JP2008213999A - 移動式クレーンの油圧回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】 2系統の2ポンプ合流回路のうちの下流側の2ポンプ合流回路におけるモータを確実に駆動できるようにする。
【解決手段】 1対の油圧ポンプ10aに接続した1対の圧油供給ライン11aと11b上に、補巻用方向制御弁42a及び主巻用方向制御弁43aと、補巻用方向制御弁42b及び主巻用方向制御弁43bをそれぞれ直列に設ける。各補巻用方向制御弁42aと42b同士、各主巻用方向制御弁43aと43b同士は、同一のパイロット圧で作動するようにする。各方向制御弁42a,42b,43a,43bに圧力補償用のリリーフ弁44,45を装備する。下流側に位置する主巻モータ15用の2ポンプ合流回路を形成する各主巻用方向制御弁43a,43bを常に同時に作動させることで、同一の負荷が生じるようにし、一方の方向制御弁43a又は43bを圧油が無負荷で通過する虞を防止させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、1対の油圧ポンプより圧油をそれぞれ導く1対の圧油ラインに、主巻モータを駆動する主巻モータ用の2ポンプ合流回路と、補巻モータを駆動する補巻モータ用の2ポンプ合流回路とを上下流方向に直列に備えてなる移動式クレーンの油圧回路に関するものである。
一般に、移動式クレーンは、図3に示す如く、左右1対のクローラ2を具備した走行体1と、該走行体1の上に旋回可能に搭載された旋回体3と、該旋回体3の上側に起伏可能に支持されたブーム4とを備え、更に、上記旋回体3上には、巻上ドラム5と起伏ドラム6が搭載された構成としてあり、上記巻上ドラム5の駆動により巻上ロープ7の巻き取りと繰り出しを行うことで、吊荷8の昇降を行うことができるようにしてある。又、上記起伏ドラム6の駆動により起伏ロープ9の巻き取りと繰り出しを行うことで、上記ブーム4の起伏を行うことができるようにしてある。
更に、図示してないが、上記走行体1の左右のクローラ2は、左右一対の走行モータの回転によりそれぞれ個別に駆動できるようにしてあり、上記起伏ドラム6は、起伏モータの回転により駆動できるようにしてある。又、上記巻上ドラム5は主巻ウインチ用の主巻ドラムと、補巻ウインチ用の補巻ドラムであり、上記主巻ウインチと補巻ウインチは、それぞれ主巻モータと補巻モータの回転により個別に回転駆動できるようにしてある。なお、上記旋回体3上に、第3モータによって駆動する第3のドラムが搭載される場合もある。
上記したような移動式クレーンの油圧回路としては、該移動式クレーンに装備されている複数のモータを、それぞれ個別の油圧ポンプで駆動するようにした1ポンプ1モータ形式の油圧回路がある。しかし、上記1ポンプ1モータ形式の油圧回路では、ポンプやバルブのサイズが大きくなり、大きなコストアップに繋がるという問題がある。
そのために、近年では、図4及び図5に示す如く、2ポンプ合流回路を備えた形式の移動式クレーンの油圧回路が開発されてきている。すなわち、該形式の移動式クレーンの油圧回路は、図4に示す如く、第1と第2の2つの油圧ポンプ10a,10bを具備すると共に、上記第1の油圧ポンプ10aより圧油を導く圧油供給ライン11a上に、左右の走行モータ12a,12bのうちの一方の走行モータ12aへの圧油の流れを制御する方向制御弁17と、第3モータ13への圧油の流れを制御する方向制御弁18と、可変容量形の主巻モータ15への圧油の流れを制御する主巻1速用方向制御弁19aと、可変容量形の補巻モータ16への圧油の流れを制御する補巻2速用方向制御弁20aが順に設けてある。又、上記第2の油圧ポンプ10bより圧油を導く圧油供給ライン11b上には、他方の走行モータ12bへの圧油の流れを制御する方向制御弁21と、ブーム起伏用の起伏モータ14への圧油の流れを制御する方向制御弁22と、上記主巻モータ15への圧油の流れを制御する主巻2速用方向制御弁19bと、上記補巻モータ16への圧油の流れを制御する補巻1速用方向制御弁20bが順に設けてある。なお、23と24はそれぞれ上記第1と第2の油圧ポンプ10aと10bの吐出圧を制御するためのリリーフ弁である。
