JP6849163B2 - ヒンジ並びにこのヒンジを備えた事務機器 - Google Patents

ヒンジ並びにこのヒンジを備えた事務機器 Download PDF

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Description

本発明は、とくに複写機、複合機(複写機にファクシミリやプリンター機能を搭載させたもの)などの原稿圧着板を、装置本体に対して開閉可能に連結するヒンジ並びにこのヒンジを備えた事務機器に関する。
従来、上記のような事務機器、とくに複写機や複合機に用いるヒンジとして、クリック式ヒンジを用いた例はあまりない。しかしながら、とくに原稿送り装置付きではないような比較的軽量の原稿圧着板については、原稿自動送り装置付きの重量のある原稿圧着板開閉ヒンジほど構成が複雑で、かつ弾力の強い圧縮コイルスプリングを用いる必要のないものもあるので、このような軽量の原稿圧着板開閉ヒンジとしては、構造が簡単で、いくつかの開閉角度でクリック停止できるような安価なヒンジが望まれている。
クリック停止できるように構成したヒンジは、一般的に特許文献1や2に示したように、モニターテレビの支持装置や、ビデオカメラのディスプレイ装置のヒンジが知られている。
このようなヒンジは開閉頻度があまり高くないので、これはこれで十分に機能するが、複写機や複合機といった事務機器に用いられるヒンジは、開閉頻度が例えば10万回というように、特許文献1や2に示したモニターテレビやビデオカメラの場合に比べて、その開閉頻度がけた違いに高いことと、原稿圧着板の閉成状態において、その運搬時や設置後において原稿圧着板が開いてしまわないように工夫する必要がある。
特開2004−229106号公報 特開平11−272187号公報
本発明は、上記の問題点を解決するためなされたものであり、その目的とするところは、小型かつ構造が簡単で、高い開閉頻度に耐え、原稿圧着板が閉成角度で安定的に閉成状態を保つことのできる安価なヒンジ並びにこのヒンジを用いた事務機器を提供せんとするにある。
上述した目的を達成するために、本発明に係るヒンジは、装置本体に対して原稿圧着板を開閉可能に連結するヒンジであって、カシメ孔を設けた底板とこの底板より立ち上げたところの変形軸孔を有する支承部と前記カシメ孔へその上端部を挿入してカシメることによって取り付けられた取付脚部を有する取付部材と、頭部とこの頭部に続いて軸方向へ第1変形軸部と円形軸部と第2変形軸部と雄ネジ部を順次設け、前記取付部材の前記変形軸孔へ前記第1変形軸部を挿入固定させたヒンジシャフトと、円形軸孔を有する枢着部とこの枢着部から折り曲げて構成した原稿圧着板取付部を有し、前記円形軸孔に前記ヒンジシャフトの前記円形軸部を挿通させて回転可能に設けた支持部材と、前記ヒンジシャフトの前記第1変形軸部にその変形軸部を挿入係合させつつ、前記取付部材の支承部と前記支持部材の枢着部の間に介在させた第1ワッシャーと、円盤状でその中心部に円形孔を有し前記支持部材に係合重合させて設けられると共に前記円形孔に前記ヒンジシャフトの第2変形軸部を挿通させたところのその外縁部側に複数の凹部を中心部から等間隔に設けた第1クリック部材と、前記第1クリック部材に重ね合わされ中心部に設けた変形軸孔に前記ヒンジシャフトの第2変形軸部を係合挿通させると共に、前記変形軸孔を挟んで対向位置に前記第1クリック部材の凹部とその回転角度で嵌り合う凸部を有する第2クリック部材と、この第2クリック部材に隣接して前記ヒンジシャフトの前記第2変形軸部をその円形挿通孔へ挿通させて設けた複数の皿バネと、この皿バネに隣接して設けられたその中心部に設けた変形軸孔に前記ヒンジシャフトの前記第2変形軸部を挿通係合させてなる第2フリクションワッシャと、前記ヒンジシャフトの前記雄ネジ部に前記第2フリクションワッシャに隣接してネジ着された締付ナット、とで構成し、前記第1クリック部材に設けた前記複数の凹部の一部は、前記装置本体に対する原稿圧着板の閉成時において、前記第2クリック部材の前記凸部を所定の閉成角度範囲において受け入れてトルクフリーとなるように形成したことを特徴とする。
本発明はまた、装置本体に対して原稿圧着板を開閉可能に連結するヒンジであって、カシメ孔を設けた底板とこの底板より立ち上げたところの変形軸孔を有する支承部と前記カシメ孔へその上端部を挿入してカシメることによって取り付けられた取付脚部を有する取付部材と、頭部とこの頭部に続いて軸方向へ第1変形軸部と円形軸部と第2変形軸部と雄ネジ部を順次設け、前記取付部材の前記変形軸孔へ前記第1変形軸部を挿入固定させたヒンジシャフトと、円形軸孔を有する枢着部とこの枢着部から折り曲げて構成した原稿圧着板取付部を有し、前記円形軸孔に前記ヒンジシャフトの前記円形軸部を挿通させて回転可能に設けた支持部材と、前記ヒンジシャフトの前記第1変形軸部にその変形軸部を挿入係合させつつ、前記取付部材の支承部と前記支持部材の枢着部の間に介在させた第1ワッシャーと、円盤状でその中心部に円形孔を有し前記支持部材に係合重合させて設けられると共に前記円形孔に前記ヒンジシャフトの第2変形軸部を挿通させたところのその外縁部側に一対の凸部