JPH0638935Y2 - 操作パターン切換装置 - Google Patents

操作パターン切換装置

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JPH0638935Y2
JPH0638935Y2 JP13783988U JP13783988U JPH0638935Y2 JP H0638935 Y2 JPH0638935 Y2 JP H0638935Y2 JP 13783988 U JP13783988 U JP 13783988U JP 13783988 U JP13783988 U JP 13783988U JP H0638935 Y2 JPH0638935 Y2 JP H0638935Y2
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valve
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switching valve
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伸行 小林
雄一 早田
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新キャタピラー三菱株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、建設機械等の切換弁操作装置に適用される操
作パターン切換装置に関する。
〔従来の技術及びその欠点〕
一般に、油圧ショベルの如き建設機械は、エンジンの起
動及び回転数を制御するエンジン操作レバー及び左右の
走行モータを制御する2本の走行操作レバーに加え、バ
ケットの如き作業装置のアクチュエータを制御する2本
の作業操作レバーを備えている。そして、各作業操作レ
バーは複数のアクチュエータを操作するように構成され
ている。第6図及び第7図を参照して更に詳述すると、
油圧ショベルは下部走行体2とこの下部走行体2に旋回
自在に装着された上部旋回体4を具備している。下部走
行体2は左右の走行手段6を備え、走行手段6の各走行
モータ(図示せず)が走行操作レバー(図示せず)を操
作することによって作動制御される。上部旋回体4は運
転室8を備えており、この上部旋回体4は旋回モータ10
により回動自在に下部走行体2に装着されている。上部
旋回体4にはブーム12が上下方向に旋回自在に装着さ
れ、ブーム12の先端部にはアーム14が旋回自在の装着さ
れ、またアーム14の先端部にはバケット16が旋回自在に
装着されている。上部旋回体4とブーム12の間にはブー
ムシリンダ18が介在され、ブーム12とアーム14の間には
アームシリンダ20が介在され、またアーム14とバケット
16の間にはバケットシリンダ22が介在されている。そし
て、2本の作業操作レバーによって、旋回モータ10、ブ
ームシリンダ18、アームシリンダ20及びバケットシリン
ダ22が作動制御されるようになっている。
一方、操作レバーの操作様式は製造メーカーによって異
なっており、例えばA社では第7図に示す通りの操作パ
ターンであり、またB社では第8図に示す操作パターン
である。第6図と共に第7図を参照して、A社の油圧シ
ョベルにおいては、片方の(左側の)作業操作レバー24
をh(又はj)で示す上(又は下)に操作すると、旋回
モータ10が所定方向(又は所定方向と反対方向)に旋回
され、これによって上部旋回体4は上下方向に伸びる軸
線28を中心として上から見て時計方向(又は反時計方
向)、即ち矢印h(又はj)で示す方向に旋回される。
この作業操作レバー24をd(又はe)で示す左(又は
右)に操作すると、アームシリンダ20が収縮(又は伸
張)され、これによってアーム14は矢印d(又はe)で
示す上方向(又は下方向)に旋回される。また他方の
(右側の)作業操作レバー24をb(又はa)で示す上
(又は下)に操作すると、ブームシリンダ18が収縮(又
は伸張)され、これによってブーム12は矢印b(又は
a)で示す下方向(又は上方向)に旋回される。更に、