更に、主巻ウインチの運転制御を行うための上記主巻モータ15の駆動回路部分を、図5に示す如き構成としてある。すなわち、上記主巻1速用と主巻2速用の2つの方向制御弁19aと19bは、共にセンタバイパス形式の4方向3位置弁として、上記第1及び第2の油圧ポンプ10a及び10bより圧油を導く圧油供給ライン11a及び11b上の所定位置にそれぞれ介装させるように配置して、そのPポートとTポートとが、各圧油供給ライン11a,11bの上流側の部分と下流側の部分にそれぞれ接続してある。又、上記主巻モータ15に一端側が接続してある2本の圧油給排ライン(メイン管路)25と26の他端側を各々2本ずつに分岐させたうちの一方の分岐ライン25aと26aを、上記主巻1速用方向制御弁19aのAポートとBポートにそれぞれ接続し、又、残る他方の分岐ライン25bと26bを、上記主巻2速用方向制御弁19bのAポートとBポートにそれぞれ接続した構成としてある。
又、主巻ウインチの駆動を指令する操作レバー27と、該主巻ウインチ操作レバー27の操作量に応じて巻上側と巻下側のパイロット圧(2次圧)を発生するリモコン弁28とを備え、該リモコン弁28にて発生させた上記巻上側パイロット圧を導くための巻上用パイロットライン29の先端側を2本に分岐させて、各分岐パイロットライン29aと29bの先端部を、上記主巻1速用と主巻2速用の各方向制御弁19aと19bにおける一方のパイロットポートXにそれぞれ接続すると共に、リモコン弁28より上記巻下側パイロット圧を導くための巻下用パイロットライン30の下流側を2本に分岐させて、各分岐パイロットライン30aと30bを、上記主巻1速用と主巻2速用の各方向制御弁19aと19bにおける他方のパイロットポートYにそれぞれ接続した構成としてある。
更に、上記主巻1速用方向制御弁19aと主巻2速用方向制御弁19bとは、それぞれのスプールを作動させるために必要とされる最低パイロット圧力が、或る所定圧力値Pよりも低圧側と高圧側で互いに異なるようにしてある。具体的には、たとえば、上記主巻1速用方向制御弁19aは、或る所定圧力値Pよりも低い圧力領域のパイロット圧が各パイロットポートX,Yに作用すると、該パイロット圧に応じてスプールの切換作動が行われるようにしてあり、パイロット圧が上記所定圧力値Pを超えると、スプールが切換作動されたまま保持されるようにしてある。一方、上記主巻2速用方向制御弁19bは、各パイロットポートX,Yに作用するパイロット圧が上記所定圧力値Pを超える場合にのみ、スプールの切換作動が開始されるようにしてある。これにより、上記主巻ウインチ操作レバー27の操作量が少なくてリモコン弁28にて発生させる巻上側又は巻下側のパイロット圧が上記所定圧力値Pよりも低い間は、上記主巻1速用方向制御弁19aのスプールのみが、PポートとTポートをバイパスさせた中立状態から、P→A接続状態又はP→B接続状態に切り換えられることから、上記第1の油圧ポンプ10aから圧油供給ライン11aを通して導かれる圧油が、上記主巻1速用方向制御弁19aを介して分岐ライン25a又は26aへ送られた後、圧油給排ライン25又は26を経て上記主巻モータ15へ供給されて、該主巻モータ15が、1ポンプ分の比較的少ない圧油量で駆動されるようにしてある。
その後、上記主巻ウインチ操作レバー27の操作量が大きくなって、上記リモコン弁28にて発生させる巻上側又は巻下側のパイロット圧が上記所定圧力値Pよりも高くなると、上記主巻1速用方向制御弁19aに加えて上記主巻2速用方向制御弁19bでもスプールの切換作動が行われるようになる。そのため、上記第1の油圧ポンプ10aから圧油供給ライン11aを通して導かれた後、上記主巻1速用方向制御弁19aを介して分岐ライン25a又は26aへ送られる圧油に加えて、上記第2の油圧ポンプ10bから圧油供給ライン11bを通して導かれた後、上記主巻2速用方向制御弁19bを介して分岐ライン25b又は26bへ送られる圧油も、上記圧油給排ライン25又は26を介して主巻モータ15へ供給できることから、該主巻モータ15を、2ポンプ分の圧油を合流させて増加させた圧油量で駆動することができるようにしてある。
なお、31は上記各主巻1速用及び主巻2速用の方向制御弁19a,19bと、主巻モータ15との間に介装されるカウンターバランス弁である。32は上記主巻モータ15の容量を制御するモータ容量制御装置である。33は上記圧油供給ライン11aと11bの下流側端部まで導かれた圧油を合流させて油タンク34へ導くための圧油戻しライン、35はパイロット油圧源である。
更に又、補巻ウインチの運転制御を行うための図4に示した如き上記補巻モータ16の駆動回路部分についても、上記図5に示した主巻モータ15の駆動回路部分と同様の構成の2ポンプ合流回路とすることが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
