JP2634987B2 - 2重床用フロアーパネルの構造 - Google Patents
2重床用フロアーパネルの構造Info
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Description
やあるいはコンピュータビル内の配線システムとして用
いられている2重床用フロアーパネルの構造に関するも
のである。
はコンピュータビル内の配線システムとして用いられて
いる2重床用フロアーパネル6として図8に示すような
ものが知られている。この2重床用フロアーパネル6は
スラブ30の上に脚装置31を固定し、この脚装置31
の上に2重床用フロアーパネル6を載設して取付けるこ
とで、2重床構造とし、スラブ30と2重床用フロアー
パネル6との間に各種の配線をするようになっている。
図9、図10に示すように金属製の2重床用フロアーパ
ネル6が知られており、この金属製の2重床用フロアー
パネル6は、平面視四角形状の金属板製のトップシート
1と、周辺部2を残して中央部が上方に開口するように
凹んだ凹部3を有し且つ凹部3の底から上方に向けて上
端面が周辺部2と同じレベルとなった複数の突曲部4を
突設した平面視四角形状の金属板製のボトムシート5と
を、両者の端部が四辺でほぼ一致するように重ねると共
にボトムシート5の周辺部2と突曲部4の上面部分とで
溶接して構成してある。
にあっては、トップシート1及びボトムシート5がいず
れも平面視四角形状をしており、両者の端部が四辺でほ
ぼ一致するように重ねて固着するため、図12に示すよ
うに、凹部3の四隅部分における立ち上がり部7部分と
トップシート1の隅との間の距離が立ち上がり部7部分
とトップシート1の端辺との間の距離よりも長くなり、
コーナ部分の強度が弱くなるという問題がある。
凹部3の周囲の立ち上がり部7の上部を全周部にわたり
外方に突き出して立ち上がり部7とトップシート1の端
辺との間の距離を短くすることで凹部3の四隅部分にお
ける立ち上がり部7とトップシート1の隅との間の距離
も短くし、このことによりコーナ部分の強度の低下を防
ぐことを考えた。しかしながら、トップシート1とボト
ムシート5とを溶接する場合、図9に示すように一定間
隔で配置したボトムシート5の突曲部4の中心部で溶接
するようにスポット溶接位置が決まっており、また、こ
の突曲部4の中心部間の距離と同じ距離離れた位置でボ
トムシート5の周辺部とトップシート1の端部とが溶接
されるようになっており、この結果、スポット溶接位置
は等ピッチで位置しており、上記のように凹部3の周囲
の立ち上がり部7の上部を全周部にわたり外方に突き出
して立ち上がり部7とトップシート1の端辺との間の距
離を短くすると端部における溶接位置が上記のピッチで
の溶接位置では溶接ができず、このため、端部において
は溶接位置を変更する必要があって、現状の製造装置に
おける溶接機の設備の変更が必要となり、しかも、ボト
ムシート5の周辺部2の幅が狭くなるので溶接幅という
点でも問題があって現実的でなかった。図において29
は溶接部分を示している。
明したものであって、その目的とするところは、コーナ
部分が弱くなることがない2重床用フロアーパネルの構
造を提供するにある。
ーパネルの構造は、平面視四角形状の金属板製のトップ
シート1と、周辺部2を残して中央部が上方に開口する
ように凹んだ凹部3を有し且つ凹部3の底から上方に向
けて上端面が周辺部2と同じレベルとなった複数の突曲
部4を突設した平面視四角形状の金属板製のボトムシー
ト5とを、両者の端部が四辺でほぼ一致するように重ね
ると共にボトムシート5の周辺部2と突曲部4の上面部
分とでトップシート1に溶接して成る金属製の2重床用
フロアーパネル6において、凹部3の四隅部分の立ち上
がり部7の少なくとも上部を外側に突き出し、突出し部
の先端とトップシート1の隅部までの間のトップシート
1とボトムシート5との当接部分に溶接箇所を設けて成
ることを特徴とするものであって、このような構成を採
用することにより、上記した従来例の問題点を解決して
本発明の目的を達成したものである。
四隅部分の立ち上がり部7の少なくとも上部を外側に突
き出してあるので、立ち上がり部7の上端部からトップ
シート1の端辺までの距離を変えずに立ち上がり部7の
四隅部分からトッププレート1の隅部までの距離を短く
でき、このことにより2重床用フロアーパネル6のコー
ナ部分における強度の低下を防止できるようになったも
のである。そして、立ち上がり部7の上端部からトップ