この作業操作レバー26をf(又はg)で示す左(又は
右)に操作すると、バケットシリンダ22が伸張(又は収
縮)され、これによってバケット16は矢印f(又はg)
で示す上部旋回体4に近接(又は離隔)する方向に旋回
されてバケット掘削状態(又はバケット排土状態)にな
る。
これに対して、B社の油圧ショベルにおいては、第6図
及び第8図から理解される如く、片方の(左側の)作業
操作レバー24をb(又はa)で示す上(又は下)に操作
すると、ブームシリンダ18が収縮(又は伸張)され、こ
れによってブーム12は矢印b(又はa)で示す下方向
(又は上方向)に旋回される。この作業操作レバー24を
g(又はf)で示す左(又は右)に操作すると、バケッ
トシリンダ22が収縮(又は伸張)され、これによってバ
ケット16は矢印f(又はg)で示す上部旋回体4に近接
(又離隔)する方向に旋回されてバケット掘削状態(又
はバケット排土状態)になる。また他方の(右側の)作
業操作レバー26をe(又はd)で示す上(又は下)に操
作すると、アームシリンダ18が収縮(又は伸張)され、
これによってアーム14は矢印e(又はd)で示す下方向
(又は上方向)に移動される。更に、この作業操作レバ
ー24をj(又はh)で示す左(又は右)に操作すると、
旋回モータ10が所定方向と反対方向(又は所定方向)に
旋回され、これによって上部旋回体4は上記軸線28を中
心として上から見て反時計方向(又は時計方向)に旋回
される。
かくの通りであるので、特定の操作パターンに馴れたオ
ペレータがこの特定の操作パターンと異なる他の操作パ
ターンの機械を操作する場合に、上記他の操作パターン
に不馴れなために、作業能率が低下する。誤操作を起こ
し易い、等の問題がある。
そこで、上述した問題を解決するために、ユーザが要求
する操作パターンに合うように例えばハイロット圧力流
体によって操作される切換弁のパイロット配管の接続を
変えて機械を供給するようにしている。しかし、かく構
成したときには容易にパイロット配管を変更する(かく
変更して操作パターンを変える)ことができず、同一の
機械を複数のオペレータが操作する場合、或いはリース
業者等の不特定多数の者に貸与する場合に、操作パター
ンの変更が煩雑で不便である。
また、上記問題を解決するために、パイロット弁と切換
弁との間にセレクタバルブを介在させ、かかるセレクタ
バルブを切り換えることによって操作パターンを変更す
るようにしたものも提案されている(例えば、実開昭59
-76669号公報、特開昭62-297513号公報参照)。しか
し、セレクタバルブを配設する場合には、バルブ自体が
大きく、複雑且つ高価である故に、周辺装置も大型化
し、また製造コストも高くなる。
〔考案の目的〕
本考案は上記事実に鑑みてなされたものであり、その目
的は、比較的軽量且つ小型で、製造コストも低減するこ
とができる、優れた操作パターン切換装置を提供するこ
とである。
〔考案の概要〕
本考案によれば、操作レバーの操作によって切り換えら
れるパイロット弁と該パイロット弁からのパイロット圧
力流体によって切換制御される切換弁の間に介在される
操作パターン切換装置において、 相対的に回動される第1の部材及び第2の部材を備え、
該第1の部材には周方向に間隔を置いて複数の入口孔が
形成され、該第2の部材には、該第1の部材の該複数の
入口孔に対応して、複数の吐出孔が形成されており、該
第1の部材と該第2の部材を相対的に回動せしめて該複
数の入口孔と該複数の吐出孔の連通状態を切り換えるこ
とによって操作パターンを切り換える、ことを特徴とす
る操作パターン切換装置が提供される。
かかる操作パターン切換装置は基本的に第1の部材と第
2の部材から構成される故に、構成が簡単で且つ小型で
あり、また製造コストも安価である。また、第1の部材
と第2の部材を相対的に回動するという簡単な操作でも
って操作パターンを変更することができる。
〔考案の好適具体例〕
以下、第1図乃至第5図を参照して更に詳述する。
第1図及び第2図において、図示の操作パターン切換装
置は、円形の第1の部材102と第1の部材2より幾分小
さい円形の第2の部材104を備えている。第1の部材102