したがって、上記した主巻モータ15へ圧油を供給する2ポンプ合流回路と、補巻モータ16へ圧油を供給する2ポンプ合流回路を共に備えた移動式クレーンの油圧回路の具体的構成は、図6に示す如きものとなる。
すなわち、図5に示したと同様の構成における第1の油圧ポンプ10aより圧油を導く圧油供給ライン11a上における上記主巻1速用方向制御弁19aの下流側位置に、補巻2速用方向制御弁20aを設けると共に、第2の油圧ポンプ10bより圧油を導く圧油供給ライン11b上における主巻2速用方向制御弁19bよりも下流側位置に、補巻1速用方向制御弁20bが設けてある。
更に、上記補巻1速用と補巻2速用の各方向制御弁20bと20aは、それぞれ上記主巻1速用と主巻2速用の方向制御弁19aと19bと同様のセンタバイパス形式の4方向3位置弁としてあり、該各方向制御弁20bと20aは、上記圧油供給ライン11bと11a上の所定位置にそれぞれ介装させるように配置して、そのPポートとTポートが、上記圧油供給ライン11bと11aの上流側の部分戸下流側の部分にそれぞれ接続してある。
上記補巻1速用方向制御弁20bのAポートとBポートには、上記補巻モータ16に一端側を接続してある2本の圧油給排ライン(メイン管路)36と37の他端側を各々2本ずつに分岐させたうちの一方の分岐ライン36bと37bをそれぞれ接続し、又、上記補巻2速用方向制御弁20aのAポートとBポートには、上記各圧油給排ライン36と37の残る他方の分岐ライン36aと37aがそれぞれ接続してある。
又、図示しない補巻ウインチの駆動を指令する操作レバーの操作量に応じてリモコン弁(図示せず)にて発生させる巻上側のパイロット圧(2次圧)を導くための巻上用パイロットライン38の先端側を2本に分岐させて、各分岐パイロットライン38aと38bの先端部を、上記補巻2速用と補巻1速用の各方向制御弁20aと20bにおける一方のパイロットポートXにそれぞれ接続すると共に、上記リモコン弁(図示せず)より巻下側パイロット圧を導くための巻下用パイロットライン39の下流側を2本に分岐させて、各分岐パイロットライン39aと39bを、上記各方向制御弁20aと20bにおける他方のパイロットポートYにそれぞれ接続するようにしてある。
更に、上記補巻1速用方向制御弁20bと補巻2速用方向制御弁20aとは、それぞれのスプールを作動させるために必要とされる最低パイロット圧力が、或る所定圧力値Qよりも低圧側と高圧側で互いに異なるようにしてある。具体的には、たとえば、上記補巻1速用方向制御弁20bは、或る所定圧力値Qよりも低い圧力領域のパイロット圧が各パイロットポートX,Yに作用すると、該パイロット圧に応じてスプールの切換作動が行われるようにしてあり、パイロット圧が上記所定圧力値Qを超えると、スプールが切換作動されたまま保持されるようにしてある。一方、上記補巻2速用方向制御弁20aは、各パイロットポートX,Yに作用するパイロット圧が上記所定圧力値Qを超える場合にのみ、スプールの切換作動が開始されるようにしてある。これにより、上記図示しない補巻ウインチ操作レバーの操作量が少なくてリモコン弁にて発生させる巻上側又は巻下側のパイロット圧が上記所定圧力値Qよりも低い間は、上記補巻1速用方向制御弁20bのスプールのみが、PポートとTポートをバイパスさせた中立状態から、P→A接続状態又はP→B接続状態に切り換えられることから、上記第2の油圧ポンプ10bから圧油供給ライン11bを通して導かれる圧油が、上記補巻1速用方向制御弁20bを介して分岐ライン36b又は37bへ送られた後、圧油給排ライン36又は37を経て上記補巻モータ16へ供給されて、該補巻モータ16が、1ポンプ分の比較的少ない圧油量で駆動されるようにしてある。
その後、上記図示しない補巻ウインチ操作レバーの操作量が大きくなって、上記リモコン弁にて発生させる巻上側又は巻下側のパイロット圧が上記所定圧力値Qよりも高くなると、上記補巻1速用方向制御弁20bに加えて上記補巻2速用方向制御弁20aでもスプールの切換作動が行われるようになる。そのため、上記第2の油圧ポンプ10bから圧油供給ライン11bを通して導かれた後、上記補巻1速用方向制御弁20bを介して分岐ライン36b又は37bへ送られる圧油に加えて、上記第1の油圧ポンプ10aから圧油供給ライン11aを通して導かれた後、上記補巻2速用方向制御弁20aを介して分岐ライン36a又は37aへ送られる圧油も、上記圧油給排ライン36又は37を介して補巻モータ16へ供給できることから、該補巻モータ16を、2ポンプ分の圧油を合流させて増加させた圧油量で駆動することができるようにしてある。
