JP2008082107A - 作業機械の油圧回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】オプションアクチュエータ専用の外部リターン配管を省略する。
【解決手段】メインバルブブロック5にオプションバルブ17を組み込み、選択弁31の切換わり作動により、オプションアクチュエータとしての圧砕シリンダ18とブレーカシリンダ19を駆動する回路の回路状態を、戻り油がオイルクーラー13を経由してタンクTに戻る第1の回路状態と、オイルクーラー13を経由しないで直接タンクTに戻る第2の回路状態との間で切換える。これを前提として、メインバルブブロック5に取付けた選択弁ブロック32にリターン通路33,34を設け、第2の回路状態で、ブレーカシリンダ19からの戻り油をリターン通路34によってメインバルブブロック5のバイパスタンクライン11に導くように構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は破砕機のように二種類の作業装置(たとえば開閉式の圧砕装置とブレーカ)が選択的に取付けられる作業機械の油圧回路に関するものである。
たとえば建築物等を破砕するための破砕機において、用途に応じて作業装置を二種類のうちから選択して使用する場合がある。
図6,7に油圧ショベルを母体として構成される破砕機を例示している。
この破砕機は、クローラ走行式のベースマシン1に起伏、屈伸可能な作業アタッチメント2を装着し、この作業アタッチメント2の先端に、作業の内容に応じて、ニブラと称される開閉式の圧砕装置3(図6)、または振動式のブレーカ4(図7)をオプションとして取付けて構成される。以下、圧砕装置3による作業を圧砕作業、ブレーカ4による作業をブレーカ作業という。
この場合、圧砕装置3とブレーカ4とでは駆動源となる油圧アクチュエータ(オプションアクチュエータ)の種類が異なり、両アクチュエータからの戻り油のルートも異ならせる必要があるため、取付けられる作業装置に応じて回路状態を切換える必要がある。
図8はこの切換機能を持った油圧回路の構成を示す。
破砕機には、標準アクチュエータとして、左右の走行モータ、旋回モータ、ブーム起伏用のブームシリンダほか複数の油圧アクチュエータが設けられ、メインバルブブロック5に、この各標準アクチュエータを個別に制御する複数のコントロールバルブ(図示省略)と、ポンプ6に接続されるポンプライン7と、タンクTに接続されるタンクライン8が設けられる。
タンクライン8は、下流側で、主タンクライン9と、バイパスリリーフ弁10を備えたバイパスタンクライン11とに分岐され、主タンクライン9の外部接続口である主リターンポート12は、オイルクーラー13を備えた主リターン配管14を介してタンクTに、バイパスタンクライン11の外部接続口であるバイパスリターンポート15はバイパスリターン配管16を介してタンクTにそれぞれ接続される。
バイパスリリーフ弁10は、一定以上の背圧で開くバネ付きチェック弁として構成され、このバイパスリリーフ弁10によってオイルクーラー13が高圧から保護される。
また、メインバルブブロック5におけるポンプライン7の下流側に、オプションアクチュエータ用のコントロールバルブとしてのオプションバルブ17が組み込まれ、このオプションバルブ17の操作によって油圧ポンプ6からの油が、圧砕装置3の駆動源である圧砕シリンダ18、またはブレーカ4の駆動源であるブレーカシリンダ19に送られてこれらが作動する。20はオプションバルブ17を操作するペダル式のリモコン弁である。
ここで、圧砕作業時には、一般的な複動シリンダ回路と同様に、圧砕シリンダ18がオプションバルブ17を介した通常のルートで油圧ポンプ6及びタンクTに接続される。
これに対し、ブレーカ作業時には、バイパスリリーフ弁10の背圧やオプションバルブ17の絞り作用による背圧が立つと、ブレーカ4の力が弱くなり、最悪、作動しなくなる。また、オイルクーラー13に脈動を与えるため、オイルクーラー13が破損するおそれがある。
そこで、選択弁21が設けられ、ブレーカ作業時にはこの選択弁21が切換わり作動することにより、オプションアクチュエータ用のリターンライン22が、ブレーカ専用として設けられた外部リターン配管23を介して直接タンクTに接続されるように構成されている。
詳述すると、選択弁21は、メインバルブブロック5に取付けられるアドオン式の選択弁ブロック24に組み込まれ、圧砕作業位置aとブレーカ作業位置bとの間で切換わる油圧パイロット切換弁として構成されている。