シート1の端辺までの距離を変える必要がないので、端
部における溶接位置を変更する必要がなくなったもので
ある。また、隅部の補強を突出し部9で行いながら隅部
においてもトップシート1の他の端辺に沿っての溶接と
同様に同じピッチで溶接ができるものである。
て詳述する。トップシート1は鋼板のような金属製であ
って、平面視四角形状をしている。そしてこのトップシ
ート1は平坦なものであり、図6のように端辺に下向き
垂下片8を有するものと、図7のように下向き垂下片8
を有していないものとがある。ボトムシート5は鋼板の
ような金属製であり、平面視四角形状をしている。そし
て、このボトムシート5は周辺部2を残して中央部が上
方に開口するように凹んだ平面視四角形状をした凹部3
を有しており、凹部3の底から上方に向けて複数の突曲
部4が縦横に一定のピッチで突設してあり、この突曲部
4の上端面のレベルは周辺部2と同じレベルとなってい
る。凹部3の四隅部分の立ち上がり部7の少なくとも上
部を外側に突き出してあって突出し部9としてある。こ
こで、図2、図6、図7に示す実施例においては、凹部
3の四隅部分の立ち上がり部7の上端部のみが外側に突
き出してあるが、凹部3の四隅部分の立ち上がり部7の
上下方向の全長が外側に突き出してあってもよいもので
ある。
と平面視四角形状のボトムシート5とは平面視における
大きさ形状がほぼ同じものである。そして、平面視四角
形状のトップシート1と平面視四角形状のボトムシート
5とを互いの端部が四辺でほぼ一致するように重ね、こ
の状態でボトムシート5の周辺部2と突曲部4の上面部
分とでトップシート1にスポット溶接により溶接するも
のである。この場合、立ち上がり部7の上端部からトッ
プシート1の端辺までの距離を変える必要がないので、
端部における溶接位置を変更する必要がなく、従来と同
じ溶接機を用いて溶接ができることになる。ここで、コ
ーナ部分においては上記のように凹部3の四隅部分の立
ち上がり部7の少なくとも上部を外側に突き出してあっ
て突出し部9としてあるが、突出し部9を設けない場合
には元々このコーナ部分においては立ち上がり部7の上
端部からトップシート1の隅部までの距離が立ち上がり
部7の上端部からトップシート1の端辺までの距離より
も長かったので、凹部3の四隅部分の立ち上がり部7の
少なくとも上部に突出し部9を設けたといえども、コー
ナ部分における溶接位置を変更しなくとも図1に示すよ
うに支障なく溶接できることになる。図1において29
は溶接箇所を示している。
は上記のように凹部3の四隅部分の立ち上がり部7の少
なくとも上部を外側に突き出してあって突出し部9を設
けたものと、突出し部9を設けない従来例のものの強度
試験をした場合における比較について具体的に説明す
る。図14には突出し部9を設けた試験体Aを示してい
る。また、図15には突出し部9を設けていない試験体
Bを示している。この図14、図15に示す試験体A、
Bをそれぞれ図13(a)、(b)に示すように上部固
定台10と基台11との間に介在して固定用ねじ12よ
り取付け、この状態で、コーナ部の上面部を真上から直
径10mmの荷重子により圧縮した。この試験における
突出し部9を設けた試験体Aの弾性限界荷重と撓み量を
示すグラフが図16に示してあり、突出し部9を設けて
いない試験体Bの弾性限界荷重と撓み量を示すグラフが
図17に示してある。このグラフから明らかなように、
突出し部9を設けた試験体Aは弾性限界荷重154K
g、撓み量0.42mmであり、突出し部9を設けてい
ない試験体Bは弾性限界荷重154Kg、撓み量0.4
2mmであった。ここでいう弾性限界荷重とは、この荷
重をかけている状態を外してもコーナ部が元の平面状態
に戻らない荷重を表し、撓み量とは平面形状からコーナ
が下がった値を示している。上記の試験結果からも明ら
かなように本発明のように凹部3の四隅部分の立ち上が
り部7の少なくとも上部を外側に突き出してあって突出
し部9を設けたものがコーナ部分における補強効果に優
れていることが判明する。
ムシートの凹部の四隅部分の立ち上がり部の少なくとも
上部を外側に突き出してあるので、2重床用フロアーパ
ネルのコーナ部分の補強ができて、コーナ部分の強度低
下を防止できるものであり、また、ボトムシートの凹部
の四隅部分の立ち上がり部に外側に突き出した突出し部
を設け、突出し部の先端とトップシートの隅部までの間
のトップシートとボトムシートとの当接部分に溶接箇所