の中央部及び第2の部材104の中央部には円形の孔が形
成され、これら孔を通して軸部材106が装着されてい
る。具体例では、軸部材106の先端部に設けられた雄ね
じ部にプレート108を介してナット110を螺着することに
よって、軸部材106の頭部112とプレート108の間に第1
の部材102と第2の部材104が相対的に回転自在に装着さ
れている。第1の部材102には、周方向に実質上等間隔
を置いて複数個(具体例では8個)の入口孔P1乃至P8
設けられている。図示の例では、第1の部材102に貫通
孔が形成され、係る貫通孔の各々に管状部材112を圧入
することによって入口孔P1乃至P2が規定されている(第
2図)。また、第2の部材104には、上記入口孔P1乃至P
2に対応して、周方向に実質上等間隔をおいて複数個
(具体例では8個)の吐出孔Q1乃至Q8が設けられてい
る。図示の例では、第2の部材104には貫通孔が形成さ
れ、かかる貫通孔の各々に管状部材114を圧入すること
によって吐出孔Q1乃至Q8が規定されている。従って、第
1の部材102と第2の部材104を第1図に示す角度位置に
保持すると、第1の部材102の入口孔P1乃至P8と第2の
部材104の吐出孔Q1乃至Q8が夫々整合されて連通状態に
なる。
具体例では、第2の部材104の内面に溝116が形成されて
いる。溝116は各吐出孔Q1乃至Q8の外側周囲に環状に形
成され、圧油の如き圧力流体の洩れを防止する。また、
第1の部材102の内面における内周縁部には環状の溝118
が形成され、この環状の溝118内にシール材120が配設さ
れている。更に、第1の部材104の内面における外周縁
部には環状の溝122が形成され、この溝122内にシール材
124が配設されている。シール材120は圧力流体が外側に
洩れるのを防止し、またシール材124は圧力流体が内側
に洩れるのを防止する。
第1の部材102及び第2の部材104が振動等によって相対
的に回動することがないように、回動阻止手段を設ける
のが好ましい。図示の回動阻止手段は取付プレート126
を備えており、この取付プレート126が第1の部材102の
外周面に固定されている。取付プレート126には固定用
操作部材128が螺着され、操作部材128は雄ねじ部に螺着
された固定用ナット130によって固定される。一方、第
2の部材104の外周面の所定の部位には、雌ねじ孔132及
び134が形成されている(第1図)。従って、第1図か
ら理解される如く、固定用操作部材128の先端雄ねじ部
を片方の雌ねじ孔132に螺着すると、第1の部材102は第
2の部材104に対して第1図に実線で示す位置関係に保
持され、また固定用操作部材128の先端雄ねじ部を他方
の雌ねじ孔134に螺着すると、第1の部材102は第2の部
材104に対して第1図に二点鎖線で示す位置関係に保持
される。
具体例では、更に、第2の部材104の下面には、各雌ね
じ孔132及び134に対応して、一対の垂下片136が固定さ
れ、これら垂下片136にスイッチ手段138が取付けられて
いる。片方のスイッチ手段138は、操作部材128を片方の
雌ねじ孔132に螺着したときに取付プレート126の下端部
がその検出部に作用するように配置されている。また、
他方のスイッチ手段138は、操作部材128を他方の雌ねじ
孔134に螺着したときに取付プレート126の下端部がその
検出部に作用するように配置されている。従って、第1
の部材102と第2の部材104を第1の位置関係(操作部材
128が雌ねじ孔132に螺着された状態)に保持すると片方
のスイッチ手段138が閉(ON)になり、また両者を第2
の位置関係(操作部材128が他方の雌ねじ孔134に螺着さ
れた状態)に保持すると他方のスイッチ手段138が閉(O
N)になり、これらスイッチ手段からの検出信号によっ
て操作パターンの切り換えを容易に知ることができる。
かくの通りの操作パターン切換装置は、第3図に示す如
く、パイロット弁と切換弁の間に介在される。そして、
例えば、第7図に示す操作パターンと第8図に示す操作
パターンとに切換可能にするには、第3図に示す通りに
接続される。