25はこの選択弁21を切換制御する電磁弁で、選択弁21のパイロットポート21aに対してパイロット油圧源26からのパイロット圧を遮断する(同ポート21aをタンクTに連通させる)圧砕作業位置イと、パイロットポート21aにパイロット圧を供給するブレーカ作業位置ロとを備えている。
この電磁弁25及び選択弁21は、オペレータによるモード切換スイッチ27の操作(作業選択)によって次のように作動する。
モード切換スイッチ27は、圧砕作業時には操作されない。この状態では、電磁弁25及び選択弁21はそれぞれ図示の圧砕作業位置イ,aにある。
従って、圧砕シリンダ18の両側ラインがいずれもオプションバルブ17を介して油圧ポンプ6及びタンクTに接続された状態(第1の回路状態)となる。
一方、モード切換スイッチ27がオン操作されると、電磁弁25がブレーカ作業位置ロに切換わるため、選択弁21もブレーカ位置bに切換わる。
この状態(第2の回路状態)では、リターンライン22が外部リターン配管23に接続されるため、ブレーカシリンダ19からの戻り油がオプションバルブ17及びタンクライン8を通らずに直接タンクTに戻される。
このように、作業装置の種類に応じてアクチュエータ回路を第1の回路状態と第2の回路状態との間で切換える技術は、特許文献1に示されている。
特開2002−294758号公報
ところが、公知の回路構成によると、標準配管とは別にオプションアクチュエータ(ブレーカ)専用の太くて長い外部リターン配管23(図8中に太線で示す)が必要となるため、配管設計、タンク設計の自由度が狭められるとともに、配管構成が複雑となり、コスト、スペース、メンテナンスそれに美観等、種々の点で不利となる。とくに、配管スペースが増えることから、小旋回型等と称される小型機械に不利となる。
そこで本発明は、オプションアクチュエータ専用の外部リターン配管を省略できる作業機械の油圧回路を提供するものである。
請求項1の発明は、メインバルブブロックに、複数の油圧アクチュエータの作動を制御する複数のコントロールバルブと、油圧ポンプに接続されるポンプラインと、機械に選択的に取付けられる二種類のオプション装置の駆動源である第1及び第2両オプションアクチュエータの共通のコントロールバルブとしてのオプションバルブと、オイルクーラーを介してタンクに接続される主タンクラインと、オイルクーラーを介さずに直接タンクに接続されるバイパスタンクラインとが設けられ、選択弁の切換わり作動により、上記両オプションアクチュエータからの戻り油を上記主タンクライン経由でタンクに戻す第1の回路状態と、同戻り油を直接タンクに戻す第2の回路状態との間で切換えるように構成された作業機械の油圧回路において、上記第2の回路状態で上記オプションアクチュエータからの戻り油を上記メインバルブブロックのバイパスタンクラインに導くように構成されたものである。
請求項2の発明は、請求項1の構成において、オプション装置として、圧砕シリンダを駆動源とする圧砕装置と、ブレーカシリンダを駆動源とするブレーカとが用いられ、圧砕装置使用時に第1の回路状態となり、ブレーカ使用時に第2の回路状態となるように構成されたものである。
請求項3の発明は、請求項1または2の構成において、バイパスタンクラインに一定以上の背圧で開くバイパスリリーフ弁が設けられ、第2の回路状態でオプションアクチュエータからの戻り油を、上記バイパスリリーフ弁よりも下流側でバイパスタンクラインに導くように構成されたものである。
請求項4の発明は、請求項3の構成において、バイパスリリーフ弁、オプションバルブ及び選択弁が、メインバルブブロックにおける主、バイパス両タンクラインの外部配管接続口であるリターンポート近くに設けられたものである。
請求項5の発明は、請求項1乃至4のいずれかの構成において、選択弁が組み込まれた選択弁ブロックが貼付けブロックとしてメインバルブブロックに取付けられ、オプションアクチュエータからの戻り油をバイパスタンクラインに導くオプション用リターン通路がこの選択弁ブロックに設けられたものである。
請求項6の発明は、請求項3または4の構成において、バイパスリリーフ弁の機能を持った選択弁を備え、この選択弁のバイパスリリーフ弁機能が、第1の回路状態で有効となり、第2の回路状態で無効となるように構成されたものである。
本発明によると、メインバルブブロックにオプションバルブが組み込まれ、選択弁の切換わり作動によってオプションアクチュエータ用の駆動回路の回路状態を第1及び第2両回路状態の間で切換える構成を前提として、第2の回路状態(請求項2ではブレーカ使用状態)で、オプションアクチュエータからの戻り油をメインバルブブロックのバイパスタンクラインに導くため、いいかえれば標準アクチュエータ用のタンクラインをオプションアクチュエータ用のタンクラインとして兼用する構成としたから、オプションアクチュエータ専用の外部リターン配管を設ける必要がなくなる。
