JP2907710B2 - 屋根ユニット及びユニット建物並びにその構築方法 - Google Patents

屋根ユニット及びユニット建物並びにその構築方法

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JP2907710B2
JP2907710B2 JP6032244A JP3224494A JP2907710B2 JP 2907710 B2 JP2907710 B2 JP 2907710B2 JP 6032244 A JP6032244 A JP 6032244A JP 3224494 A JP3224494 A JP 3224494A JP 2907710 B2 JP2907710 B2 JP 2907710B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、屋根ユニット及びユニ
ット建物並びにその構築方法、特に屋根ユニットが搭載
される居室ユニットが枠組壁工法からなる場合の屋根ユ
ニット及びユニット建物並びにその構築方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ユニット建物は、特開平4-297645
号公報に記載される如く、居室ユニットの上部に屋根ユ
ニットを搭載して構成される。 (A) このとき、屋根ユニットの左右の両側面構造部の高
さが同じである場合(対称屋根ユニット)の、屋根ユニ
ットの構造は図8〜図10の如くである。
【0003】図8は、屋根ユニット1Aの側面構造部の
直下に居室ユニット2の耐力壁3が配置されない場合で
あり、この場合の屋根ユニット1Aとしては、棟トラス
4の側部に上記側面構造部として機能する側トラス(桁
トラス)5を接合したものを用いることができる。
【0004】図9、図10は、屋根ユニット1Bの側面
構造部の直下に居室ユニット2の耐力壁3が配置される
場合であり、この場合の屋根ユニット1Bとしては、棟
トラス4の側部に上記側面構造部として機能する小壁
(耐力壁)6を接合したものを用いる必要がある。そし
て、居室ユニット2の耐力壁3と屋根ユニット1Bの小
壁6とをボルトにより緊結して、建物全体の構造耐力を
負担する耐力壁を居室ユニット2〜屋根ユニット1Bの
屋根構面まで連続するものとする。尚、小壁6は、壁枠
組7に面材8を張り付けて構成される。
【0005】(B) 他方、屋根ユニットの左右の両側面構
造部の高さが異なる場合(非対称屋根ユニット)の、屋
根ユニットの構造は図11〜図13の如くである。図1
1は、屋根ユニット1Cの両側面構造部の直下に居室ユ
ニット2の耐力壁3が配置されない場合であり、この場
合の屋根ユニット1Cとしては、棟トラス4の側部に上
記側面構造部として機能する側トラス(桁トラス)5を
接合したものを用いることができる。
【0006】図12は、屋根ユニット1Dの両側面構造
部の直下に居室ユニット2の耐力壁3が配置される場合
であり、この場合の屋根ユニット1Dとしては、棟トラ
ス4の側部に上記側面構造部として機能する小壁(耐力
壁)6を接合したものを用いる必要がある。そして、居
室ユニット2の耐力壁3と屋根ユニット1Dの小壁6と
をボルトにより緊結して、建物全体の構造耐力を負担す
る耐力壁を居室ユニット2〜屋根ユニット1Dの屋根構
面まで連続するものとする。
【0007】図13も、屋根ユニット1Eの両側面構造
部の直下に居室ユニット2の耐力壁3が配置される場合
であり、この場合の屋根ユニット1Eは、棟トラス4の
側部に上記側面構造部の上半部を構成する側トラス5を
接合するとともに、該側トラス5の下部に上記側面構造
部の下半部を構成する小壁(耐力壁)6を接合したもの
である。そして、居室ユニット2の耐力壁3と屋根ユニ
ット1Eの小壁6とをボルトにより緊結して、建物全体
の構造耐力を負担する耐力壁を居室ユニット2〜屋根ユ
