JP2516262Y2 - 床構造体 - Google Patents

床構造体

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JP2516262Y2
JP2516262Y2 JP1994000630U JP63094U JP2516262Y2 JP 2516262 Y2 JP2516262 Y2 JP 2516262Y2 JP 1994000630 U JP1994000630 U JP 1994000630U JP 63094 U JP63094 U JP 63094U JP 2516262 Y2 JP2516262 Y2 JP 2516262Y2
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JP
Japan
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floor structure
bottom plate
projecting
protrusion
diagonal
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JP1994000630U
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JPH0671721U (ja
Inventor
一郎 中村
武夫 河野
慶穂 延命
善三 伊藤
Original Assignee
日鐵建材工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、インテリジェントビル
等に於いて、コンクリート床上にフラットなフリーアク
セスフロアを作るのに用いる床構造体の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、インテリジェントビルの建築が盛
んになり、これに伴い、コンピュータを始めとする各種
情報機器,OA機器等を配置する為に、コンクリート床
上にフラットなフリーアクセスフロアを作ることが行わ
れている。フラットなフリーアクセスフロアを作るに
は、各種の方法があり、その中の1つに、方形の床構造
体の四隅を、コンクリート床上に前後左右に一定間隔に
配置した高さ調整可能な支持脚に載せて、全面に方形の
床構造体を敷き詰める方法がある。
【0003】このフリーアクセスフロアの建造に用いる
床構造体には各種構造のものがあり、その中の1つに図
5及び図6に示す如く方形の底板1に、球面状に上方に
弯曲した突出部2を多数配設し、底板1の周辺に下方に
突出する段部3を形成し、その段部3の外縁に前記突出
部2の頂点と同高のフランジ4を形成し、このフランジ
4及び前記各突出部2にフラットな方形の面板5を溶接
した床構造体6がある。(先行技術として、例えば特開
昭57−151756号がある。)
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記床構造
体6の四隅を、コンクリート床上に前後左右に一定間隔
に配置した高さ調整可能な支持脚に載せて、全面に床構
造体6を敷き詰めてフリーアクセスフロアを作り、この
上にコンピュータを始めとする各種情報機器,OA機器
等を配置すると、その荷重により床構造体6がたわみ、
強度/重量比において初期剛性が不十分な為、板厚の厚
い材料を使用して床構造体を作っていた。
【0005】
【考案の目的】本考案は、上記課題を解決すべくなされ
たもので、荷重によりたわむことが無く、強度/重量比
において初期剛性の十分な床構造体を提供することを目
的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本考案による床構造体は、方形の底板に、球面状に上
方に弯曲した突出部を、前記底板の中心を通る縦の中心
線,横の中心線上に夫々5個、各辺に一直線に5個、対
角線上に夫々7個並ぶように配設すると共に、対角線上
の各突出部を断面円弧状に上方に突出したリブにてX字
形に連絡し、対角線上の突出部以外の突出部を各辺にて
夫々その中間の突出部を中心として断面円弧状に上方に
突出したリブにてT字形に連絡し、底板の周辺に下方に
突出する段部を形成し、その段部の外縁に前記突出部の
頂点と同高のフランジを形成し、このフランジ及び前記
各突出部にフラットな方形の面板を載せて溶接して成る
ものである。
【0007】
【作用】上述の如く本考案の床構造体は、方形の底板
に、球面状に上方に弯曲した突出部を、前記底板の中心
を通る縦の中心線,横の中心線上に夫々5個、各辺に一
直線に5個、対角線上に夫々7個並ぶように底板の中心
を中心として点対称,線対称に配設されているので、床
構造体全体にかかる荷重に対する曲げ強度が高く且つバ
ランスが良くて安定している。また本考案の床構造体
は、底板の対角線上の各突出部を断面円弧状に上方に突
出したリブにてX字形に連絡し、対角線上の突出部以外
の突出部底板の各辺にて夫々その中間の突出部を中心
として断面円弧状に上方に突出したリブにてT字形に連
絡しているので、面板を通して球面状の突出部にかかる
荷重により該突出部が広がる力がリブにより拘束され、
床構造体全体は変形しにくくて曲げ強度が高く、初期剛
性が十分で、荷重によるたわみを防止できる。
【0008】
【実施例】本考案による床構造体の一実施例を図によっ
て説明すると、図1及び図2に示す如く一辺500m
m,厚さ1.4mm(1.2mmの場合もある)の方形
の底板(SPCC)1に、32.5mmRで直径60m
m,深さ20mmの球面状に上方に弯曲した突出部2
を、前記底板1の中心0を通る縦の中心線1,横の中心
線1′および対角線L,L′を中心線として対称に多数
