JP2993584B2 - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP2993584B2
JP2993584B2 JP5025331A JP2533193A JP2993584B2 JP 2993584 B2 JP2993584 B2 JP 2993584B2 JP 5025331 A JP5025331 A JP 5025331A JP 2533193 A JP2533193 A JP 2533193A JP 2993584 B2 JP2993584 B2 JP 2993584B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コネクタハウジング内
の圧接端子と電線を圧接接続すると共に該電線の絶縁被
覆部を電線圧着部材で圧着保持してコネクタハウジング
に固定する構成のコネクタに係り、特に、組立作業の工
数削減と簡単化を図ることができると共に、電線に対す
る外部からの引張力が直接端子金具に作用しないように
したコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、コネクタハウジング内の圧接
端子と電線を圧接接続すると共に該電線の絶縁被覆部を
保持部材で保持してコネクタハウジングに固定する構成
のコネクタが各種の形態で提案されており、例えば、実
開平4−15163号公報に記載されているものにおい
ては、図10に示すような構成となっている。
【0003】このコネクタは、コネクタハウジング55
の端子収容室内壁56に係止溝57を周設しておいて、
圧接端子58に圧接接続した電線59の絶縁被覆部に、
該係止溝57に係合し得るようにした係止リング60を
圧着固定し、該係止リング60を上方から該係止溝57
にスライド係合させるものである。このような構成によ
り、外部から電線59に水平方向の引張力Pが作用して
も、該リング60が係止溝内壁57aに当接して圧接端
子58に前記引張力Pが直接作用しないようにし、圧接
端子58からの電線59の引き抜けを防止するようにな
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の上記
のような構成のコネクタにあっては、圧接端子58を加
締めて、該圧接端子58に電線59を圧接接続する際
に、同時に、係止リング60を加締めて、該係止リング
60を電線59に圧着固定することができなかった。
このため、係止リング60を加締めて電線59に圧着固
定する作業を前作業として独立して行わなければなら
ず、組立作業の工数が増加する、という問題があった。
【0005】また、コネクタハウジング55の端子収容
室内において、圧接端子58に電線59を圧接接続する
と同時に、係止リング60を係止溝57内に挿入させな
ければならず、組立時の位置決めに高い精度が要求され
る。さらに、図11に示すように、電線59が上方向に
引っ張られると、係止溝57の両側と下部に三点接触し
ていた係止リング60が、両側のみの二点接触となり、
係止溝57から外れてしまうおそれがあった。
【0006】これに加え、ワイヤハーネスは直径の異な
る多種類の電線からなっており、電線59の直径がコネ
クタハウジング55の端子収容室に対して小さい場合に
は、該電線の絶縁被覆部に加締められる係止リング60
の径も小さくなり、係止溝57から外れやすくなってし
まう。このため、直径の異なる多種類の電線に対応する
ことができない、という問題があった。
【0007】一方、圧接端子の構成として、電線圧接部
の後方に位置するように電線の絶縁被覆部を加締め固定
する電線圧着部を前記電線圧接部と一体的に形成したも
のも提案されているが、このような構成では、例えば、
電線に対する外部からの引張力が端子金具に直接作用
し、該端子金具がコネクタハウジングの端子収容室から
浮き上がってしまうおそれがある。
【0008】本発明の目的は、前記のような従来の欠点
を解消し、作業作業の工数削減と組立作業の容易化を図
ることができると共に、引張力による圧接端子からの電
線の抜け出し及び端子板の浮き上がり等を防止すること
ができるコネクタを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のコネクタは、請求項1記載のものにおいて
は、コネクタハウジングの端子収容室内の圧接端子と電
線を圧接接続すると共に該電線の絶縁被覆部を電線圧着
部材で圧着保持してコネクタハウジングに固定するよう
に構成したコネクタであって、前記電線圧着部材は、基
板部と、該基板部の両側に前後に位置をずらして立設さ
れた一対の圧着片とからなっており、前記圧着端子とは