ニット1Eの屋根構面まで連続するものとする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】然るに、上記(A) の如
くに、屋根ユニットの両側面構造部の高さが同じである
場合には、図8の屋根ユニット1Aと図9、図10の屋
根ユニット1Bとで、棟トラス4の側部に接合される側
面構造部が互いに異なるものとなり(屋根ユニット1A
では側トラス5、屋根ユニット1Bでは小壁6)、屋根
ユニット1Aと屋根ユニット1Bの基本的構造を共通化
できない。従って、屋根ユニット1A、1Bの部品管
理、組立工程が煩雑になる。
【0009】また、上記(B) の如くに、屋根ユニットの
両側面構造部の高さが異なる場合にも、図11の屋根ユ
ニット1Cと図12の屋根ユニット1Dと図13の屋根
ユニット1Eとで、棟トラス4の側部に接合される側面
構造部が互いに異なるものとなり(屋根ユニット1Cで
は側トラス5、屋根ユニット1Dでは小壁6、屋根ユニ
ット1Eでは側トラス5及び小壁6)、屋根ユニット1
Cと屋根ユニット1Dもしくは1Eとの基本的構造を共
通化できない。従って、屋根ユニット1C、1D、1E
の部品管理、組立工程が煩雑になる。
【0010】本発明は、屋根ユニットの側面構造部の直
下に居室ユニットの耐力壁が配置されない場合と、配置
される場合とで、基本的構成が共通の屋根ユニットを採
用可能とすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、棟トラスの側部に側トラスを接合してなる屋根ユニ
ットにおいて、側トラスにおける下弦材の下面にジョイ
ント材を接合するとともに、該ジョイント材の側面と該
側トラスにおける少なくとも下弦材の側面とに面材を張
り渡してなるようにしたものである。
【0012】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の本発明において更に、前記面材が、前記ジョイント
材の側面と前記側トラスの側面の全面とに張り渡されて
なるようにしたものである。請求項3に記載の本発明
は、請求項1又は2に記載の屋根ユニットが居室ユニッ
トの上部に搭載され、該屋根ユニットの側トラスの直下
に該居室ユニットの耐力壁が配置されるユニット建物で
あって、前記ジョイント材が耐力壁に接合されるように
したものである。
【0013】請求項4に記載の本発明は、棟トラスの側
部に側トラスを接合してなる屋根ユニットを、居室ユニ
ットの上部に搭載してなるユニット建物の構築方法にお
いて、該屋根ユニットの側トラスの直下に該居室ユニッ
トの耐力壁が配置されない場合には、該屋根ユニットを
そのまま用い、該屋根ユニットの側トラスの直下に該居
室ユニットの耐力壁が配置される場合には、該屋根ユニ
ットの側トラスにおける下弦材の下面にジョイント材を
接合するとともに、該ジョイント材の側面と該側トラス
における少なくとも下弦材の側面とに面材を張り渡し、
該ジョイント材を該耐力壁に接合可能としてなるものを
用いるようにしたものである。
【0014】
【作用】 本発明では、棟トラスの側部に側トラスを接合してな
るものを屋根ユニットの基本的構成とする。そして、屋
根ユニットの側面構造部の直下に居室ユニットの耐力壁
が配置されないユニット建物においては、屋根ユニット
として、上記基本的構成のものをそのまま用いることが
できる。
【0015】他方、屋根ユニットの側面構造部の直下に
居室ユニットの耐力壁が配置されるユニット建物におい
ては、屋根ユニットとして、上記基本的構成のものを用
い、その側トラスにおける下弦材の下面にジョイント材
を接合するとともに、該ジョイント材の側面と該側トラ
スにおける少なくとも下弦材の側面とに面材を張り渡し
てなるものを用いることができる。これにより、この屋
根ユニットでは、棟トラスの側部の側トラスとジョイン
ト材とが、釘等の接合部材と面材の張り渡しにより緊結
され一体となる。そして、屋根ユニットのジョイント材
