JP4434093B2 - 作業機械の制御装置 - Google Patents

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本発明は、油圧ショベル等の作業機械において、オペレータによる操作部材の操作に応じて複数のアクチュエータの作動を制御する装置に関するものである。
従来、オペレータによる操作部材の操作に応じて複数のアクチュエータの作動を制御する装置として、特許文献1及び特許文献2に記載されるものが知られている。
前記特許文献1には、操作レバーの操作量に応じた油圧(液圧信号)を出力する複数の油圧リモコン弁と、各アクチュエータに接続されるパイロット切換弁とを具備し、前記油圧リモコン弁から出力される油圧をパイロット圧として前記パイロット切換弁のパイロット室に入力するようにしたものが開示されている。さらに、同文献では、ユーザーの事情等に応じて前記油圧リモコン弁とパイロット切換弁との対応関係を変更可能にすべく、これら油圧リモコン弁とパイロット切換弁との間に操作方式切替弁(信号伝達切替弁)を介在させ、この切替弁の切換操作によって前記油圧リモコン弁と前記パイロット切換弁との組合わせを複数通りに切換できるようにすることが開示されている。
一方、特許文献2には、操作レバーの操作量を電気信号に変換してコントローラに入力し、このコントローラから出力される電気信号を電磁比例減圧弁等を用いて油圧信号に変換し、この油圧信号を油圧制御弁に入力するようにしたものが開示されている。
実公平7−48761号公報 特開2002−105985号公報
特許文献1記載の装置は、油圧リモコン弁の出力する油圧(液圧信号)をそのままパイロット切換弁のパイロット室に入力するものであるため、油圧アクチュエータの駆動制御にしか用いることができない。従って、当該油圧アクチュエータに加えて電動アクチュエータを併有する作業機械(例えばハイブリッド作業機械)においては、前記電動アクチュエータの操作をするために別の制御系を併設しなければならない不都合がある。
これに対して特許文献2記載の装置では、コントローラから出力される電気信号のうち、油圧制御弁の制御に用いるものについては当該電気信号を電磁比例減圧弁等を用いて油圧信号に変換する一方、電動アクチュエータの制御については前記電気信号をそのまま用いることができるため、油圧アクチュエータ及び電動アクチュエータの操作を共通の制御系で実現することが可能であるが、この装置を構築するためには、操作レバーの操作量を電気信号に変換するためのリニアエンコーダ(または作動トランス)、増幅器、電磁比例減圧弁内のソレノイド等、高価な電気部品を多数用いる必要があり、油圧制御系に比べて装置全体のコストアップは免れ難い。
なお、特許2914730号公報には、操作レバーの操作量を油圧信号に変換してパイロット切換弁を制御する油圧リモコン弁としての機能と、この油圧リモコン弁で制御されるパイロット切換弁に付随して同時制御される他の被制御対象に対して出力するために操作レバーの操作量を電気信号に変換する機能とを併有した操作装置が開示されているが、このような操作装置は通常の油圧リモコン弁に比べると高価であり、また、同時付随制御という限られた用途でしか利用価値がない。
本発明は、このような事情に鑑み、油圧リモコン弁等のように液圧信号を出力する操作装置を用いた安価な構成で、液圧アクチュエータと電動アクチュエータの双方の制御を可能にする技術の提供を目的とする。
前記課題を解決するための手段として、本発明は、液圧アクチュエータと電動アクチュエータとを含む複数のアクチュエータを具備する作業機械に設けられ、前記各アクチュエータの作動を制御する制御装置であって、互いに異なる複数の方向に操作を受ける操作部材を有し、その操作部材の操作方向に応じて複数の液圧信号を出力する操作装置と、この操作装置が出力する液圧信号のうちの一部の液圧信号の入力を受けて前記液圧アクチュエータの作動を制御する液圧制御手段と、同じ操作装置が出力する液圧信号のうち前記液圧制御手段に入力される液圧信号とは別の液圧信号をその液圧に対応する電気信号に変換する信号変換手段と、この信号変換手段により変換された電気信号の入力を受けて前記電動アクチュエータの作動を制御する電気制御手段とを備えたものである。