ここで第7図に示す操作パターンと第8図に示す操作パ
ターンの関係について説明すると、2本の作業操作レバ
ーの動きを仮に第4図に示す通りとすると、第7図に示
すA社の操作パターンは第1表のパターンIに示す通り
になる。これに対して、第8図に示すB社の操作パター
ンは第1表のパターンIIに示す通りになる。
ここで、第1表における操作作動記号を操作パターンI
から操作パターンIIへと交互に繰り返しながらd→g→
g→h→h→・・・と同記号を選択していく。そして、
かかる記号の配列を順次時計方向回りに上記作動に相当
する位置の記号に作動操作レバーの動きを重ねると、第
5-A図に示す操作パターンになる。また、第5-A図に示す
状態からの第1の部材102を第1図において反時計方向
に45度、即ち1ピッチ分回動すると、第5-B図に示す操
作パターンになる。
上記操作パターンIを実際の流体圧回路に適用すると、
第3図に示す通りになる。即ち、第1の部材102の入口
孔P1に第1のパイロット弁142の片方の出力ポートが接
続され、その入力孔P5に第1にパイロット弁142の他方
の出力ポートが接続される。また、入口孔P2に第2のパ
イロット弁144の片方の出力ポートが接続され、入口孔P
6に第2のパイロット弁の他方の出力ポートが接続され
る。また、入口孔P3に第3のパイロット弁150の片方の
ポートが接続され、入力孔P7に第3のパイロット弁150
の他方の出力ポートが接続される。更に、入口孔P4に第
4のパイロット弁154の片方の出力ポートが接続され、
入口孔P8に第4のパイロット弁154の他方の出力ポート
が接続される。更にまた、第2の部材104の吐出孔Q1
第1の切換弁144の片方のパイロット室が接続され、そ
の吐出孔Q5に第1の切換弁144の他方のパイロット室が
接続される。また、吐出孔Q2に第2の切換弁148の片方
のパイロット室が接続され、吐出孔Q6に第2の切換弁14
8の他方のパイロット室が接続される。また、吐出孔Q3
に第4の切換弁156の片方のパイロット室が接続され、
吐出孔Q7に第4の切換弁156の他方のパイロット室が接
続される。更に、吐出孔Q4に第3の切換弁152の片方の
パイロット室が接続され、吐出孔Q8に第3の切換弁152
の他方のパイロット室が接続される。
そして、第1の部材102と第2の部材が第1図乃至第3
図に示す第1の位置関係に保持されていると、上述した
通り、第1の部材102の入口孔P1と第2の部材104の吐出
孔Q1、入口孔P2と吐出孔Q2、入口孔P3と吐出孔Q3、入口
孔P4と吐出孔Q4、入口孔P5と吐出孔Q5、入口孔P6と吐出
孔Q6、入口孔P7と吐出孔Q7、入口孔P8と吐出孔Q8が、夫
々、連通される。
従って、かかる第1の位置関係において、片方の作業操
作レバー24をd(又はe)で示す左(又は右)に操作す
ると、第1にパイロット弁142が第3図において右(又
は左)に切り換わって図示の中立位置から第1の作用位
置(又は第2の作用位置)に位置付けられ、これによっ
てパイロット圧源160からのパイロット圧が第1の切換
弁144の上記片方の(又は上記他方の)パイロット室に
作用し、第1の切換弁144は第3図において右(又は
左)に切り換わって図示の中立位置から第1の作用位置
(又は第2の作用位置)に位置付けられる。かくして、
油圧源の如き圧力流体源からの圧力流体がアームシリン
ダ20の収縮側(又は伸張側)に送給され、このアームシ
リンダが収縮(又は伸張)することによって、アーム14
は矢印d(又はe)(第6図)で示す方向に旋回され
る。また、この作業操作レバー24をh(又はj)で示す
上(又は下)に操作すると、第3のパイロット弁150が
第3図において右(又は左)に切り換わって図示の中立
位置から第1の作用位置(又は第2の作用位置)に位置
付けられ、これによってパイロット圧源160からのパイ
ロット圧が第4の切換弁156の片方(又は他方)のパイ
ロット室に作用し、第4の切換弁156は第3図において
右(又は左)に切り換わって図示の中立位置から第1の
作用位置(又は第2の作用位置)に位置付けられる。か
くして、圧力流体源162からの圧力流体が旋回モータ10