別体に形成されると共に該圧着端子の後方に位置するよ
うに前記端子収容室の底壁に固設されていることを特徴
とする。
【0010】請求項2記載のものにおいては、前記コネ
クタハウジングの端子収容室の底壁に、前記電線圧着部
材の基板部を一体的にモールド成形したことを特徴とす
る。
【0011】請求項3記載のものにおいては、前記コネ
クタハウジングの端子収容室の底壁に、前記電線圧着部
の基板部とほぼ同形の開孔を設けうると共に、前記電線
圧着部材の基板部には、該基板部を前記開孔に挿入した
際に前記端子収容室の底壁に当接する鍔部を延設し、前
記開孔に前記基板部を挿入した状態で前記開孔に駒を圧
入することにより、前記電線圧着部材を端子収容室の底
壁に固設するように構成したことを特徴とする。
【0012】請求項4記載のものにおいては、前記圧着
端子には電線圧接部の後方に位置するように該電線圧接
部と一体的に形成した電線圧着部があり、前記電線圧着
部材は該電線圧着部の後方に位置するように配置されて
いることを特徴とする。
【0013】請求項5記載のものにおいては、前記コネ
クタハウジングの端子収容室における前記圧接端子と前
記電線圧着部材との間に、上部に電線ガイド溝を形成し
た電線支持壁を立設し、前記圧接端子に接続した電線
を、前記電線支持壁のガイド溝を通過させて前記電線圧
着部材で加締め固定するように構成したことを特徴とす
る。
【0014】
【作用】本発明によるコネクタにおいては、電線圧着部
材の圧着片を、通常の端子を加締めるのと同様の押圧治
具で加締めることができるから、該圧着片を圧接端子と
同時に加締めて電線の絶縁被覆部を加締め保持させるこ
とができ、これにより組立て作業の工数削減を図ること
ができる。また、圧着片によって電線を圧着固定するに
際し、何ら位置決めを必要としないから、組立作業を簡
単化することができる。
【0015】また、電線圧着部材はコネクタハウジング
の端子収容室の底壁に固設されているから、電線に対す
る外部からの引張力が端子金具に直接作用することはな
く、端子金具が端子収容室内において浮き上がったりす
るおそれはない。更に、圧接端子の構成として、電線圧
接部の後方に該電線圧接部と一体的に電線圧着部を設け
た場合には、電線に対する外部からの引張力が過大で電
線圧着部材を経て作用したとしてもその引張力は今度は
端子金具に作用することとなる。従って、前記引張力は
コネクタハウジングと端子金具に分散して作用させるこ
とができる。
【0016】電線圧着部材の圧着片を加締めるに際し、
その加締め量を調整すれば、直径の異なる多種類の電線
を該圧着片によって加締め固定することができ、小径の
電線であっても圧接端子からの電線の抜け出しを確実に
防止することができる。
【0017】端子収容室内において、圧接端子と電線圧
着部材との間、または、圧接端子と一体に形成された電
線圧着部と電線圧着部材との間に、電線支持壁を立設し
た場合には、該電線支持壁により電線が屈曲した状態で
支持される。そして、電線にかかる引張力が電線圧接部
材を介して作用した場合でも、該電線が電線ガイド溝に
押接して引張力の圧接端子又は電線圧着部への伝播が阻
止される。従って、引張力の端子への伝播をより確実に
阻止することができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明のコネクタの実施例を図1〜図
9に基づいて説明する。まず、本発明のコネクタの第1
の実施例について説明する。図1は、本発明に係るコネ
クタを示す分解斜視図であり、図2は図1のA−A断面
図、図3は前記コネクタを構成する電線圧着部材を示す
説明図である。
【0019】図1及び図2において、1は合成樹脂製の
コネクタハウジングであり、上部を開口させた複数の端
子収容質2,2・・・を有する。4は圧接端子であり、
金属板をプレス加工することにより、基板9の前方に雌
型の電機接触部10,中間に電線圧接部,後方に電線圧
着部12を切り起こしにより形成された構成となってい
る。
【0020】ここで、圧接端子4の電線圧着部12は、
後述する電線圧着部材6の圧着片8,8と同様、一対の
圧着片12a,12aからなっており、図4に示す押圧
治具14によって、電線圧着部12の圧着片8,8と電
線圧着部材6の圧着片12a,12aを同時に加締める
ことができるようになっている。
【0021】前記電線圧着部材6は、図3に示すよう
に、プレス加工された金属板からなり、矩形の基板部7
と該基板部7の両側に前後に位置をずらして立設された
一対の前記圧着片8,8とからなっている。そしてこの
電線圧着部材6は、コネクタハウジング1の各端子収容
室2の底壁5に一体的にモールド成形してあり、該底壁
