JP2517828B2 - 屋切パネル - Google Patents

屋切パネル

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JP2517828B2
JP2517828B2 JP4348751A JP34875192A JP2517828B2 JP 2517828 B2 JP2517828 B2 JP 2517828B2 JP 4348751 A JP4348751 A JP 4348751A JP 34875192 A JP34875192 A JP 34875192A JP 2517828 B2 JP2517828 B2 JP 2517828B2
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由紀子 越井
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、木質パネル構法による
プレファブ家屋における内壁パネルと屋根パネルとの間
に介設する通気用の屋切パネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】木質パネルによる床パネル、壁パネル、
屋根パネル等を組み立てて施工されるプレファブ家屋に
おいて、壁パネルは、表裏の合板間に縦横の芯材を介設
して接合一体化してなる。さらに、壁パネルとしては、
長方形をなす縦長の外壁パネルおよび内壁パネル、開口
部の上方に設けられる横長の小壁パネル、屋根パネルの
妻側下方に設けられ、上辺部を屋根勾配に合わせて傾斜
面とした三角形または四角形をなす屋切パネル等があ
る。
【0003】そして、建物内部用の屋切パネルとして、
例えば、下屋の通気を行うよう多数の通気孔を予め形成
してなる有孔屋切パネルがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような有
孔屋切パネルは、その表裏の合板に多数の通気孔を前も
って加工しておく必要があり、その分コストが高くな
り、また、通気孔を抜いた部分は廃棄するので、木材資
源の浪費にもなってしまう。
【0005】そこで、本発明の目的は、通気孔加工を不
要にすると共に、木材資源の節約も図れて、コストを低
減できるようにした通気用の屋切パネルを提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
本発明は、壁パネルと屋根パネルとの間に介設され、上
辺部を屋根勾配に合わせて傾斜面とした三角形または四
角形をなし、表裏の合板間に縦横および斜めの芯材を介
設して接合一体化してなる屋切パネルにおいて、前記表
裏の合板を、前記壁パネルの上に載せられる下辺部芯材
に沿って設けた下辺部合板と、前記屋根パネルを載せる
上辺部芯材に沿って設けた斜めの上辺部合板のみとし
て、この下辺部合板および上辺部合板間に通気用空間を
形成したことを特徴とする。
【0007】
【作用】表裏の合板が、壁パネルの上に載せられる下辺
部芯材に沿って設けた下辺部合板と、屋根パネルを載せ
る上辺部芯材に沿って設けた斜めの上辺部合板のみであ
って、その間を通気用空間とした屋切パネルなので、通
気孔加工が不要となり、木材資源も節約でき、コストを
低減しながら、下辺部合板および上辺部合板間の通気用
空間によって、屋切パネルにより仕切られる下屋や小屋
裏相互における十分な空気の流通が行える。
【0008】また、屋切パネルとしてのパネル厚は変化
せず、内壁パネルとの段差が生じることはなく、棟梁等
への墨出しも通常の屋切パネルの場合と同様に行える。
【0009】
【実施例】以下に、本発明に係る屋切パネルの実施例を
図1および図2に基づいて説明する。
【0010】先ず、図1は本発明を適用した一例として
の木質プレファブ家屋の施工状態を示すもので、1,
2,3,4,5,6,7,8,9,10は外壁パネル、
2a,3a,4a,5a,6aはそのパネル開口部、1
1,12,13,14,15は内壁パネル、13aはそ
のパネル開口部、21,21,21,21は本発明に係
る通気用の屋切パネルである。これらのパネルは何れも
木質パネルであり、そのパネル相互の結合は、接着およ
び釘(スクリュー釘)止めにより行われる。
【0011】図示例においては、大型パネル構法による
平屋で、仮想線にて示されるように、寄棟屋根の木質プ
レファブ家屋であり、その寄棟屋根による小屋裏空間を
仕切る屋切パネルとして、本発明に係る通気用の屋切パ
ネル21,21,21,21を採用している。この屋切
パネル21は、図2に拡大して示すような構成である。
【0012】即ち、寄棟屋根による小屋裏空間を仕切る
左右一対の屋切パネル21,21部分を示す図2におい
て、16は内壁パネル、17は束、18は棟梁である。
ここで、内壁パネル16は、表裏の合板161,162
間に縦横の芯材163(上辺部芯材のみ図示)を介設し
て接着剤により接合一体化したものであり、例えば、そ
のパネル厚は90mmである。また、束17は角材であ
り、例えば、パネル厚に対応して90mm角のものであ
る。さらに、棟梁18は無垢材であり、例えば、その厚
さはパネル厚と同じ90mmである。
【0013】そして、屋切パネル21は、屋根勾配に合
わせて上辺部を連続する傾斜面とした四角形をなすもの
で、水平方向に延びる下辺部芯材22と、斜めの上辺部
芯材23と、これら下辺部芯材22および上辺部芯材2
3間をつなぐ複数本の縦方向芯材24,25,26,…
と、これら縦方向芯材24,25,26,…間をつなぐ
複数本の横方向芯材29,29,29,…とを、接着剤
により各々接合して一体化してなる。
【0014】さらに、この屋切パネル21は、下辺部芯
材22に沿ってその表裏面の全長にわたり、一様な上下
幅による下辺部合板31,32を接着剤により各々接合
して一体化すると共に、斜めの上辺部芯材に沿ってその
表裏面の全長にわたり、一様な上下幅による上辺部合板
33,34を接着剤により各々接合して一体化してな