なお、40は上記補巻1速用及び補巻2速用の各方向制御弁20b,20aと、補巻モータ16との間に介装させるカウンターバランス弁、41は各油圧ポンプ10a,10bを駆動するエンジンをそれぞれ示す。
その他、図6において図5に示したものと同一のものには同一符号が付してある。
特開2004−292102号公報
ところが、上記従来提案されている2ポンプ合流回路を備えた形式の移動式クレーンの油圧回路では、主巻モータ15の駆動用と補巻モータ16の駆動用の2系統の2ポンプ合流回路が、1対の油圧ポンプ10a,10bより圧油を導く圧油供給ライン11a,11bに、上下流方向に直列に設けてあり、且つ上記主巻モータ15への圧油の流れは、低いパイロット圧でスプールが作動する主巻1速用方向制御弁19aと、より高いパイロット圧を要求する主巻2速用方向制御弁19bを用いて制御するようにしてあると共に、上記補巻モータ16への圧油の流れは、低いパイロット圧でスプールが作動する補巻1速用方向制御弁20bと、より高いパイロット圧を要求する補巻2速用方向制御弁20aを用いて制御するようにしてあることから、以下のような問題が生じる。すなわち、図7に示すように、上記2系統の2ポンプ合流回路のうち、上流側に位置する主巻モータ15用の2ポンプ合流回路にて、上記主巻1速用及び主巻2速用の方向制御弁19aと19bのスプールを、たとえば、P→A接続状態に共に切換作動させて、各分岐ライン25a,25bと圧油給排ライン25を経て上記主巻モータ15へ圧油を供給して、該主巻モータ15を上記2つの油圧ポンプ10a,10b分の圧油量で駆動させる一方、下流側に位置する補巻モータ16用の2ポンプ合流回路にて、補巻1速用方向制御弁20bのみを作動させて、上記補巻モータ16を片方の油圧ポンプ10bからの圧油のみで駆動しようとすると、補巻2速用方向制御弁20aではスプールが中立位置に保持されるため負荷が生じない。
そのため、上記主巻モータ15の駆動に供された後の圧油の戻り側では、図7に矢印fで示すように、圧油が圧油給排ライン26から、分岐ライン26aを通して主巻1速用方向制御弁19aの方へのみ流れた後、上記補巻2速用方向制御弁20aを無負荷で通過して、圧油戻しライン33を経て油タンク34へ戻ってしまう。したがって、上記補巻1速用方向制御弁20bが切換作動されているにもかかわらず、上記補巻モータ16による補巻ウインチの駆動ができなくなってしまうというのが実状である。
そこで、本発明は、1対の油圧ポンプより圧油を導く圧油供給ラインに上記主巻モータ駆動用と補巻モータ駆動用の2系統の2ポンプ合流回路を上下流方向に直列に備えていても、上記主巻モータと補巻モータを必要に応じて確実に駆動できるようにする移動式クレーンの油圧回路を提供しようとするものである。
本発明は、上記課題を解決するために、請求項1に係る発明に対応するものとして、1対の油圧ポンプにそれぞれ接続してある1対の圧油供給ラインに、主巻モータ用と補巻モータ用の2系統の2ポンプ合流回路を直列に備えた移動式クレーンの油圧回路において、上記各圧油供給ライン上に設けた上記各2ポンプ合流回路への圧油の流れを制御するための主巻用と補巻用の各1対の方向制御弁を、同一のパイロット圧で作動するようにした構成とする。
又、請求項2に係る発明に対応するものとして、第1の油圧ポンプに接続した圧油供給ライン上に、主巻モータへの圧油の流れを制御する第1の主巻用方向制御弁と、補巻モータへの圧油の流れを制御する第1の補巻用方向制御弁を直列に設けると共に、第2の油圧ポンプに接続した圧油供給ライン上に、主巻モータへの圧油の流れを制御する上記第1の主巻用方向制御弁と同一のパイロット圧で作動する第2の主巻用方向制御弁と、上記第1の補巻用方向制御弁と同一のパイロット圧で作動する第2の補巻用方向制御弁を直列に設け、上記第1と第2の各主巻用方向制御弁に、主巻モータに接続してある2本の圧油給排ラインを並列に接続し、且つ上記第1と第2の各補巻用方向制御弁に、補巻モータに接続してある2本の圧油給排ラインを並列に接続した構成とする。
更に、上記各構成において、各主巻用方向制御弁と各補巻用方向制御弁に、圧力補償用のリリーフ弁を個別に備えるようにした構成とする。
本発明の移動式クレーンの油圧回路によれば、次の如き優れた効果を発揮する。
