JPH07324399A - 構造用合板 - Google Patents
構造用合板Info
- Publication number
- JPH07324399A JPH07324399A JP6141188A JP14118894A JPH07324399A JP H07324399 A JPH07324399 A JP H07324399A JP 6141188 A JP6141188 A JP 6141188A JP 14118894 A JP14118894 A JP 14118894A JP H07324399 A JPH07324399 A JP H07324399A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame member
- plywood
- structural plywood
- plywoods
- fixed
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 やといざねを利用して合板同士を接続できる
ことにより、建築部材としての筋かい等を省略できて建
築材料の低減および工期の短縮が図れ、しかも、合板を
直接梁や土台等の建築物の基礎材に直接固定することに
より、建築物全体の剛性を高めることができるものであ
る。 【構成】 枠材１の表裏に表板３，４を接着あるいは
（および）釘によって固定する構造用合板Ａであって、
隣接する前記構造用合板と対面する前記枠材の露出面
に、やといざね６を介して連結するための溝１ａ1 ，１
ｂ1 を形成した構造用合板である。
ことにより、建築部材としての筋かい等を省略できて建
築材料の低減および工期の短縮が図れ、しかも、合板を
直接梁や土台等の建築物の基礎材に直接固定することに
より、建築物全体の剛性を高めることができるものであ
る。 【構成】 枠材１の表裏に表板３，４を接着あるいは
（および）釘によって固定する構造用合板Ａであって、
隣接する前記構造用合板と対面する前記枠材の露出面
に、やといざね６を介して連結するための溝１ａ1 ，１
ｂ1 を形成した構造用合板である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は枠組み構造の建築物の
壁、床、屋根等を構成するための構造用合板の改良に関
する。
壁、床、屋根等を構成するための構造用合板の改良に関
する。
【０００２】
【従来の技術】従来における構造用合板としは、表板間
にハニカムコア、ロールコアあるいはパーティクルボー
ドを介在したものや、表板の間に枠状に組んだ心板を介
在したもの等、種々の構造用合板が存在した。しかし、
これら従来における構造用合板は、合板同士を連結する
というものではなく、例えば、壁を構成する場合には、
柱と間柱の間あるいは間柱間に設置固定するものであっ
た。
にハニカムコア、ロールコアあるいはパーティクルボー
ドを介在したものや、表板の間に枠状に組んだ心板を介
在したもの等、種々の構造用合板が存在した。しかし、
これら従来における構造用合板は、合板同士を連結する
というものではなく、例えば、壁を構成する場合には、
柱と間柱の間あるいは間柱間に設置固定するものであっ
た。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した従
来における構造用合板は、壁に利用した場合に前記した
如く、柱と間柱の間あるいは間柱間にはめ込んで釘等を
利用して柱および間柱に固定するものであって、構造用
合板同士は分離されているため、建築物全体としての剛
性の向上はそれ程期待できず、また、建築部材としての
筋かいが省略できる程度で、建築材料の節約によるコス
トの低減も図れない等の問題があった。
来における構造用合板は、壁に利用した場合に前記した
如く、柱と間柱の間あるいは間柱間にはめ込んで釘等を
利用して柱および間柱に固定するものであって、構造用
合板同士は分離されているため、建築物全体としての剛
性の向上はそれ程期待できず、また、建築部材としての
筋かいが省略できる程度で、建築材料の節約によるコス
トの低減も図れない等の問題があった。
【０００４】本発明は前記した問題点を解決せんとする
もので、その目的とするところは、やといざねを利用し
て合板同士を接続できることにより、建築部材としての
筋かい等を省略できて建築材料の低減および工期の短縮
が図れ、しかも、合板を直接梁や土台等の建築物の基礎
材に直接固定することにより、建築物全体の剛性を高め
ることができる構造用合板を提供せんとするにある。
もので、その目的とするところは、やといざねを利用し
て合板同士を接続できることにより、建築部材としての
筋かい等を省略できて建築材料の低減および工期の短縮
が図れ、しかも、合板を直接梁や土台等の建築物の基礎
材に直接固定することにより、建築物全体の剛性を高め
ることができる構造用合板を提供せんとするにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の構造用合板は前
記した目的を達成せんとするもので、その手段は、枠材
の表裏に表板を接着あるいは（および）釘によって固定