を前記円形孔を挟んで対向位置に設けた第1クリック部材と、前記第1クリック部材に重ね合わされ中心部に設けた変形軸孔に前記ヒンジシャフトの第2変形軸部を係合挿通させると共に、前記変形軸孔を挟んで対向位置に前記第1クリック部材の一対の凸部とその回転角度で嵌り合う複数の凹部を有する第2クリック部材と、この第2クリック部材に隣接して前記ヒンジシャフトの前記第2変形軸部をその円形挿通孔へ挿通させて設けた複数の皿バネと、この皿バネに隣接して設けられたその中心部に設けた変形軸孔に前記ヒンジシャフトの前記第2変形軸部を挿通係合させてなる第2フリクションワッシャと、前記ヒンジシャフトの前記雄ネジ部に前記第2フリクションワッシャに隣接してネジ着された締付ナット、とで構成し、前記第2クリック部材に設けた前記複数の凹部の一部は、前記装置本体に対する原稿圧着板の閉成時において、前記第1クリック部材に設けた凸部を所定の閉成角度範囲において受け入れてトルクフリーとなるように形成したことを特徴とする。
本発明はまた、装置本体に対して原稿圧着板を開閉可能に連結するヒンジであって、カシメ孔を設けた底板とこの底板より立ち上げたところの変形軸孔を有する支承部と前記カシメ孔へその上端部を挿入してカシメることによって取り付けられた取付脚部を有する取付部材と、頭部とこの頭部に続いて軸方向へ第1変形軸部と円形軸部と第2変形軸部と雄ネジ部を順次設け、前記取付部材の前記変形軸孔へ前記第1変形軸部を挿入固定させたヒンジシャフトと、円形軸孔を有する枢着部とこの枢着部から折り曲げて構成した原稿圧着板取付部を有し、前記円形軸孔に前記ヒンジシャフトの前記円形軸部を挿通させて回転可能に設けた支持部材と、前記ヒンジシャフトの前記第1変形軸部にその変形軸部を挿入係合させつつ、前記取付部材の支承部と前記支持部材の枢着部の間に介在させた第1ワッシャーと、円盤状でその中心部に円形孔を有し前記支持部材に係合重合させて設けられると共に前記円形孔に前記ヒンジシャフトの第2変形軸部を挿通させたところのその外縁部側に複数の凹状部を前記円形孔を挟んで対向位置に設けた第1クリック部材と、前記第1クリック部材に重ね合わされ中心部に設けた変形軸孔に前記ヒンジシャフトの第2変形軸部を係合挿通させると共に、前記変形軸孔を挟んで対向位置に前記第1クリック部材の凹条部とその回転角度で嵌り合う一対の凸条部を有する第2クリック部材と、この第2クリック部材に隣接して前記ヒンジシャフトの前記第2変形軸部をその円形挿通孔へ挿通させて設けた複数の皿バネと、この皿バネに隣接して設けられたその中心部に設けた変形軸孔に前記ヒンジシャフトの前記第2変形軸部を挿通係合させてなる第2フリクションワッシャと、前記ヒンジシャフトの前記雄ネジ部に前記第2フリクションワッシャに隣接してネジ着された締付ナット、とで構成し、前記第1クリック部材に設けた前記複数の凹条部は、前記装置本体に対する原稿圧着板の閉成時において、前記第2クリック部材に設けた凸条部を所定の閉成角度範囲において受け入れてトルクフリーとなるように形成したことを特徴とする。
好ましい実施例においては、前記クリック停止作用を、前記装置本体に対する前記原稿圧着板の開成位置が0°、30°、45°、60°又は90°のうちの少なくとも2個所以上で生じさせるように構成したことを特徴とする。ただし、これらの角度やクリック発生位置の数は、これに限定されるものではない。
好ましい実施例においては、前記取付部材に、前記装置本体に設けた取付穴に上下方向に移動可能なように挿入される取付脚部を設けたことを特徴とする。
好ましい実施例においては、前記弾性手段の弾性力を調節可能なように構成したことを特徴とする。
また本発明に係る事務機器は、上記の如き構成のヒンジを備えたことを特徴とする。
本発明は上記構成を有することにより、部品点数が少なく、シンプルな構成で、しかも小型化が容易で、製造も容易であるため安価に提供でき、原稿圧着板の閉成状態で開いてしまうことがない上に、開閉頻度が高くても回転トルクの経時的変化が少なく、長期にわたって安定して使用可能なヒンジを提供し得るものである。
本発明の実施例1に係るヒンジを用いた各種機器の一例としての複写機の実施例を模式的に示す外観図である。 本発明に係るヒンジの実施例1を示す説明図であり、(a)斜視図、(b)別方向から見た斜視図、(c)正面図である。 図2に示した実施例1の分解斜視図である。 図3中における第1及び第2クリック部材の詳細斜視図である。 図2に示した実施例1の開閉操作時におけるクリック動作を示す模式図である。 本発明に係るヒンジの実施例2を示す説明図であり、(a)斜視図、(b)別方向から見た斜視図、(c)正面図である。 図6に示した実施例2の分解斜視図である。 図7中における第1及び第2クリック部材の詳細斜視図である。 図6に示した実施例2の開閉操作時におけるクリック動作を示す模式図である。 本発明に係るヒンジの実施例3を示す説明図であり、(a)斜視図、(b)別方向から見た斜視図、(c)正面図である。 図10に示した実施例3の分解斜視図である。 図11中における第1及び第2クリック部材の詳細斜視図である。 図10に示した実施例3の開閉操作時におけるクリック動作を示す模式図である。