5に基板部7を埋め込むことによって、各端子収容室2
内の圧接端子4の後方に固設してある(図1及び図
2)。
【0022】電線圧着部材6の各圧着片8,8は、互い
にやや内側に傾斜した状態で立設してあり、その先端外
側には、後述する押圧治具14(圧着治具17)に当接
するテーパーガイド面8a,8aが形成されている。
【0023】次に、圧接端子4と電線圧着部材6に電線
を圧着固定するための前記押圧治具14を図4に示す斜
視図に基づいて説明する。図において、14は押圧治具
全体を示し、圧接治具15と圧着治具16及び圧着治具
17の三つの治具からなっており、各治具15,16,
17には、各端子収容室2の収容室隔壁18に対応する
逃げ溝19が連続して設けてある。また、各治具15,
16,17は、それぞれ独立して圧接端子4と電線圧着
部材6に対する位置調整が可能になっている。
【0024】圧接治具15は、圧接端子4の電線圧接部
11の上方に位置し、電線圧接部11に電線13を押し
込む。圧着治具16は、圧接端子4の電線圧着部12の
上方に位置し、圧着片12a,12aを押圧して電線1
3の外周に沿って内向きに加締める。圧着治具17は、
電線圧着部材6の上方に位置し、該電線圧着部材6に対
向する円弧状の押圧面20を、逃げ溝19を隔てて複数
並列に形成した構成となっている。
【0025】このように形成された圧着治具17は、押
接面20で圧着片8,8を押圧し、該圧着片8,8を同
時に電線13の外周に沿って内向きに加締める。なお、
前記圧着治具16も圧着治具17とほぼ同様な構成にな
っている。
【0026】これら圧接治具15と圧着治具16及び圧
着治具17を同時に、圧接端子4と電線圧着部材6に向
かって下降させることにより、圧接端子4における電線
圧接部11への電線13の圧接接続と電線圧着部12へ
の電線13の圧着固定、及び電線圧着部材6における圧
着片8,8への電線13の圧着固定が同時に行われる。
【0027】前記のように、電線圧着部材6の圧着片
8,8をそれぞれ内側に傾斜させて立設し、かつ、その
先端外側にテーパーガイド面8a,8aを形成したこと
により、圧着片8,8が圧着治具17によって内側に強
制的に案内され、圧着片8,8をスムーズに加締めるこ
とができる。
【0028】前記のような構成からなる本実施例のコネ
クタによれば、電線圧着部材6の圧着片8,8を、圧接
端子4における電線圧着部12の圧着片12a,12a
と同時に加締めて電線13を圧着固定できるから、組立
作業の工数削減を図ることができる。
【0029】また、電線圧着部材6の圧着片8,8によ
って電線13を圧着固定する場合、何ら位置決めを必要
としないから、組立作業の簡単化を図ることができる。
更に、電線圧着部材6はコネクタハウジング23の端子
収容室の底壁に固定されているから、外部からの電線1
3に対する引張力はコネクタハウジング23に作用し、
端子金具には直接作用することはない。
【0030】これに加え、電線圧着部材6の圧着片8,
8の加締め量を調整すれば、直径の異なる多種類の電線
を該圧着片8,8によって圧着固定することができ、小
径の電線であっても、圧接端子4からの抜け出しを確実
に防止することができる。
【0031】次に、本発明に係るコネクタの第2の実施
例をコネクタの分解斜視図として示す図5に基づいて説
明する。本実施例におけるコネクタも、第1の実施例と
同様、基板部7′に一対の圧着片8′,8′を立設した
三つの電線圧着部材6′,6′,6′を、前方突出片2
1を介して連結板22に並列に連結させた構成となって
いる。
【0032】また、連結板22には、所定の間隔をおい
て一対の係止孔26,26が穿設されており、コネクタ
ハウジング23の底壁24には、係止孔26,26に係
合する一対の係止突起25,25が突設されている。更
に、コネクタハウジング23の後部には、収容室隔壁2
7を切欠くことによって、連結板22及び電線圧着部材
6′,6′,6′の設置スペースが設けられている。
【0033】なお、係止孔26は、電線圧着部材6′を
底壁24に固定するためのものであるから、電線圧着部
材6′側のどこに設けてもよいが、基板部7′に設けた
場合には、圧着片8′,8′に圧着固定された電線13
(図2参照)の直下に係止突起25が位置することにな
るので、該係止突起25が電線13の圧着固定を阻害す
るおそれがある。従って、本実施例のように、電線13
の圧着固定を阻害するおそれのない連結板22に係止孔
26を設けることが好ましい。
【0034】このような構成からなる本実施例のコネク
タによれば、連結板22の係止孔26,26にコネクタ
ハウジング23の係止突起25,25を係合させた後、