を設けてあるので、隅部の補強を突出し部で行いながら
隅部においてもトップシートの他の端辺に沿っての溶接
と同様に同じピッチで溶接ができるものである。すなわ
ち、凹部の立ち上がり部の全周部に外側に向けて突出し
部を設けるもののように立ち上がり部の上端部からトッ
プシートの端辺までの距離を変える必要がなく、この結
果、端部における溶接位置を変更する必要がなくて、従
来と同じ溶接機を用いて溶接ができることが可能とな
り、また、凹部の端部の立ち上がり部の上端部からトッ
プシートの端辺までの距離が短くならないので、溶接に
支障がないものである。
来例の試験体とを示す分解斜視図である。
の試験体の下面図及び正面図である。
の試験体の下面図及び正面図である。
グラフである。
グラフである。
Claims (1)
- 【請求項1】 平面視四角形状の金属板製のトップシー
トと、周辺部を残して中央部が上方に開口するように凹
んだ凹部を有し且つ凹部の底から上方に向けて上端面が
周辺部と同じレベルとなった複数の突曲部を突設した平
面視四角形状の金属板製のボトムシートとを、両者の端
部が四辺でほぼ一致するように重ねると共にボトムシー
トの周辺部と突曲部の上面部分とでトップシートに溶接
して成る金属製の2重床用フロアーパネルにおいて、凹
部の四隅部分の立ち上がり部の少なくとも上部を外側に
突き出し、突出し部の先端とトップシートの隅部までの
間のトップシートとボトムシートとの当接部分に溶接箇
所を設けて成ることを特徴とする2重床用フロアーパネ
ルの構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4067731A JP2634987B2 (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | 2重床用フロアーパネルの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4067731A JP2634987B2 (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | 2重床用フロアーパネルの構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05272228A JPH05272228A (ja) | 1993-10-19 |
JP2634987B2 true JP2634987B2 (ja) | 1997-07-30 |
Family
ID=13353398
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4067731A Expired - Lifetime JP2634987B2 (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | 2重床用フロアーパネルの構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2634987B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010255199A (ja) * | 2009-04-21 | 2010-11-11 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 床パネルの製造方法及び床パネル |
JP2010255378A (ja) * | 2009-04-28 | 2010-11-11 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 床パネル |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0462840U (ja) * | 1990-10-11 | 1992-05-28 | ||
JPH04189968A (ja) * | 1990-11-21 | 1992-07-08 | Naka Ind Ltd | フロアパネル |
-
1992
- 1992-03-26 JP JP4067731A patent/JP2634987B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05272228A (ja) | 1993-10-19 |
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