JPH0754723B2 - 電気コネクタのケーブル固定構造 - Google Patents

電気コネクタのケーブル固定構造

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JPH0754723B2
JPH0754723B2 JP1095428A JP9542889A JPH0754723B2 JP H0754723 B2 JPH0754723 B2 JP H0754723B2 JP 1095428 A JP1095428 A JP 1095428A JP 9542889 A JP9542889 A JP 9542889A JP H0754723 B2 JPH0754723 B2 JP H0754723B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電気コネクタのハウジングにケーブルを固定
する固定構造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、電話器等に使用されている小型電気コネクタとし
て特公昭57-043986号に示されているいわゆるモジュラ
ープラグコネクタが存在している。このモジュラープラ
グコネクタは、小型で軽量でかつ安価なコネクタとして
一般に広く使用されている。このコネクタのハウジング
とケーブルとの固定構造は、ハウジングが一端側に複数
の接触子、他端側に偏平な多心ケーブルを受入れる開口
を有し、さらに、中間部には上記受入れられたケーブル
の外皮を圧するように外力を受けて変形する突起状部分
を有している。そしてケーブルを挿入しそれぞれの心線
に接触子を接続した後、上記突起状部分に外力を加えて
変形しケーブルを固定するようになっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、かかる従来のコネクタのケーブル固定構
造にあっては、次のような問題を有していた。
偏平ケーブルの上方より下方に向け突起状部分で上記
ケーブルを強く一方的に押圧して固定するため、ケーブ
ルの細い心線(導体)を傷めてしまい電気抵抗を増大さ
せたり、あるいは断線させたりしていた。さらにはケー
ブルが多心の丸ケーブルである場合には、かかる問題が
顕著となっていた。
ハウジングにケーブルを押圧するための突起状部分を
設けるために構造が複雑となり、ハウジングの成形金型
も複雑となるのでコスト高となる。
ハウジングはプラスチック材であるため、ケーブル押
圧のための突起状部分及び該突起状部分を変形状態に保
持しておくための係止部は金属材料と比べると経年変化
が著しく、劣化するので、段々と保持力が弱くなり、つ
いには押圧力がなくなりケーブルが固定されなくなる虞
れもある。
接続される多心ケーブルは、その用途等により丸ケー
ブル、偏平ケーブルさらには外径太さの相違したもの等
の各種のものが存在するのに対し、ハウジングのケーブ
ル固定構造は、押圧する突起状部分の寸法が定まってい
るので、各種の用途に対応することができない。
本発明はこれらの問題点を改善し、安価で、確実でかつ
各種のケーブルでもハウジグに簡単な方法で固定するコ
ネクタのケーブル固定構造を提供することを目的として
いる。
〔課題を解決するための手段〕
本発明によれば、上記目的は、 一端側に複数の接触子を配列保持し、他端側にケーブル
を受け入れて該ケーブルを保持するための開口を設けた
ハウジングを有する電気コネクタにおいて、 上記ケーブルは、端末処理された端部付近の周面にて、
ケーブル固定部材のケーブル固定部により圧着固定さ
れ、 上記ケーブル固定部材は、ケーブル長手方向にて上記ケ
ーブル固定部の範囲に腕状に突出形成された係止突片を
有し、 上記ハウジングの開口内には、該開口にケーブルが長手
方向に挿入されて、上記ケーブルの係止突片を係止固定
するための係止手段が設けられている、 ことにより達成される。
〔作用〕
かかる本発明にあって、電気コネクタは次の手順にした
がい完成される。
先ず、多心ケーブルの各心線が露呈されたケーブルの
外皮へ、適宜治工具によりケーブル固定部材を圧着固定
する。
次に、上記ケーブルをハウジングの開口に挿入する。
その際、係止突片が弾性変形を生ずるものであるときに
は上記開口に圧入し、所定量だけ圧入された位置でハウ
ジングの係止手段とスナップ状に係止する。また、係止
突片が塑性変形のためのものであるときには、上記開口
に挿入後、適宜手段により塑性変形されて、上記ハウジ
ングの係止手段と係止するようになる。
しかる後、上記ケーブルの各心線に、接触子が接続さ
れる。
〔実施例〕
以下、添付図面にもとづき本発明の実施例を説明する。
第1図ないし第4図は本発明の第一実施例を示してい
る。
第1図は、コネクタのハウジング内にケーブルを固定し
た一部破断斜視図、第2図は、ハウジングにケーブルを
挿入する前の分解斜視図、第3図は第1図のA-A線断面
図、第4図は第1図のB-B線断面図である。
図において、コネクタ1はハウジング10、ケーブル固定
部材20、整線ホルダー30および複数の接触子40とで形成
されている。50は外形を丸形とする多心ケーブルであ
る。
ハウジング10は、プラスチック材等の絶縁材料で一体的
に成形されており、ほぼ直方体となっていて、その前端
部(第1図において左部)の上方には、複数の接触子保
持溝11が開口して設けられて、後述する板状の接触子を
外方から挿入保持可能となっている。該保持溝11は、ケ
ーブル50のリード線51を1本毎に受け入れる、リード線
保持孔(図示せず)と連通しており、該保持孔にリード
線51が挿入され、これを保持した際には、保持溝11に接
触子40を上方より圧入して、リード線と接触子を電気的
に接続可能になっている。一方ハウジング10の後端面
(第1図において右側)には、後述する整線ホルダー30
にてリード線51を横一列に整列されたホルダー付丸ケー
ブル50を受け入れるための、中心部が円形とされた矩形
状開口12と、該開口12の上方に、開口12と連通され、か
つ、後述するケーブル固定部材20の係止翼21を受け入れ
るための開口13が形成されている。開口12の奥部は、前
述したリード線保持孔(図示せず)と連通されている。
開口13は、ハウジングの上面に設けられて係止翼21を治
工具にて下方に押し曲げるための垂直方向の溝14と連通
されている。該溝14の下方には狭められた、ケーブル係
止固定手段としての溝14A(第4図参照)がつづいて形
成されている。
ケーブル固定部材20は、シート状の金属材料よりプレス
加工にて打抜き折り曲げされて形成されたもので、第2
図によく開示されているごとく、そのケーブル長手方向
の中央部に頂部から両横方向に翼状に延出する係止突片
たる係止翼21と、該係止翼21の前後に逆U字形状に下方
に延びる1対のケーブル固定部22が形成されている。係
止翼21の前後の側縁には、治具にて該係止翼21が溝14の
下方に押圧された際に溝14Aの内側面に喰い込んで圧入
係合するための突起23が複数設けられている。ケーブル
固定部22の下方端には、ケーブルに固定圧着した際にケ
ーブル外周に沿って丸められて、端部にてかみ合ってよ
り圧着を強固とするための対をなす凹凸部24が形成され
ている。
整線ホルダー30は、ケーブルのルード線51をリード線保
持孔へ挿入するために所定位置で整列させるためのもの
で、リード線保持孔のピッチと同一ピッチに設けられた
リード線貫通孔31が設けられているものである。
接触子40は、シート状の導電金属材料で形成されたもの
で、上端部が相手コネクタの接触子と接触するための接
触部41と、下方端に二股とされた鏃状の突刺部42とが設
けられている。この突刺部42は、リード線51がハウジン
グのリード線貫通孔31に挿入された際リード線51を外皮
より突刺してリード線の導体と電気的に接続するように
なっているものである。
以上のように構成された本実施例において、コネクタの
ケーブル接続手順について説明する。
先ず、ケーブル50の先端部にて外皮を剥離しててリー
ド線51を適宜寸法を露出させた後、各リード線51を整線
ホルダー30の対応せるリード線貫通孔31に挿通させると
共に、ケーブル50の外皮端部に逆U字形状のケーブル固
定部材20を圧着工具(図示せず)により圧着固定する
(第1図参照)。
次に、固定部材20が圧着されたケーブルのリード線を
整線ホルダー30に挿入した状態で、ハウジングの後端の
それぞれの開口12,13に挿入する。整線ホルダー30より
突出したリード線51はリード線保持孔に挿入され、整線
ホルダー30は矩形状の開口12の奥部に挿入されることに
より、ケーブル端部に固定されたケーブル固定部材20の
係止翼21は、開口13の奥部の定位置、すなわち溝14Aの
直上位置に配置される。
最後に、第3図に開示されているごとく、上方より係
止翼曲げ治工具60を溝14より降下させて係止翼21を下方
に圧する。これにより係止翼21は溝14の下部へ弯曲して
塑性変形され該溝14の下方で狭くされた溝14Aに圧入固
定される。その際、溝14の内側壁に係止翼21の突起23が
喰い込んで、該係止翼21をより強固に圧入係止すること
