JP2516510Y2 - 長尺体取付金具 - Google Patents

長尺体取付金具

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JP2516510Y2
JP2516510Y2 JP1991006393U JP639391U JP2516510Y2 JP 2516510 Y2 JP2516510 Y2 JP 2516510Y2 JP 1991006393 U JP1991006393 U JP 1991006393U JP 639391 U JP639391 U JP 639391U JP 2516510 Y2 JP2516510 Y2 JP 2516510Y2
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JP
Japan
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dovetail groove
locking nut
elongated body
pair
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JP1991006393U
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English (en)
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JPH04105206U (ja
Inventor
洋二 吉良
宏二 竹永
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Inaba Denki Sangyo Co Ltd
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Inaba Denki Sangyo Co Ltd
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  • Connection Of Plates (AREA)
  • Standing Axle, Rod, Or Tube Structures Coupled By Welding, Adhesion, Or Deposition (AREA)
  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はアリ溝を長手方向に形成
した長尺体を、ボルトに取付けるための長尺体取付金具
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の上記長尺体取付金具は、図9に示
すように、一対のナット11,11から成っており、ボ
ルト3に螺合させた一方のナット11を座金20を介し
て長尺体2のアリ溝1に係合させると共に、一方のナッ
ト11とボルト3に螺合させた他方のナット11との間
にアリ溝1の両側縁部2A,2Aを座金20を介して挾
持して長尺体2をボルト3に取付けていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、一方のナット
11をアリ溝1に係合させるためには、ナット11の外
径をアリ溝1の開口部1Aの幅lよりも大きくなければ
ならず、そのために、アリ溝1にナット11を係止させ
る際には、長尺体2の端部からアリ溝1内にナット11
を係入させる必要があり、長尺体2の長さ方向の中間部
をボルト3に連結させるには、ナット11を長尺体2の
アリ溝1に沿って相対移動させて位置合わせしなければ
ならず、手間と時間が多くかかって作業能率が悪いとい
う欠点があった。本考案の目的は、長尺体の長さ方向の
いずれの箇所でも、迅速にボルトを連結できるようにす
る点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案の長尺体取付金具
の特徴構成は、ボルトに螺合自在なメネジ部を備えると
共に、前記メネジ部の両側に長尺体のアリ溝内に係合す
る一対の係止部を備えた係止ナット部材を設け、前記係
止ナット部材の前記メネジ部軸芯と直交する方向の長さ
が前記アリ溝の両側縁部間の開口部の幅よりも大きく、
且つ、その横幅が前記開口部の幅よりも小さく形成し、
ボルト挿通孔を備えると共に、前記係止ナット部材との
協動で前記両側縁部を挾持する挾込部材を設け、前記係
止ナット部材と前記挾込部材とに、それらを、前記メネ
ジ部軸芯周りに一体回転するように互いに係合する係合
部を、夫々設けてあることにあり、その作用効果は次の
通りである。
【0005】
【作用】つまり、ボルトに長尺体を取付けるには、その
ボルトにボルト挿通孔を通して挾込部材を挿通させると
共に、係合部を介して係止ナット部材を挾込部材と係合
連結した状態でボルトに螺合させる。そして、挾込部材
をボルト軸芯周りに回動操作することによって、係止ナ
ット部材の長手方向を長尺体のアリ溝長手方向に沿わせ
ながら、アリ溝内に係止ナット部材を相対的に挿入す
る。アリ溝内に挿入した係止ナット部材は、挾込部材の
回動操作によって回動させれば、一対の係合部がアリ溝
内でその両側縁部に係止し、係止ナット部材と挾込部材
との間で前記両側縁部が挾み込まれて、ボルトと長尺体
とが一体連結する。
【0006】
【考案の効果】従って、長尺体の長手方向の任意の位置
で、ボルトとの連結操作が行え、長尺体の長さにかかわ
らず迅速にしかも少ない手間で組付作業が行えるように
なり、作業性を簡単に向上させられるようになった。
【0007】
【実施例】次に、本考案の実施例を、図面に基づいて説
明する。
【0008】図1に示すように、建物の天井スラブ12
から垂下したボルト3に対し、天井板や配線を取付けた
り、天井配置器具等を取り付けるための長尺体2を、長
尺体取付金具13を介して取り付けてある建築付帯設備
支持構造を構成してある。
【0009】前記長尺体2は、アリ溝1を長手方向に沿
って形成してあるC型チャンネル材から成っており、前
記長尺体取付金具13は、以下に示す構成から成ってい
る。
【0010】つまり、図1ないし、図4に示すように、
前記長尺体取付金具13は、前記ボルト3に螺合自在な
メネジ部4を備えると共に、メネジ部4の両側にアリ溝
1内に係止する一対の係止部5を備えた係止ナット部材
6と、ボルト挿通孔7を備えると共に、前記係止ナット
部材6との協動で前記長尺体2のアリ溝1両側縁部2
A,2Aを挾持する挟込部材8と、前記ボルト3に挿通
させた挟込部材8を前記係止ナット部材6側に押付け自
在なナット9とから構成してある。
【0011】前記係止ナット部材6は、そのメネジ部4
軸芯Pと直交する方向の長さLがアリ溝の両側縁部2
A,2A間の開口部1Aの幅lよりも大きく、且つ、そ
の横幅Wが開口部1Aの幅lよりも小さく形成して、係
止ナット部材6の長手方向をアリ溝1に沿わせた姿勢に
すれば、開口部1Aを通してアリ溝1内に挿入出来るよ
うに構成してあり、また前記一対の係止部5,5、互い
にメネジ部4を挟んで対向する角部5A,5A,5B,
5Bのうち、一方の両角部5A,5A間の距離K1をア
リ溝1内の幅1lよりも大きく、且つ、他方の両角部5
B,5B間の距離K2をアリ溝1内の幅1lよりも小さ
く形成して、開口部1Aを通してアリ溝1内に挿入した
係止ナット部材6を90°軸芯P周りに回転させることを
許容すると同時に、一方の両角部5A,5Aがアリ溝1
の内側面に接当して、約90°以上回転しすぎることを防
止する回り止め機能を備えている。
【0012】前記挾込部材8の対向する両縁部には、長
尺体2の両外側面に接当して長尺体2の両側縁部2A,
2Aの離間距離が大きくならないように規制する接当部
8Aを折曲げ加工により一体形成してあり、その接当部
8Aは、メネジ部4軸芯P周りの回動を阻止することが
できる役目も発揮する。
【0013】また、前記係止ナット部材6と前記挾込部
材8とには、それらをメネジ部4軸芯P周りに一体回転
するように互いに係合する係合部10を、切欠き部10
Aと、その切欠き部10Aに係合する突起10Bとから
構成してある。
【0014】尚前記突起10Bの先端部には係合した係
止ナット部材6が脱落しないように係止突部15を折曲
げ加工により形成してある。
【0015】〔別実施例〕 前記一対の係止部5の形状は、図1のように切欠きによ
って角部5A,5A,5B,5B間の対角線の長さK1,
2を異ならせたものの他に、図5に示すように、なめ
らかな辺16によって各角部間の対角線の長さを異なら
せてあっても良い。
【0016】前記長尺体2は、チャンネル材以外に、他
の機器用のアリ溝を形成した機器等の支持部材であれば
何でもよい。
【0017】前記一対の突起10Bと前記一対の切欠部
10Aとは、図6B乃至図8に示すように、夫々軸芯P
を中心に径方向に対向する位置に配置し、両突起10
B,10B間の離間距離を、アリ溝1の両側縁部2A−
2A間の開口部1Aの幅lよりも大きく設定して、例え
ば図7に示すように、両突起10B,10Bをアリ溝1
の両側縁部2A,2Aに接当させることにより、回り
めできるようにしてあってもよい。
【0018】尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面と
の対照を便利にする為に符号を記すが、該記入により本
考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の分解斜視図
【図2】長尺体のアリ溝に長尺体取付金具を嵌入させる
前の状態を示す斜視図
【図3】長尺体への取付金具の組付状態を示す平面図
【図4】側面図
【図5】別実施例の斜視図
【図6】別実施例の斜視図
【図7】別実施例の平面図
【図8】別実施例の縦断側面図
【図9】従来例の斜視図
【符号の説明】
1 アリ溝 1A 開口部 2 長尺体 2A 側縁部 3 ボルト 4 メネジ部 5 係止部 5A,5B 角部 6 係合ナット部材 7 ボルト挿通孔 8 挟込部材 9 ナット 10 係合部 P 軸芯 L 長さ l 幅 W 横幅 K1,K2 距離 1l 幅

