JP2516244B2 - パイプ曲げ加工法 - Google Patents
パイプ曲げ加工法Info
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- JP2516244B2 JP2516244B2 JP63130712A JP13071288A JP2516244B2 JP 2516244 B2 JP2516244 B2 JP 2516244B2 JP 63130712 A JP63130712 A JP 63130712A JP 13071288 A JP13071288 A JP 13071288A JP 2516244 B2 JP2516244 B2 JP 2516244B2
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- Japan
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- pipe
- tubular body
- bending
- magnet
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- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、パイプ曲げ加工法に関する。
従来は、弾性線材を螺旋巻きして形成した筒状体を、
被加工用パイプの曲げ予定箇所に外嵌させた後、筒状体
をパイプ曲げ応力の分散部材としてパイプを曲げ加工し
ていた。
被加工用パイプの曲げ予定箇所に外嵌させた後、筒状体
をパイプ曲げ応力の分散部材としてパイプを曲げ加工し
ていた。
しかし、特にパイプの外周部に高発泡樹脂等の軟質の
被覆層を形成してあるパイプを、曲げ加工する場合等に
は、パイプ曲げ時に筒状体と被覆層とが摩擦して被覆層
が破損したり、被覆層に加わった曲げ応力によって、被
覆層が圧潰したりする欠点があった。
被覆層を形成してあるパイプを、曲げ加工する場合等に
は、パイプ曲げ時に筒状体と被覆層とが摩擦して被覆層
が破損したり、被覆層に加わった曲げ応力によって、被
覆層が圧潰したりする欠点があった。
本発明の目的は、パイプの外周部が軟質であっても、
その外周部を損傷させずに曲げ加工する点にある。
その外周部を損傷させずに曲げ加工する点にある。
〔課題を解決するための手段〕 本発明のパイプ曲げ方法の特徴手段は、弾性線材を螺
旋巻きして形成した筒状体に、磁石を予め取付けてお
き、前記筒状体をパイプ内に挿入しながら磁気検出によ
って前記パイプの長手方向における前記磁石の位置を判
別して、前記パイプにおける曲げ予定箇所に前記筒状体
を配置し、前記筒状体をパイプ曲げ応力の分散部材とし
て前記パイプを曲げ加工することにあり、その作用・効
果は次の通りである。
旋巻きして形成した筒状体に、磁石を予め取付けてお
き、前記筒状体をパイプ内に挿入しながら磁気検出によ
って前記パイプの長手方向における前記磁石の位置を判
別して、前記パイプにおける曲げ予定箇所に前記筒状体
を配置し、前記筒状体をパイプ曲げ応力の分散部材とし
て前記パイプを曲げ加工することにあり、その作用・効
果は次の通りである。
つまり、弾性線材を螺旋巻きして形成した筒状体を、
パイプ内の曲げ予定箇所に挿入してパイプを曲げ加工す
ることによって、パイプの内面側からパイプ曲げ応力を
筒状体が分散して、そのために、折れ曲がることなくし
かもパイプ断面形状を大きく変形させずにパイプ全体を
弯曲形状に曲げることができ、その結果、パイプの外周
部は、筒状体と接触しない。
パイプ内の曲げ予定箇所に挿入してパイプを曲げ加工す
ることによって、パイプの内面側からパイプ曲げ応力を
筒状体が分散して、そのために、折れ曲がることなくし
かもパイプ断面形状を大きく変形させずにパイプ全体を
弯曲形状に曲げることができ、その結果、パイプの外周
部は、筒状体と接触しない。
その上、筒状体がパイプ内にあっても、筒状体に予め
取付けた磁石の位置を判別することによって、パイプに
おける曲げ予定箇所に筒状体を正確に位置させることが
できる。
取付けた磁石の位置を判別することによって、パイプに
おける曲げ予定箇所に筒状体を正確に位置させることが
できる。
従って、筒状体をパイプにおける曲げ予定箇所に正確
にしかも効率良く位置させながら、パイプ外周部がたと
え軟質材から成るものであっても、曲げ加工時に、パイ
プ外周部を破損したり圧潰したりすることなく、パイプ
曲げ加工に伴う曲げ応力を均等に分散させて、パイプを
局部的に折れ曲げたり、その断面形状を大きく変形させ
たりすることなく円滑な弯曲形に曲げ加工できるように
なった。
にしかも効率良く位置させながら、パイプ外周部がたと
え軟質材から成るものであっても、曲げ加工時に、パイ
プ外周部を破損したり圧潰したりすることなく、パイプ
曲げ加工に伴う曲げ応力を均等に分散させて、パイプを
局部的に折れ曲げたり、その断面形状を大きく変形させ
たりすることなく円滑な弯曲形に曲げ加工できるように
なった。
次に、本発明の実施例を、図面に基づいて説明する。
第1図乃至第3図に示すように、軟質銅管(3A)の外
周面を、軟質合成樹脂を高発泡させて形成した断熱用被
覆層(3B)で覆わせてある空調用配管等の軟質パイプ
(3)を曲げ加工するに、金属製の弾性線材(1)を間
隔をあけずに螺旋巻きして形成した筒状体(2)の先端
部(2A)に、磁石(4)を予め取付けておき、筒状体
(2)をパイプ(3)内に挿入しながら(第1図)、パ
イプ(3)外方から磁気検出具(5)による検出によっ
てパイプ(3)の長手方向における磁石(4)の位置を
判別して、パイプ(3)における曲げ予定箇所に筒状体
(2)を配置した後(第2図)、筒状体(2)をパイプ
曲げ応力に対する分散部材として、パイプ(3)の曲げ
