ゲート電極10の直下
の酸化膜2の厚さとゲート電極10の面積とを適当に選ぶ
ことによってコレクタ・エミッタ間電圧が大きく変化し
てもコレクタ電流の変化を少くすることができる。
第2図(a),(b)は本発明の第2の実施例の平面
図及びB−B′線断面図である。
第2の実施例は縦型NPNトランジスタの例である。
N型シリコン基板1にN型コレクタ領域14、N型エミ
ッタ領域15、P型ベース領域13、N型拡散層16を設け、
酸化膜2の開口部を介して上記各領域と抵抗接触するコ
レクタ電極7、エミッタ電極9、ベース電極8をそれぞ
れ設ける。N型拡散層16はベース電極8に接続する。拡
散層16との間の領域を酸化膜2を介してさらに、エミッ
タ領域15とN型を覆ってゲート電極10を設け、ゲート電
極10を配線11によってコレクタ電極7に接続する。
次に本実施例の動作について説明する。
本実施例はNPNトランジスタであるため、能動領域で
動作中のときは、ゲート電極10はエミッタ電極9に対し
て正電位になっており、ゲート電極10の直下の酸化膜2
とベース領域13の界面には反転層が生じる。この反転層
を通ってベース電流の一部がN型拡散層16からエミッタ
領域5へと流れる。第1の実施例と同様に、ゲート電極
10の直下の酸化膜2の厚さと、ゲート電極10の面積とを
適当に選ぶことによってコレクタ・エミッタ間電圧が大
きく変化してもコレクタ電流の変化を少くすることがで
きる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明は、コレクタ・エミッタ
間電圧によってベース電流の有効量を変化させることに
よりコレクタ電流を一定に保ち、アーリ電圧を高くする
ことができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b)は本発明の第1の実施例の平面図
及びA−A′線断面図、第2図(a),(b)は本発明
の第2の実施例の平面図及びB−B′線断面図、第3図
は従来の横型バイポーラトランジスタの一例の断面図で
ある。 1……N型シリコン基板、2……酸化膜、3……N+型ベ
ースコンタクト領域、4……P型コレクタ領域、5……
P型エミッタ領域、6……P型拡散層、7……コレクタ
電極、8……ベース電極、9……エミッタ電極、10……
ゲート電極、12……N型拡散層、13……P型ベース領
域、14……N型コレクタ領域、15……N型エミッタ領
域、16……N型拡散層。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板に設けられた一導電型コレクタ
    領域と逆導電型ベース領域と一導電型エミッタ領域を有
    するバイポーラトランジスタにおいて、前記エミッタ領
    域の隣りに間隔をおいて設けられ前記コレクタ領域とは
    異る一導電型拡散層と、前記一導電型拡散層と前記エミ
    ッタ領域との間の領域上に絶縁膜を介して設けられたゲ
    ート電極とを有し、前記一導電型拡散層がベース電極に
    接続され、前記ゲート電極がコレクタ電極に配線を介し
    て接続され、前記ゲート電極下の前記半導体基板と前記
    絶縁膜との界面に反転層が形成されるようになっている
    ことを特徴とするバイポーラトランジスタ。
JP1011204A 1989-01-19 1989-01-19 バイポ―ラトランジスタ Expired - Lifetime JP2518373B2 (ja)

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JPH02192124A JPH02192124A (ja) 1990-07-27
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5588372A (en) * 1978-12-26 1980-07-04 Sanyo Electric Co Ltd Lateral type transistor
JPS63181466A (ja) * 1987-01-23 1988-07-26 Matsushita Electronics Corp 半導体装置

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