JP2517748Y2 - スイッチ装置の押釦構造 - Google Patents

スイッチ装置の押釦構造

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JP2517748Y2
JP2517748Y2 JP1988147238U JP14723888U JP2517748Y2 JP 2517748 Y2 JP2517748 Y2 JP 2517748Y2 JP 1988147238 U JP1988147238 U JP 1988147238U JP 14723888 U JP14723888 U JP 14723888U JP 2517748 Y2 JP2517748 Y2 JP 2517748Y2
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push button
shaft
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switch
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俊彦 中沢
勝久 石上
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Koito Manufacturing Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車載用表示パネル(例:カーオーデイオパ
ネル)のスイツチ装置等に使用して好適な押釦構造に関
する。
〔従来の技術〕
カーオーデイオパネルには各種制御用スイツチ装置が
設けられており、その押釦は処理なしの生地から印刷,
塗装,メツキ,スパツタリングなど様々な表面処理が施
されている。また、最近では第4図および第5図に示す
ように押釦1に表示した文字,記号,数字等2を透過タ
イプとして夜間時に装置筐体3内部に組込んだ光源4に
よつて照明することにより、夜間時の操作性を向上させ
ている。このような押釦1の構造としては樹脂の特性を
利用してヒンジ構造を採用したものが多く、第5図に示
すように押釦1の一側縁に略直角に折れ曲つた固定部5
を一体に延設し、この固定部5の基部を薄肉形成するこ
とによりヒンジ部6とし、前記固定部5を装置筺体3に
設けた保持溝7に挿入固定し、押釦1を押圧しヒンジ部
6を回動支点として回動させることにより押釦1に一体
に設けたアクチユエータ8がプツシユスイツチ9を動作
させるように構成されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、照光式の押釦は通常アクリル樹脂等の光透
過性の優れた樹脂材料で形成されるが、アクリル樹脂は
硬くて割れ易く、ヒンジ構造を採用できないという問題
があつた。そこで、従来は装置筺体3に軸を配設し、こ
の軸で押釦を回動自在に軸支しているが、軸を装置筺体
3に取付けると、それだけ部品点数および組付工数が増
加し、コストアツプの原因になるという不都合があつ
た。
本考案は上述したような問題点を解決し、押釦とこれ
の軸とを一体化することにより部品点数と組立工数を削
減でき、またアクリル樹脂等の硬くて光透過性のよい樹
脂材料による製作を可能にしたスイツチ装置の押釦構造
を提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記目的を達成するために、透光性材料によ
って形成されることにより表面の少なくとも一部に透光
性表示部が設けられた押釦本体と、この押釦本体の透光
性表示部の裏面側に設けられた光源と、前記押釦本体の
裏面適宜箇所に一体に突設されスイッチ装置の作動子に
接触するアクチュエータと、前記押釦本体の一側縁部に
一体に延設され装置筐体内に設けた凹部状の軸受部によ
って回動自在に軸支される円柱もしくは円筒状の軸とを
備え、前記押釦本体の軸支持部は略L字型に折曲されて
中央にL字型の開口を有して先端部が前記軸受部によっ
て軸支される軸を形成し、前記開口には前記装置筐体側
に設けられた軸支持部材が挿入されて前記軸が前記軸受
部から抜けるのを防止するものである。
〔作用〕
本考案において軸は押釦本体に一体に設けられ装置本
体の軸受部により軸支されることにより、押釦本体の回
動支点部を形成する。カバーケース側に設けられた軸支
持部材は、押釦の開口に挿入されて前記軸が前記軸受部
から抜けるのを防止する。軸支持部に設けられた開口
は、光源からの光が押釦本体の内部を通って軸部に逃げ
るのを防止する機能を有する。したがって、光の減少が
少なく、表示部のより明るい照明を可能にする。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説
明する。
第1図は本考案に係る押釦構造を備えた車載用表示パ
ネルの一実施例を示す要部断面図、第2図は押釦の斜視
図である。これらの図において、車載用表示パネル10
は、ケース11とケースカバー12とからなる装置筺体13を
備え、この筺体内部にプリント基板14と、このプリント
基板14上に実装された光源としての発光ダイオード15,
プツシユスイツチ16等が実装されている。前記ケースカ
バー12には複数個の釦取付用孔17が各プツシユスイツチ
16に対応して開設されており、またこれらの釦取付用孔
17にはプツシユスイツチ16をON,OFF動作させる押釦18が
一側端を回動自在に軸支されることにより出没自在に配
設されている。
前記押釦18は、アクリル樹脂等の透光性材料によつて
一体に形成されるもので、矩形で表面が凸曲面状に湾曲
し、裏面がくり抜かれることにより殻構造状の押釦本体
19Aと、押釦本体19Aの一側端縁に延設された略L字状の
軸支持部19Bと、軸支持部19Bの先端に一体に突設された
円柱状(または円筒状)の軸19Cと、押釦本体19Aの裏面
に一体に突設され前記プツシユスイツチ16の作動子16A
に当接もしくは近接するアクチユエータ19Dとで構成さ
れている。押釦本体19Aの外周には前記釦取付用孔17か
らの抜けを防止する鍔20が一体に突設され、また内面中
央には文字,数字,記号等からなる表示部21が刻設され
ている。この場合、本実施例は表示部21を含めて押釦18
全体が透光性を有するものとして示したが、第2図に示
