JP2806751B2 - 屋根ユニット - Google Patents

屋根ユニット

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JP2806751B2
JP2806751B2 JP5211332A JP21133293A JP2806751B2 JP 2806751 B2 JP2806751 B2 JP 2806751B2 JP 5211332 A JP5211332 A JP 5211332A JP 21133293 A JP21133293 A JP 21133293A JP 2806751 B2 JP2806751 B2 JP 2806751B2
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roof
unit
roof unit
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謙一 前田
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ユニット建物におけ
る屋根ユニットの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】いわゆるユニット住宅などのユニット建
物では、2階ユニットなどの建物ユニットの上に、工業
化生産された屋根ユニットを、現場にて積み重ねて建物
の屋根部を築きあげている。
【0003】従来、このような屋根ユニットには、建物
の構造様式やグレードなどに合わせて、たとえば実開昭
56−149706号公報に示されるように、骨組をす
べて木製としたものと、骨組をすべて鋼製としたものと
がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】骨組をすべて木製とし
たものの場合には、重量を比較的軽量にすることができ
るため施工がしやすく、また部材費も比較的安価なもの
とすることができるが、上記実開昭56−149706
号公報に示されるように、桁構面や妻構面に筋かいなど
の補強部材を配設する必要がある。このため、屋根部の
小屋裏空間にいわゆるロフト(屋根裏部屋)などのユー
ティリティーを設ける場合、隣接する他の屋根ユニット
との相面に位置する構面に前記筋かいなどの補強部材が
位置することとなり、結局構面に囲まれた部分のみしか
小屋裏空間として利用することができないという欠点が
あった。
【0005】一方、骨組をすべて鋼製としたものの場
合、各骨組部材の接合を溶接などによって剛接合するこ
とができるため、ラーメン構造として剛性を強化すれば
補強部材は不要となり、上記の欠点は解消できるが、部
材費や輸送費がかさんでコスト高を招くという不具合が
あった。
【0006】この発明は、上記の実情を背景として創作
されたもので、コストを抑えながら小屋裏空間の有効利
用を図ることのできる屋根ユニットを提供することを目
的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するため、傾斜面である屋根構面と、垂直面であ
る桁構面と、垂直面である妻構面とを備え、建物ユニッ
トに積み重ねて設置される屋根ユニットにおいて、前記
桁構面と前記妻構面のうちのいずれか一方の構面が鋼製
のラーメン構造とされ、他の一方の構面が木製の骨組部
材と必要な補強部材とがからなることを特徴としてい
る。
【0008】
【作用】この発明による屋根ユニットでは、垂直面であ
る桁構面と妻構面のうちのいずれか一方の構面が鋼製の
ラーメン構造とされ、他の一方の構面が木製の骨組部材
と必要な補強部材とからなり、鋼性ラーメン構造の構面
には補強部材は不要であるので、桁方向もしくは妻方向
のいずれかの方向から隣接する他の屋根ユニットとの相
面に位置する構面に補強部材を配設する必要がない。し
たがって、隣接する他の屋根ユニット内にわたっての小
屋裏空間を連続的に設けることができ、ユーティリティ
ーとして利用することができる。しかも、桁構面または
妻構面を構成する骨組部材が比較的安価な木製とされて
いるので、全体として部材費、運送費などのコストを抑
えることができる。
【0009】
【実施例】以下、この発明による屋根ユニットの実施例
を、図面にもとづいて説明する。図4において、Hは、
以下の建物ユニットを積み重ねた段階のユニット住宅で
ある。すなわち、このユニット住宅Hは、1階ユニット
1a、1bと、2階ユニット2a、2b、2cと、棟部
の屋根ユニット3a、3bと、これらの屋根ユニット3