する構造用合板であって、隣接する前記構造用合板と対
面する前記枠材の露出面に、やといざねを介して連結す
るための溝を形成したものであり、また、前記表板間に
断熱材を介在したことを特徴とするものである。
記した目的を達成せんとするもので、その手段は、枠材
の表裏に表板を接着あるいは（および）釘によって固定
する構造用合板であって、隣接する前記構造用合板と対
面する前記枠材の露出面に、やといざねを介して連結す
るための溝を形成したものであり、また、前記表板間に
断熱材を介在したことを特徴とするものである。
【０００６】
【作用】前記した如く構成した構造用合板は、土台と梁
等の建築構成２部材間に直接構造用合板を釘止め等の手
段によって固定すると共に、隣接する構造用合板の溝に
やといざねを接着固定して構造用合板同士を固定するこ
とにより、建築物全体の剛性が高くなり、従って、筋か
い等の建築補強材が不要となるものである。
等の建築構成２部材間に直接構造用合板を釘止め等の手
段によって固定すると共に、隣接する構造用合板の溝に
やといざねを接着固定して構造用合板同士を固定するこ
とにより、建築物全体の剛性が高くなり、従って、筋か
い等の建築補強材が不要となるものである。
【０００７】
【実施例】以下、本発明に係る構造用合板Ａの一実施例
を図１、図２と共に説明する。１は厚さ４５mm、幅３５
mmの長尺角材１ａの２本と短尺角材１ｂの２本を長方形
状に組んだ枠材にして、それぞれの外周面には溝１
ａ1 ，１ｂ1 が形成されている。２は前記枠材１の短尺
角材１ｂ間に固定された補強材にして、少なくとも厚さ
は前記枠材１と同じ厚さに形成されている。
を図１、図２と共に説明する。１は厚さ４５mm、幅３５
mmの長尺角材１ａの２本と短尺角材１ｂの２本を長方形
状に組んだ枠材にして、それぞれの外周面には溝１
ａ1 ，１ｂ1 が形成されている。２は前記枠材１の短尺
角材１ｂ間に固定された補強材にして、少なくとも厚さ
は前記枠材１と同じ厚さに形成されている。
【０００８】３，４は前記枠材１の表裏面に接着剤と釘
とによって固定されたベニア板等の表板にして、この表
板３の一方を枠材１に固定した後に発泡樹脂等の断熱材
５を枠材１と補強材２との間に介在し、その後、他方の
表板４を枠材１に固定したものである。６は厚みが前記
溝１ａ1 ，１ｂ1 の幅と略同じに形成されると共に、幅
が前記溝１ａ1 ，１ｂ1 の深さの２倍に形成された角材
によるやといざねである。
とによって固定されたベニア板等の表板にして、この表
板３の一方を枠材１に固定した後に発泡樹脂等の断熱材
５を枠材１と補強材２との間に介在し、その後、他方の
表板４を枠材１に固定したものである。６は厚みが前記
溝１ａ1 ，１ｂ1 の幅と略同じに形成されると共に、幅
が前記溝１ａ1 ，１ｂ1 の深さの２倍に形成された角材
によるやといざねである。
【０００９】次に、前記した如く構成した本発明の構造
用合板Ａを使用して２階建て建築物の壁面を構成する場
合について説明する。図４において、Ｂは土台、Ｃは通
し柱、Ｄは柱、Ｅは胴差し、Ｆは軒桁または敷梁であ
る。そして、本発明の構造用合板Ａは、上下端が土台Ｂ
と胴差しＥあるいは胴差しＥと軒桁Ｆに釘等によって固
定される。なお、構造用合板Ａ′は、通し柱Ｃあるいは
柱Ｄにも釘止めされている。
用合板Ａを使用して２階建て建築物の壁面を構成する場
合について説明する。図４において、Ｂは土台、Ｃは通
し柱、Ｄは柱、Ｅは胴差し、Ｆは軒桁または敷梁であ
る。そして、本発明の構造用合板Ａは、上下端が土台Ｂ
と胴差しＥあるいは胴差しＥと軒桁Ｆに釘等によって固
定される。なお、構造用合板Ａ′は、通し柱Ｃあるいは
柱Ｄにも釘止めされている。
【００１０】そして、各構造用合板Ａ，Ａ′は隣接する
合板同士の溝１ａ1 ，１ｂ1 にやといざね５が嵌合かつ
接着剤によって固定されているので、各構造用合板Ａ，
Ａ′は左右方向および上下方向において連結され１つの
剛体となるので、建築物の強度は従来のパネル工法にお
いて構築した建築物より格段と大きくなる。
合板同士の溝１ａ1 ，１ｂ1 にやといざね５が嵌合かつ
接着剤によって固定されているので、各構造用合板Ａ，
Ａ′は左右方向および上下方向において連結され１つの
剛体となるので、建築物の強度は従来のパネル工法にお
いて構築した建築物より格段と大きくなる。
【００１１】また、前記したように、複数枚の構造用合
板が１つの剛体となり、強度が増加することから、間柱
や筋かいは不必要となり、工期の短縮と材料費の低減が
図れコストの低下を図ることができる。
板が１つの剛体となり、強度が増加することから、間柱
や筋かいは不必要となり、工期の短縮と材料費の低減が
図れコストの低下を図ることができる。
【００１２】なお、前記した実施例においては本発明の
構造用合板を壁面に使用した場合を示したが、床材およ
び屋根材にも応用でき、床材に応用した場合には、根
太、床板、火打ちが不要となり、また、屋根材に応用し
た場合には、たるき、もや、ノジ木、火打ちが不要とな
り、しかも、強度は従来のこれらを使用した建築物と同
じあるいはそれ以上の強度が得られるものである。
構造用合板を壁面に使用した場合を示したが、床材およ