加工位置の両側を、夫々手で把持してパイプ(3)を弯
曲状に曲げ(第3図)、パイプ(3)の曲げ加工後は、
パイプ(3)曲げ加工部の断面形状が多少変形して、筒
状体(2)の外周部を、パイプ(3)が挟圧していたと
しても、筒状体(2)を、その軸芯(P)周りで縮径す
る方向に回動させながらパイプ(3)から抜き取る。
周面を、軟質合成樹脂を高発泡させて形成した断熱用被
覆層(3B)で覆わせてある空調用配管等の軟質パイプ
(3)を曲げ加工するに、金属製の弾性線材(1)を間
隔をあけずに螺旋巻きして形成した筒状体(2)の先端
部(2A)に、磁石(4)を予め取付けておき、筒状体
(2)をパイプ(3)内に挿入しながら(第1図)、パ
イプ(3)外方から磁気検出具(5)による検出によっ
てパイプ(3)の長手方向における磁石(4)の位置を
判別して、パイプ(3)における曲げ予定箇所に筒状体
(2)を配置した後(第2図)、筒状体(2)をパイプ
曲げ応力に対する分散部材として、パイプ(3)の曲げ
加工位置の両側を、夫々手で把持してパイプ(3)を弯
曲状に曲げ(第3図)、パイプ(3)の曲げ加工後は、
パイプ(3)曲げ加工部の断面形状が多少変形して、筒
状体(2)の外周部を、パイプ(3)が挟圧していたと
しても、筒状体(2)を、その軸芯(P)周りで縮径す
る方向に回動させながらパイプ(3)から抜き取る。
前記先端部(2A)は、パイプ(3)内に挿入しやすい
ように、先端側ほど小径の先細り形状に成形してある。
ように、先端側ほど小径の先細り形状に成形してある。
本発明は、被覆層(3B)を設けていないパイプ(3)
を曲げる場合にも有効であり、また、パイプ(3)本体
の材質は銅管以外にアルミ管であっても良く、非磁性管
であればより効果的であるが、軟質鉄管等のような磁性
管であっても、筒状体(2)に取付けた磁石(4)のパ
イプ(3)内における位置を、磁力の変化を検出するこ
とによって判別しても良い。
を曲げる場合にも有効であり、また、パイプ(3)本体
の材質は銅管以外にアルミ管であっても良く、非磁性管
であればより効果的であるが、軟質鉄管等のような磁性
管であっても、筒状体(2)に取付けた磁石(4)のパ
イプ(3)内における位置を、磁力の変化を検出するこ
とによって判別しても良い。
前記磁石(4)は、筒状体(2)の先端部(2A)に限
らず、筒状体(2)の長手方向における中間部に取付け
ても良い。
らず、筒状体(2)の長手方向における中間部に取付け
ても良い。
図面は本発明に係るパイプ曲げ加工法の実施例を示し、
第1図、第2図、第3図は加工順を説明する作用説明図
である。 (1)……弾性線材、(2)……筒状体、(3)……パ
イプ、(4)……磁石、(P)……軸芯。
第1図、第2図、第3図は加工順を説明する作用説明図
である。 (1)……弾性線材、(2)……筒状体、(3)……パ
イプ、(4)……磁石、(P)……軸芯。
Claims (2)
- 【請求項1】弾性線材(1)を螺旋巻きして形成した筒
状体(2)に、磁石(4)を予め取付けておき、前記筒
状体(2)をパイプ(3)内に挿入しながら磁気検出に
よって前記パイプ(3)の長手方向における前記磁石
(4)の位置を判断して、前記パイプ(3)における曲
げ予定箇所に前記筒状体(2)を配置し、前記筒状体
(2)をパイプ曲げ応力の分散部材として前記パイプ
(3)を曲げ加工するパイプ曲げ加工法。 - 【請求項2】前記パイプ(3)の曲げ加工後には、前記
筒状体(2)をその軸芯(P)周りで縮径する方向に回
動させながら前記パイプ(3)から抜き取る請求項1記
載のパイプ曲げ加工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63130712A JP2516244B2 (ja) | 1988-05-27 | 1988-05-27 | パイプ曲げ加工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63130712A JP2516244B2 (ja) | 1988-05-27 | 1988-05-27 | パイプ曲げ加工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01299715A JPH01299715A (ja) | 1989-12-04 |
JP2516244B2 true JP2516244B2 (ja) | 1996-07-24 |
Family
ID=15040819
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63130712A Expired - Fee Related JP2516244B2 (ja) | 1988-05-27 | 1988-05-27 | パイプ曲げ加工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2516244B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103769451B (zh) * | 2014-02-25 | 2016-01-06 | 武汉理工大学 | 一种超薄管材小半径弯曲成形的方法 |
CN106391794A (zh) * | 2016-11-25 | 2017-02-15 | 沈阳黎明航空发动机(集团)有限责任公司 | 一种导管小曲率半径成形方法 |
-
1988
- 1988-05-27 JP JP63130712A patent/JP2516244B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01299715A (ja) | 1989-12-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |