JP2517915Y2 - 同軸コネクタ - Google Patents

同軸コネクタ

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JP2517915Y2
JP2517915Y2 JP4655892U JP4655892U JP2517915Y2 JP 2517915 Y2 JP2517915 Y2 JP 2517915Y2 JP 4655892 U JP4655892 U JP 4655892U JP 4655892 U JP4655892 U JP 4655892U JP 2517915 Y2 JP2517915 Y2 JP 2517915Y2
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coaxial cable
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coaxial
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▲高▼志 桑原
寛 熊沢
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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  • Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は,同軸コネクタに関し,
特に,同軸コネクタの外部コンタクトおよび同軸ケーブ
ルの外部導体との接続構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の同軸コネクタの外部コンタクトと
同軸ケーブルの外部導体との接続構造は,図6に示すよ
うにして行っていた。即ち,図6(a)に示すように,
同軸ケーブル2の先端部の外被21を取り除く。そし
て,図6(b)に示すように,外部導体22の外側周囲
に金属製のスリーブ3を被せた後,図6(c)に示すよ
うに,外部導体22をスリーブ3側に折り曲げる。次
に,図6(d)に示すように,内被23を除去して中心
導体25を露出せしめ,この中心導体25に中心コンタ
クト5を取付ける。そして,図6(e)に示すように,
内部インシュレータ6を取付け,更にその上に外部コン
タクト7を被せて外部コンタクト7のスリーブ3部分に
対応する部分をかしめることによって,同軸ケーブル2
の外部導体22と外部コンタクト7とを電気的接続する
ものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで,上記したよ
うな従来の同軸コネクタの結線は,外部コンタクトをか
しめることによって同軸ケーブルの外部導体と電気的接
続するものであることから,それを確実にするために,
金属製のスリーブ3を用いている。このため,同軸ケー
ブルと同軸コネクタとの組立結線作業が複雑となり,多
くの工程を必要とする等極めて煩雑なものであった。
【0004】そこで,本考案の技術的課題は,同軸コネ
クタの部品点数を減らし,組立結線工程の簡略化を図る
ことのできる同軸コネクタを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の同軸コネクタ
は,同軸ケーブルの外部導体に接続される外部コンタク
トと,同軸ケーブルの中心導体に接続される中心コンタ
クトと,これらの間に介在する内部インシュレータとを
有する同軸コネクタにおいて,上記外部コンタクトに
は,一方の端面側に相手側コネクタとの嵌合部を,他端
側には同軸ケーブルの外被の外形寸法と略同等の内径を
有するスリーブ部を形成する。そして,該スリーブ部の
外周には,同軸ケーブルの外被の内径寸法より小さく設
定された間隙部を有する圧接片が嵌合される周方向に延
びた一対の透通溝を形成することを特徴とする。
【0006】また,本発明の同軸コネクタは,上記圧接
片が当該同軸コネクタを収容するハウジングへの位置決
め固定手段として用いられることを特徴とする。
【0007】
【作用】上記した本考案の構成によれば,外部コンタク
トのスリーブ部が同軸ケーブルの外被に固定保持され,
かつ,該スリーブ部に形成された透通溝に圧接片が挿嵌
されることにより,該圧接片が外被を破って外部導体と
接続する。なお,この圧接片のスリーブ部への挿嵌時に
おいては,スリーブ部が外被を固定保持した状態となっ
ているので,同軸ケーブルが外力により変形しようとす
る力が阻止されている。
【0008】
【実施例】次に,本考案の実施例を図面を参照して説明
する。
【0009】図1は本考案の実施例に係る同軸コネクタ