が居室ユニットの耐力壁の上面にのって、その耐力壁の
上枠材等にボルト等により締結される結果、屋根ユニッ
トに作用する鉛直、水平荷重はジョイント材を介して直
下の居室ユニットの耐力壁に伝達され、支持されるもの
となる。
【0016】従って、屋根ユニットの側面構造部の直下
に居室ユニットの耐力壁が配置されない場合と、配置さ
れる場合とで、基本的構成が共通の屋根ユニットを採用
可能とすることができる。よって、各種屋根ユニットの
部品管理、組立工程を単純化できる。
【0017】前記屋根ユニットにおいて、側トラスに
おける下弦材の下面に接合されるジョイント材の側面
と、側トラスの側面とに張り渡される面材を、該側トラ
スの側面の全面に張り渡すものとすることにより、面材
はトラス構成材(上弦材、鉛直材、斜め材、下弦材等)
をそれらの交差部で互いに連結する連結材的機能を果た
す。これにより、面材は側トラスを補強し、屋根ユニッ
トの側面構造部の全体的耐力を向上可能とする。
【0018】
【実施例】図1は対称屋根ユニットを備えたユニット建
物を示す模式図、図2は対称屋根ユニットを示す模式
図、図3は屋根ユニットの要部を示す模式図、図4は屋
根ユニットの組立を示す模式図、図5は屋根ユニットの
変形例を示す模式図、図6は非対称屋根ユニットを備え
たユニット建物を示す模式図、図7は非対称屋根ユニッ
トを示す模式図、図8は従来の対称屋根ユニットを備え
たユニット建物を示す模式図、図9は従来の対称屋根ユ
ニットを備えた他のユニット建物を示す模式図、図10
は従来の対称屋根ユニットを示す模式図、図11は従来
の非対称屋根ユニットを備えたユニット建物を示す模式
図、図12は従来の非対称屋根ユニットを備えた他のユ
ニット建物を示す模式図、図13は従来の非対称屋根ユ
ニットを備えた更に他のユニット建物を示す模式図、図
14は居室ユニットを示す模式図である。
【0019】(第1実施例)(図1〜図4、図14) 図1は、屋根ユニットの左右の両側面構造部の高さが同
じである、対称屋根ユニット11を、居室ユニット12
の上部に搭載したユニット建物10を示す模式図であ
る。居室ユニット12は、図14に示す如く、床パネル
(床構造体)13の側縁部に壁パネル(耐力壁)14を
接合して構成された壁式構造体である。尚、床パネル1
3は、床枠組15の上面に床面材16を接合して構成さ
れている。また、壁パネル14は、壁枠組17の内外面
に壁面材18を接合して構成されている。
【0020】(1) 図1(A)のユニット建物10Aは、
屋根ユニット11Aの側面構造部の直下に居室ユニット
12Aの耐力壁14が配置されないものである。この建
物ユニット10Aの屋根ユニット11Aは、基本的屋根
ユニットであり、図2(A)に示す如く、対称棟トラス
21の左右両方の側部に前記側面構造部として機能する
左右同一高さの側トラス(桁トラス)22、22を接合
して構成されたものである。このとき、屋根ユニット1
1Aに作用する鉛直、水平荷重は棟トラス21、側トラ
ス22を介して、側トラス22の前後の両端部からユニ
ット建物10Aの前後の耐力壁14に伝達され、支持さ
れる。
【0021】(2) 図1(B)のユニット建物10Bは、
屋根ユニット11Bの側面構造部の直下に居室ユニット
12Bの耐力壁14が配置されたものである。このユニ
ット建物10Bの屋根ユニット11Bは、図2(B)、
図3に示す如く、上述した基本的屋根ユニット11Aの
左右の一方の側トラス22における下弦材22Aの下面
に、ジョイント材23を釘24により接合するととも
に、該ジョイント材23の側面と側トラス22の側面の
全面とに面材25を釘26により張り渡して構成された
ものである。尚、屋根ユニット11Bは、図4に示す如
く、側トラス22の一端部の鉛直材22B端面を、小壁
(耐力壁)27の下枠材27Aの突出端部に載せて積上
げられる。
【0022】そして、屋根ユニット11Bは、図3
(C)に示す如く、ジョイント材23を居室ユニット1
