JP2518310Y2 - ホップアップ機能付きクリックヒンジ - Google Patents

ホップアップ機能付きクリックヒンジ

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JP2518310Y2
JP2518310Y2 JP1641690U JP1641690U JP2518310Y2 JP 2518310 Y2 JP2518310 Y2 JP 2518310Y2 JP 1641690 U JP1641690 U JP 1641690U JP 1641690 U JP1641690 U JP 1641690U JP 2518310 Y2 JP2518310 Y2 JP 2518310Y2
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JP
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hinge
cam
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mounting member
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JP1641690U
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Inventor
幸久 土方
Original Assignee
加藤電機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、ホップアップ機能付きのクリックヒンジ
にに関する。
(従来の技術) 従来、自動的に蓋体を開くことのできるトルクを保有
したホップアップ機能付きのヒンジや、蓋体を所定の開
成角度で一次停止させるクリック停止機能付きのヒンジ
が種々公知である。
(考案が解決しようとする課題) しかるに、従来のものはいずれも単一の機能のみしか
持っていないか、或は両機能を持っていてもそれぞれに
弾性部材を必要とするなどして構造的に複雑で、製作コ
ストが高くつくという問題があった。
この考案の目的は、一種類の弾性部材を用いることに
より、ホップアップ機能とクリック停止機能の両機能に
併用できるようにした、ホップアップ機能付きのクリッ
クヒンジヒンジを提供せんとするにある。
(課題を解決するための手段) 上述した技術的課題を解決するためにこの考案は、本
体側に取り付けられる取付部材と、この取付部材にヒン
ジピンを介して回動自在に連結された蓋体の支持部材
と、前記取付部材と支持部材の各々にその一部に前記ヒ
ンジピンを挿通させつつ取り付けられた互いの対向面に
凹凸部を有する少なくとも一対のカム部材と、前記取付
部材と支持部材の間に前記ヒンジピンに環巻きさせつつ
弾設された蓋体の重量よりも大のトルクを有するスプリ
ングとから成り、前記カム部材の一方を他方に対して摺
動可能に構成すると共に、前記スプリングの軸方向の弾
力で前記摺動可能なカム部材を他方のカム部材に向けて
圧接させたものである。
この考案はまた、カム部材の一つをヒンジピンの中央
部において取付部材に固定させ、その両側から支持部材
に摺動可能に取り付けた他方のカム部材の一対を当接さ
せ、さらに前記ヒンジピンに一対のスプリングを環巻き
させ、この一対のスプリングで支持部材を回動附勢させ
ると共に、前記摺動可能な一対のカム部材を取付部材に
固定させたカム部材に圧接させたものである。
この考案はさらに、各カム部材を取付部材と支持部材
に取り付ける手段を、それぞれを軸挿させたヒンジピン
と、前記取付部材と支持部材に取り付けた固定ピンで構
成したものである。
(作用) ヒンジピンに環巻きさせたスプリングのトルク作用で
支持部材を介して蓋体を自動的に開くことができ、コン
プレッション作用で摺動可能に設けたカム部材を固定さ
せたカム部材に向けて圧接させて、互いの凹凸による嵌
合により蓋体をクリック停止させることができるもので
ある。
(実施例) 図面はこの考案の一実施例を示し、第1図乃至第4図
において、1は機器本体側に取り付けられる取付部材で
あり、断面略コの字形状を呈している。この取付部材1
の両側板1a、1aにヒンジピン2を介して断面略コの字形
状を呈した支持部材3の両側板3a、3aが回動自在に連結
されている。
取付部材1の略中央部には、その上部をヒンジピン2
に、下部を取付部材1の両側板1a、1aの略中央部に懸架
させた固定ピン4に、それぞれ挿通させてセンターカム
部材5が固定されており、その上部の両側部にはとくに
第5図乃至第6図に示したように、120°間隔に凸部5a
と5bが放射状に突設されている。センターカム部材5の
両側には、一側部をヒンジピン2に摺動可能に軸挿させ
て摺動カム部材6、7が設けられており、この摺動カム
部材6、7はその各々の他端部を支持部材3の両側板3
a、3aに懸架させたピン8に摺動可能に挿通させてい
る。この摺動カム部材6、7はとくに第5図と第7図に
示したように、それぞれセンターカム部材5と対向する
側に120°間隔を明けて凹部6a、7aを放射状に設けてあ
り、この各凹部6aは急傾斜部6b、7bと緩傾斜部6c、7cと
から成るジグザク状を呈している。この摺動カム部材
6、7と取付部材1の両側板1a、1aとの間には、ヒンジ
ピン2に環巻きさせてコイルスプリング9が配設され、
その一端部9aを取付部材1に他端部9bを摺動カム部材
6、7に係止させることにより、支持部材3を常に時計
方向へ回動附勢させている。
このコイルスプリング9は、支持部材3へ取り付けら
れる蓋体の重量よりも勝ったトルクを保有すると共に、
両側板1a、1aと摺動カム部材6、7との間にも弾設さ
れ、該摺動カム部材6、7をセンターカム部材5側に圧
接させている。
したがって、第8図に示したように、蓋体Aを閉じた
状態の時には、第2図と第5図に示したように、摺動カ
ム部材6、7の各凹部6a、7aへセンターカム部材5の各
凸部5aが嵌入している。また、支持部材3はコイルスプ
リング9を介して蓋体Aを開成方向へ附勢させている
が、蓋体Aを図示していない係止手段により係止される
ことにより閉成状態を保っている。この係止手段を外す
と、蓋体Aは第9図に示したように、コイルスプリング
9のトルクにより蓋体の重量とバランスする所定開成角
度まで自動的に弾ね上がることになる。この弾ね上げ角
度はコイルスプリング9のトルクの選定の仕方による
が、一般的には本体Bに対して約30°前後であり、摺動
カム部材6、7はセンターカム部材5の凸部5a、5bによ
って押され、コイルスプリング9の押圧力に抗して若干
左右へ摺動する。
蓋体Aをさらに開くと、凸部5a、5bによって摺動カム
部材6、7はさらに左右に押されて、凸部5a、5bの通過
を許容し、蓋体Aは開かれる。第10図に示したように、
約120°開かれると、凸部5a、5bはそれぞれが最初に嵌
合している各凹部6a、7aを脱し、次の各凹部6a、7aの中
へ落ち込み嵌合するので、軽負荷や衝撃によって蓋体A
が落下してしまうことがない。
開いた蓋体はこれを下押しする、最初は凸部5a、5bが
凹部6a、7aの急傾斜部6b、7bに脱する際の抵抗に遭遇す
るが、摺動カム部材6、7が左右に摺動することによっ
て閉じられ、しだいにコイルスプリングのトルクが効き
はじめるが、さらに強く下押しすることによって完全に
閉じられ、図示してない係止手段によってロックされる
ことにより閉成状態を保つものである。
尚、各カム部材に設ける凹部と凸部の形状や位置等に
ついては、実施例のものに限定されるものではなく、こ
の考案の目的を逸脱しない範囲で自由に変えることがで
きるものである。したがって、クリック停止の位置につ
いても任意に選択できることは言うまでもない。
また、カム部材を一側方に片寄らせ、摺動カム部材を
1個としても良く、この場合にはコイルスプリングは1
本となり、構造がより簡単になるものである。
(効果) 以上詳細に説明したようにこの考案によれば、一種類
のコイルスプリングでホップアップ機能とクリック停止
機能の両機能を果たすことができるので、簡単な構造で
故障の少ない複数の機能を持ったヒンジを安価で提供で
きるという効果を奏し得るものである。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、第1図はその側面
図、第2図は第1図のA−A線断面図、第3図は第2図
のB−B線断断面図、第4図は第3図に対応しその機能
を説明するための説明図、第5図は同じくその機能を説
明するための説明図、第6図はセンターカム部材の斜視
図、第7図は摺動カム部材の斜視図、第8図乃至第10図
はこの考案に係るヒンジの動作を説明するための説明図
である。 A……蓋体、B……本体 1……取付部材、2……ヒンジピン 3……支持部材、4……固定ピン 5……センターカム部材 5a、5b……凸部 6、7……摺動カム部材 6a、7a……凹部 8……固定ピン 9……コイルスプリング