この装置によれば、操作装置が出力する液圧信号の一部はそのまま液圧制御手段に入力する一方、同じ操作装置が出力する液圧信号のうち前記液圧制御手段に入力される液圧信号とは別の液圧信号は信号変換手段により電気信号に変換してから電気制御手段に入力することにより、例えば液圧信号しか出力しないような安価な操作装置を用いながらも、その液圧信号を利用して液圧アクチュエータと電動アクチュエータの双方を制御することが可能になる。
さらに、前記操作装置と前記液圧制御手段及び電気制御手段との間に設けられる信号伝達切替弁を備え、この信号伝達切替弁は、前記操作装置から出力される液圧信号が各々入力される複数の入力部と、これらの入力部に入力される液圧信号がそれぞれ出力される複数の出力部とを有し、これら出力部の一部が前記液圧制御手段に接続され、残りの出力部に当該出力部に出力される液圧信号を電気信号に変換する信号変換手段が接続され、かつ、前記入力部と出力部との組合わせが複数通りに切換可能となるように前記信号伝達切替弁が構成されたものとすれば、液圧アクチュエータと電動アクチュエータとが混在する場合においても、操作装置が出力する複数の液圧信号と前記各アクチュエータとの対応関係を前記信号伝達切替弁の操作によって複数通りに切換えることが可能になる。
特に、前記信号変換手段が前記信号伝達切替弁の出力部を塞ぐように当該出力部に信号変換手段を直結すれば、装置の構造はより簡素化され、また、前記信号変換手段による液圧信号から電気信号の変換をより確実にすることができる。
本発明において、前記電動アクチュエータの選定は自由であるが、少なくとも作業機械の旋回体を旋回させる旋回電動機を含むようにすれば、その旋回制動時に大きな電気エネルギーを回収することが可能になる。
以上のように、本発明によれば、液圧信号を出力する安価な操作装置を用いながら、その液圧信号の一部を信号変換手段によってその液圧に対応する電気信号に変換することにより、液圧アクチュエータと電動アクチュエータの双方を制御することができる効果がある。
本発明の好ましい実施の形態を図面に基づいて説明する。
本発明の好ましい実施の形態を図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態は図3に示す油圧ショベル10について本発明を適用したものであるが、本発明はそれ以外の作業機械、例えば油圧クレーンや解体機にも有効に適用できるものである。
前記油圧ショベル10は、下部走行体12と、その上に旋回可能に搭載される上部旋回体14とを備えている。
前記下部走行体12は左右の走行用クローラ16L,16Rを備え、各走行用クローラ16L,16Rはその鉄輪を回転させるための油圧モータからなる走行モータ18L,18Rをそれぞれ具備している。
前記上部旋回体14には、この上部旋回体14を旋回させるための旋回電動機15が搭載される。さらに、この油圧ショベル10の作業用アタッチメントとして、前記上部旋回体14にはブーム20が起伏可能に設けられ、このブーム20の先端にアーム22が回動可能に連結されており、このアーム22の先端にバケット24が回動可能に取付けられている。ここで、前記ブーム20の起伏、このブーム20に対する前記アーム22の回動、及びこのアーム22に対する前記バケット24の回動は、それぞれ、左右一対のブームシリンダ26、アームシリンダ27、及びバケットシリンダ28の伸縮により実現される。
この油圧ショベル10に搭載される制御装置を図1に示す。この制御装置は、駆動制御装置DCと、操作装置OPと、当該駆動制御装置DCと操作装置OPとの間に介在する信号伝達切替弁CVとを具備している。
前記駆動制御装置DCは、油圧アクチュエータ(液圧アクチュエータ)である前記走行モータ18L,18R、ブームシリンダ26、アームシリンダ27、及びバケットシリンダ28の駆動制御を行うとともに、電動アクチュエータである前記旋回電動機15の駆動制御を行うものであり、油圧回路と電気回路とを併有している。
前記油圧回路は、その油圧源として、第1油圧ポンプ31及び第2油圧ポンプ32を具備している。両油圧ポンプ31,32の駆動源として、エンジン34の出力軸に動力変換機36が連結されている。この動力変換機36は、前記エンジン34の動力を電気エネルギーに変換して後述のコントローラ38に出力する発電機としての機能に加え、前記電気エネルギーの一部を利用して前記油圧ポンプ31,32をアシスト駆動する電動機としての機能を有している。
