JP2516241Y2 - ガイドレールへの機器取付け装置 - Google Patents

ガイドレールへの機器取付け装置

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JP2516241Y2 JP1991079476U JP7947691U JP2516241Y2 JP 2516241 Y2 JP2516241 Y2 JP 2516241Y2 JP 1991079476 U JP1991079476 U JP 1991079476U JP 7947691 U JP7947691 U JP 7947691U JP 2516241 Y2 JP2516241 Y2 JP 2516241Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、搬送用電車を案内す
る、断面が略コの字形のガイドレールの垂直壁部外側面
に配線用端子箱などの機器を取付けるための取付け装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】従来のこの種のガイドレ
ールへの機器取付け装置は、前記ガイドレールの垂直壁
部外側面にレール長さ方向に連続して形成された、内側
が広くなった角形の蟻溝と、この蟻溝内に嵌合し得る取
付け板またはナットと、この取付け板またはナットに螺
合する締結ボルトとから構成していた。
【0003】このような従来の取付け装置では、単に部
品点数が多くてコスト高になるばかりでなく、機器取付
け作業に手間がかかる欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は上記のような従
来の問題点を解決するために成されたものであって、そ
の特徴を後述する実施例の参照符号を付して示すと、ガ
イドレール1へ機器2を取付ける装置であって、ガイド
レール1は、断面が略コの字形で、その垂直壁部外側面
5aの上下両端近傍には、レール長さ方向に連続し且つ
内部よりも小巾のスリット状開口部14,15を備えた
係止溝16,17が形成され、機器2には、その上下両
側面2a,2bのそれぞれに取付けられて前記ガイドレ
ール1の方へ突出する、弾性板から成る上下一対の係止
片25,26が設けられ、一方の係止片25は、機器上
下側面2a,2bの延長方向に直線状に延出する前向き
延出部25bと、当該前向き延出部25bの先端に折曲
形成された鉤部25cとを備え、他方の係止片26は、
機器上下側面2a,2bに対し直角外向きに延出する横
向き延出部26bと、この横向き延出部26bの先端か
ら機器上下側面2a,2bの延長方向に延出する前向き
延出部26cと、当該前向き延出部26cの先端に折曲
形成された鉤部26dとを備え、各係止片25,26
は、その鉤部25c,26dを前記ガイドレール1の上
下各係止溝16,17内に圧入係合させたとき、前記機
器2が前記ガイドレール1の垂直壁部外側面5aに当接
するとともに、各係止片25,26の前向き延出部25
b,26cが前記ガイドレール1の上下各係止溝16,
17におけるスリット状開口部14,15の内側辺に当
接するように構成されている。
【0005】
【実施例】以下、本考案の一実施例を添付の例示図に基
づいて説明すると、図1において、1はアルミニウムの
押し出し成形品から成るガイドレール、2は取付けられ
る端子箱などの機器である。前記ガイドレール1は、上
側水平部3と下側水平部4とを垂直壁部5で連結一体化
した、断面が略コの字形のものであって、実際には、前
記上側水平部3、下側水平部4、および垂直壁部5に
は、重量および材料軽減用の空洞が適当な仕切り壁を残
して形成されるが、これら空洞部は図示省略している。
【0006】更に詳述すれば、前記ガイドレール1の上
下両水平部3,4の先端からは、直角内向きに振れ止め
用レール部6,7が一体に連設されるとともに、垂直壁
部5の内側上下両端近傍には、給電レールユニットを取
付けるための上下一対の内向き係止片8,9が一体に連
設され、上下両水平部3,4の外側面の左右巾方向両側
辺には、レールサポートなどの取付けのための左右一対
の角形蟻溝10〜13が形成され、更に、垂直壁部5の
外側面5aにおける上下両端近傍には、内部よりも小巾
のスリット状開口部14,15を備えた上下一対の係止
溝16,17が設けられている。
【0007】前記振れ止め用レール部6,7、内向き係
止片8,9、角形蟻溝10〜13、および係止溝16,
17は、全てレール長さ方向に連続して形成されてお
り、前記係止溝16,17は、スリット状開口部14,
