JP2516021Y2 - 4方向切換バルブ - Google Patents

4方向切換バルブ

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JP2516021Y2
JP2516021Y2 JP6075390U JP6075390U JP2516021Y2 JP 2516021 Y2 JP2516021 Y2 JP 2516021Y2 JP 6075390 U JP6075390 U JP 6075390U JP 6075390 U JP6075390 U JP 6075390U JP 2516021 Y2 JP2516021 Y2 JP 2516021Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は4方向切換バルブに関するものである。
[従来の技術] 油圧駆動方式のバックホーの運転席には、旋回台の左
右旋回、ブームの起伏、アームの押し引き、バケットの
回動等の各動作を操作するための4方向切換バルブが複
数設置されている。
従来、一般的なバックホーでは、上記各部の動作のう
ち、アームの押し引きと、旋回台の左右旋回とを同一の
4方向切換バルブによって操作するようになっている
が、アームの押し引き、旋回台の左右旋回を行わせるた
めの操作レバーの操作形態には、以下説明する第1、第
2の操作パターンがある。
第11図(イ)(ロ)は、いずれも4方向切換バルブ1
を上方から見た図であり、6は中立状態においてはバル
ブ本体5に対して直立した状態になっている操作レバー
を示している。
第1の操作パターンを採用しているバックホーでは、
第11図(イ)に示す如く、4方向切換バルブ1の操作レ
バー6を運転席前後X1,X2方向に傾動させると、アーム
が押し、引きされ、操作レバー6を運転席右左Y1,Y2方
向に傾動させると、旋回台が右、左へ旋回するようにな
っている。
また、第2の操作パターンを採用しているバックホー
では、第11図(ロ)に示す如く、操作レバー6を運転席
前後X1,X2方向に傾動させると、旋回台が右、左へ旋回
し、操作レバー6を運転席右左Y1,Y2方向に傾動させる
と、アームが引き、押しされるようになっている。
バックホーの操作形態としては、上述した第1、第2
の操作パターンのいずれか一方が採用されているが、た
とえば第1の操作パターンのバックホーに乗り慣れてい
る作業者が第2の操作パターンのバックホーに乗り替っ
た場合には、操作レバー6の操作方向が異なるため、ス
ムーズにバックホーを運転することができないという問
題があった。
そこで、近年、4方向切換バルブ1の操作レバー6の
操作形態を、第1、第2の操作パターンのどちらにでも
設定できるように、バックホーの油圧系統に改良が加え
られるようになった。
以下、第12図により、4方向切換バルブ1の操作レバ
ー6の操作形態を、第1、第2の操作パターンのどちら
にでも設定できるようにしたバックホーの油圧系統の一
例を説明する。
上記油圧系統は、4方向切換バルブ1をロータリ切換
弁2を介して、アーム押し引き用油圧シリンダ(図示せ
ず)への圧油供給方向を切換えるためのコントロールバ
ルブ3のパイロットポートQ1,Q3、及び旋回用油圧モー
タ(図示せず)への油圧供給方向を切換えるためのコン
トロールバルブ4のパイロットポートQ2,Q4に接続した
構成を有している。
上述の4方向切換バルブ1の構造を第11図により説明
する。
4方向切換バルブ1は、前述した如く、バルブ本体5
の上端部に前後左右の4方向に傾動可能な操作レバー6
を有し、また、バルブ本体5の下端に、ポンプポート
P、タンクポートT、選択ポートR1,R2,R3,R4を開口し
た構成を有し、操作レバー6を第11図(イ)(ロ)に示
す4方向のいずれかに傾動させると、バルブ本体5に内
装さた切換弁7,8,9,10が開閉し、ポンプポートPと選択
ポートR1,R2,R3,R4とが、下記表1に示す如く、連通す
るようになっている。
上記4方向切換バルブ1のポンプポートP、タンクポ
ートTには、管路11,12を介して油圧ポンプ13、作動油
タンク14が接続されている。
次に、ロータリ切換弁2の構造を第13図から第17図に
より説明する。
ロータリ切換弁2は、筒状の切換弁本体15に、外周面