前記第1油圧ポンプ31の吐出口には第1センターバイパス流路41が接続され、前記第2油圧ポンプ32の吐出口には第2センターバイパス流路42が接続されている。そして、前記第1センターバイパス流路41に沿ってその上流側から順に、前記左側走行モータ18Lの駆動制御をする左側走行制御弁44L、前記ブームシリンダ26の駆動制御をするブームシリンダ制御弁46、及び前記バケットシリンダ28の駆動制御をするバケットシリンダ制御弁48が設けられる一方、前記第2センターバイパス流路42に沿ってその上流側から順に、前記右側走行モータ18Rの駆動制御をする右側走行制御弁44R、及び前記アームシリンダ27の駆動制御をするアームシリンダ制御弁47が設けられている。
これらの制御弁のうち、両走行制御弁44L,44Rは3位置パイロット切換弁により構成され、図略の走行用リモコン弁により制御される。それ以外の制御弁(アタッチメント制御弁)46,47,48も3位置パイロット切換弁により構成されている。
前記走行制御弁44L,44Rは、その中立位置(図示の位置)において、それぞれセンターバイパス流路41,42を開通して同流路に作動油全量を流す一方、この中立位置から前記走行用リモコン弁の操作によって図示の上段位置に切換えられると、その操作の向きに対応した給排方向で当該操作量に対応する流量だけ、前記センターバイパス流路41,42から分流する作動油を走行モータ18L,18Rに導くように構成されている。
また、前記ブームシリンダ制御弁46は、その両パイロット室46a,46bのいずれにもパイロット圧が供給されないときは図示の中立位置を保持し、この中立位置において第1センターバイパス流路44を開通して同流路に作動油全量を流す一方、パイロット室46aにパイロット圧が供給されると図の下段位置に切換えられることによりそのパイロット圧に対応した流量で前記ブームシリンダ26のロッド側室に作動油を供給し、逆にパイロット室46bにパイロット圧が供給されると図の上段位置に切換えられることによりそのパイロット圧に対応した流量で前記ブームシリンダ26のへッド側室に作動油を供給する。
同様に、前記アームシリンダ制御弁47及びバケットシリンダ制御弁48は、その両パイロット室(アームシリンダ制御弁47ではパイロット室47a,47b、バケットシリンダ制御弁48ではパイロット室48a,48b)のいずれにもパイロット圧が供給されないときは図示の中立位置を保持し、この中立位置においてセンターバイパス流路(アームシリンダ制御弁47では第2センターバイパス流路42、バケットシリンダ制御弁48では第1センターバイパス流路41)を開通して同流路に作動油全量を流すのに対し、一方のパイロット室(アームシリンダ制御弁47ではパイロット室47a、バケットシリンダ制御弁48ではパイロット室48a)にパイロット圧が供給されると一方の駆動位置(アームシリンダ制御弁47では図の下段位置、バケットシリンダ制御弁48では図の上段位置)に切換えられることによりそのパイロット圧に対応した流量で制御対象シリンダ(アームシリンダ制御弁47ではアームシリンダ27、バケットシリンダ制御弁48ではバケットシリンダ28)のロッド側室に作動油を供給し、他方のパイロット室(アームシリンダ制御弁47ではパイロット室47b、バケットシリンダ制御弁48ではパイロット室48b)にパイロット圧が供給されると他方の駆動位置(アームシリンダ制御弁47では図の上段位置、バケットシリンダ制御弁48では図の下段位置)に切換えられることによりそのパイロット圧に対応した流量で制御対象シリンダのへッド側室に作動油を供給する。
前記コントローラ38は、電力回路と制御回路(電気制御手段)とを併有しており、前記動力変換機36から出力される電力を旋回電動機15に供給するとともに、後述の圧力センサ57,58から入力される電気信号に基づいて前記旋回電動機15の駆動制御を行う役割を果たす。具体的に、圧力センサ57から電気信号が入力されたときにはその電気信号に対応した速度で前記上部旋回体14を左旋回させるように旋回電動機15を作動させ、圧力センサ58から電気信号が入力されたときにはその電気信号に対応した速度で前記上部旋回体14を右旋回させるように旋回電動機15を作動させる。また、旋回制動時には前記旋回電動機15から電気エネルギーを回収する動力回生制御も行う。