(1)1対の油圧ポンプより圧油をそれぞれ導く圧油供給ラインに主巻モータ用と補巻モータ用の2系統の2ポンプ合流回路を直列に備えた移動式クレーンの油圧回路において、下流側に位置する2ポンプ合流回路への圧油の流れを制御するために上記各圧油供給ライン上に設ける1対の方向制御弁を、同一のパイロット圧で作動するようにした構成、具体的には、第1の油圧ポンプに接続した圧油供給ライン上に、主巻モータへの圧油の流れを制御する第1の主巻用方向制御弁と、補巻モータへの圧油の流れを制御する第1の補巻用方向制御弁を上下流方向に直列に設けると共に、第2の油圧ポンプに接続した圧油供給ライン上に、主巻モータへの圧油の流れを制御する上記第1の主巻用方向制御弁と同一のパイロット圧で作動する第2の主巻用方向制御弁と、上記第1の補巻用方向制御弁と同一のパイロット圧で作動する第2の補巻用方向制御弁を、上記第1の主巻用及び補巻用の各方向制御弁と同じ順序で直列に設け、上記第1と第2の各主巻用方向制御弁に、主巻モータに接続してある2本の圧油給排ラインを並列に接続し、且つ上記第1と第2の各補巻用方向制御弁に、補巻モータに接続してある2本の圧油給排ラインを並列に接続した構成としてあるので、各主巻用方向制御弁を介して主巻モータへの圧油の流れを制御する2ポンプ合流回路と、各補巻用方向制御弁を介して補巻モータへの圧油の流れを制御する2ポンプ合流回路のうち、下流側に位置することとなる2ポンプ合流回路における2つの主巻用又は補巻用の各方向制御弁を、同一のパイロット圧で作動するようにしてあるため、該下流側の2ポンプ合流回路における各方向制御弁は同時に操作することができて、同一の負荷を生じさせることができる。したがって、該下流側の2ポンプ合流回路における片方の方向制御弁のみを圧油が無負荷で通過することがなくなるため、該下流側の2ポンプ合流回路に接続されている主巻モータ又は補巻モータを、必要に応じて確実に駆動することができることから、主巻及び補巻の各モータの駆動する際に2ポンプ分の馬力を生かすことが可能になる。
(2)各主巻用方向制御弁と各補巻用方向制御弁に、圧力補償用のリリーフ弁を個別に備えるようにした構成とすることにより、上記各主巻用方向制御弁及び各補巻用方向制御弁の圧力補償を行うことで、主巻ウインチ操作用や補巻ウインチ操作用の各操作レバーのレバーストロークに応じて主巻モータや補巻モータへ供給する圧油の流量の増加を制限し、複数のモータを同時に動かす場合や、微操作を行う場合の操作性を損なわないようにすることが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を参照して説明する。
図1及び図2は、本発明の移動式クレーンの油圧回路として、図3に示したと同様の構成としてある移動式クレーンに適用する油圧回路を示すもので、第1の油圧ポンプ10aより圧油を導く圧油供給ライン11a上に、図示しない一方の走行モータへの圧油の流れを制御するための走行用方向制御弁、及び、第3モータへの圧油の流れを制御するための第3モータ用の方向制御弁と、補巻モータ16への圧油の流れを制御する第1の補巻用方向制御弁42aと、主巻モータ15への圧油の流れを制御する第1の主巻用方向制御弁43aとを直列に設ける。又、第2の油圧ポンプ10bより圧油を導く圧油供給ライン11b上に、図示しない他方の走行モータへの油圧の流れを制御するための走行用方向制御弁、及び、起伏モータへの圧油の流れを制御する起伏用方向制御弁と、補巻モータ16への圧油の流れを制御するための上記第1の補巻用方向制御弁42aと同一のパイロット圧で作動する第2の補巻用方向制御弁42bと、主巻モータ15への圧油の流れを制御するための上記第1の主巻用方向制御弁43aと同一のパイロット圧で作動する第2の主巻用方向制御弁43bとを直列に設ける。
上記各補巻用方向制御弁42aと42bのAポートには、図6に示したものと同様に、補巻モータ16に接続してある2本の圧油給排ライン36及び37のうち、一方の圧油給排ライン36を2本に分岐させた各分岐ライン36a,36bをそれぞれ接続し、又、Bポートには、他方の圧油給排ライン37を2本に分岐させた各分岐ライン37a,37bをそれぞれ接続する。