より中空部に向って貫通する4方向切換バルブ側ポート
L1,L2,L3,L4、及びコントロールバルブ側ポートA1,A2,S
1,S2とを穿設し、前記切換弁本体15内に、切換ポートU
1,U2,U3,U4を穿設したシャフト16を周方向に摺動し得る
ように挿入した構成を有している。
このロータリ切換弁2は、シャフト16の上端に打刻さ
れた矢印状の刻印26の先端がロータリ切換弁2の手前側
(第15図においては下側)を向くように、あるいは、矢
印状の刻印26の先端がロータリ切換弁2の手前側から見
て右側を向くようにシャフト16を回動させると、4方向
切換バルブ側ポートL1,L2,L3,L4と、コントロールバル
ブ側ポートA1,A2,S1,S2とが、前記切換ポートU1,U2,U3,
U4を介して表2に示す如く、連通するようになってい
る。
上述したロータリ切換弁2は、バックホーの運転席床
下に設置されていて、第12図、第13図、第17図に示す如
く、ロータリ切換弁2の4方向切換バルブ側ポートL1,L
2,L3,L4には、管路17,18,19,20を介して4方向切換バル
ブ1の選択ポートR1,R2,R3,R4が、また、コントロール
バルブ側ポートA2,A1,S2,S1には、管路21,22,23,24を介
して前記コントロールバルブ3,4のパイロットポートQ1,
Q3,Q2,Q4が接続されている。
なお、図中、29は取付板であり、該取付板29は、切換
弁本体15の上端部に固着されている。
上記構成を有するバックホーの油圧系統では、第15図
に示すロータリ切換弁2のシャフト16の上端に打刻され
た矢印状の刻印26の先端がロータリ切換弁2の手前側
(第15図においては下側)を向くようにシャフト16を回
動させておいた場合には、コントロールバルブ3,4のパ
イロットポートQ1,Q3,Q2,Q4に4方向切換バルブ1の選
択ポートR1,R3,R2,R4が連通して、第11図(イ)に示す
第1の操作パターンにより、バックホーのアーム、旋回
台を操作することができる。
また、第15図に示すロータリ切換弁2のシャフト16の
上端に打刻された矢印状の刻印26の先端がロータリ切換
弁2手前側から見て右側を向くようにシャフト16を回動
させておいた場合には、コントロールバルブ3,4のパイ
ロットポートQ1,Q3,Q2,Q4に4方向切換バルブ1の選択
ポートR4,R2,R1,R3が連通して、第11図(ロ)に示す第
2の操作パターンにより、バックホーのアーム、旋回台
を操作することができる。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、前述したバックホーの油圧系統では、
ロータリ切換弁2が運転席の床下に設置されているの
で、4方向切換バルブ1の操作パターンを切換えるのが
やりにくい。
一方、ロータリ切換弁2を運転席近傍に設置すること
も考えられるが、ロータリ切換弁2の外周面には管路1
7,18,19,20,21,22,23,24が接続されるので、その配管ス
ペースを確保する必要があり、ロータリ切換弁2を運転
席近傍に設置するとしたら、運転席が設けられている旋
回台を大型化しなければならない。
本考案は、上述の問題点を解決するもので、バックホ
ーの旋回台を大型化することなく、運転席において容易
に4方向切換バルブの操作パターンを切換えられるよう
にすることを目的としている。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本考案では、バルブ本体5
に二対の切換弁7,8,9,10を内装するとともに、バルブ本
体5下面にポンプポートP、タンクポートT、複数の選
択ポートR1,R2,R3,R4を開口し、バルブ本体5上端に設
けた操作レバー6を前後方向に傾動させることにより、
一方の一対の切換弁7,8が開いてポンプポートPに対し
て選択ポートR1,R3が、また、タンクポートTに対して
選択ポートR3,R1が連通し、前記操作レバー6を左右方
向に傾動させることにより、他方の一対の切換弁9,10が
開いてポンプポートPに対して選択ポートR2,R4が、ま
た、タンクポートTに対して選択ポートR4,R2が連通す
るように構成した4方向切換バルブにおいて、前記バル
