JP2517927Y2 - 自動車用ドアの収納構造 - Google Patents

自動車用ドアの収納構造

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JP2517927Y2
JP2517927Y2 JP1986178357U JP17835786U JP2517927Y2 JP 2517927 Y2 JP2517927 Y2 JP 2517927Y2 JP 1986178357 U JP1986178357 U JP 1986178357U JP 17835786 U JP17835786 U JP 17835786U JP 2517927 Y2 JP2517927 Y2 JP 2517927Y2
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JP
Japan
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door
partition wall
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door trim
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誠 田村谷
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は自動車用ドアの収納構造に関するものであ
る。
[従来の技術] 一般に自動車のドアには、例えば、特公昭60−12257
号公報に示す如く、道路地図や小物を入れるドアポケッ
ト等の収納部が設けられている。
収納部となるドアポケットは、ドアトリム本体とは別
体に成型加工されたポケット本体の2部品から成る形状
となっている。
[考案が解決しようとする問題点] 前記した如くドアポケットは、ポケット本体を別体に
成型加工し、トリム本体に対して後付けするところか
ら、トリム本体とは別の型を必要とする等成型性及び作
業性の面で望ましくなかった。
そこで、この考案はドアインナパネルに取付けられた
補器部品等をカバーするカバー機能とドアポケット機能
が同時に得られると共に、成型性及び作業性の面でも大
変好ましい自動車用ドアの収納構造を提供することを目
的としている。
[課題を解消するための手段] 前記目的を達成するために、この考案は、室内側へ向
けて仕切壁が突出形成されたドアインナパネルと、ドア
インナパネルに取付けられるドアトリムとから成り、ド
アトリムに、前記仕切壁が全て収納され、上方の一部分
が開口する張り出し部が一体に膨出成形加工され、前記
ドアインナパネルにドアトリムを取付けた時に、仕切壁
を挟んで張り出し部の内側一方に、上方が開口する第1
の収納空間が、他方に、全周が取囲まれた第2の収納空
間がそれぞれ形成され、前記ドアトリムに、仕切壁に近
接して張り出し部の底部から立上がると共にドアトリム
をドアインナパネルへ取付け可能な取付部を有する凸部
が設けられている。
[作用] かかる収納構造によれば、ドアトリムを成型する型は
一つで済むと共に、ドアトリムの張り出し部を、仕切壁
と対向し合う状態としてドアインナパネルに取付けるこ
とで、仕切壁を挟んで一方に、上方が開口した第1の収
納空間が、他方に、全周が取囲まれた第2の収納空間が
形成される。
したがって、組付性の面で大変好ましいものになると
共に、上方が開口した第1の収納空間にあっては、ドア
ポケットとし、また、全周が取囲まれた第2の収納空間
にあっては、例えば、ドアインナパネルに取付けられた
スピーカ等のの補器部品全体を覆うカバーとしての機能
が同時に得られる。加えて、張り出し部の領域は、凸部
の取付部により確実で安定した取付状態が得られると共
に、第1の収納空間に落とした小銭等にあっては、凸部
によって、取出口のない第2の収納空間内へ入り込むの
を確実に阻止される。
[実施例] 以下、第1図乃至第7図の図面を参照しながらこの考
案の一実施例を詳細に説明する。
図中1はアウタパネル3とインナパネル5とから成る
自動車のドアを示している。
ドア1のインナパネル5にはスピーカ取付用のブラケ
ット7がビス9によって固着され、ブラケット7には室
内(第3図において右側)へ向かって突出する仕切壁11
が設けられている。また、ドア1のインナパネル5には
合成樹脂製のドアトリム13の裏面側が装着支持されてい
る。
ドアトリム13のトリム本体19の表面側にはアームレス
ト15と、前記仕切壁11が全て収納される大きさに形成さ
れた張り出し部17がそれぞれ一体に成型加工されてい
る。
張り出し部17は、前記仕切壁11によって前半部と後半
部とに仕切られ、前半部(第1図において左側)は、前
記ブラケット7に取付けられたスピーカ22等をカバーす
る全周が取囲まれた第2の収納空間21となっている。第
2の収納空間21の前面はスピーカグリル23となってい
る。
一方、張り出し部17の後半部(第1図において右側)
は上方が開口25する第1の収納空間27となっている。
第1の収納空間27は、張り出し部17と仕切壁11とイン
ナパネル5とでポケット状に形成されるが、第2図に示
す如く、前記ブラケット7を第1の収納空間27側まで延
長し、その延長部を第1の収納空間27の裏板部材29とす
ることで見栄えの向上を図っている。
また、第1の収納空間27と第2の収納空間21とを仕切
る前記仕切壁11の下部間隙は、張り出し部17の底部31か
ら立上る凸部33によって塞さがれている。凸部33は開口
25から第1の収納空間27内へ落し込まれた硬化等が取出
口のない第2の収納空間21側へ入り込むのを阻止するよ
う機能する。凸部33には、取付孔35が設けられ、取付孔