さらに、このコントローラ38は、前記動力回生制御時や、油圧負荷が軽くて余剰の電力が発生するような時に、その回収電力や余剰電力をバッテリー50に蓄えさせる制御も行う。
前記操作装置OPは、前記各シリンダ26,27,28および旋回電動機15を操作するために8種のパイロット圧(液圧信号)を出力するものであり、図例では2つの油圧リモコン弁51,52により構成されている。
このうち油圧リモコン弁51は、前後方向及び左右方向(図示の矢印A,B,C,Dに示される各方向)に操作可能な操作レバー53と、前記各方向に対応して設けられる4つのパイロット減圧弁56A,56B,56C,56Dとを備えている。これらのパイロット減圧弁56A,56B,56C,56Dの一次側は図略の共通のパイロット油圧源に接続されており、前記操作レバー53が前後左右のいずれかの方向に操作されるとその操作方向に対応するパイロット減圧弁(例えば矢印Aの方向に操作されたときはパイロット減圧弁56A)が当該操作量に対応する大きさのパイロット圧を出力するように構成されている。同様に、油圧リモコン弁52も、前後方向及び左右方向(図示の矢印E,F,G,Hに示される各方向)に操作可能な操作レバー54と、前記各方向に対応して設けられる4つのパイロット減圧弁56E,56F,56G,56Hとを備えている。これらのパイロット減圧弁56E,56F,56G,56Hの一次側も前記パイロット油圧源に接続されており、前記操作レバー54が前後左右のいずれかの方向に操作されるとその操作方向に対応するパイロット減圧弁(例えば矢印Eの方向に操作されたときはパイロット減圧弁56E)が当該操作量に対応する大きさのパイロット圧を出力するように構成されている。
なお、この操作装置OPの具体的な構成やパイロット圧出力数は特に問わず、装置の仕様に応じて適宜設定すればよい。例えば、図示の装置と同様に8種のパイロット圧を出力するのに2方向操作式の油圧リモコン弁を4セット具備するようにしてもよいし、図示の油圧リモコン弁51のみを具備して装置全体のパイロット圧出力数を4にしてもよい。
前記信号伝達切替弁CVは、前記操作装置OPが出力するパイロット圧と、当該パイロット圧により操作される制御弁46,47,48及び旋回電動機15との組合わせを複数通りに切換可能にするためのものであり、図例では4位置の手動切換弁により構成されている。
具体的に、この信号伝達切替弁CVは、8個の入力ポートR1,R2,R3,R4,R5,R6,R7,R8と、同じく8個の出力ポートC1,C2,C3,C4,C5,C6,C7,C8とを有する一方、外部から操作可能な操作レバー60を有し、この操作レバー60の操作によって図示の4つの位置a,b,c,dに切換えられ、各位置で前記各入力ポートを次の表1に示す出力ポートにそれぞれ一対一対応で連通させるように構成されている。
Figure 0004434093
前記各入力ポートR1,R2,R3,R4,R5,R6,R7,R8には、それぞれ、前記操作装置OPのパイロット減圧弁56A,56B,56C,56D,56E,56F,56G,56Hの二次側(出力側)ポートが油圧配管を介して接続されている。また、前記各出力ポートのうちの出力ポートC1,C2,C3,C4,C5,C6は、それぞれ、前記ブームシリンダ制御弁46のパイロット室46a、同弁46のパイロット室46b、前記バケットシリンダ制御弁48のパイロット室48a、同弁48のパイロット室48b、前記アームシリンダ制御弁47のパイロット室47a、同弁47のパイロット室47bに油圧配管を介して接続されている。
さらに、この装置の特徴として、前記出力ポートC7,C8には圧力センサ(信号変換手段)57,58がそれぞれ接続され、これらの圧力センサ57,58が電気配線を介して前記コントローラ38に接続されている。これらの圧力センサ57,58は、前記出力ポートC7,C8にそれぞれ伝達されるパイロット圧の大きさに対応する電気信号を前記コントローラ38に出力するように構成されている。
この信号伝達切替弁CVの具体的な構造は特に問わないが、その好適例を図2に示す。図示の信号伝達切替弁CVは、円筒状のケーシング62と、その内側に装填されるロータリスプール64とを備え、このロータリスプール64の一方の軸端部に前記操作レバー60が連結されており、当該操作レバー60によってロータリスプール64をその中心軸周りに回転操作することが可能となっている。
前記ケーシング62の周壁には、前記の8個の入力ポートR1〜R8及び出力ポートC1〜C8が当該周壁を径方向に貫通するようにして形成されている。このうち、前記各入力ポートR1〜R8は前記ケーシング62の周方向に45°の間隔をおいて螺旋状に配列されており(図2では入力ポートR4,R8のみ図示)、前記各出力ポートC1〜C8は前記各入力ポートR1〜R8に対向する位置(すなわち入力ポートR1〜R8と軸方向に合致する位置であって周方向に180°離間する位置)に配列されている(図2では出力ポートC4,C8のみ図示)。
一方、前記ロータリスプール64には、45°間隔で計4つの回転角度位置a,b,c,dが設定されており、各位置a,b,c,dにおいて前記各入力ポートR1〜C8をそれぞれ前記表1に示す出力ポートに連通する連通路66が前記ロータリスプール64に穿設されている。
なお、前記各位置a,b,c,dは、操作レバー60を貫通するようにして設けられた位置決めボルト67と、前記ケーシング62の端面に45°間隔で形成された位置決め用ねじ孔68との螺合によって保持される。
さらに、この信号伝達切替弁CVの特徴として、前記出力ポートC7,C8を塞ぐようにして当該出力ポートC7,C8に前記圧力センサ57,58が直結され(図2では圧力センサ58のみ図示)、当該出力ポートC7,C8に伝えられるパイロット圧がそのまま各圧力センサ57,58の圧力感知部に作用し、当該パイロット圧の大きさに対応する電気信号に変換されるようになっている。各圧力センサ57,58の外周面と出力ポートC7,C8の内周面との間には油漏れ防止用のシール部材59が介在し、出力ポートC7,C8に伝達されたパイロット圧が確実に圧力センサ57,58によって電気信号に変換されるようになっている。
なお、本発明に係る信号変換手段は必ずしも信号伝達切替弁CVの出力部に直結されていなくてもよく、例えば当該出力部に配管を介して接続されていてもよい。また、信号伝達変換弁CVが省略される場合には、油圧リモコン弁52の出力ポートに直結するようにしてもよい。
以上説明した装置によれば、操作装置OPに安価な油圧リモコン弁51,52のみを用いながら液圧アクチュエータであるシリンダ26,27,28と電動アクチュエータである旋回電動機15の双方を操作することができる。さらに、信号伝達切替弁CVの切換操作により、各油圧リモコン弁51,52の操作方向とこれに対応する操作対象アクチュエータとの組合わせを信号伝達切替弁CVの操作によって簡単に変更することが可能となる。
例えば、前記信号伝達切替弁CVが位置bに切換えられている場合において、油圧リモコン弁51の操作レバー53が図1の矢印Aの方向に操作されると、その操作方向に対応するパイロット減圧弁56Aから前記操作レバー53の操作量に対応する大きさのパイロット圧が信号伝達切替弁CVの入力ポートR1に入力され、このパイロット圧は同弁CVの出力ポートC1からブームシリンダ制御弁46のパイロット室46aに入力される。これにより同制御弁46が図の下段位置に切換えられ、油圧ポンプ31から吐出される作動油を前記パイロット圧に対応する流量でブームシリンダ26のロッド側室に導くことにより同シリンダ26を収縮させる。
一方、油圧リモコン弁52の操作レバー54が図1の矢印Gの方向に操作されると、その操作方向に対応するパイロット減圧弁56Gから前記操作レバー54の操作量に対応する大きさのパイロット圧が信号伝達切替弁CVの入力ポートR7に入力され、このパイロット圧は同弁CVの出力ポートC7に伝えられるが、この出力ポートC7には圧力センサ57が接続されているので、この圧力センサ57により前記パイロット圧はその大きさに対応する電気信号に変換されてコントローラ38に入力される。このコントローラ38は、前記電気信号に基づいて旋回電動機15の駆動方向及び駆動速度を制御する。
また、前記信号伝達切替弁CVが前記位置bから前記位置aに切換えられた状態で前記と同様に操作レバー54が図1の矢印Gの方向に操作された場合には、前記パイロット減圧弁56Gの出力するパイロット圧は前記入力ポートR7から出力ポートC4を経由してアームシリンダ制御弁48のパイロット室48bに入力されることになり、当該パイロット圧はバケットシリンダ28の伸長操作に寄与することになる。