このため、配管設計、タンク設計の自由度が増すとともに、配管構成を簡略化でき、コスト、スペース、メンテナンス等、種々の点で有利となる。とくに配管スペースを縮小できることで小旋回型などの小型機械に有利となる。
この場合、請求項3の発明によると、第2の回路状態で、オプションアクチュエータからの戻り油がバイパスリリーフ弁よりも下流側でバイパスタンクラインに導かれるため、とくに請求項2のブレーカ使用時にブレーカがバイパスリリーフ弁の背圧を受けて打撃性能が低下する等の弊害を回避できる。
また、請求項4の発明によると、バイパスリリーフ弁、オプションバルブ及び選択弁を、メインバルブブロックにおけるタンクラインの外部配管接続口であるリターンポート近くに集約して設けたから、この三者間を結ぶ通路等を短くできる等、メインバルブブロックの設計、製作の面で有利となる。
請求項5の発明によると、選択弁が組み込まれた選択弁ブロックを貼付けブロックとしてメインバルブブロックに取付け、オプションアクチュエータからの戻り油をバイパスタンクラインに導くオプション用リターン通路をこの選択弁ブロックに設けたから、回路状態の切換機能が不要なユーザー向けには、無駄となる選択弁を選択弁ブロックごと取外すことによって、コストを抑えることができる。
一方、請求項6の発明によると、選択弁がバイパスリリーフ弁を兼ねるため、弁構成を簡略化でき、スペース、コストの点で有利となる。
本発明の実施形態を図1〜図5によって説明する。
以下の実施形態において、次の各点は図8に示す従来回路と同じである。
(i) メインバルブブロック5に、標準アクチュエータ用の複数のコントロールバルブ(図示省略)と、ポンプ6に接続されるポンプライン7と、タンクTに接続されるタンクライン8が設けられる点。
(ii) タンクライン8は、下流側で、主タンクライン9と、バイパスリリーフ弁(オイルクーラー保護のために一定の背圧で開くバネ付きチェック弁)10を備えたバイパスタンクライン11とに分岐され、主タンクライン9の外部接続口である主リターンポート12は、オイルクーラー13を備えた主リターン配管14を介してタンクTに、バイパスタンクライン11の外部接続口であるバイパスリターンポート15はバイパスリターン配管16を介してタンクTにそれぞれ接続される点。
(iii) メインバルブブロック5におけるポンプライン7の下流側に、ペダル式のリモコン弁20によって操作されるオプションバルブ17が組み込まれ、油圧ポンプ6からの油がこのオプションバルブ17経由で圧砕装置3の駆動源である圧砕シリンダ18、またはブレーカ4の駆動源であるブレーカシリンダ19に送られてこれらが作動する点。
第1実施形態(図1,2参照)
圧砕作業とブレーカ作業とに応じて回路状態を切換えるための選択弁31は、従来回路の選択弁21と同様に、圧砕作業位置aとブレーカ作業位置bとの間で切換わる油圧パイロット切換弁として構成され、メインバルブブロック5に取付けられるアドオン式の選択弁ブロック32に組み込まれている。
この選択弁ブロック32、オプションバルブ17及びバイパスリリーフ弁10は、メインバルブブロック5における外部配管接続口である主、バイパス両リターンポート12,15の近くに集約して設けられる。
選択ブロック32には、内部通路として、圧砕作業時用の第1リターン通路33と、ブレーカ作業時用の第2リターン通路34とが設けられ、第1リターン通路33は主タンクライン9に、第2リターン通路34はバイパスリリーフ弁10よりも下流側でバイパスタンクライン11に、それぞれメインバルブブロック5に設けられた接続通路35,36を介して接続されている。
選択弁31を切換制御する電磁弁37は、制御手段としてのコントローラ38からの信号により、選択弁31のパイロットポート31aに対してパイロット油圧源39からのパイロット圧を遮断する圧砕作業位置イと、パイロットポート31aにパイロット圧を供給するブレーカ作業位置ロとの間で切換わる。
この電磁弁37及び選択弁31の圧砕作業位置イ,aで、圧砕シリンダ18からの戻り油がリターンライン22、オプションバルブ17、選択弁31(圧砕作業位置a)、第1リターン通路33、接続通路35、主タンクライン9、主リターン配管14を通って(オイルクーラー13を経由して)タンクTに戻る第1の回路状態となる。
一方、ブレーカ作業位置ロ,bで、ブレーカシリンダ19からの戻り油がリターンライン22、オプションバルブ17、選択弁31(ブレーカ作業位置b)、第2リターン通路34、接続通路36、バイパスタンクライン11、バイパスリターン配管16を通って直接(オイルクーラー13を経由しないで)タンクTに戻る第2の回路状態となる。
電磁弁37を切換制御するコントローラ38には、モード切換スイッチ40のオン・オフ信号と、リモコン弁20の操作を検出する圧力スイッチ41からの信号とが入力され、リモコン弁20が操作され、かつ、モード切換スイッチ40がオン操作されたとき(ブレーカ作業時)にのみ電磁弁37及び選択弁31がブレーカ作業位置ロ,bに切換わるように構成されている。
この油圧回路によると、ブレーカ作業を行う第2の回路状態で、ブレーカシリンダ19からの戻り油を、選択弁ブロック32に設けた第2リターン通路34によってメインバルブブロック5のバイパスタンクライン11に導くため、いいかえれば標準アクチュエータ用のバイパスタンクライン11及びバイパスリターン配管16をブレーカシリンダ19用のタンクライン及び外部リターン配管として兼用する構成としたから、図8に示す従来回路におけるブレーカシリンダ専用の外部リターン配管23を設ける必要がなくなる。
このため、配管設計、タンク設計の自由度が増すとともに、配管構成を簡略化でき、コスト、スペース、メンテナンス、美観の点で有利となる。とくに配管スペースを縮小できることで小旋回型などの小型機械に有利となる。
この場合、第2の回路状態で、ブレーカシリンダ19からの戻り油が、バイパスリリーフ弁10よりも下流側でバイパスタンクライン11に導かれるため、ブレーカ作業時にブレーカシリンダ19がバイパスリリーフ弁10の背圧を受けて打撃性能が低下する等の弊害を回避できる。
また、バイパスリリーフ弁10、オプションバルブ17及び選択弁31を、メインバルブブロック5におけるタンクライン9,11の外部配管接続口であるリターンポート12,15の近くに集約して設けたから、この三者間を結ぶ通路等を短くできる等、メインバルブブロック5の設計、製作の面で有利となる。
さらに、選択弁31が組み込まれた選択弁ブロック32を貼付けブロックとしてメインバルブブロック5に取付け、オプション用リターン通路の一部(第1、第2リターン通路33,34)をこの選択弁ブロック32に設けたから、回路状態の切換機能が不要なユーザー向けには、無駄となる選択弁31を選択弁ブロック32ごと取外すことにより、コストを抑えることができる。
この場合、図2に示すように選択弁ブロック32に代えて連絡通路42を備えたカバー43をメインブロック5に取付ければよい。
なお、電磁弁37を、従来同様、モード切換スイッチ40のオン操作のみを条件として切換わり作動させるようにしてもよい。これは次の第2〜第4各実施形態も同じである。
第2実施形態(図3参照)
第2〜第4各実施形態については第1実施形態との相違点のみを説明する。
第1実施形態においては、オプションバルブ17を、選択弁31及びバイパスリリーフ弁10とともにメインバルブブロック5におけるリターンポート12,15の近く(図の方向性で上側)に配置したのに対し、第2実施形態においては、オプションバルブ17をリターンポート12,15と反対側(図の方向性で下側)に配置している。
また、図示のようにオプションバルブ17のタンクポートをタンクライン8に接続する一方、主タンクライン9に選択弁31を接続し、この選択弁31の出口ポートを第1、第2リターン通路33,34を介して主、バイパス両リターン配管14,16に接続している。
この第2実施形態によっても、基本的に第1実施形態と同じ作用効果を得ることができる。
第3、第4実施形態(図4,5参照)
第3及び第4両実施形態においては、選択弁とバイパスリリーフ弁を一つの弁で構成している。
すなわち、図4に示す第3実施形態では、内部にバイパスリリーフ弁44を備えた選択弁45をメインバルブブロック5のバイパスタンクライン11に組み込み、この選択弁45を、電磁弁37により、バイパスリリーフ弁44が有効となる図示の圧砕作業位置aと、同弁44が無効となるブレーカ作業位置bとの間で切換わり作動するように構成している。
一方、図5に示す第4実施形態においては、油圧パイロット式のバイパスリリーフ弁46を選択弁兼用としてバイパスタンクライン11に設け、同リリーフ弁46を電磁弁37で制御するように構成している。
この場合、電磁弁37は、圧砕作業位置イでパイロット圧をバイパスリリーフ弁46に供給し、ブレーカ作業位置ロでパイロット圧を解除するように構成している。
これにより、バイパスリリーフ弁46が、圧砕作業位置イではバネ力を付与されてバイパスリリーフ機能を果たし、ブレーカ作業位置ロではバネ力が解放されてバイパスリリーフ機能が無効となる。