の片方(又は他方)のポートに送給され、旋回モータは
所定方向(又は所定方向と反対方向)に旋回される。ま
た、他方の作業操作レバー26をf(又はg)で示す左
(又は右)に操作すると、第2のパイロット弁146が第
3図において右(又は左)に切り換わって図示の中立位
置から第1の作用位置(又は第2の作用位置)に位置付
けられ、これによってパイロット圧源160からのパイロ
ット圧が第2の切換弁148の上記他方(又は上記片方)
のパイロット室に作用し、第2の切換弁148は第3図に
おいて左(又は右)に切り換わって図示の中立位置から
第2の作用位置(又は第1の作用位置)に位置付けられ
る。かくして、圧力流体源162からの圧力流体がバケッ
トシリンダ22の伸張側(又は収縮側)に送給され、この
バケットシリンダ22が伸張(又は収縮)することによっ
て、バケット16は矢印f(又はg)(第6図)で示す方
向に旋回される。更にまた、作業操作レバー26をb(又
はa)で示す上(又は下)に操作すると、第4のパイロ
ット弁154が第3図において右(又は左)に切り換わっ
て図示の中立位置から第1の作用位置(第2の作用位
置)に位置付けられ、これによってパイロット圧源160
からのパイロット圧が第3の切換弁152の片方(又は他
方)のパイロット室に作用し、第3の切換弁152は第3
図において右(又は左)に切り換わって図示の中立位置
から第1の作用位置(又は第2の作用位置)に位置付け
られる。かくして、圧力流体源162からの圧力流体がブ
ームシリンダ18の収縮側(又は伸張側)に送給され、ブ
ームシリンダ18が収縮(又は伸張)することによって、
ブーム12は矢印b(又はa)で示す方向に旋回される。
上記第1の位置関係から第2の位置関係に切り換えるに
は、操作部材128を回動して雌ねじ孔132から離脱し、次
いで操作部材128を矢印164(第1図)で示す方向に45
度、即ち入口孔の1ピッチ分移動せしめ、しかる後操作
部材128を雌ねじ孔134に螺着すればよい。かくすると、
第1図及び第3図から容易に理解される如く、第1の部
材102の入口孔P1と第2の部材104の吐出孔Q2、入口孔P2
と吐出孔Q3、入口孔P3と吐出孔Q4、入口孔P4と吐出孔
Q5、入口孔P5と吐出孔Q6、入口孔P6と吐出孔Q7、入口孔
P7と吐出孔Q8、入口孔P8と吐出孔Q1が、夫々、連通され
る。従って、かかる第2の位置関係において、片方の作
業操作レバー24を左(又は右)に操作すると、第1のパ
イロット弁142が第1の作用位置(又は第2の作用位
置)に位置付けられ、これによって、パイロット圧源16
0からのパイロット圧が第2の切換弁148の上記片方の
(又は上記他方の)パイロット室に作用し、第2の切換
弁148は中立位置から第1の作用位置(又は第2の作用
位置)に位置付けられる。かくして、圧力流体源からの
圧力流体がバケットシリンダ22収縮側(又は伸張側)に
送給され、バケット16は矢印g(又はf)(第6図)で
示す方向に旋回される。また、この作業操作レバー24を
上(又は下)に操作すると、第3のパイロット弁150が
中立位置から第1の作用位置(又は第2に作用位置)に
位置付けられ、これによってパイロット圧源160からの
パイロット圧が第3の切換弁152の片方(又は他方)の
パイロット室に作用し、第3の切換弁152は中立位置か
ら第1の作用位置(又は第2の作用位置)に位置付けら
れる。かくして、圧力流体源162からの圧力流体がブー
ムシリンダ18の収縮側(又は伸張側)に送給され、ブー
ム12は矢印b(又はa)で示す方向に旋回される。ま
た、他方の作業操作レバー26を左(又は右)に操作する
と、第2のパイロット弁146が中立位置から第1の作用
位置(又は第2の作用位置)に位置付けられ、これによ
ってパイロット圧源160からのパイロット圧が第4の切
換弁156の他方(又は片方)のパイロット室に作用し、
第4の切換弁156は中立位置から第2の作用位置(又は
第1の作用位置)に位置付けられる。かくして、圧力流
体源162からの圧力流体が旋回モータ10の他方(又は片
方)のポートに送給され、この旋回モータ10は所定方向