すなわち、この信号伝達切替弁CVにおいては、その出力ポートC7,C8に圧力センサ57,58を接続しているので、当該切替弁CVの切替操作により、パイロット減圧弁56A〜56Hのうち電動アクチュエータである旋回電動機15の制御に関与する減圧弁を適宜切替えることが可能となっている。
なお、本発明の制御対象となる電動アクチュエータは旋回電動機15に限らず、あるいは旋回電動機15を含めて複数の電動アクチュエータを制御対象として設定してもよい。例えば、図示の装置では、動力変換機36に発電機としての機能と電動機としての機能を併有させ、当該動力変換機36により油圧ポンプ31,32の駆動も行うようにしているが、発電機と電動機とを分離させて各油圧ポンプ31,32に専用の電動機を連結し、これらの電動機を本発明に係る装置の制御対象(電動アクチュエータ)に設定してもよい。
ただし、図例のように電動アクチュエータとして旋回電動機15を具備するようにすれば、その旋回制動時に大きな回生エネルギー(電気エネルギー)を回収することが可能であり、作業機械全体の運転効率を大幅に向上させることが可能になる。
また、本発明は前記信号伝達切替弁CVを具備しない装置、すなわち、操作装置OPと駆動制御装置DCとが直結されている装置にも、有効に適用することが可能であり、その適用によって、安価な液圧式の操作装置を用いながら液圧アクチュエータと電動アクチュエータの双方を制御することができるという効果が得られる。
本発明の実施の形態に係る油圧ショベルの制御装置を示す回路図である。 前記制御装置に設けられる信号伝達切替弁の構造例を示す断面図である。 前記油圧ショベルの外観図である。
符号の説明
10 油圧ショベル(作業機械)
14 上部旋回体
15 旋回電動機(電動アクチュエータ)
20 ブーム
22 アーム
24 バケット
26 ブームシリンダ(液圧アクチュエータ)
27 アームシリンダ(液圧アクチュエータ)
28 バケットシリンダ(液圧アクチュエータ)
31,32 油圧ポンプ
38 コントローラ(電気制御手段)
46 ブームシリンダ制御弁
47 アームシリンダ制御弁
48 バケットシリンダ制御弁
51,52 油圧リモコン弁
53,54 操作レバー(操作部材)
56A,56B,56C,56D,56E,56F,56G,56H パイロット減圧弁
57,58 圧力センサ(信号変換手段)
DC 駆動制御装置
OP 操作装置
CV 信号伝達切替弁

Claims (4)

  1. 液圧アクチュエータと電動アクチュエータとを含む複数のアクチュエータを具備する作業機械に設けられ、前記各アクチュエータの作動を制御する制御装置であって、互いに異なる複数の方向に操作を受ける操作部材を有し、その操作部材の操作方向に応じて複数の液圧信号を出力する操作装置と、この操作装置が出力する液圧信号のうちの一部の液圧信号の入力を受けて前記液圧アクチュエータの作動を制御する液圧制御手段と、同じ操作装置が出力する液圧信号のうち前記液圧制御手段に入力される液圧信号とは別の液圧信号をその液圧に対応する電気信号に変換する信号変換手段と、この信号変換手段により変換された電気信号の入力を受けて前記電動アクチュエータの作動を制御する電気制御手段とを備えたことを特徴とする作業機械の制御装置。
  2. 請求項1記載の作業機械の制御装置において、前記操作装置と前記液圧制御手段及び電気制御手段との間に設けられる信号伝達切替弁を備え、この信号伝達切替弁は、前記操作装置から出力される液圧信号が各々入力される複数の入力部と、これらの入力部に入力される液圧信号がそれぞれ出力される複数の出力部とを有し、これら出力部の一部が前記液圧制御手段に接続され、残りの出力部に当該出力部に出力される液圧信号を電気信号に変換する信号変換手段が接続され、かつ、前記入力部と出力部との組合わせが複数通りに切換可能となるように前記信号伝達切替弁が構成されていることを特徴とする作業機械の制御装置。
  3. 請求項2記載の作業機械の制御装置において、前記信号変換手段は前記信号伝達切替弁の出力部を塞ぐように当該出力部に直結されていることを特徴とする作業機械の制御装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の作業機械の制御装置において、前記電動アクチュエータには、当該作業機械の旋回体を旋回させる旋回電動機を含むことを特徴とする作業機械の制御装置。
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