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アリ溝(1)を長手方向に形成した長尺
    体(2)を、ボルト(3)に取付けるための長尺体取付
    金具であって、前記ボルト(3)に螺合自在なメネジ部
    (4)を備えると共に、前記メネジ部(4)の両側に前
    記アリ溝(1)内に係止する一対の係止部(5)を備え
    た係止ナット部材(6)を設け、前記係止ナット部材
    (6)の前記メネジ部(4)軸芯(P)と直交する方向
    の長さ(L)を前記アリ溝の両側縁部(2A),(2A)
    間の開口部(1A)の幅(l)よりも大きく、且つ、そ
    の横幅(W)を前記開口部(1A)の幅(l)よりも小
    さく形成し、ボルト挿通孔(7)を備えると共に、前記
    係止ナット部材(6)との協動で前記両側縁部(2A),
    (2A)を挾持する挾込部材(8)を設け、前記係止ナ
    ット部材(6)と前記挟込部材(8)とに、それらを前
    記メネジ部(4)軸芯(P)周りに一体回転するように
    互いに係合する係合部(10)を、夫々設けてある長尺
    体取付金具。
  2. 【請求項2】 前記係止ナット部材(6)における前記
    一対の係止部(5),(5)、において、互いに前記メネ
    ジ部(4)を挟んで対向する角部(5A),(5A),(5
    B),(5B)のうち、一方の両角部(5A),(5A)間
    の距離(K1)を前記アリ溝(1)の幅(1l)よりも大
    きく、且つ、他方の前記両角部(5B),(5B)間の距
    離(K2)を前記アリ溝(1)内の幅(1l) よりも小さ
    く形成してある請求項1記載の長尺体取付金具。
  3. 【請求項3】 前記係合部(10)が、前記係止ナット
    部材(6)と前記挟込部材(8)との内の、一方から他
    方に向けて延設した一対の突起(10B)と、前記突起
    (10B)に各別に係合し、且つ、他方に形成してある
    一対の切欠き部(10A)とから成り、前記一対の突起
    (10B),(10B)及び前記一対の切欠き部(10
    A)を夫々前記軸芯(P)を中心径方向に対向する位置
    に配置し、前記両突起(10B),(10B)間の離間距
    離を、前記アリ溝(1)の両側縁部(2A),(2A)間
    の開口部(1A)の幅(l)よりも大きく設定してある
    請求項1又は2記載の長尺体取付金具。
JP1991006393U 1991-02-16 1991-02-16 長尺体取付金具 Expired - Lifetime JP2516510Y2 (ja)

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