以下に本発明を複写機や複合機などの事務機器の装置本体に対して原稿圧着板を開閉可能に連結するヒンジとして説明するが、本発明に係るヒンジは、このものに限定されず、さらに印刷機、ファクシミリ、スキャナー等の原稿圧着板を有する事務機器や、扉付きの家具、ショーケース、等々のような開閉部分を備えた各種機器用のヒンジとしても用いることができる。図面を参照しつつ、本発明の好適な実施例について具体的に説明するが、添付の各図において、同一の指示記号を付したものは、同一または同等の構成及び機能を有する部材等を示している。なお、本発明は、図示した実施例に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲内における各種の変更実施例を包摂するものである。
図1〜図5には、本発明の実施例1に係るヒンジ1Aが示されている。図1に示した複写機30は、装置本体31、原稿圧着板32、コンタクトガラス33、操作部34等々を備えている。図1の実施例において、複写機30の装置本体31に対して原稿圧着板32を開閉可能に連結するために、1対の本発明に係るヒンジ1A、1Aが用いられている。この複写機30の原稿圧着板32は、原稿自動送り装置を装備していないタイプのものであるので、本発明に係る比較的小型で同型のヒンジ1A、1Aを左右に1対用いたが、原稿自動送り装置を装備(通常、向かって左側に設けられる)している原稿圧着板の場合には、向かって左側に大型の別種のヒンジを使用し、右側にだけ本発明に係る比較的小型のヒンジ1Aを使用するようにしてもよい。図示した実施例における左右1対のヒンジ1A、1Aは、上記の如く同じ構造のものであるので、以下一方のヒンジ1Aの構成について説明する。
このヒンジ1Aは、前記複写機30の装置本体31の側に設けられる例えばSUS製の取付部材11と、複写機30の原稿圧着板32の側へ取り付けられる同じくSUS製の支持部材13と、前記取付部材11に対して前記支持部材13を回転可能に軸支する例えばSUM製のヒンジシャフト14と、前記取付部材11に対する前記支持部材13の回転動作時に、支持部材13の回転角度(開成角度もしくは開度)が0°、30°、60°及び90°の位置においてクリック停止作用を生じさせるクリック機構付きフリクショントルク発生手段16Aとを備えている。
上記クリック機構付きフリクショントルク発生手段16Aは、図示した実施例において、前記支持部材13と共に回転可能なように前記ヒンジシャフト14上に軸支され、その軸中心の同一半径上で前記0°、30°、60°及び90°の各角度位置において互いに対向する1対の凹部(穴または孔を含む)174a(〜177a)及び174b(〜177b)を有する、例えば焼き入れ焼き戻し可能なSK鋼製の第1クリック部材17Aと、前記ヒンジシャフト14を介して前記取付部材11に対して回転不能なよう前記ヒンジシャフト14上に前記第1クリック部材17Aと対向して軸支され、前記第1クリック部材17Aの前記凹部(孔)174a、174b等に嵌まり合う1対の凸部184a、184b(図4参照)を有する、同じくSK鋼製の第2クリック部材18Aと、前記ヒンジシャフト14上に装着され、前記第1クリック部材17Aと第2クリック部材18Aを互いに圧着させる6枚の例えばバネ鋼製の皿バネ191〜196から成る弾性手段19とによって構成されている。以下、これらの構成についてより具体的に説明する。
前記取付部材11は、底板11aと、これに対して垂直に立ち上がる支承部11bとを有する。底板11aには、取付脚部12のカシメ部12bを挿入してカシメ付けるためのカシメ孔11cが明けられ、また、支承部11bには、ヒンジシャフト14を挿通するための略長円形の変形軸孔11dが明けられる。この取付部材11は、図5に示すように、複写機30の装置本体31の後部上面に設けた取付穴35に、前記取付脚部12の支柱部12aを挿入することによって、複写機30の本体31に取り付けられるようになっている。
前記ヒンジシャフト14は、頭部14aと軸部14bを有し、当該軸部14bは、軸直角断面が前記取付部材11の変形軸孔11dと同形の第1変形軸部14cを有すると共に、これより先端側へ向けて円形部14dと、第2変形軸部14eとを有し、軸部14bの先端近くの外周面には雄ネジ部14fが形成されている。ヒンジシャフト14の前記軸部14bには、前記取付部材11、第1ワッシャー15、支持部材13、第1クリック部材17A、第2クリック部材18A、皿バネ191〜196、第2ワッシャー20が順次装着され、前記雄ネジ部14fにナット21をネジ着することによって、これらの各種部材が図2に示すような状態に組み立てられる。その際、前記取付部材11の変形軸孔11dと第1ワッシャー15の変形軸孔15aには、ヒンジシャフト14の前記第1変形軸部14cが挿入されることにより、取付部材11と第1ワッシャー15はヒンジシャフト14に対して回転不能なように装着される。
第1ワッシャー15は、前記取付部材11の変形軸孔11dと同形の前記変形軸孔15aを有するほか、保油穴15b、15bを有する。保油穴15b、15bは、第1ワッシャー15と取付部材13との接触摩擦を低減するために両者間に塗布されるグリスを貯留し、グリスの枯渇を防止する役割を果たす。