配設している。即ち、本例では四辺に沿って突出部2が
5個配列されるように設け、また各辺の中間の突出部2
と重複して縦の中心線1,横の中心線1′に沿って夫々
突出部2が5個配列されるように設け、さらに底板1の
四隅の突出部2及び底板1の中心の突出部2と重複して
対角線L,L′に沿って夫々突出部2が7個配列される
ように設けている。そして対角線L,L′に沿う突出部
2を、断面円弧状に上方に突出した対角線L,L′を中
心線とするリブ7,7′にてX字形に連絡している。リ
ブ7は底板1の中心の突出部2とその四方の隣りの突出
部2を連絡したもので、その寸法は幅30mm,深さ1
0mmで、それ以外のリブ7′の寸法は幅20mm,深
さ5mmである。対角線L,L′に沿う突出部2以外の
突出部2は、底板1の各辺の中間の突出部2を中心とし
て幅20mm,深さ5mmのリブ7にてT字形に連絡し
ている。底板1の周辺には下方に突出する段部3を形成
してあり、この段部3は高さ30mmになされ、各辺の
外側面がフラットで、内側面が突出部2に沿うように4
5mmRの円弧が連続する波形になされている。段部3
の外縁には、前記突出部2の頂点と同高位置にて幅10
mmのフランジ4を形成してある。そしてこのフランジ
4と前記多数の突出部2に、フラットな一辺500m
m,厚さ1.6mmの方形の面板(SPHC)5を載せ
て、面板5の周縁部を一定間隔にフランジ4にスポット
溶接し、且つ面板5と多数の突出部2の頂点とをスポッ
ト溶接して、底板1と面板5とを接合している。
【0009】このように構成された床構造体6′は、図
3に示す如くコンクリート床10上に前後,左右に50
0mm間隔に碁盤の目状に配置した高さ調整可能な支持
脚11の上端の直径120mmの面板12上に四隅を載
せて、全面に敷き詰め、フリーアクセスフロア13を建
造する。
【0010】このようにしてフリーアクセスフロア13
を建造するのに用いる実施例の床構造体6′と、図5,
6に示すリブの無い従来例の床構造体6の曲げ強度の差
を実証する為に、荷重一たわみ試験を行った処、図4の
グラフに示すような結果を得た。
【0011】図4のグラフで判るように実施例の床構造
体は、従来例の床構造体よりも設計荷重200Kgf時
(中央集中載荷)で55%の剛性向上が見られる。
【0012】
【考案の効果】以上の説明で判るように本考案の床構造
体は、方形の底板に、球面状に上方に弯曲した突出部
を、底板の中心を通る縦の中心線,横の中心線上に夫々
5個、各辺に一直線に5個、対角線上に夫々7個並ぶよ
うに配設すると共に、対角線上の各突出部を断面円弧状
に上方に突出したリブにてX字形に連絡し、対角線上の
突出部以外の突出部を各辺にて夫々その中間の突出部を
中心として断面円弧状に上方に突出したリブにてT字形
に連絡ているので、底板が荷重により変形しにくくて
強度が十分であり、また床構造体全体の曲げ強度が高く
且つバランスが良く安定していて、強度/重量比におい
て初期剛性が十分で、板厚の薄い材料で軽量の床構造体
を製作しても荷重によるたわみを防止できるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の床構造体の裏面を示す平面図である。
【図2】図1のA−A断面矢視図である。
【図3】図2の床構造体によりコンクリート床上にフリ
ーアクセスフロアを建造した状態を示す一部破断斜視図
である。
【図4】本考案の床構造体と従来の床構造体の荷重一た
わみ試験の結果を示すグラフである。
【図5】従来の床構造体の裏面を示す平面図である。
【図6】図5のB−B断面矢視図である。
【符号の説明】
1 底板 2 突出部 3 段部 4 フランジ 5 面板 6′ 床構造体 7,7′リブ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 方形の底板に、球面状に上方に弯曲した
    突出部を、前記底板の中心を通る縦の中心線,横の中心
    上に夫々5個、各辺に一直線に5個、対角線上に夫々
    7個並ぶように配設すると共に、対角線上の各突出部を
    断面円弧状に上方に突出したリブにてX字形に連絡し、
    対角線上の突出部以外の突出部を各辺にて夫々その中間
    の突出部を中心として断面円弧状に上方に突出したリブ
    にてT字形に連絡し、底板の周辺に下方に突出する段部
    を形成し、その段部の外縁に前記突出部の頂点と同高の
    フランジを形成し、このフランジ及び前記各突出部にフ
    ラットな方形の面板を載せて溶接して成る床構造体。
JP1994000630U 1994-01-18 1994-01-18 床構造体 Expired - Lifetime JP2516262Y2 (ja)

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JPH0671721U JPH0671721U (ja) 1994-10-07
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50148830U (ja) * 1974-05-13 1975-12-10
JPS563760A (en) * 1979-06-15 1981-01-16 Tate Architectural Products Structural unit
JPS61286454A (ja) * 1985-06-13 1986-12-17 株式会社 熊平製作所 床パネル

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JPH0671721U (ja) 1994-10-07

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