該係合突起25,25を熱溶着することにより、コネク
タハウジング23の後部の底壁24に電線圧着部材
6′,6′,6′を強固に固定することができる。ま
た、三つの電線圧着部材6′,6′,6′を一回の作業
で同時にコネクタハウジング23に固設でき、組立作業
効率の向上を図ることができる。
【0035】次に、本発明に係るコネクタの第3の実施
例を図6〜図8に基づいて説明する。図6はコネクタの
斜視図、図7はコネクタに電線を圧着固定した状態を示
す斜視図、図8は図7のBーB断面図である。図6にお
いて、本実施例のコネクタは、コネクタハウジング28
の後部の底壁29に穿設した矩形の開孔30に電線圧着
部材31を圧入固定する構成としてあり、また、コネク
タハウジング28の端子収容室32における圧接端子4
と電線圧着部材31との間に、内壁33に直交する電線
支持壁34を立設した構成になっている。
【0036】このような電線圧着部材31は、基板部3
5の裏側に形成された内側凹部39に樹脂製の矩形状の
駒40を嵌め込んだ状態で、コネクタハウジング23の
開孔30に圧入固定される。該電線圧着部材31の開孔
30への圧入は、底壁29の下側から行われ、垂壁部3
7の内壁30aに押接させ、底壁29の裏側に形成した
前後溝41,41に鍔部38,38を当接させて位置決
めする。
【0037】一方、コネクタハウジング28の電線支持
壁34は、その上部に半円形状の電線ガイド溝42を設
けた構成となっており、図7及び図8に示すように、圧
接端子4の圧接部12に圧着固定した電線13を、電線
ガイド溝42を通過させて、電線圧着部材31に圧着固
定している。
【0038】このような電線支持壁34は、電線ガイド
溝42を介して電線13を屈曲した状態で支持する。そ
して、電線13にかかる引張力P(図8参照)が、電線
圧着部材31を経て作用した場合は、該電線13が電線
ガイド溝42に押接して引張力Pの圧接端子4への伝播
が阻止される。
【0039】次に、前記コネクタにおける電線の接続及
び圧着固定の手順について、図9(a),(b)を参照
しつつ説明する。図9(a),(b)は前記コネクタに
おける電線の接続及び圧着固定の一連の手順を示す縦断
面図である。
【0040】図9(a)において、43は押圧治具であ
り、圧接治具44,圧着治具45,電線屈曲治具47及
び圧着治具48の四つの治具からなっている。圧接治具
44は、圧接端子4に電線13を圧接接続するためのも
のであり、圧着治具45は、電線圧着部12に電線13
の絶縁被覆部を圧着固定するためのものである。
【0041】また、電線屈曲治具47は、電線支持壁3
4の電線ガイド溝42に電線13を押接させて屈曲させ
るものであり、電線支持壁34の前後に位置する押圧突
起部46,46を備えている。更に、圧着治具48は、
電線圧着部材31に電線13の絶縁被覆部を圧着固定さ
せるものである。
【0042】図9(a)に示すように、まず、圧接治具
44と圧着治具45を下降させて、電線13を圧接端子
4に接続及び圧着固定する。次いで、図9(b)に示す
ように、電線屈曲治具47を下降させ、押圧突起46,
46によって電線13を電線支持壁34に押し付けて、
該電線13を屈曲した状態にする。また、電線屈曲治具
47を下降させると同時に、圧着治具48を下降させ
て、電線13を電線圧着部材31に圧着固定する。
【0043】このように電線13を接続及び圧着固定し
たコネクタは、図示しないケースに、例えば、引き出し
状に多段に収容され、係止片50(図6参照)を介して
該ケース内に係止固定される。
【0044】このような本実施例のコネクタによれば、
コネクタハウジング28の端子収容室32に、電線圧着
部材31を駒40によって圧入固定する構成としてある
から、前記実施例と同様、電線圧着部31を底壁29に
強固に固定することができ、また、電線圧着部材31が
破損した場合は、これを簡単に交換することができる。
【0045】更に、電線支持壁34によって、引張力P
の圧接端子4への伝播をより確実に阻止することがで
き、圧接端子4からの電線13の抜け出しを確実に防止
することができる。
【0046】なお、本発明のコネクタは、上述した実施
例に限定されるものではなく、例えば、本発明のコネク
タは、圧接端子4に限らず、種々の端子を備えたコネク
タに応用することができる。
【0047】
【発明の効果】以上のように、本発明のコネクタによれ
ば、組立作業の工数削減と簡単化を図ることができる。
特に、電線の絶縁被覆部を圧着固定すべき電線圧着部材
が端子とは別体に形成されると共に、端子金具の後方に
位置するようにコネクタハウジングの端子収容室の底壁
に固設されているから、電線に対する外部からの引張力