支持部材13は、枢着部13aと、円形軸孔13bと、原稿圧着板取付部13cと、ネジ孔13d、13dと、切欠き13e、13fとを有し、その円形軸孔13bに前記ヒンジシャフト14の円形軸部14dが挿通されることにより、ヒンジシャフト14に対して回転可能なように取り付けられる。原稿圧着板取付部13cには、複写機30の前記原稿圧着板32がネジ孔13d、13dを利用してネジ付けされる。
第1クリック部材17Aは、焼き入れのできる硬質なSK鋼製のもので、円盤部171と、その外周上の対向位置に設けられた折曲げ部172a、172b(図4参照)と、中心に設けた円形孔173と、その軸中心の同一半径上で前記0°、30°、60°及び90°の各角度位置において互いに対向するように形成されたそれぞれ1対の凹部(図示した実施例の場合、凹部としての孔)174aと174b、175aと175b、176aと176b、177aと177bを有している。この第1クリック部材17Aを前記ヒンジシャフト14の軸部14b上に装着する際は、第1クリック部材17Aの前記円形孔173にヒンジシャフト14の円形軸部14dが挿通されると共に、第1クリック部材17Aの前記折曲げ部172a、172bは、支持部材13の前記切欠き13e、13f内にそれぞれ収容されるようにセットされ、これにより、第1クリック部材17Aは支持部材13に対して回転不能なように、かつ、支持部材13と第1クリック部材17Aとがヒンジシャフト14に対して一緒に回転可能なように取り付けられる。尚、前記0°位置に対応する凹部174a、174bは、原稿圧着板32の閉鎖中に原稿圧着板を例えば−5°〜+5°の範囲でトルクフリーとなるため、原稿圧着板32は自重で閉成状態を保ち、原稿圧着板が運搬時や設置場所の揺れや振動によって自然に開いてしまうことがないものである。
前記第2クリック部材18Aは、同じくSK鋼製のもので、円盤部181と、変形軸孔182と、前記円盤部181の外周上の対向位置に設けられた拡張部183a、183bと、これらの拡張部183a、183b上にそれぞれ設けられ、前記第1クリック部材17A側へ向けて突出する凸部184a、184b(図4参照)とを有しており、前記第1クリック部材17Aと対向するように取り付けられる。この第2クリック部材18Aの前記変形軸孔182は、ヒンジシャフト14の第2変形軸部14eの軸直角断面と同一形状に形成されている。この第2クリック部材18Aを前記ヒンジシャフト14の軸部14b上に装着する際は、第2クリック部材18Aの前記変形軸孔182にヒンジシャフト14の変形軸部14eの部分が挿通されることにより、第2クリック部材18Aはヒンジシャフト14上で回転不能なように、したがって、前記取付部材11に対して回転不能なように取り付けられる。この第2クリック部材18Aの前記凸部184aと184bは、前記第1クリック部材17Aとの相対回転角度位置に応じて、第1クリック部材17Aの前記凹部174aと174b、175aと175b、176aと176b、177aと177bのいずれかと嵌まり合うことができ、その嵌合時にクリック停止作用が生じることになる。尚、第1クリック部材17Aに設ける凹部174aと174b、175aと175b、176aと176b、177aと177bと第2クリック部材18Aに設ける凸部184a、184bは、これを逆にしても良い。これは以下に説明する実施例の場合にも言うことができる。
弾性手段19は、前記第1クリック部材17Aと第2クリック部材18Aを互いに圧着させる6枚のバネ用鋼製の皿バネ191〜196から成り、それらの円形軸孔191a〜196aによりヒンジシャフト14の第2変形軸部14e上に回転自在なように装着される。各皿バネの向きは、図示した実施例の場合、皿バネ193、194の2枚は第2クリック部材18Aの側へ向けて凸となるように、他の4枚の皿バネはナット21の側へ向けて凸となるように配列されているが、これらの向きや皿バネの枚数を必要に応じて適宜変更することは自由であり、皿バネの枚数を増減することによって弾性手段19の弾性力を調節することが可能である。
前記弾性手段19より先端側には、第2ワッシャー20を介してナット21がヒンジシャフトの雄ネジ部14fにネジ着される。第2ワッシャー20の変形軸孔20aは、ヒンジシャフト14の第2変形軸部14eの軸直角断面と同一形状とされ、第2ワッシャー20がヒンジシャフト14に対して回転不能なように取り付けられることにより、ナット21が緩むのを防止するようになっている。さらに、ナット21のネジ面やヒンジシャフト14の雄ネジ部14fに緩み防止剤を塗布するようにしてもよい。尚、ナット21の締込み量を増減することにより、弾性手段19の弾性力を調節することが可能である。