ブ本体5下面に取付けた固定ブロック30に前記ポンプポ
ートP、タンクポートTと連通可能で、且つ固定ブロッ
ク30の上端面から下端面に貫通する入側ポートWp、出側
ポートWtと、前記選択ポートR1,R2,R3,R4と連通可能
で、且つ固定ブロック30の上端面から外周面に貫通する
上側ポートG1,G2,G3,G4と、該上側ポートG1,G2,G3,G4の
下方に位置し、且つ固定ブロック30の外周面から下端面
に貫通する下側ポートH1,H2,H3,H4とを穿設し、前記固
定ブロック30に回動スリーブ34を周方向に摺動自在に外
嵌するとともに、該回動スリーブ34を所定位置まで回動
させたときに上側ポートG1,G2,G3,G4に対して下側ポー
トH1,H2,H3,H4を、また、回動スリーブ34を前記回動位
置とは別の位置に回動させたときに上側ポートG1,G2,G
3,G4に対して下側ポートH2,H3,H4,H1を連通させ得る切
換流路M1,M2,M3,M4を前記回動スリーブ34の内周面に形
成している。
[作用] 4方向切換バルブの操作形態をある操作パターンに設
定するときには、回動スリーブ34を所定位置まで回動さ
せて切換流路M1,M2,M3,M4により上側ポートG1,G2,G3,G4
に対して下側ポートH1,H2,H3,H4を連通させ、また、4
方向切換バルブの操作形態をある別の操作パターンに設
定するときには、回動スリーブ34を前記回動位置とは別
の位置まで回動させて、上側ポートG1,G2,G3,G4に対し
て下側ポートH2,H3,H4,H1を連通させ、バルブ本体5に
内装した二対の切換弁7,8,9,10に連通する管路を切換え
る。
[実施例] 以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
第1図から第10図は本考案の一実施例であり、図中、
切換弁7,8,9,10を内装したバルブ本体5、バルブ本体5
の上端に設けた前後左右の4方向に傾動可能な操作レバ
ー6、バックホーのアーム押し引き用油圧シリンダへの
圧油を制御するコントロールバルブ3、バックホーの旋
回用油圧モータへの圧油を制御するコントロールバルブ
4は、第11図(イ)(ロ)、第12図、第13図中のものと
同一構成を有している。
前記バルブ本体5下面には、ポンプポートP、選択ポ
ートR3,R2、タンクポートT、選択ポートR1,R4が周方向
に等間隔で開口されている(第2図参照)。
バルブ本体5下面中心部に上方に向って延びるねじ穴
27を、また、バルブ本体5下面のタンクポートTと選択
ポートR2との間のストッパ穴28を設ける。
上端縁部に周方向に延びるフランジ部29を備え、且つ
前記バルブ本体5下面に当接可能な段付円柱形状を有す
る固定ブロック30に、該固定ブロック30を上下方向に貫
通する入側ポートWp、出側ポートWtと、固定ブロック30
上面から固定ブロック30外周面に貫通する上側ポートG
1,G2,G3,G4と、固定ブロック30下面から固定ブロック30
外周面に貫通し、且つ前記上側ポートG1,G2,G3,G4の下
方に位置する下側ポートH1,H2,H3,H4とを穿設する(第
1図、第3図、第6図参照)。
前記上側ポートG1,G2,G3,G4は、固定ブロック30外周
面に向って半径方向へそれぞれ異なる方向に、また下側
ポートH1,H2,H3,H4は固定ブロック30外周面に向って上
側ポートG1,G2,G3,G4に対応する方向に貫通しており、
上側ポート外周面側開口部g1,g2,g3,g4の下方に下側ポ
ート外周面側開口部h1,h2,h3,h4が位置している(第4
図、第5図参照)。
更に固定ブロック30上面の出側ポートWtと上側ポート
G2との間に、上方に突出し且つ前記ストッパ穴28に嵌入
可能なストッパ31を、また、固定ブロック30下面の出側
ポートWtと下側ポートH2との間に、ストッパ穴32を設け
るとともに、固定ブロック30中心部に上下方向に貫通す
るボルト穴33を穿設する。
前記入側ポートWp、出側ポートWt、上側ポートG1,G2,
G3,G4は、固定ブロック30上面をバルブ本体5下面にボ
ルト孔33がねじ穴27と同軸になるように当接させて前記
ストッパ穴28にストッパ31を嵌入させた際に、ポンプポ
ートP、タンクポートT、選択ポートR1,R2,R3,R4と連