と反対方向(又は所定方向)に旋回される。更にまた、
作業操作レバー26を上(又は下)に操作すると、第4の
パイロット弁154が中立位置から第1の作用位置(第2
の作用位置)に位置付けられ、これによってパイロット
圧源160からのパイロット圧が第1の切換弁144の他方
(又は片方)のパイロット室に作用し、第1の切換弁14
4は中立位置から第2の作用位置(又は第1の作用位
置)に位置付けられる。かくして、圧力流体源162から
の圧力流体がアームシリンダ20の伸張側(又は収縮側)
に送給され、アーム14は矢印e(又はd)で示す方向に
旋回される。かくの通りであるので、第1の部材102を
第2の部材104に対して相対的に所定角度回転せしめる
ことによって、第7図に示す操作パターンから第8図に
示す操作パターンに所要の通りに変更することができ
る。
以上、本考案に従う操作パターン切換装置の一具体例に
ついて説明したが、本考案はかかる具体例に限定される
ものではなく、本考案の範囲を逸脱することなく種々の
変更乃至修正が可能である。
例えば、図示の具体例では、第2の部材104に対して第
1の部材102を相対的に回転せしめているが、これとは
反対に第1の部材102に対して第2の部材104を相対的に
回転せしめるようにしてもよい。尚、かかる場合には、
操作部材128を第2の部材104に設けるのが好ましい。
また、例えば、図示の具体例では、特定の2種の操作パ
ターンに基づいて説明したが、その他の操作パターンの
切換にも同様に適用することができる。
〔考案の効果〕
本考案の操作パターン切換装置は基本的に第1の部材と
第2の部材から構成される故に、従来に比して構成が簡
単で、装置全体を小型化することができ、また安価に提
供することができる。また、第1の部材と第2の部材を
相対的に回転させるのみで操作パターンを変更すること
ができ、その切換操作が容易で、しかも短時間で行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に従う操作パターン切換装置の一具体
例を示す平面図。 第2図は、第1図におけるII-II線による断面図。 第3図は、第1図の操作パターン切換装置を建設機械の
流体圧回路に適用した一例を示す流体圧回路図。 第4図は、作業操作レバーの操作の一例を示す図。 第5-A図及び第5-B図は、夫々、パターンI及びパターン
IIにおける操作レバーの動きとアクチュエータの動きと
の関係を示す図。 第6図は、油圧ショベルを示す概略図。 第7図は、ある特定の操作パターンにおける操作レバー
の動きとアクチュエータの動きとの関係を示す図。 第8図は、他の異なる操作パターンにおける操作レバー
の動きとアクチュエータの動きとの関係を示す図。 102……第1の部材 104……第2の部材 106……軸部材 142、146、150及び154……パイロット弁 144、148、152及び156……切換弁 P1乃至P8……入口孔 Q1乃至Q8……吐出孔

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】操作レバーの操作によって切り換えられる
    パイロット弁と該パイロット弁からのパイロット圧力流
    体によって切換制御される切換弁の間に介在される操作
    パターン切換装置において、 相対的に回動される第1の部材及び第2の部材を備え、
    該第1の部材には周方向に間隔を置いて複数の入口孔が
    形成され、該第2の部材には、該第1の部材の該複数の
    入口孔に対応して、複数の吐出孔が形成されており、該
    第1の部材と該第2の部材を相対的に回動せしめて該複
    数の入口孔と該複数の吐出孔の連通状態を切り換えるこ
    とによって操作パターンを切り換える、ことを特徴とす
    る操作パターン切換装置。
  2. 【請求項2】該第1の部材及び該第2の部材の相対的回
    動を阻止する回動阻止手段が設けられている請求項1記
    載の操作パターン切換装置。
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