次に、図5を併せて参照しつつ、上記ヒンジ1Aの作動について説明する。複写機30の装置本体31に対して原稿圧着板32を閉じた状態においては、原稿圧着板32に取り付けられたヒンジ1Aの支持部材13の原稿圧着板取付部13cも原稿圧着板32と同様に複写機のコンタクトガラス33等と平行になる。この状態において、ヒンジ1Aの前記第2クリック部材18Aの凸部184a、184b(図3、図4を併せて参照)は、それぞれ、第1クリック部材17Aの凹部174a、174bに嵌合して、安定した状態にある。ただし、このときの第1クリック部材17Aの凹部174a、174bは、前記の如く、他の凹部と比べて幾分長めの円弧状の長孔形状とされているため、原稿圧着板32の閉成中に原稿圧着板が例えば−5°〜+5°の範囲でトルクフリーの状態となるように構成されている。したがって、原稿圧着板2は自重による閉成状態が安定し、使用中や運搬中に原稿圧着板32が振動などにより開いた状態となってしまうことを防止できるものである。尚、第1クリック部材17Aに設ける凹部174a、174bと第2クリック部材18Aに設ける凸部184a、184bは逆にしても良い。
次いで、原稿圧着板32を持ち上げることにより支持部材13を上方へ回転させてゆくと、支持部材13に対して回転不能なように装着された第1クリック部材17Aも一緒にヒンジシャフト14の円形軸部14d上で回転し、このときヒンジシャフト14の第2変形軸部14e上に装着された第2クリック部材18Aはヒンジシャフト14に対して回転しないため、第1クリック部材17A(原稿圧着板32)が30°回転したところで、第2クリック部材18Aの凸部184a、184bが、それぞれ、第1クリック部材17Aの凹部175a、175bに嵌合してクリック停止作用を生じさせ、原稿圧着板32から手を離しても原稿圧着板は降下せず、30°開成位置での停止状態が確保される。
以下同様に、原稿圧着板32を60°開いた状態においては、第2クリック部材18Aの凸部184a、184bが、それぞれ、第1クリック部材17Aの凹部176a、176bに嵌合してクリック停止作用を生じさせることにより、60°開成位置での停止状態が確保され、原稿圧着板32を90°開いた状態においては、第2クリック部材18Aの凸部184a、184bが、それぞれ、第1クリック部材17Aの凹部177a、177bに嵌合してクリック停止作用を生じさせることにより、90°開成位置での停止状態が確保される。原稿圧着板42を閉じてゆく過程においても、60°、30°の位置において同様のクリック停止作用が得られ、各位置で原稿圧着板を停止状態に保つことができる。尚、原稿圧着板32の90°以上の開成操作は、支持部材3の枢着部13aに設けた突起部13gが取付部材11の底板11aに当接することにより制止される。以下の実施例2と3も同じである。
次に、図6〜図9に示した本発明に係るヒンジの実施例2について説明する。この実施例2のヒンジ1Bが前記実施例1のヒンジ1Aと異なる点は、実施例2のクリック機構付きフリクショントルク発生手段16Bのうちの第1クリック部材17Bと第2クリック部材18Bが、前記実施例1の第1クリック部材17A及び第2クリック部材18Aと異なっていることである。それ以外の構成要素については、前記実施例1の構成要素と同様であるので、それらについては実施例1のものと同一の指示記号を付すると共に、その説明も省略する。尚、この実施例2に係る第1クリック部材17Bと第2クリック部材18Bも、SK鋼を用いている。
図6〜図9に示した実施例2のヒンジにおける第1クリック部材17Bと第2クリック部材18Bが、前記実施例1の第1クリック部材17A及び第2クリック部材18Aと異なる主要な点は、前記実施例1の第1クリック部材17Aに設けられていた複数の回転角度位置の各1対の凹部174aと174b、175aと175b、176aと176b、177aと177bに該当するものが、実施例2では、その第2クリック部材18B側に設けられ、また、前記実施例1の第2クリック部材18Aに設けられていた1対の凸部184aと184bに該当するものが、実施例2では、その第1クリック部材17B側に設けられている点である。即ち、図6〜図9に示した実施例2のヒンジ1Bにおける第1クリック部材17Bは、その円形孔1703にヒンジシャフト14の円形軸部14dが挿通され、その折曲げ部1702a及び1702bが支持部材13の切欠き13e、13fにそれぞれ挿入されることにより、この第1クリック部材17Bは支持部材13に対しては回転不能なように、したがって、複写機の原稿圧着板32の開閉操作に伴う支持部材13の回転動作と一緒に、第1クリック部材17Bもヒンジシャフト14の円形軸部14d上で回転するようになっており、その円盤部1701には、1対の凸部1704a、1704bが設けられている。また、図6〜図9に示した実施例2のヒンジ1Bにおける第2クリック部材18Bは、その円盤部1801に設けた変形軸孔1802にヒンジシャフト14の変形軸部14eが挿通され、このヒンジシャフト14を介して取付部材11に対して回転不能なように装着され、この第2クリック部材18Bには、その軸中心の同一半径上で0°、30°、60°及び90°の各角度位置において互いに対向する1対の凹部(図示した実施例の場合、凹部としての孔)1803aと1803b、1804aと1804b、1805aと1805b、1806aと1806bを有している。このうち凹部1803aと1803bは、前記実施例1における凹部174a、174bと同様の長孔となっている。尚、第1クリック部材17Bに設ける凸部1704aと1704b及び第2クリック部材18Bに設ける凹部1803aと1803b、1804aと1804b、1805aと1805b、1806aと1806bは逆にしても良い。