又、上記各補巻用方向制御弁42aと42bの一方のパイロットポートXには、図示しない補巻ウインチの駆動を指令する操作レバーの操作量に応じて巻上側と巻下側のパイロット圧を発生させるリモコン弁(図示せず)より巻上側のパイロット圧を導くための巻上用パイロットライン38の先端側を2本に分岐させた分岐パイロットライン38a,38bの先端部をそれぞれ接続し、且つ他方のパイロットポートYには、上記リモコン弁(図示せず)より巻下側パイロット圧を導くための巻下用パイロットライン39の先端側を2本に分岐させた分岐パイロットライン39a,39bの先端部をそれぞれ接続する。
上記各主巻用方向制御弁43aと43bのAポートには、図6に示したものと同様に、主巻モータ15に接続してある2本の圧油給排ライン25及び26のうち、一方の圧油給排ライン25を2本に分岐させた各分岐ライン25a,25bをそれぞれ接続し、又、Bポートには、他方の圧油給排ライン26を2本に分岐させた各分岐ライン26a,26bをそれぞれ接続する。
又、上記各主巻用方向制御弁43aと43bの一方のパイロットポートXには、図示しない主巻ウインチの駆動を指令する操作レバーの操作量に応じて巻上側と巻下側のパイロット圧を発生させるリモコン弁(図示せず)より巻上側のパイロット圧を導くための巻上用パイロットライン29の先端側を2本に分岐させた分岐パイロットライン29a,29bの先端部をそれぞれ接続し、且つ他方のパイロットポートYには、上記リモコン弁(図示せず)より巻下側パイロット圧を導くための巻下用パイロットライン30の先端側を2本に分岐させた分岐パイロットライン30aと30bをそれぞれ接続する。
更に、上記各補巻用方向制御弁42aと42bには、該各補巻用方向制御弁42a,42bを中立位置から補巻モータ16への圧油供給状態へ切り換えたときに、該各方向制御弁42aと42bの間に形成されている補巻モータ16用の2ポンプ合流回路の回路内の圧力を所要の設定圧力に保持して圧力補償を行うためのリリーフ弁44を個別に設ける。
又、上記各主巻用方向制御弁43aと43bにも、該各主巻用方向制御弁43a,43bを中立位置から主巻モータ15への圧油供給状態へ切り換えたときに、該各方向制御弁43aと43bの間に形成されている主巻モータ15用の2ポンプ合流回路の回路内の圧力を所要の設定圧力に保持して圧力補償を行うためのリリーフ弁45を個別に設ける。
その他、図6に示したものと同一のものには同一符号が付してある。なお、図示してないが、上記主巻モータ15と補巻モータ16には、図5に示したと同様のモータ容量制御装置を装備しているものとする。
以上の構成としてある本発明の移動式クレーンの油圧回路を使用する場合、図示しない補巻ウインチ操作レバーを巻上側に操作すると、その操作量に応じて発生するようにしてある巻上側のパイロット圧が巻上用パイロットライン38より各分岐ライン38aと38bを経て第1と第2の各補巻用方向制御弁42a,42bのパイロットポートXへ伝えられる。これにより、同一のパイロット圧で作動するようにしてある上記各補巻用方向制御弁42aと42bのスプールが、図1に示した如きP→T接続された中立状態より、図2に示す如く、図上、下方向に作動させられて共にP→A接続で且つB→T接続状態に共に切り換えられる。これにより、1対の油圧ポンプ10aと10bより圧油供給ライン11aと11bをそれぞれ通して上記各補巻用方向制御弁42aと42bのPポートへ導かれた圧油は、該各補巻用方向制御弁42aと42bのAポートから、各分岐ライン36aと36b通して一方の圧油給排ライン36へ導かれることで合流された後、該一方の圧油給排ライン36を経て補巻モータ16へ供給されるため、該補巻モータ16が2ポンプ分の圧油によって図示しない補巻ウインチの巻上側へ駆動される。その後、上記補巻モータ16の駆動に供された後の圧油は、他方の圧油給排ライン37を経た後、該圧油給排ライン37の分岐ライン37aと37bへ分配されて各補巻用方向制御弁42aと42bのBポートへそれぞれ戻され、しかる後、該各補巻用方向制御弁42aと42bのTポートから、圧油供給ライン11aと11bを通してそれぞれの下流側に配設されている第1と第2の各主巻用方向制御弁43aと43b側へ導かれる。