すように液晶表示装置22に対応する表示部21のみを透光
性とし、それ以外の表面に遮光膜23を施したものであつ
てもよい。但し、液晶表示装置22の表示面に対応して設
けられる表示部21は文字,記号等が形成されず、生地の
まま残される。
第1図において上方に配置されている押釦18は第2図
に示すように軸支持部19Bの折曲部中央にL形の開口25
を有し、前記ケースカバー12の内面に設けた軸受部26に
よつて軸19Cが回動自在に軸支されている。軸受部26
は、ケースカバー12の背面に形成され前記軸19Cを収容
する切欠凹部27と、軸19Cの一部周面を後方から保持
し、切欠凹部27からの抜けを防止する軸支持部材29とで
構成されている。軸支持部材29は板状に形成されて先端
部に設けた鉤形の折曲部30が前記開口25に挿通され軸19
Cの背面側周面を保持し、基部31が前記ケースカバー12
の釦取付用孔17の周縁部もしくは前面板32の開口端縁に
溶着等によつて固着されている。
押釦18の組付けに際してはあらかじめ軸支持部材29の
折曲部30を押釦18の開口25に挿通しておき、この状態で
軸支持部材29を装置筺体13に固着すればよい。なお、軸
支持部材29をケースカバー12に一体に設けてもよいこと
は勿論である。
一方、第1図下方の押釦18は上述の開口25を備えず、
軸19Cがケースカバー12の背面と軸受部材34との接合面
間に形成された軸受部としての円形の溝35に挿入されて
軸支されている。溝35の開口幅は軸19Cの径より小さ
く、軸19Cの抜けを防止する。軸受部材34は軸19Cを保持
した状態でケースカバー12の背面に溶着等によつて固着
される。
なお、第1図において上方の押釦18の後方には導光板
36が配設され、この導光板36により不図示の光源からの
光を前記押釦18の表示部21に導くようにしている。一
方、下方の押釦18の後方には前記発光ダイオード15が配
設され直接バツク照明される。
プツシユスイツチ16は内部に組込んだスプリング(図
示せず)の力により作動子16Aを突出方向に付勢し、押
釦18のアクチユエータ19Dに圧接している。したがつ
て、押釦18は前記スプリングにより復帰習性を付与され
ており、これに抗して押圧操作されると、アクチユエー
タ19Dが作動子16Aを押下げてプツシユスイツチ16を閉成
させる。
第3図はプツシユスイツチ16の代りに可撓性を有する
台形状のゴム38と、ゴム38の内面に設けた可動接点と、
可動接点に対応してプリント基板14上に設けた固定接点
(いずれも図示せず)とからなるスイツチ39を使用した
例を示し、アクチユエータ19Dでゴム38を押し潰すと、
可動接点が固定接点に接触しスイツチ39が閉成するよう
に構成されている。
かくしてこのような構成からなる押釦構造によれば押
釦本体19Aに軸19Cを一体に設け、この軸19Cを装置筺体1
3内に設けた軸受部26(35)によつて軸支しているの
で、最少部品点数にて押釦18を確実に保持でき、またヒ
ンジ構造に比べてスムーズに作動するため良好なスイツ
チフイーリングが得られる。また、アクリル樹脂等の硬
くて光透過性の優れた樹脂材料により製作し得るため、
表示部21を明るく照明でき、夜間時の操作性を向上させ
ることができる。特に、軸支持部19Bに設けられた開口2
5は、発光ダイオード15からの光が押釦本体19Aの内部を
通って軸部19Cに逃げるのを防止するので、光の減少が
少なく、表示部21をより明るく照明することができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案に係るスイツチ装置の押釦
構造は、押釦本体に軸を一体に設けたので、別部材から
なる軸を必要とせず、部品点数および組立工数を削減す
ることができる。したがつて、コスト低減を可能にし、
また軸を回動支点として回動するため、ヒンジ構造と比
較して安定に動作し、特にヒンジ構造の採用が困難なア
クリル樹脂等の硬質透光性樹脂材料によつて形成される
押釦に適用して好適である。加えて、押釦本体の軸支持
部に設けられた開口は、軸支持部材の取付部としての機
能に加えて、光源からの光が押釦本体の内部を通って軸
部に逃げるのを防止する機能を有するので、光の減少が
少なく、表示部をより明るく照明することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を車載用表示パネルに適用した場合の一
実施例を示す断面図、第2図は押釦の斜視図、第3図は
本考案の他の実施例を示す断面図、第4図はカーオーデ
イオパネルの従来例を示す正面図、第5図は押釦の従来
例を示す断面図である。 13……装置筺体、14……プリント基板、15……発光ダイ
オード、16……プツシユスイツチ、16A……作動子、17
……釦取付用孔、18……押釦、19A……押釦本体、19B…
…軸支持部、19C……軸、19D……アクチユエータ、21…
…表示部、26……軸受部、35……溝。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−41829(JP,U) 実開 昭61−196428(JP,U) 実開 昭58−184729(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】透光性材料によって形成されることにより
    表面の少なくとも一部に透光性表示部が設けられた押釦
    本体と、この押釦本体の透光性表示部の裏面側に設けら
    れた光源と、前記押釦本体の裏面適宜箇所に一体に突設
    されスイッチ装置の作動子に接触するアクチュエータ
    と、前記押釦本体の一側縁部に一体に延設され装置筐体
    内に設けた凹部状の軸受部によって回動自在に軸支され
    る円柱もしくは円筒状の軸とを備え、前記押釦本体の軸
    支持部は略L字型に折曲されて中央にL字型の開口を有
    して先端部が前記軸受部によって軸支される軸を形成
    し、前記開口には前記装置筐体側に設けられた軸支持部
    材が挿入されて前記軸が前記軸受部から抜けるのを防止
    することを特徴とするスイッチ装置の押釦構造。
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