通し得るようになっている。
前記固定ブロック30の小径部に外嵌可能な回動スリー
ブ34の内周面に、上下方向に延びる溝状の連通流路m11,
m12,m13,m14を設けるとともに、該連通流路m11,m12,m1
3,m14の上端から回動スリーブ34周方向の一方に向って
延びる溝状の上側流路m21,m22,m23,m24と、連通流路m1
1,m12,m13,m14の下端から回動スリーブ34周方向の他方
に向って延びる溝状の下側流路m31,m32,m33,m34とを設
けて切換流路M1,M2,M3,M4を形成し、回動スリーブ34下
面に周方向に延びる切欠き部35を形成するとともに、前
記固定ブロック30の小径部に回動スリーブ34を周方向に
摺動自在に、且つ回動スリーブ43上端面が前記フランジ
部29下面に当接するように外嵌する(第1図、第4図、
第5図、第6図、第8図参照)。
前記切換流路M1,M2,M3,M4は、回動スリーブ34を所定
位置に回動させたときに、連通流路m11,m12,m13,m14が
上側ポート外周面側開口部g1,g2,g3,g4及び下側ポート
外周面側開口部h1,h2,h3,h4に対峙するように、前記回
動スリーブ34を前記回動位置とは別の位置に回動させた
ときに、上側流路m21,m22,m23,m24の先端部が前記上側
ポート外周面側開口部g1,g2,g3,g4に、また、下側流路m
31,m32,m33,m34の先端部が前記下側ポート外周面側開口
部h2,h3,h4,h1に対峙するようになっている。
前記固定ブロック30及び回動スリーブ34の下面に当接
可能な円盤形状を有する端部ブロック36に、該端部ブロ
ック36を上下方向に貫通する入側接続ポートKp、出側接
続ポートKt、切換接続ポートK1,K2,K3,K4を穿設し、更
に端部ブロック36上面の出側接続ポートKtと切換接続ポ
ートKとの間に、上方に突出し且つ前記ストッパ穴32に
嵌入可能なストッパ37を設けるとともに、端部ブロック
36中心部に上下方向に貫通するボルト孔38を穿設する
(第1図、第7図等参照)。
前記入側接続ポートKp、出側接続ポートKt、切換接続
ポートK1,K2,K3,K4は、端部ブロック36上面を固定ブロ
ック30下面にボルト孔38がボルト穴33と同軸になるよう
に当接させて前記ストッパ穴32にストッパ37を嵌入させ
た際に、入側ポートWp、出側ポートWt、下側ポートH1,H
2,H3,H4と連通し得るようになっている。
前記端部ブロック36上面外縁部には、ストッパ39が設
けられていて、前記回転スリーブ34に形成した切欠き部
35の一端V1がストッパ39に当接した際には、前記連通流
路m11,m12,m13,m14が上側ポート外周面側開口部g1,g2,g
3,g4及び下側ポート外周面側開口部h1,h2,h3,h4に対峙
するように、一方、前記切欠き部35の他端V2がストッパ
39に当接した際には、前記上側流路m21,m22,m23,m24の
先端部が上側ポート外周面側開口部g1,g2,g3,g4に、ま
た、下側流路m31,m32,m33,m34の先端部が前記下側ポー
ト外周面側開口部h2,h3,h4,h1に対峙するようになって
いる(第1図、第4図、第5図、第6図、第8図参
照)。
前記バルブ本体5下面に、前述した如く回動スリーブ
34を外嵌させた固定ブロック30の尻面を、ボルト孔33が
ねじ穴27と同軸になるように当接させてストッパ穴28に
ストッパ31を嵌入させ、次いで、固定ブロック30及び回
動スリーブ34の下面に、端部ブロック36の上面をボルト
孔38がボルト孔33と同軸になるように当接させてストッ
パ穴32にストッパ37を嵌入させ、更に前記端部ブロック
36の下方よりボルト孔38,33に連結ボルト40を挿入する
とともに該連結ボルト40をねじ穴27に螺合し、バルブ本
体5、固定ブロック30、端部ブロック36を一体的に固着
する(第1図参照)。
端部ブロック36の入側接続ポートKp、出側接続ポート
Ktに、管路11,12を介して油圧ポンプ13、作動油タンク1
4を、また切換接続ポートK1,K3,K2,K4に管路21,23,22,2
4を介してコントロールバルブ3,4のパイロットポートQ
1,Q3,Q2,Q4を接続する(第10図参照)。
なお、図中、41は固定ブロック30の小径部外周面上部