一方、上記図示しない補巻ウインチ操作レバーを巻下側に操作すると、その操作量に応じて発生させるようにしてある巻下側のパイロット圧が巻下用パイロットライン39より各分岐ライン39aと39bを経て上記第1と第2の各補巻用方向制御弁42aと42bのパイロットポートYへそれぞれ伝えられる。これにより、同一のパイロット圧で作動するようにしてある上記各補巻用方向制御弁42aと42bのスプールが、共にP→B接続で且つA→T接続状態に切り換えられることから、1対の油圧ポンプ10aと10bより圧油供給ライン11aと11bをそれぞれ通して上記各補巻用方向制御弁42aと42bのPポートへ導かれた圧油は、該各補巻用方向制御弁42aと42bのBポートから、各分岐ライン37aと37bを通して導かれて合流された後、他方の圧油給排ライン37を経て補巻モータ16へ供給されることで、該補巻モータ16が2ポンプ分の圧油によって図示しない補巻ウインチの巻下側へ駆動される。その後、上記補巻モータ16の駆動に供された後の圧油は、一方の圧油給排ライン36を経た後、分岐ライン36aと36bへ分配されて各補巻用方向制御弁42aと42bのAポートへ戻され、しかる後、上記と同様に、該各補巻用方向制御弁42aと42bのTポートから、圧油供給ライン11aと11bを通して下流側に配されている上記第1と第2の主巻用方向制御弁43aと43b側へ導かれる。
又、図示しない主巻ウインチ操作レバーを巻上側に操作すると、その操作量に応じて発生するようにしてある巻上側のパイロット圧が巻上用パイロットライン29より各分岐ライン29aと29bを経て第1と第2の各主巻用方向制御弁43aと43bのパイロットポートXへそれぞれ伝えられる。これにより、同一のパイロット圧で作動するようにしてある上記第1と第2の各主巻用方向制御弁43aと43bのスプールが、図1に示した如きP→T接続された中立状態より、図2に示す如く、図上、上方向に作動させられて共にP→A接続で且つB→T接続状態に切り換えられる。これにより、1対の油圧ポンプ10aと10bより圧油供給ライン11aと11bをそれぞれ通して上記各補巻用方向制御弁42aと42bを経た後、上記第1と第2の各主巻用方向制御弁43aと43bのPポートへ導かれた圧油は、該各主巻用方向制御弁43aと43bのAポートから、各分岐ライン25aと25bを通して導かれて合流された後、一方の圧油給排ライン25を経て主巻モータ15へ供給され、該主巻モータ15が2ポンプ分の圧油によって図示しない主巻ウインチの巻上側へ駆動される。その後、上記主巻モータ15の駆動に供された後の圧油は、他方の圧油給排ライン26を経た後、各分岐ライン26aと26bへ分配されて各主巻用方向制御弁43aと43bのBポートへ戻され、しかる後、該各主巻用方向制御弁43aと43bのTポートから、下流側の圧油供給ライン11aと11bを通して圧油戻しライン33へ導かれて合流された後、該油戻しライン33を経て油タンクへ戻される。
一方、上記図示しない主巻ウインチ操作レバーを巻下側に操作すると、その操作量に応じて発生させるようにしてある巻下側のパイロット圧が巻下用パイロットライン30より各分岐ライン30aと30bを経て上記第1と第2の各主巻用方向制御弁43aと43bのパイロットポートYへ伝えられる。これにより、同一のパイロット圧で作動するようにしてある上記第1と第2の各主巻用方向制御弁30aと30bのスプールが、共にP→B接続で且つA→T接続状態に切り換えられることから、1対の油圧ポンプ10aと10bより圧油供給ライン11aと11bを通して上記各補巻用方向制御弁43aと43bへ導かれた圧油は、該主巻用方向制御弁43aと43bのBポートから、各分岐ライン26aと26bを通して導かれて合流された後、他方の圧油給排ライン26を経て主巻モータ15へ供給されるため、該主巻モータ15が2ポンプ分の圧油によって図示しない主巻ウインチの巻下側へ駆動される。その後、上記主巻モータ15の駆動に供された後の圧油は、一方の圧油給排ライン25を経た後、各分岐ライン25aと25bへ分配されて各主巻用方向制御弁43aと43bのAポートへ戻され、しかる後、上記と同様に、該各主巻用方向制御弁43aと43bのTポートから、下流側の圧油供給ライン11aと11b及び圧油戻しライン33を経て油タンク34へ戻される。
なお、上記主巻モータ15及び補巻モータ16を高速で動かす場合には、モータの傾転角を変化させるようにすればよい。