a、3bに桁方向から隣接する屋根ユニット4a、4
b、4cとから構成されている。屋根ユニット4bに
は、あとで述べる小屋裏空間Lのための天窓Wが設けら
れている。なお、Fは棟部の屋根ユニット3aとこれに
桁方向から隣接する屋根ユニット4a、4bとの相面で
ある。
【0010】屋根ユニット3aは、図1に示すように、
直線上の複数の骨組部材からなるトラス構造の骨組を備
えている。この骨組は、屋根ユニット3aの頂上部に位
置する棟木5と平行に立設される桁構面6a、6bと、
これらの桁構面と直交するようにして立設される妻構面
7a、7bとを備えている。これらの桁構面6a、6
b、妻構面7a、7bは、垂直面であり、図4に示す屋
根構面Yは傾斜面である。
【0011】桁構面6a、6bは、それぞれ4本の鋼製
の骨組部材としての軽量型鋼8a、8b、8c、8dか
ら構成されている。これらの軽量型鋼は、図2に示すよ
うに、各端部がジョイントピース(連結部材)Jに挿入
されて、この挿入部分9が溶接にて堅固に固定されたも
のとなっている。これによって、桁構面6a、6bはラ
ーメン構造とされて仕口剛性の増強が図られている。
【0012】一方、妻構面7a、7bは、それぞれ5本
の木製の骨組部材としての角材10a、10b、10
c、10d、10eから構成されている。これらの角材
の各端部とジョイントピースとの連結は、不図示の木レ
ンガや取付プレートなどによってなされているものであ
る。また角材同士の連結もこれに準じて行われるもので
ある。
【0013】妻構面7a、7bには、これらの面内剛性
を増強するための補強材としての筋かい11a、11b
が配設されている。これらの筋かいも木製とされてい
る。また、柱12、棟木5も木製とされている。
【0014】つぎに、このような構成の屋根ユニット3
aの作用について説明する。
【0015】屋根ユニット3aの垂直面である桁構面6
a、6bは、骨組部材(軽量型鋼)8a、8b、8c、
8dから構成され、他の一方の構面である妻構面7a、
7bは骨組部材10aなどのほか、木製とされる柱1
2、棟木5、補強部材としての筋かいが配設されてい
る。すなわち、桁方向から隣接せしめる他の屋根ユニッ
ト4a、4bとの隣接面となる桁構面6a、6bには筋
かい(補強部材)は配設されていない。従って、図3に
示すように、屋根ユニット3a内から屋根ユニット4
a、4b内にわたっての小屋裏空間Lを連続的に設ける
ことができ、大きなユーティリティーとして利用するこ
とができる。しかも、桁構面6a、6b以外の妻構面7
a、7bを構成する骨組部材10aなどが比較的安価な
木製とされているので、全体として部材費や輸送費など
のコストを抑えることができる。
【0016】なお、この発明はこの実施例に限定される
ものではなく、当業者がおこなう各種の設計変更なども
含むものである。たとえば、この実施例では切妻屋根の
場合を示したが、寄せ棟などにも適用することができ
る。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の屋根ユ
ニットによれば、部材費や輸送費などのコストを抑えな
がらいわゆるロフトなどの小屋裏空間の有効利用を図る
ことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例に係る屋根ユニットの骨組を
示す斜視図である。
【図2】この発明の実施例に係る屋根ユニットの桁構面
を構成する軽量型鋼の連結を示す側面図である。
【図3】この発明の実施例に係る屋根ユニットの内部配
置を示す説明図である。
【図4】この発明の実施例に係る屋根ユニットを採用し
たユニット住宅の概略を示す斜視図である。
【符号の説明】
2a、2b 2階ユニット(建物ユニット) 3a、3b 屋根ユニット 5 棟木 6a、6b 桁構面 8a〜8d 軽量型鋼(骨組部材) 7a、7b 妻構面 10a〜10e 木製角材(骨組部材) 11a、11b 筋かい(補強部材) Y、 屋根構面。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 傾斜面である屋根構面と、垂直面である
    桁構面と、垂直面である妻構面とを備え、建物ユニット
    に積み重ねて設置される屋根ユニットにおいて、 前記桁構面と前記妻構面のうちのいずれか一方の構面が
    鋼製のラーメン構造とされ、他の一方の構面が木製の骨
    組部材と必要な補強部材とからなることを特徴とする屋
    根ユニット。
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