に形成した周方向に延びるシール溝、42は該シール溝41
に嵌合したOリング、43は回動スリーブ34の内周面下部
に形成した周方向に延びるシール溝、44は該シール溝43
に嵌合したOリング、45は回動スリーブ34の外周面に形
成したハンドル取付部である。
上述の構成において、第4図、第5図、第6図、第9
図(イ)に示す如く、ストッパ39に切欠き部35の一端V1
が当接するように回動スリーブ34を回動させると、連通
流路m11,m12,m13,m14が上側ポート外周面側開口部g1,g
2,g3,g4及び下側ポート外周面側開口部h1,h2,h3,h4に対
峙することにより、切換流路M1,M2,M3,M4を介して上側
ポートG1,G2,G3,G4と下側ポートH1,H2,H3,H4とが連通
し、選択ポートR1,R3,R2,R4は管路21,23,22,24を介して
コントロールバルブ3,4のパイロットポートQ1,Q2,Q3,Q4
と連通するようになる。
従って、操作レバー6を運転席前後X1,X2方向に傾動
させると、油圧ポンプ13より吐出される圧油は、管路11
からバルブ本体5に内装された切換弁7,8、管路21,23を
経てコントロールバルブ3のパイロットポートQ1,Q3へ
供給されるとともに、パイロットポートQ3,Q1内の圧油
が管路23,21、切換弁8,7、管路12を経て作動油タンク14
に戻り、また、操作レバー6を運転席右左Y1,Y2方向に
傾動させると、油圧ポンプ13より吐出される圧油は、管
路11からバルブ本体5に内装された切換弁9,10、管路2
2,24を経てコントロールバルブ4のパイロットポートQ
2,Q4へ供給されるとともに、パイロットポートQ4,Q2内
の圧油が管路24,22、切換弁10,9、管路12を経て作動油
タンク14に戻るので、バックホーのアーム及び旋回台を
第11図(イ)に示す如く前述した第1の操作パターンに
より操作することができる。
また、ストッパ39に切欠き部35の他端V2が当接するよ
うに回動スリーブ34を回動させると、上側流路m21,m22,
m23,m24の先端部が上側ポート外周面側開口部g1,g2,g3,
g4に、また、下側流路m31,m32,m33,m34の先端部が下側
ポート外周面側開口部h1,h2,h3,h4に対峙することによ
り、切換流路M1,M2,M3,M4を介して上側ポートG1,G2,G3,
G4と下側ポートH2,H3,H4,H1とが連通し、選択ポートR1,
R3,R2,R4は管路22,24,23,21を介してコントロールバル
ブ4,3のパイロットポートQ2,Q4,Q3,Q1と連通するように
なる。
従って、操作レバー6を運転席前後X1,X2方向に傾動
させると、油圧ポンプ13より吐出される圧油は、管路11
から前記切換弁7,8、管路22,24を経てコントロールバル
ブ4のパイロットポートQ2,Q4へ供給されるとともに、
パイロットポートQ4,Q2内の圧油が管路24,22、切換弁8,
7、管路12を経て作動油タンク14に戻り、また操作レバ
ー6を運転席右左Y1,Y2方向に傾動させると、油圧ポン
プ13より吐出される圧油は、管路11から前記切換弁9,1
0、管路23,21を経てコントロールバルブ3のパイロット
ポートQ3,Q1へ供給されるとともに、パイロットポートQ
1,Q3内の圧油が管路21,23、切換弁7,8、管路12を経て作
動油タンク14に戻るので、バックホーのアーム及び旋回
台を第11図(ロ)に示す如く前述した第2の操作パター
ンにより操作することができる。
なお、本考案の4方向切換バルブは、上述の実施例に
のみ限定されるものではなく、選択ポートR1,R2,R3,R4
及び切換ポートU1,U2,U3,U4の数を増加させること、バ
ックホー以外の油圧機械に適用することなど本考案の要
旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ること
は勿論である。
[考案の効果] 以上説明したように本考案の4方向切換バルブによれ
ば、下記の如き種々の優れた効果を奏し得る。
(1)操作レバー6の操作パターンを切換えるための固
定ブロック30及び回動スリーブ34をバルブ本体5の下端
に取付けているので、バックホーの運転席において容易