このように、本発明の移動式クレーンの油圧回路によれば、補巻モータ16用の2ポンプ合流回路の下流側に設けてある主巻モータ15用の2ポンプ合流回路を構成するための第1と第2の2つの主巻用方向制御弁43aと43bを、同一のパイロット圧で作動するようにしてあるため、主巻モータ15へ圧油供給を行う際には、上記第1と第2の各主巻用方向制御弁43aと43bには、同時に同一の負荷が生じるようになる。このために、上流側に位置する上記補巻モータ16用の2ポンプ合流回路にて、第1と第2の補巻用方向制御弁42aと42bを共に作動させた状態で補巻モータ16の駆動を行う際、該補巻モータ16の駆動に供された後の圧油は、圧油給排ライン36又は37を経た後、分岐ライン36aと36b又は37aと37bへ均等に分配されて第1と第2の各補巻用方向制御弁42aと42bのBポート又はAポートへ戻され、しかる後、該各補巻用方向制御弁42aと42bのTポートから、圧油供給ライン11aと11bを通してそれぞれの下流側に配設されている2つの各主巻用方向制御弁43aと43bへ確実に且つ均等に導くことができる。したがって、上記主巻モータ15と補巻モータ16を必要に応じて確実に駆動することができることから、2ポンプ分の馬力を生かして各モータ15と16の駆動を実施することが可能になる。
更に、上記各主巻用方向制御弁43a,43b及び各補巻用方向制御弁42a,42bには個別のリリーフ弁44及び45を設けて圧力補償を行うようにしてあるため、主巻ウインチ操作用や補巻ウインチ操作用の各操作レバー(図示せず)のレバーストロークによる流量の増加を制限し、複数のモータを同時に動かす場合や、微操作を行う場合の操作性を損なわないようにすることが可能となる。
なお、本発明は、上記実施の形態のみに限定されるものではなく、補巻モータ16用の2ポンプ合流回路と主巻モータ15用の2ポンプ合流回路の圧油供給ライン11a,11bに対する上下流方向の位置を逆にしてもよい。
その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明の移動式クレーンの油圧回路の実施の一形態を示す概要図である。 図1の油圧回路を用いて主巻モータ及び補巻モータへ圧油供給を行う状態を示す図である。 移動式クレーンの概要を示す側面図である。 従来提案されている2ポンプ合流回路を備えた形式の移動式クレーンの油圧回路の一例を示す概要図である。 図4の油圧回路における主巻モータの駆動回路部分を示す概要図である。 主巻モータ用と補巻モータ用の2系統の2ポンプ合流回路を備えた油圧回路を示す概要図である。 図6の油圧回路を用いて主巻モータへ2ポンプ合流の圧油を供給した状態で、補巻1速用方向制御弁を切り換えた状態を示す概要図である。
符号の説明
10a 第1の油圧ポンプ
10b 第2の油圧ポンプ
11a,11b 圧油供給ライン
15 主巻モータ
16 補巻モータ
25 圧油給排ライン
25a,25b 分岐ライン
26 圧油給排ライン
26a,26b 分岐ライン
29 巻上用パイロットライン
29a,29b 分岐パイロットライン
30 巻下用パイロットライン
30a,30b 分岐パイロットライン
36 圧油給排ライン
36a,36b 分岐ライン
37 圧油給排ライン
37a,37b 分岐ライン
38 巻上用パイロットライン
38a,38b 分岐パイロットライン
39 巻下用パイロットライン
39a,39b 分岐パイロットライン
42a,42b 補巻用方向制御弁
43a,43b 主巻用方向制御弁
44 リリーフ弁
45 リリーフ弁

Claims (3)

  1. 1対の油圧ポンプにそれぞれ接続してある1対の圧油供給ラインに、主巻モータ用と補巻モータ用の2系統の2ポンプ合流回路を直列に備えた移動式クレーンの油圧回路において、上記各圧油供給ライン上に設けた上記各2ポンプ合流回路への圧油の流れを制御するための主巻用と補巻用の各1対の方向制御弁を、同一のパイロット圧で作動するようにした構成を有することを特徴とする移動式クレーンの油圧回路。
  2. 第1の油圧ポンプに接続した圧油供給ライン上に、主巻モータへの圧油の流れを制御する第1の主巻用方向制御弁と、補巻モータへの圧油の流れを制御する第1の補巻用方向制御弁を直列に設けると共に、第2の油圧ポンプに接続した圧油供給ライン上に、主巻モータへの圧油の流れを制御する上記第1の主巻用方向制御弁と同一のパイロット圧で作動する第2の主巻用方向制御弁と、上記第1の補巻用方向制御弁と同一のパイロット圧で作動する第2の補巻用方向制御弁を直列に設け、上記第1と第2の各主巻用方向制御弁に、主巻モータに接続してある2本の圧油給排ラインを並列に接続し、且つ上記第1と第2の各補巻用方向制御弁に、補巻モータに接続してある2本の圧油給排ラインを並列に接続した構成を有することを特徴とする移動式クレーンの油圧回路。
  3. 各主巻用方向制御弁と各補巻用方向制御弁に、圧力補償用のリリーフ弁を個別に備えるようにした請求項1又は2記載の移動式クレーン油圧回路。
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