び屋根材にも応用でき、床材に応用した場合には、根
太、床板、火打ちが不要となり、また、屋根材に応用し
た場合には、たるき、もや、ノジ木、火打ちが不要とな
り、しかも、強度は従来のこれらを使用した建築物と同
じあるいはそれ以上の強度が得られるものである。
【００１３】また、本発明における構造用合板にあって
は、枠材１と表板３，４とを接着剤による接合と釘打ち
による固定の両固定手段によって固着しているので、構
造用合板としての強度も、従来の接着剤のみによって固
着している構造用合板よりも格段と増加している。
は、枠材１と表板３，４とを接着剤による接合と釘打ち
による固定の両固定手段によって固着しているので、構
造用合板としての強度も、従来の接着剤のみによって固
着している構造用合板よりも格段と増加している。
【００１４】
【発明の効果】本発明は前記したように、構造用合板に
やといざねを嵌合する溝を形成し、このやといざねを利
用して隣接する構造用合板同士を接続して１つの剛体と
したので、この構造用合板を建築部材の土台と胴差し等
の間に釘打ち等で固定することにより、建築物の強度が
増加し、従って、補強のための各種建築部材の省略がで
きて、工期の短縮とコストの低減が図れる等の効果を有
するものである。
やといざねを嵌合する溝を形成し、このやといざねを利
用して隣接する構造用合板同士を接続して１つの剛体と
したので、この構造用合板を建築部材の土台と胴差し等
の間に釘打ち等で固定することにより、建築物の強度が
増加し、従って、補強のための各種建築部材の省略がで
きて、工期の短縮とコストの低減が図れる等の効果を有
するものである。
【図１】本発明の構造用合板の一部破断斜視図である。
【図２】２枚の構造用合板を接続する状態の斜視図であ
る。
る。
【図３】図４のＡ−Ａ線断面図である。
【図４】本発明の構造用合板を使用して壁面を構成する
正面図である。
正面図である。
Ａ 構造用合板 １ 枠材 １ａ 長尺角材 １ａ1 溝 １ｂ 短尺角材 １ｂ1 溝 ３，４ 表板 ５ 断熱材 ６ やといざね
Claims (2)
- 【請求項１】 枠材の表裏に表板を接着あるいは（およ
び）釘によって固定する構造用合板であって、隣接する
前記構造用合板と対面する前記枠材の露出面に、やとい
ざねを介して連結するための溝を形成したことを特徴と
する構造用合板。 - 【請求項２】 前記表板間に断熱材を介在したことを特
徴とする請求項１記載の構造用合板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6141188A JPH07324399A (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | 構造用合板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6141188A JPH07324399A (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | 構造用合板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07324399A true JPH07324399A (ja) | 1995-12-12 |
Family
ID=15286213
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6141188A Pending JPH07324399A (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | 構造用合板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07324399A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101375028B1 (ko) * | 2011-11-21 | 2014-03-17 | 김기태 | 구조용 목재가 포함된 단열복합패널 및 그 단열복합패널을 이용한 벽체 시공 방법 |
| WO2017105162A1 (ru) * | 2015-12-15 | 2017-06-22 | Евгений Алексеевич ЛИМ | Стеновая панель |
-
1994
- 1994-05-31 JP JP6141188A patent/JPH07324399A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101375028B1 (ko) * | 2011-11-21 | 2014-03-17 | 김기태 | 구조용 목재가 포함된 단열복합패널 및 그 단열복합패널을 이용한 벽체 시공 방법 |
| WO2017105162A1 (ru) * | 2015-12-15 | 2017-06-22 | Евгений Алексеевич ЛИМ | Стеновая панель |
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