15の内側辺側(上下両水平部3,4から遠い側)にの
み張出肩部14a,15aを備えた、断面が略三角形の
対称形状のものである。
【0008】前記ガイドレール1は、例えば上側水平部
3の角形蟻溝10,11を利用して取付けられたレール
サポートを介して床面上方適当高さに架設され、図2に
示すように、搬送用電車18を案内するものである。こ
の搬送用電車18としては各種のものが知られている
が、図示の搬送用電車18は、前記ガイドレール1内に
嵌合して下側水平部4の内側上面を転動する走行用駆動
車輪19とこれを駆動するモーター20、前記上下一対
の振れ止め用レール部6,7を左右両側から挟む振れ止
め用垂直軸ローラー21、および前記垂直壁部5の内側
に前記内向き係止片8,9を介して取付けられた給電レ
ールユニット22に摺接する集電ユニット(図示省略)
などを備えた電車本体23と、この電車本体23から吊
り下げられる被搬送物支持装置24とから構成されてい
る。
【0009】図1、図3、および図4に示すように、前
記端子箱などの機器2は、前記ガイドレール1の上下一
対の係止溝16,17におけるスリット状開口部14,
15間の上下間隔よりも若干小さい上下巾を有する箱形
のものであって、その上側面2aには、ガイドレール1
の方へ突出する左右一対の直線形係止片25が取付けら
れ、下側面2bにはガイドレール1の方へ突出する左右
一対のL形係止片26が取付けられている。
【0010】前記直線形係止片25は、前記機器2の上
側面2aへの取付け部25aと、この取付け部25aか
ら前記機器上側面2aの延長方向に直線状に延出する前
向き延出部25bと、この前向き延出部25bの先端を
レの字形に折曲して構成された鉤部25cとから成るも
のであり、前記取付け部25aにおいて前記機器上側面
2aにビス27で取付けられている。前記L形係止片2
6は、前記機器2の下側面2bへの取付け部26aと、
この取付け部26aから直角外方に折曲されて延出する
横向き延出部26bと、この横向き延出部26bの先端
から前記機器下側面2bの延長方向に直線状に延出する
(前記直線形係止片25の前向き延出部25bと平行
な)前向き延出部26cと、この前向き延出部26cの
先端をレの字形に折曲して構成された鉤部26dとから
成るものであり、前記取付け部26aにおいて前記機器
下側面2bにビス28で取付けられている。
【0011】なお、前記両係止片25,26の鉤部25
c,26dは、互いに平行な前向き延出部25b,26
cに対して内側(他方の前向き延出部26c,25bの
ある側)に折曲形成され、両係止片25,26の互いに
平行な前向き延出部25b,26c間の間隔は、前記ガ
イドレール1の上下一対の係止溝16,17におけるス
リット状開口部14,15間の上下間隔と略等しい。ま
た両係止片25,26の鉤部25c,26dの先端とこ
れに隣接する前向き延出部25b,26cとの間の間隔
は、前記両係止溝16,17におけるスリット状開口部
14,15の巾よりも大きい。
【0012】機器2をガイドレール1に取付けるとき
は、図4に示すように、下側のL形係止片26をガイド
レール1の垂直壁部5から離すように機器2を斜めにし
た状態で、まず上側の直線形係止片25の鉤部25cを
その弾性に抗して上側の係止溝16内に圧入させる。係
止溝16内では、前記鉤部25cが弾性により元の位置
まで開いて、スリット状開口部14を形成する張出肩部
14aの内側に係合する。次にこの係止片25と係止溝
16との嵌合部を支点にして機器2をガイドレール1の
垂直壁部5に当接させるように回動させるのであるが、
L形係止片26の鉤部26dが下側の係止溝17のスリ
ット状開口部15に隣接したならば、当該L形係止片2
6の横向き延出部26bを指先またはハンマーなどでス
リット状開口部15の方に押圧し、当該L形係止片26
の鉤部26dをその弾性に抗して係止溝17内に嵌入さ
せる。係止溝17内では、前記鉤部26dが弾性により
元の位置まで開いて、スリット状開口部15を形成する
張出肩部15aの内側に係合する。
【0013】上記のように上下の各係止片25,26の
鉤部25c,26dをガイドレール1側の上下各係止溝
16,17内に圧入係止させることにより、図1に示す
ように機器2は、当該ガイドレール1の垂直壁部5の外
側面5aに当接し、そして上下各係止片25,26の互
いに平行な前向き延出部25b,26cは、各係止溝1
6,17におけるスリット状開口部14,15の内側辺
に当接する。従って機器2は、ガイドレール1の垂直壁