2の耐力壁14の上面に載せられ、その耐力壁14の壁
枠組17を構成している上枠材17Aにボルト28によ
り締結される。このとき、屋根ユニット11Bに作用す
る鉛直、水平荷重は棟トラス21、側トラス22、ジョ
イント材23を介して、ジョイント材23の直下の居室
ユニット12の耐力壁14に伝達され、支持される。
【0023】尚、屋根ユニット11Bにあっては、上述
の面材25を、図3に示した如くに側トラス22の全面
に張り渡すことなく、図5に示す如く、ジョイント材2
3の側面と側トラス22における下弦材22Aの側面と
の範囲内で張り渡すものであっても良い。面材25とし
ては、構造用合板、構造用パネル、パーティクルボード
等を採用できる。
【0024】以下、本実施例の作用について説明する。 本実施例では、棟トラス21の側部に側トラス22を
接合してなるものを対称屋根ユニット11の基本的構成
とする。そして、屋根ユニット11Aの側面構造部の直
下に居室ユニット12の耐力壁14が配置されないユニ
ット建物10Aにおいては、屋根ユニット11Aとし
て、上記基本的構成のものをそのまま用いることができ
る。
【0025】他方、屋根ユニット11Bの側面構造部の
直下に居室ユニット12の耐力壁14が配置されるユニ
ット建物10Bにおいては、屋根ユニット11Bとし
て、上記基本的構成のものを用い、その側トラス22に
おける下弦材22Aの下面にジョイント材23を接合す
るとともに、該ジョイント材23の側面と該側トラス2
2における少なくとも下弦材22Aの側面とに面材25
を張り渡してなるものを用いることができる。これによ
り、この屋根ユニット11Bでは、棟トラス21の側部
の側トラス22とジョイント材23とが、釘等の接合部
材と面材25の張り渡しにより緊結され一体となる。そ
して、屋根ユニット11Bのジョイント材23が居室ユ
ニット12の耐力壁14の上面にのって、その耐力壁1
4の上枠材17A等にボルト等により締結される結果、
屋根ユニット11Bに作用する鉛直、水平荷重はジョイ
ント材23を介して直下の居室ユニット12の耐力壁1
4に伝達され、支持されるものとなる。
【0026】従って、屋根ユニット11の側面構造部の
直下に居室ユニット12の耐力壁14が配置されない場
合と、配置される場合とで、基本的構成が共通の屋根ユ
ニット11A、11Bを採用可能とすることができる。
よって、各種屋根ユニット11A、11Bの部品管理、
組立工程を単純化できる。
【0027】前記屋根ユニット11Bにおいて、側ト
ラス22における下弦材22Aの下面に接合されるジョ
イント材23の側面と、側トラス22の側面とに張り渡
される面材25を、該側トラス22の側面の全面に張り
渡すものとすることにより、面材25はトラス構成材
(上弦材、鉛直材、斜め材、下弦材等)をそれらの交差
部で互いに連結する連結材的機能を果たす(図3
(D))。これにより、面材25は側トラス22を補強
し、屋根ユニット11Bの側面構造部の全体的耐力を向
上可能とする。
【0028】(第2実施例)(図6、図7) 図6は、屋根ユニットの左右の両側面構造部の高さが異
なる、非対称屋根ユニット31を、前述したと同様の居
室ユニット12の上部に搭載したユニット建物30を示
す模式図である。
【0029】(1) 図6(A)のユニット建物30Aは、
屋根ユニット31Aの側面構造部の直下に居室ユニット
12Aの耐力壁14が配置されないものである。この建
物ユニット30Aの屋根ユニット31Aは、基本的屋根
ユニットであり、図7(A)に示す如く、非対称棟トラ
ス41の左右両方の側部に前記側面構造部として機能す
る左右異なる高さの側トラス(桁トラス)22、22を
接合して構成されたものである。このとき、屋根ユニッ
ト31Aに作用する鉛直、水平荷重は棟トラス41、側
トラス42を介して、側トラス42の前後の両端部から
ユニット建物30Aの前後の耐力壁14に伝達され、支
持される。
【0030】(2) 図6(B)のユニット建物30Bは、
屋根ユニット31Bの側面構造部の直下に居室ユニット
12Bの耐力壁14が配置されたものである。このユニ
ット建物30Bの屋根ユニット31Bは、図7(B)に
示す如く、上述した基本的屋根ユニット31Aの一方の
側トラス42における下弦材42Aの下面に、ジョイン
ト材43を釘44により接合するとともに、該ジョイン
ト材43の側面と側トラス42の側面の全面とに面材4
5を釘46により張り渡して構成されたものである。
尚、屋根ユニット31Bは、図4に示した屋根ユニット
11Bと同様に、側トラス42の一端部の鉛直材端面
を、小壁(耐力壁)の下枠材の突出端部に載せて積上げ
られる。
【0031】そして、屋根ユニット31Bは、図3
(C)に示した屋根ユニット11Bと同様に、ジョイン
ト材43を居室ユニット12の耐力壁14の上面に載せ
られ、その耐力壁14の壁枠組を構成している上枠材に
ボルトにより締結される。このとき、屋根ユニット31
Bに作用する鉛直、水平荷重は棟トラス41、側トラス
【0032】2、ジョイント材43を介して、ジョイン
ト材43の直下の居室ユニット12の耐力壁14に伝達
され、支持される。尚、屋根ユニット31Bにあって
は、上述の面材45を、図3に示した屋根ユニット11
Bと同様に側トラス42の全面に張り渡すことなく、ジ
ョイント材43の側面と側トラス42における下弦材4
2Aの側面との範囲内で張り渡すものであっても良い。
面材45としては、構造用合板、構造用パネル、パーテ
ィクルボード等を採用できる。
【0033】以下、本実施例の作用について説明する。 本実施例では、棟トラス41の側部に側トラス42を
接合してなるものを非対称屋根ユニット31の基本的構
成とする。そして、屋根ユニット31Aの側面構造部の
直下に居室ユニット12の耐力壁14が配置されないユ
ニット建物30Aにおいては、屋根ユニット31Aとし
て、上記基本的構成のものをそのまま用いることができ
る。
【0034】他方、屋根ユニット31Bの側面構造部の
直下に居室ユニット12の耐力壁14が配置されるユニ
ット建物30Bにおいては、屋根ユニット31Bとし
て、上記基本的構成のものを用い、その側トラス42に
おける下弦材42Aの下面にジョイント材43を接合す
るとともに、該ジョイント材43の側面と該側トラス4
2における少なくとも下弦材42Aの側面とに面材45
を張り渡してなるものを用いることができる。これによ
り、この屋根ユニット31Bでは、棟トラス41の側部
の側トラス42とジョイント材43とが、釘等の接合部
材と面材45の張り渡しにより緊結され一体となる。そ
して、屋根ユニット31Bのジョイント材43が居室ユ
ニット12の耐力壁14の上面にのって、その耐力壁1
4の上枠材等にボルト等により締結される結果、屋根ユ
ニット31Bに作用する鉛直、水平荷重はジョイント材
43を介して直下の居室ユニット12の耐力壁14に伝
達され、支持されるものとなる。
【0035】従って、屋根ユニット31の側面構造部の
直下に居室ユニット12の耐力壁14が配置されない場
合と、配置される場合とで、基本的構成が共通の屋根ユ
ニット31A、31Bを採用可能とすることができる。
よって、各種屋根ユニット31A、31Bの部品管理、
組立工程を単純化できる。
【0036】前記屋根ユニット31Bにおいて、側ト
ラス42における下弦材42Aの下面に接合されるジョ
イント材43の側面と、側トラス42の側面とに張り渡
される面材45を、該側トラス42の側面の全面に張り
渡すものとすることにより、面材45はトラス構成材
(上弦材、鉛直材、斜め材、下弦材等)をそれらの交差
部で互いに連結する連結材的機能を果たす(図3
(D))。これにより、面材45は側トラス42を補強
し、屋根ユニット31Bの側面構造部の全体的耐力を向
上可能とする。
【0037】以上、本発明の実施例を図面により詳述し
たが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があっても本発明に含まれる。例えば、屋根ユニッ
トが屋根裏部屋を構成するものであっても良く、その側
トラスに窓開口部を設けるものであっても良い。
【0038】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、屋根ユニ
ットの側面構造部の直下に居室ユニットの耐力壁が配置
されない場合と、配置される場合とで、基本的構成が共
通の屋根ユニットを採用可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は対称屋根ユニットを備えたユニット建物
を示す模式図である。
【図2】図2は対称屋根ユニットを示す模式図である。
【図3】図3は屋根ユニットの要部を示す模式図であ
る。
【図4】図4は屋根ユニットの組立を示す模式図であ
る。
【図5】図5は屋根ユニットの変形例を示す模式図であ
る。
【図6】図6は非対称屋根ユニットを備えたユニット建
物を示す模式図である。
【図7】図7は非対称屋根ユニットを示す模式図であ
る。
【図8】図8は従来の対称屋根ユニットを備えたユニッ
ト建物を示す模式図である。
【図9】図9は従来の対称屋根ユニットを備えた他のユ
ニット建物を示す模式図である。
【図10】図10は従来の対称屋根ユニットを示す模式
図である。
【図11】図11は従来の非対称屋根ユニットを備えた
ユニット建物を示す模式図である。
【図12】図12は従来の非対称屋根ユニットを備えた
他のユニット建物を示す模式図である。
【図13】図13は従来の非対称屋根ユニットを備えた
更に他のユニット建物を示す模式図である。
【図14】図14は居室ユニットを示す模式図である。
【符号の説明】
10、10A、10B、30、30A、30B ユニッ
ト建物 11、11A、11B、31、31A、31B 屋根ユ
ニット 12、12A、12B 居室ユニット 14 耐力壁 21、41 棟トラス 22、42 側トラス 23、43 ジョイント材 25、45 面材

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棟トラスの側部に側トラスを接合してな
    る屋根ユニットにおいて、 側トラスにおける下弦材の下面にジョイント材を接合す
    るとともに、該ジョイント材の側面と該側トラスにおけ
    る少なくとも下弦材の側面とに面材を張り渡してなるこ
    とを特徴とする屋根ユニット。
  2. 【請求項2】 前記面材が、前記ジョイント材の側面と
    前記側トラスの側面の全面とに張り渡されてなる請求項
    1記載の屋根ユニット。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の屋根ユニットが
    居室ユニットの上部に搭載され、該屋根ユニットの側ト
    ラスの直下に該居室ユニットの耐力壁が配置されるユニ
    ット建物であって、 前記ジョイント材が耐力壁に接合されるユニット建物。
  4. 【請求項4】 棟トラスの側部に側トラスを接合してな
    る屋根ユニットを、居室ユニットの上部に搭載してなる
    ユニット建物の構築方法において、 該屋根ユニットの側トラスの直下に該居室ユニットの耐
    力壁が配置されない場合には、該屋根ユニットをそのま
    ま用い、 該屋根ユニットの側トラスの直下に該居室ユニットの耐
    力壁が配置される場合には、該屋根ユニットの側トラス
    における下弦材の下面にジョイント材を接合するととも
    に、該ジョイント材の側面と該側トラスにおける少なく
    とも下弦材の側面とに面材を張り渡し、該ジョイント材
    を該耐力壁に接合可能としてなるものを用いることを特
    徴とするユニット建物の構築方法。
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