を示す分解組立斜視図である。図1に示すように,同軸
コネクタは,同軸ケーブル2の中心導体25の先端に,
中央部に停止部5aを有する管状の中心コンタクト5が
挿嵌取付けされる。同軸ケーブル2の内被23の外側周
囲には,小径部6aと大径部6bとを備え且つ両端面の
貫通孔が得られる内部インシュレータ6が挿嵌される。
【0010】そして,このインシュレータ6の外側には
外部コンタクト1を挿嵌する。
【0011】この外部コンタクト1は,相手側コネクタ
との接続側(図中左側)に,軸方向に向けてすり割11
aが形成された嵌合部11を有しており,同軸コネクタ
接続側(図中右側)に,嵌合部よりも径の大きなスリー
ブ部12が形成されている。このスリーブ部12の内径
寸法は同軸ケーブル2の外被の外径寸法とほぼ等しくな
って,スリーブ部12が同軸ケーブルの外被21の外側
に挿嵌されるように構成されている。なお,図1に示し
た同軸ケーブル2は,その構造を示すためのものであ
り,本考案に実施例においては,図に示すように,外被
21および外部導体22を処理せずに行われる。
【0012】外部コンタクト1のスリーブ部12の軸方
向略中央部の両側には内周壁と外周壁とを連通させる一
対の透通溝13が円周方向(上下方向)に延びた状態に
形成されている。したがって,この外部コンタクト1の
スリーブ部12を同軸ケーブル2の外被21に挿嵌した
とき,この透通溝13から外被21が露出した状態とな
る。
【0013】そして,この透通溝13に,U字状の圧接
片4を挿嵌する。この圧接片4の挿嵌部4a,4b間の
距離寸法は,同軸ケーブルの外被21の内径寸法より若
干小さい寸法の距離になるように設定されている。これ
により,圧接片4を透通溝13に挿嵌したときに,図2
の断面図に示すように,挿嵌部4a,4bが同軸ケーブ
ル2の外被を突き破り,圧接片4を外被21と内被(絶
縁体)23との間に存在する外部導体22に接触させ
る。
【0014】なお,この圧接片4の少なくとも嵌合部4
a,4bの板厚寸法Tを透通溝13の溝幅寸法T’より
も僅かに厚くなるように設定しておけば,圧接片4は透
通溝13に密着嵌合した状態となり,圧接片4を介して
外部導体22と外部コンタクト1とを確実に接続させる
ことができる。
【0015】上記圧接片4をスリーブ部12に形成され
た透通溝13に挿嵌するとき,即ち,圧接片4が同軸ケ
ーブル2の外被を突き破る際に,同軸ケーブルは,その
外力によって変形しようとするが,スリーブ部12によ
って完全に保持されているので,変形することがなく,
圧接片4と外部導体22の電気的接続は良好に行われ
る。 次に,本考案の実施例に係る同軸コネクタの結線
工程を図3を参照して詳細に説明する。
【0016】先ず,図3(a)に示すように,同軸ケー
ブル2の外被21,外部導体22および内被23を除去
する。次に,図3(b)に示すように,中心コンタクト
5を同軸ケーブル2の中心導体25に接続する。この接
続方法としては,圧着または半田付け等の適宜公知の方
法にて行う。尚,図3(b)は外部コンタクトの周方向
を1/4切除してある。
【0017】次に,図3(c)に示すように,内部イン
シュレータ6を内被23および中心コンタクト5の外側
に取付ける。次に,図3(d)に示すように,外部コン
タクト1のスリーブ部13を同軸ケーブルの外被21に
挿嵌する。そして,最後に,図3(e)に示すように,
外部コンタクトのスリーブ部12に形成された透通溝1
3に圧接片4を挿嵌して外被21を突き破り,圧接片4
と外部導体22とを接触させる。
【0018】なお,中心コンタクト5と内部インシュレ
ータ6および内部インシュレータ6と外部コンタクト1
には,夫々両者を相互に係合させる係合手段を設けてお
けば,相対的な抜けの防止を図ることができる。
【0019】次に,上記構成の本考案の同軸コネクタお
よび同軸ケーブルの一部をハウジングに収容する場合に
ついて説明する。図4は本考案の実施例に係る同軸コネ
クタの使用状態を示す斜視図である。図4に示すよう
に,ハウジング8は下側ハウジング部材81と上側ハウ
ジング部材82とから構成されている。これらのハウジ
ング部材81,82には,夫々相互に接続された外部導
体1と同軸ケーブル2を挟持状態で収容する断面円弧状
の溝81a,82aと圧接片収容溝81bが設けられて
いる。なお,上側ハウジング部材82の圧接片収容溝は
図示を省略してある。
【0020】ハウジング部材81の溝81a内に相互に
接続された外部導体1と同軸ケーブル2を収容させる。
このとき,圧接片4の下部を圧接片収容溝81bに嵌め
込むようしておく。そして,この上から上側ハウジング
82を被せて同軸ケーブル等を保持する。この際,圧接
片4は同軸コネクタのハウジング8への位置決め固定手