部5に対し上下方向にがたつくことなく固定される。勿
論、各係止片25,26の鉤部25c,26dと係止溝
16,17内面との間の摩擦の程度によっては、機器2
をガイドレール1の長さ方向に摺動させて、取付け位置
を調整することもできる。
【0014】なお、両係止片25,26の先端折曲鉤部
25c,26dは、外向きに折曲するものであっても良
いし、一方の鉤部は内向きに折曲し、他方の鉤部は外向
きに折曲するものであっても良い。更に、直線形係止片
25を機器2の下側面2bに取付け、L形係止片26を
機器2の上側面2aに取付けることも可能である。
【0015】
【考案の作用及び効果】以上のように本考案のガイドレ
ールへの機器取付け装置によれば、ガイドレールの垂直
壁部外側面に形成された上下一対の係止溝内に機器側の
上下一対の係止片を、その先端折曲鉤部の弾性に抗して
嵌入させるだけで、ガイドレールの長さ方向任意の位置
に機器を取付けることができる。しかも機器側には前以
て係止片を取付けておけば良く、他に取付け板やナッ
ト、あるいはボルトなどの着脱自在な部品を併用する必
要はないので、取付け場所へ機器そのものを携行するだ
けで、ガイドレールへの機器の取付けを極めて簡単容易
且つ迅速に行え、機器の取付けコスト低減に役立つ。
【0016】更に前記上下の係止片は、一方を直線形と
し、他方は横向き延出部を有するL形としたので、まず
機器そのものを持って直線形係止片のある側をガイドレ
ール側の一方の係止溝に対し強く押し付けるようにし
て、当該直線形係止片を一方の係止溝に簡単容易に嵌入
係止させることができ、他方のL形係止片を係止溝に嵌
入係止させるときには、当該L形係止片の横向き延出部
を指先やハンマーなどで押圧したり打撃するだけで、比
較的簡単容易に係止溝に嵌入係止させることができる。
換言すれば、両方とも直線形係止片である場合と比較し
て、ガイドレール側の係止溝への係止片の嵌入係止作業
を、機器そのものを打撃したりすることなく楽に容易に
行うことができ、しかも、係止片の両方をL形に構成す
る場合と比較して、取付け状態での機器の安定性が良く
なるとともに、使用材料の節減にもなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ガイドレールへの機器取付け状態を示す縦断
正面図である。
【図2】 ガイドレール、機器、および搬送用電車を示
す全体の概略縦断正面図である。
【図3】 図1の一部切り欠き側面図である。
【図4】 機器取付け方法を説明する要部の縦断正面図
である。
【符号の説明】
1 ガイドレール 2 端子箱などの取付け機器 5 ガイドレールの垂直壁部 5a 同垂直壁部の外側面 14 スリット状開口部 15 スリット状開口部 14a 張出肩部 15a 張出肩部 16 係止溝 17 係止溝 18 搬送用電車 25 直線形係止片 25a 取付け部 25b 前向き延出部 25c 鉤部 26 L形係止片 26a 取付け部 26b 横向き延出部 26c 前向き延出部 26d 鉤部 27 係止片取付け用ビス 28 係止片取付け用ビス

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガイドレールへ機器を取付ける装置であっ
    て、 ガイドレールは、断面が略コの字形で、その垂直壁部外
    側面の上下両端近傍には、レール長さ方向に連続し且つ
    内部よりも小巾のスリット状開口部を備えた係止溝が形
    成され、 機器には、その上下両側面のそれぞれに取付けられて前
    記ガイドレールの方へ突出する、弾性板から成る上下一
    対の係止片が設けられ、一方の係止片は、機器上下側面
    の延長方向に直線状に延出する前向き延出部と、当該前
    向き延出部の先端に折曲形成された鉤部とを備え、他方
    の係止片は、機器上下側面に対し直角外向きに延出する
    横向き延出部と、この横向き延出部の先端から機器上下
    側面の延長方向に延出する前向き延出部と、当該前向き
    延出部の先端に折曲形成された鉤部とを備え、 各係止片は、その鉤部を前記ガイドレールの上下各係止
    溝内に圧入係合させたとき、前記機器が前記ガイドレー
    ルの垂直壁部外側面に当接するとともに、各係止片の前
    向き延出部が前記ガイドレールの上下各係止溝における
    スリット状開口部の内側辺に当接するように構成された
    ガイドレールへの機器取付け装置。
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