35に嵌挿されたビス37のねじ部39はインナパネル5に螺
合され、張り出し部17領域の固定が図られている。
なお、凸部33は、第5図に示す如く、仕切壁11を挟ん
で第1の収納空間27側と第2の収納空間21側とに設けら
れるようにすることも可能である。
また、第6図に示す如く、仕切壁11の真下に設けた
り、第7図に示す如く、第2の収納空間21側に設けても
よい。これら、第6図と第7図の実施例の凸部33にあっ
ては、開口25の領域を仕切壁11いっぱいまで拡大でき
る。これにより、道路地図Mを入れた時い凸部33に乗り
上げる不具合がなくなる。
このように構成されたドアの収納構造によれば、ドア
トリム13の型は1つで済むようになる。また、ドアトリ
ム13の張り出し部17のほぼ中央部位を仕切壁11に対向さ
せ、ドア1のインナパネル5に取付けることで、取付け
完了と同時に、仕切壁11を挟んで一方に、ドアポケット
として機能する上方が開口した第1の収納空間27が形成
される。他方に、スピーカ22等の補器部品全体を覆うカ
バーして機能する全周が取囲まれた第2の収納空間21が
形成されるようになる。
また、凸部33の取付孔35に、ビス37を螺合すること
で、張り出し部17の領域は確実で安定した取付状態が得
られる。しかも、第1の収納空間27内に落した小銭等
は、凸部33によって、取出口のない第2の収納空間21内
へ入り込むのを阻止される。
[考案の効果] 以上、説明したように、この考案のドアの収納構造に
よれば、型は1つで済むため、成型性の面で大変好まし
いものとなる。また、ドアトリムの取付け完了と同時
に、張り出し部の内側一方に、上方が開口した第1の収
納空間が、他方に、全周が取囲まれた第2の収納空間が
形成されるため、作業性の面でも大変好ましいものとな
る。
また、凸部の取付部によって、ドアトリムの張り出し
部領域を確実で安定した状態に取り付けることができる
と共に、第1の収納空間内に落した小銭等を、凸部によ
って、取出口のない第2の収納空間内へ入り込むのを確
実に阻止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のドア収納構造を示したドアの斜視
図、第2図はドアトリムを取外した分解斜視図、第3図
は第1図のIII−III線断面図、第4図は凸部の拡大斜視
図、第5図と第6図と第7図は取付位置が異なる凸部の
各実施例を示した切断面図である。 主要な図面符号の説明 5…インナパネル 11…仕切壁 13…ドアトリム 17…張り出し部 21…第2の収納空間 25…開口 27…第1の収納空間 33…凸部 35…取付孔(取付部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−132443(JP,A) 特開 昭60−193743(JP,A) 実開 昭59−176221(JP,U) 実開 昭57−133412(JP,U) 実開 昭58−48525(JP,U) 実公 昭46−8968(JP,Y1)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】室内側へ向けて仕切壁が突出形成されたド
    アインナパネルと、ドアインナパネルに取付けられるド
    アトリムとから成り、ドアトリムに、前記仕切壁が全て
    収納され、上方の一部分が開口する張り出し部が一体に
    膨出成形加工され、前記ドアインナパネルにドアトリム
    を取付けた時に、仕切壁を挟んで張り出し部の内側一方
    に、上方が開口する第1の収納空間が、他方に、全周が
    取囲まれた第2の収納空間がそれぞれ形成され、前記ド
    アトリムに、仕切壁に近接して張り出し部の底部から立
    上がると共にドアトリムをドアインナパネルへ取付け可
    能な取付部を有する凸部が設けられたことを特徴とする
    自動車用ドアの収納構造。
JP1986178357U 1986-11-21 1986-11-21 自動車用ドアの収納構造 Expired - Lifetime JP2517927Y2 (ja)

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JPS6385430U JPS6385430U (ja) 1988-06-03
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ID=31120410

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Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57133412U (ja) * 1981-02-13 1982-08-19
JPS59176221U (ja) * 1983-05-13 1984-11-26 河西工業株式会社 自動車用ドアトリム
DE3408611C1 (de) * 1984-03-09 1985-09-05 Daimler-Benz Ag, 7000 Stuttgart Mit einer Ablagetasche ausgeruestete Tuerinnenverkleidung in einem Kraftwagen
JPS61132443A (ja) * 1984-12-01 1986-06-19 Nissan Motor Co Ltd 車両用スピ−カ取付構造

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JPS6385430U (ja) 1988-06-03

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