段としても用いられることになる。
【0021】そして,この後,両ハウジング部材81,
82を例えばネジ等の締結保持手段でもって両ハウジン
グを一体的に接続する。この場合,圧接片4は,同軸コ
ネクタのハウジング8への位置決め固定手段としても用
いられることになる。
【0022】なお,上記した本考案の実施例の説明にお
いては,圧接片4を外部コンタクト1のスリーブ部12
に形成された透通溝13に挿嵌してからハウジングへ組
込むこととした。しかし,この組込みにおいては,予め
圧接片4を下側ハウジングに部材に一体的に組込んでお
き,ここにスリーブ部12に形成された透通溝13を押
込むようにしてもよいことはいうまでもない。
【0023】上記した本考案の実施例の説明において
は,スリーブ部12の両側に1対の透通溝13を形成
し,底に圧接片4を挿嵌するように説明したが,本考案
はこれに限定されるものではなく,図5に示すように,
スリーブ部12の軸方向に透通溝13を複数対(図示に
おいては2対)形成し,そこに,夫々圧接片を挿嵌する
ようにしてもよい。この場合,圧接片は,前後の透通溝
13に挿嵌されるものが,図5に示したもののように,
下部において一体的に連結した圧接片4’であってもよ
い。このような圧接片4’によった場合には,圧接片
4’と同軸ケーブル2の外部導体との接触点は合計4ヵ
所となり,電気的安定性および機械的強度はより向上す
る。
【0024】
【考案の効果】上記した本考案の同軸コネクタにおいて
は,外部コンタクトの後部を同軸ケーブルの変形を阻止
するスリーブ部とし,そこに圧接片を介して,同軸ケー
ブルの外部導体と外部コンタクトとの電気的導通を得る
ことができる。この結果,従来のように,外部導体を折
返したりする必要がなくなり,結線工程の短縮化を図る
ことが可能となった。
【0025】また,同軸コネクタをハウジングに収容す
る際に,圧接片がハウジングへの位置決め固定手段を兼
用することとなり,ハウジングの構造の簡略化,さらに
は,同軸コネクタのハウジングへの収容工程の短縮化を
図ることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る同軸コネクタの分解状態
を示した斜視図である。
【図2】図1の同軸コネクタを同軸ケーブルに接続した
状態,特に圧接片と外部導体との接触状態を示す径方向
の断面図である。
【図3】図1の同軸コネクタの同軸ケーブルとの結線工
程説明図である。
【図4】図1の同軸コネクタのハウジングへの収容工程
の説明のための斜視図である。
【図5】本考案の他の実施例を示す斜視図である。
【図6】従来の同軸コネクタと同軸ケーブルとの結線工
程を示した説明図である。
【符号の説明】
1 外部コンタクト 2 同軸ケーブル 3 スリーブ 4 圧接片 5 中心コンタクト 6 内部インシュレータ 8 ハウジング 11 外部コンタクトの相手側コネクタとの嵌合部 12 スリーブ部 13 透通溝 21 外被 22 外部導体 23 内被 25 中心導体 81 下側ハウジング 82 上側ハウジング

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同軸ケーブルの外部導体に接続される外
    部コンタクトと,同軸ケーブルの中心導体に接続される
    中心コンタクトと,これらの間に介在する内部インシュ
    レータとを有する同軸コネクタにおいて, 上記外部コンタクトには,一端側に相手側コネクタとの
    嵌合部を,他端側に同軸ケーブルの外被の外形寸法と略
    同等の内径を有するスリーブ部が形成されており, 該スリーブ部の外周には,周方向に延びた透通溝が,径
    方向で対向した位置に一対形成されており,かつ, 該透通溝には,同軸ケーブルの外被の内径寸法より小さ
    く設定された間隙部を有する圧接片が嵌合保持されるこ
    とを特徴とする同軸コネクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の同軸コネクタにおいて,
    上記圧接片は当該同軸コネクタを収容するハウジングへ
    の位置決め固定手段として用いられていることを特徴と
    する同軸コネクタ。
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JPH069078U JPH069078U (ja) 1994-02-04
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JPH069078U (ja) 1994-02-04

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