したがって、複写機30の原稿圧着板32を開閉操作することにより、支持部材13が回転すると、これと一緒に第1クリック部材17Bが回転し、その回転角度位置に応じて第1クリック部材17B上の前記1対の凸部1704a、1704bが、第2クリック部材18Bに設けた各1対の前記凹部1803aと1803b、1804aと1804b、1805aと1805b、1806aと1806bに順次移転、嵌合してクリック停止作用を生じ、各角度位置における原稿圧着板(原稿圧着板)32を停止状態に保つことができる(図9参照)。また、凹部1803a、1803bが長孔形状であるので、原稿圧着板32の+5°〜−5°の開閉角度範囲においては、この凹部1803a、1803b内に凸部1704a、1704bが落ち込むことによりトルクフリーとなる。したがって、原稿圧着板2は自重による閉成状態が安定し、使用中や運搬中に原稿圧着板32が振動などにより開いた状態となってしまうことを防止できるものである。その他の動作は、前記実施例1の場合と同様であるので、具体的説明は省略する。
次に、図10〜図13に示した本発明に係るヒンジの実施例3について説明する。この実施例3のヒンジ1Cが前記実施例1のヒンジ1Aと異なる点は、実施例3のクリック機構付きフリクショントルク発生手段16Cのうちの第1クリック部材17Cと第2クリック部材18Cの材料と構成が、前記実施例1の第1クリック部材17A及び第2クリック部材18Aと異なっていることである。それ以外の構成要素については、前記実施例1の構成要素と同様であるので、それらについては実施例1のものと同一の指示記号を付すると共に、その説明も省略する。尚、この実施例3に係る第1クリック部材17Cと第2クリック部材18Cの材料は、例えば焼き入れ焼き戻しが良好で、機械的性質の優れたクロムモリブデン(SCM)鋼である。
図10〜図13に示した実施例3のヒンジにおける第1クリック部材17Cと第2クリック部材18Cが、前記実施例1の第1クリック部材17A及び第2クリック部材18Aと異なる主要な点は、前記実施例1の第1クリック部材17Aに設けられていた複数の回転角度位置の各1対の凹部174aと174b、175aと175b、176aと176b、177aと177bに該当するものが、実施例3では、その第1クリック部材17C(図12参照)の円盤部1705上に形成された第1カム部1712、即ち、円形孔1707から外周に向けて放射状に延びる各1対の凹条部1708aと1708b、1709aと1709b、1710aと1710b、1711aと1711bから成る第1カム部1712となっている点である。また、前記実施例1の第2クリック部材18Aに設けられていた1対の凸部184aと184bに該当するものが、実施例3では、その第2クリック部材18Cの変形軸孔1808から対角位置に外周へ向けて設けられた一対の凸条部1809aと1809bから成る第2カム部1810となっている点である。尚、第1クリック部材17Cに設ける凹条部1708aと1708b、1709aと1709b、1710aと1710b、1711aと1711b及び第2クリック部材18Cに設ける凸条部1809aと1809bは逆にしても良い。即ち、図10〜図13に示した実施例3のヒンジ1Cにおける第1クリック部材17Cは、その円形孔1707にヒンジシャフト14の円形軸部14dが挿通され、その折曲げ部1706a及び1706bが支持部材13の切欠き13e、13fにそれぞれ挿入されることにより、この第1クリック部材17Cは支持部材13に対しては回転不能なように、したがって、複写機の原稿圧着板32の開閉操作に伴う支持部材13の回転動作と一緒に、第1クリック部材17Cもヒンジシャフト14の円形軸部14d上で回転するようになっており、その円盤部1705上には、前記と同様の0°、30°、60°及び90°の各角度位置に前記扇形放散状の各1対の凹条部1708aと1708b、1709aと1709b、1710aと1710b、1711aと1711bから成る第1カム部1712が設けられている。このうち凹条部1708aと1708bは、前記実施例1における凹部174a、174bが長孔となっていたのと対応するように、他の凹条部1709aと1709bなどよりも幅広になっている。したがって、原稿圧着板32の所定の開閉角度+5°〜−5°の間でトルクフリーとなる。したがって、原稿圧着板32は自重による閉成状態が安定し、使用中や運搬中に原稿圧着板32が振動などにより開いた状態となってしまうことを防止できるものである。また、図10〜図13に示した実施例3のヒンジ1Cにおける第2クリック部材18Cは、その円盤部1807に設けた変形軸孔1808にヒンジシャフト14の変形軸部14eが挿通され、このヒンジシャフト14を介して取付部材11に対して回転不能なように装着され、この第2クリック部材18Cには、前記したように1対の凸条部部1809aと1809bから成る第2カム部1810が形成されている。