に操作パターンを変更することができる。
(2)固定ブロック30とバルブ本体5との間、及び固定
ブロック30と回動スリーブ34との間には管路が介在せ
ず、固定ブロック30に管路21,22,23,24を接続する構成
になっているので、従来のロータリ切換弁2に比べて配
管スペースが節約でき、運転席が設けられている旋回台
の大型化を招くことがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の一部切断正面図、第2図は
第1図のII−II矢視図、第3図は第1図のIII−III矢視
図、第4図は第1図のIV−IV矢視図、第5図は第1図の
V−V矢視図、第6図は第1図のVI−VI矢視図、第7図
は第1図のVII−VII矢視図、第8図は回動スリーブ34の
展開図、第9図(イ)(ロ)は本考案の一実施例の油圧
回路図、第10図は本考案の一実施例を適用したバックホ
ーの油圧系統図、第11図(イ)(ロ)は操作レバー6の
操作パターンを説明するための平面図、第12図は従来の
バックホーの油圧系統図、第13図は4方向切換バルブ1
の油圧回路図、第14図はロータリ切換弁2の一部切断正
面図、第15図は第14図のXV−XV矢視図、第16図は第14図
のXVI−XVI矢視図、第17図はロータリ切換弁2の油圧回
路図である。 図中1は4方向切換バルブ、5はバルブ本体、6は操作
レバー、7,8,9,10は切換弁、30は固定ブロック、34は回
動スリーブ、、R1,R2,R3,R4は選択ポート、Pはポンプ
ポート、Tはタンクポート、U1,U2,U3,U4は切換ポー
ト、Wpは入側ポート、Wtは出側ポートを示す。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】バルブ本体(5)に二対の切換弁(7)
    (8)(9)(10)を内装するとともに、バルブ本体
    (5)下面にポンプポート(P)、タンクポート
    (T)、複数の選択ポート(R1)(R2)(R3)(R4)を
    開口し、バルブ本体(5)上端に設けた操作レバー
    (6)を前後方向に傾動させることにより、一方の一対
    の切換弁(7)(8)が開いてポンプポート(P)に対
    して選択ポート(R1)(R3)が、また、タンクポート
    (T)に対して選択ポート(R3)(R1)が連通し、前記
    操作レバー(6)を左右方向に傾動させることにより、
    他方の一対の切換弁(9)(10)が開いてポンプポート
    (P)に対して選択ポート(R2)(R4)が、また、タン
    クポート(T)に対して選択ポート(R4)(R2)が連通
    するように構成した4方向切換バルブにおいて、前記バ
    ルブ本体(5)下面に取付けた固定ブロック(30)に前
    記ポンプポート(P)、タンクポート(T)と連通可能
    で、且つ固定ブロック(30)の上端面から下端面に貫通
    する入側ポート(Wp)、出側ポート(Wt)と、前記選択
    ポート(R1)(R2)(R3)(R4)と連通可能で、且つ固
    定ブロック(30)の上端面から外周面に貫通する上側ポ
    ート(G1)(G2)(G3)(G4)と、該上側ポート(G1)
    (G2)(G3)(G4)の下方に位置し、且つ固定ブロック
    (30)の外周面から下端面に貫通する下側ポート(H1)
    (H2)(H3)(H4)とを穿設し、前記固定ブロック(3
    0)に回動スリーブ(34)を周方向に摺動自在に外嵌す
    るとともに、該回動スリーブ(34)を所定位置まで回動
    させたときに上側ポート(G1)(G2)(G3)(G4)に対
    して下側ポート(H1)(H2)(H3)(H4)を、また、回
    動スリーブ(34)を前記回動位置とは別の位置に回動さ
    せたときに上側ポート(G1)(G2)(G3)(G4)に対し
    て下側ポート(H2)(H3)(H4)(H1)を連通させ得る
    切換流路(M1)(M2)(M3)(M4)を前記回動スリーブ
    (34)の内周面に形成したことを特徴とする4方向切換
    バルブ。
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