る。図示では、下辺部合板31,32は、下辺部芯材2
2よりも上方へ延びた幅寸法を有し、上辺部合板33,
34は、上辺部芯材23よりも下方へ延びた幅寸法を有
している。
【0015】以上により、屋切パネル21は、その表裏
両面の下辺部合板31,32と上辺部合板33,34と
の間に、縦方向芯材24,25,26,…およびその間
の横方向芯材29,29,29,…が露出したままの大
面積による通気用空間35を有している。この屋切パネ
ル21のパネル厚も、内壁パネル16のパネル厚と同じ
90mmである。このようにして、屋切パネル21が工
場生産される。
【0016】実施例では、束17の両側面に、左右の屋
切パネル21,21の縦方向芯材24,24を各々接着
剤により接合すると共に、図示のように、縦方向芯材2
4,24の表裏面側からスクリュー釘n,n,n,n,
n,n,…を束17に各々斜めに打ち込んで固定する。
また、束17および屋切パネル21,21は、内壁パネ
ル16の上辺部芯材163に対して、各々接着剤により
接合すると共に、同様のスクリュー釘の打ち込みにより
固定する。
【0017】なお、束17上には、棟梁18を接着し
て、この棟梁18の両側面に、左右の屋切パネル21,
21の縦方向芯材24,24を各々接着すると共に、ス
クリュー釘n,n,n,…を各々斜めに打ち込んで固定
する。そして、以上の棟梁18および屋切パネル21,
21上には、図示せぬ屋根パネルを接着および釘打ち等
により固定する。また、屋切パネル21に対する屋根パ
ネルの固定に関しては、図示せぬフック金物も用いて固
定する。
【0018】以上のような通気用の屋切パネル21を用
いているので、その下辺部芯材22の表裏両面に沿って
設けた下辺部合板31,32と、上辺部芯材23の表裏
両面に沿って設けた上辺部合板33,34との間で、縦
方向芯材24,25,26,…および横方向芯材29,
29,29,…が露出した大面積による通気用空間35
によって、屋切パネル21により仕切られた小屋裏空間
の相互間における空気の流通が十分に得られるものとな
る。
【0019】そして、このような屋切パネル21によれ
ば、従来の有孔屋切パネルと比較して、工場生産時にお
ける通気孔加工が一切不要であり、しかも、従来は表裏
面の全面に合板を必要としていたのに対し、下辺部合板
31,32および上辺部合板33,34のみで足り、そ
の間を通気用空間35として有効に利用したため、木材
資源の節約にも寄与するものとなる。従って、通気用の
屋切パネル21として、コストを低く抑えられる。
【0020】さらに、この通気用の屋切パネル21は、
表裏の下辺部合板31,32および上辺部合板33,3
4を有しており、即ち、屋切パネルとしてのパネル厚が
変化しないものとなっている。従って、内壁パネル16
と屋切パネル21との接合面において、段差が生じるこ
とはない。また、棟梁18への墨出しについても通常の
屋切パネルの場合と同様に行えるものである。
【0021】なお、以上の実施例においては、平屋の寄
棟屋根としたが、本発明はこれに限定されるものではな
く、2・3階建てや切妻屋根等であってもよい。また、
大型パネル構法の他、中型パネル構法や小型パネル構法
にも本発明は適用できる。
【0022】さらに、本発明を適用する屋切パネルは、
下辺部芯材に斜めの上辺部芯材が収束して連続する三角
形のものであってもよい。また、屋切パネルの上辺部傾
斜面の勾配やパネル厚等も任意であり、その他、具体的
な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿
論である。
【0023】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る屋切パネル
によれば、表裏の合板が、壁パネルの上に載せられる下
辺部芯材に沿って設けた下辺部合板と、屋根パネルを載
せる上辺部芯材に沿って設けた斜めの上辺部合板のみで
あって、その間を通気用空間としてなるため、通気孔加
工を不要としながら、下辺部合板および上辺部合板間の
通気用空間によって、屋切パネルにより仕切られる下屋
や小屋裏相互における空気の流通を十分に得ることがで
きる。
【0024】しかも、表裏の合板は、下辺部合板および
上辺部合板のみで足りるため、木材資源も節約すること
ができ、従って、通気用の屋切パネルとしてのコスト低
減を達成することができる。
【0025】そして、下辺部芯材および上辺部芯材に沿
って表裏の合板を設けていることから、屋切パネルとし
てのパネル厚は変化しないため、内壁パネルとの段差が
生じることはなく、棟梁等への墨出しも通常の屋切パネ
ルの場合と同様に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一例としての木質プレファブ
家屋の施工状態を示す概略斜視図である。
【図2】本発明に係る屋切パネル部分を拡大して示す一
部破断の要部斜視図である。
【符号の説明】
16 内壁パネル 17 束 18 棟梁 21 本発明に係る屋切パネル 22 下辺部芯材 23 上辺部芯材 24,25,26 縦方向芯材 29 横方向芯材 31,32 下辺部合板 33,34 上辺部合板 35 通気用空間

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁パネルと屋根パネルとの間に介設さ
    れ、上辺部を屋根勾配に合わせて傾斜面とした三角形ま
    たは四角形をなし、表裏の合板間に縦横および斜めの芯
    材を介設して接合一体化してなる屋切パネルにおいて、 前記表裏の合板を、前記壁パネルの上に載せられる下辺
    部芯材に沿って設けた下辺部合板と、前記屋根パネルを
    載せる上辺部芯材に沿って設けた斜めの上辺部合板のみ
    として、 この下辺部合板および上辺部合板間に通気用空間を形成
    したことを特徴とする屋切パネル。
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