したがって、複写機30の原稿圧着板32を開閉操作することにより、支持部材13が回転すると、これと一緒に前記第1クリック部材17Cが回転し、その回転角度位置に応じて第2クリック部材18C上の前記1対の凸条部1809a、1809bから成る第2カム部1810が、第1クリック部材17Cに設けた第1カム部1712の各1対の前記凹条部1708aと1708b、1709aと1709b、1710aと1710b、1711aと1711bに順次移転、嵌合してクリック停止作用を生じ、各角度位置における原稿圧着板32を停止状態に保つことができる(図13参照)。その作動は、前記実施例1の場合と同様であるので、具体的説明は省略する。
尚、本発明は上記の実施例に限定されるものではない。例えば、上記実施例1〜3では第1クリック部材を支持部材と共に回転可能なように取り付けると共に、第2クリック部材を取付部材に対して回転不能なように取り付けたが、これとは逆に、第2クリック部材の方を支持部材と共に回転可能なように取り付け、第1クリック部材の方を取付部材に対して回転不能なように取り付けることも可能である。第1クリック部材または第2クリック部材上に形成される前記凹部や凸部、或は凹条部と凸条部は、前記0°、30°、45°、60°、90°以外の角度位置に設けることも可能であり、また、同一半径上に限らず、異なる半径上に複数の凹部や凹条部を設け、これら凹部や凹状部と対応するように、異なる半径上に複数の凸部や凸条部を設けることも可能である。また、弾性手段としては、皿バネに限らず、圧縮コイルバネ等を用いることも可能である。したがって、本発明は、上記の説明から当業者が容易に想到し得るすべての変更実施例を包摂するものである。
本発明は上記構成を有することにより、部品数が少なく、シンプルな構成で、小型化が容易で、製造も容易であるため安価に提供でき、原稿圧着板を其の装置本体に対する閉成状態でその運搬時や使用中に開いてしまうことなく、長期にわたって安定して使用可能なヒンジを提供し得るものである。
1A、1B、1C ヒンジ
11 取付部材
12 取付脚部
13 支持部材
14 ヒンジシャフト
16A〜16C クリック機構付きフリクショントルク発生手段
17A〜17C 第1クリック部材
174a〜177a、174b〜177b 凹部(孔)
1704a、1704b 凸部
1708a〜1711a、1708b〜1711b 凹条部
1712 第1カム部
18A〜18C 第2クリック部材
184a、184b 凸部
1803a〜1806a、1803b〜1806b 凹条部
1809a、1809b 凸条部
1810 第2カム部
19 弾性手段
30 複写機(事務機器)
31 装置本体
32 原稿圧着板
35 取付穴

Claims (7)

  1. 装置本体に対して原稿圧着板を開閉可能に連結するヒンジであって、
    カシメ孔を設けた底板とこの底板より立ち上げたところの変形軸孔を有する支承部と前記カシメ孔へその上端部を挿入してカシメることによって取り付けられた取付脚部を有する取付部材と、
    頭部とこの頭部に続いて軸方向へ第1変形軸部と円形軸部と第2変形軸部と雄ネジ部を順次設け、前記取付部材の前記変形軸孔へ前記第1変形軸部を挿入固定させたヒンジシャフトと、
    円形軸孔を有する枢着部とこの枢着部から折り曲げて構成した原稿圧着板取付部を有し、前記円形軸孔に前記ヒンジシャフトの前記円形軸部を挿通させて回転可能に設けた支持部材と、
    前記ヒンジシャフトの前記第1変形軸部にその変形軸部を挿入係合させつつ、前記取付部材の支承部と前記支持部材の枢着部の間に介在させた第1ワッシャーと、
    円盤状でその中心部に円形孔を有し前記支持部材に係合重合させて設けられると共に前記円形孔に前記ヒンジシャフトの第2変形軸部を挿通させたところのその外縁部側に複の凹部を中心部から等間隔に設けた第1クリック部材と、
    前記第1クリック部材に重ね合わされ中心部に設けた変形軸孔に前記ヒンジシャフトの第2変形軸部を係合挿通させると共に、前記変形軸孔を挟んで対向位置に前記第1クリック部材の凹部とその回転角度で嵌り合う凸部を有する第2クリック部材と、
    この第2クリック部材に隣接して前記ヒンジシャフトの前記第2変形軸部をその円形挿通孔へ挿通させて設けた複数の皿バネから成る弾性手段と、
    この皿バネに隣接して設けられたその中心部に設けた変形軸孔に前記ヒンジシャフトの前記第2変形軸部を挿通係合させてなる第2フリクションワッシャと、
    前記ヒンジシャフトの前記雄ネジ部に前記第2フリクションワッシャに隣接してネジ着された締付ナット、とで構成し、
    前記第2クリック部材に設けた前記複数の凹部の一部は、前記装置本体に対する原稿圧着板の閉成時において、前記第1クリック部材に設けた凸部を所定の閉成角度範囲において受け入れてトルクフリーとなるように形成したことを特徴とする、ヒンジ。
  2. 装置本体に対して原稿圧着板を開閉可能に連結するヒンジであって、
    カシメ孔を設けた底板とこの底板より立ち上げたところの変形軸孔を有する支承部と前記カシメ孔へその上端部を挿入してカシメることによって取り付けられた取付脚部を有する取付部材と、
    頭部とこの頭部に続いて軸方向へ第1変形軸部と円形軸部と第2変形軸部と雄ネジ部を順次設け、前記取付部材の前記変形軸孔へ前記第1変形軸部を挿入固定させたヒンジシャフトと、
    円形軸孔を有する枢着部とこの枢着部から折り曲げて構成した原稿圧着板取付部を有し、前記円形軸孔に前記ヒンジシャフトの前記円形軸部を挿通させて回転可能に設けた支持部材と、
    前記ヒンジシャフトの前記第1変形軸部にその変形軸部を挿入係合させつつ、前記取付部材の支承部と前記支持部材の枢着部の間に介在させた第1ワッシャーと、
    円盤状でその中心部に円形孔を有し前記支持部材に係合重合させて設けられると共に前記円形孔に前記ヒンジシャフトの第2変形軸部を挿通させたところのその外縁部側に一対凸部を前記円形孔を挟んで対向位置に設けた第1クリック部材と、
    前記第1クリック部材に重ね合わされ中心部に設けた変形軸孔に前記ヒンジシャフトの第2変形軸部を係合挿通させると共に、前記変形軸孔を挟んで対向位置に前記第1クリック部材の凸部とその回転角度で嵌り合う複数の凹部を有する第2クリック部材と、
    この第2クリック部材に隣接して前記ヒンジシャフトの前記第2変形軸部をその円形挿通孔へ挿通させて設けた複数の皿バネから成る弾性手段と、
    この皿バネに隣接して設けられたその中心部に設けた変形軸孔に前記ヒンジシャフトの前記第2変形軸部を挿通係合させてなる第2フリクションワッシャと、
    前記ヒンジシャフトの前記雄ネジ部に前記第2フリクションワッシャに隣接してネジ着された締付ナット、とで構成し、
    前記第1クリック部材に設けた複数の凹条部は、前記装置本体に対する原稿圧着板の閉成時において、前記第2クリック部材に設けた凸条部を所定の閉成角度範囲において受け入れてトルクフリーとなるように形成したことを特徴とする、ヒンジ。
  3. 装置本体に対して原稿圧着板を開閉可能に連結するヒンジであって、
    カシメ孔を設けた底板とこの底板より立ち上げたところの変形軸孔を有する支承部と前記カシメ孔へその上端部を挿入してカシメることによって取り付けられた取付脚部を有する取付部材と、
    頭部とこの頭部に続いて軸方向へ第1変形軸部と円形軸部と第2変形軸部と雄ネジ部を順次設け、前記取付部材の前記変形軸孔へ前記第1変形軸部を挿入固定させたヒンジシャフトと、
    円形軸孔を有する枢着部とこの枢着部から折り曲げて構成した原稿圧着板取付部を有し、前記円形軸孔に前記ヒンジシャフトの前記円形軸部を挿通させて回転可能に設けた支持部材と、
    前記ヒンジシャフトの前記第1変形軸部にその変形軸部を挿入係合させつつ、前記取付部材の支承部と前記支持部材の枢着部の間に介在させた第1ワッシャーと、
    円盤状でその中心部に円形孔を有し前記支持部材に係合重合させて設けられると共に前記円形孔に前記ヒンジシャフトの第2変形軸部を挿通させたところのその外縁部側に複数の凹状部を前記円形孔を挟んで対向位置に設けた第1クリック部材と、
    前記第1クリック部材に重ね合わされ中心部に設けた変形軸孔に前記ヒンジシャフトの第2変形軸部を係合挿通させると共に、前記変形軸孔を挟んで対向位置に前記第1クリック部材の凹条部とその回転角度で嵌り合う一対の凸条部を有する第2クリック部材と、
    この第2クリック部材に隣接して前記ヒンジシャフトの前記第2変形軸部をその円形挿通孔へ挿通させて設けた複数の皿バネから成る弾性手段と、
    この皿バネに隣接して設けられたその中心部に設けた変形軸孔に前記ヒンジシャフトの前記第2変形軸部を挿通係合させてなる第2フリクションワッシャと、
    前記ヒンジシャフトの前記雄ネジ部に前記第2フリクションワッシャに隣接してネジ着された締付ナット、とで構成し、
    前記第1クリック部材に設けた前記複数の凹条部は、前記装置本体に対する原稿圧着板の閉成時において、前記第2クリック部材に設けた凸条部を所定の閉成角度範囲において受け入れてトルクフリーとなるように形成したことを特徴とする、ヒンジ。
  4. 前記取付部材に対する前記支持部材のクリック停止作用を、前記装置本体に対する前記原稿圧着板の開成位置が0°、30°、45°、60°又は90°のうちの少なくとも2個所以上で生じさせるように構成したことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のヒンジ。
  5. 前記取付部材に、前記装置本体に設けた取付穴に上下方向に移動可能なように挿入される取付脚部を設けたことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のヒンジ。
  6. 前記弾性手段の弾性力を調節可能なように構成したことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のヒンジ。
  7. 前記請求項1〜6のいずれか1項に記載のヒンジを備えたことを特徴とする、事務機器
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