この第3及び第4両実施形態によると、弁構成を簡略化できるため、スペース、コストの点で有利となる。
なお、ここではオプションバルブ17をリターンポート12,15と反対側に配置した第2実施形態の構成を前提とした場合を例示しているが、この第3、第4両実施形態の構成は、オプションバルブ17をリターンポート12,15に近い側に配置する第1実施形態の構成をとる場合にも適用することができる。
ところで、上記各実施形態では、選択使用される二種類のオプションアクチュエータとして圧砕装置用の圧砕シリンダと、ブレーカ用のブレーカシリンダを用いた場合について説明したが、このオプションアクチュエータの組み合わせは機械の種類や用途等に応じて種々変更することができる。
本発明の第1実施形態を示す回路構成図である。 同実施形態において選択弁ブロックを取外した場合の回路構成図である。 本発明の第2実施形態を示す回路構成図である。 本発明の第3実施形態を示す回路構成図である。 本発明の第4実施形態を示す回路構成図である。 作業アタッチメントに開閉式の圧砕装置を取付けた破砕機の概略側面図である。 作業アタッチメントにブレーカを取付けた破砕機の概略側面図である。 従来の回路構成図である。
符号の説明
5 メインバルブブロック
6 油圧ポンプ
7 ポンプライン
8 タンクライン
9 主タンクライン
10 バイパスリリーフ弁
11 バイパスタンクライン
13 オイルクーラー
14 主タンクラインに接続される主リターン配管
16 バイパスタンクラインに接続されるバイパスリターン配管
12,15 メインバルブブロックのリターンポート
17 オプションバルブ
18 オプションアクチュエータとしての圧砕シリンダ
19 オプションアクチュエータとしてのブレーカシリンダ
31 選択弁
32 選択弁ブロック
33 オプション用第1リターン通路
34 オプション用第2リターン通路
37 選択弁を制御する電磁弁
38 同コントローラ
41 同圧力スイッチ
44 バイパスリリーフ弁
45 選択弁
46 選択弁兼用のバイパスリリーフ弁

Claims (6)

  1. メインバルブブロックに、複数の油圧アクチュエータの作動を制御する複数のコントロールバルブと、油圧ポンプに接続されるポンプラインと、機械に選択的に取付けられる二種類のオプション装置の駆動源である第1及び第2両オプションアクチュエータの共通のコントロールバルブとしてのオプションバルブと、オイルクーラーを介してタンクに接続される主タンクラインと、オイルクーラーを介さずに直接タンクに接続されるバイパスタンクラインとが設けられ、選択弁の切換わり作動により、上記両オプションアクチュエータからの戻り油を上記主タンクライン経由でタンクに戻す第1の回路状態と、同戻り油を直接タンクに戻す第2の回路状態との間で切換えるように構成された作業機械の油圧回路において、上記第2の回路状態で上記オプションアクチュエータからの戻り油を上記メインバルブブロックのバイパスタンクラインに導くように構成されたことを特徴とする作業機械の油圧回路。
  2. オプション装置として、圧砕シリンダを駆動源とする圧砕装置と、ブレーカシリンダを駆動源とするブレーカとが用いられ、圧砕装置使用時に第1の回路状態となり、ブレーカ使用時に第2の回路状態となるように構成されたことを特徴とする請求項1記載の作業機械の油圧回路。
  3. バイパスタンクラインに一定以上の背圧で開くバイパスリリーフ弁が設けられ、第2の回路状態でオプションアクチュエータからの戻り油を、上記バイパスリリーフ弁よりも下流側でバイパスタンクラインに導くように構成されたことを特徴とする請求項1または2記載の作業機械の油圧回路。
  4. バイパスリリーフ弁、オプションバルブ及び選択弁が、メインバルブブロックにおける主、バイパス両タンクラインの外部配管接続口であるリターンポート近くに設けられたことを特徴とする請求項3記載の作業機械の油圧回路。
  5. 選択弁が組み込まれた選択弁ブロックが貼付けブロックとしてメインバルブブロックに取付けられ、オプションアクチュエータからの戻り油をバイパスタンクラインに導くオプション用リターン通路がこの選択弁ブロックに設けられたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の作業機械の油圧回路。
  6. バイパスリリーフ弁の機能を持った選択弁を備え、この選択弁のバイパスリリーフ弁機能が、第1の回路状態で有効となり、第2の回路状態で無効となるように構成されたことを特徴とする請求項3または4記載の作業機械の油圧回路。
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