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体側に取り付けられる取付部材と、この
    取付部材にヒンジピンを介して回動自在に連結された蓋
    体の支持部材と、前記取付部材と支持部材の各々にその
    一部に前記ヒンジピンを挿通させつつ取り付けられた互
    いの対向面に凹凸部を有する少なくとも一対のカム部材
    と、前記取付部材と支持部材の間に前記ヒンジピンに環
    巻きさせつつ弾設された蓋体の重量よりも大のトルクを
    有するスプリングとから成り、前記カム部材の一方を他
    方に対して摺動可能に構成すると共に、前記スプリング
    の軸方向の弾力で前記摺動可能なカム部材を他方のカム
    部材に向けて圧接させたことを特徴とする、ホップアッ
    プ機能付きクリックヒンジ。
  2. 【請求項2】カム部材の一つをヒンジピンの中央部にお
    いて取付部材に固定させ、その両側から支持部材に摺動
    可能に取り付けた他方のカム部材の一対を当接させ、さ
    らに前記ヒンジピンに一対のスプリングを環巻きさせ、
    この一対のスプリングで支持部材を回動附勢させると共
    に、前記摺動可能な一対のカム部材を取付部材に固定さ
    せたカム部材に圧接させたことを特徴とする、実用新案
    登録請求の範囲第1項記載のホップアップ機能付きクリ
    ックヒンジ。
  3. 【請求項3】各カム部材を取付部材と支持部材に取り付
    ける手段が、それぞれを軸挿させたヒンジピンと、前記
    取付部材と支持部材に取り付けた固定ピンであることを
    特徴とする、実用新案登録請求の範囲第1項記載のホッ
    プアップ機能付きクリックヒンジ。
JP1641690U 1990-02-21 1990-02-21 ホップアップ機能付きクリックヒンジ Expired - Lifetime JP2518310Y2 (ja)

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JPH03108181U JPH03108181U (ja) 1991-11-07
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