はコネクタハウジングに作用し、端子金具には直接作用
することはない。このため、圧接端子からの電線の抜け
出しを確実に防止することができ、また、端子金具がコ
ネクタハウジングの端子収容室から浮き上がったりする
おそれもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコネクタの第1の実施例を示す分
解斜視図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】電線圧着部材を示す斜視図である。
【図4】圧接端子への電線の圧接接続及び電線圧着部材
による電線の圧着固定に際して用いられる押圧治具の斜
視図である。
【図5】本発明に係るコネクタの第2の実施例を示す分
解斜視図である。
【図6】本発明に係るコネクタの第3の実施例を示す斜
視図である。
【図7】コネクタに電線を圧着固定した状態を示す斜視
図である。
【図8】図7のB−B断面図である。
【図9】電線の圧接接続及び圧着固定の一連の手順を示
す縦断面図であり (a)は電線を端子に圧接及び圧着固定
させた状態、(b) は電線を支持壁で屈曲させて圧着部材
に圧着固定させた状態を示す。
【図10】従来のコネクタを示す要部断面図である。
【図11】図10のC−C断面図である。
【符号の説明】
1,23,28 コネクタハウジング 2 端子収容室 3 上部開口 4 圧接端子 5 底壁 6,6′,31 電線圧着部材 7,7,35 基板部 8,8,36 圧着片 34 電線支持壁
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−276176(JP,A) 特開 平3−164017(JP,A) 特開 平6−36808(JP,A) 実開 平4−15160(JP,U) 実開 平4−15168(JP,U) 実開 平4−78769(JP,U) 実開 平4−15163(JP,U) 実開 平4−15162(JP,U) 実開 平2−148565(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 4/24 H01R 13/58 H01R 9/03

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタハウジングの端子収容室内の圧
    接端子と電線を圧接接続すると共に該電線の絶縁被覆部
    を電線圧着部材で圧着保持してコネクタハウジングに固
    定するように構成したコネクタであって、前記電線圧着
    部材は、基板部と、該基板部の両側に前後に位置をずら
    して立設された一対の圧着片とからなっており、前記圧
    接端子とは別体に形成されると共に該圧接端子の後方に
    位置するように前記端子収容室の底壁に固設されている
    ことを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記コネクタハウジングの端子収容室の
    底壁に、前記電線圧着部材の基板部を一体的にモールド
    成形したことを特徴とする請求項1記載の コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記コネクタハウジングの端子収容室の
    底壁に、前記電線圧着部材の基板部とほぼ同形の開孔を
    設けると共に、前記電線圧着部材の基板部には、該基板
    部を前記開孔に挿入した際に前記端子収容室の底壁に当
    接する鍔部を延設し、前記開孔に前記基板部を挿入した
    状態で前記開孔に駒を圧入することにより、前記電線圧
    着部材を端子板収容室の底壁に固設するように構成した
    ことを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  4. 【請求項4】 前記圧接端子には電線圧接部の後方に位
    置するように該電線圧接部と一体的に形成した電線圧着
    部があり、前記電線圧着部材は該電線圧着部の後方に位
    置するように配置されていることを特徴とする請求項1
    〜3記載のコネクタ。
  5. 【請求項5】 前記コネクタハウジングの端子収容室に
    おける前記圧接端子と前記電線圧着部材の間に、上部に
    電線ガイド溝を形成した電線支持壁を立設し、前記圧接
    端子に接続した電線を、前記電線支持壁の電線ガイド溝
    を通過させて、前記電線圧着部材で加締め固定するよう
    に構成したことを特徴とする請求項1〜4記載のコネク
    タ。
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