になる。しかる後、リード線保持孔に挿入されたリード
線に対して第1図に示す接触子41を接触子保持溝11内に
圧入してリード線の導体と接触子を導通させてコネクタ
を完成させる。かくして、組立てられ接続されたケーブ
ルは、後方より引っ張られてもケーブルがハウジングよ
り抜き出されることがない。
次に、第5図に示されている第二実施例について説明す
る。
前実施例では、係止翼は塑性変形を受けることによりハ
ウジングに係止されていたが、本実施例では弾性変形を
利用している点に特徴がある。第5図において、ハウジ
ング10は上部に弾性係止爪部14B,14Bが設けられてい
る。該係止爪部14Bは右端部に下方に向く爪14B′が設け
られていて、開口13Bに係止翼21Bが圧入された際に上方
に弾性変形可能となっている。そして、上記係止翼21B
がその幅に相当する距離だけ圧入されると、上記係止爪
部14Bは原形に復帰し爪14B′で上記係止翼21Bと係止
し、ケーブルの抜けを防止する。なお、本実施例では薄
い板を上記爪14B′と係止翼21Bとの間に圧入することに
より、係止爪部21Bを再び上方に弾性変形させ上記板と
共にケーブルを抜出することもできる。
第6図に示す第三実施例にあっては、係止突片21Cはケ
ーブルの長手方向に折り返されており、ハウジングへの
挿入により上記係止突片21Cを弾性変形させ、ハウジン
グ内面に設けられた係止段部14Cにスナップ状に係止せ
んとするものである。
以上の各実施例は、丸ケーブルの固定構造について説明
したが本発明はそれに限定されるものでなく、偏平ケー
ブルであってもケーブル固定部材の構成を逆溝形状にす
ることによって容易に可能となるものである。
〔発明の効果〕
本発明は、以上のとおり、ハウジングに係止手段を、そ
してケーブル側に係止突片をもった固定部材を取り付け
ることとしたので、次のような効果を奏する。
ケーブル固定部材はケーブルの外皮のほぼ全周を平均
的に圧着固定することが可能であり、リード線内の導体
を傷めることがなく電気抵抗を増大させたり断線させた
りすることが全くない。
ハウジングは、係止翼等の開口を設けるだけでよいの
で単純な形成でよく、形成金型も単純となり、安価に製
造することができる。
ケーブル固定部材はシート状の金属材料で形成するの
でケーブル及びハウジングに圧着固定及び係止しても、
経年変化がなく、圧着固定や係止がゆるむ等の不具合が
ない。
ハウジングに固定されるケーブルは、丸ケーブルで
も、偏平ケーブルでも、あるいは外径の太さが若干相違
したものであっても、安価なケーブル固定部材をそれに
対応するように用意するだけで各種のケーブルに対応で
きるので大変便利なものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第一実施例のケーブルを組み込んだ電
気コネクタの一部破断斜視図、第2図はケーブル挿入前
における第1図のコネクタの斜視図、第3図は第1図の
A-A線断面図、第4図は第1図のB-B線拡大断面図、第5
図は第二実施例の斜視図、第6図は第三実施例の斜視図
である。 10……ハウジング 11……接触子 12……ケーブル受入開口(開口) 14A;14B;14C……ケーブル係止固定手段 (14A…溝,14B…係止爪部,14C…係止段部) 20……ケーブル固定部材 21;21B;21C……係止突片 (21;21B…係止翼,21C…係止突片)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端側に複数の接触子を配列保持し、他端
    側にケーブルを受け入れて該ケーブルを保持するための
    開口を設けたハウジングを有する電気コネクタにおい
    て、 上記ケーブルは、端末処理された端部付近の周面にて、
    ケーブル固定部材のケーブル固定部により圧着固定さ
    れ、 上記ケーブル固定部材は、ケーブル長手方向にて上記ケ
    ーブル固定部の範囲に腕状に突出形成された係止突片を
    有し、 上記ハウジングの開口内には、該開口にケーブルが長手
    方向に挿入されて、上記ケーブルの係止突片を係止固定
    するための係止手段が設けられている、 ことを特徴とする電気コネクタのケーブル固定構造。
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JPS6454382U (ja) * 1987-09-29 1989-04-04

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